JPH04260894A - 船舶推進機用操舵装置 - Google Patents
船舶推進機用操舵装置Info
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- JPH04260894A JPH04260894A JP3040711A JP4071191A JPH04260894A JP H04260894 A JPH04260894 A JP H04260894A JP 3040711 A JP3040711 A JP 3040711A JP 4071191 A JP4071191 A JP 4071191A JP H04260894 A JPH04260894 A JP H04260894A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/06—Steering by rudders
- B63H25/08—Steering gear
- B63H25/14—Steering gear power assisted; power driven, i.e. using steering engine
- B63H25/34—Transmitting of movement of engine to rudder, e.g. using quadrants, brakes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/12—Means enabling steering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/02—Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring
- B63H2025/028—Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring using remote control means, e.g. wireless control; Equipment or accessories therefor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は船外機等の船舶推進機用
操舵装置に関する。
操舵装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭６１−１５９９ 号公報に
記載の如くの船舶推進機用操舵装置がある。この操舵装
置は、船体に固定されるクランプブラケットにスイベル
ブラケットを揺動可能に支持し、スイベルブラケットに
回動可能に支持される転舵軸に推進ユニットを固定し、
船体内に操舵ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結され
た操舵ケーブルをケーブルガイドによって案内し、該操
舵ケーブルの端部を操舵アームに連結すると共に、更に
、スイベルブラケットに操舵シリンダを固定し、操舵シ
リンダのピストンロッドを上記操舵アームに連結し、前
記操舵ケーブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シ
リンダのピストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に
移動せしめるように該操舵シリンダへの流体圧供給状態
を切換える流体圧切換装置を備えて構成されている。
記載の如くの船舶推進機用操舵装置がある。この操舵装
置は、船体に固定されるクランプブラケットにスイベル
ブラケットを揺動可能に支持し、スイベルブラケットに
回動可能に支持される転舵軸に推進ユニットを固定し、
船体内に操舵ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結され
た操舵ケーブルをケーブルガイドによって案内し、該操
舵ケーブルの端部を操舵アームに連結すると共に、更に
、スイベルブラケットに操舵シリンダを固定し、操舵シ
リンダのピストンロッドを上記操舵アームに連結し、前
記操舵ケーブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シ
リンダのピストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に
移動せしめるように該操舵シリンダへの流体圧供給状態
を切換える流体圧切換装置を備えて構成されている。
【０００３】そして、従来技術では、スイベルブラケッ
トを揺動可能に支持するためのクランプブラケットに固
定されるチルト軸を中空とし、このチルト軸の中空部を
上記操舵ケーブルのためのケーブルガイドとしている。
トを揺動可能に支持するためのクランプブラケットに固
