JPH0692291A - 船舶用推進装置のパワーステアリング装置 - Google Patents
船舶用推進装置のパワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH0692291A JPH0692291A JP4268133A JP26813392A JPH0692291A JP H0692291 A JPH0692291 A JP H0692291A JP 4268133 A JP4268133 A JP 4268133A JP 26813392 A JP26813392 A JP 26813392A JP H0692291 A JPH0692291 A JP H0692291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- power steering
- rotary valve
- valve body
- cylinder unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 11
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 6
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/06—Steering by rudders
- B63H25/08—Steering gear
- B63H25/12—Steering gear with fluid transmission
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Actuator (AREA)
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成によって確実な動作性を有する船
外機のパワーステアリング装置を提供する。 【構成】 ハンドル６をａ方向に廻すと、芯線４がａ方
向に引かれる。この時芯線４は先端がクレビス８に固着
されているので、芯線４の撓み量が少なくなる。その結
果外被５およびこの外被５に取付けられているステアリ
ングシャフト１３はａ方向に動く。ステアリングシャフ
ト１３がａ方向に動くと、ロータリバルブ本体１５がａ
方向に回転し、供給ポート２０と供給ポート２２とを油
穴１８を介して連通し、油圧シリンダユニット３の右室
Ｓ２へ作動油を供給し、ピストンロッド１２をａ方向に
圧縮し、揺動アーム１１がａ方向に揺動する。
外機のパワーステアリング装置を提供する。 【構成】 ハンドル６をａ方向に廻すと、芯線４がａ方
向に引かれる。この時芯線４は先端がクレビス８に固着
されているので、芯線４の撓み量が少なくなる。その結
果外被５およびこの外被５に取付けられているステアリ
ングシャフト１３はａ方向に動く。ステアリングシャフ
ト１３がａ方向に動くと、ロータリバルブ本体１５がａ
方向に回転し、供給ポート２０と供給ポート２２とを油
穴１８を介して連通し、油圧シリンダユニット３の右室
Ｓ２へ作動油を供給し、ピストンロッド１２をａ方向に
圧縮し、揺動アーム１１がａ方向に揺動する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はハンドル操作に連動する
油圧シリンダユニットによって船舶用推進装置の操舵を
行なうパワーステアリング装置に関する。
油圧シリンダユニットによって船舶用推進装置の操舵を
行なうパワーステアリング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】船舶用推進装置のパワーステアリング装
置として特開平２−１４７４９７号公報に開示されるも
のがある。このパワーステアリング装置はハンドル部か
ら芯線と外被からなる操作部材（ボーデンケーブル）を
導出し、このボーデンケーブルの芯線を船舶用推進装置
を水平方向に揺動せしめる油圧シリンダユニットのロッ
ド先端のブラケットに固着し、外被にステアリングチュ
ーブを取り付け、ハンドル操作によって外被と一体的に
ステアリングチューブを動かし、このステアリングチュ
ーブの動きをギヤ或いはレバーを介してスプール弁に伝
達し、このスプール弁によって油圧シリンダユニットの
左室（上室）または右室（下室）にポンプからの作動油
を送り込み、ピストンロッドを進退させて操舵アームを
揺動し、船舶用推進装置の操舵を行なうようにしてい
る。
置として特開平２−１４７４９７号公報に開示されるも
のがある。このパワーステアリング装置はハンドル部か
ら芯線と外被からなる操作部材（ボーデンケーブル）を
導出し、このボーデンケーブルの芯線を船舶用推進装置
を水平方向に揺動せしめる油圧シリンダユニットのロッ
ド先端のブラケットに固着し、外被にステアリングチュ
