JPH0692197A - エアバッグ装置用パッド - Google Patents
エアバッグ装置用パッドInfo
- Publication number
- JPH0692197A JPH0692197A JP4246805A JP24680592A JPH0692197A JP H0692197 A JPH0692197 A JP H0692197A JP 4246805 A JP4246805 A JP 4246805A JP 24680592 A JP24680592 A JP 24680592A JP H0692197 A JPH0692197 A JP H0692197A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- upper wall
- air bag
- airbag
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コア層を別体成形しておいて、インサート成
形する必要がなく、製造工数が大幅に削減可能であると
ともに、射出成形金型も簡単となるエアバッグ装置用パ
ッドを提供する。 【構成】 エアバッグ装置１１の上面を覆うパッドであ
って、パッド本体１３が、エアバッグ１５の膨出時に破
断して上壁部１７を展開可能とする展開用溝部１９を連
続的に備えている構成において、パッド本体１３が、低
温引張強度ＴB （−３５℃）：２００〜５００kgｆ／ｃ
ｍ2 のスチレン系又はポリエステル系の熱可塑性エラス
トマー（ＴＰＥ）で、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmと
なるように単層成形されてなる。そして、展開用溝部１
９の残存肉厚ｔが０．３〜１．５mmが３０〜９０°であ
る。
形する必要がなく、製造工数が大幅に削減可能であると
ともに、射出成形金型も簡単となるエアバッグ装置用パ
ッドを提供する。 【構成】 エアバッグ装置１１の上面を覆うパッドであ
って、パッド本体１３が、エアバッグ１５の膨出時に破
断して上壁部１７を展開可能とする展開用溝部１９を連
続的に備えている構成において、パッド本体１３が、低
温引張強度ＴB （−３５℃）：２００〜５００kgｆ／ｃ
ｍ2 のスチレン系又はポリエステル系の熱可塑性エラス
トマー（ＴＰＥ）で、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmと
なるように単層成形されてなる。そして、展開用溝部１
９の残存肉厚ｔが０．３〜１．５mmが３０〜９０°であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
ホイールや、助手席前方のインストルメントパネルに装
着されるエアバッグ装置の上面を覆うパッドに関し、特
に、生産性良好に製造可能な熱可塑性エラストマー（以
下「ＴＰＥ」と略す。）の単層成形体であるエアバッグ
装置用パッドに関する。
ホイールや、助手席前方のインストルメントパネルに装
着されるエアバッグ装置の上面を覆うパッドに関し、特
に、生産性良好に製造可能な熱可塑性エラストマー（以
下「ＴＰＥ」と略す。）の単層成形体であるエアバッグ
装置用パッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエアバッグ装置用パッドは、通
常、下記のようにして製造していた。
常、下記のようにして製造していた。
【０００３】上記パッドは、通常、発泡処方の反応射出
成形（ＲＩＭ）用ポリウレタン材料を使用し、ネットイ
ンサートを埋設して射出成形して製造をする。このネッ
トインサートは、エアバッグ作動時、パッド上壁部を補
強するためである。
成形（ＲＩＭ）用ポリウレタン材料を使用し、ネットイ
ンサートを埋設して射出成形して製造をする。このネッ
トインサートは、エアバッグ作動時、パッド上壁部を補
強するためである。
【０００４】しかし、この製造方法の場合は、ネット
インサートを使用するため、そのセット作業が必要で、
生産工数がかさむ、ＲＩＭ成形に使用するポリウレン
タン材料は、熱硬化性であるため、材料のリサイクルが
できない、等の問題点が発生した。
インサートを使用するため、そのセット作業が必要で、
生産工数がかさむ、ＲＩＭ成形に使用するポリウレン
タン材料は、熱硬化性であるため、材料のリサイクルが
できない、等の問題点が発生した。
【０００５】このため、例えば、特開平３−１８９２５
２号公報等で、軟質の第一樹脂材料（スチレン系ＴＰ
Ｅ）材料で形成されてなる表皮層と、第一樹脂材料より
硬質の第二樹脂材料（オレフィン系樹脂）で形成されて
なるコア層とが一体成形されてなるパッドが提案されて
いる。
２号公報等で、軟質の第一樹脂材料（スチレン系ＴＰ
Ｅ）材料で形成されてなる表皮層と、第一樹脂材料より