定されるチルト軸を中空とし、このチルト軸の中空部を
上記操舵ケーブルのためのケーブルガイドとしている。
【０００４】このとき、従来技術では、チルト軸の一端
に操舵ケーブルのアウタチューブを取付け、また操舵ケ
ーブルのインナケーブルを該チルト軸の他端から突出せ
しめ、このインナケーブル突出端を操舵シリンダに連結
するものとしている。
に操舵ケーブルのアウタチューブを取付け、また操舵ケ
ーブルのインナケーブルを該チルト軸の他端から突出せ
しめ、このインナケーブル突出端を操舵シリンダに連結
するものとしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
の操舵装置では、操舵シリンダと離隔して配置されるチ
ルト軸の上記アウタチューブ取付端に対する反対端から
インナケーブル端が単に突出するだけでなく、該インナ
ケーブル端は操舵時に操舵ストローク分更に突出する。
の操舵装置では、操舵シリンダと離隔して配置されるチ
ルト軸の上記アウタチューブ取付端に対する反対端から
インナケーブル端が単に突出するだけでなく、該インナ
ケーブル端は操舵時に操舵ストローク分更に突出する。
【０００６】そして、操舵装置では、上述のインナケー
ブルの突出状態とは別に、操舵シリンダ自身の存在、更
には操舵シリンダから突出するピストンロッド端が操舵
時に操舵ストローク分左右に移動することとなる。
ブルの突出状態とは別に、操舵シリンダ自身の存在、更
には操舵シリンダから突出するピストンロッド端が操舵
時に操舵ストローク分左右に移動することとなる。
【０００７】従って、従来技術では、操舵装置のために
、広い範囲に操舵ストローク分のスペースを確保する必
要があり、船舶推進機の全体サイズのコンパクト化を困
難とする。
、広い範囲に操舵ストローク分のスペースを確保する必
要があり、船舶推進機の全体サイズのコンパクト化を困
難とする。
【０００８】本発明は、操舵装置のための必要スペース
を小さくすることを目的とする。
を小さくすることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、船体に固定さ
れるブラケットに回動可能に支持される転舵軸に推進ユ
ニットを固定し、船体内に操舵ハンドルを設け、操舵ハ
ンドルに連結された操舵ケーブルをケーブルガイドによ
って案内し、該操舵ケーブルの端部を操舵アームに連結
すると共に、更に、船体或いはブラケットに対し操舵方
向には不動に操舵シリンダを取付け、操舵シリンダのピ
ストンロッドを上記操舵アームに連結し、前記操舵ケー
ブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シリンダのピ
ストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に移動せしめ
るように該操舵シリンダへの流体圧供給状態を切換える
流体圧切換装置を備えて構成される船舶推進機用操舵装
置において、前記操舵シリンダ内に前記操舵ケーブルの
ためのケーブルガイドを設けたものである。
れるブラケットに回動可能に支持される転舵軸に推進ユ
ニットを固定し、船体内に操舵ハンドルを設け、操舵ハ
ンドルに連結された操舵ケーブルをケーブルガイドによ
って案内し、該操舵ケーブルの端部を操舵アームに連結
すると共に、更に、船体或いはブラケットに対し操舵方
向には不動に操舵シリンダを取付け、操舵シリンダのピ
ストンロッドを上記操舵アームに連結し、前記操舵ケー
ブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シリンダのピ
ストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に移動せしめ
るように該操舵シリンダへの流体圧供給状態を切換える
流体圧切換装置を備えて構成される船舶推進機用操舵装
置において、前記操舵シリンダ内に前記操舵ケーブルの
ためのケーブルガイドを設けたものである。
【００１０】
【作用】本発明によれば、操舵ケーブルのためのケーブ
ルガイドが操舵シリンダ内に設けられる。従って、操舵
ケーブルのインナケーブルが操舵シリンダ自身及び該シ
リンダから突出するピストンロッドから離隔配置される
ことなく、同軸配置されて、それら３者の配置関係をコ
ンパクトにまとめることができる。また、操舵ストロー
クに対応するインナケーブル端の突出スペースと、ピス
トンロッドの突出スペースも互いに同軸化されて重なる
如くとなり、結果として操舵装置のための必要スペース
を小さくできる。
ルガイドが操舵シリンダ内に設けられる。従って、操舵
ケーブルのインナケーブルが操舵シリンダ自身及び該シ
リンダから突出するピストンロッドから離隔配置される
ことなく、同軸配置されて、それら３者の配置関係をコ
ンパクトにまとめることができる。また、操舵ストロー
クに対応するインナケーブル端の突出スペースと、ピス
トンロッドの突出スペースも互いに同軸化されて重なる
如くとなり、結果として操舵装置のための必要スペース
を小さくできる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の第１実施例が適用されたシン
グル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図、図２は本発
明の第２実施例が適用されたデュアル操舵方式の操舵装
置を示す要部断面図、図３は本発明の操舵装置の作動を
示す模式図、図４は本発明が適用された操舵装置の全体
構成を示す模式図である。
グル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図、図２は本発
明の第２実施例が適用されたデュアル操舵方式の操舵装
置を示す要部断面図、図３は本発明の操舵装置の作動を
示す模式図、図４は本発明が適用された操舵装置の全体
構成を示す模式図である。
【００１２】（第１実施例）（図１、図３、図４参照）
操舵装置１０は、シングル操舵方式であり、船外機１１
の推進ユニット１２を単一の操舵ケーブル１３により操
舵可能とする。
操舵装置１０は、シングル操舵方式であり、船外機１１
の推進ユニット１２を単一の操舵ケーブル１３により操
舵可能とする。
【００１３】ここで、推進ユニット１１は、船体１４に
固定されるクランプブラケット１５にチルト軸１６を介
してスイベルブラケット１７を揺動可能に支持し、スイ
ベルブラケット１７に回動可能に支持される転舵軸１８
に推進ユニット１２を固定している。
固定されるクランプブラケット１５にチルト軸１６を介
してスイベルブラケット１７を揺動可能に支持し、スイ
ベルブラケット１７に回動可能に支持される転舵軸１８
に推進ユニット１２を固定している。
【００１４】そして、操舵装置１０は、船体１４内の操
縦席に、操舵ハンドル１９を設け、操舵ハンドル１９の
ピニオン２０にラックバー２１にて連結された操舵ケー
ブル１３のインナケーブル１３Ａの他端ロッドエンド２
２を後に詳述するケーブルガイド２９によって案内し、
該ロッドエンド２２の端部をリンク２３を介して操舵ア
ーム２４にヒンジ２４Ａにより連結している。操舵アー
ム２４は転舵軸１８と一体である。
縦席に、操舵ハンドル１９を設け、操舵ハンドル１９の
ピニオン２０にラックバー２１にて連結された操舵ケー
ブル１３のインナケーブル１３Ａの他端ロッドエンド２
２を後に詳述するケーブルガイド２９によって案内し、
該ロッドエンド２２の端部をリンク２３を介して操舵ア
ーム２４にヒンジ２４Ａにより連結している。操舵アー
ム２４は転舵軸１８と一体である。
【００１５】尚、操舵ケーブル１３はアウタチューブ１
３Ｂ内にインナケーブル１３Ａを挿通しており、アウタ
チューブ１３Ｂの一端部はラックバー２１のガイドハウ
ジング２１Ａに固定され、アウタチューブ１３Ｂの他端
部は後に詳述する油圧切換装置４１のスプール４３にね
じキャップ２５により固定されている。
３Ｂ内にインナケーブル１３Ａを挿通しており、アウタ
チューブ１３Ｂの一端部はラックバー２１のガイドハウ
ジング２１Ａに固定され、アウタチューブ１３Ｂの他端
部は後に詳述する油圧切換装置４１のスプール４３にね
じキャップ２５により固定されている。
【００１６】また、操舵装置１０は、スイベルブラケッ
ト１７の前面に操舵シリンダ２６を固定し、操舵シリン
ダ２６のピストン２７に連結されているピストンロッド
２８の端部を、後に詳述する如くの構造により、前記ロ
ッドエンド２２の端部と共に前記リンク２３を介して前
記操舵アーム２４に連結している。
ト１７の前面に操舵シリンダ２６を固定し、操舵シリン
ダ２６のピストン２７に連結されているピストンロッド
２８の端部を、後に詳述する如くの構造により、前記ロ
ッドエンド２２の端部と共に前記リンク２３を介して前
記操舵アーム２４に連結している。
【００１７】然るに、操舵シリンダ２６は２重筒状をな
し、内筒内部を前記インナケーブル１３Ａのロッドエン
ド２２のためのケーブルガイド２９とし、外筒内部を前
記ピストン２７のための左右室３０Ａ、３０Ｂとしてい
る。
し、内筒内部を前記インナケーブル１３Ａのロッドエン
ド２２のためのケーブルガイド２９とし、外筒内部を前
記ピストン２７のための左右室３０Ａ、３０Ｂとしてい
る。
【００１８】このため、ピストン２７は操舵シリンダ２
６の内外筒間に嵌合されるドーナツ状をなし、その内径
部にシールリング３１Ａを装着され、その外径部にシー
ルリング３１Ｂを装着されている。
６の内外筒間に嵌合されるドーナツ状をなし、その内径
部にシールリング３１Ａを装着され、その外径部にシー
ルリング３１Ｂを装着されている。
【００１９】また、ピストンロッド２８は操舵シリンダ
２６の内筒まわりに嵌合される円筒状をなし、操舵シリ
ンダ２６から外方に突出する側の内径部に前記インナケ
ーブル１３Ａのロッドエンド２２の端部を延在せしめ、
その外方突出端を閉塞部２８Ａとしている。そして、上
記ロッドエンド２２の端部と上記ピストンロッド２８の
端部とは、ボルト３２によりリンク２３の端部に連結さ
れている。
２６の内筒まわりに嵌合される円筒状をなし、操舵シリ
ンダ２６から外方に突出する側の内径部に前記インナケ
ーブル１３Ａのロッドエンド２２の端部を延在せしめ、
その外方突出端を閉塞部２８Ａとしている。そして、上
記ロッドエンド２２の端部と上記ピストンロッド２８の
端部とは、ボルト３２によりリンク２３の端部に連結さ
れている。
【００２０】尚、ボルト３２によるロッドエンド２２と
ピストンロッド２８とリンク２３との連結構造は、図１
（Ｂ）の如くである。即ち、ボルト３２はロッドエンド
２２とピストンロッド２８とリンク２３とを貫通し、そ
の貫通端にカラー１０１、ナット１０２を取付けられて
いる。このとき、ピストンロッド２８のボルト３２が貫
通する孔の両側部には、ボルト３２まわりに挿着された
シール部材１０３、１０３が挟着されている。
ピストンロッド２８とリンク２３との連結構造は、図１
（Ｂ）の如くである。即ち、ボルト３２はロッドエンド
２２とピストンロッド２８とリンク２３とを貫通し、そ
の貫通端にカラー１０１、ナット１０２を取付けられて
いる。このとき、ピストンロッド２８のボルト３２が貫
通する孔の両側部には、ボルト３２まわりに挿着された
シール部材１０３、１０３が挟着されている。
【００２１】また、操舵シリンダ２６においてピストン
ロッド２８が突出する側の端部にはキャップ３３が嵌着
されている。キャップ３３の内径部にはシールリング３
４Ａが装着され、その外径部にはシールリング３４Ｂが
装着されている。
ロッド２８が突出する側の端部にはキャップ３３が嵌着
されている。キャップ３３の内径部にはシールリング３
４Ａが装着され、その外径部にはシールリング３４Ｂが
装着されている。
【００２２】更に、操舵装置１０は、ポンプユニット３
５からオイルクーラー３６、オイルフィルタ３７を介し
て圧送される油を操舵シリンダ２６の左右室３０Ａ、３
０Ｂに導き、操舵ハンドル１９に加える操舵力をアシス
トするための油圧切換装置４１を備えている。
５からオイルクーラー３６、オイルフィルタ３７を介し
て圧送される油を操舵シリンダ２６の左右室３０Ａ、３
０Ｂに導き、操舵ハンドル１９に加える操舵力をアシス
トするための油圧切換装置４１を備えている。
【００２３】油圧切換装置４１は、操舵シリンダ２６の
ピストンロッド２８が突出しない側の端部において、前
記インナケーブル１３Ａまわりに設けられるスプールハ
ウジング４２と、ハウジング４２内に収容される筒状ス
プール４３とを有して構成されている。
ピストンロッド２８が突出しない側の端部において、前
記インナケーブル１３Ａまわりに設けられるスプールハ
ウジング４２と、ハウジング４２内に収容される筒状ス
プール４３とを有して構成されている。
【００２４】ここで、スプール４３は、スプールハウジ
ング４２の内周面に摺接する外周面に２連溝を備えてお
り、ハウジング４２からシールリング４４を経て外方に
突出する端部には、前記アウタチューブ１３Ｂの他端部
に係着されている前記ねじキャップ２５が螺着されてい
る。また、スプール４３の外周部の上記２連溝の両側に
は、シールリング４５Ａ、４５Ｂが装着されている。
ング４２の内周面に摺接する外周面に２連溝を備えてお
り、ハウジング４２からシールリング４４を経て外方に
突出する端部には、前記アウタチューブ１３Ｂの他端部
に係着されている前記ねじキャップ２５が螺着されてい
る。また、スプール４３の外周部の上記２連溝の両側に
は、シールリング４５Ａ、４５Ｂが装着されている。
【００２５】また、スプールハウジング４２は、内周部
に油溝ａ、ｂ、ｃを有している。ａとｃは連通しており
、ｂはａ、ｃと隔離されている。そして、ハウジング４
２は、油道ａに高圧送油管４６を接続され、油道ｂに低
圧返油管４７を接続されている。また、ハウジング４２
は、スプール４３の前記２連溝のそれぞれに臨む部位に
、操舵シリンダ２６の左室３０Ａに連通する配管４８と
、右室３０Ｂに連通する配管４９とを接続されている。
に油溝ａ、ｂ、ｃを有している。ａとｃは連通しており
、ｂはａ、ｃと隔離されている。そして、ハウジング４
２は、油道ａに高圧送油管４６を接続され、油道ｂに低
圧返油管４７を接続されている。また、ハウジング４２
は、スプール４３の前記２連溝のそれぞれに臨む部位に
、操舵シリンダ２６の左室３０Ａに連通する配管４８と
、右室３０Ｂに連通する配管４９とを接続されている。
【００２６】尚、この第１実施例において、チルト軸１
６は中空であるが、その両端部はシールキャップ５０が
装着されて閉塞化されている。
６は中空であるが、その両端部はシールキャップ５０が
装着されて閉塞化されている。
【００２７】次に、上記操舵装置１０の作動について説
明する。
明する。
【００２８】（１） 中立モード（図３（Ａ）参照）操
舵ハンドル１９が中立位置にあるとき、スプール４３が
中立位置に設定され、スプールハウジング４２の油道ａ
とｂ、ｂとｃがそれぞれスプール４３の２連溝にて連絡
される。このため、高圧送油管４６と低圧返油管４７は
油道ａ、ｂ、ｃを通して連通される。また、操舵シリン
ダ２６の左室３０Ａと右室３０Ｂも油道ａ、ｂ、ｃを通
じて連通され、両室３０Ａ、３０Ｂ間の圧力バランスが
確保される。このため、ピストン２７、ピストンロッド
２８の移動はなく、操舵アーム２４に操舵アシスト力の
付与はない。
舵ハンドル１９が中立位置にあるとき、スプール４３が
中立位置に設定され、スプールハウジング４２の油道ａ
とｂ、ｂとｃがそれぞれスプール４３の２連溝にて連絡
される。このため、高圧送油管４６と低圧返油管４７は
油道ａ、ｂ、ｃを通して連通される。また、操舵シリン
ダ２６の左室３０Ａと右室３０Ｂも油道ａ、ｂ、ｃを通
じて連通され、両室３０Ａ、３０Ｂ間の圧力バランスが
確保される。このため、ピストン２７、ピストンロッド
２８の移動はなく、操舵アーム２４に操舵アシスト力の
付与はない。
【００２９】（２） 左転舵モード（図３（Ｂ）参照）
操舵ハンドル１９が左操舵せしめられると、操舵ケーブ
ル１３のインナケーブル１３Ａとロッドエンド２２が図
中左方向に移動せしめられる。このとき、ロッドエンド
２２、及びインナケーブル１３Ａには推進ユニット１２
側に作用する操舵抵抗力が作用し、該ロッドエンド２２
を右方向へ戻そうとする。然るに、操舵ケーブル１３の
配索状態は図４の如くの曲げ部を有しており、中間部は
屈曲自在となっている。このため、操舵ケーブル１３の
アウタチューブ１３Ｂは、上記ロッドエンド２２、及び
インナケーブル１３Ａの右方向への移動力を受けて、当
該右方向へ移動せしめられる。ここで、アウタチューブ
１３Ｂの端部はスプール４３と一体であり、結果として
、スプール４３は上記インナケーブル１３Ａの右方向へ
の移動とともに右方向へ移動することとなる。これによ
り、高圧送油管４６は、油道ｂ、スプール４３の２連溝
の一方、配管４９を介して操舵シリンダ２６の右室３０
Ｂに連通され、低圧返油管４７は油道ａ、ｃ、スプール
４３の２連溝の他方、配管４８を介して操舵シリンダ２
６の左室３０Ａに連通される。これにより、ポンプユニ
ット３５からの高圧油が右室３０Ｂに流入し、ピストン
２７、ピストンロッド２８をインナケーブル１３Ａの操
作方向と同一の左方向へ移動し、操舵アーム２４に左操
舵の操舵アシスト力を付与する。
操舵ハンドル１９が左操舵せしめられると、操舵ケーブ
ル１３のインナケーブル１３Ａとロッドエンド２２が図
中左方向に移動せしめられる。このとき、ロッドエンド
２２、及びインナケーブル１３Ａには推進ユニット１２
側に作用する操舵抵抗力が作用し、該ロッドエンド２２
を右方向へ戻そうとする。然るに、操舵ケーブル１３の
配索状態は図４の如くの曲げ部を有しており、中間部は
屈曲自在となっている。このため、操舵ケーブル１３の
アウタチューブ１３Ｂは、上記ロッドエンド２２、及び
インナケーブル１３Ａの右方向への移動力を受けて、当
該右方向へ移動せしめられる。ここで、アウタチューブ
１３Ｂの端部はスプール４３と一体であり、結果として
、スプール４３は上記インナケーブル１３Ａの右方向へ
の移動とともに右方向へ移動することとなる。これによ
り、高圧送油管４６は、油道ｂ、スプール４３の２連溝
の一方、配管４９を介して操舵シリンダ２６の右室３０
Ｂに連通され、低圧返油管４７は油道ａ、ｃ、スプール
４３の２連溝の他方、配管４８を介して操舵シリンダ２
６の左室３０Ａに連通される。これにより、ポンプユニ
ット３５からの高圧油が右室３０Ｂに流入し、ピストン
２７、ピストンロッド２８をインナケーブル１３Ａの操
作方向と同一の左方向へ移動し、操舵アーム２４に左操
舵の操舵アシスト力を付与する。
【００３０】（３） 右転舵モード（図３（Ｃ）参照）
上記（２） の左転舵モードと逆方向の作動となる。
上記（２） の左転舵モードと逆方向の作動となる。
【００３１】次に、上記実施例の作用について説明する
。
。
【００３２】■操舵ケーブル１３のためのケーブルガイ
ド２９が操舵シリンダ２６内に設けられる。従って、操
舵ケーブル１３のインナケーブル１３Ａが操舵シリンダ
２６自身及び該シリンダ２６から突出するピストンロッ
ド２８から離隔配置されることなく、同軸配置されて、
それら３者の配置関係をコンパクトにまとめることがで
きる。また、操舵ストロークに対応するインナケーブル
１３Ａ端の突出スペースと、ピストンロッド２８の突出
スペースも互いに同軸化されて重なる如くとなり、結果
として操舵装置のための必要スペースを小さくできる。
ド２９が操舵シリンダ２６内に設けられる。従って、操
舵ケーブル１３のインナケーブル１３Ａが操舵シリンダ
２６自身及び該シリンダ２６から突出するピストンロッ
ド２８から離隔配置されることなく、同軸配置されて、
それら３者の配置関係をコンパクトにまとめることがで
きる。また、操舵ストロークに対応するインナケーブル
１３Ａ端の突出スペースと、ピストンロッド２８の突出
スペースも互いに同軸化されて重なる如くとなり、結果
として操舵装置のための必要スペースを小さくできる。
【００３３】■チルト軸１６の中空部にケーブルガイド
２９を設ける必要がなくなり、結果として中空チルト軸
１６の両端部をシールキャップ５０によって閉塞でき、
該チルト軸１６の防食が容易となる。
２９を設ける必要がなくなり、結果として中空チルト軸
１６の両端部をシールキャップ５０によって閉塞でき、
該チルト軸１６の防食が容易となる。
【００３４】■チルト軸１６は操舵ケーブル１３挿通の
ための比較的太径の中空部を必要とせず、また防食用グ
リース注入孔を穿設する必要もないから、強度維持のた
めにあえて高級材料を採用したり、大断面積を採用する
必要がなく、製造容易となる。
ための比較的太径の中空部を必要とせず、また防食用グ
リース注入孔を穿設する必要もないから、強度維持のた
めにあえて高級材料を採用したり、大断面積を採用する
必要がなく、製造容易となる。
【００３５】■インナケーブル１３Ａのロッドエンド２
２を案内するケーブルガイド２９を構成している操舵シ
リンダ２６の内筒開口部は、操舵シリンダ２６の内筒ま
わりに嵌合されるピストンロッド２８の閉側部２８Ａに
よって閉塞される。ピストンロッド２８のボルト３２が
貫通する孔の両側部もシール部材１０３、１０３にて完
全にシールされる。従って、インナケーブル１３Ａのロ
ッドエンド２２を確実に防食できる。
２を案内するケーブルガイド２９を構成している操舵シ
リンダ２６の内筒開口部は、操舵シリンダ２６の内筒ま
わりに嵌合されるピストンロッド２８の閉側部２８Ａに
よって閉塞される。ピストンロッド２８のボルト３２が
貫通する孔の両側部もシール部材１０３、１０３にて完
全にシールされる。従って、インナケーブル１３Ａのロ
ッドエンド２２を確実に防食できる。
【００３６】■操舵ケーブル１３のアウタチューブ１３
Ｂ端部をスプール４３として操舵シリンダ２６の端部に
収容し油圧切換装置４１としている。このため、本出願
人による特願平２−７５２４９ 号の操舵装置に比べ、
構造の簡素化、コンパクト化が可能となる。尚、配管４
８、４９が操舵につれて変位することがなく、他の部品
と干渉することがない。
Ｂ端部をスプール４３として操舵シリンダ２６の端部に
収容し油圧切換装置４１としている。このため、本出願
人による特願平２−７５２４９ 号の操舵装置に比べ、
構造の簡素化、コンパクト化が可能となる。尚、配管４
８、４９が操舵につれて変位することがなく、他の部品
と干渉することがない。
【００３７】（第２実施例）（図２参照）操舵装置６０
は、デュアル操舵方式であり、船外機１１の推進ユニッ
ト１２を２本の操舵ケーブル１３、１１３により操舵可
能とするものである。
は、デュアル操舵方式であり、船外機１１の推進ユニッ
ト１２を２本の操舵ケーブル１３、１１３により操舵可
能とするものである。
【００３８】この操舵装置６０は、１本目の操舵ケーブ
ル１１３をチルト軸１６の中空部にてガイドし、２本目
の操舵ケーブル１３を上記第１実施例におけると同様に
、操舵シリンダ２６の内筒内部にて形成したケーブルガ
イド２９にてガイドすることにて、２本の操舵ケーブル
１３、１１３をコンパクトにガイドできるものである。 １１３Ａはインナケーブル、１１３Ｂはアウタチューブ
である。
ル１１３をチルト軸１６の中空部にてガイドし、２本目
の操舵ケーブル１３を上記第１実施例におけると同様に
、操舵シリンダ２６の内筒内部にて形成したケーブルガ
イド２９にてガイドすることにて、２本の操舵ケーブル
１３、１１３をコンパクトにガイドできるものである。 １１３Ａはインナケーブル、１１３Ｂはアウタチューブ
である。
【００３９】尚、この実施例では、中間リンク６１を用
い、中間リンク６１の一端にインナケーブル１３Ａのロ
ッドエンド２２の端部と操舵シリンダ２６のピストンロ
ッド２８の端部とをピン３２により連結し、中間リンク
６１の他端にインナケーブル１１３Ａのロッドエンド１
２２の端部をピン１３２により連結し、中間リンク６１
の中間部に、操舵アーム２４に連なるリンク２３の端部
をピン結合している。
い、中間リンク６１の一端にインナケーブル１３Ａのロ
ッドエンド２２の端部と操舵シリンダ２６のピストンロ
ッド２８の端部とをピン３２により連結し、中間リンク
６１の他端にインナケーブル１１３Ａのロッドエンド１
２２の端部をピン１３２により連結し、中間リンク６１
の中間部に、操舵アーム２４に連なるリンク２３の端部
をピン結合している。
【００４０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操舵装置
のための必要スペースを小さくすることができる。
のための必要スペースを小さくすることができる。
【図１】図１は本発明の第１実施例が適用されたシング
ル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図である。
ル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図である。
【図２】図２は本発明の第２実施例が適用されたデュア
ル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図である。
ル操舵方式の操舵装置を示す要部断面図である。
【図３】図３は本発明の操舵装置の作動を示す模式図で
ある。
ある。
【図４】図４は本発明が適用された操舵装置の全体構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
１０ 操舵装置
１１ 船外機
１２ 推進ユニット
１３、１１３ 操舵ケーブル
１４ 船体
１５ クランプブラケット
１６ チルト軸
１７ スイベルブラケット
１８ 転舵軸
１９ 操舵ハンドル
２４ 操舵アーム
２６ 操舵シリンダ
２８ ピストンロッド
２９ ケーブルガイド
４１ 油圧切換装置
Claims (1)
- 【請求項１】 船体に固定されるブラケットに回動可
能に支持される転舵軸に推進ユニットを固定し、船体内
に操舵ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結された操舵
ケーブルをケーブルガイドによって案内し、該操舵ケー
ブルの端部を操舵アームに連結すると共に、更に、船体
或いはブラケットに対し操舵方向には不動に操舵シリン
ダを取付け、操舵シリンダのピストンロッドを上記操舵
アームに連結し、前記操舵ケーブルの変位に連動して駆
動され、上記操舵シリンダのピストンロッドを該操舵ケ
ーブルの操作方向に移動せしめるように該操舵シリンダ
への流体圧供給状態を切換える流体圧切換装置を備えて
構成される船舶推進機用操舵装置において、前記操舵シ
リンダ内に前記操舵ケーブルのためのケーブルガイドを
設けたことを特徴とする船舶推進機用操舵装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040711A JPH04260894A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機用操舵装置 |
| US07/835,283 US5266060A (en) | 1991-02-14 | 1992-02-13 | Steering device for marine propulsion device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040711A JPH04260894A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機用操舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04260894A true JPH04260894A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12588170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3040711A Withdrawn JPH04260894A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機用操舵装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5266060A (ja) |
| JP (1) | JPH04260894A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020168889A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | ヤマハ発動機株式会社 | 操船システム |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH082431A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-09 | Chuo Spring Co Ltd | 自動車用パワーステアリング装置 |
