JPH0691732A - 押出成形装置 - Google Patents

押出成形装置

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Publication number
JPH0691732A
JPH0691732A JP4241912A JP24191292A JPH0691732A JP H0691732 A JPH0691732 A JP H0691732A JP 4241912 A JP4241912 A JP 4241912A JP 24191292 A JP24191292 A JP 24191292A JP H0691732 A JPH0691732 A JP H0691732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
pipe
main pipe
water tank
water supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP4241912A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Komatsu
十三男 小松
Tatsuya Mochizuki
辰也 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4241912A priority Critical patent/JPH0691732A/ja
Publication of JPH0691732A publication Critical patent/JPH0691732A/ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出金型から押出された熱可塑性樹脂成形体
を冷却水で冷却固化するにあたり、熱可塑性樹脂成形体
の表面に微小凹凸が発生しないようにする。 【構成】 冷却水槽2に冷却水を供給する冷却水供給管
が冷却水供給本管3と、該冷却水供給本管3に間隔をお
いて分岐され流出口が冷却水槽内に向けられた複数本の
分岐管31、32・・からなり、冷却水供給本管3の下
流側の分岐管31、32を上流側の分岐管より金型1側
に近い位置に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂成形体を押
出成形するのに好適な押出成形装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】押出機に付設された金型から押出された
熱可塑性樹脂管などの熱可塑性樹脂成形体は、未だ軟化
状態にあるため、金型に近接して設置した冷却水槽等の
冷却装置によって冷却固化されて引き取られている。
【0003】上記冷却装置としては、図2に示されるよ
うな冷却水槽2aが代表的なものである。この冷却水槽
2aは、熱可塑性樹脂成形体A’の移送方向に仕切られ
て複数の仕切り部21a、22a・・とされ、そのそれ
ぞれに冷却水本管3aから分岐された分岐管31a、3
2a・・より冷却水が供給されるようになっている。こ
の場合、冷却水本管3aの最上流側の分岐管31aより
金型1aに一番近い側の仕切り部21aに冷却水が供給
され、冷却水本管3aの二番目に上流側の分岐管32a
より次に金型1aに近い仕切り部22aに冷却水が供給
されるという順にされ、冷却水本管3aの最も下流側に
ある分岐管より金型1aから最も遠いところの仕切り部
に冷却水が供給されるようになっていた。なお、4aは
サイジングマンドレルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の冷却水槽を用い
た場合、冷却水に接する熱可塑性樹脂成形体の表面には
微小凹凸が発生しこれが成形体の外観等を損なうことが
あった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、冷却装置によ
って表面に微小凹凸が発生することのない押出成形装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、冷却
水供給本管で送られてくる冷却水に含まれる気泡は、最
も上流側の分岐管に最も多く流れ込み、この気泡の存在
が上記微小凹凸の発生原因であることを知見して本発明
を完成した。
【0007】すなわち、本発明の押出成形装置は、押出
機と、該押出機に付設された金型と、該金型に近接して
配設された冷却水槽とからなり、上記冷却水槽に冷却水
を供給する冷却水供給管が備えられ、該冷却水供給管
は、冷却水供給本管と、該冷却水供給本管に間隔をおい
て分岐され流出口が冷却水槽内に向けられた複数本の分
岐管からなり、冷却水供給本管の下流側の分岐管を上流
側の分岐管より金型側に近い位置に配設させたことを特
徴としている。
【0008】
【作用】金型から吐出され冷却水槽に進入した時点の熱
可塑性樹脂押出成形体の表面温度は、未だガラス転移点
より高く、完全に硬化していない。一方、冷却水中に含
まれる気泡は、冷却水供給本管の最も上流の部分にある
分岐管に最も多く流入し、その下流側の分岐管へ行くに
従い、冷却水に含まれる気泡は次第に減少している。
【0009】そのため、それぞれの分岐管より冷却水槽
に供給される冷却水の内、気泡を多く含む冷却水は、金
型から離れたところに供給され、金型に近いところの冷
却水槽には、気泡が含まれていないか極めて気泡が少な
