JP3377106B2 - 船舶推進機用操舵装置 - Google Patents

船舶推進機用操舵装置

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JP3377106B2 JP01687593A JP1687593A JP3377106B2 JP 3377106 B2 JP3377106 B2 JP 3377106B2 JP 01687593 A JP01687593 A JP 01687593A JP 1687593 A JP1687593 A JP 1687593A JP 3377106 B2 JP3377106 B2 JP 3377106B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は船舶推進機用操舵装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、米国特許番号 4,892,494号の発明
や特開昭 60-261798号公報記載の発明のような手動油圧
ステアリング方式の船舶推進機用操舵装置がある。この
操舵装置は、船体に固定されるクランプブラケットにチ
ルト軸を介してスイベルブラケットが傾動可能に軸支さ
れ、このスイベルブラケットに転舵軸を介して推進ユニ
ットが回動可能に軸支され、この推進ユニットを操舵可
能とする操舵アームに操舵シリンダ装置のピストンロッ
ド或いは操舵シリンダ自体が連結され、一方、船体の運
転席に設置された操舵ハンドルの操作により、作動油を
介して手動油圧シリンダ装置内のピストンロッドが往復
移動され、この手動油圧シリンダ装置のピストンロッド
が、前記操舵シリンダ装置へ供給される作動油の流れ方
向を切り換える作動油切換装置のスプールバルブに連結
されたものである。従って、操舵ハンドル装置の操作に
よって、手動油圧シリンダ装置を介し作動油切換装置の
スプールバルブが移動し、操舵シリンダ装置への作動油
の流れが切り換わって、この操舵シリンダ装置の作動油
圧により推進ユニットが操舵される。 【0003】また、従来、特開昭 61-1599号公報記載の
発明のようなケーブルステアリング方式の船舶推進機用
操舵装置もある。この操舵装置は、スイベルブラケット
に操舵シリンダ装置が固定され、この操舵シリンダ装置
のピストンロッドが推進ユニットを操舵可能とする操舵
アームに連結され、一方、船体内の操舵ハンドルに連結
された操作ケーブルが上記操舵アームに固定され、操作
シリンダ装置へ供給される作動油の流れを切り換える作
動油切換装置のスプールバルブが上記操作ケーブルによ
って作動されるよう構成される。従って、操舵ハンドル
の操作力を操作ケーブルに伝え、これにより作動油切換
装置のスプールバルブが移動し、操舵シリンダ装置への
作動油の流れが切換わって、この操舵シリンダ装置の作
動油圧により推進ユニットが操舵される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、手動油圧ス
テアリング方式の操舵装置とケーブルステアリング方式
の操舵装置とでは、作動油切換装置のスプールバルブの
作動機構が大幅に異なるため、上述のような従来の船舶
推進機用操舵装置には、上記手動油圧ステアリング方式
とケーブルステアリング方式とを簡単に交換できるもの
は存在しない。 【0005】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、手動油圧ステアリング方式の操舵装置と
ケーブルステアリング方式の操舵装置との交換を極めて
容易に実施できる船舶推進機用操舵装置を提供すること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、推進ユニッ
トを船体に支持するブラケットに操舵シリンダ装置が設
置され、この操舵シリンダ装置のピストンロッドが上記
推進ユニットを操舵可能とする操舵アームに連結され、
上記操舵シリンダ装置には、この操舵シリンダ装置へ供
給される作動流体の流れを切り換える作動流体切換装置
が連結され、また、上記船体に設置された操舵ハンドル
の操作により作動する作動装置の作動により上記作動流
体切換装置の切換部がスライドして、上記操舵シリンダ
装置へ供給される作動流体の流れを切り換えて、上記操
舵シリンダ装置の上記ピストンロッドを移動させるよう
構成された船舶推進機用操舵装置において、上記作動装
置が、操舵ハンドルの操作により移動されるロッド部材
