JPS6018867Y2 - 印刷配線板の保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷配線板の平行な面を囲んで突出しかつ固定
的に保持される案内レールに印刷配線板を保持する装置
に関する。

前記種類の公知の装置（印刷資料、インテルマス、構造
ト配線技術Ａ４７４Ｖ１／２８３１０４７７） ４ｍｍ
ハイは印刷配線板を保持するためにＵ字形断面をもつ案
内レールが設けられており、かつこの案内レールの両端
はこれに対して直角に延びる保持装置に結合されている
。

この種の装置に対する比較的大きい製作費は別としても
、印刷配線板をあそびなしに保持し得るために案内レー
ルは正しい間隔をおきかつ正しく一列に並ぶように設け
なければならない。

本考案の目的は、簡単な手段で印刷配線板を案内片に固
定することができかつそれによって印刷配線板を案内レ
ールへほぼあそびなしにはめあいできるような装置を提
供することである。

この目的は前記種類の装置において、一端が基板に固着
され個々の印刷配線板を保持するそれぞれ一対の案内レ
ールを屋根形に形成することにより容易に達成される。

この場合案内方向に対し直角な公差は屋根形断面をわず
かにねじることによって除去することができる。

印刷配線板の幅の公差は屋根形の案内レールを傾けるこ
とによって除去することができる。

これに対しては自由端の間隔を印刷配線板の幅に一致す
る間隔よりもいくらか小さいものとしかつ弾性をもって
案内レールが延びている場合が有利である。

折曲げられた突出部によって案内レールが基板に取付け
られている場合には案内レールの簡単な取付方法が得ら
れる。

案内レールから遠い方の基板の面に個々の案内レールの
突出部が取付けられておりしかも案内レールが基板の開
口を通って突出している場合には保持がさらに安定した
ものになる。

印刷配線板が滑り出るのを防止したりこの装置の機械的
保護を行なうためには、Ｕ字形に構成されたカバー用の
保持突出部を案内レールが備えていることが有利である
。

折り曲げにより形威されたヒンジにより結合される個々
の板からカバーが構成される場合には、製造のさいに折
り曲げ個所にヒンジができるものであるため空間節約に
なる積重ねすなわち平らな部材の積上げが可能となるが
、これによって組立の際や正面側への押印の際および顧
客での修理の際に取扱い上の利点が得られる。

電気的理由たとえば遮蔽が保証される場合にはこのカバ
ーを薄金属板で構成することもできる。

本考案による実施例を図面により以下に説明する。

第１図による実施例においては基板１に印刷配線板３の
案内レール２が取付けられている。

左側の案内レール２は第３図の構成によって溶接により
、中央の案内レールは第４図の構成によってねじ取付け
により、また右側の案内レールは、第５図の構成によっ
て基板の開口４を通して挿入されかつ基板１の裏面でか
み合わされている突出部５により基板に取付けられてい
る。

折曲げられた突出部６（第３図参照）は溶接のために設
けられている。

突出部７は取付ねじ導入用穴８を備えている。

第１図に示されるように印刷配線板３には種々の大きさ
の構成素子９が設けられており、したがって印刷配線板
の間隔も種々の大きさにすることができる。

第２図に示されているように取付点から遠い方の案内レ
ール２の端部は、印刷配線板３の幅に一致する間隔より
も一層近づき合っており、したがって印刷配線板は初応
力を受けながら案内レール２の間に挿入しなければなら
ない。

第６図には案内レール２が拡大して示されている。

実態で示した印刷配線板３は同じ構造の案内レール２に
おいて点数で示した印刷配線板３よりも幅を広くするこ
とができる。

したがってレール間隔の決定は印刷配線板の長さと厚み
に左右される。

両方の屋根辺１３が互いに挾む角度は変化させることが
できるが、６０°ないし９０’程度の大きさになってい
るのが有利である。

屋根辺の幅と案内レールの厚みとは材料に関連してレー
ルの断面係数を決めるものでありしかも自由に選択でき
る。

したがって案内レールを合成物質から一体に注形するこ
とも容易に可能である。

第７図による実施例においては基板に切欠き１４が設け
られており、Ｕ字形に構成されたカバー１６が取付けら
れた状態においてこのカバーの突起１５がこの切欠きに
嵌まり込むことができ、したがって同様に基板１に一体
に形威されている外部のストッパ１８によりＵ字形カバ
ーの側面脚１７が保持されている。

この場合案内レール２は、カバー１６を保持するねじ２
０が捩じ込まれる保持突出部１９を備えている。

カバー１６の前面辺２１には切欠き２２があり、特殊指
示器、操作素子あるいはプラグなどがこの切欠きを通っ
て突出しあるいはこれらの装置を操作することができる
。

以上に説明したように本考案によれば、印刷配線板の平
行な面を囲んで突出しかつ固定的に保持される案内レー
ルに印刷配線板を保持する装置において、一端が基板に
固着され個々の印刷配線を保持するそれぞれ一対の案内
レールを屋根形に形威し、前記案内レールの自由端の間
隔を印刷配線板の幅と一致する間隔よりも僅かに小さく
構成したことにより、印刷配線板と案内レールとの間の
印刷配線板の案内方向に対する直角方向の公差は案内レ
ールの屋根形断面を僅かにねじることにより除去するこ
とができる。

また、印刷配線板の幅方向の公差は屋根形の案内レール
を傾むけることによって除去することができる。

そして本考案によってとくに小形装置に使用される印刷
配線板保持装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は基板に取付けられた屋根形案内レールの平面図
、第２図は第１図の案内レールの側面図、第３図は点溶
接により案内レールを基板に取付ける方法を示す図、第
４図は第３図の点溶接のかわりにねじによる取付方法を
示す図、第５図は第３図の点溶接のかわりにかみ合わせ
突出部による取付方法を示す図、第６図は屋根形案内レ
ールを印刷配線板を適合させ得る方法を示す図、第７図
は本考案による印刷配線板装置のカバーの実施可能な形
状を示す図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・案内レール、３・
・・・・・印刷配線板、４・・・・・・開口、６，７・
・・・・・案内レールの突出部、１６・・・・・・カバ
ー １９・・・・・・保持突出部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｌ 印刷配線板の平行な面を囲んで突出しかつ固定的に
   保持される案内レールに印刷配線板を保持する装置にお
   いて、一端が基板に固着され個々の印刷配線板を保持す
   るそれぞれ一対の案内レールを屋根形に形威し、前記案
   内レールの自由端の間隔を印刷配線板の幅と一致する間
   隔よりも僅かに小さくしたことを特徴とする印刷配線板
   の保持装置。 ２ 実用新案登録請求の範囲第１項記載の保持装置にお
   いて、折り曲げられた突出部によって案内レールが基板
   に取付けられていることを特徴とする印刷配線板の保持
   装置。 ３ 実用新案登録請求の範囲第１項記載の保持装置にお
   いて、基板に設けられた開口に挿入される突出部によっ
   て案内レールが基板に取付けられていることを特徴とす
   る印刷配線板の保持装置。 ４ 実用新案登録請求の範囲第１項から第３項までのい
   ずれかに記載の保持装置において、Ｕ字形に構成された
   カバー用の保持突出部を案内レールが備えていることを
   特徴とする印刷配線板の保持装置。