硬質の第二樹脂材料（オレフィン系樹脂）で形成されて
なるコア層とが一体成形されてなるパッドが提案されて
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のパ
ッドの場合、コア層を別体成形しておいて、コア層をイ
ンサートとして表皮層を後からインサート成形等をする
必要があり、製造工数が嵩むとともに、インサート成形
のため金型構造も複雑となった。
ッドの場合、コア層を別体成形しておいて、コア層をイ
ンサートとして表皮層を後からインサート成形等をする
必要があり、製造工数が嵩むとともに、インサート成形
のため金型構造も複雑となった。
【０００７】本発明は、上記にかんがみて、コア層を別
体成形しておいて、インサート成形する必要がなく、製
造工数が大幅に削減可能であるとともに、射出成形金型
も簡単となるエアバッグ装置用パッドを提供可能なこと
を目的とする。
体成形しておいて、インサート成形する必要がなく、製
造工数が大幅に削減可能であるとともに、射出成形金型
も簡単となるエアバッグ装置用パッドを提供可能なこと
を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置用パッドは、上記課題を、下記構成により解決する
ものである。
装置用パッドは、上記課題を、下記構成により解決する
ものである。
【０００９】エアバッグ装置の上面を覆うパッドであっ
て、パッド本体が、エアバッグ膨出時に破断して上壁部
を展開可能とする展開用溝部を連続的に備えている構成
において、前記パッド本体が、低温引張強度ＴB （−３
５ ℃）：２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．６〜４９
MPa）のスチレン系ＴＰＥ又はポリエステル系ＴＰＥ
で、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmとなるように単層成
形されてなり、前記展開用溝部の残存肉厚が０．３〜
１．５mmである、ことを特徴とする。
て、パッド本体が、エアバッグ膨出時に破断して上壁部
を展開可能とする展開用溝部を連続的に備えている構成
において、前記パッド本体が、低温引張強度ＴB （−３
５ ℃）：２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．６〜４９
MPa）のスチレン系ＴＰＥ又はポリエステル系ＴＰＥ
で、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmとなるように単層成
形されてなり、前記展開用溝部の残存肉厚が０．３〜
１．５mmである、ことを特徴とする。
【００１０】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図例に基づいて説
明をする。
明をする。
【００１１】Ａ．まず、基本構成について説明をする。
【００１２】即ち、エアバッグ装置１１の上面を覆うパ
ッドであって、パッド本体１３が、エアバッグ１５の膨
出時に破断して上壁部１７を展開可能とする展開用溝部
１９を連続的に備えている構成である。ここで、展開用
溝部１９の全体連続形状は、特に限定されないが、通
常、図３に示すごとくＨ字形状とされている。
ッドであって、パッド本体１３が、エアバッグ１５の膨
出時に破断して上壁部１７を展開可能とする展開用溝部
１９を連続的に備えている構成である。ここで、展開用
溝部１９の全体連続形状は、特に限定されないが、通
常、図３に示すごとくＨ字形状とされている。
【００１３】Ｂ．上記構成において、本願は下記特徴的
構成を具備する。
構成を具備する。
【００１４】(1) 第一の特徴的態様は、低温引張強度Ｔ
B （−３５ ℃）：２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．
６〜４９ MPa）のスチレン系ＴＰＥ又はポリエステル系
ＴＰＥで、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmとなるように
単層成形されている。
B （−３５ ℃）：２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．
６〜４９ MPa）のスチレン系ＴＰＥ又はポリエステル系
ＴＰＥで、上壁部平均肉厚が２．５〜６mmとなるように
単層成形されている。
【００１５】ここで、低温引張強度が、上記数値範囲未
満では、常態の許容外力で、該溝部１９が破断するおそ
れがあり、また、上記数値範囲を越えると、エアバッグ
膨出時、該溝部が円滑に破断しないおそれがある。
満では、常態の許容外力で、該溝部１９が破断するおそ
れがあり、また、上記数値範囲を越えると、エアバッグ
