JPH0690715A - 醤油漬イクラの製造方法 - Google Patents

醤油漬イクラの製造方法

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JPH0690715A
JPH0690715A JP4271043A JP27104392A JPH0690715A JP H0690715 A JPH0690715 A JP H0690715A JP 4271043 A JP4271043 A JP 4271043A JP 27104392 A JP27104392 A JP 27104392A JP H0690715 A JPH0690715 A JP H0690715A
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JP
Japan
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salmon roe
sauce
pickled
soy sauce
roe
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JP4271043A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Wakao
生 良 文 若
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間の早漬けが可能で煮切りの手間も省
け、しかもクリーム状態が保たれて美味である醤油漬イ
クラを得ることを目的とする。 【構成】 醤油と酒とみりんとリンゴ酸塩とを混ぜ合わ
せた飽和食塩水状のものをたれとし、このたれ内にイク
ラを5〜15分程浸漬して取り出すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短時間の早漬けでしか
も美味なイクラが得られる醤油漬イクラの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塩漬イクラと醤油漬イクラとがあ
り、それぞれ人の嗜好により選択されているが、醤油漬
イクラを好む人も多い。しかしながら、醤油漬イクラに
おいては、一般家庭等では、醤油とみりんと酒を混ぜ合
わせたたれにイクラを半日程漬け込むものであり、業務
用の製品加工の場合には、上記たれに、さらにアミノ酸
と防腐剤と発色剤(亜硝酸ナトリウム)を添加し数時間
漬け込むものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の醤油漬
イクラにおいては、みりん及び酒のアルコールを煮切る
(火を通してアルコール分を飛ばす)必要があり、これ
をしないと製品中にアルコール分が残留し旨味を損なう
ものであった。即ち、従来の醤油漬イクラにおいては時
間と手間がかかるという問題があった。また、従来の醤
油漬イクラの場合、長時間の漬け込みのため、イクラの
旨味であるクリーム状態(ゼリー状となって口の中でト
ロリと溶けるような状態)が保たれず水っぽくなると共
に、たれとイクラとの味の区別がつきにくく大量のドリ
ップと共に食べなければならなかった。即ち、従来の醤
油漬イクラにおいてはイクラの風味が失われるという問
題もあった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、短時間の早漬けが可能で煮切りの手間も省け、
しかもクリーム状態が保たれて美味であるイクラが得ら
れる醤油漬イクラの製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、醤油と酒とみりんとリンゴ酸塩とを混ぜ
合わせた飽和食塩水状のものをたれとし、このたれ内に
イクラを5〜15分程浸漬して取り出すことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】上記構成とすることにより、醤油と酒とみりん
との混合液で飽和食塩水状態に足りない塩分をリンゴ酸
塩で補うようにして作った飽和食塩水状のものをたれと
しているので、短時間の早漬けが可能となると共に煮切
りの作業も不要となり、さらにはクリーム状態が保たれ
て美味な醤油漬イクラとすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について述べる。
先ず、醤油9リットルと白醤油12.6リットルと清酒
18リットルとみりん3.6リットルとを混ぜ合わせ、
さらにリンゴ酸塩4.3Kgと天然塩500gを入れて
たれを製造する。こうして作ったたれは、浮き秤の比重
計の目盛りでボーメ度20°であり、飽和食塩水状であ
る。
【0008】ここで、醤油の塩分では酒やみりんを加え
るため、まったく上記のような飽和食塩水状の目盛りに
ならない。ただ、食塩を加えれば簡単にその状態(ボー
メ度20°)を作ることができるが、塩の味が前面に出
て来て醤油味を味わえない。そこで、塩化ナトリウムと
同じ様な働きをし、塩分(しょっぱさ)を食品に伝えな
いリンゴ酸塩を使用する。即ち、醤油と酒とみりんとリ
ンゴ酸塩とで飽和食塩水状の醤油たれが出来る。
【0009】前記の割合で混ぜ合わせたたれ20リット
ル中にイクラ2〜3Kgを5〜15分程浸漬させて取り
出す。この場合、たれにはリンゴ酸塩が加えられている
ので、このリンゴ酸塩がイクラの脱水を計り、クリーム
状のイクラを造る。そして低塩分であるたれが速やかに
浸み込み今迄にはないノンドリップの早漬け醤油味のイ
クラができあがる。また、アミノ酸、防腐剤及び発色剤
等を含ませていないので、自然の旨味を持った醤油漬イ
クラに仕上る。即ち、従来の水っぽい醤油漬イクラと違
い、クリーム状の味の濃いイクラができる。また、5〜
15分程の漬け込みで済むため、大幅な製造時間の短縮
が図れると共に、アルコールを煮切るという作業も不要
となり手間が省ける。
【0010】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、醤油
と酒とみりんとの混合液で飽和食塩水状態に足りない塩
分をリンゴ酸塩で補うようにして作った飽和食塩水状の
ものをたれとし、このたれ内にイクラを5〜15分程浸
漬するものであるから、短時間の早漬けとなり、大幅な
製造時間の短縮が図れると共に、煮切りの作業も不要と
なって手間が省け、しかもクリーム状態が保たれて極め
て美味な醤油漬イクラを得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醤油と酒とみりんとリンゴ酸塩とを混ぜ
    合わせた飽和食塩水状のものをたれとし、このたれ内に
    イクラを5〜15分程浸漬して取り出すことを特徴とす
    る醤油漬イクラの製造方法。
JP4271043A 1992-09-14 1992-09-14 醤油漬イクラの製造方法 Pending JPH0690715A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110318A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Seiwa Technics:Kk 醤油漬けイクラの歩留り向上方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5731413A (en) * 1980-07-30 1982-02-19 San Alum Kogyo Kk Forming method for feathered material by bending hard aluminum foil
JPS5791148A (en) * 1980-11-27 1982-06-07 Kazuhiro Natsume Freeze storage of ikra seasoned with soy sauce
JPS6336763A (ja) * 1986-07-31 1988-02-17 Fuso Kagaku Kogyo Kk 魚卵の処理方法
JPH03240434A (ja) * 1990-02-19 1991-10-25 Takumi:Kk 粒状イクラの保存食品

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