と、該ロッド部材を摺動可能に支持するスライドガイド
部材と、該ロッド部材の移動に応じて該ロッド部材の移
動方向とは逆方向に微動する作動部とを有し、該作動部
には作動流体切換装置の切換部が結合され、ロッド部材
の一端が、操舵シリンダ装置のピストンロッドの一端に
連結され、スライドガイド部材が操舵シリンダ装置の操
舵シリンダに着脱可能に取り付けられたものである。 【0007】 【作用】従って、この発明に係る船舶推進機用操舵装置
によれば、作動流体切換装置の切換部をスライドさせる
作動装置が操舵シリンダ装置に着脱可能に取り付けられ
るので、この操舵装置が、操舵ハンドルに連結された操
作ケーブルと、この操作ケーブルを挿通支持するケーブ
ルガイドとを有して構成された場合には、このケーブル
ガイドを上記操舵シリンダ装置に着脱可能に取り付けれ
ばよい。また、作動装置が、操舵ハンドルの操作により
作動油を介して作動する手動油圧シリンダ装置である場
合には、この手動油圧シリンダ装置を操舵シリンダ装置
に着脱可能に取り付ければよい。 【0008】このように、ケーブルガイドを取り付けて
ケーブルステアリング方式の操舵装置にする場合と、手
動油圧シリンダ装置を取り付けて手動油圧ステアリング
方式の操舵装置にする場合とを、極めて容易に交換する
ことができ、装置の互換性を向上させることができる。 【0009】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係る船舶推進機用操舵装置
の一実施例の一部を示す断面図であり、図2は、図1の
全体構成を示す斜視図である。 【0010】図2に示すように、操舵装置10は、船外
機11の推進ユニット12を操舵シリンダ装置13から
の作動油圧により操舵するものである。ここで、船外機
11は、船体に固定されるクランプブラケット14に、
チルト軸15を介してスイベルブラケット16が傾動可
能に軸支され、このスイベルブラケット16に転舵軸1
7が回動可能に支持され、この転舵軸17に推進ユニッ
ト12が固定されたものである。転舵軸17には、推進
ユニット12と反対側の船体側に操舵アーム18が一体
に固定され、この操舵アーム18を揺動することにより
推進ユニット12が操舵される。 【0011】上記スイベルブラケット16に操舵シリン
ダ装置13が取り付けられ、この操舵シリンダ装置13
の一側方に作動油切換装置19が固定される。操舵シリ
ンダ装置13は、図1に示すように、操舵シリンダ24
に取付ボルト21、23を用いて取付プレート22を固
定し、この取付プレート22をスイベルブラケット16
に固定することにより取り付けられる。この取付状態で
は、操舵シリンダ装置13及び上記作動油切換装置19
の長手方向がチルト軸15と平行に配置されている。 【0012】操舵シリンダ装置13は、操舵シリンダ装
置24内にピストン25が往復移動可能に収容されたも
のであり、このピストン25にピストンロッド26が一
体結合される。操舵シリンダ装置24には、ピストンロ
ッド26が設置された側の端部にシリンダキャップ27
が螺着される。ピストンロッド26は、このシリンダキ
ャップ27内を貫通して突出可能に設けられ、シリンダ
キャップ27の内周部にシールリング28が装着され
る。上記シリンダキャップ27により密封構造に構成さ
れた操舵シリンダ24内は、ピストン25により左室2
9A及び右室29Bに画成される。 【0013】前記作動油切換装置19は、切換装置ハウ
ジング29と、この切換装置ハウジング29に刻設され
た複数の油路30と、切換装置ハウジング29に微小ス
ライド可能に嵌装された切換部としての円柱形状のスプ
ールバルブ31とを有して構成される。上記切換装置ハ
ウジング29は、操舵シリンダ24においてピストンロ
ッド26が突出しないままの一側部に、取付ボルト20
を用いて固定される。作動油切換装置19は、図2に示
すポンプユニット32から操舵シリンダ装置13へ至る
油圧経路の途中に配設される。つまり、ポンプユニット
32と作動油切換装置19の油路30とが油圧ホース3
3A及び33Bにより接続され、また、この作動油切換
装置19の油路30と操舵シリンダ装置13の左室29
A及び右室29Bが連通される。 【0014】上記スプールバルブ31には、スプールバ
ルブブラケット34の一端部がボルト固定される。作動
油切換装置19は、スプールバルブブラケット34を介
しての後述するスプールバルブ31の微小スライドによ
り、ポンプユニット32から圧送される作動油の流れを
切り換え、この作動油を操舵シリンダ装置13の左室2
9Aあるいは右室29Bへ選択的に供給する。 【0015】一方、図2に示すように、船体内の運転席
には操舵ハンドル37が設置される。この操舵ハンドル
37には、斜板ポンプ等のオイルポンプ38が連結さ
れ、このオイルポンプ38に油圧ホース39A及び39
Bを介して、作動装置としての手動油圧シリンダ装置4
0が接続される。上記操舵ハンドル37の回転操作によ
り、オイルポンプ38が作動油を油圧ホース39Aある
いは39Bへ選択的に圧送する。 【0016】手動油圧シリンダ装置40は、操舵シリン
ダ装置13とほぼ平行に配置され、図1に示すように、
手動油圧シリンダ41内にピストン42がスライド自在
に収容され、このピストン42にピストンロッド43が
一体結合して構成される。手動油圧シリンダ装置40の
外周には、リング形状の2個のシリンダサポート44
が、軸方向に所定間隔を持って摺動自在に挿通され、こ
のシリンダサポート44が取付ボルト45により着脱可
能に操舵シリンダ24に取り付けられる。 【0017】手動油圧シリンダ41内は、上記ピストン
42によって左室46A及び右室46Bに液密状態で画
成される。手動油圧シリンダ41の左室46A側端部
に、この左室46Aに連通する左室側油路47Aが形成
され、また、手動油圧シリンダ41の右室46B側端部
に、この右室46Bに連通する右室側油路47Bが形成
される。左室側油路47Aに油圧ホース39Aが、右室
側油路47Bに油圧ホース39Bがそれぞれ接続され
る。従って、油圧ホース39A及び39Bを経て手動油
圧シリンダ装置40の左室46A及び右室46Bのそれ
ぞれに、オイルポンプ38(図2)から作動油が供給さ
れる。 【0018】手動油圧シリンダ41の左室46A側端部
には、更に、袋ナット48を介してブラケット取付部4
9が螺合され、このブラケット取付部49にスプールバ
ルブブラケット34の他端部が嵌合される。ブラケット
取付部49は、ロックナット50により緩み止めが果た
される。また、手動油圧シリンダ41の右室46B側端
部に、ピストンロッド43が液密状態で貫通される。こ
のような手動油圧シリンダ装置40では、例えば、油圧
ホース39Bから右室側油路47Bを経て手動油圧シリ
ンダ装置40の右室46Bへ作動油が供給されることに
より、手動油圧シリンダ装置40のピストン42が図1
における左方向へ移動するとともに、手動油圧シリンダ
41自体がシリンダサポート44内を図1の右方向へ微
小量摺動する。この手動油圧シリンダ41の摺動が、袋
ナット48及びブラケット取付部49を経てスプールバ
ルブブラケット34に伝えられ、スプールバルブ31が
右方向へ移動する。この結果、ポンプユニット32(図
2)からの作動油は、操舵シリンダ装置13の右室29
B内へ導かれる。 【0019】操舵シリンダ装置13のピストンロッド2
6及び手動油圧シリンダ装置40のピストンロッド43
は、ともにクレビス51に螺合され、同期して同方向に
移動する。このクレビス51は、ロッドリンク52を介
して操舵アーム18に連結される。クレビス51、ロッ
ドリンク52及び操舵アーム18の連結は、ピン等によ
る廻り対偶である。上記操舵シリンダ装置13及び手動
油圧シリンダ装置40のピストンロッド26及び43が
図1における左右方向に移動することにより、操舵アー
ム18が同方向に揺動され、推進ユニット12が操舵さ
れる。特に、操舵シリンダ13のピストンロッド26
は、操舵アーム18へ操舵アシスト力を作用する。 【0020】前記切換装置ハウジング29には、スプー
ルバルブ31の微小スライドを復帰させるスプールバル
ブ復帰装置53が設置される。このスプールバルブ復帰
装置53は、切換装置ハウジング29に螺装された復帰
装置ハウジング54と、スプールバルブ31において上
記復帰装置ハウジング54に対応した位置に形成された
外面溝55と、この外面溝55内に圧縮スプリング56
により離反状態で嵌装され、復帰装置ハウジング54に
係止された押動子57と、を有して構成される。スプー
ルバルブ31の左右方向の微小スライドにより圧縮スプ
リング56が圧縮され、この圧縮スプリング56の付勢
力が押動子57を介してスプールバルブ31に作用し、
図2のオイルポンプ38からの作動油圧消失時に、スプ
ールバルブ31が中立位置に復帰する。 【0021】次に作用を説明する。図2に示す操舵ハン
ドル37が左右いずれの方向にも回転されないときに
は、オイルポンプ38から油圧ホース39A及び39B
を介して手動油圧シリンダ装置40(図1)へ作動油が
供給されないので、作動油切換装置19のスプールバル
ブ31はスライドせず、操舵シリンダ装置13の左室2
9A及び右室29Bの油圧がバランスする。このため、
操舵シリンダ装置13のピストンロッド26は移動せ
ず、操舵シリンダ装置13から操舵アーム18へ操舵ア
シスト力が作用しない。 【0022】また、図2に示す操舵ハンドル38が左方
向へ回転操作されると、油圧ポンプ38が油圧ホース3
9Bへ作動油を圧送し、この作動油は手動油圧シリンダ
装置40(図1)の右室側油路47Bを経て右室46B
内に至る。これにより、ピストン42が図1の左方向へ
移動するとともに、手動油圧シリンダ41自体が同右方
向へ微小移動して、スプールバルブブラケット34を介
しスプースバルブ31が同右方向へ微小スライドする。
このスプールバルブ31の右方向微小スライドにより、
ポンプユニット32からの作動油が操舵シリンダ装置1
3の右室29Bへ流入し、ピストン25及びピストンロ
ッド26が図1の左方向へ移動して、操舵アーム18に
左操舵の操舵アシスト力が作用する。 【0023】操舵ハンドル37が右方向に回転操作され
たときには、上記左方向操作と逆方向の作動となる。 【0024】図3は、図1に示す操舵装置10の異なる
使用態様を示す部分断面図である。この図3において、
図1と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明
を省略する。 【0025】この異なる使用態様では、操舵ハンドル3
7に作用した操作力は、操作ケーブル60及びスプール
バルブブラケット34を介して作動油切換装置19のス
プールバルブ31へ伝達される。 【0026】つまり、操舵ハンドル37には図示しない
ピニオンが形成され、このピニオンにラックバー(図示
せず)が噛み合わされ、このラックバーに操作ケーブル
60のインナケーブル60Aが接続される。操作ケーブ
ル60は、アウタケーブル60Bによってインナケーブ
ル60Aを被覆したものであり、このアウタケーブル6
0Bの一端部がラックバーハウジング(図示せず)に固
定される。 【0027】一方、図1及び図3に示すように、操舵シ
リンダ装置13の操舵シリンダ24からは、シリンダサ
ポート44とともに手動油圧シリンダ装置40が取外さ
れ、このとき、ブラケット取付部49と袋ナット48と
の螺合が外されて、操舵シリンダ装置13の操舵シリン
ダ24に、取付ボルト45を用いてケーブルガイド61
が着脱可能に取付けられる。このケーブルガイド61内
に、インナケーブル60Aと、このインナケーブル60
Aの他端部に接続されたロッドエンド62とが摺動自在
に挿通される。このロッドエンド62がクレビス51に
連結される。また、操作ケーブル60のアウタケーブル
60Bの他端部には、袋ナット48が嵌合され、この袋
ナット48に、スプールバルブブラケット34を嵌装し
たブラケット取付部49が螺合される。従って、上記操
作ケーブル60、ロッドエンド62及びケーブルガイド
61が、操舵ハンドル37の回転操作によってスプール
バルブブラケット34を介し、作動油切換装置19のス
プールバルブ31をスライドさせる作動部として機能す
る。 【0028】つまり、このように構成された操舵装置で
は、操舵ハンドル37の操作により、この操作力が操作
ケーブル60のインナケーブル60A及びクレビス51
を経て操舵アーム18に作用するが、このとき推進ユニ
ット12に作用する操舵抵抗力がインナケーブル60A
及びアウタケーブル60Bに作用し、スプールバルブブ
ラケット34を介してスプールバルブ31にも作用す
る。この結果、スプールバルブ31が、ポンプユニット
32から操舵シリンダ装置13へ供給される作動油の流
れを切り換えて、操舵シリンダ装置13のピストン25
及びピストンロッド26を移動させる。このピストンロ
ッド26は、インナケーブル60A及びロッドエンド6
2が操舵アーム18へ作用したと同方向の操舵アシスト
力を上記操舵アーム18へ作用する。 【0029】このように、操舵装置10では、図1及び
図2に示すように、操舵ハンドル37の操作力をオイル
ポンプ38にて作動油に伝え、この作動油を利用して手
動油圧シリンダ装置40を作動させ、作動油切換装置1
9のスプールバルブ31を操作する手動油圧ステアリン
グ方式の操舵装置と、図3にしめすように、操舵ハンド