膨出時、該溝部が円滑に破断しないおそれがある。
【００１６】また、上壁部平均肉厚が、上記２．５mm未
満では、形状保持能が十分でなく、また、６mmを越える
と、重量が増大して望ましくない。なお、周璧部２１の
平均肉厚は、形状保持能等を考慮して、２．５〜６mmと
する共に、通常、図１に示す如く、上壁部１７の外周部
裏面と周璧部２１の外周との間に複数本の補強リブ２３
を適宜形成しておくことが望ましい。
満では、形状保持能が十分でなく、また、６mmを越える
と、重量が増大して望ましくない。なお、周璧部２１の
平均肉厚は、形状保持能等を考慮して、２．５〜６mmと
する共に、通常、図１に示す如く、上壁部１７の外周部
裏面と周璧部２１の外周との間に複数本の補強リブ２３
を適宜形成しておくことが望ましい。
【００１７】なお、ＴＰＥとして、スチレン系ＴＰＥ又
はポリエステル系ＴＰＥを採用したのは、それらが耐低
温衝撃性に優れ、低温でのインフレーション試験結果が
良好なためである。
はポリエステル系ＴＰＥを採用したのは、それらが耐低
温衝撃性に優れ、低温でのインフレーション試験結果が
良好なためである。
【００１８】(i) 上記スチレン系ＴＰＥとしては、それ
ぞれソフトセグメントが、ポリブタジエンであるＳＢＳ
系、ポリプレンであるＳＩＳ系、ポリオレフィンである
ＳＥＢＳ系、等いずれでも使用可能である。これらの内
で、ＳＥＢＳが、分子間に二重結合を有せず、耐候性、
耐摩耗性、耐熱性等において優れており、望ましい。具
体的には、「タフテック」（旭化成（株）製）等を使用
可能である。
ぞれソフトセグメントが、ポリブタジエンであるＳＢＳ
系、ポリプレンであるＳＩＳ系、ポリオレフィンである
ＳＥＢＳ系、等いずれでも使用可能である。これらの内
で、ＳＥＢＳが、分子間に二重結合を有せず、耐候性、
耐摩耗性、耐熱性等において優れており、望ましい。具
体的には、「タフテック」（旭化成（株）製）等を使用
可能である。
【００１９】(ii)上記ポリエステル系ＴＰＥとしては、
ハードセグメントをポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルとし、ソフトセグメントを、それぞれ、ポ
リテトラメチレングリコールエーテル（ＰＴＭＧ）、Ｐ
ＴＭＥＧＴ（ＰＴＭＧとテレフタル酸との縮合物）等の
ポリエーテルとするポリエステル・ポリエーテル型、
ハードセグメントを上記と同様のポリエステルとし、ソ
フトセグメントをポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエ
ステルとするポリエステル・ポリエステル型、いずれで
も使用可能である。具体的には、「ローモッド」（ゼネ
ラル・エレクトリック社製）「ハイトレル」（デユポン
社製）、等を使用可能である。
ハードセグメントをポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルとし、ソフトセグメントを、それぞれ、ポ
リテトラメチレングリコールエーテル（ＰＴＭＧ）、Ｐ
ＴＭＥＧＴ（ＰＴＭＧとテレフタル酸との縮合物）等の
ポリエーテルとするポリエステル・ポリエーテル型、
ハードセグメントを上記と同様のポリエステルとし、ソ
フトセグメントをポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエ
ステルとするポリエステル・ポリエステル型、いずれで
も使用可能である。具体的には、「ローモッド」（ゼネ
ラル・エレクトリック社製）「ハイトレル」（デユポン
社製）、等を使用可能である。
【００２０】(2) 第二の特徴的態様は、展開用溝部１９
の残存肉厚ｔを０．３〜１．５mm（望ましくは０．５〜
１．０mm）としたことにある。
の残存肉厚ｔを０．３〜１．５mm（望ましくは０．５〜
１．０mm）としたことにある。
【００２１】残存肉厚が、０．３mm未満では、常態の許
容外力で、該溝部１９が破断するおそれがあり、また、
１．５mmを越えると、エアバッグ膨出時、該溝部１９が
円滑に破断しないおそれがある。
容外力で、該溝部１９が破断するおそれがあり、また、
１．５mmを越えると、エアバッグ膨出時、該溝部１９が
円滑に破断しないおそれがある。
【００２２】また、このとき、裏側開先角度αを３０〜
９０°とすることが望ましい。裏側側開先角度が３０°
未満であると、パッド表面に引けが発生し易く、９０°
を越えるとエアバッグ作動時、該溝部が円滑に破断しな
いおそれがある。なお、展開用溝部１９の表側開先角度
は、上壁部１７の展開作用にほとんど影響を与えないの
で、溝形状も開先角度も任意である。
９０°とすることが望ましい。裏側側開先角度が３０°
未満であると、パッド表面に引けが発生し易く、９０°
を越えるとエアバッグ作動時、該溝部が円滑に破断しな
いおそれがある。なお、展開用溝部１９の表側開先角度
