JPH06908U - カップホルダ - Google Patents
カップホルダInfo
- Publication number
- JPH06908U JPH06908U JP4669492U JP4669492U JPH06908U JP H06908 U JPH06908 U JP H06908U JP 4669492 U JP4669492 U JP 4669492U JP 4669492 U JP4669492 U JP 4669492U JP H06908 U JPH06908 U JP H06908U
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- JP
- Japan
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- outer member
- cup
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Abstract
(57)【要約】
【目的】使用時にカップを安定的に支持することがで
き、しかも収容スペースが少なくて済むようにカップホ
ルダを改良する。 【構成】アウタ部材2と、該アウタ部材2に対して出没
自在に係合し、かつ飲料用容器Cの支持部を備えたイン
ナ部材3とを有するカップホルダ1の構成を、その内端
部がインナ部材3に枢着されて傾動可能であると共に、
その遊端を互いに拡開する向きに弾発付勢され、かつイ
ンナ部材3の内側にて互いに重なり合うようにしてなる
アッパ支持部材14およびロワ支持部材15を備えるも
のとする。
き、しかも収容スペースが少なくて済むようにカップホ
ルダを改良する。 【構成】アウタ部材2と、該アウタ部材2に対して出没
自在に係合し、かつ飲料用容器Cの支持部を備えたイン
ナ部材3とを有するカップホルダ1の構成を、その内端
部がインナ部材3に枢着されて傾動可能であると共に、
その遊端を互いに拡開する向きに弾発付勢され、かつイ
ンナ部材3の内側にて互いに重なり合うようにしてなる
アッパ支持部材14およびロワ支持部材15を備えるも
のとする。
Description
【0001】
本考案は、飲料用容器を転倒しないように支持するためのカップホルダに関し 、特に自動車のアームレストなどに出没自在に設置される形式のカップホルダの 改良に関するものである。
【0002】
自動車のインストルメントパネルに一体的に設けられたアウタ部材に対して出 没自在なるようにインナ部材を摺合させたカップホルダが実開平3−12853 3号公報に提案されている。
【0003】
このカップホルダは、飲料の入った紙コップや缶を、転倒しないように概ね直 立状態に支持するためのものであるが、軸線方向に長いカップを安定良く支持す るには、支持部にある程度の長さ寸法が必要である。そのため、薄型化するのに 限度があり、収容スペースの制約から、センタコンソールやアームレストの任意 の位置への設置が困難であった。
【0004】 本考案は、このような従来技術の不都合、即ち支持安定性とスペース効率との 両立が困難な点に着目してなされたものであり、その主な目的は、使用時にカッ プを安定的に支持することができ、しかも収容スペースが少なくて済むように改 良されたカップホルダを提供することにある。
【0005】
このような目的は、本考案によれば、アウタ部材と、該アウタ部材に対して出 没自在に係合し、かつ飲料用容器の支持部を備えたインナ部材とを有するカップ ホルダの構成を、その内端部がインナ部材に枢着されて傾動可能であると共に、 その遊端を互いに拡開する向きに弾発付勢され、かつインナ部材の内側にて互い に重なり合うようにしてなるアッパ支持部材およびロワ支持部材を備えるものと することによって達成される。
【0006】
このように、その遊端が拡開するアッパ支持部材とロワ支持部材とをインナ部 材に枢着しておくことにより、アウタ部材からインナ部材を引き出すと、2つの 支持部が上下に拡開するので、カップがその長手方向について2点で支持される こととなる。しかも、アウタ部材内にインナ部材を収納すると、両支持部材が互 いに重なり合うので、小さな高さ寸法での収容が可能となる。
【0007】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本考案の構成を詳細に 説明する。
【0008】 図1〜図5は、本考案に基づき構成されたカップホルダ1を示している。この カップホルダ1は、自動車のアームレストなどの前面にはめ込まれるアウタ部材 2と、該アウタ部材2内に収容されるインナ部材3とからなっている。
【0009】 アウタ部材2は、前面が開口した偏平な箱形をなしており、その両側壁の内面 に前後方向に突条4が延設されている。そしてインナ部材3は、その外側面に形 成された溝5がこの突条4に係合し、アウタ部材2の内側にて上下にがたのない ように前後方向にスライド移動し得るようになっている。
【0010】 アウタ部材2とインナ部材3との間には、アウタ部材2の底壁の内面に前後方 向に延設されたラックギヤ6にインナ部材3の底面に設けられたピニオンギヤ7 が噛合する形式の公知のグリス封入型回転ダンパ8と、その一端9aをアウタ部 材2の底壁の前端側に繋着し、その他端側をインナ部材3に枢着されたボビン9 bに巻付けてなる公知の定荷重ばね式駆動力発生装置9と、インナ部材3に下向 きに突設された突起10が揺動カム11に係合し、インナ部材3をアウタ部材2 内に収容された状態を維持し得るように保持するための公知のスイングカム式ラ ッチ装置12とがそれぞれ設けられている。またアウタ部材2の底壁上面とイン ナ部材3の底面との間には、左右方向の遊びを規制するべく互いに係合する突条 と溝とからなる前後方向ガイド13が設けられている。
【0011】 インナ部材3は、前後方向について2つの部分からなり、前側の部分がカップ 支持部3aになり、後側の部分が回転ダンパ8・駆動力発生装置9・ラッチ装置 12の取り付けベース部3bになっている。そしてカップ支持部3aの後端部に は、その前端側を上下方向に傾動自在なようにアッパ支持部材14とロワ支持部 材15とが軸支されている。これらのアッパ・ロワ両支持部材14・15は、互 いに重なり合うことができると共に、その枢軸16に巻装された捩りコイルばね 17によって互いにその遊端側を拡開する向きに常時弾発付勢されている。