| US5782195A (en) * | 1996-07-02 | 1998-07-21 | Kobelt; Jacob | Braking/reversing rudder for marine vessel |
| JP2003285797A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-07 | Soqi Inc | 船用パワーステアリングの駆動方法及び装置 |
| US8046122B1 (en) | 2008-08-04 | 2011-10-25 | Brunswick Corporation | Control system for a marine vessel hydraulic steering cylinder |
| US8376794B2 (en) * | 2009-10-29 | 2013-02-19 | Mark X Steering Systems, Llc | Electromechanically actuated steering vane for marine vessel |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3774568A (en) * | 1972-04-17 | 1973-11-27 | Outboard Marine Corp | Rotary cable steering system |
| US4054102A (en) * | 1976-05-21 | 1977-10-18 | Outboard Marine Corporation | Dual cable steering system |
| JPS60134100A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-17 | ダイセル化学工業株式会社 | 無機繊維シ−ト材の製造方法 |
| CA1245915A (en) * | 1984-05-29 | 1988-12-06 | Arthur R. Ferguson | Marine propulsion device power steering system |
| JPH0631078B2 (ja) * | 1985-05-17 | 1994-04-27 | 三信工業株式会社 | 船舶推進機の操舵装置 |
| JPS61291297A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶の遠隔操舵装置 |
| JPS63188597A (ja) * | 1987-01-31 | 1988-08-04 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機の操舵装置 |
| JPH0260096A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 照明制御システム |
| US5118051A (en) * | 1989-04-18 | 1992-06-02 | United Technologies Corporation | Roll vibration absorber |
| US5061213A (en) * | 1990-08-13 | 1991-10-29 | Burroughs Thomas C | Control cable housing seal and lubricant for marine steering system |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP3040711A patent/JPH04260894A/ja not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-02-13 US US07/835,283 patent/US5266060A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020168889A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | ヤマハ発動機株式会社 | 操船システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5266060A (en) | 1993-11-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |