JPH0690167B2 - 酸素センサ用ヒ−タ制御装置 - Google Patents

酸素センサ用ヒ−タ制御装置

Info

Publication number
JPH0690167B2
JPH0690167B2 JP60162367A JP16236785A JPH0690167B2 JP H0690167 B2 JPH0690167 B2 JP H0690167B2 JP 60162367 A JP60162367 A JP 60162367A JP 16236785 A JP16236785 A JP 16236785A JP H0690167 B2 JPH0690167 B2 JP H0690167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen sensor
heater
temperature
sensor
exhaust pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60162367A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6222054A (ja
Inventor
隆 堂ケ原
喜朗 団野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP60162367A priority Critical patent/JPH0690167B2/ja
Publication of JPS6222054A publication Critical patent/JPS6222054A/ja
Publication of JPH0690167B2 publication Critical patent/JPH0690167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジン排気系における酸素濃度を検出し
て、この検出結果を空燃比制御等に使用する酸素センサ
に関し、特にこの酸素センサを加熱するヒータを制御す
るための酸素センサ用ヒータ制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、自動車のエンジン排気系に酸素センサを設
け、この酸素センサでエンジン排気系における酸素濃度
を検出し、この検出結果をフィードバックして、燃料噴
射量、ひいては空燃比の制御などを行なっている。
ところで、この酸素センサはジルコニア、チタンニアな
どのセラミックスでできているので、センサ温度が低い
と、作動が正確でないため、センサ素子にヒータを埋め
込んだ構造のものが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなヒータ埋め込み式酸素センサ
では、低温時等、エンジン排気系内に水が存在する可能
性のある場合に、ヒータに通電を行なうと、次のような
不具合を生じる。すなわちヒータへの通電により酸素セ
ンサの温度が上昇したところに、水が付着すると、酸素
センサは熱ひずみによって破壊するおそれがあるのであ
る。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、エンジン排気系に水が存在する可能性のある温度範
囲ではヒータへの通電を禁止できるようにして、酸素セ
ンサの保護をはかった酸素センサ用ヒータ制御装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の酸素センサ用ヒータ制御装置は、エ
ンジンの排気系における酸素濃度を検出する酸素センサ
と、同酸素センサを加熱するヒータと、同ヒータによる
加熱量を制御するヒータ制御手段とをそなえ、上記酸素
センサ近傍排気管に取り付けられ同センサ近傍の排気管
壁温度を検知する温度検知手段が設けられるとともに、
同温度検知手段からの信号を受けて上記酸素センサ近傍
の温度が排気管内の水の存在有無を勘案して設定される
所定値以下のときは上記ヒータによる上記酸素センサの
加熱を禁止する加熱禁止手段が設けられたことを特徴と
している。
〔作用〕
上述の本発明の酸素センサ用ヒータ制御装置では、酸素
センサ近傍の排気管壁の温度をパラメータにとり、その
温度を検知して排気管内の水の存在有無を検出するよう
にしたため、水分の存在を精度よく把握できる。
そして、エンジンを始動しても当該エンジンの酸素セン
サ近傍の排気管壁温度が所定値以下のときは加熱禁止手
段の作用によってヒータへの通電が禁止されているの
で、酸素センサはヒータによって加熱されることがな
く、これによりエンジン排気系内の水が酸素センサに付
着しても、熱ひずみによる破壊を招くことがない。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての酸素センサ
用ヒータ制御装置について説明すると、第1図はその概
略構成を示す模式図、第2図はその作用を説明するため
のグラフ、第3図はその作用を説明するための流れ図で
ある。
第1図に示すごとく、エンジンEの排気管3には、エン
ジン排気系の酸素濃度を検出する酸素センサ4(この酸
素センサ4としてセラミックを素子として使っている酸
素センサ、即ちリーンセンサ,全域空燃比センサ等を挙
げることができる)が取り付けられており、この酸素セ
ンサ4には酸素センサ4を加熱するヒータ4aが付設され
ている。
そして、ヒータ4aへはヒータ制御手段HCからの制御信号
が供給されるようになっており、これによりヒータ4aに
よる加熱量が制御されるようになっている。
ここで、ヒータ制御手段HCの機能は、CPU,RAM,ROM,適宜
のインターフェース等を含むコントローラ6を有してい
るが、このコントローラ6は酸素センサ4やその他エン
ジン回転数,エンジン負荷等を検出するセンサ8からの
信号を受けて、吸気管1へ向け燃料を噴射しうるインジ
ェクタ7へ燃料噴射量制御信号を出力して例えば理論空
燃比で運転できるようにエンジンEを制御する燃料噴射
量制御手段(空燃比制御手段)C1の機能も有している。
ところで、酸素センサ4の近傍温度(酸素センサ4自身
の温度も含む)を検出すべく、酸素センサ4の配設部近
傍の排気管3部分に、温度センサ(温度検知手段)5が
配設されている。なおこの温度センサ5は主として排気
管壁温(排気マニホルド壁温)を検出するものである。
そして、この温度センサ5からの信号はコントローラ6
へ出力され、このコントローラ6の加熱禁止手段HIへ入
力される。
この加熱禁止手段HIは、温度センサ5によって検出され
た酸素センサ4近傍の温度Tが所定値T0(このT0は排気
管3内に水が存在する可能性のある温度範囲の上限以上
の温度値が選ばれる)以下のときはヒータ4aによる酸素
センサ4の加熱を禁止する手段で、この場合ヒータ制御
手段HCの作動に優先するものである。
なお、第1図中の符号2はエアクリーナを示している。
上述の構成により、エンジン始動直後のように酸素セン
サ4近傍の温度が所定値T0以下のときはヒータ4aへの通
電が禁止されている。
これにより、仮に排気マニホルド壁面に水が付着してい
て、その水が酸素センサ4に付着しても熱ひずみによる
破壊を招くことがない。
そして、温度センサ5によって検出された温度Tが所定
値T0よりも大きくなると、排気管3内に水が存在する可
能性がなくなるので、ヒータ4aへの通電が開始される。
この場合は排気マニホルドに水の存在しない状態になっ
てからであるので、酸素センサ4を破壊するおそれはな
い。
このときの酸素センサ4の近傍温度と時間との関係を示
すと、例えば第2図のようになり、また、ヒータ通電制
御の要領を概略フローで示すと、第3図のようになる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の酸素センサ用ヒータ制御
装置によれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1)排気管壁の温度をパラメータにとって排気管内の
水の存在の有無の検出を行なっているので、水分の存在
を精度よく把握できる。
(2)酸素センサ近傍の排気管壁温度が所定値以下のと
きは加熱禁止手段の作用によってヒータへの通電が禁止
されているので、このときに酸素センサがヒータによっ
て加熱されることはなく、これによりエンジン排気系内
の水が酸素センサに付着しても、熱ひずみによる破壊を
招くことがない。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例としての酸素センサ用ヒータ制御
装置を示すもので、第1図はその概略構成を示す模式
図、第2図はその作用を説明するためのグラフ、第3図
はその作用を説明するための流れ図である。 1……吸気管、2……エアクリーナ、3……排気管、4
……酸素センサ、4a……ヒータ、5……温度センサ(温
度検知手段)、6……コントローラ、7……インジェク
タ、8……センサ、C1……燃料噴射量制御手段、HC……
ヒータ制御手段、HI……加熱禁止手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気系における酸素濃度を検出
    する酸素センサと、同酸素センサを加熱するヒータと、
    同ヒータによる加熱量を制御するヒータ制御手段とをそ
    なえ、上記酸素センサ近傍排気管に取り付けられ同セン
    サ近傍の排気管壁温度を検知する温度検知手段が設けら
    れるとともに、同温度検知手段からの信号を受けて上記
    酸素センサ近傍の温度が排気管内の水の存在有無を勘案
    して設定される所定値以下のときは上記ヒータによる上
    記酸素センサの加熱を禁止する加熱禁止手段が設けられ
    たことを特徴とする、酸素センサ用ヒータ制御装置。
JP60162367A 1985-07-23 1985-07-23 酸素センサ用ヒ−タ制御装置 Expired - Lifetime JPH0690167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60162367A JPH0690167B2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23 酸素センサ用ヒ−タ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60162367A JPH0690167B2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23 酸素センサ用ヒ−タ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6222054A JPS6222054A (ja) 1987-01-30
JPH0690167B2 true JPH0690167B2 (ja) 1994-11-14

Family

ID=15753218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60162367A Expired - Lifetime JPH0690167B2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23 酸素センサ用ヒ−タ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0690167B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256949A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Hitachi Ltd 空燃比センサのヒータ通電制御装置
JP2014159781A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Isuzu Motors Ltd 排気系の状態検出装置及び制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7805928B2 (en) 2006-04-06 2010-10-05 Denso Corporation System for controlling exhaust gas sensor having heater
JP5030927B2 (ja) * 2008-12-01 2012-09-19 ボッシュ株式会社 凝縮水検出装置及び凝縮水検出方法並びに排気浄化装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883251A (ja) * 1981-11-12 1983-05-19 Japan Electronic Control Syst Co Ltd 内燃機関の酸素濃度センサ
JPS61116652A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 Nissan Motor Co Ltd 酸素センサのヒ−タ制御装置
JPS61241654A (ja) * 1985-04-18 1986-10-27 Honda Motor Co Ltd 酸素濃度センサの制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256949A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Hitachi Ltd 空燃比センサのヒータ通電制御装置
JP2014159781A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Isuzu Motors Ltd 排気系の状態検出装置及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6222054A (ja) 1987-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3340330B2 (ja) エンジンにおける酸素センサの劣化診断装置
JPH08220059A (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JPH05919U (ja) 排気浄化触媒装置
US6859719B2 (en) Control system and control method for controlling heater, and engine control unit
JPH0690167B2 (ja) 酸素センサ用ヒ−タ制御装置
JPH10148152A (ja) エンジンにおける酸素センサの温度推定装置
EP1321762A3 (en) Temperature control apparatus for humidity sensor
US8000883B2 (en) Control apparatus and method for air-fuel ratio sensor
JPS647217B2 (ja)
JP3680178B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP4371027B2 (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP3692914B2 (ja) ガス濃度センサのヒータ制御装置
JPH053542B2 (ja)
JPH0520579B2 (ja)
JP3593912B2 (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
JP3990902B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH10332628A (ja) 酸素センサ用ヒータ制御装置
JPH0810672Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JP2005023872A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0239250Y2 (ja)
JPH0612178Y2 (ja) 多気筒内燃機関の2次空気供給制御装置
KR870010293A (ko) 연료제어장치
JPH0544985B2 (ja)
JPH06242063A (ja) ヒータ付o2 センサの制御装置
JP2007056832A (ja) 空燃比センサの活性判定装置