JPH0691418A - バニッシングドリル - Google Patents
バニッシングドリルInfo
- Publication number
- JPH0691418A JPH0691418A JP16096991A JP16096991A JPH0691418A JP H0691418 A JPH0691418 A JP H0691418A JP 16096991 A JP16096991 A JP 16096991A JP 16096991 A JP16096991 A JP 16096991A JP H0691418 A JPH0691418 A JP H0691418A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- burnishing
- diameter
- blade
- vanishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】穿孔径ならびに加工孔の精度が良好で、しかも
工具寿命も大きく延命できることが可能なバニッシング
ドリルを提供する。 【構成】上記の目的を達成するために、先端部に所望径
を穿孔するドリル刃１１ａ，１１ｂを設ける。シヤンク
の長手方向にドリル刃１１ａ，１１ｂに対して所定の間
隔を有し、かつ該ドリル刃よりも径大としたバニッシユ
面１４ａ，１４ｂ−−を有する切刃を設ける。
工具寿命も大きく延命できることが可能なバニッシング
ドリルを提供する。 【構成】上記の目的を達成するために、先端部に所望径
を穿孔するドリル刃１１ａ，１１ｂを設ける。シヤンク
の長手方向にドリル刃１１ａ，１１ｂに対して所定の間
隔を有し、かつ該ドリル刃よりも径大としたバニッシユ
面１４ａ，１４ｂ−−を有する切刃を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、穿孔工具に関するもの
で、さらに詳細には、被削材を穿孔するのと同時に被削
孔を高精度に仕上げ加工する穿孔工具に関するものであ
る 。
で、さらに詳細には、被削材を穿孔するのと同時に被削
孔を高精度に仕上げ加工する穿孔工具に関するものであ
る 。
【０００２】
【従来の技術】従来、被削材に穿孔するのと同時に仕上
げ加工する所謂バニッシングドリルは、先端部にドリル
刃を設け、外周側には前記ドリル刃と同径か、やゝ径大
としたバニッシユ面を有するガイド部をドリルの長手方
向に形成させたものが用いられている。
げ加工する所謂バニッシングドリルは、先端部にドリル
刃を設け、外周側には前記ドリル刃と同径か、やゝ径大
としたバニッシユ面を有するガイド部をドリルの長手方
向に形成させたものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバニッシングドリルを用いて被削材を穿孔し、
被削孔を仕上げ加工した場合、ドリル刃とバニッシユ面
とが同径、もしくはドリル刃に対してバニッシユ面が僅
かに径大であるためにドリル刃にほとんどの穿孔に要す
る切削負荷が加えられた状態で穿孔していくこ −２− とになり、したがつて穿孔時の径補正または真円補正が
難かしいものとなり、穿孔径にバラツキを生じさせた
り、加工孔の精度を著しく低下させたりするのと同時
に、工具寿命も短いものにしているのが実情である。
た従来のバニッシングドリルを用いて被削材を穿孔し、
被削孔を仕上げ加工した場合、ドリル刃とバニッシユ面
とが同径、もしくはドリル刃に対してバニッシユ面が僅
かに径大であるためにドリル刃にほとんどの穿孔に要す
る切削負荷が加えられた状態で穿孔していくこ −２− とになり、したがつて穿孔時の径補正または真円補正が
難かしいものとなり、穿孔径にバラツキを生じさせた
り、加工孔の精度を著しく低下させたりするのと同時
に、工具寿命も短いものにしているのが実情である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
点に鑑みなしたもので、穿孔径ならびに加工孔の精度が
良好で、しかも工具寿命も大きく延命させることが可能
なバニッシングドリルを提供することを目的とし、前記
した不具合を下記する手段によつて解決したものであ
る。つまり、先端部に所望径を穿孔するドリル刃を形成
し、シヤンクの長手方向には前記したドリル刃に対して
所定の間隔を有せしめ、かつ該ドリル刃よりも径大とし
たバニッシユ面を有する切刃を形成させたバニッシング
ドリルによつて解決したものである。
点に鑑みなしたもので、穿孔径ならびに加工孔の精度が
良好で、しかも工具寿命も大きく延命させることが可能
なバニッシングドリルを提供することを目的とし、前記
した不具合を下記する手段によつて解決したものであ
る。つまり、先端部に所望径を穿孔するドリル刃を形成
し、シヤンクの長手方向には前記したドリル刃に対して
所定の間隔を有せしめ、かつ該ドリル刃よりも径大とし
たバニッシユ面を有する切刃を形成させたバニッシング
ドリルによつて解決したものである。
【０００５】
【発明の作用】本発明は、以上に述べた手段によつて、
ドリル刃自体に受ける穿孔時の切削負荷は軽減されたも
のになつて、穿孔径の拡大や加工孔の歪を極力防止でき
