JPH05180725A - 密封包装製品のシール検査方法 - Google Patents

密封包装製品のシール検査方法

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JPH05180725A
JPH05180725A JP36025891A JP36025891A JPH05180725A JP H05180725 A JPH05180725 A JP H05180725A JP 36025891 A JP36025891 A JP 36025891A JP 36025891 A JP36025891 A JP 36025891A JP H05180725 A JPH05180725 A JP H05180725A
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JP
Japan
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packaged product
seal
packaging
product
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP36025891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takeda
正洋 武田
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Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishida Scales Manufacturing Co Ltd filed Critical Ishida Scales Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH05180725A publication Critical patent/JPH05180725A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体が封入されている密閉包装製品のシール
検査において、ピンホールのような微細なシール欠陥が
ある場合でも、該シール欠陥を短時間で検出できるよう
にする。 【構成】 密閉包装製品Aをエアシリンダ9で下圧し
て、該製品Aの袋厚の変化をストロークセンサ10で検
出すると共に、微細なシール欠陥部において空気のリー
クによって生じる超音波を超音波センサ11で検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気等の気体が封入さ
れている包装製品におけるシール検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の包装においては、通常、包装後に
包装製品の重量検査や、金属混入のチェック等の品質検
査が行われるが、特にスナック菓子のような圧力で簡単
につぶれる虞れのある食品を包装するときは、食品包装
時に空気や不活性ガスを封入して食品を保護することが
行われ、その場合、上記の検査に包装袋シール検査が加
えられることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記重量検
査や金属混入検査は、周知のウェイトチェッカ、金属チ
ェッカを用いて行え、またシール検査は包装製品にエア
シリンダ等で圧力をかけ、封入空気の逃げによる袋幅の
変化、または袋側からの反力の変化を検査することで行
えることになる。
【0004】しかし、包装袋に発生するピンホールと称
せられる1mm程度以下の微細な穴によるシール欠陥に
対しては、上記のように包装製品に圧力をかけても該ピ
ンホールからの空気の逃げが少なく、短時間で袋厚や反
力が変化しないため、包装速度ならびに包装製品の搬送
速度が高速化されている自動化ラインで検査を行う場
合、シール欠陥を検出しにくい問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記ピンホールのような
微細な穴によるシール欠陥をも含めて短時間に検査する
ことができる密封包装製品のシール検査方法の提供を課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に記載の発明(以下、第1発明と称す)は、気体が
封入されている包装製品のシール検査方法であって、上
記包装製品に圧力をかけて気体が包装袋からリークする
際の超音波を超音波センサで検出することを特徴とす
る。
【0007】さらに、請求項2に記載の発明(以下、第
2発明と称す)は、包装製品に圧力をかけて該包装製品
の袋厚の変化または該圧力印加状態での反力の変化を検
出すると共に、気体が包装袋からリークする際の超音波
を超音波センサで検出することを特徴とする。
【0008】
【作用】前述のような包装製品に圧力をかけて袋厚また
は反力の変化を見るシール検査では、ピンホールのよう
なシール欠陥の場合、気体のリーク量が少ないので短時
間の袋厚または反力の変化として捉えることは困難であ
る。そこで実験を重ねたところ、ピンホールのような微
細なシール欠陥からの気体のリークに対して超音波セン
サを近づけ、これを周波数変換して可聴域に落とすと、
ノイズとして聴けることが判明した。これは微細なシー
ル欠陥ではリークが生じている箇所に超音波振動が生じ
ているためと考えられる。
【0009】本発明はかかる知見に基づいており、前記
第1発明によれば、包装製品に圧力をかけている状態で
超音波ノイズを拾うようにしているから、上記のような
袋厚や反力の変化の少ないシール欠陥を検出できる。
【0010】さらに第2発明は、包装製品に圧力をかけ
て袋厚または反力の変化を検出する一方、上記圧力をか
けている状態で超音波ノイズを拾うようにしているか
ら、比較的大きなシール欠陥が生じていて上記の袋厚ま
たは反力が変化する包装不良と、上記のピンホールのよ
うな袋厚または反力の変化が少ないシール欠陥による包
装不良とのいずれもを検出できる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】図1は包装設備の概略構成を示し、縦型包
装機1の下方位置から横外方へ包装製品Aをタクト搬送
するコンベア2が設けられると共に、該コンベア2によ
る搬送過程中に、包装製品Aに対する後述する検査手段
が設けられ、該コンベア2の終端から検査済み製品が送
り出されるようになされている。
【0013】すなわち、上記の縦型包装機1においては
成形シュート3が備えられ、これにチューブ状包装袋B
が巻回されており、該チューブ状包装袋Bの下端を上部
熱シール手段4aによって閉じた状態で、成形シュート
3を通して食品のような被包装物を落下供給すると共
に、チューブ状包装袋Bを一袋分長さ下送し、下部熱シ
ール手段4bによって供給部分の上端を閉じ、かつカッ
