JPH0689650A - 遮断器 - Google Patents
遮断器Info
- Publication number
- JPH0689650A JPH0689650A JP23789592A JP23789592A JPH0689650A JP H0689650 A JPH0689650 A JP H0689650A JP 23789592 A JP23789592 A JP 23789592A JP 23789592 A JP23789592 A JP 23789592A JP H0689650 A JPH0689650 A JP H0689650A
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- JP
- Japan
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- current
- magnetic flux
- permeability member
- magnetic
- magnetic permeability
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡便な手段で、短時間通電容量を向上するこ
とができる遮断器を提供することを目的とする。 【構成】 固定接点を備える固定子3と、可動接点を有
する可動子5と、当該可動子と端子9間に延びるシャン
ト導体10とからなる導電部を有し、上記シャント導体
を流れる電流に起因して生起する磁束と当該電流による
電磁力が上記可動接点を上記固定接点側へ向かわせるよ
うに作用する遮断器において、上記磁束の磁路中に高透
磁率部材16を有し、この高透磁率部材を通過した磁束
が上記電流と鎖交することを特徴とする。
とができる遮断器を提供することを目的とする。 【構成】 固定接点を備える固定子3と、可動接点を有
する可動子5と、当該可動子と端子9間に延びるシャン
ト導体10とからなる導電部を有し、上記シャント導体
を流れる電流に起因して生起する磁束と当該電流による
電磁力が上記可動接点を上記固定接点側へ向かわせるよ
うに作用する遮断器において、上記磁束の磁路中に高透
磁率部材16を有し、この高透磁率部材を通過した磁束
が上記電流と鎖交することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定接点を備える固定
子と、可動接点を有する可動子と、可動子と、当該可動
子と端子間に延びるシャント導体とからなる通電部を有
し、上記シャント導体を流れる電流に起因して生起する
磁束と当該電流による電磁力が上記可動接点を上記固定
接点側へ向かわせるように作用する遮断器に関する。
子と、可動接点を有する可動子と、可動子と、当該可動
子と端子間に延びるシャント導体とからなる通電部を有
し、上記シャント導体を流れる電流に起因して生起する
磁束と当該電流による電磁力が上記可動接点を上記固定
接点側へ向かわせるように作用する遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開昭58−12971
7号公報に示された従来の多極遮断器の概略構成図であ
る。同図において、1は函体、2は固定接点、3は固定
接点2を取り付けた固定導体(固定子)、4は可動接
点、5は可動接点4を取り付けた可動子である。この遮
断器は多極(3相分)であるので、図示されていない
が、複数の固定子が並列にあり、可動子も複数子だけ並
列に並んでいる。6はコンタクトアーム、7は軸、8は
コンタクトアーム6の支持軸、9は端子、10はシャン
ト導体、11は接圧ばね、12は開閉機構部、14は引
外しリレー部、15は消弧室である。
7号公報に示された従来の多極遮断器の概略構成図であ
る。同図において、1は函体、2は固定接点、3は固定
接点2を取り付けた固定導体(固定子)、4は可動接
点、5は可動接点4を取り付けた可動子である。この遮
断器は多極(3相分)であるので、図示されていない
が、複数の固定子が並列にあり、可動子も複数子だけ並
列に並んでいる。6はコンタクトアーム、7は軸、8は
コンタクトアーム6の支持軸、9は端子、10はシャン
ト導体、11は接圧ばね、12は開閉機構部、14は引
外しリレー部、15は消弧室である。
【0003】図5はこの遮断器の閉状態を示したもので
あり、通電部(固定子3、可動子5、シャント導体10
及び端子9からなる)に短絡電流iが図示のように流れ
ると、この電流iによって、磁束φが生起し、磁束φと
電流iとによる電磁力fが発生する。この電磁力fは軸
7を回転中心として接点4を押さえ込む力となり、接点
2と3間の通電能力を向上させる。
あり、通電部(固定子3、可動子5、シャント導体10
及び端子9からなる)に短絡電流iが図示のように流れ
ると、この電流iによって、磁束φが生起し、磁束φと
電流iとによる電磁力fが発生する。この電磁力fは軸
7を回転中心として接点4を押さえ込む力となり、接点
2と3間の通電能力を向上させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同時に両接点
間に反発力も発生するので、上記通電能力の向上には限
界があった。
間に反発力も発生するので、上記通電能力の向上には限
界があった。
【0005】短時間通電容量のものは、短絡電流をある
一定時間(例えば、1秒)通電するものであるが、従来
のものは上記理由によって容量の増大には限界があり、
下位の回路遮断器との協調範囲が狭いという問題があっ
た。
一定時間(例えば、1秒)通電するものであるが、従来
のものは上記理由によって容量の増大には限界があり、
下位の回路遮断器との協調範囲が狭いという問題があっ
た。
【0006】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、費用をかけることなく簡単に、短時間通電容
量を向上することができる遮断器を提供することを目的
とする。
たもので、費用をかけることなく簡単に、短時間通電容
量を向上することができる遮断器を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、固定接点を備える固定子と、可動接点を有
する可動子と、当該可動子と端子間に延びるシャント導
体とからなる通電部を有し、上記シャント導体を流れる
電流に起因して生起する磁束と当該電流による電磁力が
上記可動接点を上記固定接点側へ向かわせるように作用
する遮断器において、
するために、固定接点を備える固定子と、可動接点を有
する可動子と、当該可動子と端子間に延びるシャント導
体とからなる通電部を有し、上記シャント導体を流れる
電流に起因して生起する磁束と当該電流による電磁力が
上記可動接点を上記固定接点側へ向かわせるように作用
する遮断器において、
【0008】上記磁束の磁路中に高透磁率部材を有し、
