JPH0690485A - データ伝送システム - Google Patents
データ伝送システムInfo
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- JPH0690485A JPH0690485A JP3212445A JP21244591A JPH0690485A JP H0690485 A JPH0690485 A JP H0690485A JP 3212445 A JP3212445 A JP 3212445A JP 21244591 A JP21244591 A JP 21244591A JP H0690485 A JPH0690485 A JP H0690485A
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- JP
- Japan
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- signal
- line
- output
- address
- clock
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御対象の機器が増えても配線を増やすこと
なく対処し、かつ、送信部、受信部の増設を容易にす
る。 【構成】 送信部T1のクロック発振器からライン1に
ライン信号LSが出力されると、第1番目のクロックパ
ルスが出力された時点で、送信部T1および受信部R1
内の検出信号ADEQUがHレベルになる。この結果、
送信部T1は入力データに対応してライン信号LSの変
調を開始する。一方、受信部R1においては、ライン信
号LSをサンプリングし、サンプリング値に対応したデ
ータを出力端から出力する。他の送信部および受信部の
対も、定められたアドレスからデータ設定点数の間にお
いて、上記と同様の動作を行う。
なく対処し、かつ、送信部、受信部の増設を容易にす
る。 【構成】 送信部T1のクロック発振器からライン1に
ライン信号LSが出力されると、第1番目のクロックパ
ルスが出力された時点で、送信部T1および受信部R1
内の検出信号ADEQUがHレベルになる。この結果、
送信部T1は入力データに対応してライン信号LSの変
調を開始する。一方、受信部R1においては、ライン信
号LSをサンプリングし、サンプリング値に対応したデ
ータを出力端から出力する。他の送信部および受信部の
対も、定められたアドレスからデータ設定点数の間にお
いて、上記と同様の動作を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、極めて少ない信号線
によって複数の局間でデータの授受を行うことができる
データ伝送システムに関する。
によって複数の局間でデータの授受を行うことができる
データ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁リレーや電磁バルブなどの機器を複
数制御するシステムにおいては、一般的には機器毎に制
御用信号線を配線し、各制御信号線を介して制御信号を
供給するようにしている。また、制御信号線を共通化し
たシステムとして、各駆動装置に予め識別コードを設
け、識別コードを供給する専用線を別途配線し、識別コ
ードによってアクセスした機器に対して共通信号線から
制御信号を供給するようにしたものも開発されている。
数制御するシステムにおいては、一般的には機器毎に制
御用信号線を配線し、各制御信号線を介して制御信号を
供給するようにしている。また、制御信号線を共通化し
たシステムとして、各駆動装置に予め識別コードを設
け、識別コードを供給する専用線を別途配線し、識別コ
ードによってアクセスした機器に対して共通信号線から
制御信号を供給するようにしたものも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個別の
信号線を用いるシステムにおいては、機器の数だけ制御
信号線が必要になるので、機器が多いと配線が極めて多
く、煩雑になるなるという問題が生じた。また、信号線
を共通化した従来のシステムにおいては、ある程度機器
が増えても配線を増やさなくて済むが、機器の増加に伴
い当初予定した識別コードのビット数を増やす必要が生
じる場合には、配線を増設する必要が生じるとともに、
識別コードの体系などが変更になり、その対応が煩雑に
なるという欠点があった。この発明は、上述した事情に
鑑みてなされたもので、データの授受を行う機器が増え
ても配線が増えることがなく、しかも、機器の増設にも
容易に対処することができるデータ伝送システムを提供
することを目的としている。
信号線を用いるシステムにおいては、機器の数だけ制御
信号線が必要になるので、機器が多いと配線が極めて多
く、煩雑になるなるという問題が生じた。また、信号線
を共通化した従来のシステムにおいては、ある程度機器
が増えても配線を増やさなくて済むが、機器の増加に伴
い当初予定した識別コードのビット数を増やす必要が生
じる場合には、配線を増設する必要が生じるとともに、
識別コードの体系などが変更になり、その対応が煩雑に
なるという欠点があった。この発明は、上述した事情に
鑑みてなされたもので、データの授受を行う機器が増え
ても配線が増えることがなく、しかも、機器の増設にも
容易に対処することができるデータ伝送システムを提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、クロックパルスを含む一定周期のライ
ン信号を伝送ラインに送出するクロック発生手段と、前
記周期内においてクロックパルスをカウントするカウン
タ、およびこのカウンタのカウント値が、設定されたア
ドレスに一致したときから予め定められた点数分だけカ
ウントアップするまでの間を検出して検出信号を出力す
るアドレス点数検出手段を有するとともに、同一のアド
レスおよび同一の点数が設定される一対の送信部および
受信部とを有し、前記送信部は、前記検出信号が出力さ
れている間、入力データに応じて前記ライン信号中のク
ロックパルスの状態を変化させる変調手段を有し、前記
受信部は、前記検出信号が出力されている間、ライン信
号中のクロックパルスの状態に応じて前記入力データを
復調する復調手段を有することを特徴とする。
解決するために、クロックパルスを含む一定周期のライ
ン信号を伝送ラインに送出するクロック発生手段と、前
記周期内においてクロックパルスをカウントするカウン
タ、およびこのカウンタのカウント値が、設定されたア
ドレスに一致したときから予め定められた点数分だけカ
ウントアップするまでの間を検出して検出信号を出力す
るアドレス点数検出手段を有するとともに、同一のアド
レスおよび同一の点数が設定される一対の送信部および
受信部とを有し、前記送信部は、前記検出信号が出力さ
れている間、入力データに応じて前記ライン信号中のク
ロックパルスの状態を変化させる変調手段を有し、前記
受信部は、前記検出信号が出力されている間、ライン信
号中のクロックパルスの状態に応じて前記入力データを
復調する復調手段を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】対となる送信部と受信部のアドレス点数検出手
段が検出信号を出力すると、送信部が入力データに基づ
いてクロックパルスのタイミングを変調し、かつ、受信
部がクロックパルスのタイミング変化から入力データを
復調する。これにより、送信部から受信部へデータが転
送される。
段が検出信号を出力すると、送信部が入力データに基づ
いてクロックパルスのタイミングを変調し、かつ、受信
部がクロックパルスのタイミング変化から入力データを
復調する。これにより、送信部から受信部へデータが転
送される。
【0006】
【実施例】A:実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。図1は、この発明の一実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。図において1は伝送ラインであり、この
伝送ライン1には送信部T1〜Tnおよび受信部R1〜
Rnが接続されている。伝送ライン1は2本(一対)の
信号線で構成され、ここに図2に示すライン信号LSが
流れる。ライン信号LSは、図2に示すように、一定周
期のパルスが連続する期間Taとパルス列が存在しない
無信号の期間Tbとからなる周期Tcを有している。期
間Taのパルス列は後述するように変調され、また、無
信号の期間Tcはシステム全体の同期信号として用いら
れるようになっている。
る。図1は、この発明の一実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。図において1は伝送ラインであり、この
伝送ライン1には送信部T1〜Tnおよび受信部R1〜
Rnが接続されている。伝送ライン1は2本(一対)の
信号線で構成され、ここに図2に示すライン信号LSが
流れる。ライン信号LSは、図2に示すように、一定周
期のパルスが連続する期間Taとパルス列が存在しない
無信号の期間Tbとからなる周期Tcを有している。期
間Taのパルス列は後述するように変調され、また、無
信号の期間Tcはシステム全体の同期信号として用いら
れるようになっている。
【0007】次に、図3は送信部T1(他の送信部も同
様)の構成を示すブロック図である。図において、5は
クロック発振器であり、図2に示すクロックパルスを期
間Taにわたって発生するとともに、無信号状態(Lレ
ベルの状態で以後インターバル部という)を期間Tbの
間維持する。そして、周期Tcの間の信号を繰り返し発
生し、ライン信号LSとして出力する。図3に示すキャ
リア検出器6は、ライン信号LSからインターバル部分
を検出する回路であり、再起動タイプのワンショトマル
チバイブレータによって構成されている。キャリア検出
器6は、ライン信号LSのクロックパルスの立ち下がり
でトリガされ、所定時間内に再起動がないと出力がLレ
ベルになる。この場合の所定時間および出力パルスの幅
は、クロック信号の周期よりやや長く設定されており、
このため、クロック信号が発せられている間はキャリア
検出器6の出力信号CDETはHレベルを維持する。こ
こで、図4の(1)と(2)にライン信号LSと信号C
DETの関係を示す。この図に示すように、クロックパ
ルスが出力される期間Taにおいては信号CDETはH
レベルを維持するが、期間Tbにおいてはクロックパル
スがないためにLレベルになる。
様)の構成を示すブロック図である。図において、5は
クロック発振器であり、図2に示すクロックパルスを期
間Taにわたって発生するとともに、無信号状態(Lレ
ベルの状態で以後インターバル部という)を期間Tbの
間維持する。そして、周期Tcの間の信号を繰り返し発
生し、ライン信号LSとして出力する。図3に示すキャ
リア検出器6は、ライン信号LSからインターバル部分
を検出する回路であり、再起動タイプのワンショトマル
チバイブレータによって構成されている。キャリア検出
器6は、ライン信号LSのクロックパルスの立ち下がり
でトリガされ、所定時間内に再起動がないと出力がLレ
ベルになる。この場合の所定時間および出力パルスの幅
は、クロック信号の周期よりやや長く設定されており、
このため、クロック信号が発せられている間はキャリア
検出器6の出力信号CDETはHレベルを維持する。こ
こで、図4の(1)と(2)にライン信号LSと信号C
DETの関係を示す。この図に示すように、クロックパ
ルスが出力される期間Taにおいては信号CDETはH
レベルを維持するが、期間Tbにおいてはクロックパル
スがないためにLレベルになる。
【0008】次に、図3に示すクロック再生器7は、ラ
イン信号中のクロックパルスの立ち下がりでトリガさ
れ、一定幅のパルス信号を出力する回路である。このク
ロック再生器7の出力信号MCKのパルス幅は、クロッ
クパルスの周期より短く設定されている。ここで、図4
の(3)および(4)に拡大したライン信号LSおよび
これに対応する信号MCKを示す。この信号MCKは、
アドレスカウンタ8、並列直列変換器9および変調器1
0に各々供給される。アドレスカウンタ8は、信号CD
ETがLレベルにあるときはリセットされ、信号CDE
TがHレベルにあるときには、信号MCKの立ち下がり
毎に1づつインクリメントされる。アドレスカウンタの
出力信号は、アドレス比較器12の入力端12aに供給
される。アドレスカウンタ12は、入力端12aに入力
された信号の値が入力端12bに供給されている信号の
値に一致すると出力信号ADEQUをHレベルにする。
以後、アドレス比較器12は、カウント値が入力端12
cに供給されている信号の値に一致するまで信号ADE
QUをHレベルに維持する。そして、カウント値が入力
端12cに供給されている信号の値を超えると、再び信
号ADEQUをLレベルにする。
イン信号中のクロックパルスの立ち下がりでトリガさ
れ、一定幅のパルス信号を出力する回路である。このク
ロック再生器7の出力信号MCKのパルス幅は、クロッ
クパルスの周期より短く設定されている。ここで、図4
の(3)および(4)に拡大したライン信号LSおよび
これに対応する信号MCKを示す。この信号MCKは、
アドレスカウンタ8、並列直列変換器9および変調器1
0に各々供給される。アドレスカウンタ8は、信号CD
ETがLレベルにあるときはリセットされ、信号CDE
TがHレベルにあるときには、信号MCKの立ち下がり
毎に1づつインクリメントされる。アドレスカウンタの
出力信号は、アドレス比較器12の入力端12aに供給
される。アドレスカウンタ12は、入力端12aに入力
された信号の値が入力端12bに供給されている信号の
値に一致すると出力信号ADEQUをHレベルにする。
以後、アドレス比較器12は、カウント値が入力端12
cに供給されている信号の値に一致するまで信号ADE
QUをHレベルに維持する。そして、カウント値が入力
端12cに供給されている信号の値を超えると、再び信
号ADEQUをLレベルにする。
【0009】上述した入力端12bおよび12cには、
各々アドレス設定器13および点数設定器14の出力信
号が供給されるようになっている。アドレス設定器13
は、各送信器に個別に割り当てられるアドレスを設定す
るものであり、点数設定器14は各送信器のデータ数
(1データは1ビット)を設定するものである。これら
各設定器は、例えば、ディップスイッチなどによって構
成されている。ここで、一例として図4の(5)および
(6)にライン信号LSのクロックパルスと信号ADE
QUの関係を示す。なお、ライン信号LSの立ち下がり
は、信号MCKの立ち上がりと同一のタイミングである
から、この図から信号MCKと信号ADEQUとの関係
も理解できる。まず、図示の時刻t1においてアドレス
カウンタ8のカウント値が設定されたアドレスに一致す
ると、信号ADEQUがHレベルになる。そして、カウ
ント値がインクリメントされていき、時刻t2において
設定点数に対応する値に一致すると信号ADEQUがL
レベルになる。仮に、アドレス設定器13が値32を設
定し、点数設定器14が値35を設定していれば、信号
ADEQUはカウント値が32から35の間においてH
レベルになる。この場合のデータ点数は、4クロック分
であるので、4点である。
各々アドレス設定器13および点数設定器14の出力信
号が供給されるようになっている。アドレス設定器13
は、各送信器に個別に割り当てられるアドレスを設定す
るものであり、点数設定器14は各送信器のデータ数
(1データは1ビット)を設定するものである。これら
各設定器は、例えば、ディップスイッチなどによって構
成されている。ここで、一例として図4の(5)および
(6)にライン信号LSのクロックパルスと信号ADE
QUの関係を示す。なお、ライン信号LSの立ち下がり
は、信号MCKの立ち上がりと同一のタイミングである
から、この図から信号MCKと信号ADEQUとの関係
も理解できる。まず、図示の時刻t1においてアドレス
カウンタ8のカウント値が設定されたアドレスに一致す
ると、信号ADEQUがHレベルになる。そして、カウ
ント値がインクリメントされていき、時刻t2において
設定点数に対応する値に一致すると信号ADEQUがL
レベルになる。仮に、アドレス設定器13が値32を設
定し、点数設定器14が値35を設定していれば、信号
ADEQUはカウント値が32から35の間においてH
レベルになる。この場合のデータ点数は、4クロック分
であるので、4点である。
【0010】次に、図3に示す並列直列変換器9は、デ
ィップスイッチなどから供給される複数ビットの並列信
号を直列信号に変換するものである。この変換動作は、
アドレスカウンタ12aの出力信号ADEQUがHレベ
ルになっている間だけ行われる。変調器10は、並列直
列変換器9が出力する信号PSおよび信号MCKに基づ
いてライン信号LSを変調する。
ィップスイッチなどから供給される複数ビットの並列信
号を直列信号に変換するものである。この変換動作は、
アドレスカウンタ12aの出力信号ADEQUがHレベ
ルになっている間だけ行われる。変調器10は、並列直
列変換器9が出力する信号PSおよび信号MCKに基づ
いてライン信号LSを変調する。
【0011】ここで、図4の(7)(8)(9)および
(10)に、変調前のライン信号LS(クロックパルス
部分)、信号MCK、信号PSおよび変調後のライン信
号LSの関係を示す。並列直列変換器9は信号MCKの
Hレベル期間を並列信号の各ビットの値に対応した値に
して順次出力する。今、並列直列変換器9に供給される
並列信号が10010であったとすると、変換後の出力
信号PSは、同図(9)に示すようになる。そして、変
調器10は、信号PSがHレベルのときは、信号MCK
の反転波形を伝送ライン1に出力し、信号PSがLレベ
ルのときは何も出力しない。ライン1は、Lレベルが優
先になっており、このため、変調器10が信号MCKの
反転信号を出力した期間においては、ライン信号LSの
波形は信号MCKの反転波形となる。したがって、信号
PSがHレベルのときは、図4の(10)に示すように
信号LSの立ち上がりタイミングが遅くなる(破線が変
調前のタイミングを示す)。
(10)に、変調前のライン信号LS(クロックパルス
部分)、信号MCK、信号PSおよび変調後のライン信
号LSの関係を示す。並列直列変換器9は信号MCKの
Hレベル期間を並列信号の各ビットの値に対応した値に
して順次出力する。今、並列直列変換器9に供給される
並列信号が10010であったとすると、変換後の出力
信号PSは、同図(9)に示すようになる。そして、変
調器10は、信号PSがHレベルのときは、信号MCK
の反転波形を伝送ライン1に出力し、信号PSがLレベ
ルのときは何も出力しない。ライン1は、Lレベルが優
先になっており、このため、変調器10が信号MCKの
反転信号を出力した期間においては、ライン信号LSの
波形は信号MCKの反転波形となる。したがって、信号
PSがHレベルのときは、図4の(10)に示すように
信号LSの立ち上がりタイミングが遅くなる(破線が変
調前のタイミングを示す)。
【0012】次に、受信部R1(他の受信部も同様)に
ついて説明する。図5は受信部R1の構成を示すブロッ
ク図である。この図において、符号22,23,24,
26,27,および28を付した各ブロックは、図3に
おいて符号12,13,14,16,17,および18
を付した各ブロックと各々同一の構成になっている。ま
た、図5における信号RCKは、図3における信号MC
Kと同様の信号であり、図6の(1)と(2)にライン
信号LSと信号RCKとの関係を示す。なお、同図
(1)の破線部分は、変調されている場合(データが1
の場合)を示している。直並列変換器29は、ライン信
号に含まれるシリアルデータを並列データに変換して取
り出す回路であり、信号ADEQUがHレベルのときに
変換動作を行う。この直列並列変換器29の各出力端子
には例えばリレーなどが接続される。ここで、図6の
(5)〜(9)において、ライン信号LS,信号RCK
および直列並列変換器29の第0ビット出力端〜第4ビ
ット出力端の出力信号の関係を示す。直列並列変換器2
9は、信号RCKの立ち下がりのタイミングにおいて、
ライン信号LSの値をラッチし、ラッチした値がLレベ
ルであれば1、Hレベルであれば0の信号を各ビットの
出力端から順次出力していく。この結果、ライン信号の
立ち上がりタイミングが遅れている場合、すなわち、1
信号を意味する場合は、直列並列変換器29の対応する
ビットの出力端からは1信号が出力される。逆に、ライ
ン信号の立ち上がりタイミングが遅れていない場合、す
なわち、0信号を意味する場合は、直列並列変換器29
の対応するビットの出力端からは0信号が出力される。
ついて説明する。図5は受信部R1の構成を示すブロッ
ク図である。この図において、符号22,23,24,
26,27,および28を付した各ブロックは、図3に
おいて符号12,13,14,16,17,および18
を付した各ブロックと各々同一の構成になっている。ま
た、図5における信号RCKは、図3における信号MC
Kと同様の信号であり、図6の(1)と(2)にライン
信号LSと信号RCKとの関係を示す。なお、同図
(1)の破線部分は、変調されている場合(データが1
の場合)を示している。直並列変換器29は、ライン信
号に含まれるシリアルデータを並列データに変換して取
り出す回路であり、信号ADEQUがHレベルのときに
変換動作を行う。この直列並列変換器29の各出力端子
には例えばリレーなどが接続される。ここで、図6の
(5)〜(9)において、ライン信号LS,信号RCK
および直列並列変換器29の第0ビット出力端〜第4ビ
ット出力端の出力信号の関係を示す。直列並列変換器2
9は、信号RCKの立ち下がりのタイミングにおいて、
ライン信号LSの値をラッチし、ラッチした値がLレベ
ルであれば1、Hレベルであれば0の信号を各ビットの
出力端から順次出力していく。この結果、ライン信号の
立ち上がりタイミングが遅れている場合、すなわち、1
信号を意味する場合は、直列並列変換器29の対応する
ビットの出力端からは1信号が出力される。逆に、ライ
ン信号の立ち上がりタイミングが遅れていない場合、す
なわち、0信号を意味する場合は、直列並列変換器29
の対応するビットの出力端からは0信号が出力される。
【0013】B:実施例の動作 以上が送信部と受信部の構成である。次に、上記構成に
よるこの実施例の動作を説明する。まず、同一の番号の
送信部と受信部に、同一のアドレスおよびデータ点数を
設定する。一例として、送信部T1と受信部R1のアド
レス値を「1」に、点数設定器の設定値を「4」にし、
送信部T2と受信部R2のアドレス値を「5」に、点数
設定器の設定値を「9」にする。また、クロック発振器
5は送信部T1についてだけ能動状態にしておき、他の
送信部におけるクロック発振器はスイッチ等によって停
止状態にする。これは、伝送ライン1に対して複数のク
ロックパルスが出力されと、制御が乱れてしまうためで
ある。
よるこの実施例の動作を説明する。まず、同一の番号の
送信部と受信部に、同一のアドレスおよびデータ点数を
設定する。一例として、送信部T1と受信部R1のアド
レス値を「1」に、点数設定器の設定値を「4」にし、
送信部T2と受信部R2のアドレス値を「5」に、点数
設定器の設定値を「9」にする。また、クロック発振器
5は送信部T1についてだけ能動状態にしておき、他の
送信部におけるクロック発振器はスイッチ等によって停
止状態にする。これは、伝送ライン1に対して複数のク
ロックパルスが出力されと、制御が乱れてしまうためで
ある。
【0014】以上のような設定によれば、送信部1のク
ロック発振器5からライン1にライン信号LSが出力さ
れると、第1番目のクロックパルスが出力された時点
で、送信部1および受信部R1内の信号ADEQUがH
レベルになる。この結果、送信部T1は供給された並列
信号に対応してライン信号LSの変調を開始する。一
方、受信部R1においては、直列並列変換器29がライ
ン信号LSを信号RCKに基づいてサンプリングし、サ
ンプリング値に対応したデータを直列並列変換器29の
各出力端から出力する。これにより、直列並列変換器2
9の各出力端に接続されたリレー等は、送信部T1に入
力された並列データの値に応じてその動作が制御され
る。送信部T1の変調動作および受信部R1の復調動作
は、第1〜第4のクロックパルスが出力されている間続
き、これにより、4点(4ビット)のデータが受信部R
1に取り込まれ、この受信部R1に接続された4つのリ
レー等の機器が制御される。
ロック発振器5からライン1にライン信号LSが出力さ
れると、第1番目のクロックパルスが出力された時点
で、送信部1および受信部R1内の信号ADEQUがH
レベルになる。この結果、送信部T1は供給された並列
信号に対応してライン信号LSの変調を開始する。一
方、受信部R1においては、直列並列変換器29がライ
ン信号LSを信号RCKに基づいてサンプリングし、サ
ンプリング値に対応したデータを直列並列変換器29の
各出力端から出力する。これにより、直列並列変換器2
9の各出力端に接続されたリレー等は、送信部T1に入
力された並列データの値に応じてその動作が制御され
る。送信部T1の変調動作および受信部R1の復調動作
は、第1〜第4のクロックパルスが出力されている間続
き、これにより、4点(4ビット)のデータが受信部R
1に取り込まれ、この受信部R1に接続された4つのリ
レー等の機器が制御される。
【0015】そして、第5番目のクロックパルスが出力
されてから、第9番目の出力パルスが出力されるまでの
間は、送信部T2と受信部R2との間で上述の場合と同
様の処理がなされる。以後同様にして、対になった送信
部と受信部との間でデータの転送処理がなされ、最後に
送信部TNと受信部RNとの間の処理が行われる。この
処理の後は、ライン信号LSがインターバル期間Tbに
入るため、各送信部T1〜TNおよび受信部R1〜RN
内のアドレスカウンタがクリアされる。そして、ライン
信号LSの次の周期が始まると、各送信部および受信部
は、上述の動作を始めから繰り返す。すなわち、ライン
信号LSのインターバル部分が同期信号として用いられ
ている。以上の説明から解るように、ある送信部に対し
て所望の並列信号を入力すると、これと対をなす受信部
にその信号が伝達され、この受信部に接続されたリレー
等を制御することができる。この場合において、対とな
る送信部と受信部は、アドレスとデータ点数の設定を同
じにしておけば、伝送ライン1のどこに接続されていて
もよい。
されてから、第9番目の出力パルスが出力されるまでの
間は、送信部T2と受信部R2との間で上述の場合と同
様の処理がなされる。以後同様にして、対になった送信
部と受信部との間でデータの転送処理がなされ、最後に
送信部TNと受信部RNとの間の処理が行われる。この
処理の後は、ライン信号LSがインターバル期間Tbに
入るため、各送信部T1〜TNおよび受信部R1〜RN
内のアドレスカウンタがクリアされる。そして、ライン
信号LSの次の周期が始まると、各送信部および受信部
は、上述の動作を始めから繰り返す。すなわち、ライン
信号LSのインターバル部分が同期信号として用いられ
ている。以上の説明から解るように、ある送信部に対し
て所望の並列信号を入力すると、これと対をなす受信部
にその信号が伝達され、この受信部に接続されたリレー
等を制御することができる。この場合において、対とな
る送信部と受信部は、アドレスとデータ点数の設定を同
じにしておけば、伝送ライン1のどこに接続されていて
もよい。
【0016】C:変形例 上述した実施例においては、送信部と受信部とを別体
にしたが、双方の回路を1つケースに組み込み、送受信
部として構成してもよい。
にしたが、双方の回路を1つケースに組み込み、送受信
部として構成してもよい。
【0017】送信部および受信部(あるいは送受信
部)の増設を行うときは、伝送ライン1の任意の位置に
これらを接続し、未だ割り当てられていないクロックパ
ルスの位置にアドレスとデータ点数とを設定すれば良
い。すなわち、増設を極めて簡単に行うことができる。
また、予め伝送ラインの途中に分岐用のソケット等を設
けて起き、このソケットに増設する送信器や受信機の入
出力端子を接続するよう構成してもよい。
部)の増設を行うときは、伝送ライン1の任意の位置に
これらを接続し、未だ割り当てられていないクロックパ
ルスの位置にアドレスとデータ点数とを設定すれば良
い。すなわち、増設を極めて簡単に行うことができる。
また、予め伝送ラインの途中に分岐用のソケット等を設
けて起き、このソケットに増設する送信器や受信機の入
出力端子を接続するよう構成してもよい。
【0018】なお、データ点数設定値のすぐ後に次の
アドレス値がこなくてもよい。すなわち、不連続な設定
でも良く、要は、ある送信部と受信部について設定した
アドレス値とデータ設定点数値との間に、他の送信部と
受信部のもが重複して設定されなければよい。 また、クロックパルスの変調方法および復調方法は実
施例で示した方法に限定されることなく、他の任意の方
法を用いることができる。要は、クロックパルスに対し
て何らかの形でデータを重畳できればよい。
アドレス値がこなくてもよい。すなわち、不連続な設定
でも良く、要は、ある送信部と受信部について設定した
アドレス値とデータ設定点数値との間に、他の送信部と
受信部のもが重複して設定されなければよい。 また、クロックパルスの変調方法および復調方法は実
施例で示した方法に限定されることなく、他の任意の方
法を用いることができる。要は、クロックパルスに対し
て何らかの形でデータを重畳できればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御対象の機器が増えてもデータ点数やアドレスを
任意に変更することができるから配線を増やすことなく
対処することができ、しかも、送信部および受信部の増
設も極めて容易に行うことができる。
ば、制御対象の機器が増えてもデータ点数やアドレスを
任意に変更することができるから配線を増やすことなく
対処することができ、しかも、送信部および受信部の増
設も極めて容易に行うことができる。
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】同実施例におけるライン信号を示す波形図であ
る。
る。
【図3】同実施例における送信部の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】同実施例における送信部内の各波形を示す波形
図である。
図である。
【図5】同実施例における受信部の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図6】同実施例における受信部内の各波形を示す波形
図である。
図である。
5 クロック発生器(クロック発生手段) 8,28 アドレスカウンタ(カウンタ) 12,22 アドレス比較器(アドレス点数検出手段) 13,23 アドレス設定器(アドレス点数検出手段) 14,24 点数設定器(アドレス点数検出手段) 9 並列直列変換器(変調手段) 10 変調器(変調手段) 29 直列並列変換器(復調手段) LS ライン信号
Claims (1)
- 【請求項1】 クロックパルスを含む一定周期のライン
信号を伝送ラインに送出するクロック発生手段と、 前記周期内においてクロックパルスをカウントするカウ
ンタ、およびこのカウンタのカウント値が、設定された
アドレスに一致したときから予め定められた点数分だけ
カウントアップするまでの間を検出して検出信号を出力
するアドレス点数検出手段を有するとともに、同一のア
ドレスおよび同一の点数が設定される一対の送信部およ
び受信部とを有し、 前記送信部は、前記検出信号が出力されている間、入力
データに応じて前記ライン信号中のクロックパルスの状
態を変化させる変調手段を有し、 前記受信部は、前記検出信号が出力されている間、ライ
ン信号中のクロックパルスの状態に応じて前記入力デー
タを復調する復調手段を有することを特徴とするデータ
伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212445A JPH0690485A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | データ伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212445A JPH0690485A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | データ伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690485A true JPH0690485A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=16622735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3212445A Pending JPH0690485A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | データ伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690485A (ja) |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3212445A patent/JPH0690485A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011002 |