JPH0691998B2 - 含水掘削残土の処理方法 - Google Patents
含水掘削残土の処理方法Info
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- JPH0691998B2 JPH0691998B2 JP1013205A JP1320589A JPH0691998B2 JP H0691998 B2 JPH0691998 B2 JP H0691998B2 JP 1013205 A JP1013205 A JP 1013205A JP 1320589 A JP1320589 A JP 1320589A JP H0691998 B2 JPH0691998 B2 JP H0691998B2
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- Japan
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、土圧系シールド工法のトンネル工事現場など
から発生する含水掘削残土の流動性を消失させる土質改
良工法に関する。
から発生する含水掘削残土の流動性を消失させる土質改
良工法に関する。
上記掘削残土は、カッターチャンバー内などから排出さ
れ易い様に流動性を有するとともに止水性を保つ性質が
ある。流動性の管理は、スランプ試験により行われるス
ランプ値5cm以上の場合が多い。流動性があるとダンプ
カーなどによる輸送が困難であることから従来より各種
の流動性消失法が検討されてきた。
れ易い様に流動性を有するとともに止水性を保つ性質が
ある。流動性の管理は、スランプ試験により行われるス
ランプ値5cm以上の場合が多い。流動性があるとダンプ
カーなどによる輸送が困難であることから従来より各種
の流動性消失法が検討されてきた。
含水残土の流動性を除去するため、残土ホッパー内自然
放置や天日乾燥などが行われている。
放置や天日乾燥などが行われている。
薬剤を添加する例としてはセメント系(特公昭62−4200
号公報)、石灰系(特公昭62−318号公報)、高吸水性
樹脂(特開昭59−155488号公報)などが公知である他、
グアーガムなどが用いられている。また含水率を下げな
がら流動性を保持するため気泡を混入し、消泡により流
動性を除去する気泡シールド工法も提案されている(特
公昭58−47560号公報、特公昭59−4999号公報)。
号公報)、石灰系(特公昭62−318号公報)、高吸水性
樹脂(特開昭59−155488号公報)などが公知である他、
グアーガムなどが用いられている。また含水率を下げな
がら流動性を保持するため気泡を混入し、消泡により流
動性を除去する気泡シールド工法も提案されている(特
公昭58−47560号公報、特公昭59−4999号公報)。
薬剤を用いる処理法においてセメント系ならびに石灰系
の固化剤単独使用の場合は、処理土のpH上昇や経時的な
固化のために植生に不適な性状と成ること、あるいは固
結によるホッパー閉塞トラブルが発生するなどの不都合
があった。
の固化剤単独使用の場合は、処理土のpH上昇や経時的な
固化のために植生に不適な性状と成ること、あるいは固
結によるホッパー閉塞トラブルが発生するなどの不都合
があった。
高吸水性樹脂の使用は高価である。
グアーガムにより処理土はカビの発生や腐敗などにより
経時的に変質を起こすため用途が限定される。また天然
物であり価格の変動も大きく供給量にも不安がある。
経時的に変質を起こすため用途が限定される。また天然
物であり価格の変動も大きく供給量にも不安がある。
アクリル系高分子凝集剤の如き高分子量の合成水溶性高
分子を粉末状態で含水土に添加混練すると、均一に分散
せずにママコ状となって混練土中に散在することにより
異物感を生じ、流動性防止効果も発揮できない。
分子を粉末状態で含水土に添加混練すると、均一に分散
せずにママコ状となって混練土中に散在することにより
異物感を生じ、流動性防止効果も発揮できない。
また水処理における一般的な使用形態である低濃度水溶
液として高分子凝集剤を添加した場合は、掘削土に多量
の水を添加することにより処理土の流動性を増大させ
る。
液として高分子凝集剤を添加した場合は、掘削土に多量
の水を添加することにより処理土の流動性を増大させ
る。
本発明は上記の問題を解決すべく鋭意検討した結果、本
発明に到達した。
発明に到達した。
本発明は前記トンネル工事現場で発生する含水掘削残土
に対し、ポリマー純分量として0.1〜5kgのアクリル系高
