JPH069145U - ヒートシンク取付構造 - Google Patents

ヒートシンク取付構造

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JPH069145U
JPH069145U JP4657792U JP4657792U JPH069145U JP H069145 U JPH069145 U JP H069145U JP 4657792 U JP4657792 U JP 4657792U JP 4657792 U JP4657792 U JP 4657792U JP H069145 U JPH069145 U JP H069145U
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JP
Japan
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heat sink
holder
electronic component
bent piece
mounting structure
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Application number
JP4657792U
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English (en)
Inventor
直幸 小川
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増大させずに、電子部品とヒート
シンクとを確実に固定できるヒートシンク取付構造を提
供する。 【構成】 ホルダー5に、第2折曲片5aと二つのガイ
ド5bと係合爪5dを設ける。ガイド5bには、第1折
曲片5cを設ける。ヒートシンク6には、三つの突起部
6aと孔6bを設ける。ヒートシンク6をホルダー5に
乗せる。第2折曲片5aが孔6bを貫通して突出する。
ガイド5bは、ヒートシンク6を両脇から支持する。第
1折曲片5cを、ホルダー5の内側に向けて斜めに屈折
する。ヒートシンク6が第1折曲片5cとホルダー5の
間に固定される。二つの電子部品3を三つの突起部6a
の間に乗せる。第2折曲片5aの両肩端部を、ホルダー
5の内側に向けてハの字に屈折する。ヒートシンク6と
電子部品3が第2折曲片とホルダー5の間に固定され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発熱する電子部品とその放熱をおこなうヒートシンクとを、プリン ト基板に取り付けるためのヒートシンク取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発熱する電子部品を備えた電子機器は数多い。とくに、アンプのような電子機 器は電子部品から発熱した熱を効率良く逃がさなければ、回路が高温になり破壊 されてしまう。よって、このような電子機器には通常ヒートシンクが設けられて いて、このヒートシンクが電子部品からの熱を逃がす役割をはたしている。そし て、このような電子機器は、電子機器の回路が組み込まれたプリント基板に、電 子部品とヒートシンクを固定するためのヒートシンク取付構造を有している。
【0003】 前述のようなヒートシンク取付構造として、従来からビス止めによるものが多 く提案されている。このような、従来のヒートシンク取付構造の一例を図面に従 って以下に説明する。すなわち、この従来例は、図4に示すように、ホルダー1 にヒートシンク2と電子部品3とを重ねて、ビス7によって固定し、そのホルダ ー1をプリント基板4に垂直に固定したものである。
【0004】 この従来技術において、ホルダー1は、長方形状のプレートで、二つの第1ね じ穴1a、二つのガイド1b、および二つの係合爪1cが設けられている。ガイ ド1bは、ホルダー1の向かい合う短辺を、同方向に垂直に折曲げることによっ て形成されている。係合爪1cは、ホルダー1の一長辺から突出させた二つの爪 である。また、ヒートシンク2は長方形状のプレートで、二つの第2ねじ穴2a が設けられている。この第2ねじ穴2aは、第1ねじ穴1aと対応した位置に設 けられている。そして、電子部品3は直方体形状をしたパワーIC等の部材であ る。この電子部品3には第3ねじ穴3aが設けられている。さらに、電子部品3 の一側面には端子3bが突出している。一方、プリント基板4には二つの係合穴 4aがあけられている。この係合穴4aは、ホルダー1の係合爪1cと対応した 位置に設けられている。
【0005】 以上述べたような、ホルダー1、ヒートシンク2および電子部品3は以下のよ うに組み合わされる。すなわち、ホルダー1の、ガイド1bのある面を上にして 、ヒートシンク2の第2ねじ穴2aを設けた面を、ホルダー1に重ねる。このと き、ヒートシンク2の両脇は、ガイド1bによって支持される。次いで、ヒート シンク2の上に二つの電子部品3を乗せて、ヒートシンク2の第2ねじ穴2aと 電子部品3の第3ねじ穴とを対応させる。電子部品3の端子3bは、ホルダー1 の係合爪1cと同方向に向ける。すると、第1ねじ穴1aと第2ねじ穴2aと第 3ねじ穴3aとは対応しているので、第3ねじ穴3aからビス7を挿入すること によって、ヒートシンク2と電子部品3とがホルダー1にねじ止めされる。
【0006】 以上のように、ヒートシンク2と電子部品3とが取り付けられたホルダー1は 、プリント基板4に次のように固定される。すなわち、ホルダー1の係合爪1c とプリント基板4の係合穴4aとは対応しているので、係合爪1cを係合穴4a に差し込むことによって、ホルダー1がプリント基板4に固定される。係合爪1 cと電子部品3の端子3bは同じ方向に向いている。よって、ホルダー1をプリ ント基板4に固定すると、端子3bもプリント基板に向かう。端子3bをプリン ト基板4に接続すると、電子部品3が電子機器の回路に組み込まれる。
【0007】 このように、各部材が組み合わされた状態において、電子機器の回路を作動さ せると電子部品3が発熱する。しかし、電子部品3にはヒートシンク2が接して いるので、電子部品3から発した熱はヒートシンク2に伝わって逃げる。その結 果、電子機器の回路が破壊される恐れがなくなる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のヒートシンク取付構造には以下の様な欠点があ った。すなわち、ヒートシンク2と電子部品3とは、ビス7によってホルダー1 にねじ止めされるので、ビス7という余分な部材が必要となり、部品点数が多く なる。よって、コストが余計にかかり、機器の重量化を招く。
【0009】 また、ホルダー1、ヒートシンク2および電子部品3の三つの部材を重ねてね じ穴の位置を合わせることは、部材数が多く困難であり、たとえねじ穴の位置合 わせができても、ビス7によってねじ止めするまで前記の三つの部材の位置を保 持しておくのは難しい。たとえば、流れ作業によって手で組み立てている場合、 ねじ穴の位置合わせは困難であり、作業を中断した時などに、ねじ穴の位置を保 持しておくことは難しい。よって、組み立て作業の効率が悪くなる。
【0010】 さらに、ヒートシンク2と電子部品3との固定箇所は、ビス7の部分だけなの で、ずれやすく不安定である。
【0011】 本考案は、上記のような課題を解決するために提案されたものであり、その目 的は、部品点数を増大させずに、電子部品とヒートシンクとを確実に固定できる ヒートシンク取付構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案によるヒートシンク取付構造は、発熱す る電子部品、前記電子部品に接するヒートシンク、前記電子部品および前記ヒー トシンクをプリント基板に固定するホルダーからなるヒートシンク取付構造にお いて、前記ホルダーに、その一部を同方向に立ち上げた第1折曲片および第2折 曲片を設け、前記第1折曲片の端部と前記ホルダーとの間に、前記ヒートシンク を挟みこみ、前記第2折曲片の端部と前記ホルダーとの間に、前記ヒートシンク と前記電子部品とを挟みこんだこと特徴とする。
【0013】 また、請求項2記載のヒートシンク取付構造は、前記ヒートシンクの、前記電 子部品の側面に接する位置に、突起部を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記のような構成を有する請求項1のヒートシンク取付構造の作用は、以下の 通りである。すなわち、第1折曲片および第2折曲片が上になるように配置した ホルダーの上に、ヒートシンクを乗せる。そして、第1折曲片の端部をホルダー の内側に向けて屈折させると、ヒートシンクが第1折曲片とホルダーの間に挟ま って固定される。次いで、ヒートシンクの上に電子部品を乗せる。そして、第2 折曲片の端部を、ホルダーの内側に向けて屈折させると、ヒートシンクおよび電 子部品が第2折曲片とホルダーの間に挟まって固定される。
【0015】 さらに、請求項2のヒートシンク取付構造においては、電子部品の側面は、ヒ ートシンクの突起部によって支持されるので、電子部品はヒートシンクにずれな いように固定される。
【0016】
【実施例】
本考案のヒートシンク取付構造の実施例を、図面にしたがって説明する。なお 、図4の従来例と同一の部材については、同一の符号を付し説明は省略する。
【0017】 すなわち、図1に示すように、本実施例においてホルダー5は、長方形状のプ レートから成り、第2折曲片5aと二つのガイド5bが設けられている。この第 2折曲片5aは、T字型のプレートでホルダー5の一長辺に設けられている。ま た、第2折曲片5aは、ホルダー5に垂直方向に設けられている。さらに、第2 折曲片5aの両肩と、ホルダー5との間にはヒートシンク6と電子部品3を重ね た厚さと同じ幅の隙間が設けられている。
【0018】 一方、ガイド5bは、ホルダー5の向かい合う短辺を、第2折曲片5aと同方 向に折曲げることによって形成されている。このガイド5bは、ホルダー5に垂 直になっている。また、二つのガイド5bには、それぞれ第1折曲片5cが設け られている。この第1折曲片5cはガイド5bの一端部を、爪状に加工した形状 をしている。また、第1折曲片5cとホルダー5との間には、ヒートシンク6の 厚さと同じ幅の隙間が設けられている。ホルダー5の第2折曲片5aと反対側の 長辺には、係合爪5dが設けられている。この係合爪5dは、ホルダー5の一長 辺を爪状に加工した形状となっている。
【0019】 そして、ヒートシンク6は、断面がL字型のプレートであり、その一側面には 、三つの突起部6aが設けられている。この突起部6aは細長の直方体で、互い に平行方向に設けられている。また、突起部6aはガイド5bと平行になってい る。ヒートシンク6の屈折部分には横長の孔6bがあけられている。この孔6b は、第2折曲片5aに対応した位置に設けられている。電子部品3とプリント基 板4は従来例と同じ形状の部材である。