ーブを取り付け、ハンドル操作によって外被と一体的に
ステアリングチューブを動かし、このステアリングチュ
ーブの動きをギヤ或いはレバーを介してスプール弁に伝
達し、このスプール弁によって油圧シリンダユニットの
左室（上室）または右室（下室）にポンプからの作動油
を送り込み、ピストンロッドを進退させて操舵アームを
揺動し、船舶用推進装置の操舵を行なうようにしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たパワーステアリング装置にあっては、ボーデンケーブ
ルの動きをなるべく単純な機構にてシリンダユニットに
伝えるべく、ステアリングチューブ、スプール弁および
シリンダユニットのロッドの軸線を全て平行にしてい
る。このため高い組付け精度が要求され、製造工数とコ
スト面についての負担を避けることができない。
たパワーステアリング装置にあっては、ボーデンケーブ
ルの動きをなるべく単純な機構にてシリンダユニットに
伝えるべく、ステアリングチューブ、スプール弁および
シリンダユニットのロッドの軸線を全て平行にしてい
る。このため高い組付け精度が要求され、製造工数とコ
スト面についての負担を避けることができない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、ハンドル操作と連動するロータリバルブにて油
圧シリンダユニットに対して作動油の給排を行ない、こ
の油圧シリンダユニットの伸縮動で船舶用推進装置の操
舵アームを揺動せしめるようにするとともに、前記ロー
タリバルブのバルブ本体にはバルブハウジングに形成し
たポートに連通する穴を厚み方向に貫通して形成した。
発明は、ハンドル操作と連動するロータリバルブにて油
圧シリンダユニットに対して作動油の給排を行ない、こ
の油圧シリンダユニットの伸縮動で船舶用推進装置の操
舵アームを揺動せしめるようにするとともに、前記ロー
タリバルブのバルブ本体にはバルブハウジングに形成し
たポートに連通する穴を厚み方向に貫通して形成した。
【０００５】
【作用】ハンドルを回転させると、その反作用で操作部
材の外被が伸縮し、この外被に連結しているステアリン
グシャフトが移動し、このステアリングシャフトの移動
と連動してロータリバルブが回転し、ポンプからの作動
油を油圧シリンダユニットの左右いずれかの油室に供給
し、これによりピストンロッドが進退して操舵アームが
揺動し、船舶用推進装置の操舵がなされる。
材の外被が伸縮し、この外被に連結しているステアリン
グシャフトが移動し、このステアリングシャフトの移動
と連動してロータリバルブが回転し、ポンプからの作動
油を油圧シリンダユニットの左右いずれかの油室に供給
し、これによりピストンロッドが進退して操舵アームが
揺動し、船舶用推進装置の操舵がなされる。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図１は本発明に係る船舶用推進装置
のパワーステアリング装置の概略構成図であり、パワー
ステアリング装置は、ボーデンケーブル１、ロータリバ
ルブ機構２、油圧シリンダユニット３を主要な構成要素
としている。
説明する。ここで、図１は本発明に係る船舶用推進装置
のパワーステアリング装置の概略構成図であり、パワー
ステアリング装置は、ボーデンケーブル１、ロータリバ
ルブ機構２、油圧シリンダユニット３を主要な構成要素
としている。
【０００７】ボーデンケーブル１は芯線４と外被５から
なり、芯線４の一端はハンドル６の操作に応じて進退動
するラック７に結合され、他端はクレビス８に結合され
ている。このクレビス８は中間部がリンク９を介して船
舶用推進装置１０の揺動アーム１１に連結し、他端が油
圧シリンダユニット３のピストンロッド１２の先端部に
連結している。また、外被５は一端が船体の一部に固着
され、他端がステアリングシャフト１３に取付けられて
いる。
なり、芯線４の一端はハンドル６の操作に応じて進退動
するラック７に結合され、他端はクレビス８に結合され
ている。このクレビス８は中間部がリンク９を介して船
舶用推進装置１０の揺動アーム１１に連結し、他端が油
圧シリンダユニット３のピストンロッド１２の先端部に
連結している。また、外被５は一端が船体の一部に固着
され、他端がステアリングシャフト１３に取付けられて
いる。
【０００８】ステアリングシャフト１３にはコネクティ
ングロッド１４が取付けられ、このコネクティングロッ
ド１４の先端とロータリバルブ機構２のバルブ本体１５
の偏心した位置とがプッシュロッド１６にて連結されて
いる。
ングロッド１４が取付けられ、このコネクティングロッ
ド１４の先端とロータリバルブ機構２のバルブ本体１５
の偏心した位置とがプッシュロッド１６にて連結されて
いる。
【０００９】ロータリバルブ機構２のバルブ本体１５に
は厚み方向に油穴１７，１８が形成され、またロータリ
バルブ機構２のハウジングにはポンプ１９からの作動油
の供給ポート２０及び油圧シリンダユニット３の左室Ｓ
１及び右室Ｓ２への供給ポート２１，２２を形成してい
る。
は厚み方向に油穴１７，１８が形成され、またロータリ
バルブ機構２のハウジングにはポンプ１９からの作動油
の供給ポート２０及び油圧シリンダユニット３の左室Ｓ
１及び右室Ｓ２への供給ポート２１，２２を形成してい
る。
【００１０】以上において、ハンドル６をａ方向に廻す
と、芯線４がａ方向に引かれる。この時芯線４は先端が
クレビス８に固着されているので、芯線４の撓み量が少
なくなる。その結果外被５およびこの外被５に取付けら
れているステアリングシャフト１３はａ方向に動く。ス
テアリングシャフト１３がａ方向に動くと、ロータリバ
ルブ本体１５がａ方向に回転し、供給ポート２０と供給
ポート２２とを油穴１８を介して連通し、油圧シリンダ
ユニット３の右室Ｓ２へ作動油を供給し、ピストンロッ
ド１２をａ方向に圧縮し、揺動アーム１１がａ方向に揺
動する。また、ハンドル６をｂ方向に廻した場合には、
上記と逆の動きにより、各部材はｂ方向に移動又は回転
し、供給ポート２０と供給ポート２１とを油穴１７を介
して連通し、油圧シリンダユニット３の左室Ｓ１へ作動
油を供給し、ピストンロッド１２をｂ方向に伸長し、揺
動アーム１１がｂ方向に揺動する。
と、芯線４がａ方向に引かれる。この時芯線４は先端が
クレビス８に固着されているので、芯線４の撓み量が少
なくなる。その結果外被５およびこの外被５に取付けら
れているステアリングシャフト１３はａ方向に動く。ス
テアリングシャフト１３がａ方向に動くと、ロータリバ
ルブ本体１５がａ方向に回転し、供給ポート２０と供給
ポート２２とを油穴１８を介して連通し、油圧シリンダ
ユニット３の右室Ｓ２へ作動油を供給し、ピストンロッ
ド１２をａ方向に圧縮し、揺動アーム１１がａ方向に揺
動する。また、ハンドル６をｂ方向に廻した場合には、
上記と逆の動きにより、各部材はｂ方向に移動又は回転
し、供給ポート２０と供給ポート２１とを油穴１７を介
して連通し、油圧シリンダユニット３の左室Ｓ１へ作動
油を供給し、ピストンロッド１２をｂ方向に伸長し、揺
動アーム１１がｂ方向に揺動する。
【００１１】ところで、本発明にあっては前記ロータリ
バルブ機構２、油圧シリンダユニット３およびステアリ
ングシャフト１３が一体的に組み立てられている。以下
にこの組立体の詳細を図２乃至図１１に基づいて説明す
る。ここで、図２は組立体の端面図、図３は図２のＡー
Ａ線断面図、図４は図２のＢーＢ線断面図、図５は図２
のＣーＣ線断面図、図６はロータリーバルブの斜視図、
図７はロータリバルブの断面図、図８はロータリバルブ
のバルブ本体の平面図、図９は図８のＤーＤ線断面図、
図１０は別実施例に係るロータリバルブのバルブ本体の
平面図、図１１は図１０のＥーＥ線断面図である。
バルブ機構２、油圧シリンダユニット３およびステアリ
ングシャフト１３が一体的に組み立てられている。以下
にこの組立体の詳細を図２乃至図１１に基づいて説明す
る。ここで、図２は組立体の端面図、図３は図２のＡー
Ａ線断面図、図４は図２のＢーＢ線断面図、図５は図２
のＣーＣ線断面図、図６はロータリーバルブの斜視図、
図７はロータリバルブの断面図、図８はロータリバルブ
のバルブ本体の平面図、図９は図８のＤーＤ線断面図、
図１０は別実施例に係るロータリバルブのバルブ本体の
平面図、図１１は図１０のＥーＥ線断面図である。
【００１２】組立体３０は保持部３１にステアリングシ
ャフト１３を摺動自在に挿通するとともにこの保持部３
１内周部にステアリングシャフト１３を中立位置に戻す
リターンスプリング３２を設けている。
ャフト１３を摺動自在に挿通するとともにこの保持部３
１内周部にステアリングシャフト１３を中立位置に戻す
リターンスプリング３２を設けている。
【００１３】また、保持部３１と一体的に鋳造するか、
別体として作製した油圧シリンダユニット３のシリンダ
部３３が保持部３１に取付けられ、このシリンダ部３３
内に前記ピストンロッド１２が前記ステアリングシャフ
ト１３と平行になるように挿通されている。
別体として作製した油圧シリンダユニット３のシリンダ
部３３が保持部３１に取付けられ、このシリンダ部３３
内に前記ピストンロッド１２が前記ステアリングシャフ
ト１３と平行になるように挿通されている。
【００１４】また、保持部３１にはロータリバルブ機構
２のロータハウジング３４が固着され、このロータハウ
ジング３４にポートハウジング３５が取付けられてい
る。ロータハウジング３４内にはロータリバルブ本体１
５が図７に示すように軸３６を中心に回転自在に配設さ
れ、またロータハウジング３４には軸３６が嵌合する穴