て精度のきわめて高い先行切削孔が得られ、これに続い
てバニッシユ面を有する切刃によつて仕上げ加工され、
さらにバニッシユ面によつて被削孔を高精度に仕上げ加
工することができる。なお、シヤンクの長手方向に形成
するバニッシユ面ならびに該面に形成する切刃は、一対
のものであつてもよいが、図示のよう２対のものを形成
すると、バニッシユ面とバニッシユとの間にＶ状溝が形
成され、この溝に潤滑油が滞留することによつて切削ト
ルクを大巾に低減させながら仕上効果を大きく上昇させ
るのと同時に、切屑の排出性を高めてより高精度の加工
孔が得られる。 −３−
ドリル刃自体に受ける穿孔時の切削負荷は軽減されたも
のになつて、穿孔径の拡大や加工孔の歪を極力防止でき
て精度のきわめて高い先行切削孔が得られ、これに続い
てバニッシユ面を有する切刃によつて仕上げ加工され、
さらにバニッシユ面によつて被削孔を高精度に仕上げ加
工することができる。なお、シヤンクの長手方向に形成
するバニッシユ面ならびに該面に形成する切刃は、一対
のものであつてもよいが、図示のよう２対のものを形成
すると、バニッシユ面とバニッシユとの間にＶ状溝が形
成され、この溝に潤滑油が滞留することによつて切削ト
ルクを大巾に低減させながら仕上効果を大きく上昇させ
るのと同時に、切屑の排出性を高めてより高精度の加工
孔が得られる。 −３−
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付する図面にもと
づいて説明する。図は、本発明になるバニッシングドリ
ルを示したもので、
づいて説明する。図は、本発明になるバニッシングドリ
ルを示したもので、
【図１】は全体的な正面図、
【図２】は要部の拡大正面図、
【図３】は
【図２】の底面図などである。図において、バニッシン
グドリル１のシヤンク１０の端部には、軸線０に対して
該ドリルの回転方向前方側に位置させたドリル刃１１
ａ、１１ｂとシンニング１２ａ、１２ｂによつて形成さ
れる中心部切刃１１とが設けられている。このドリル刃
１１ａ、１１ｂからシヤンクの他方の端部へ向つて所定
の間隔Ｗ（０．２ｍｍ〜６ｍｍ）を有して前記ドリル刃
の外周１３ａ、１３ｂに対して径大（０．００２ｍｍ〜
０．５ｍｍ）とするバニッシユ面１４ａ、１４ｂ、１４
ｃ、１４ｄが設けられており、これらバニッシユ面の下
端側には切刃１４が形成されている。また、前記のバニ
ッシユ面１４ａと同面１４ｂおよび同面１４ｃと１４ｄ
との間には該面と面とが構成するＶ状溝１５ａ、１５ｂ
を設けてあつてこの溝の存在によつて切削油を充分に行
き渡らせて切削トルクを低減させながら切屑の排出性を
向上させるようにしてある。なお、本発明の第２実施例
として、前記した構成のバニッシングドリルにおいて、
バニツシユ面１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄの上方
に、該バニツシユ面よりも幾分縮径か、または幾分径大
（−０．２ｍｍ〜０．３ｍｍ）とし第２のバニッシユ面
１６ａ、１６ｂ、を設け、このバニッシユ面の下部に切
刃１６を形成させたバニッシングドリルよつても本発明
の作用と効果は充分に発揮するものである。
グドリル１のシヤンク１０の端部には、軸線０に対して
該ドリルの回転方向前方側に位置させたドリル刃１１
ａ、１１ｂとシンニング１２ａ、１２ｂによつて形成さ
れる中心部切刃１１とが設けられている。このドリル刃
１１ａ、１１ｂからシヤンクの他方の端部へ向つて所定
の間隔Ｗ（０．２ｍｍ〜６ｍｍ）を有して前記ドリル刃
の外周１３ａ、１３ｂに対して径大（０．００２ｍｍ〜
０．５ｍｍ）とするバニッシユ面１４ａ、１４ｂ、１４
ｃ、１４ｄが設けられており、これらバニッシユ面の下
端側には切刃１４が形成されている。また、前記のバニ
ッシユ面１４ａと同面１４ｂおよび同面１４ｃと１４ｄ
との間には該面と面とが構成するＶ状溝１５ａ、１５ｂ
を設けてあつてこの溝の存在によつて切削油を充分に行
き渡らせて切削トルクを低減させながら切屑の排出性を
向上させるようにしてある。なお、本発明の第２実施例
として、前記した構成のバニッシングドリルにおいて、
バニツシユ面１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄの上方
に、該バニツシユ面よりも幾分縮径か、または幾分径大
（−０．２ｍｍ〜０．３ｍｍ）とし第２のバニッシユ面
１６ａ、１６ｂ、を設け、このバニッシユ面の下部に切
刃１６を形成させたバニッシングドリルよつても本発明
の作用と効果は充分に発揮するものである。
【０００７】
−４− 以上に述べた構成のバニッシングドリルと、比較のため
の従来のバニッシングドリルを用いて以下の条件により
試験した。 被削材：ＡＤＣ−１２（φ６×２３ｍｍ、貫通孔）、 試験材：ＫＩＲＡ・ＮＣボ−ル盤、 回転数：６，００
０ｒｐｍ、 送 り：０．１ｍｍ／ｒｅｖ、 切削速度：１１３ｍ／
ｍｉｎ、 切削油：グライトン１７００ 以上の試験結課は、本発明になるバニッシングドリル
は、切屑詰まりによる折損もなく、かつ加工孔の精度も
良好でバリの発生がきわめて少ない状態で１５，０００
穴の試験を終つたのに対し、従来のバニッシングドリル