【0020】 以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通りである。すなわち、第 2折曲片5aおよびガイド5bが上になるように配置したホルダー5の上に、ヒ ートシンク6を乗せる。このとき、ヒートシンク6は、その突起部6aを設けた 面が上になるようにする。ヒートシンク6の孔6bは、第2折曲片5aに対応し ているので、ヒートシンク6をホルダー5に乗せると、第2折曲片5aが孔6b を貫通して突出する。また、ガイド5bは、ヒートシンク6を両脇から支持する 。第1折曲片5cとホルダー5との間には、ヒートシンク6の厚さと同じ幅の隙 間が設けられている。よって、図2に示すように、第1折曲片5cをホルダー5 の内側に向けて斜めに屈折させると、ヒートシンク6が第1折曲片5cとホルダ ー5の間に挟まって固定される。
【0021】 次いで、二つの電子部品3を三つの突起部6aの間に乗せる。電子部品3の端 子3bは、ホルダー5の係合爪5dと同じ方向に向くようにする。第2折曲片5 aの両肩と、ホルダー5との間にはヒートシンク6と電子部品3の厚さと同じ幅 の隙間が設けられている。よって、第2折曲片5aの両肩端部を、ホルダー5の 内側に向けてハの字に屈折させると、ヒートシンク6と電子部品3が第2折曲片 とホルダー5の間に挟まって固定される。なお、電子部品3はその両脇を突起部 6aによって支持されている。
【0022】 さらに、図3に示すように、係合爪5dを係合穴4aに差し込むことによって 、ホルダー5がプリント基板4に固定される。端子3bをプリント基板4に接続 すると、電子部品3が電子機器の回路に組み込まれる。
【0023】 以上述べたような本実施例の効果は以下の通りである。すなわち、ビス7を必 要とせずに、ヒートシンク6と電子部品3とをホルダー5に固定することができ るので、部品数が少なくてすむ。よって、コストが余計にかからず、機器の軽量 化を実現できる。
【0024】 また、最初に第1折曲片5cを曲げてヒートシンク6をホルダー5に固定し、 つぎに第2折曲片5aを曲げて電子部品3をヒートシンク6に固定するので、三 つの部材を、一つづつ確実に固定しながら組み立て作業ができる。たとえば、流 れ作業によって手で組み立てている場合、ねじ穴を合わせる必要がないので位置 合わせが容易であり、ヒートシンク6固定後に作業を中断しても、ヒートシンク 6の位置がずれることはない。よって、組み立て作業の効率がよくなる。
【0025】 さらに、第2折曲片5aでヒートシンク6と電子部品3を固定し、第1折曲片 5cでヒートシンク6を固定し、突起部6aで電子部品3を支持している。つま り、三箇所でヒートシンク6と電子部品3を支持するので、確実に固定できる。 したがって、本実施例を車載用の電子機器に備えると、振動に強く有利である。
【0026】 なお、本考案は上述のような実施例に限定されるものではなく、具体的な各部 の材質および形状は適宜変更可能である。例えば、ヒートシンク6の表面に、断 面が波型のフィンを設けることによって放熱効果を高めることができる。
【0027】
【考案の効果】
本考案のヒートシンク取付構造によれば、ホルダーに第1折曲片と第2折曲片 を設け、ヒートシンクに突起部を設けるという簡単な構成によって、部品点数を 増大させずに、電子部品とヒートシンクとの確実な固定が可能となる優れたヒー トシンク取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるヒートシンク取付構造の一実施例
を示す斜視図。
【図2】本考案によるヒートシンク取付構造の一実施例
を示す正面図。
【図3】本考案によるヒートシンク取付構造の一実施例
を示す側面図。
【図4】従来のヒートシンク取付構造の一例を示す斜視
図。
【符号の説明】
1,5…ホルダー 1a…第1ねじ穴 1b,5b…ガイド 1c,5d…係合爪 2,6…ヒートシンク 2a…第2ねじ穴 3…電子部品 3a…第3ねじ穴 3b…端子 4…プリント基板 4a…係合穴 5a…第2折曲片 5c…第1折曲片 6a…突起部 6b…孔 7…ビス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱する電子部品、前記電子部品に接す
    るヒートシンク、前記電子部品および前記ヒートシンク
    をプリント基板に固定するホルダーからなるヒートシン
    ク取付構造において、 前記ホルダーに、その一部を同方向に立ち上げた第1折
    曲片および第2折曲片を設け、 前記第1折曲片の端部と前記ホルダーとの間に、前記ヒ
    ートシンクを挟みこみ、 前記第2折曲片の端部と前記ホルダーとの間に、前記ヒ
    ートシンクと前記電子部品とを挟みこんだことを特徴と
    するヒートシンク取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒートシンクの、前記電子部品の側
    面に接する位置に、突起部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のヒートシンク取付構造。
JP4657792U 1992-07-03 1992-07-03 ヒートシンク取付構造 Pending JPH069145U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499296U (ja) * 1972-04-24 1974-01-26
JPS6372665U (ja) * 1986-10-24 1988-05-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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