JPH069209U - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

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JPH069209U
JPH069209U JP4805292U JP4805292U JPH069209U JP H069209 U JPH069209 U JP H069209U JP 4805292 U JP4805292 U JP 4805292U JP 4805292 U JP4805292 U JP 4805292U JP H069209 U JPH069209 U JP H069209U
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partial shield
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dielectric
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容平 石川
徹 栗栖
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で組立ができる組立が簡単で誘電体共
振素子で発生する熱の放熱効率が高い誘電体共振器を提
供することである。 【構成】 誘電体共振素子11を両端に開口を有する中
間の部分シールドケースの内部に第1支持板13と第2
支持板14で支持し、上記中間の部分シールドケース1
2の両端の開口をそれぞれ覆って、第1の部分シールド
ケース15および第2の部分シールドケース16を上記
中間の部分シールドケース12に固定してなる誘電体共
振器である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マイクロ波帯のフィルタや発振器等に使用される誘電体共振器に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の誘電体共振器の一例を図3に示す。この誘電体共振器は、TE 01δ モードの誘電体共振素子1を備えてなるものである。この誘電体共振素子1 には支持台2が接着され、この支持台2は、主表面をメタライズしてなるセラミ ック板3に接着される。このセラミック板3の上には、開口端部に径方向外側に 突出するフランジ部4aを有し、内面がメタライズされたカップ形状を有するシ ールドケース4がその開口側から被せられる。上記シールドケース4には、その フランジ部4aまでリング状のスプリング5を外嵌させ、上記スプリング5の上 に留め金具6の一端を係止し、この留め金具6の他端を取付け板7にビス8で固 定している。
【0003】 上記支持台2とセラミック板3とは銀ペーストにより接着され、また、上記支 持台2と誘電体共振素子1とはガラスグレーズにより接着される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の誘電体共振器では、支持台2とセラミック板3との接着 に使用される銀ペーストの乾燥時間と、上記支持台2と誘電体共振素子1との接 着に使用されるガラスグレーズの溶着のための時間とを合わせると、10時間以 上もの長い時間が必要であり、誘電体共振器の組立に時間と手間がかかるという 問題があった。
【0005】 また、上記従来の誘電体共振器では、誘電体共振素子1で発生した熱は、誘電 体共振素子1をその片側で支持する支持台2からセラミック板3に伝わり、この セラミック板3からシールドケース4に伝達されて放熱される。このため、上記 誘電体共振素子1で発生した熱は、その片側からシールドケース4に伝達されて 放熱されるにすぎないので、放熱効率が悪いという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、短時間で組立ができる組立が簡単で誘電体共振素子で発生す る熱の放熱効率が高い誘電体共振器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、貫通孔を有する誘電体共振素子を両端に 開口を有する中間の部分シールドケースの内部に支持手段で支持してなり、上記 中間の部分シールドケースの両端の開口をそれぞれ覆って第1の部分シールドケ ースおよび第2の部分シールドケースを上記中間の部分シールドケースに固定し てなる誘電体共振器であって、上記支持手段は、穴を有して周縁部が上記中間の 部分シールドケースの一方の開口端と上記第1の部分シールドケースとの間に保 持される低誘電率の材料からなる第1支持板と、穴を有して周縁部が上記中間の 部分シールドケースの他方の開口端と上記第2の部分シールドケースとの間に保 持される低誘電率の材料からなる第2支持板と、上記誘電体共振素子を間にして 第1支持板の穴、上記誘電体共振素子の貫通孔および第2支持板の穴に挿通され て、上記誘電体共振素子を第1支持板と第2支持板との間に固定する低誘電率の 材料からなる固定部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記誘電体共振素子は、第1の部分シールドケース、第2の部分シールドケー スおよび中間の部分シールドケースにより形成される一つのシールドケース内に 、上記第1支持板と第2支持板との間に機械的に保持される。そして、上記誘電 体共振素子で発生した熱は、その両端側から、第1支持板および第2支持板を伝 わり、中間の部分シールドケース、第1の部分シールドケースおよび第2の部分 シールドケースに伝達されて放熱される。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、一つのシールドケース内に誘電体共振素子がその両端から第 1支持板と第2支持板との間に機械的に固定されて支持されるので、誘電体共振 素子の固定に接着剤やガラスグレーズの焼成による溶着等の工程が不要であり、 組立が簡単であり、また、組立のために必要とする時間が大幅に削減され、誘電 体共振素子で発生する熱もその両端から放熱され、誘電体共振素子で発生する熱 が放熱効率よくシールドケースに伝達されて放熱される。
【0010】
【実施例】
以下に、添付の図面を参照して本考案の実施例を説明する。本考案をTE01δ モードの誘電体共振器に適用した実施例の縦断面図および分解斜視図を図1およ び図2に示す。なお、誘電体共振器の入出力結合構造については従来周知の構造 を採用する(図示せず)。
【0011】 図1および図2に示す誘電体共振器は、軸心部に貫通孔11aを有するTE01 δ モードの誘電体共振素子11を、両端に開口を有する中間の部分シールドケー ス12の内部に、第1支持板13と第2支持板14とで支持し、上記中間の部分 シールドケース12の両端の開口をそれぞれ覆って、第1の部分シールドケース 15および第2の部分シールドケース16を上記中間の部分シールドケース12 に固定してなるものである。
【0012】 上記第1支持板13は、低誘電率で上記誘電体共振素子11とほぼ同じ膨張係 数を有する、たとえばセラミック材料からなり、中央部に穴13aを有して周縁 部13bが上記中間の部分シールドケース12の一方の開口端に形成された段部 17,18に嵌合する。また、上記第2支持板14も第1支持板13と同じ材料 からなり、中央部に穴14aを有して周縁部14bが上記中間の部分シールドケ ース16の他方の開口端に形成された段部18に嵌合する。
【0013】 上記第1支持板13と第2支持板14との間には、第1支持板13の穴13a 、上記誘電体共振素子11の貫通孔11aおよび第2支持板14の穴14aを合 致させて上記誘電体共振素子11を配置し、固定ねじ21,22により、次のよ うに、上記誘電体共振素子11を第1支持板13と第2支持板14との間に固定 している。
【0014】 すなわち、上記第1支持板13の穴13aから誘電体共振素子11の貫通孔1 1aに固定ねじ21を挿通し、また、上記第2支持板14の穴14aから誘電体 共振素子11の貫通孔11aにいま一つの固定ねじ22を挿通し、上記固定ねじ 21の雄ねじ部21aを上記いま一つの固定ねじ22の雌ねじ部22aにねじ込 むことにより、上記誘電体共振素子11を第1支持板13と第2支持板14との 間に固定するとともに、上記中間の部分シールドケース12内に保持している。 上記固定ねじ21,22はいずれも、第1支持板13および第2支持板14と同 様に、低誘電率で誘電体共振素子11とほぼ同じ膨張係数を有するたとえば樹脂 材料からなる。
【0015】 上記中間の部分シールドケース15の一方の開口端には、4つのねじ穴23, …,23(図2参照)が形成され、この開口端を覆って第1の部分シールドケー ス15を被せ、第1の部分シールドケース15の開口端のフランジ部15aに形 成された穴15b,…,15bにビス24,…,24を挿通して、中間の部分シ ールドケース12の上記ねじ穴にねじ込み、上記中間の部分シールドケース12 の一方の開口端に第1の部分シールドケース15を固定している。同様に、上記 中間の部分シールドケース12の他方の開口端にも、4つのねじ穴(図2では現 れていない。)が形成され、この開口端を覆って第2の部分シールドケース16 を被せ、第2の部分シールドケース16の開口端のフランジ部16aに形成され た穴16b,…,16bにビス24,…,24を挿通して、中間の部分シールド ケース12の上記ねじ穴23,…,23にねじ込み、上記中間の部分シールドケ ース12の他方の開口端に第2の部分シールドケース16を固定している。
【0016】 このような構成であれば、中間の部分シールドケース12、第1の部分シール ドケース15および第2の部分シールドケース16が構成する一つのシールドケ ース内に、誘電体共振素子11がその両端側から、第1支持板13と第2支持板 14との間に、接着剤やガラスグレーズを用いることなく、機械的に固定されて 支持される。このため、誘電体共振素子11の固定に接着剤やガラスグレーズの 焼成による溶着等の工程が不要であり、組立が簡単で組立のために必要とする時 間が大幅に削減される。
【0017】 また、誘電体共振素子11で発生する熱は、その両端から第1支持板13およ び第2支持板14を介して放熱される。このため、誘電体共振素子11で発生す る熱は、放熱効率よくシールドケースに伝達されて放熱されることになる。
【0018】 本考案は、上記実施例で説明したようなTE01δモードの誘電体共振器に限ら ず、ほかのモードの誘電体共振器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる誘電体共振器の一実施例の縦
断面図である。
【図2】 図1の誘電体共振器の分解斜視図である。
【図3】 従来の誘電体共振器の一例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 誘電体共振素子 11a 貫通孔 11b 周縁部 12 中間の部分シールドケース 13 第1支持板 13a 穴 13b 周縁部 14 第2支持板 14a 穴 15 第1の部分シールドケース 15a フランジ部 15b 穴 16 第2の部分シールドケース 16a フランジ部 16b 穴 17 段部 18 段部 21 固定ねじ 21a ねじ部 22 固定ねじ 22a ねじ部 23 ねじ穴 24 ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する誘電体共振素子を両端に
    開口を有する中間の部分シールドケースの内部に支持手
    段で支持してなり、上記中間の部分シールドケースの両
    端の開口をそれぞれ覆って第1の部分シールドケースお
    よび第2の部分シールドケースを上記中間の部分シール
    ドケースに固定してなる誘電体共振器であって、 上記支持手段は、穴を有して周縁部が上記中間の部分シ
    ールドケースの一方の開口端と上記第1の部分シールド
    ケースとの間に保持される低誘電率の材料からなる第1
    支持板と、穴を有して周縁部が上記中間の部分シールド
    ケースの他方の開口端と上記第2の部分シールドケース
    との間に保持される低誘電率の材料からなる第2支持板
    と、上記誘電体共振素子を間にして第1支持板の穴、上
    記誘電体共振素子の貫通孔および第2支持板の穴に挿通
    されて、上記誘電体共振素子を第1支持板と第2支持板
    との間に固定する低誘電率の材料からなる固定部材とを
    備えたことを特徴とする誘電体共振器。
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