【0012】 アッパ支持部材14の遊端側には、飲料容器Cの中間部の周壁を支持するため の支持孔14aが設けられ、ロワ支持部材15の遊端側には、飲料容器Cの底部 を支持するための支持板15aが設けられている。
【0013】 なお、アウタ部材2の前面の側部には、必要に応じてインナ部材3の摺動を禁 止するための閂式のロック装置18が設けられている。
【0014】 次に上記実施例の取扱い要領について説明する。
【0015】 アウタ部材2内にインナ部材3が収容された状態にてインナ部材3の前面を押 すと、インナ部材3の突起10と揺動カム11とからなるラッチ装置12の係合 が解除され、定荷重ばね式駆動力発生装置9の作用によってインナ部材3が前方 へ押し出されてくる。この時、回転ダンパ8の作用によってインナ部材3の突出 速度が調節される。
【0016】 他方、アッパ支持部材14とロワ支持部材15とは、互いに拡開する向きに常 時弾発付勢されているので、インナ部材3が突出するに連れてアウタ部材2の開 口端の上下面から与えられている拘束力が解除され、アッパ支持部材14が上向 きにはね上げられると共に、ロワ支持部材15が下向きに降下する。このように して、アウタ部材2からインナ部材3が引き出されると、アッパ・ロワ両支持部 材14・15が上下に拡開し、その低面と中間部の周壁との互いに隔置した2点 で飲料容器Cが支持されることとなり、その支持安定性が高まる(図3・図5参 照)。
【0017】 しまう時には、アウタ部材2内にインナ部材3を押し込むと、アウタ部材2の 開口の上縁2aに押されてアッパ支持部材14が下向きに傾動すると同時に、ア ウタ部材2の開口の下縁2bに押されてロワ支持部材15が上向きに傾動し、両 支持部材14・15がインナ部材3のカップ支持部3aの内側で重なり合うよう な形になってアウタ部材2内に収容される。そしてインナ部材3の突起10が揺 動カム11に係合し、アウタ部材2内にインナ部材3が収容された状態が保持さ れる(図2・図4参照)。
【0018】
このように本考案によれば、カップホルダを前方へ引き出すと自動的に上下に 両支持部材間が拡開するので、軸線方向に長いカップを互いに離れた2点で支持 することができる。従って、カップの支持安定性が高まり、カップホルダの使用 性を高めるうえに効果的である。また収納時には、両支持部材が互いに重なり合 った状態となるので、収容スペースが小さくて済む。従って、取り付け位置の制 約を減ずるうえに効果的である。
【図1】本考案によるカップホルダの斜視図である。
【図2】本考案によるカップホルダの収納状態を示す上
面図である。
面図である。
【図3】本考案によるカップホルダの使用状態を示す上
面図である。
面図である。
【図4】本考案によるカップホルダの収納状態を示す部
分的な側断面図である。
分的な側断面図である。
【図5】本考案によるカップホルダの使用状態を示す部
分的な側断面図である。
分的な側断面図である。
【符号の説明】 1 カップホルダ 2 アウタ部材 3 インナ部材 3a カップ支持部 3b 取り付けベース 4 突条 5 溝 6 ラックギヤ 7 ピニオンギヤ 8 回転ダンパ 9 定荷重ばね式駆動力発生装置 9a 一端 9b ボビン 12 スイングカム式ラッチ装置 13 前後方向ガイド 14 アッパ支持部材 15 ロワ支持部材 16 枢軸 17 捩りコイルばね 18 ロック装置
Claims (1)
- 【請求項1】アウタ部材と、該アウタ部材に対して出没
自在に係合し、かつ飲料用容器の支持部を備えたインナ
部材とを有するカップホルダであって、 その内端部を前記インナ部材に枢着されて傾動可能であ
ると共に、その遊端を互いに拡開する向きに弾発付勢さ
れ、かつ前記インナ部材の内側にて互いに重なり合うよ
うにしてなるアッパ支持部材およびロワ支持部材を備え
ることを特徴とするカップホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046694U JP2572744Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | カップホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046694U JP2572744Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | カップホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06908U true JPH06908U (ja) | 1994-01-11 |
JP2572744Y2 JP2572744Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=12754496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992046694U Expired - Fee Related JP2572744Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | カップホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572744Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48100249U (ja) * | 1972-02-25 | 1973-11-26 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP1992046694U patent/JP2572744Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48100249U (ja) * | 1972-02-25 | 1973-11-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572744Y2 (ja) | 1998-05-25 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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