JPH0691792B2 - 固形みそ粒菓子の製造法 - Google Patents
固形みそ粒菓子の製造法Info
- Publication number
- JPH0691792B2 JPH0691792B2 JP2136593A JP13659390A JPH0691792B2 JP H0691792 B2 JPH0691792 B2 JP H0691792B2 JP 2136593 A JP2136593 A JP 2136593A JP 13659390 A JP13659390 A JP 13659390A JP H0691792 B2 JPH0691792 B2 JP H0691792B2
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- JP
- Japan
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- miso
- shape
- cooler
- mix
- confectionery
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、みそを主原料として固形化した粒菓子を提
供する製造法に関する。
供する製造法に関する。
(従来技術) 本発明者は、これまでにみそを少量混入した、「みそあ
め」や「みそあん」などを知っている。
め」や「みそあん」などを知っている。
しかしこのようにみそを調味としてでなく、相当量のみ
そそのものを具を添えて、菓子素材を媒体して固形粒化
する試みはなされていない。
そそのものを具を添えて、菓子素材を媒体して固形粒化
する試みはなされていない。
(発明が解決しようとする課題) 最近一日の栄養源であるみそ汁を飲まない入口が増えて
いる。特に若い人に然りで、みそ汁離れによってみその
味が次第に忘れられつつあるといっても過言ではない。
あた他方ではみそ嫌いの人も間々見受けられる。
いる。特に若い人に然りで、みそ汁離れによってみその
味が次第に忘れられつつあるといっても過言ではない。
あた他方ではみそ嫌いの人も間々見受けられる。
本発明は、このような事情を踏まえ、みそ乃至みそ汁を
固形の粒菓子として完成し、簡便に且つ抵抗なくみそ乃
至みそ汁の栄養摂取を図れるようにしたものである。
固形の粒菓子として完成し、簡便に且つ抵抗なくみそ乃
至みそ汁の栄養摂取を図れるようにしたものである。
[発明の構成] (実施例) 以下、本発明の構成を、実施例によって説明する。
<配合素材と配合比> 1.水あめ 5000g 2.白みそ(塩分5%以下のもの) 2800g 3.グラニユート 5500g 4.ヤシ油(ショートニングとして) 250g 5.小麦粉 120g 6.ナッツ粉砕分(粉粒果実として) 400g 7.コンスターチ 100g 8.全脂粉乳 720g 上記各素材を使用して、以下の工程を経る。
即ちまず、水あめと白みそを上記割合(略2:1)で混合
して、練り釜にて120℃〜140℃の範囲で加熱しつつ混練
する。
して、練り釜にて120℃〜140℃の範囲で加熱しつつ混練
する。
この煮つめ温度範囲は、あめとゼリー製造の境界加熱温
度115℃を越え、且つあめの場合より若干低目である。
これは白みそを配合したことによるもので、実験の結
果、上記120℃を下まわると色が淡く且つ粘状固化が充
分行なわれず、逆に140℃を越えると色が濃く且つ固め
過ぎて後の加工に支障を来たす。
度115℃を越え、且つあめの場合より若干低目である。
これは白みそを配合したことによるもので、実験の結
果、上記120℃を下まわると色が淡く且つ粘状固化が充
分行なわれず、逆に140℃を越えると色が濃く且つ固め
過ぎて後の加工に支障を来たす。
そして上記混練によりみそ分が溶け始めたら、上記割合
のグラニュートを加えて甘味を施し、またヤシ油を上記
割合で混加して焦げ付き、ベト付きを防止し、さらに小
麦粉を上記割合で混加して繋ぎ作用と固化を促す。
のグラニュートを加えて甘味を施し、またヤシ油を上記
割合で混加して焦げ付き、ベト付きを防止し、さらに小
麦粉を上記割合で混加して繋ぎ作用と固化を促す。
そしてさらに充分混練して粘状固化したら火止めしたう
えナッツの粉砕片を具として混入攪拌する。
えナッツの粉砕片を具として混入攪拌する。
なおこの具には、このほかにゴマ、ピーナツ、乾燥野
菜、海産物等の粉粒など種々のものが考えられる。乾燥
野菜などを混入すれば、固形みそ汁となり趣向を添え
る。
菜、海産物等の粉粒など種々のものが考えられる。乾燥
野菜などを混入すれば、固形みそ汁となり趣向を添え
る。
次いでこれを冷却式の一次冷却器の盤上に板状に伸し、
反転を繰返して70℃前後まで冷却した段階において、上
記割合の全脂粉乳と少量のコーンスターチを混入攪拌す
る。上記温度まで冷却した上で混入したのは、全脂粉乳
の焦げ付きを防止するとともにミルクの香味を損わない
ためである。
反転を繰返して70℃前後まで冷却した段階において、上
記割合の全脂粉乳と少量のコーンスターチを混入攪拌す
る。上記温度まで冷却した上で混入したのは、全脂粉乳
の焦げ付きを防止するとともにミルクの香味を損わない
ためである。
ミルクを混入したのは、いうまでもなくみそにミルクの
香りと味をミックスさせ、コクを出すためであるが、そ
のミルクに脱脂粉乳を使わず全脂粉乳としたものは、艶
出しのためと日持ちを良好とするためである。コンスタ
ーチが澱粉質として固結作用を助けることはいうまでも
ない。
香りと味をミックスさせ、コクを出すためであるが、そ
のミルクに脱脂粉乳を使わず全脂粉乳としたものは、艶
