JP2007106471A - シュリンク包装不良検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱収縮性フィルムが空気の熱膨張により一旦膨らむ特性に着目し、熱収縮性フィルムの封止不良を確実に検出できるシュリンク包装不良検出装置を提供する。
【解決手段】シュリンク包装不良検出装置1は、搬送手段3によって1個ずつ順に搬送される被包装物Pを個々に検出して特定する被包装物検出手段5と、被包装物Pの周りに膨張する熱収縮性フィルムFを検知するフィルム検出手段6を備える。被包装物検出手段5、又はフィルム検出手段6には、それぞれ光電センサ、近接センサ、又は超音波センサ等の非接触型センサを適用できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食品、食品以外の商品、又はそれらを収納した容器等(以下で「被包装物」と記す。)を、熱収縮性フィルムで包装したときに起こり得る不具合を検出できるシュリンク包装不良検出装置に関する。
シュリンク包装の技術として、例えば熱収縮性ポリプロピレン系樹脂等から成る熱収縮性フィルムを用いて、被包装物を包み込むことが知られている。図6(a)から(c)の順に示すように、被包装物Pを矢印Tで指した方向へ搬送し、この被包装物Pを追いかけるようにして、帯状の熱収縮性フィルムF0を供給する。そして、被包装物Pの下方で、熱収縮性フィルムF0の両側の縁同士を融着して継ぎ合せると、熱収縮性フィルムFが筒状になる。符号f0は、被包装物Pの縁同士を継ぎ合せた接合部を指している。
続いて、筒状の熱収縮性フィルムF1の一端f1を融着し、熱収縮性フィルムF1の途中f2を切断すると同時に融着すると、熱収縮性フィルムF1は被包装物Pを内包した袋状となる。このような袋状の熱収縮性フィルムFと共に被包装物Pを、例えばベルトコンベアに載せ、ヒートトンネルに搬入する等して加熱すると、熱収縮性フィルムFが収縮し、被包装物Pに密着することになる。尚、熱収縮性フィルムFには、その内部に残留する空気を収縮の過程で大気へ逃がせるように、図に表れていない複数の通気孔が形成されている。
下記の特許文献1,2には、放電管を用いてヒートトンネル内における被包装物の有無を検出する技術が開示されている。また、下記の特許文献3には、透明容器に透明フィルムが正常に装着できているか否かを検査する技術が開示されている。これは、互いに対向する光源と2次元カラーイメージセンサーとの間に、更に互いに対面する2枚の偏光板を配置し、これら2枚の偏光板の間を、透明フィルムが装着された透明容器が透過するときに、光源から照射される白色光が透明フィルムによって呈色する干渉色を、2次元カラーイメージセンサーにて監視するものである。
特開平5−262329号公報 特開平6−278723号公報 特開平9−072861号公報
上記のようなシュリンク包装の工程において、熱収縮性フィルムFの接合部f0,f1又はf2の融着が不完全である場合、或いは、熱収縮性フィルムFの一部が破れている等の封止不良が起こることがある。封止不良の有る熱収縮性フィルムFを加熱すると、シュリンク包装が不完全なものとなり、或いは加熱後に熱収縮性フィルムFに皺ができるという不具合が起こる。そして、これらの不具合は、目視によってオペレータが一つ一つ排除する必要があった。
また、特許文献1,2に記載の放電管は、熱収縮性フィルムの封止不良を検出することはできない。特許文献3に係る技術は、被包装物(容器)が透明なものでなければ、被包装物にて白色光が遮られるので、上記の封止不良を検出することができない。
そこで、本発明は、袋体状に封止された熱収縮性フィルムを加熱してシュリンク包装する場合において、該袋体が空気の熱膨張により一旦膨らんだ後に収縮する特性に着目し、熱収縮性フィルムの封止不良を確実に検出できるシュリンク包装不良検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシュリンク包装不良検出装置は、通気孔を有する袋状の熱収縮性フィルムに空気と共に被包装物を内包し、前記熱収縮性フィルムを加熱するシュリンク包装の工程で、前記空気の熱膨張により前記熱収縮性フィルムが前記被包装物の周りに膨れる度合を検出するフィルム検出手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、通気孔を有する袋状の熱収縮性フィルムに空気と共に内包された被包装物を1個ずつ順番に搬送する搬送手段と、前記被包装物が前記搬送手段よって搬送される過程で前記熱収縮性フィルムを加熱する加熱手段と、を備えるシュリンク包装装置に設けられ、前記熱収縮性フィルムの封止不良を検出するシュリンク包装不良検出装置に係るものであって、前記シュリンク包装不良検出装置が、前記搬送手段によって搬送される個々の前記被包装物を検出する被包装物検出手段と、前記加熱手段によって前記空気が熱膨張して個々の前記被包装物の周りに膨れる熱収縮性フィルムの膨張度合を検知するフィルム検出手段とを備え、前記被包装物検出手段によって被包装物が検出された被包装物の内、前記フィルム検出手段によって前記熱収縮性フィルムが所定の度合に膨張していることが検知されなかった物を包装不良として分別する機構を有する。
更に、本発明に係るシュリンク包装不良検出装置は、前記フィルム検出手段が、前記被包装物の周りに膨れる前記熱収縮性フィルムを検出できる検出領域が画定された非接触型センサを備えることを特徴とする。
更に、前記フィルム検出手段は、前記検出領域が前記被包装物に接近する方向、又は前記検出領域が前記被包装物から離れる方向に変位できることを特徴とする。
本発明に係るシュリンク包装不良検出装置によれば、シュリンク包装の工程で、被包装物の周りに袋状に包装した熱収縮性フィルムが一旦膨れ、その膨れる度合が所定の度合に達したことを、フィルム検出手段によって検出したことに基づき、熱収縮性フィルムが正常であることを確認できる。或いは、熱収縮性フィルムに封止不良があれば、その箇所から空気が抜けて熱収縮性フィルムの膨らむ度合が小さくなり、又は全く膨らまなくなるので、これに基づき、熱収縮性フィルムに封止不良が有ることを確認できる。
また、本発明に係るシュリンク包装不良検出装置は、搬送手段が被包装物を1個ずつ順に搬送し、これを被包装物検出手段によって検出して特定するので、1個ずつの被包装物毎に、その周りに熱収縮性フィルムが膨れる度合をフィルム検出手段によって検出することができる。これによって、搬送手段によって搬送される一つの被包装物とその他の被包装物とを区別できるので、一つの被包装物の周りに熱収縮性フィルムが膨れる度合をフィルム検出手段が検出するべきときに、同フィルム検出手段が、他の被包装物を内包する熱収縮性フィルムが膨れる度合を検出するという事態を回避することができる。
更に、当該シュリンク包装不良検出装置によれば、被包装物検出手段によって被包装物を検出して特定し、該特定した被包装物について、フィルム検出手段によってその周りに膨れる熱収縮性フィルムを検出するので、該特定した被包装物が正常であるか不良品であるかを識別でき、この識別データに従って正常品と不良品を分別することができる。従って、オペレータの目視に頼ることなく、上記の通りフィルム検出手段にて熱収縮性フィルムの封止不良の有無を確認した上で、封止不良の有る熱収縮性フィルムを、例えば廃棄するために確実に回収することができる。
更に、本発明においては、当該シュリンク包装不良検出装置のフィルム検出手段として、空気の熱膨張によって被包装物の周りに膨れる熱収縮性フィルムを検出できる検出領域が画定された非接触型センサを適用することができる。この場合、非接触型センサを作動させるのにコンピューター等による複雑な制御が不要である。しかも、非接触型センサを、例えば既存のヒートトンネルに取付けるのに、ヒートトンネルに大掛かりな改造を施さなくて済むので、当該シュリンク包装不良検出装置を安価に設置できるという利点がある。