い冷却水が供給されることになる。
【0010】したがって、熱可塑性樹脂押出成形体の未
だガラス転移点より高く、完全に硬化していない部分
は、気泡を含まない冷却水によって冷却されることにな
り、その部分には気泡が付着しないので、部分的冷却遅
れがなく均一に冷却され、平滑な表面を有する押出製品
が得られる。
【0011】なお、金型から十分に離れた位置にある押
出成形体の表面温度は、ガラス転移点以下に冷却され、
十分に硬化しているので、例え冷却水に多くの気泡が含
まれていても、問題は生じない。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1を用いて詳細に説明す
る。図1において、1は図示していない押出機に付設し
た金型、2は冷却水槽、3は冷却水供給本管、31,3
2、・・は分岐管である。
【0013】冷却水槽2は、内部が仕切り板により複数
の仕切り部21、22・・・に仕切られている。また、
分岐管31、32・・・は、冷却水供給本管3の上流側
より間隔をおいて順に分岐されており、最下流側の分岐
管31の冷却水流出口は金型1に最も近い仕切り部21
に向けられて冷却水が供給されるようになされ、次の下
流側の分岐管32からは二番目に金型1に近い仕切り部
22に冷却水を供給するようになされ、以下そのような
順にされ、最も上流側の分岐管は金型1から最も遠い仕
切り部に冷却水を供給するようにされている。なお、4
はサイジングマンドレルである。
【0014】次に上記装置の使用態様を説明する。金型
1から押出成形された熱可塑性樹脂成形体Aは、冷却水
槽2の仕切り部21、22・・・に順に進入し、そこで
分岐管31、32・・より流出する冷却水により順次冷
却され、ガラス転移点以下に冷却固化されて冷却水槽3
を出て、図示されていない引取機により引取られる。
【0015】この時、冷却水供給本管3により送られて
くる冷却水には気泡が混入しているが、その気泡5は、
冷却水供給本管3の上流側(押出金型から遠い側)の分
岐管から多く排出されてしまい、下流側(押出金型に近
い側)の分岐管31、32から排出されることがない。
【0016】このようにして、冷却水槽2に進入したば
かりの、表面が未だ完全に固化していない熱可塑性樹脂
成形体Aの表面に、前述したような、気泡を含む冷却水
による凹凸が生ずることが回避される。
【0017】そして、押出機として異方向回転の二軸押
出機を使用し、上記冷却装置を用い、熱可塑性樹脂とし
て硬質塩化ビニル樹脂を使用し、呼び径75mmの管を
成形しところ、凹凸のない、表面が平滑な硬質塩化ビニ
ル管が得られた。
【0018】
【発明の効果】本発明の押出成形装置によれば、従来の
冷却装置を用いた場合に生じ勝ちであった気泡混入冷却
水による押出成形体表面の凹凸の発生が回避され、平滑
な表面を有する熱可塑性樹脂押出製品を製造することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性樹脂押出成形装置の要部断面
図である。
【図2】従来の熱可塑性樹脂押出成形装置の要部断面図
である。
【符号の説明】
1、1a 押出金型 2、2a 冷却水槽 21、22・・、21a、22a・・ 冷却水槽の仕
切り部 3、3a 冷却水供給本管 31、32・・、31a、32a・・ 分岐管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機と、該押出機に付設された金型
    と、該金型に近接して配設された冷却水槽とからなり、
    上記冷却水槽に冷却水を供給する冷却水供給管が備えら
    れ、該冷却水供給管は、冷却水供給本管と、該冷却水供
    給本管に間隔をおいて分岐され流出口が冷却水槽内に向
    けられた複数本の分岐管からなり、冷却水供給本管の下
    流側の分岐管を上流側の分岐管より金型側に近い位置に
    配設させたことを特徴とする押出成形装置。
JP4241912A 1992-09-10 1992-09-10 押出成形装置 Pending JPH0691732A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4241912A JPH0691732A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 押出成形装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4241912A JPH0691732A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 押出成形装置

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JPH0691732A true JPH0691732A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17081397

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JP4241912A Pending JPH0691732A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 押出成形装置

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