は、切屑詰まりによつて折損が多発し、しかも加工孔の
精度も悪く、穴径にバラツキがでたり、バリが多く発生
した。
の従来のバニッシングドリルを用いて以下の条件により
試験した。 被削材：ＡＤＣ−１２（φ６×２３ｍｍ、貫通孔）、 試験材：ＫＩＲＡ・ＮＣボ−ル盤、 回転数：６，００
０ｒｐｍ、 送 り：０．１ｍｍ／ｒｅｖ、 切削速度：１１３ｍ／
ｍｉｎ、 切削油：グライトン１７００ 以上の試験結課は、本発明になるバニッシングドリル
は、切屑詰まりによる折損もなく、かつ加工孔の精度も
良好でバリの発生がきわめて少ない状態で１５，０００
穴の試験を終つたのに対し、従来のバニッシングドリル
は、切屑詰まりによつて折損が多発し、しかも加工孔の
精度も悪く、穴径にバラツキがでたり、バリが多く発生
した。
【図 １】は、本発明になるバニッシングドリルの正面
図、
図、
【図２】は
【図１】の要部を拡大した正面図、
【図３】は
【図２】の底面図などである。
１−−−バニッシングドリル １１ａ、１１ｂ−−−ド
リル刃 １３ａ、１３ｂ−−−ドリル刃の外周 １４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ−−−バニッシユ面 １５
ａ、１５ｂ−−−Ｖ状溝 １６ａ、１６ｂ−−−第２バ
ニッシユ面 １８−−−切屑排出溝 −５−
リル刃 １３ａ、１３ｂ−−−ドリル刃の外周 １４
ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ−−−バニッシユ面 １５
ａ、１５ｂ−−−Ｖ状溝 １６ａ、１６ｂ−−−第２バ
ニッシユ面 １８−−−切屑排出溝 −５−
Claims (1)
- 【請求項１】先端部に所望孔を穿孔するドリル刃を有
し、シヤンク長手方向に前記ドリル刃に対して所定の間
隔を有し、かつ該ドリル刃よりも径大としたバニッシユ
面を有する切刃を設けたことを特徴とするバニッシング
ドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16096991A JPH0691418A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | バニッシングドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16096991A JPH0691418A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | バニッシングドリル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691418A true JPH0691418A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=15726084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16096991A Pending JPH0691418A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | バニッシングドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0691418A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010143595A1 (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-16 | 株式会社タンガロイ | 穴あけ工具 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP16096991A patent/JPH0691418A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010143595A1 (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-16 | 株式会社タンガロイ | 穴あけ工具 |
| JP4919182B2 (ja) * | 2009-06-11 | 2012-04-18 | 株式会社タンガロイ | 穴あけ工具 |
| CN102802851A (zh) * | 2009-06-11 | 2012-11-28 | 株式会社钨钛合金 | 开孔工具 |
| RU2487783C1 (ru) * | 2009-06-11 | 2013-07-20 | Тунгалой Корпорейшн | Сверло |
| KR101288439B1 (ko) * | 2009-06-11 | 2013-07-26 | 가부시키가이샤 탕가로이 | 드릴링 공구 |
| US9028179B2 (en) | 2009-06-11 | 2015-05-12 | Tungaloy Corporation | Drilling tool |
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