更に、フィルム検出手段が、被包装物に対して検出領域を接近し、又は離す方向に変位できるように設置することもでき、この場合は次の利点が得られる。即ち、シュリンク包装が、寸法違いの複数種の熱収縮性フィルムの中から選択される熱収縮性フィルムを用いて行われる場合に、その熱収縮性フィルムが被包装物の周りに膨れる範囲(距離)の限界付近で熱収縮性フィルムを検出できる位置に、フィルム検出手段を予め移動させることができる。これにより、熱収縮性フィルムの寸法が替わっても、以上に述べた効果を達成することができる。
本発明の実施の形態に係るシュリンク包装不良検出装置について図面を参照しながら説明する。以下で、ベルトコンベヤ、ヒートトンネル、センサ類、及び制御装置のような自明の要素については、その詳細な説明又は図示を省略する。
図1(a),(b)は、本発明に係るシュリンク包装不良検出装置1を、シュリンク包装装置2に取付けた例を示している。シュリンク包装装置2は、袋状の熱収縮性フィルムFに空気と共に内包された被包装物Pを1個ずつ順番に矢印Tで指した方向へ搬送する搬送手段3と、被包装物Pが搬送される過程で熱収縮性フィルムFを加熱する加熱手段4とを備える。
搬送手段3は、被包装物Pを載せられる無端状ベルト31を、複数の回転輪32に巻掛けしたベルトコンベヤである。この他、被包装物Pを水平方向に搬送できるものであれば、搬送手段3としてローラコンベヤ等を適用しても良い。加熱手段4は、ヒートトンネル41を主体とし、その内部を搬送手段3にて搬送される被包装物Pが通過する。加熱手段4の熱源としては温風の他に、熱収縮性フィルムFを良好に加熱できれば、搬送手段3の近傍に電熱線を設ける等しても良い。
シュリンク包装不良検出装置1は、図2,3に示すように、搬送手段3によって1個ずつ順に搬送される被包装物Pを個々に検出して特定する被包装物検出手段5と、被包装物Pの周りに膨張する熱収縮性フィルムFを検知するフィルム検出手段6を備える。
被包装物検出手段5、又はフィルム検出手段6には、それぞれ光電センサ、近接センサ、又は超音波センサ等の非接触型センサを適用できる。本実施例では、レーザー光線、赤外線等の光を照射する発光素子51,61と、発光素子51,61が照射した光を検出する検出部52,62とから構成される光電センサを、それぞれ被包装物検出手段5又はフィルム検出手段6として適用する。光電センサの検出方式には、反射型(回帰反射型)を適用するのが検出精度を向上する観点から好ましいが、特に限定されることはない。
例えば、光電センサの検出方式が対向透過型であるならば、ヒートトンネル41の両側に、レーザー光線、赤外線等の光を透過させる窓をそれぞれ設けるようにする。そして、図1(b)に示すように、ヒートトンネル41の一方の外側部にフィルム検出手段6の発光素子61を配置し、ヒートトンネル41の他方の外側部に検出部62を配置する。これらと同様に、被包装物検出手段5の発光素子51、及び検出部52もそれぞれ配置されるが、図示は省略する。上記の窓とは、ヒートトンネル41の側部に形成した孔でも良いが、又はこの孔に透明カバーを取付けたものがより好ましい。尚、光電センサが耐熱性のものである場合には、光電センサをヒートトンネル41の内部に配置することもでき、この場合、窓を設けなくても良いことは言うまでもない。
上記の通り、被包装物検出手段5とフィルム検出手段6との構成は略同様であるが、図2に示すように、被包装物検出手段5とフィルム検出手段6とは、互いに高さを違えている。このため、ヒートトンネル41の点xで指した所定位置に被包装物Pが達したとき、被包装物検出手段5は、被包装物Pを検出して検出信号を送出する。また、フィルム検出手段6は、ドットで示した検出領域8に熱収縮性フィルムFが進入したとき、熱収縮性フィルムFを検出してフィルム検出信号を送出する。これらの信号は図3に示す制御装置9に送信される。制御装置9については後述する。