は、上壁部１７の展開作用にほとんど影響を与えないの
で、溝形状も開先角度も任意である。
【００２３】なお、上壁部展開時にヒンジ部位Ｈとなる
部位は、エアバッグ膨出時に、展開部が容易に展開する
ように、上壁部１７の平均肉厚よりも簿肉、通常、２〜
４mmとしておく。
部位は、エアバッグ膨出時に、展開部が容易に展開する
ように、上壁部１７の平均肉厚よりも簿肉、通常、２〜
４mmとしておく。
【００２４】Ｃ．上記パッドの製造方法は、特に限定さ
れないが、例えば、次の様にして行なう。
れないが、例えば、次の様にして行なう。
【００２５】成形用金型に、上記ポリスチレン系ＴＰＥ
又はポリエステル系ＴＰＥコンパウンドを成形材料とし
射出成形して製造する。なお、上記において、成形品に
は、必要により、表面には耐候性塗料を塗布して仕上げ
る。
又はポリエステル系ＴＰＥコンパウンドを成形材料とし
射出成形して製造する。なお、上記において、成形品に
は、必要により、表面には耐候性塗料を塗布して仕上げ
る。
【００２６】Ｄ．このパッドは、ステアリングホイール
のボス（図示せず）の上方に配設されたエアバッグ１５
が組みつけられたインフレータ２５に、リテーナ２７を
介してリベット２９止め等により固着して組み付ける。
のボス（図示せず）の上方に配設されたエアバッグ１５
が組みつけられたインフレータ２５に、リテーナ２７を
介してリベット２９止め等により固着して組み付ける。
【００２７】
【発明の作用・効果】本発明のエアバッグ装置用パッド
は、上記のように、ＴＰＥ材料として、低温引張強度が
所定範囲にある特定種類のＴＰＥ（スチレン系又はポリ
エステル系）とするとともに、展開用溝部の残存肉厚を
特定することにより、ＴＰＥ材料で単層成形しても、後
述の試験例に示す如く、そのパッド膨出時の展開性能等
に問題が発生しない。
は、上記のように、ＴＰＥ材料として、低温引張強度が
所定範囲にある特定種類のＴＰＥ（スチレン系又はポリ
エステル系）とするとともに、展開用溝部の残存肉厚を
特定することにより、ＴＰＥ材料で単層成形しても、後
述の試験例に示す如く、そのパッド膨出時の展開性能等
に問題が発生しない。
【００２８】従って、本発明のエアバッグ装置用パッド
は、従来の如く、コア層を別体成形しておいて、インサ
ート成形する必要がない。従って、製造工数が大幅に削
減可能となるとともに、成形時の金型構造が簡単とな
る。
は、従来の如く、コア層を別体成形しておいて、インサ
ート成形する必要がない。従って、製造工数が大幅に削
減可能となるとともに、成形時の金型構造が簡単とな
る。
【００２９】なお、特開平２−１７１３６４号公報にお
いて、エアバッグ装置用パッドをＴＰＥで単層成形する
技術的思想が開示されているが、本願発明の如く、ＴＰ
Ｅの材料特性（低温引張強度）を特定範囲にある及び特
定種類の材料に限定する構成と、展開用溝部の残存肉厚
を特定範囲とする構成とを結合させて、パッド膨出時の
展開部の展開性能を維持する思想は、何ら開示若しくは
示唆されていない。
いて、エアバッグ装置用パッドをＴＰＥで単層成形する
技術的思想が開示されているが、本願発明の如く、ＴＰ
Ｅの材料特性（低温引張強度）を特定範囲にある及び特
定種類の材料に限定する構成と、展開用溝部の残存肉厚
を特定範囲とする構成とを結合させて、パッド膨出時の
展開部の展開性能を維持する思想は、何ら開示若しくは
示唆されていない。
【００３０】
【試験例】以下、本発明の効果を確認するために行なっ
た試験例について説明をする。
た試験例について説明をする。
【００３１】表１に示す材料を使用して、各実施例・比
較例のパッドを成形した。比較例に使用したＴＰＥは、
いずれもウレタン系で、比較例１は「大日本インク化学
工業社」製、比較例２は「日本エラストラン社」製であ
る。
較例のパッドを成形した。比較例に使用したＴＰＥは、
いずれもウレタン系で、比較例１は「大日本インク化学
工業社」製、比較例２は「日本エラストラン社」製であ
る。
【００３２】また、パッドの仕様は、次の通りである。
【００３３】タイプＡ…上壁部面積：３００cm2 、上壁
部平均肉厚：５mm、展開用溝部残存肉厚：１．０mm、展
開用溝裏側開先角度：６０°、 タイプＢ…上壁部面積：２７０cm2 、上壁部平均肉厚：
４．５mm、展開用溝部残存肉厚：０．５mm、展開用溝裏
側開先角度：５０°、 そして、各パッドを実車に装着するのと同様のエアバッ
グ装置に装備して、表示の各温度でインフレーション試
験を行なった。
部平均肉厚：５mm、展開用溝部残存肉厚：１．０mm、展
開用溝裏側開先角度：６０°、 タイプＢ…上壁部面積：２７０cm2 、上壁部平均肉厚：
４．５mm、展開用溝部残存肉厚：０．５mm、展開用溝裏
側開先角度：５０°、 そして、各パッドを実車に装着するのと同様のエアバッ
