JPH0689814B2 - 前進2速式減速逆転機 - Google Patents

前進2速式減速逆転機

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JPH0689814B2
JPH0689814B2 JP60215860A JP21586085A JPH0689814B2 JP H0689814 B2 JPH0689814 B2 JP H0689814B2 JP 60215860 A JP60215860 A JP 60215860A JP 21586085 A JP21586085 A JP 21586085A JP H0689814 B2 JPH0689814 B2 JP H0689814B2
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JP
Japan
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clutch
speed
gear
output
clutch unit
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JP60215860A
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JPS6275156A (ja
Inventor
恒雄 佐藤
敏夫 今中
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は船舶等に使用される前進2速式の減速逆転機に
関する。
(従来の技術) この種の減速逆転機の従来例は実開昭54−118976号に示
されている。その公報の構造によると、後進クラッチユ
ニットの周囲に1対の前進クラッチユニットと、1対の
後進クラッチユニットが配置してある。そして後進クラ
ッチユニットの入力ギヤが入力軸に直結されており、そ
の入力ギヤに前進1速及び2速のクラッチユニットの入
力ギヤが噛合っている。又後進クラッチユニットの出力
ピニオンと前進1速クラッチユニットの出力ピニオンは
出力軸上の出力ギヤに噛合っている。前進2速クラッチ
ユニットの出力ピニオンは、中間ギヤ(アイドルギヤ)
を介して前進1速クラッチユニットの出力ピニオンに噛
合っている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上記従来の前進2速式減速逆転機では、前進1
速式減速逆転機と比べ、前進2速クラッチユニットが必
要となるだけでなく、合計2個の中間ギヤとそれを支持
する軸が専用部品として必要となるので、構造が複雑か
つ大形化する。又各中間ギヤ前進2速クラッチユニット
の出力ピニオンと前進1速クラッチユニットの出力ピニ
オンとに噛合っているので、前進2速運転時に、中間ギ
ヤに両振り荷重が加わる。従って中間ギヤに充分な強度
を与えておく必要があり、この点においても構造が大形
化する。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本発明は、出力軸2と、該
出力軸2の真上に配置された後進クラッチユニット3の
サポート軸13と、該サポート軸13の左右両側に配置され
た1対の前進1速クラッチユニット4のサポート軸14
と、各前進1速クラッチユニット4のサポート軸14の近
傍に配置された1対の前進2速クラッチユニット5のサ
ポート軸23を備え、出力軸2には出力ギヤ6を固定し、
後進クラッチユニット3のサポート軸13には、前進クラ
ッチ11を介して断続するクラッチ出力ピニオン12を嵌合
すると共にクラッチ入力ギヤ10を固定し、各前進1速ク
ラッチユニット4のサポート軸14には、前進1速クラッ
チ16を介して断続するクラッチ出力ピニオン12及び2速
ギヤ18を嵌合すると共にクラッチ入力ギヤ15を固定し、
前進2速クラッチユニット5のサポート軸23には、前進
2速クラッチ21を介して断続するクラッチ出力ピニオン
22を嵌合すると共にクラッチ入力ギヤ20を固定し、出力
ギヤ6には、前進1速及び後進クラッチユニット4,3の
クラッチ出力ピニオン17,12を噛み合わせ、後進クラッ
チユニット3のクラッチ入力ギヤ10に、各前進1速クラ
ッチユニット4のクラッチ入力ギヤ15を噛み合わせ、前
進2速クラッチユニット5の入力ギヤ20は前進1速クラ
ッチユニット4のクラッチ入力ギヤ15に、前進2速クラ
ッチユニット5の出力ピニオン22は前進1速クラッチユ
ニット4の2速ギヤ18に噛み合わせたことを特徴として
いる。
(作用) 上記構成によると、前進1速運転時には、前進1速クラ
ッチユニットのクラッチが接続され、入力部(例えば後
進クラッチユニットのクラッチ入力ギヤ)から前進1速
クラッチユニットの入力ギヤ、クラッチ、出力ピニオン
を経て出力ギヤに回転力が伝えられる。
後進運転時には、後進クラッチユニットのクラッチが接
続され、入力部(例えば入力軸)から後進クラッチユニ
ットの入力ギヤ、クラッチ、出力ピニオンを経て出力ギ
ヤに回転力が伝えられる。
前進2速運転時には、前進2速クラッチユニットのクラ
ッチが接続され、入力部(例えば前進クラッチユニット
のクラッチ入力ギヤ)から前進2速クラッチユニットの
入力ギヤ、クラッチ、出力ピニオン、前進1速クラッチ
ユニットの前進2速ギヤと出力ピニオンを経て出力ギヤ
に回転力が伝えられる。
(実施例) 正面略図である第2図において、減速逆転機には入力軸
1、出力軸2、後進クラッチユニット3、前進1速クラ
ッチユニット4、前進2速クラッチユニット2が設けて
ある。入力軸1は概ね水平な姿勢で減速逆転機の上部に
設けてあり、入力軸1の真下に出力軸2が位置してい
る。又出力軸2には出力ギヤ6が設けてある。
後進クラッチユニット3は入力軸1と同芯に位置してお
り、クラッチ入力ギヤ10、油圧多板式の後進クラッチ1
1、クラッチ出力ピニオン12をサポート軸13上に備えて
いる。サポート軸13は後述する如く入力軸1と一体に構
成されている。クラッチ出力ピニオン12は出力ギヤ6に
噛合っている。
前進1速クラッチユニット4は後進クラッチユニット3
の両側かつ斜め下方に設けてあり、サポート軸13と平行
なサポート軸14上にクラッチ入力ギヤ15、油圧多板式の
1速クラッチ16、クラッチ出力ピニオン17、2速ギヤ18
を備えている。両前進1速クラッチユニット4のクラッ
チ入力ギヤ15は後進クラッチユニット3のクラッチ入力
ギヤ10に噛合っている。クラッチ出力ピニオン17は出力
ギヤ6に噛合っている。2速ギヤ18は、後述する如く、
クラッチ出力ピニオン17と一体に形成されており、前進
2速クラッチユニット5のクラッチ出力ピニオン22と噛
合っている。前進2速ユラッチユニット5は、クラッチ
出力ピニオン22の他に、クラッチ入力ギヤ20と油圧多板
式の2速クラッチ21とをサポート軸14と平行なサポート
軸23上に備えている。クラッチ入力ギヤ20は前進1速ク
ラッチユニット4のクラッチ入力ギヤ15と噛合ってい
る。
第1図、第3図は第2図のI−I及びIII−III断面を示
す略図である。第1図において、減速逆転機ケース25の
前壁26と後壁27には軸受ボスが設けてあり、これらのボ
スにより各サポート軸14、23の両端部ならびに出力軸2
の前端部と後部が軸受を介して支持されている。
出力軸2は後壁27の軸受ボスから後方へ突出しており、
後端部が継手を介してプロペラ軸(図示せず)に連結し
ている。出力ギヤ6は出力軸2の前部(前壁26近傍の部
分)に設けてある。
前進1速クラッチユニット4のクラッチ入力ギヤ15はサ
ポート軸14の後部に固定されている。出力ピニオン17は
サポート軸14の前部にブッシュを介して回転自在に支持
されており、1速クラッチ16は入力ギヤ15と出力ピニオ
ン17の間に位置している。2速ギヤ18は出力ピニオン17
よりも大径であり、出力ピニオン17の後端に一体に形成
されている。なお出力ピニオン17と2速ギヤ18を別の部
品で構成し、両者をボルト等で一体的に固定することも
できる。
前進2速クラッチユニット5の入力ギヤ20はサポート軸
23の後部に固定されており、出力ピニオン22はブッシュ
を介してサポート軸23の前部に回転自在に支持されてい
る。
第3図の如く、入力軸1はサポート軸13を前方へ延長し
た部分により形成されている。入力軸1は前壁26に設け
た軸受ボスにより軸受を介して支持されており、前壁26
から前方へ突出した部分((図示せず)がダンパーを介
してエンジンのフライホイールに連結している。サポー
ト軸13の後端部は後壁27に設けた軸受ボスにより軸受を
介して支持されている。クラッチ入力ギヤ10はサポート
軸13の後部に固定されている。クラッチ出力ピニオン12
はサポート軸13の前部にブッシュを介して回転自在に支
持されている。
次に図示の実施例の作用を説明する。第2図において、
エンジンが運転されている状態では、入力軸1と共にサ
ポート軸13及びクラッチ入力ギヤ10が常に駆動される。
又入力ギヤ10により入力ギヤ15が常に駆動され、入力ギ
ヤ15により入力ギヤ20が駆動される。すなわち入力軸1
は後進クラッチユニット3の入力部を構成し、入力ギヤ
10及び入力ギヤ15はそれぞれ前進1速クラッチユニット
4と前進2速クラッチユニット5の入力部を構成してい
る。
この状態において、後進クラッチユニット3の後進クラ
ッチ11を接続すると、回転力はクラッチ入力ギヤ10から
後進クラッチ11を経て出力ピニオン12へ伝わり、出力ピ
ニオン12から出力ギヤ6を経て後進方向の回転力が出力
軸2に伝わる。
又前進1速クラッチユニット4のクラッチ16を接続する
と、回転力は入力ギヤ15からクラッチ16を経て出力ピニ
オン17へ伝わり、出力ピニオン17から出力ギヤ6を経て
出力軸2へ伝わる。これにより出力軸2は前進1速運転
状態で駆動される。
前進2速クラッチユニット5のクラッチ21を接続する
と、回転力は入力ギヤ20からクラッチ21を経て出力ピニ
オン22へ伝わり、出力ピニオン22から2速ギヤ18を経て
出力ピニオン17に伝わり、出力ピニオン17から出力ギヤ
6を経て出力軸2に伝わる。これにより出力軸2は前進
2速運転状態で駆動される。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によると、前進1速及び2速
のクラッチユニット4、5を半径方向に大きく離して両
者間に専用の中間ギヤ(アイドルギヤ)やそのための支
軸を設ける必要がないので、部品点数の低減、構造の簡
単化、全体構造の小形化を図り、製造コストの下げるこ
とができる。
又前進1速クラッチユニット4の2速ギヤ18は、前進2
速運転状態では、従来の専用中間ギヤと類似した働きを
行うが、本発明の2速ギヤ18は出力ピニオン22と噛合う
だけであり、従来のように2個のギヤの間でそれら2個
のギヤに噛合うようには構成されていない。従って2速
ギヤ18に両振り荷重が加わることはなく、2速ギヤ18の
所要強度を小さくしてコンパクト化を図ることができ
る。
更に前進2速クラッチユニット5の位置は、前進1速ク
ラッチユニット4を中心とする円上の任意の位置に設定
できるので、前進2速クラッチユニット5の設置位置の
自由度が大きいという利点もある。
入力ギヤ15と入力ギヤ20の間で増速することが可能であ
るので、2速クラッチ21に要求されるクラッチ容量(伝
達トルク容量)を小さくし、2速クラッチ21の小形化を
図ることもできる。
また、次のような利点もある。
前進1速、2速比を変更する場合には、前進2速クラッ
チユニット5の出力ピニオン22と前進1速ユニット4の
前進2速ギヤ18の比をを変更するか、あるいは、前進2
速クラッチユニット5の入力ギヤ20と前進1速ユニット
4の入力ギヤ15との比を変更するだけでよく、仕様変更
に好都合である。
(別の実施例) 本考案を第4図のような同芯形減速逆転機に採用するこ
ともできる。第4図の構造は、第1〜3図の異芯型減速
逆転機と比べ、以下の点だけが異なっている。
第4図において、入力軸1はサポート軸13とは別の部品
で構成されており、出力軸2と同芯又は概ね同芯に配置
されている。入力軸1には入力ギヤ30が設けてあり、入
力ギヤ30はその両側かつ斜め上方の前進1速クラッチユ
ニット4の入力ギヤ15に噛合っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用した異芯型減速逆転機の断面路
図、第2図は第1図の減速逆転機の正面略図、第3図は
第1図の減速逆転機の後進クラッチユニット部分の断面
略図、第4図は本発明を採用した同芯型減速逆転機の正
面略図である。3……後進クラッチユニット、4……前
進1速クラッチユニット、5……前進2速クラッチユニ
ット、6……出力ギヤ、10、15、20……入力ギヤ、12、
17、22……出力ピニオン、18……前進2速ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸(2)と、該出力軸(2)の真上に
    配置された後進クラッチユニット(3)のサポート軸
    (13)と、該サポート軸(13)の左右両側に配置された
    1対の前進1速クラッチユニット(4)のサポート軸
    (14)と、各前進1速クラッチユニット(4)のサポー
    ト軸(14)の近傍に配置された1対の前進2速クラッチ
    ユニット(5)のサポート軸(23)を備え、出力軸
    (2)には出力ギヤ(6)を固定し、後進クラッチユニ
    ット(3)のサポート軸(13)には、前進クラッチ(1
    1)を介して断続するクラッチ出力ピニオン(12)を嵌
    合すると共にクラッチ入力ギヤ(10)を固定し、各前進
    1速クラッチユニット(4)のサポート軸(14)には、
    前進1速クラッチ(16)を介して断続するクラッチ出力
    ピニオン(12)及び2速ギヤ(18)を嵌合すると共にク
    ラッチ入力ギヤ(15)を固定し、前進2速クラッチユニ
    ット(5)のサポート軸(23)には、前進2速クラッチ
    (21)を介して断続するクラッチ出力ピニオン(22)を
    嵌合すると共にクラッチ入力ギヤ(20)を固定し、出力
    ギヤ(6)には、前進1速及び後進クラッチユニット
    (4,3)のクラッチ出力ピニオン(17,12)を噛み合わ
    せ、後進クラッチユニット(3)のクラッチ入力ギヤ
    (10)に、各前進1速クラッチユニット(4)のクラッ
    チ入力ギヤ(15)を噛み合わせ、前進2速クラッチユニ
    ット(5)の入力ギヤ(20)は前進1速クラッチユニッ
    ト(4)のクラッチ入力ギヤ(15)に、前進2速クラッ
    チユニット(5)の出力ピニオン(22)は前進1速クラ
    ッチユニット(4)の2速ギヤ(18)に噛み合わせたこ
    とを特徴とする前進2速式減速逆転機。
JP60215860A 1985-09-27 1985-09-27 前進2速式減速逆転機 Expired - Lifetime JPH0689814B2 (ja)

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JPS6275156A JPS6275156A (ja) 1987-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5814260U (ja) * 1981-07-21 1983-01-28 日本ビクター株式会社 インピーダンスロ−ラ
JPS5899542A (ja) * 1981-12-04 1983-06-13 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 減速逆転機
JPS58221065A (ja) * 1982-06-15 1983-12-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 減速逆転機
JPS5954846A (ja) * 1982-09-22 1984-03-29 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 前後進2軸式減速逆転機

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JPS6275156A (ja) 1987-04-07

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