JPH0692330A - 包装袋の密封不良品検出装置 - Google Patents

包装袋の密封不良品検出装置

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JPH0692330A
JPH0692330A JP28325291A JP28325291A JPH0692330A JP H0692330 A JPH0692330 A JP H0692330A JP 28325291 A JP28325291 A JP 28325291A JP 28325291 A JP28325291 A JP 28325291A JP H0692330 A JPH0692330 A JP H0692330A
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roller
pressure roller
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Takeyoshi Ninomiya
健嘉 二宮
Toshihiro Imazu
利弘 今津
Koji Morigaki
浩二 森垣
Masabumi Takemoto
正文 武本
隆幸 ▲すぎ▼本
Takayuki Sugimoto
Kazuhiro Shimatani
和博 島谷
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K M SEISAKUSHO KK
House Foods Corp
Nippon Steel Corp
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K M SEISAKUSHO KK
House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連続的に包装袋の密封不良を検出することがで
き、かつ内容物の破損を有効に防止し得る包装袋の密封
不良品検出装置を提供することである。 【構成】(a)包装袋を連続的に搬送する搬送路、
(b)上記搬送路の上方に該搬送路の進行方向に沿って
配設された一対の無端ベルト、(c)上記一対の無端ベ
ルトの間に設けられ、搬送路からの高さが、上記搬送路
からの無端ベルトまでの高さより高くなるように設けら
れた加圧ローラ、(d)上記搬送路上で上記加圧ローラ
より下流側に配設された包装袋の厚さを検知するローラ
ー式変位センサー、及び、(e)上記ローラー式変位セ
ンサーにより得られた値が所定の範囲にあるか否かを判
定する回路を有することを特徴とする包装袋の密封不良
品検出装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装袋の密封不良及び
ピンホール等を連続的に検出することができる包装袋の
密封不良品検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
包装袋の密封不良及びピンホール等の存在(以下、単に
包装袋の密封不良という)を検出するための装置として
は、搬送路の上方に加圧ローラー及び該加圧ローラーの
下流にローラー式変位計を設け、加圧ローラーによる加
圧処理後に包装袋の厚さを検知して、密封不良を連続的
に検出するものがある。
【0003】しかしながら、従来の上記装置では、包装
袋の内容物がスナック菓子等の破損し易いものである場
合には、加圧ローラーによる加圧の際に内容物の破損を
招き、商品価値を損なうとの問題がある。
【0004】一方、特開昭61−81930号には、包
装袋を柔軟性を有する中空体を介して加圧し、包装袋に
密封不良がある場合にのみ現れる該中空体の圧力変化を
検知して、包装袋の密封不良を検出する装置について開
示がある。これは、加圧時に包装袋を搬送路途中で静止
させねばならず、処理能力の点で問題があった。また、
特開昭64−12240号には、平板により包装袋を加
圧することにより、包装袋の密封不良を検出する装置に
ついて開示がある。これは、上記特開昭61−8193
0号と同様に加圧時に包装袋を搬送路途中で静止させね
ばならず、処理能力の点で問題があり、加圧時の内容物
の破損のおそれもある。
【0005】本発明は、連続的に包装袋の密封不良を検
出することができ、かつ内容物の破損を有効に防止し得
る包装袋の密封不良品検出装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)包装袋
を連続的に搬送する搬送路、(b)上記搬送路の上方に
該搬送路の進行方向に沿って配設された一対の無端ベル
ト、(c)上記一対の無端ベルトの間に設けられ、搬送
路からの高さが、上記搬送路からの無端ベルトまでの高
さより高くなるように設けられた加圧ローラ、(d)上
記搬送路上で上記加圧ローラより下流側に配設された包
装袋の厚さを検知するローラー式変位センサー、及び
(e)上記ローラー式変位センサーにより得られた値が
所定の範囲にあるか否かを判定する回路を有することを
特徴とする包装袋の密封不良品検出装置である。
【0007】本発明はまた、(a)包装袋を連続的に搬
送する搬送路、(b)上記搬送路の上方に該搬送路の進
行方向に沿って配設された一対の無端ベルト、(c)上
記一対の無端ベルトの間に設けられ、搬送路からの高さ
が、上記搬送路からの無端ベルトまでの高さより高くな
るように設けられた加圧ローラ、(d)上記搬送路上で
上記加圧ローラより上流側に配設された包装袋の厚さを
検知するローラー式第1変位センサー、(e)上記搬送
路の上記加圧ローラより下流側に配設された包装袋の厚
さを検知するローラー式第2変位センサー、及び(f)
ローラー式第1変位センサーの検出値とローラー式第2
変位センサーの検出値を比較してその差から密封不良を
判別する判別手段を有すること特徴とする包装袋の密封
不良品検出装置である。
【0008】
【作用および効果】包装袋を搬送路により連続的に搬送
すると、先ず包装袋の両端部分が上記搬送路と無端ベル
トとにより挟まれ押圧されることになる。その結果、包
装袋内の空気は包装袋の中央部分に集められ、包装袋の
中央部分は膨れることになる。続いて、上記包装袋は両
端部分が上記搬送路と無端ベルトとにより押圧された状
態のまま、その膨れた中央部分が加圧ローラにより加圧
され、上記包装袋に密封不良が生じている場合には、包
装袋から空気が抜けることになる。この場合、包装袋の
中央部分においては、搬送路から加圧ローラまでの高さ
が充分に確保されているので、包装袋の内容物が加圧ロ
ーラにより過剰に加圧されることがなく、内容物の破損
は有効に防止される。次に、加圧ローラによる加圧後の
包装袋の厚さをローラー式変位センサーにより検知し、
検出値により、密封不良品を検出することができる。以
上により、包装袋の密封不良を連続的に検出することが
できると共に、内容物の破損を有効に防止することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例であって、スナック菓
子のような内容物を包装して箱詰めするための自動包装
装置を図に基づいて説明する。自動包装装置1は、図1
に示すように、包装フィルムFを袋状に成形すると共に
得られた包装袋に内容物を充填密封するピロー包装装置
2と、該ピロー包装装置2の下流に配置されて包装袋の
密封不良を検出する密封不良品検出装置3と、包装箱を
成形する製函装置4と、上記密封不良品検出装置3の下
流に配置されて上記製函装置4から送られた包装箱に包
装袋を詰める箱詰め装置5とを有している。
【0010】ピロー包装装置2は、図2に示すように、
内容物を定量的に供給するホッパー20を有している。
また、該ホッパー20の下方には充填チューブ21が連
続して設けられている。該充填チューブ21には、その
周囲に縦シール機23が配設されており、図3に示すよ
うに、包装フイルム供給部19から供給されて上記充填
チューブ21に巻き付けられた包装フイルムFを筒袋状
に成形する。該充填チューブ21の両側には、図2に示
すように、それぞれベルトコンベア22が配置されてお
り、包装フイルムFに当接して該包装フイルムFを包装
袋1個分の長さずつ間欠的に下方に送るようになってい
る。
【0011】また、上記充填チューブ21の下方には、
横シール機24が配設されている。該横シール機24
は、中央部に横カッター25が設けられており、それを
挟んで上下にヒートシール機26a、26bが配設され
ている。上記充填チューブ21により成形された筒状の
包装フィルムに対向して、図3に示すように、充填前の
包装フイルムを撮像するためのテレビカメラ55が設け
られている。上記充填チューブ21の下方には、さら
に、包装袋を良品用搬送路27又は不良品用搬送路28
に選択的に排出する揺動シュート29が配置されてい
る。
【0012】テレビカメラ55は、図3に示すように、
テレビカメラ55から得られた映像を画像データに変換
するRGBデコーダ61、得られた画像データを記憶す
るカラー画像メモリー62、記憶された画像データを基
にフレームの所定位置のウインド中における特定の種類
の画像データの占める割合が所定範囲にあるか否かを判
定する判定回路63、及び得られた判定結果を基上記揺
動機構を有する揺動シュート29を制御する制御部64
に順次接続されている。