グ装置に装備して、表示の各温度でインフレーション試
験を行なった。
【００３４】そして、パッドの展開状態を、目視観察
し、奇麗に展開…○、パッドの一部に亀裂発生…△、パ
ッドが飛散…Χ、とした。その結果を、表示するが、各
実施例は、室温・８５℃雰囲気下・−３５℃雰囲気下の
全ての項目において、パッド展開性に問題がないが、各
比較例は、−３５℃雰囲気において、問題があることが
分かる。
し、奇麗に展開…○、パッドの一部に亀裂発生…△、パ
ッドが飛散…Χ、とした。その結果を、表示するが、各
実施例は、室温・８５℃雰囲気下・−３５℃雰囲気下の
全ての項目において、パッド展開性に問題がないが、各
比較例は、−３５℃雰囲気において、問題があることが
分かる。
【００３５】なお、表１には、各使用材料の物性データ
を参考のために記してある。各物性データは、試験片を
調製して実測したものである。
を参考のために記してある。各物性データは、試験片を
調製して実測したものである。
【００３６】各物性データの試験法は、それぞれ、引
張強度（ＴB ）：ＡＳＴＭ Ｄ６３８、引張伸び（Ｅ
B ）：ＡＳＴＭ Ｄ６３８、アイゾット衝撃強さ：Ａ
ＳＴＭ Ｄ２５６に、基づいて行ったものである。
張強度（ＴB ）：ＡＳＴＭ Ｄ６３８、引張伸び（Ｅ
B ）：ＡＳＴＭ Ｄ６３８、アイゾット衝撃強さ：Ａ
ＳＴＭ Ｄ２５６に、基づいて行ったものである。
【００３７】
【表１】
【００３８】＊）市販品改質材料
【図１】本発明の一例を示すパッドのエアバッグ装置へ
の装着態様半縦断面図、
の装着態様半縦断面図、
【図２】図１のII部拡大断面図、
【図３】図１のパッドの平面図
１１ エアバッグ装置 １３ パッド本体 １５ エアバッグ １７ パッド本体の上壁部 １９ 展開用溝部 ２１ パッド本体の周璧部 ｔ 展開用溝部の残存肉厚 α 展開用溝部の裏側開先角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本郷 鈴昭 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小川 裕之 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 エアバッグ装置の上面を覆うパッドであ
って、パッド本体が、エアバッグ膨出時に破断して上壁
部を展開可能とする展開用溝部を連続的に備えている構
成において、 前記パッド本体が、低温引張強度ＴB （−３５ ℃）：
２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．６〜４９ MPa）のス
チレン系熱可塑性エラストマーで、上壁部平均肉厚が
２．５〜６mmとなるように単層成形されてなり、 前記展開用溝部の残存肉厚が０．３〜１．５mmである、 ことを特徴とするエアバッグ装置用パッド。 - 【請求項２】 エアバッグ装置の上面を覆うパッドであ
って、パッド本体が、エアバッグ膨出時に破断して上壁
部を展開可能とする展開用溝部を連続的に備えている構
成において、 前記パッド本体が、低温引張強度ＴB （−３５ ℃）：
２００〜５００kgｆ/cｍ2 （１９．６〜４９ MPa）のポ
リエステル系熱可塑性エラストマーで、上壁部平均肉厚
が２．５〜６mmとなるように単層成形されてなり、 前記展開用溝部の残存肉厚が０．３〜１．５mmである、 ことを特徴とするエアバッグ装置用パッド。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4246805A JP3060747B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エアバッグ装置用パッド |
| KR1019930011902A KR960002431B1 (ko) | 1992-09-16 | 1993-06-29 | 에어백 장치용 패드 |
| EP19930114079 EP0588176B1 (en) | 1992-09-16 | 1993-09-02 | A pad for use in an air bag device |
| DE1993622337 DE69322337T2 (de) | 1992-09-16 | 1993-09-02 | Abdeckung für einen Airbag |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4246805A JP3060747B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エアバッグ装置用パッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0692197A true JPH0692197A (ja) | 1994-04-05 |
| JP3060747B2 JP3060747B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17153948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4246805A Expired - Fee Related JP3060747B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エアバッグ装置用パッド |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3060747B2 (ja) |
| KR (1) | KR960002431B1 (ja) |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4246805A patent/JP3060747B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-06-29 KR KR1019930011902A patent/KR960002431B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR940000318A (ko) | 1994-01-03 |
| JP3060747B2 (ja) | 2000-07-10 |
| KR960002431B1 (ko) | 1996-02-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1520754B1 (en) | Airbag cover and its production process | |
| HUT60675A (en) | Decorative panel with invisible tearing line | |
| CN101152853A (zh) | 气囊装置用气囊罩 | |
| JP2001088646A (ja) | エアバッグドア構造 | |
| US7014208B2 (en) | Interior vehicle trim panel | |
| JP2012176663A (ja) | 自動車用エアバッグドア | |
| US6045153A (en) | Instrument panel cover arrangement and method of making | |
| KR950013722B1 (ko) | 에어백 장치용 패드 | |
| JPH09226413A (ja) | インストルメントパネル及びインストルメントパネルの成形方法 | |
| JPH04197849A (ja) | 自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法 | |
| JPH1044910A (ja) | エアバッグ一体インストルメントパネル | |
| JPH0692196A (ja) | エアバッグ装置用パッド | |
| JPH0692197A (ja) | エアバッグ装置用パッド | |
| JPH06144142A (ja) | エアバッグ装置のパッド | |
| JP4379287B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー体 | |
| EP0588176B1 (en) | A pad for use in an air bag device | |
| JP3417295B2 (ja) | エアバッグドア部を有する車両用内装部材 | |
| JP4379766B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー体 | |
| JP2000168401A (ja) | 車両用インストルメントパネル | |
| JPH05278547A (ja) | エアバッグ装置のパッド | |
| JPH1095297A (ja) | エアバッグドア部を一体に有するインストルメントパネル | |
| JP4901182B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー | |
| JP3487188B2 (ja) | 樹脂製品 | |
| JP2003080539A (ja) | 自動車内装品用表皮材 | |
| JPH06227355A (ja) | エアバッグ用収納パッド及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000328 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |