JPH069047Y2 - 連絡橋付浮係船岸 - Google Patents
連絡橋付浮係船岸Info
- Publication number
- JPH069047Y2 JPH069047Y2 JP4935888U JP4935888U JPH069047Y2 JP H069047 Y2 JPH069047 Y2 JP H069047Y2 JP 4935888 U JP4935888 U JP 4935888U JP 4935888 U JP4935888 U JP 4935888U JP H069047 Y2 JPH069047 Y2 JP H069047Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting bridge
- floating body
- floating
- girder
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は港湾等に配置される連絡橋を有する浮係船岸の
構造に関するものである。
構造に関するものである。
漁港等においては荷役を容易にするため浮係船岸が配置
される。この浮係船岸は通常第6図(a),(b)に示される
ように、岸壁1に支持材2により一端が支持された連絡
橋3の他端を岸壁1より離れた位置にある浮体4に支持
材5により取付けて構成されている。
される。この浮係船岸は通常第6図(a),(b)に示される
ように、岸壁1に支持材2により一端が支持された連絡
橋3の他端を岸壁1より離れた位置にある浮体4に支持
材5により取付けて構成されている。
しかし、この構成の浮係船岸においては一般に浮体4が
短いので、これに係船される船舶6の数が限定される。
そのため浮体4の長さLを点線で示すように沖側に延長
して大きく取ることも考えられるが、この場合には港湾
内に浮体が大きく突出することになり、他の船舶の通交
を阻害することとなり、実用上問題がある。
短いので、これに係船される船舶6の数が限定される。
そのため浮体4の長さLを点線で示すように沖側に延長
して大きく取ることも考えられるが、この場合には港湾
内に浮体が大きく突出することになり、他の船舶の通交
を阻害することとなり、実用上問題がある。
前記事情から近来、第7図(a),(b)に示すように浮体4a
を岸壁1の近傍まで延設するとともに、この浮体4aの潮
の干満による連絡橋3aの下端の位置変化を調整するため
連絡橋3aの下端を浮体4aの上に摺動可能なように配置し
た連絡橋3aを有する浮係船岸が実用されるようになって
いる。
を岸壁1の近傍まで延設するとともに、この浮体4aの潮
の干満による連絡橋3aの下端の位置変化を調整するため
連絡橋3aの下端を浮体4aの上に摺動可能なように配置し
た連絡橋3aを有する浮係船岸が実用されるようになって
いる。
前記のように構成された連絡橋を有する浮桟橋において
は、第8図(a),(b)に示すように潮位WLが上昇し、連絡
橋3aと浮体4aが殆ど重なるかあるいは重なった場合、連
絡橋3aを構成する横桁8と浮体4aとの間の間隙l′が著
しく小さくなることが生じる。
は、第8図(a),(b)に示すように潮位WLが上昇し、連絡
橋3aと浮体4aが殆ど重なるかあるいは重なった場合、連
絡橋3aを構成する横桁8と浮体4aとの間の間隙l′が著
しく小さくなることが生じる。
したがって、万一、この連絡橋3aの下方(特に、両側の
主桁を結ぶ横桁の下方)と浮体4aの上面との間に人が居
た場合には潮位の変動に伴なって人身事故が発生する恐
れがある。また、たまたま物品が乗せられていた場合に
はこれの破壊、あるいは連絡橋3aや浮体4aの破損事故を
起こす恐れがあった。
主桁を結ぶ横桁の下方)と浮体4aの上面との間に人が居
た場合には潮位の変動に伴なって人身事故が発生する恐
れがある。また、たまたま物品が乗せられていた場合に
はこれの破壊、あるいは連絡橋3aや浮体4aの破損事故を
起こす恐れがあった。
前記事情から連絡橋3aの下方に金網等のフェンスを設け
ることも考えられるが、この場合にはその保守点検が面
倒となるような問題があった。
ることも考えられるが、この場合にはその保守点検が面
倒となるような問題があった。
本考案は前記したような問題点を解決するためになされ
たものであって、岸壁に連絡橋の一端を支持し、その他
端を浮体上に摺動可能な如く配置した浮係船岸におい
て、前記連絡橋を、床版と、該床版の両側に配置された
主桁と、該主桁の間を結ぶ横桁とにより構成すると共
に、前記横桁の下面を前記主桁のほぼ中程に位置させ、
かつ、前記浮体上に前記連絡橋を構成する主桁の下フラ
ンジを収納する収納部材を取付けてなることを特徴とす
るものである。
たものであって、岸壁に連絡橋の一端を支持し、その他
端を浮体上に摺動可能な如く配置した浮係船岸におい
て、前記連絡橋を、床版と、該床版の両側に配置された
主桁と、該主桁の間を結ぶ横桁とにより構成すると共
に、前記横桁の下面を前記主桁のほぼ中程に位置させ、
かつ、前記浮体上に前記連絡橋を構成する主桁の下フラ
ンジを収納する収納部材を取付けてなることを特徴とす
るものである。
以上のように構成された連絡橋を有する浮係船岸におい
ては、満潮時に浮体が上昇した場合においても主桁の下
部が浮体上面に当接ないしは著しく接近しても、床版及
び主桁を結ぶ横桁の下部と浮体間の間隔を大きく取って
おり、さらにこの主桁の下フランジは収納部に嵌合収納
される。
ては、満潮時に浮体が上昇した場合においても主桁の下
部が浮体上面に当接ないしは著しく接近しても、床版及
び主桁を結ぶ横桁の下部と浮体間の間隔を大きく取って
おり、さらにこの主桁の下フランジは収納部に嵌合収納
される。
従って、浮体と連絡橋間、特に主桁を結ぶ横桁の下部に
物品又は人が存在していたとしても事故を生ずる恐れは
ない。
物品又は人が存在していたとしても事故を生ずる恐れは
ない。
以下第1図乃至第5図に基づき本考案による連絡橋を有
する浮係船岸の構造の実施例を説明する。
する浮係船岸の構造の実施例を説明する。
第1図は連絡橋を有する浮係船岸の斜視図であり、第2
図は低潮位時のその概略一部側面図、第3図は第2図の
III-III線断面図、第4図は高潮位時の概略一部側面
図、第5図は第4図のV−V線断面図である。
図は低潮位時のその概略一部側面図、第3図は第2図の
III-III線断面図、第4図は高潮位時の概略一部側面
図、第5図は第4図のV−V線断面図である。
連絡橋11は床版12と、この床版12の両側に設けられた主
桁13と主桁13上に取付けられた手摺14と、前記両主桁13
を結ぶ横桁15とにより構成されている。
桁13と主桁13上に取付けられた手摺14と、前記両主桁13
を結ぶ横桁15とにより構成されている。
主桁13は連絡橋11の全長に渡って設けられ、第3図に示
すように、床版12を支持する横桁15の下面は、主桁13の
ほぼ1/2の高さのところに位置するようになっている。
そしてこの連絡橋11は一端が岸壁16に支持材17を中心と
して上下方向に回動可能な如く取付けられるとともに、
他端は浮体18上に水平方向に摺動可能な如く配置されて
いる。なお、19は補助橋、20はエプロンである。
すように、床版12を支持する横桁15の下面は、主桁13の
ほぼ1/2の高さのところに位置するようになっている。
そしてこの連絡橋11は一端が岸壁16に支持材17を中心と
して上下方向に回動可能な如く取付けられるとともに、
他端は浮体18上に水平方向に摺動可能な如く配置されて
いる。なお、19は補助橋、20はエプロンである。
浮体18は、第1図に示すように支柱21により横方向への
移動を拘束されるとともに、その支柱21に沿って上下方
向へ移動可能なようになっている。即ち、潮位の変化に
よって上下方向へ移動できるようになっている。
移動を拘束されるとともに、その支柱21に沿って上下方
向へ移動可能なようになっている。即ち、潮位の変化に
よって上下方向へ移動できるようになっている。
そして、この浮体18上には主桁13の下方に2つの収納部
材22が設けられている。この収納部材22は二枚の板体23
を植立して取付けるとともに、この板体23の上部にはゴ
ム板等の可撓材で開口24を持たせたシール材25が配置さ
れている。この収納部22は浮体18の岸壁16側から中央
部、具体的には第2図に示すように干潮時の水位置LWL
のとき、主桁13の下端の先端13aが収納部材22内に位置
するように配置されている。
材22が設けられている。この収納部材22は二枚の板体23
を植立して取付けるとともに、この板体23の上部にはゴ
ム板等の可撓材で開口24を持たせたシール材25が配置さ
れている。この収納部22は浮体18の岸壁16側から中央
部、具体的には第2図に示すように干潮時の水位置LWL
のとき、主桁13の下端の先端13aが収納部材22内に位置
するように配置されている。
前記構成において、第2図に示す低水位LWLから第4図
に示す満潮時の高水位HWLに至るまで浮体18は上昇する
が、このとき主桁13の下端13aはシール材25を押し広げ
て収納部材22内に入り、高水位HWLにおいて、浮体18上
面と接するか、あるいは殆ど接するような状態となる。
に示す満潮時の高水位HWLに至るまで浮体18は上昇する
が、このとき主桁13の下端13aはシール材25を押し広げ
て収納部材22内に入り、高水位HWLにおいて、浮体18上
面と接するか、あるいは殆ど接するような状態となる。
この状態の時、第5図に示すように主桁13の間を結ぶ横
桁15の下面と浮体18上面との間に間隔L′が存在するよ
うに各部が設計されている。
桁15の下面と浮体18上面との間に間隔L′が存在するよ
うに各部が設計されている。
上記のように、本考案は、岸壁に連絡橋の一端を支持
し、その他端を浮体上に摺動可能な如く設置した浮係船
岸において、前記連絡橋を、床版と、該床版の両側に配
置された主桁と、該主桁の間を結ぶ横桁とにより構成す
ると共に、前記横桁の下面を前記主桁のほぼ中程に位置
させ、かつ、前記浮体上に前記連絡橋を構成する主桁の
下フランジを収納する収納部材を取付けたため、満潮時
の高水位HWLに浮体18の上面と横桁15の下面との間隔を
大とすることができる。
し、その他端を浮体上に摺動可能な如く設置した浮係船
岸において、前記連絡橋を、床版と、該床版の両側に配
置された主桁と、該主桁の間を結ぶ横桁とにより構成す
ると共に、前記横桁の下面を前記主桁のほぼ中程に位置
させ、かつ、前記浮体上に前記連絡橋を構成する主桁の
下フランジを収納する収納部材を取付けたため、満潮時
の高水位HWLに浮体18の上面と横桁15の下面との間隔を
大とすることができる。
従って、この横桁15の下面と浮体18の上面との間に物品
や人が存在していたとしても、この浮体18の表面と横桁
15の下面との間に少なくとも間隔L′があるために、事
故が生じる恐れがない。
や人が存在していたとしても、この浮体18の表面と横桁
15の下面との間に少なくとも間隔L′があるために、事
故が生じる恐れがない。
また、浮体18上には主桁13の下フランジを収納する収納
部材22を設けたため、これがガイドフェンスとして役目
をなすとともに、該収納部材22は耐久性があるためその
保守点検が容易となるなどの効果がある。
部材22を設けたため、これがガイドフェンスとして役目
をなすとともに、該収納部材22は耐久性があるためその
保守点検が容易となるなどの効果がある。
第1図乃至第5図は本考案による連絡橋を有する浮係船
岸の構造の実施例を示すものであって、第1図は斜視
図、第2図は低水位時における概略一部側面図、第3図
は第2図のIII-III線断面図、第4図は高水位時におけ
る概略一部側面図、第5図は第4図のV−V線断面図で
ある。 第6図(a),(b)ないし第8図(a),(b)は、従来の連絡橋を
有する浮係船岸の説明図であって、第6図(a),(b)は概
略側面図及び平面図、第7図(a),(b)は他の実施例の概
略側面図及び平面図であり、更に第8図(a),(b)はその
作用を説明するための概略側面図及び断面図である。 1,16……岸壁、2,5,17……支持材、3,11……連
絡橋、4,18……浮体、6……船舶、7,12……床版、
13……主桁、14……手摺、8,15……横桁、19……補助
橋、20……エプロン、21……支柱、22……収納部材、23
……板体、24……開口、25……シール材。
岸の構造の実施例を示すものであって、第1図は斜視
図、第2図は低水位時における概略一部側面図、第3図
は第2図のIII-III線断面図、第4図は高水位時におけ
る概略一部側面図、第5図は第4図のV−V線断面図で
ある。 第6図(a),(b)ないし第8図(a),(b)は、従来の連絡橋を
有する浮係船岸の説明図であって、第6図(a),(b)は概
略側面図及び平面図、第7図(a),(b)は他の実施例の概
略側面図及び平面図であり、更に第8図(a),(b)はその
作用を説明するための概略側面図及び断面図である。 1,16……岸壁、2,5,17……支持材、3,11……連
絡橋、4,18……浮体、6……船舶、7,12……床版、
13……主桁、14……手摺、8,15……横桁、19……補助
橋、20……エプロン、21……支柱、22……収納部材、23
……板体、24……開口、25……シール材。
Claims (1)
- 【請求項1】岸壁に連絡橋の一端を支持し、その他端を
浮体上に摺動可能な如く配置した浮係船岸において、前
記連絡橋を、床版と、該床版の両側に配置された主桁
と、該主桁の間を結ぶ横桁とにより構成すると共に、前
記横桁の下面を前記主桁のほぼ中程に位置させ、かつ、
前記浮体上に前記連絡橋を構成する主桁の下フランジを
収納する収納部材を取付けてなる連絡橋付浮係船岸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4935888U JPH069047Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 連絡橋付浮係船岸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4935888U JPH069047Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 連絡橋付浮係船岸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156206U JPH01156206U (ja) | 1989-10-26 |
JPH069047Y2 true JPH069047Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31275465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4935888U Expired - Lifetime JPH069047Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 連絡橋付浮係船岸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069047Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP4935888U patent/JPH069047Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01156206U (ja) | 1989-10-26 |
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