ター手段5によって切り離すことを繰り返すことによっ
て、一定の時間間隔で包装製品Aが製造される。その場
合、上記の包装時に食品と共に空気も袋内に封入され
る。
【0014】次に、この包装製品Aは上述のコンベヤ2
に載せられて一定の間隔でタクト搬送されるのである
が、コンベアラインにそってシール検査ステーション6
と、重量等検査ステーション7、ならびに振り分けステ
ーション8が設けられる。
【0015】上記のシール検査ステーション6は包装製
品Aにおける包装袋bのシール欠陥の有無を検査するも
のであり、該シール検査ステーション6におけるコンベ
ア2a上の定位置に来た包装製品Aを所定の圧力で下圧
するエアシリンダ9と、該エアシリンダ作動時のピスト
ンロッド9aの伸びを検出するストロークセンサ10
と、超音波センサ11とが備えられる。
【0016】また、重量等検査ステーション7は包装製
品の重量が正常な内容量の範囲で収まっているかどうか
を検査するもので、コンベア2bがウェイトチェッカ1
2で支持されると共に、このコンベア2bにのった包装
製品Aの金属探知を行う金属チェッカ13が該コンベア
2bの側部等に配置されている。
【0017】さらに、上述の振り分けステーション8に
はプッシャ手段14が設けられ、前記シール検査ステー
ション6や重量等検査ステーション7で製品不良と判断
された包装製品が、該振り分けステーション8における
コンベア2cにタクト搬送されてのったときに、該プッ
シャ手段14を作動させてコンベアラインから排出さ
せ、そうでない正常製品は直進させて搬送する。
【0018】図2は制御回路を示し、コントローラ15
には、前述のストロークセンサ11と、ウェイトチェッ
カ12と、金属チェッカ13との出力が入力されるよう
に構成されると共に、エアシリンダ9およびプッシャ手
段14と共に、該エアシリンダ9の作動時間を設定する
タイマ16とが接続されている。
【0019】次に検査方法を具体的に説明すると、包装
製品Aがシール検査ステーション6に搬入されると、タ
クト搬送のタイミングに合わせてエアシリンダ9が作動
され、該エアシリンダ9によって包装製品Aが下圧され
ると共に、タイマ16がセットされる。そしてエアシリ
ンダ9に作用させた所定のエア圧と、上記の下圧による
包装製品Aの内圧とがバランスする点がストロークセン
サ10によって求められ、包装製品Aの袋厚が検出され
る。その場合、シール欠陥があれば、空気の逃げによっ
てバランスすることなくエアシリンダ9が伸長し続け、
かつ袋厚が減少するので、コントローラ15はストロー
クセンサ出力の増大により当該製品をシール欠陥と判断
する。また、タイマ16のタイムアップをもってエアシ
リンダ9を復動させる。
【0020】なお、上述のコントローラ15はエアシリ
ンダ9によって包装製品Aを下圧している状態で、袋厚
の変化に代えて製品側からの反力の変化を検出して、シ
ール欠陥の有無を判断するものであってもよい。
【0021】ところで、上述の包装設備では、包装速
度、搬送速度が高速化されているために、タイマ16に
よる時間内に袋厚の異常変化がでないときでも、包装袋
bにピンホールのような微細な穴が生じていることがあ
る。しかし、上述のようにエアシリンダ9によって包装
製品を下圧すると、該ピンホールからの微量な空気のリ
ークが生じ、該リークが超音波振動を伴うので、ピンホ
ール欠陥があるときは前述の超音波センサ11が該超音
波を検出することになって、同じくシール欠陥を短時間
のうちに検出できることになる。
【0022】次に、包装製品Aは重量等検査ステーショ
ン7にタクト搬送され、該ステーション7においてウェ
イトチェッカ12、金属チェッカ13による重量および
金属混入の各検査が施され、次に振り分けステーション
8にタクト搬送される。該振り分けステーション8では
シール検査ステーション6でシール欠陥と見做された不
良製品、ならびに重量等検査ステーション7において重
量の過不足、金属混入が検出された包装製品が搬入され
るたびに、これらの製品が前述のプッシャ手段14によ
ってコンベヤラインから取り除かれる。
【0023】このように包装設備においては、シール検
査ステーション6において、包装製品の袋厚変化(また
は反力の変化)を検出することによってシール欠陥を検
出すると共に、封入空気のリークに基づく超音波の有無
によってシール欠陥を検出するようにしているから、比
較的大きなシール欠陥からピンホールのごとき微細なシ
ール欠陥までを短時間に検出でき、包装速度ならびに包
装製品搬送速度が高速化されている包装設備においても
確実なシール検査を行うことができる。
【0024】なお、上述の実施例において、シール検査
ステーション6と重量等検査ステーション7の配置構成
は特に限定されるものではない。また、振り分けステー
ション7における製品振り分け手段もプッシャ手段14
に限定されず、同等の機能を有するものに置き換えるこ
とができると共に、包装機も縦型以外のものが適用でき
る。
【0025】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、圧力印加状態における気体のリークに伴う超
音波を検出することによって微細なシール欠陥を検出す
ることができる。したがって、該検出に併せて、圧力に
よる袋厚または反力の変化を検出すれば、比較的大きな
シール欠陥からピンホールのごとき微細なシール欠陥ま
でを短時間に検出でき、包装速度ならびに包装製品搬送
速度が高速化されている包装設備においても確実なシー
ル検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法にかかる包装設備の概略構成
図。
【図2】 上記包装設備の制御回路図。
【符号の説明】
2 搬送コンベヤ 9 エアシリンダ 10 ストロークセンサ 11 超音波センサ 15 コントローラ 16 タイマ A 包装製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体が封入されている包装製品のシール
    検査方法であって、上記包装製品に圧力をかけて気体が
    包装袋からリークする際の超音波を超音波センサで検出
    することを特徴とする密封包装製品のシール検査方法。
  2. 【請求項2】 気体が封入されている包装製品のシール
    検査方法であって、上記包装製品に圧力をかけて該包装
    製品の袋厚の変化または該圧力印加状態での反力の変化
    を検出すると共に、気体が包装袋からリークする際の超
    音波を超音波センサで検出することを特徴とする密封包
    装製品のシール検査方法。
JP36025891A 1991-12-26 1991-12-26 密封包装製品のシール検査方法 Pending JPH05180725A (ja)

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