この高透磁率部材を通過した磁束が上記電流と鎖交する
構成とした。
この高透磁率部材を通過した磁束が上記電流と鎖交する
構成とした。
【0009】
【作用】本発明では、高透磁率部材に磁束が集中し、短
絡電流は、当該高透磁率部材に集中した磁束と鎖交する
から、鎖交磁束量が増え、比例して電磁力fが増大す
る。
絡電流は、当該高透磁率部材に集中した磁束と鎖交する
から、鎖交磁束量が増え、比例して電磁力fが増大す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0011】図1において、16は偏磁用の透磁率の高
い板部材(例えば、鉄板のような高透磁率部材)であっ
て、短絡電流iにより生起する磁束φの磁路中例えば図
2に示すようにシャント導体10群と並列的に、また
は、図3に示すように端子9やシャント導体10の相間
に配設されている。
い板部材(例えば、鉄板のような高透磁率部材)であっ
て、短絡電流iにより生起する磁束φの磁路中例えば図
2に示すようにシャント導体10群と並列的に、また
は、図3に示すように端子9やシャント導体10の相間
に配設されている。
【0012】この構成では、上記磁束φが透磁率の高い
板部材16へ集中するので、電流iと鎖交する磁束量が
増え、比例して電磁力fが増大するので、結果として、
前記した接点4を押さえ込む力が増大し、短時間通電容
量が向上する。
板部材16へ集中するので、電流iと鎖交する磁束量が
増え、比例して電磁力fが増大するので、結果として、
前記した接点4を押さえ込む力が増大し、短時間通電容
量が向上する。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、磁路中に鉄
板のような高透磁率部材を配設したことにより、この高
透磁率部材に磁束が集まり、短絡電流は、当該高透磁率
部材に集中した磁束と鎖交するから、鎖交磁束量が増
え、比例して電磁力fが増大し、可動及び固定両接点間
の反発力が相対的に低減することになる。
板のような高透磁率部材を配設したことにより、この高
透磁率部材に磁束が集まり、短絡電流は、当該高透磁率
部材に集中した磁束と鎖交するから、鎖交磁束量が増
え、比例して電磁力fが増大し、可動及び固定両接点間
の反発力が相対的に低減することになる。
【図1】本発明の実施例の概略側断面である。
【図2】上記実施例における可動子部分の斜視図であ
る。
る。
【図3】上記実施例における遮断器の背面図である。
【図4】従来の遮断器の概略側断面である。
【図5】上記従来例における通電部の概略図である。
1 函体 2 固定接点 3 固定子 4 可動接点 5 可動子 9 端子 10 シャント導体 16 高透磁率部材
Claims (1)
- 【請求項1】 固定接点を備える固定子と、可動接点を
有する可動子と、当該可動子と端子間に延びるシャント
導体とからなる通電部を有し、上記シャント導体を流れ
る電流に起因して生起する磁束と当該電流による電磁力
が上記可動接点を上記固定接点側へ向かわせるように作
用する遮断器において、 上記磁束の磁路中に高透磁率部材を有し、この高透磁率
部材を通過した磁束が上記電流と鎖交することを特徴賭
する遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23789592A JPH0689650A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23789592A JPH0689650A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0689650A true JPH0689650A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17022020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23789592A Pending JPH0689650A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0689650A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003015114A1 (fr) * | 2001-08-02 | 2003-02-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Disjoncteur a air |
WO2012017282A1 (en) * | 2010-07-31 | 2012-02-09 | Larsen & Toubro Limited | An improved contact arrangement for high fault current withstand in a low voltage switching device |
CN106128865A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-16 | 北京人民电器厂有限公司 | 隔离开关及配电系统 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP23789592A patent/JPH0689650A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003015114A1 (fr) * | 2001-08-02 | 2003-02-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Disjoncteur a air |
JPWO2003015114A1 (ja) * | 2001-08-02 | 2004-12-02 | 三菱電機株式会社 | 気中遮断器 |
JP4599799B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2010-12-15 | 三菱電機株式会社 | 気中遮断器 |
WO2012017282A1 (en) * | 2010-07-31 | 2012-02-09 | Larsen & Toubro Limited | An improved contact arrangement for high fault current withstand in a low voltage switching device |
CN106128865A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-16 | 北京人民电器厂有限公司 | 隔离开关及配电系统 |
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