【0013】次に、ピロー包装装置2の作用について説
明する。包装フイルム供給部(図示せず)から供給され
た包装フイルムFは、上記充填チューブ21に巻き付け
られ、上記縦シール機23により筒袋状に形成される。
この時、テレビカメラ55により筒袋状の包装フィルム
の外面が撮像される。テレビカメラ55により得られた
映像は、RGBデコーダ61に送られ、Y、R−Y、B
−Yの色差信号(画像データ)に変換され、カラー画像
メモリー62に格納される。尚、カラー画像メモリーの
構成は、特に制限されないが、例えばY、R−Y、B−
Yそれぞれについてフレーム(画面)当たり512
(H)×480(V)×8(bits)程度で充分であ
る。
【0014】判定回路63は、上記カラー画像メモリー
62に格納された画像データから、フレームの所定位置
のウインド中における特定の種類の画像データの占める
割合を求め、これが所定範囲にあるか否かを判定する。
すなわち、図4に示すように、包装袋の裏面の中央部分
70が白色であり、その周りに所定の幅のレモン色の縁
取り71があるように設計された包装袋の場合について
説明すると、フレーム(画面)の所定位置のウインドW
−1、W−2のレモン色の面積比率を上記カラー画像メ
モリー62のY、R−Y、B−Yの値を基に算出し、こ
れが所定範囲にあるか否かを判定する。同様に上記カラ
ー画像メモリーのフレーム(画面)の所定位置のウイン
ドW−3、W−4のレモン色の面積比率を求め、これが
所定範囲にあるか否かを判定する。
【0015】製造年月日等の印字の有無の検出は、Y、
R−Y、B−Yの値を基に印字がなされる所定位置のウ
インドW−5の黒色の面積比率を求め、これが所定値以
上であるか否かを判定する これらの判定において、所定範囲内にない場合には、得
られた包装袋の縦シール及び横シール、包装袋の印刷の
位置や向きに商品価値を損ねる程度のズレが生じてい
る、あるいは製造年月日等の印字がなされておらず、該
包装袋は不良品であると判断する。
【0016】なお、テレビカメラ55により得られた映
像は、必ずしも色差信号に変換する必要はなく、対象と
なる包装袋が黒色と白色等といった判別の容易な配色を
用いている場合には、単に2値化処理を行っても良い。
次に、筒状の包装フィルムFは上記ベルトコンベア22
により間欠的に下方に送られ所定の部分が横シール機2
4によりヒートシールされて底部が形成される。続い
て、得られた包装袋に、上記ホッパー20から内容物が
充填チューブ21を通して定量的に充填される。
【0017】次に、充填された包装袋は、該充填チュー
ブ21の両側に設けられたベルトコンベア22により、
包装袋1個分の長さだけ下降させられる。続いて、上記
横シール機24の下ヒートシール機26bにより包装袋
の上端横シールがなされ、同時に上述した上シール機2
6aによる包装袋の下端横シールがなされ、さらに、横
カッター25により密封された包装袋が包装フイルムF
から切り離される。すなわち、内容物と空気とが入った
包装袋が密封されて切断されると同時に、次の包装袋の
下端横シールが形成されたことになる。
【0018】制御部64は、該当包装袋がテレビカメラ
55によって撮像されてから揺動シュート29に到達す
るまでの遅延時間をもって揺動シュート29を制御す
る。揺動シュート29は、内容物と空気が入って密封さ
れて切断された包装袋を、制御信号に基づいて良品搬送
路27又は不良品用搬送路28に排出する。揺動シュー
トに代えて、空気ノズル排除装置を設けてもよい。すな
わち、テレビカメラ55によって撮像された包装袋をベ
ルトコンベヤで連続的に搬送し、不良包装袋が空気ノズ
ルの前方に到来すると、制御部64は空気ノズルから空
気を噴射して、該包装袋をベルトコンベヤから排除する
ように空気ノズルを制御する。
【0019】次に、密封不良品検出装置3は、図5ない
し図7に示すように、包装袋を連続的に搬送するコンベ
アー(搬送路)101を有する。該コンベアー101の
搬送方向の両側の上方には、該コンベアー101の進行
方向に沿ってコンベアー101と同じ搬送速度の一対の
無端ベルト102が配設されている。上記一対の無端ベ
ルト102の間には、搬送方向の上流から下流にかけて
複数個の加圧ローラ103が設けられている。これらの
加圧ローラ103は、回転軸が垂直方向に移動可能に支
持されている。加圧ローラ103が最下位置にある時の
コンベアー101からの高さは、上記コンベアー101
から無端ベルト102までの高さよりも高く設定されて
いる。
【0020】上記コンベアー101上の上記無端ベルト
102より下流側には、ローラ式変位センサー104が
配設されている。ローラ式変位センサー104は、コン
ベアー101と対向する位置に複数個のローラすなわち
単一の大径ローラ104a及び複数の小径ローラ104
bが設けられており、且つこれらのローラは上下に移動
可能な支持体104cに軸支されている。これにより、
コンベアー101により送られてきた包装袋は、コンベ
アー101とローラ式変位センサー104との間を静止
することなく通過する。また、その際ローラ式変位セン
サー104が押し上げられ、通過する包装袋の厚さが検
知される。
【0021】ローラ式変位センサー104は、その検出
値を記憶するための記憶部105、記憶部105に記憶
された厚さの値が予め入力されている包装体の厚さの許
容範囲内にあるか否かを判定するための判定回路19
0、及び判定回路190の出力に基づいて包装体を密封
良品、密封不良品に選別する選別手段(図示せず)を制
御する制御部108に順次接続されている。
【0022】上述した構成の密封不良品検出装置3は、
先ず、コンベアー101により包装袋を搬送すると、図
6に示すように、包装袋の両端部分が上記コンベアー1
01と無端ベルト102とにより挟まれ押圧される。そ
の結果、包装袋内の空気は包装袋の中央部分に集めら
れ、包装袋の中央部分は膨れる。続いて、包装袋は、図
7に示すように、両端部分が上記コンベアー101と無
端ベルト102とにより押圧された状態のまま、その膨
れた中央部分が加圧ローラ103により加圧される。加
圧ローラ103は垂直方向に移動可能であるから、加圧
ローラ103が包装袋に加える圧力は加圧ローラの重量
のみに依存し、上記コンベアー101と無端ベルト10
2とにより押圧された状態の包装袋の中央部分の厚さに
かかわらず一定であり、特に厚い包装袋の内容物であっ
ても、内容物が加圧ローラ103によって破損されるこ
とはない。
【0023】この加圧により上記包装袋にピンホールや
シール不良が生じている場合には、包装袋から空気が抜
けることになる。この場合、コンベアー101の幅方向
の中央部分において包装袋が膨れているから、ピンホー
ルやシール不良がない限りコンベアー101から加圧ロ
ーラ103までの高さが充分に確保され、包装袋の内容
物が加圧ローラ103により押圧されて内容物が破損さ
れることを有効に防止することができる。
【0024】包装体は、次に、ローラ式変位センサー1
04へ送られる。送られてきた包装袋は、コンベアー1
01とローラ式変位センサー104との間を静止するこ
となく通過し、その際ローラ式変位センサー104が押
し上げられることになり、上記包装袋の厚さが検知さ
れ、検出値は記憶部105に記憶される。次に、その検
出値は記憶部105から判定回路190に送られ、所定
の範囲にあるか否かが判定される。続いて、制御部10
8は、上記得られた判定結果の出力に基づいて包装体を
密封良品、密封不良品に選別する選別手段(図示せず)
を制御する。
【0025】次に、上記包装袋は、選別手段(図示せ
ず)により上記包装袋が密封不良品である場合には、密
封不良品用搬送路192に排出され、密封良品の包装体
の場合は密封良品搬送路191を介して箱詰め装置5へ
送られる。次に、製函装置4及び箱詰め装置5について
説明する。製函装置4は所定の裁断加工及び印刷のなさ
れたダンボール平板を折り曲げて上部を開放にしたダン
ボール箱を形成する。箱詰め装置5は、図8に示すよう
に、上記密封良品搬送路191の前端部と隣接する位置
で密封良品搬送路191と直交するように配設された箱
搬送用コンベアー401を有している。箱搬送用コンベ
アー401の充填位置、すなわち包装袋を充填するため
にダンボール箱を停止させる位置には、発光素子441
aと受光素子441bとから構成される透過型光センサ
ー441が設けられている。製箱装置5にて製箱された
ダンボール箱が充填位置まで搬送されると、ダンボール
箱は透過型光センサー441により検知され、これによ
り箱搬送用コンベアー401が停止させられる。
【0026】上記箱搬送用コンベアー401及び密封良
品搬送路191の近傍には、ロボット402が配置され
ており、ロボット402のロボットハンド本体の先端に
は、ワーク吸着装置すなわちロボットハンド410が装
着されている。ロボットハンド410は、図9及び図1
0に示すように、複数個好ましくは3個以上の下向き吸
着パッド411を有している。下向き吸着パッド411
は垂直方向に伸縮可能なバネ(図示せず)を介して支持
されており、それぞれ真空圧流通管413を介して真空
源(図示せず)と連結されており、また、真空圧流通管
413に設けられた電磁弁(図示せず)の切換えにより
圧縮空気を上記吸着パッド411に送ることができるよ
うに構成されている。
【0027】上記吸着パッド411の大きさは特に限定
されないが、例えば開口部が円形の吸着パッドにより8
0〜100gのスナック菓子を封入した包装袋を把持す
る場合、その直径を5〜10cmにすると、吸着時に包
装袋表面の吸着部分あるいは吸着パッドの開口部の周辺
部分にシワが生じることをより有効に防止することがで
きる。
【0028】また、吸着パッド411の材質も特に制限
されないが、例えば天然ゴム、シリコンゴム等の柔軟性
を有するものであることが望ましい。これにより、吸着
パッドの開口部の縁が包装袋表面により密着し、包装袋
をより確実に把持し得る。吸着パッド411の配置は、
包装袋をバランス良く把持し得るものであれば特に限定
されないが、シール部分等の凹凸部は避けなければなら
ない。
【0029】ロボットハンド410は、吸着パッド41
1の外側で且つ上記吸着パッド411の開口部412と
ぼぼ同じ高さか或いは低い位置に、ワーク押さえ部材4
14を有している。ワーク押さえ部材414は金属ワイ
ヤーまたは板材料によって形成され、その形状は包装袋
とほぼ相似形、例えば概ね四角形であり、少なくともそ
の2辺好ましくは3辺以上が包装袋と当接するものであ
ることが望ましい。
【0030】これにより、ロボットハンド410を下降
させると、最初にワーク押さえ部材414により包装袋
が上から押さえられることになり、ワーク押さえ部材4
14に囲まれた包装袋の中央部分は、包装袋の内の空気
が集まり膨れる。これにより、包装袋のしわのなくなっ
た上面が上記吸着パッドの開口部412により密着され
る。更に、ロボットハンド410はワーク押さえ部材4
14により包装袋が押さえられているので、包装袋を安
定して把持することができる。
【0031】すなわち、例えば、包装袋を箱詰めするに
際に、包装袋の端部がダンボール箱の上端に接触して包
装袋が大きく揺れる等しても、吸着パッドの開口部と包
装袋の表面との間に過剰な間隙が生じることがなく、包
装袋が落下することを有効に防止することができる。上
記ロボットハンド410は、包装袋を1個づつ箱に詰め
るものであっても良いが、図9に示すように、複数個の
包装袋を同時に把持する構造であることが作業効率の点
で望ましい。
【0032】上記構成において、製函装置4から製箱さ
れ上面が開放された空のダンボール箱が箱搬送用コンベ
アー401により供給される。ダンボール箱が透過型光
センサー441によって検出されると、箱搬送用コンベ
アー401は停止させられる。一方、密封良品搬送路1
91により搬送されて来た包装袋は、ストッパー490
により搬送路191の端部で停止する。
【0033】次に、ロボット402を作動させ、ワーク
押さえ部材413の各辺が搬送路191の端部で停止し
ている包装袋の各辺とほぼ平行になるようにロボットハ
ンド410の向き変える。また、電磁弁(図示せず)を
切り換えることにより、真空源から真空圧流通管413
を介して吸着パッド411内部に真空圧を供給すると共
に、ロボットハンド410を吸着パッド411の開口部
が包装袋の上面に接するように作動させる。これによ
り、先ず、吸着パッド411の外側で且つ上記吸着パッ
ドの開口部412とぼぼ同じ高さか或いは低い位置に設
けられたワーク押さえ部材414により包装袋が上から
押さえられることになる。その結果、ワーク押さえ部材
414に囲まれた包装袋の中央部分は、包装袋の内の空
気が集まり膨れる。これにより、包装袋の上面にしわが
発生することを防止し、上記吸着パッドの開口部412
が密着して包装袋表面の吸着することができる。
【0034】次に、ロボット402を作動させ、吸着パ
ッド411の開口部412に吸着された包装袋を持ち上
げ、包装袋の各辺が上記箱搬送用コンベアー401で停
止されている空のダンボール箱の各辺とほぼ平行になる
ようにロボットハンド410の向き変える。次に、包装
袋をダンボール箱に入れるように、ロボット402を作
動させる。続いて、電磁弁(図示せず)を切り換えるこ
とにより、圧縮空気を吸着パッド411に供給し、包装
袋を吸着パッド411から離脱させる。
【0035】以上の操作を繰り返し、所定の個数の包装
袋をダンボール箱に入れ終わると、上記箱搬送用コンベ
アー401を作動させ、ダンボール箱をこれを閉じる装
置(図示せず)に送る。また、上記密封不良品検出装置
の別の実施例は、上記搬送路の加圧ローラより上流側に
は、ローラ式第1変位センサーを配置し、一方上記搬送
路の上記加圧ローラにより下流側には、ローラ式第2変
位センサーを配置する。そして、ローラ式第1変位セン
サーは、上記した加圧ローラにより包装袋を加圧する前
の包装袋の厚さを検知し、得られた値は第1記憶部に格
納される。また、ローラ式第2変位センサーは、上記し