３７の他に、図３及び図５にも示すようにシリンダユニ
ット３の左室Ｓ１への供給ポート２１及び右室Ｓ２への
供給ポート２２、プッシュロッド１６が配置される溝３
８が形成されている。
２のロータハウジング３４が固着され、このロータハウ
ジング３４にポートハウジング３５が取付けられてい
る。ロータハウジング３４内にはロータリバルブ本体１
５が図７に示すように軸３６を中心に回転自在に配設さ
れ、またロータハウジング３４には軸３６が嵌合する穴
３７の他に、図３及び図５にも示すようにシリンダユニ
ット３の左室Ｓ１への供給ポート２１及び右室Ｓ２への
供給ポート２２、プッシュロッド１６が配置される溝３
８が形成されている。
【００１５】一方、ポートハウジング３５には図６に示
すようにポンプからの作動油の供給ポート２０の他に、
サブ供給ポート３９、タンクへの戻りポート４０，４１
及び軸３６が嵌合する穴４２が形成されている。
すようにポンプからの作動油の供給ポート２０の他に、
サブ供給ポート３９、タンクへの戻りポート４０，４１
及び軸３６が嵌合する穴４２が形成されている。
【００１６】更に、バルブ本体１５には中心部に軸３６
が挿通する穴４３、中心から偏心した位置に前記プッシ
ュロッド１６と係合するピン４４が嵌合する穴４５、前
記サブ供給ポート３９と対応する切欠４６が厚み方向に
貫通して形成されている。
が挿通する穴４３、中心から偏心した位置に前記プッシ
ュロッド１６と係合するピン４４が嵌合する穴４５、前
記サブ供給ポート３９と対応する切欠４６が厚み方向に
貫通して形成されている。
【００１７】ここで、バルブ本体１５の外径はロータハ
ウジング３４の内径より小さく設定され、バルブ本体１
５を装着した状態で、バルブ本体１５の外周とロータハ
ウジング３４の内周間に隙間４７が形成される。そし
て、この隙間４７に前記タンクへの戻りポート４０，４
１の一部（図６のハッチングで示した部分）を開口せし
めている。このような構成にすることにより、図６に示
すニュートラル状態での循環作動油の流量が不足するこ
とがなくなり、安定したステアリング性能を得ることが
できる。
ウジング３４の内径より小さく設定され、バルブ本体１
５を装着した状態で、バルブ本体１５の外周とロータハ
ウジング３４の内周間に隙間４７が形成される。そし
て、この隙間４７に前記タンクへの戻りポート４０，４
１の一部（図６のハッチングで示した部分）を開口せし
めている。このような構成にすることにより、図６に示
すニュートラル状態での循環作動油の流量が不足するこ
とがなくなり、安定したステアリング性能を得ることが
できる。
【００１８】図１０及び図１１はバルブ本体１５の別実
施例を示す図であり、このバルブ本体１５にあっては油
穴１７，１８の形状を三角形とし、更にバルブ本体１５
の外径をロータハウジング３４の内径と略等しくして前
記のような大きな隙間を形成しないようにしている。
施例を示す図であり、このバルブ本体１５にあっては油
穴１７，１８の形状を三角形とし、更にバルブ本体１５
の外径をロータハウジング３４の内径と略等しくして前
記のような大きな隙間を形成しないようにしている。
【００１９】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
船舶用推進装置のパワーステアリング装置の油圧シリン
ダユニットへの作動油の給排を行なう弁機構として、従
来のスプール弁に代えてロータリバルブを用いたため、
フリクションが小さく、シール性を高くできる。特に、
バルブ本体の厚み方向にバルブハウジングに形成したポ
ートに連通する穴を形成することで、同じロータリバル
ブを適用した場合でも外周方向に穴を形成した場合に比
較して、パワーステアリングの性能カーブのセッティン
グが容易になる。
船舶用推進装置のパワーステアリング装置の油圧シリン
ダユニットへの作動油の給排を行なう弁機構として、従
来のスプール弁に代えてロータリバルブを用いたため、
フリクションが小さく、シール性を高くできる。特に、
バルブ本体の厚み方向にバルブハウジングに形成したポ
ートに連通する穴を形成することで、同じロータリバル
ブを適用した場合でも外周方向に穴を形成した場合に比
較して、パワーステアリングの性能カーブのセッティン
グが容易になる。
【００２０】また、ステアリングシャフトとロータリバ
ルブとの連結をバルブ本体の偏心した位置で行なうよう
にしたので、ステアリングシャフトの動き、つまりボー
デンケーブルの動きを小さくして必要なロータリバルブ
の回転量を得ることができる。ロータリバルブの回転量
が小さくなればリターンスプリングの変位量も少なくな
り、ハンドル操作が楽になる。
ルブとの連結をバルブ本体の偏心した位置で行なうよう
にしたので、ステアリングシャフトの動き、つまりボー
デンケーブルの動きを小さくして必要なロータリバルブ
