JPH0690207A - Adpcm受信機 - Google Patents

Adpcm受信機

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Publication number
JPH0690207A
JPH0690207A JP24060592A JP24060592A JPH0690207A JP H0690207 A JPH0690207 A JP H0690207A JP 24060592 A JP24060592 A JP 24060592A JP 24060592 A JP24060592 A JP 24060592A JP H0690207 A JPH0690207 A JP H0690207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
adpcm
pcm
error
decoder
Prior art date
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Pending
Application number
JP24060592A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nakamura
修 中村
Akira Dobashi
明 土橋
Shuji Kubota
周治 久保田
Shuzo Kato
修三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP24060592A priority Critical patent/JPH0690207A/ja
Publication of JPH0690207A publication Critical patent/JPH0690207A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号誤り発生時の音声品質の劣化を改善す
る。 【構成】 誤り検出部11で符号誤りが検出されると、
そのADPCM符号は符号置換回路21で差分なしの符
号に置換されてADPCM復号器13へ供給される。A
DPCM復号器13の符号誤りがない時の直前の正しい
復号PCM符号がメモリ22に15〜20ms分程度常
に記憶されている。符号誤り検出出力は、ADPCM復
号器13での復号遅延だけ遅延回路24で遅延され、オ
ア回路25を通じてスイッチ23に与えられ、スイッチ
23はADPCM復号器13からメモリ22側へ切り替
えられると共にアドレスカウンタ27が起動され、カウ
ンタ27の計数値をアドレスとしてメモリ22が繰り返
し読み出される。スイッチ23の出力はコーデック14
でアナログ音声信号に復号される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は受信したADPCM符
号をPCM符号に復号し、そのPCM符号をアナログ音
声信号に復号するADPCM受信機に関し、特に伝送路
誤りにもとづく音声品質の劣化の改善に係わる。
【0002】
【従来の技術】誤りを含んだADPCM符号列をADP
CM復号器に入力すると、誤った符号の為に復号器内部
の適応予測器及びスケールファクタ適応部の状態が符号
器側のそれらと異なってしまう。その結果、復号器から
の出力波形は符号器への入力音声波形とは異なった波形
となるため異音が発生する場合があり、この異音が原因
となって音声品質が劣化する。この様な音声品質の劣化
を改善するための従来方法としてミューティング法があ
る。
【0003】以下、このミューティング法を図3を参照
して説明する。通常は32Kb/sの受信ADPCM符
号はADPCM復号器13で64Kb/sのPCM符号
に変換され、そのPCM符号はPCMコーデック14で
アナログ符号に変換される。しかしCRC誤り検出など
の誤り検出部11において誤りが検出されると、そのバ
ーストに対して、そのバースト中のADPCM符号がと
り得る値を制限するようにミューティング回路12にお
いて受信ADPCM符号の置換を行う。この置換パター
ンには様々なパターンがあり得るが、最大差分を表す符
号である“1000”および“0111”を、差分なし
を表す符号である“1111”に置換するパターンが一
般的である。この置換処理を行ったあとの信号をADP
CM復号器13に入力することにより、復号後の音声信
号の変化が制限されるため、急激な振幅の変化が原因で
発生する異音が低減される。またコーデック14からの
アナログ信号はアッテネータ15で誤り検出出力により
減衰される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のADP
CM音声品質改善方式では、バースト中のほとんど全て
の符号が誤っている場合、つまりすべてが雑音状態の場
合には異音を除くことは困難である。また、エラーバー
スト終了直後はADPCM復号器13の内部状態が符号
器側の内部状態と異なったままであるため、復号器13
に入力されるADPCM信号に誤りが無くても異音が発
生する可能性がある。この他、ADPCM符号を置換す
る際の値の制限を厳しくすると異音の軽減効果が上がる
代りに出力音声信号の明瞭さが劣化するなどの問題点が
ある。この発明はこれらの問題点を解決し、特にバース
ト的に発生する誤りに対し異音を低減し出力音声品質を
改善することができるADPCM受信機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によればADP