た加圧ローラより包装袋を加圧した後の包装袋の厚さを
検知し、得られた値を第2記憶部に格納する。
【0036】演算処理部は、上記第1記憶部に記憶され
た検出値から第2記憶部に記憶された検出値を減算し、
得られた値が所定の範囲内にあって密封良品である否か
を判定する。上記実施例によれば、ローラによる加圧の
前後の包装袋の厚さを比較することにより、密封不良を
検出するので、包装袋中の気体の量が包装袋毎に大きく
異なるものについても確実に密封不良を検知することが
できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動包装装置のブロック図で
ある。
【図2】ピロー包装装置の側面図である。
【図3】ピロー包装装置及び包装袋良品判定部のブロッ
ク図である。
【図4】包装袋の良品判定方法を示す説明図である。
【図5】包装袋の密封不良品検出装置の説明図である。
【図6】包装袋の密封不良品検出装置の作動説明図であ
る。
【図7】包装袋の密封不良品検出装置の作動説明図であ
る。
【図8】箱詰め装置の平面図である。
【図9】ロボットハンドの側面図である。
【図10】ロボットハンドの正面図である。
【符号の説明】
F 包装フィルム 2 ピロー包装装置 3 密封不良品検出装置 4 製函装置 5 箱詰め装置 20 ホッパー 21 充填チューブ 22 ベルトコンベア 23 縦シール機 24 横シール機 27 良品用搬送路 28 不良品用搬送路 29 揺動シュート 55 テレビカメラ 61 RGBデコーダ 62 カラー画像メモリー 63 判定回路 64 制御部 101 コンベアー(搬送路) 102 無端ベルト 103 加圧ローラ 104 ローラ式変位センサー 191 密封良品搬送路 192 密封不良品用搬送路 401 箱搬送用コンベアー 402 ロボット 410 ロボットハンド 411 吸着パッド 414 ワーク押さえ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今津 利弘 大阪府堺市築港八幡町1番地 新日本製鐵 株式会社境製鐵所内 (72)発明者 森垣 浩二 大阪府羽曳野市駒ケ谷5番地46 (72)発明者 武本 正文 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 (72)発明者 ▲すぎ▼本 隆幸 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 (72)発明者 島谷 和博 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)包装袋を連続的に搬送する搬送路、
    (b)上記搬送路の上方に該搬送路の進行方向に沿って
    配設された一対の無端ベルト、(c)上記一対の無端ベ
    ルトの間に設けられ、搬送路からの高さが、上記搬送路
    からの無端ベルトまでの高さより高くなるように設けら
    れた加圧ローラ、(d)上記搬送路上で上記加圧ローラ
    より下流側に配設された包装袋の厚さを検知するローラ
    ー式変位センサー、及び(e)上記ローラー式変位セン
    サーにより得られた値が所定の範囲にあるか否かを判定
    する回路を有することを特徴とする包装袋の密封不良品
    検出装置。
  2. 【請求項2】 上記加圧ローラの回転軸が垂直方向に移
    動自在に支持されている請求項1記載の包装袋の密封不
    良品検出装置。
  3. 【請求項3】(a)包装袋を連続的に搬送する搬送路、
    (b)上記搬送路の上方に該搬送路の進行方向に沿って
    配設された一対の無端ベルト、(c)上記一対の無端ベ
    ルトの間に設けられ、搬送路からの高さが、上記搬送路
    からの無端ベルトまでの高さより高くなるように設けら
    れた加圧ローラ、(d)上記搬送路上で上記加圧ローラ
    より上流側に配設された包装袋の厚さを検知するローラ
    ー式第1変位センサー、(e)上記搬送路の上記加圧ロ
    ーラより下流側に配設された包装袋の厚さを検知するロ
    ーラー式第2変位センサー、及び(f)ローラー式第1
    変位センサーの検出値とローラー式第2変位センサーの
    検出値を比較してその差から密封不良を判別する判別手
    段を有すること特徴とする包装袋の密封不良品検出装
    置。
  4. 【請求項4】 上記加圧ローラの回転軸が垂直方向に移
    動自在に支持されている請求項3記載の包装袋の密封不
    良品検出装置。
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