の回転量を得ることができる。ロータリバルブの回転量
が小さくなればリターンスプリングの変位量も少なくな
り、ハンドル操作が楽になる。
【００２１】更に、ロータリバルブのバルブ本体外周と
バルブハウジング内周との間に隙間を形成し、この隙間
にタンクへの戻りポートを開口せしめることで、ニュー
トラル時に作動油の流量が不足することがなくなり、安
定したステアリング性能を得ることができる。
バルブハウジング内周との間に隙間を形成し、この隙間
にタンクへの戻りポートを開口せしめることで、ニュー
トラル時に作動油の流量が不足することがなくなり、安
定したステアリング性能を得ることができる。
【図１】本発明に係る船舶用推進装置のパワーステアリ
ング装置の概略構成図
ング装置の概略構成図
【図２】同パワーステアリング装置の要部を構成する組
立体の端面図
立体の端面図
【図３】図２のＡーＡ線断面図
【図４】図２のＢーＢ線断面図
【図５】図２のＣーＣ線断面図
【図６】ロータリーバルブの斜視図
【図７】ロータリバルブの断面図
【図８】ロータリバルブのバルブ本体の平面図
【図９】図８のＤーＤ線断面図
【図１０】別実施例に係るロータリバルブのバルブ本体
の平面図
の平面図
【図１１】図１０のＥーＥ線断面図
１…ボーデンケーブル、２…ロータリバルブ機構、３…
油圧シリンダユニット、４…芯線、５…外被、６…ハン
ドル、１０…船舶用推進装置、１３…ステアリングシャ
フト、１４…コネクティングロッド、１５…ロータリバ
ルブ本体、１６…プッシュロッド、１７，１８…油穴、
２０，２１，２２，３９，４０，４１…ポート、４７…
隙間。
油圧シリンダユニット、４…芯線、５…外被、６…ハン
ドル、１０…船舶用推進装置、１３…ステアリングシャ
フト、１４…コネクティングロッド、１５…ロータリバ
ルブ本体、１６…プッシュロッド、１７，１８…油穴、
２０，２１，２２，３９，４０，４１…ポート、４７…
隙間。
Claims (3)
- 【請求項１】 船舶用推進装置の操舵アームを揺動せし
める油圧シリンダユニットと、この油圧シリンダユニッ
トへの作動油の給排を行なう弁機構と、ハンドル操作と
連動して前記弁機構を動作せしめるステアリングシャフ
トとを一体的に組み付けてなる船舶用推進装置のパワー
ステアリング装置において、前記弁機構はロータリバル
ブからなり、このロータリバルブのバルブ本体にはバル
ブハウジングに形成したポートに連通する穴が厚み方向
に貫通して形成されていることを特徴とする船舶用推進
装置のパワーステアリング装置。 - 【請求項２】 前記ステアリングシャフトにはコネクテ
ィングロッドが取付けられ、これらコネクティングロッ
ドとバルブ本体の中心から偏心した箇所とがプッシュロ
ッドを介して連結していることを特徴とする請求項１に
記載の船舶用推進装置のパワーステアリング装置。 - 【請求項３】 前記ロータリバルブのバルブ本体外周と
バルブハウジング内周との間には隙間を形成し、この隙
間にタンクへの戻りポートを開口せしめたことを特徴と
する請求項１に記載の船舶用推進装置のパワーステアリ
ング装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4268133A JPH0692291A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 船舶用推進装置のパワーステアリング装置 |
| US08/118,306 US5427556A (en) | 1992-09-10 | 1993-09-09 | Power steering device for boat propulsion unit |
| SE9302946A SE509921C2 (sv) | 1992-09-10 | 1993-09-10 | Styrservo till drivaggregat för båtar |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4268133A JPH0692291A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 船舶用推進装置のパワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0692291A true JPH0692291A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17454352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4268133A Pending JPH0692291A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 船舶用推進装置のパワーステアリング装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5427556A (ja) |