ル37の操作力を操作ケーブル60を介してスプールバ
ルブブラケット34へ伝え、これにより作動油切換装置
19のスプールバルブ31を操作するケーブルステアリ
ング方式の操舵装置とを容易に交換できる。つまり、手
動油圧シリンダ装置40及びシリンダサポート44とケ
ーブルガイド61とを取付ボルト45を用いて着脱可能
に取付けることにより、手動油圧ステアリング方式の操
舵装置とケーブルステアリング方式の操舵装置とを極め
て容易に交換でき、両方式の操舵装置の互換性を向上さ
せることができる。 【0030】また、操舵シリンダ装置13の操舵シリン
ダ24における同一の位置に、手動油圧シリンダ装置4
0あるいはケーブルガイド61を取り付けたので、スペ
ースの効率的な利用が図られる。 【0031】更に、手動油圧シリンダ装置40を取り付
けた手動油圧ステアリング方式の場合、手動油圧シリン
ダ41がシリンダサポート44にて操舵シリンダ装置1
3の操舵シリンダ24に支持されているため、手動油圧
シリンダ装置40の荷重がスプールバルブブラケット3
4に作用することがなく、作動油切換装置19における
スプールバルブ31の摺動性を良好にすることができ
る。 【0032】また、上記手動油圧シリンダ装置40の手
動油圧シリンダ41が比較的小径に形成されているた
め、コンパクト化を図ることができるとともに、操舵ハ
ンドル37の操作角度を小さくすることもできる。 【0033】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る船舶推進
機用操舵装置によれば、手動油圧ステアリング方式の操
舵装置とケーブルステアリング方式の操舵装置との交換
を極めて容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る船舶推進機用操舵装置の一実施
例の一部を示す断面図。 【図2】図1の船舶推進機用操舵装置の全体構成を示す
斜視図。 【図3】図1に示す操舵装置の異なる使用態様を示す部
分断面図。 【符号の説明】 10 操舵装置 11 船外機 12 推進ユニット 13 操舵シリンダ装置 14 クランプブラケット 15 チルト軸 16 スイベルブラケット 17 転舵軸 18 操舵アーム 19 作動油切換装置 24 操舵シリンダ 26 ピストンロッド 31 スプールバルブ34 スプールバルブブラケット(作動部) 37 操舵ハンドル 40 手動油圧シリンダ装置 41 手動油圧シリンダ(スライドガイド部材) 43 ピストンロッド(ロッド部材) 44 シリンダサポート 45 取付ボルト 60 操作ケーブル 61 ケーブルガイド(スライドガイド部材) 62 ロッドエンド(ロッド部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 25/16 B63H 20/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 推進ユニットを船体に支持するブラケッ
    トに操舵シリンダ装置が設置され、この操舵シリンダ装
    置のピストンロッドが上記推進ユニットを操舵可能とす
    る操舵アームに連結され、上記操舵シリンダ装置には、
    この操舵シリンダ装置へ供給される作動流体の流れを切
    り換える作動流体切換装置が連結され、 また、上記船体に設置された操舵ハンドルの操作により
    作動する作動装置の作動により上記作動流体切換装置の
    切換部がスライドして、上記操舵シリンダ装置へ供給さ
    れる作動流体の流れを切り換えて、上記操舵シリンダ装
    置の上記ピストンロッドを移動させるよう構成された船
    舶推進機用操舵装置において、 上記作動装置が、操舵ハンドルの操作により移動される
    ロッド部材と、該ロッド部材を摺動可能に支持するスラ
    イドガイド部材と、該ロッド部材の移動に応じて該ロッ
    ド部材の移動方向とは逆方向に微動する作動部とを有
    し、該作動部には作動流体切換装置の切換部が結合さ
    れ、 ロッド部材の一端が、操舵シリンダ装置のピストンロッ
    ドの一端に連結され、 スライドガイド部材が操舵シリンダ装置の操舵シリンダ
    に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする船舶推進
    機用操舵装置。
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