CM復号器からの復号されたPCM符号の最新の一定量
が常にメモリに記憶されるようになされ、誤りが検出さ
れると、その誤りが検出されている間、ADPCM復号
器の出力に代えてメモリから読み出されたPCM符号が
PCM復号器へ供給され、また誤りが検出されたADP
CM符号が、ADPCM復号器の回復が速い特定パター
ンに置換されてADPCM復号器へ供給される。
【0006】更に無音符号を発生する手段が設けられ、
誤り検出出力が所定時間以上継続すると、メモリから読
み出されたPCM符号に代えて無音符号がPCM復号器
へ供給される。またメモリからのPCM符号の繰り返し
時や、ADPCM復号器の出力とメモリ読み出し出力と
の切り替え時、無音符号とメモリ読み出し出力との切り
替え時に、PCM符号の復号音声信号が連続するように
補間される。
【0007】
【作用】この構成によれば、ADPCM符号の誤りによ
って乱された音声信号は、PCM符号の段階で、本来そ
の部分に現われる波形と類似している直前の波形がメモ
リから読み出されて補間され、音声品質が改善される。
また誤ったADPCM符号は特定パターンに置換されて
ADPCM復号器へ供給されるため、バーストが回復し
た時にADPCM復号器の内部状態が急速に符号器の内
部状態と等しくなる。
【0008】
【実施例】図1に請求項1の発明の実施例を示し、図3
と対応する部分に同一符号を付けてある。この発明によ
れば、ADPCM復号器13の入力側に符号置換回路2
1が挿入される。これは図3に示した従来技術における
ミューティング回路12と同様のものでよく、誤り検出
部11で受信ADPCM符号に誤りが検出されると、そ
の符号を、符号器と内部状態が不一致になった時にAD
PCM復号器13の回復が速い特定パターン、例えば差
分なし、またはこれに近い符号に置換する。
【0009】ADPCM復号器13からの復号されたP
CM符号はメモリ22に記憶される。メモリ22は例え
ばFIFOメモリであり、常に最新のPCM符号が一定
量、例えば直前の15〜20msの期間のPCM符号が
記憶されるものである。このメモリ22から読み出され
たPCM符号とADPCM復号器13からの直接の復号
PCM符号とがスイッチ23で切り替えられて、PCM
復号器としてのPCMコーデック14へ供給される。誤
り検出部11の誤り検出出力は遅延回路24を通じてオ
ア回路25へ供給され、また遅延回路24の出力は遅延
回路26で更に遅延されてオア回路25へ供給される。
オア回路25の出力でスイッチ23が制御され、オア回
路25の出力が無の場合はスイッチ23はADPCM復
号器13の出力側に接続される。またオア回路25の出
力でアドレスカウンタ27が起動され、アドレスカウン
タ27は図に示していないクロックを計数し、その計数
値をアドレスとしてメモリ22が繰り返し読み出され
る。
【0010】誤り検出部11において、受信ADPCM
符号に含まれた誤りは適当な符号帳(例えば160bi
t) のバースト毎に巡回符号(CRC符号) を用いて検
査され、誤り検出信号が出力される。誤りが検出された
バーストは符号置換回路21において、ADPCM符号
のうち大きな差分信号を取り除くように置換される。具
体的にはADPCM符号の“1000”および“011
1”を“1111”と置換する。このような置換によっ
て誤りがなくなった時に、ADPCM復号器13の内部
状態の回復を早めることによりADPCM復号後の音声
信号の乱れを軽減する。ただし置換されたADPCM信
号を復号した音声信号は出力信号としては用いず、あら
かじめPCM信号記憶用メモリ22で入力信号に誤りが
無いときのPCM符号列をnバースト分常に記憶してお
き、符号誤り検出時には、バースト誤り検出信号を、A
DPCM復号器13における復号にかかる時間だけ遅延
回路24で遅延させた信号によりPCMコーデック入力
信号切替スイッチ23を切り替えメモリ22に蓄えられ
たPCM符号列を繰り返しPCMコーデック14に入力
してディジタル/アナログ変換し、音声信号出力とす
る。さらにADPCM符号の誤りがなくなった直後のA
DPCM復号器13の復号信号にもとづく音声出力の乱
れを出力しないために、PCM符号の繰り返し処理を、
誤りが検出されなくなってから遅延回路26で決定され
る時間、例えば10msec程度だけ継続させる。復号
されたアナログ音声信号はオア回路25の出力により、
アッテネータ15で減衰させてもよい。
【0011】図2Aに請求項2の発明の実施例を示し、
図1と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施
例では無音符号発生器28が設けられ、無音符号発生器
28からの無音符号とメモリ22から読み出されたPC
M符号とがスイッチ29で切り替えられ、そのスイッチ
29の出力とADPCM復号器13からの復号PCM符
号とがスイッチ23で切り替えられるようにする。誤り
検出が所定時間以上継続するとメモリ22の読み出しP
CM符号に代え無音符号がPCMコーデック14へ供給
されるようにされる。このためアドレスカウンタ27で
メモリ22の読み出しを繰り返すごとに、そのことがカ
ウンタ31で計数され、カウンタ31の計数値が所定値
になると、その出力でスイッチ29はメモリ22から無
音符号発生器28側へ切り替えられる。
【0012】つまりオア回路25からの誤り検出信号に
よりPCM符号の繰り返し処理が開始されると、その繰
り返し回数がカウンタ31で係数され、設定された最大
繰り返し回数以上処理が連続する場合にはスイッチ29
が無音符号発生器28側に切り替えられる。無音符号発
生器28では、無音に相当するPCM符号を出力する。
この処理により、連続したバーストに誤りが検出された
場合にメモリの同一PCM符号が長い時間、例えば20
msec以上繰り返されることによって生じる音声品質
の劣化が改善される。
【0013】請求項3の発明によれば図2Bに示すよう
にPCMコーデック14の入力側に移動平均回路33が
挿入され、オア回路25の出力の立上り、立下りが切り
替え検出回路34で検出され、その検出出力がオア回路
35へ供給される。またカウンタ27からメモリ22の
読み出しの繰り返しを示す信号(カウンタ31への入力
信号) もオア回路35へ供給され、オア回路35の出力
で移動平均回路33を制御して、コーデック14の出力
アナログ信号が平滑されて連続するように補間される。
つまり、スイッチ23及びスイッチ29の各切り替え時
の不連続やメモリ22の読み出しの繰り返しの際に生じ
る不連続にもとづく音声品質の劣化が改善される。符号
誤りの検出はCRC方式によらず他の方式でもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、誤
りが検出されるとその間直前の誤りのないPCM符号が
繰り返しPCM符号器へ供給されるため、出力音声品質
が従来より改善される。また誤り符号は、回復が速い符
号に置換されてADPCM復号器へ供給されるため、符
号誤りが終った時のADPCM復号器の内部状態が急速
に符号器のそれと一致し、それだけ出力音声の品質がよ
くなる。
【0015】符号誤りが長く継続すると出力音声品質が
劣化するから、無音符号を出力することにより品質劣化
が防止される。また切り替えや、記憶したPCM符号の
繰り返し時の不連続は補間により平滑化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】Aは請求項2の発明の実施例の要部を示すブロ
ック図、Bは請求項3の発明の実施例の要部を示すブロ
ック図である。
【図3】従来のADPCM受信機を示すブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修三 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したADPCM符号をADPCM復
    号器でPCM符号に復号し、その復号されたPCM符号
    をPCM復号器でアナログ音声信号に復号するADPC
    M受信機において、 上記受信したADPCM符号の伝送誤りを検出する誤り
    検出手段と、 その誤り検出手段により誤りが検出されたADPCM符
    号を、上記ADPCM復合器の回復が速い特定パターン
    に置換して上記ADPCM復号器へ供給する符号置換手
    段と、 上記ADPCM復号器より復号されたPCM符号の最新
    の一定量を記憶するメモリと、 上記誤り検出手段により誤りが検出されている間上記A
    DPCM復号器からの復号PCM符号に代えて上記メモ
    リに記憶されているPCM符号を繰り返し上記PCM復
    号器へ供給する切り替え手段と、 を具備することを特徴とするADPCM受信機。
  2. 【請求項2】 無音符号を発生する無音符号発生手段
    と、上記誤り検出手段からの誤り検出出力が所定時間以
    上継続するとこれを検出する手段と、その検出により上
    記メモリからのPCM符号に代えて上記無音符号を上記
    誤りが検出されている間上記PCM符号器へ供給する切
    り替え手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ADPCM受信機。
  3. 【請求項3】 上記メモリからのPCM符号の繰り返し
    時、上記切り替え手段の切り替え時に、上記PCM復号
    器へ供給されるPCM符号を、PCM符号の復号音声信
    号が連続するように補間する補間手段を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のADPCM受信機。
JP24060592A 1992-09-09 1992-09-09 Adpcm受信機 Pending JPH0690207A (ja)

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JP24060592A JPH0690207A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 Adpcm受信機

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ID=17061980

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0725385A2 (en) * 1995-02-02 1996-08-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Sub-band audio signal synthesizing apparatus
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