| JP (1) | JPH0692291A (ja) |
| SE (1) | SE509921C2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003002408A1 (en) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | Marol Co., Ltd. | Steering device |
| CN102133924A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-07-27 | 扬州恒旺五金机械有限公司 | 用于船舶液压系统保压蓄能装置的波形弹簧机构 |
| KR20220103517A (ko) * | 2021-01-15 | 2022-07-22 | 동의과학대학교산학협력단 | 소형 선박용 유압식 조타시스템 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0827572A4 (en) * | 1995-05-22 | 1998-09-23 | Commercial Intertech Corp | POWER ASSISTED STEERING SYSTEM |
| US5928041A (en) * | 1998-02-09 | 1999-07-27 | Commercial Intertech Corp. | Rotary valve actuated hydraulic steering system |
| US6296535B1 (en) | 1999-12-21 | 2001-10-02 | Bombardier Motor Corporation Of America | Tilt-trim subsystem for boats using a stern drive system |
| US6524147B1 (en) | 2001-09-28 | 2003-02-25 | Mark X Steering Systems, Llc | Power assist marine steering system |
| US6598553B1 (en) | 2002-02-13 | 2003-07-29 | Mark X Steering Systems, Llc | Power assist marine steering system |
| JP2003285797A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-07 | Soqi Inc | 船用パワーステアリングの駆動方法及び装置 |
| US20070238371A1 (en) * | 2005-12-23 | 2007-10-11 | Jeff Nyren | Remote steering system for outboard motor |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2271331A (en) * | 1939-12-26 | 1942-01-27 | Velvac Inc | Valve |
| US3358564A (en) * | 1964-03-02 | 1967-12-19 | William & Palmatier | Fluid pressure system for use in controlling steering of outboard motors and the like |
| US3297052A (en) * | 1965-04-09 | 1967-01-10 | Eaton Mfg Co | Rotary valve |
| FR2452409A1 (fr) * | 1979-03-26 | 1980-10-24 | Ferodo Sa | Dispositif de direction assistee d'un vehicule et son procede de fabrication |
| US4976639A (en) * | 1988-07-28 | 1990-12-11 | Outboard Marine Corporation | Power steering mechanism for marine installations |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP4268133A patent/JPH0692291A/ja active Pending
-
1993
- 1993-09-09 US US08/118,306 patent/US5427556A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-10 SE SE9302946A patent/SE509921C2/sv not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003002408A1 (en) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | Marol Co., Ltd. | Steering device |
| CN102133924A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-07-27 | 扬州恒旺五金机械有限公司 | 用于船舶液压系统保压蓄能装置的波形弹簧机构 |
| KR20220103517A (ko) * | 2021-01-15 | 2022-07-22 | 동의과학대학교산학협력단 | 소형 선박용 유압식 조타시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5427556A (en) | 1995-06-27 |
| SE509921C2 (sv) | 1999-03-22 |
| SE9302946D0 (sv) | 1993-09-10 |
| SE9302946L (sv) | 1994-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7150664B1 (en) | Steering actuator for an outboard motor | |
| JPH1134986A (ja) | 船外機 | |
| JPH0692291A (ja) | 船舶用推進装置のパワーステアリング装置 | |
| US4710141A (en) | Marine propulsion device power steering system | |
| EP2325078A1 (en) | Steering device for outboard engine | |
| US7291048B1 (en) | Actuator device for a marine propulsion transmission | |
| SE449464B (sv) | Styrmekanism for marin framdrivningsanordning | |
| US4744777A (en) | Power steering system for marine propulsion device | |
| US4892494A (en) | Power steering mechanism for marine installations | |
| US10926854B2 (en) | Steering device and outboard motor unit | |
| JPH0333558B2 (ja) | ||
| JPH0386697A (ja) | 船舶推進機の前後進切換装置 | |
| JP4037924B2 (ja) | パワーステアリングアシスト装置 | |
| JPH06227493A (ja) | 船舶用油圧ステアリング装置 | |
| SE466148B (sv) | Servostyranordning foer en framdrivningsanordning foer farkoster | |
| JPH05131987A (ja) | 船外機のパワーステアリング装置 | |
| US5330375A (en) | Steering system for marine propulsion unit | |
| US5328394A (en) | Steering system for marine propulsion unit | |
| JPH04260894A (ja) | 船舶推進機用操舵装置 | |
| JP3377106B2 (ja) | 船舶推進機用操舵装置 | |
| KR200211170Y1 (ko) | 선박용 조타반 | |
| JP3318902B2 (ja) | 船外機の操舵ハンドル | |
| JP4307158B2 (ja) | 船外機のシフト操作装置 | |
| JPS6312048Y2 (ja) | ||
| US4122866A (en) | Control valve for power cylinder of steering gear |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021015 |