或いは、上記の光電センサが反射形である場合は、発光素子61と検出部62とを、互いに隣接させてヒートトンネル41の一方の外側部に配置し、発光素子61が照射した光を検出部62へ反射させるリフレクタを、ヒートトンネル41の他方の側部に配置する。また、上記の光電センサとして、包装不良の度合まで検出可能な幅広の帯状検出エリアを有するエリアセンサを適用しても良い。また、熱収縮性フィルムFの素地が透明である場合は、従来技術として述べた偏光効果を利用する光電センサ、又は拡散反射型の光電センサを適用しても良い。
図示を省略しているが、フィルム検出手段6を上下方向に変位できるようヒートトンネル41に取付けても良い。例えば、ヒートトンネル41の両方の外側部に、それぞれ上下方向に並ぶ複数の螺子孔を形成し、これらの螺子孔の中から選択される何れかの螺子孔に螺合するボルトを介して、発光素子51,61と検出部52,62とを、それぞれヒートトンネル41に固定しても良い。
次に、シュリンク包装不良検出装置1の動作を説明する。図2に示すように、搬送手段3は、袋状の熱収縮性フィルムFに内包された被包装物Pを、矢印Tで指した方向に1列に並べた状態で搬送する。この過程で、1列に並んだ被包装物Pが、1個ずつ順番にヒートトンネル41の所定位置を通過する毎に、被包装物Pを被包装物検出手段5が検出して検出信号を送出するので、この検出信号に基づいて、制御装置9は、1列に並んだ複数の被包装物Pの中から所定位置にある1つの被包装物Pを特定できる。
また、個々に被包装物Pを内包した熱収縮性フィルムFが加熱手段4にて加熱されると、個々に被包装物Pの内部の空気も一緒に加熱されて膨張する。同時に、熱収縮性フィルムFの内部の空気は、熱収縮性フィルムFの通気孔から外方(大気)へ放出しようとするが、通気孔は直径1mm程のピンホールであるので、通気孔を通過できる空気の流量は限られている。このため、一時的に熱収縮性フィルムFの内部で空気の圧力が上昇することになるので、袋状の熱収縮性フィルムFが被包装物Pの周りへ膨らむことになる。
図2中に点xで指した所定位置は、熱収縮性フィルムFが被包装物Pと共にヒートトンネル41に進入した後、袋状の熱収縮性フィルムFの膨らむ度合が最大になる時期、言い換えると、被包装物Pの周りに膨らむ熱収縮性フィルムFの範囲(距離)が限界に達する時期を見計らって設定されている。このように熱収縮性フィルムFが最大に膨らむ度合は、熱収縮性フィルムFに封止不良が無ければ、その元の寸法又は形状によりある程度決まっているので、フィルム検出手段6は、熱収縮性フィルムFが被包装物Pから膨れる範囲の限界付近に検出領域8が合致するように、ヒートトンネル41に対して位置決めされる。被包装物Pから膨れる範囲には、上下、水平方向、及び図面の奥行き方向が含まれる。
従って、ヒートトンネル41の所定位置に達した1つの被包装物Pを制御装置9が検出した時点で、被包装物Pの周りに膨れる熱収縮性フィルムFを、フィルム検出手段6が検知してフィルム検出信号を送出したとき、このフィルム検出信号に基づいて、制御装置9は、熱収縮性フィルムFに封止不良が無く、熱収縮性フィルムFが正常であることを認識できる。
更に、上記の通りフィルム検出手段6が上下方向に変位できるならば、被包装物Pに対してフィルム検出手段6の検出領域8を所望に接近させ、又は離すことができるので、次の利点が得られる。即ち、シュリンク包装が、寸法違いの複数種の熱収縮性フィルムFの中から選択した熱収縮性フィルムFを用いて行われる場合に、その熱収縮性フィルムFが被包装物Pの周りに膨れる範囲の限界付近で熱収縮性フィルムFを検出できる適切な位置に、フィルム検出手段6を予め移動させることができる。従って、熱収縮性フィルムFの寸法が替わっても、その熱収縮性フィルムFが正常であれば、フィルム検出手段6は熱収縮性フィルムFを適切に検出できる。
或いは、熱収縮性フィルムFに封止不良が有る場合、又は破れ等がある場合、これらの箇所から空気が漏れるので、熱収縮性フィルムFの内部の空気がヒートトンネル41で加熱されても、図4に示すように、熱収縮性フィルムFの膨らむ度合が小さくなり、又は熱収縮性フィルムFが全く膨らまなくなる。このため、被包装物検出手段5から検出信号が送出されることにより制御装置9が1つの被包装物Pを特定した時点で、その被包装物Pを内包する熱収縮性フィルムFはフィルム検出手段6の検出領域8まで届かない。従って、フィルム検出手段6からフィルム検出信号が送出されず、これに基づいて、制御装置9は、当該被包装物Pは熱収縮性フィルムFに封止不良が有ることを認識できる。
以上のように、シュリンク包装不良検出装置1によれば、搬送手段3が被包装物Pを搬送する過程で、被包装物P毎にその周りに膨れる熱収縮性フィルムFの有無をフィルム検出手段6で個別に判定でき、しかも、搬送手段3に搬送される1つの被包装物Pとその他の被包装物Pとを区別できる。従って、1つの被包装物Pの周りに膨れる熱収縮性フィルムFをフィルム検出手段6が検出するときに、フィルム検出手段6が、他の被包装物Pを内包する熱収縮性フィルムFを誤って検出するという事態にならない。
更に、封止不良が有る熱収縮性フィルムFと正常な熱収縮性フィルムFとを、制御装置9で分別認識し、この情報に基づいて図1,3に示す分別手段7によって分別する。分別手段7は、ヒートトンネル41の出口付近の外部に設けられ、コンベヤの近傍に設置されるノズル71と、ノズル71に圧縮空気を供給するエアコンプレッサ72と、ノズル71とエアコンプレッサ72との間に介在し制御装置9の指令に従い開閉するソレノイド開閉弁73とを備える。
正常な熱収縮性フィルムFに内包された被包装物Pが、搬送手段3にて搬送されノズル71の近傍を通過する間は、ソレノイド開閉弁73が閉じられているので、正常な熱収縮性フィルムFと共に被包装物Pは搬送手段3にて搬送され続ける。そして、封止不良が有る熱収縮性フィルムFに内包された被包装物Pが、ノズル71の近傍を通過しようとすると、制御装置9がソレノイド開閉弁73を開くので、ノズル71から噴射される圧縮空気によって封止不良が有る熱収縮性フィルムFと共に被包装物Pが吹き飛ばされ、搬送手段3から落下する。この後、封止不良が有る熱収縮性フィルムFと共に被包装物Pを、シュートで受け止める等して回収しても良い。
また、ノズル71から圧縮空気を噴射されるタイミングは次のように設定される。例えば、搬送手段3が被包装物Pを搬送する速度が一定であれば、被包装物Pがヒートトンネル41の所定位置からノズル71の近傍を通過するまでの時間が判るので、制御装置9が、上記のように熱収縮性フィルムFに封止不良が有ることを確認した時点で、タイマ回路を始動させ、被包装物Pが所定位置からノズル71の近傍を通過するまでに要する時間が経過したところで、ソレノイド開閉弁73が開くようにしても良い。或いは、制御装置9に接続したロータリエンコーダ74により、搬送手段3の回転輪32が回転する角度を検出すれば、この角度に基づいて、制御装置9は、搬送手段3に搬送された被包装物Pの距離を算定できるので、被包装物Pがノズル71の近傍を通過する時点で、制御装置9がソレノイド開閉弁73を開くようにしても良い。
尚、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様で実施できるものである。例えば、図2に示した被包装物検出手段5は、フィルム検出手段6の真上に位置するが、被包装物検出手段5を図中の左右にずらせて配置しても良い。また、分別手段7としては、被包装物Pに適時接触することにより、被包装物Pをコンベヤ上から退けるアーム、又はダンパーを適用しても良い。
更に、図5に示すように、フィルム検出手段6が、赤外線又は超音波を熱収縮性フィルムFに反射させることにより、熱収縮性フィルムFまでの距離を計測できる測距センサであっても良い。この場合、測距センサ63をヒートトンネル41の天面付近に配置し、測距センサ63から熱収縮性フィルムFまでの距離hに基づき熱収縮性フィルムFの膨らむ度合を検出する。即ち、距離hが、所期の値(度合)に比較して大きいか、又は小さいかに基づき、封止不良の有無を判定することができる。また、被包装物検出手段5又は分別手段7を省略し、制御装置9が封止不良を確認したときに、ブザーを鳴らす等してオペレータに知らせるようにすることもできる。また、被包装物検出手段5の配置は、搬送手段3が被包装物Pを搬送する方向の前方、又は後方であっても良い。
本発明に係るシュリンク包装不良検出装置は、熱収縮フィルムの色、光の透過率又は反射率に影響されることなく、またあらゆる被包装物を内包する熱収縮フィルムについて、その封止不良を確実に検出することができる。
(a)は本発明の実施例1に係るシュリンク包装不良検出装置の一例の概略を示す正面図、(b)はその側面面。 本発明の実施例1に係るシュリンク包装不良検出装置の動作の一例を概念的に示す正面図。 本発明の実施例1に係るシュリンク包装不良検出装置の要部を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るシュリンク包装不良検出装置の動作の他例を概念的に示す正面図。 本発明の実施例1に係るシュリンク包装不良検出装置の他例の概略を示す正面図。 シュリンク包装の前工程を(a)乃至(c)の順に示した斜視図。
符号の説明
1:シュリンク包装不良検出装置
2:シュリンク包装装置
3:搬送手段
4:加熱手段
5:被包装物検出手段
6:フィルム検出手段
7:分別手段
8:検出領域
F:熱収縮性フィルム
P:被包装物

Claims (4)

  1. 通気孔を有する袋状の熱収縮性フィルムに空気と共に被包装物を内包し、前記熱収縮性フィルムを加熱するシュリンク包装の工程で、前記空気の熱膨張により前記熱収縮性フィルムが前記被包装物の周りに膨れる度合を検出するフィルム検出手段を備えることを特徴とするシュリンク包装不良検出装置。
  2. 通気孔を有する袋状の熱収縮性フィルムに空気と共に内包された被包装物を1個ずつ順番に搬送する搬送手段と、前記被包装物が前記搬送手段よって搬送される過程で前記熱収縮性フィルムを加熱する加熱手段と、を備えるシュリンク包装装置に設けられ、前記熱収縮性フィルムの封止不良を検出するシュリンク包装不良検出装置であって、
    前記シュリンク包装不良検出装置が、
    前記搬送手段によって搬送される個々の前記被包装物を検出する被包装物検出手段と、
    前記加熱手段によって前記空気が熱膨張して個々の前記被包装物の周りに膨れる熱収縮性フィルムの膨張度合を検知するフィルム検出手段とを備え、
    前記被包装物検出手段によって被包装物が検出された被包装物の内、前記フィルム検出手段によって前記熱収縮性フィルムが所定の度合に膨張していることが検知されなかった物を包装不良として分別する機構を有する、シュリンク包装不良検出装置。
  3. 前記フィルム検出手段が、前記被包装物の周りに膨れる前記熱収縮性フィルムを検出できる検出領域が画定された非接触型センサを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシュリンク包装不良検出装置。
  4. 前記フィルム検出手段は、前記検出領域が前記被包装物に接近する方向、又は前記検出領域が前記被包装物から離れる方向に変位できることを特徴とする請求項3に記載のシュリンク包装不良検出装置。
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