分子凝集剤分散液を添加混練することを特徴とする。
に対し、ポリマー純分量として0.1〜5kgのアクリル系高
分子凝集剤分散液を添加混練することを特徴とする。
本発明に使用する凝集剤分散液は、粘度1万cp以下であ
り、濃度10%以上であることが望ましい。
り、濃度10%以上であることが望ましい。
粘度が高すぎると混練不均一となり、濃度が低すぎると
残土に多量の液を加える結果、流動防止に悪影響を与え
る。
残土に多量の液を加える結果、流動防止に悪影響を与え
る。
本発明に用いられるアクリル系高分子としては3〜100
モル%のイオン性モノマーと0〜97%モル%のアクリル
アミドとの共重合物の中から選ばれる分子量100万以
上、好ましくは200万以上のアクリル系水溶性高分子が
適用され、粒径100μm以下の微粒子として油または塩
水溶液中に分散された状態で用いられる。
モル%のイオン性モノマーと0〜97%モル%のアクリル
アミドとの共重合物の中から選ばれる分子量100万以
上、好ましくは200万以上のアクリル系水溶性高分子が
適用され、粒径100μm以下の微粒子として油または塩
水溶液中に分散された状態で用いられる。
かかる分散液の製造法は公知であり、油中水型エマルジ
ョンは特公昭34−10644号公報、特公昭52−39417号公報
および特公昭55−45783号公報に記載され、塩水溶液中
分散液の製造法は特公昭46−14907号公報および特開昭6
2−20511号公報に記載されている。
ョンは特公昭34−10644号公報、特公昭52−39417号公報
および特公昭55−45783号公報に記載され、塩水溶液中
分散液の製造法は特公昭46−14907号公報および特開昭6
2−20511号公報に記載されている。
アクリルアミドと共重合させるイオン性モノマーとして
はジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの塩
および/またはその四級化物、ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アルリルアミドの塩および/またはその四級
化物などのアクリル系カチオンモノマー並びにアクリル
酸塩あるいは2−アクリルアミドアルキルスルホン酸塩
などのアクリル系アニオンモノマーが使用される。
はジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの塩
および/またはその四級化物、ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アルリルアミドの塩および/またはその四級
化物などのアクリル系カチオンモノマー並びにアクリル
酸塩あるいは2−アクリルアミドアルキルスルホン酸塩
などのアクリル系アニオンモノマーが使用される。
これらイオン性モノマーは2種以上を併用してアクリル
アミドと共重合することもできる。20重量%以下の凝集
に悪影響をおよぼさない範囲の量であれば、アクリロニ
トルやジアセトンアクリルアミドの様な非イオン性モノ
マーを上記イオン性モノマーやアクリルアミドと共重合
させることも本発明から逸脱するものではない。
アミドと共重合することもできる。20重量%以下の凝集
に悪影響をおよぼさない範囲の量であれば、アクリロニ
トルやジアセトンアクリルアミドの様な非イオン性モノ
マーを上記イオン性モノマーやアクリルアミドと共重合
させることも本発明から逸脱するものではない。
これら分散液を含水掘削残土に混練するには連続ミキサ
ー、強制攪拌ミキサーなどの混練機を使用する他パワー
シャベル、スクリューコンベアなどの土木機械を用いる
ことも可能である。
ー、強制攪拌ミキサーなどの混練機を使用する他パワー
シャベル、スクリューコンベアなどの土木機械を用いる
ことも可能である。
本発明が対象とする残土はシルト粘土分が60%以下であ
ることが望ましく、シルト粘土分の多い残土の場合は粘
性状となることもある。水分が多い場合は、処理土から
の水分分散を防止するために高吸水性樹脂を併用するこ
とも可能である。
ることが望ましく、シルト粘土分の多い残土の場合は粘
性状となることもある。水分が多い場合は、処理土から
の水分分散を防止するために高吸水性樹脂を併用するこ
とも可能である。
本発明に用いるアクリル系高分子凝集剤は低粘性の微粒
分散液として添加されるため、含水掘削残土に容易に混
合溶解し、凝集作用を発揮する。
分散液として添加されるため、含水掘削残土に容易に混
合溶解し、凝集作用を発揮する。
このため、シルト粘土分60%以下の含水掘削残土は変形
に対する抵抗性を有し、流動性を消失するに至る。通常
多用されている粉末状の凝集剤は含水掘削残土に添加し
た場合ママコになり、混合困難であるため、本発明の如
き効果は期待できない。
に対する抵抗性を有し、流動性を消失するに至る。通常
多用されている粉末状の凝集剤は含水掘削残土に添加し
た場合ママコになり、混合困難であるため、本発明の如
き効果は期待できない。
次に本発明を実施例によって説明するが、本発明はその
要旨を越えない限り、以下の実施例に制約されるもので
はない。
要旨を越えない限り、以下の実施例に制約されるもので
はない。
(合成例−1) 市販高分子凝集剤(アクリル酸ソーダとアクリルアミド
の共重合体;アニオン化率30モル%;分子量600万)を
ボールミルで粉砕し、200メッシュのふるいを通った微
粉(粉末−1)を9倍量のポリエチレングリコールに分
散させた液を試料−1とし、粉砕前の凝集剤をふるい分
けた20〜40メッシュ部分を9倍量のポリエチレングリコ
ールに混合した液を比較試料−1と呼ぶ。
の共重合体;アニオン化率30モル%;分子量600万)を
ボールミルで粉砕し、200メッシュのふるいを通った微
粉(粉末−1)を9倍量のポリエチレングリコールに分
散させた液を試料−1とし、粉砕前の凝集剤をふるい分
けた20〜40メッシュ部分を9倍量のポリエチレングリコ
ールに混合した液を比較試料−1と呼ぶ。
(合成例−2) 市販高分子凝集剤(メタクリロイロキシエチルトリメチ
ルアンモニウム塩化物とアクリルアミドの共重合体;カ
チオン化率40モル%;分子量450万)をボールミルで粉
砕し、200メッシュのふるいを通った微粉(粉末−2)
を9倍量のアセトンに分散させた液を試料−2とし、粉
砕前の凝集剤をふるい分けた20〜40メッシュ部分を9倍
量のアセトンに混合した液を比較試料−2と呼ぶ。
ルアンモニウム塩化物とアクリルアミドの共重合体;カ
チオン化率40モル%;分子量450万)をボールミルで粉
砕し、200メッシュのふるいを通った微粉(粉末−2)
を9倍量のアセトンに分散させた液を試料−2とし、粉
砕前の凝集剤をふるい分けた20〜40メッシュ部分を9倍
量のアセトンに混合した液を比較試料−2と呼ぶ。
(合成例−3) 攪拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた1
の五つ口セパラブルフラスコに中油(比重0.83、引火点
138℃)282gを仕込み、ソルビタンモノオレート10g、IC
I社製ハイパーマーB−246 20gおよび過酸化ラウロイ
ル0.3gを室温にて、添加溶解した。
の五つ口セパラブルフラスコに中油(比重0.83、引火点
138℃)282gを仕込み、ソルビタンモノオレート10g、IC
I社製ハイパーマーB−246 20gおよび過酸化ラウロイ
ル0.3gを室温にて、添加溶解した。
別にアクリルアミド262g(90モル%)とアクリル酸ナト
リウム38g(10モル%)をイオン交換水328gに溶解した
モノマー溶液を調整後、前述のセパラブルフラスコ内に
注入し攪拌した。
リウム38g(10モル%)をイオン交換水328gに溶解した
モノマー溶液を調整後、前述のセパラブルフラスコ内に
注入し攪拌した。
30分間窒素置換を行った後内温を40℃に調整後、アスコ
ルピン酸10%水溶液0.6mlを添加し重合を開始した。内
温を65℃に保持し、5時間重合反応を行った後、得られ
た粒径10μm以下のポリマー微粒子の油中分散液にポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル20gとポリオキ
シエチレンソルビタントリオレート40gを加えた液を試
料−3と呼ぶ。試料−3の粘度は20℃にて980cpであ
り、ポリマーの分子量は300万であった。
ルピン酸10%水溶液0.6mlを添加し重合を開始した。内
温を65℃に保持し、5時間重合反応を行った後、得られ
た粒径10μm以下のポリマー微粒子の油中分散液にポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル20gとポリオキ
シエチレンソルビタントリオレート40gを加えた液を試
料−3と呼ぶ。試料−3の粘度は20℃にて980cpであ
り、ポリマーの分子量は300万であった。
(合成例−4) 攪拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた1
の五つ口のセパラブルフラスコにアクリロイルオキシエ
チルトリメチルアンモニウムクロライドの単独重合体2.
5g、硫酸アンモニウム112.5g、およびイオン交換水310g
を加えて溶解し、これにアクリルアミド52.6g(90モル
%)、アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド22.4g(10モル%)を仕込み、50℃
に加温して窒素置換した。これに、重合開始剤として1
%の2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩
水溶液を1g加え、攪拌下、50℃で10時間重合すると、塩
水溶液中に分散した粒径10μm以下の微粒子の重合体が
得られた。
の五つ口のセパラブルフラスコにアクリロイルオキシエ
チルトリメチルアンモニウムクロライドの単独重合体2.
5g、硫酸アンモニウム112.5g、およびイオン交換水310g
を加えて溶解し、これにアクリルアミド52.6g(90モル
%)、アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド22.4g(10モル%)を仕込み、50℃
に加温して窒素置換した。これに、重合開始剤として1
%の2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩
水溶液を1g加え、攪拌下、50℃で10時間重合すると、塩
水溶液中に分散した粒径10μm以下の微粒子の重合体が
得られた。
この製品の粘度は、25℃で、500cpであり、重合体0.5%
の、IN食塩水中での粘度は22.0cpであった。この分散液
を試料−4と呼ぶ。
の、IN食塩水中での粘度は22.0cpであった。この分散液
を試料−4と呼ぶ。
(評価方法) 含水土の固化状態は、貫入抵抗値の測定により評価す
る。
る。
この試験における貫入抵抗値の測定方法は次のとおり。
コンクリートの凝結時間測定用の貫入抵抗測定装置に断
面積7.5cm2の貫入針を取り付け直径15cmの金属円筒内に
満たした処理土に貫入針を10秒間かかって25mm貫入させ
て抵抗値を測定する。
面積7.5cm2の貫入針を取り付け直径15cmの金属円筒内に
満たした処理土に貫入針を10秒間かかって25mm貫入させ
て抵抗値を測定する。
貫入抵抗値が0.3kg/cm2以上であれば一般的に運搬に際
して大きな困難を認められない。
して大きな困難を認められない。
(実施例−1) 某土木会社(A)の土圧シールド工法によるトンネル工
事作業所の残土貯槽より採取した含水掘削土を5mm目の
ふるいにより粗大塊を取り除き試験に供した。
事作業所の残土貯槽より採取した含水掘削土を5mm目の
ふるいにより粗大塊を取り除き試験に供した。
その掘削残土を残土Aと呼ぶ。残土Aの物性値は下記の
とおりである。
とおりである。
シルト粘土分:45.1% 乾固形分 :64.7% 比重 :1.69 スランプ値 :10cm 貫入抵抗値 :0kg/cm2 上記掘削残土3lを卓上型万能ミキサー(JISR−5201の9.
1に記載)に採取し、表−1に記載した量の試料を加
え、一定時間混練後、貫入抵抗値を測定した。結果を表
−1に示す。粉末1あるいは粉末2を上記含水残土に添
加混練した場合は多量のママコを発生し均一に混合でき
なかった。なお重合体添加量は全て含水残土容積に対す
るポリマー純分重量で表示する。
1に記載)に採取し、表−1に記載した量の試料を加
え、一定時間混練後、貫入抵抗値を測定した。結果を表
−1に示す。粉末1あるいは粉末2を上記含水残土に添
加混練した場合は多量のママコを発生し均一に混合でき
なかった。なお重合体添加量は全て含水残土容積に対す
るポリマー純分重量で表示する。
(実施例−2) 実施例−1と同一の掘削残土を用い、同様の操作により
試料添加後30秒間混練した処理土貫入抵抗値を表−2に
示す。
試料添加後30秒間混練した処理土貫入抵抗値を表−2に
示す。
(実施例−3) 某土木会社(B)の土圧シールド工法によるトンネル工
事作業所の残土貯槽より採取した含水掘削残土を5mm目
のふるいにより粗大塊を取り除き試験に供した。その掘
削残土を残土Bと呼ぶ。残土Bの物性値は下記のとおり
である。
事作業所の残土貯槽より採取した含水掘削残土を5mm目
のふるいにより粗大塊を取り除き試験に供した。その掘
削残土を残土Bと呼ぶ。残土Bの物性値は下記のとおり
である。
シルト粘土分:70.2% 乾固形分 :40.1% 比重 :1.52 スランプ値 :6cm 貫入抵抗値 :0kg/cm2 実施例−1に用いた残土Aと上記残土Bを各種の割合で
混合した残土に実施例−1と同様の操作により、試料添
加後30秒間混練した処理土の貫入抵抗値を表−3に示
す。
混合した残土に実施例−1と同様の操作により、試料添
加後30秒間混練した処理土の貫入抵抗値を表−3に示
す。
〔発明の効果〕 本発明は、土圧系シールド工事より発生する含水掘削残
土に特定のアクリル系水溶性高分子の微粒分散液を添加
混練し、水分を除去することなく含水土の流動性を消失
させ、一般土として取り扱える処理土とする処理方法に
関するものである。
土に特定のアクリル系水溶性高分子の微粒分散液を添加
混練し、水分を除去することなく含水土の流動性を消失
させ、一般土として取り扱える処理土とする処理方法に
関するものである。
微粒分散液中においては、水溶性高分子微粒子の表面は
分散媒で覆われているので、含水土に添加しても急激な
溶解増粘が起こらず、ママコを発生せずに均一に含水土
中に分散することができ、粘着性のないサラサラした処
理土とすることができる。この処理土の性状は一般土と
同一であり、経時的に固化することもなく、処理土中に
異物感を与える物質も発生しない。
分散媒で覆われているので、含水土に添加しても急激な
溶解増粘が起こらず、ママコを発生せずに均一に含水土
中に分散することができ、粘着性のないサラサラした処
理土とすることができる。この処理土の性状は一般土と
同一であり、経時的に固化することもなく、処理土中に
異物感を与える物質も発生しない。
また、本発明の微粒分散液は、吸湿により固結すること
もなく、低粘性であるためにポンプなどにより定量を供
給することも簡易である。
もなく、低粘性であるためにポンプなどにより定量を供
給することも簡易である。
Claims (1)
- 【請求項1】土圧系シールド工事より発生する、シルト
粘土が60%以下でありスランプ値が5cm以上である含水
掘削残土に分子量100万以上のアクリル系水溶性高分子
を添加混練し、水分を除去することなく該含水土の流動
性を消失させるにあたり、 (a)該アクリル系水溶性高分子を粒径100μm以下の
微粒分散液として添加すること、 (b)該分散液を構成する分散媒は該アクリル系水溶性
高分子を溶解しない液体であること、 および、 (c)該分散液の添加量が該含水土1m3に対しポリマー
純分量として0.1〜5kgであることを特徴とする含水掘削
残土の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013205A JPH0691998B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 含水掘削残土の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013205A JPH0691998B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 含水掘削残土の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02194890A JPH02194890A (ja) | 1990-08-01 |
JPH0691998B2 true JPH0691998B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=11826655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1013205A Expired - Fee Related JPH0691998B2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 含水掘削残土の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691998B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3044954B2 (ja) * | 1992-12-22 | 2000-05-22 | ハイモ株式会社 | 泥土圧シールド工法 |
JPH10152683A (ja) * | 1996-11-22 | 1998-06-09 | Shimizu Corp | 泥水の処理方法及びその方法に用いる処理剤 |
JP3714612B2 (ja) * | 2001-11-14 | 2005-11-09 | ハイモ株式会社 | 汚泥脱水方法 |
JP2005125214A (ja) * | 2003-10-23 | 2005-05-19 | Hymo Corp | 有機汚泥の脱水方法 |
CN111060422B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-03-24 | 葛洲坝中固科技股份有限公司 | 一种淤泥外运检测装置及方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635959B2 (ja) * | 1972-02-15 | 1981-08-20 | ||
JPH01158109A (ja) * | 1987-12-14 | 1989-06-21 | Kurita Water Ind Ltd | 軟弱排土の固結運搬方法 |
JPH01176499A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-12 | Terunaito:Kk | 汚泥の処理方法 |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1013205A patent/JPH0691998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02194890A (ja) | 1990-08-01 |
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