出しのためと日持ちを良好とするためである。コンスタ
ーチが澱粉質として固結作用を助けることはいうまでも
ない。
次いでこれを放熱盤を有する二次冷却器に移して、40℃
前後までに冷却したら該冷却器から粘結塊状で取出し、
600W電球で短時間の電灯照射を行って、表面の粘土維持
と密度の均一を図りつつ、のし台の上で棒状に成形し、
所定長さ単位に切断後、バッチローラに送込んで棒状径
を揃え、これを球断機に送込んで粒単位に切断成形す
る。
前後までに冷却したら該冷却器から粘結塊状で取出し、
600W電球で短時間の電灯照射を行って、表面の粘土維持
と密度の均一を図りつつ、のし台の上で棒状に成形し、
所定長さ単位に切断後、バッチローラに送込んで棒状径
を揃え、これを球断機に送込んで粒単位に切断成形す
る。
球断機を出た粒は、尚ほの温かい状態であるので、最後
にこれを常温冷却に付し、一個宛てづつ包装して固形み
そ菓子を完成するものである。
にこれを常温冷却に付し、一個宛てづつ包装して固形み
そ菓子を完成するものである。
[発明の効果] 本発明は以上のようで、みそ分が部分的、調味的に混入
されたこれまでの所謂みそ菓子等と異なり、みそ自体を
固定状で栄養的に摂取することを目的とし、そのみそ味
に仄かにミルクの香りと味をマッチさせ、さらにみその
塩分により甘味をひき立たせ、嗜好性をも備える。
されたこれまでの所謂みそ菓子等と異なり、みそ自体を
固定状で栄養的に摂取することを目的とし、そのみそ味
に仄かにミルクの香りと味をマッチさせ、さらにみその
塩分により甘味をひき立たせ、嗜好性をも備える。
粒としての形状は、ぶっきり状、球状、円柱状、円盤
状、キャラメル状など任意であり、あたかもあめ菓子の
ように、例えばポケットからつまみ出して、随時口に運
ぶことができる。
状、キャラメル状など任意であり、あたかもあめ菓子の
ように、例えばポケットからつまみ出して、随時口に運
ぶことができる。
従ってみそ離れ或いはみそを敬遠している人口に、みそ
の栄養源を確保させることができるのである。
の栄養源を確保させることができるのである。
しかもみそには白みそを選んだから、低塩で健康に適当
な塩分の摂取が可能であり、また粉粒野菜、粉粒果実等
の具を混入攪拌したから、あたかも固形みそ汁のように
他の栄養素も加わる。
な塩分の摂取が可能であり、また粉粒野菜、粉粒果実等
の具を混入攪拌したから、あたかも固形みそ汁のように
他の栄養素も加わる。
Claims (1)
- 【請求項1】水あめと白みそを略2:1の割合で混合し
て、練り釜にて120℃〜140℃の範囲で加熱しつつ混練
し、みそ分が溶け始めたら適量の精糖とショートニング
と小麦粉を混加し、さらに充分混練して粘状固化したら
火止めしたうえ粉粒野菜、粉粒果実等の具を混入攪拌
し、次いでこれを冷却器に移して70℃前後に冷却した段
階において適量の全脂粉乳と少量のコーンスターチを混
入攪拌し、50℃前後に下がったら冷却器より粘結塊状で
取り出し、短時間電灯照射をして表面硬化を防止しつつ
所望の粒形状に切断成形して得ることを特徴とする固形
みそ粒菓子の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136593A JPH0691792B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 固形みそ粒菓子の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136593A JPH0691792B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 固形みそ粒菓子の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430751A JPH0430751A (ja) | 1992-02-03 |
JPH0691792B2 true JPH0691792B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=15178925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2136593A Expired - Lifetime JPH0691792B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 固形みそ粒菓子の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691792B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0856578A (ja) * | 1994-08-25 | 1996-03-05 | Kanro Family:Kk | 味噌エキス含有キャンディ及びその製造方法 |
JP2011092088A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Uha Mikakuto Co Ltd | スカッチ様ハードキャンディ及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP2136593A patent/JPH0691792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430751A (ja) | 1992-02-03 |
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