JPH0689598B2 - コンクリート構造物に使用する木製型枠の製造方法 - Google Patents

コンクリート構造物に使用する木製型枠の製造方法

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JPH0689598B2
JPH0689598B2 JP18147392A JP18147392A JPH0689598B2 JP H0689598 B2 JPH0689598 B2 JP H0689598B2 JP 18147392 A JP18147392 A JP 18147392A JP 18147392 A JP18147392 A JP 18147392A JP H0689598 B2 JPH0689598 B2 JP H0689598B2
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JP
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outer corner
plywood
forming member
angle
adhesive
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JP18147392A
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一哉 臼田
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Fujiken Co Ltd
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Fujiken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート構造物に使
用する木製型枠の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物に於ける直角
面の形成に使用する型枠には、合板を使用し、加圧加工
により合板の外隅部を弧状に内隅部を直角になる様に折
り曲げ、この折り曲げ材の外隅部弧状面を面取加工で切
除し、この切除曲面に直角の外隅部をもつ埋め込み部材
を埋め込んで接着して外隅部が直角になるようにした木
製型枠を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に形成したこ
の種の型枠は合板に折り曲げ加工を施し、更に折り曲げ
られた外隅部弧状面に面取加工を行ない、この面取加工
により切除された曲面に外隅部が直角の埋め込み部材を
接着し埋め込んで型枠を組立てていたために、型枠の形
成が容易でなく然もこの型枠は繰り返して使用すること
が出来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に於ては、加圧加
工の1回の作業により木製型枠を簡単に製造し安償に市
場に提供せんとするものである。即ち、V型のメス型プ
レスに頂角を直角又は鈍角に底辺が弧状で左右両耳を一
定の厚みになるように切除した断面直角又は鈍角三角形
に近い形に形成した型枠の外隅角形成部材の左右に、両
耳の厚みと等しい袖板を接続し、この袖板の先端に加圧
手段の一環として接着剤を塗布した数層の合板を支持さ
せてからこの合板の接着剤が硬化しない前にV型のオス
型プレスでプレス加工を施すことにより、内隅部と外隅
部とを直角又は鈍角に形成し、外隅角形成部材と一体的
に形成されたコンクリート構造物に使用する木製型枠を
1回のプレス加工によって容易に形成することが出来る
ものである。
【0005】
【作用】本発明は型枠に接着剤を塗布した数層の合板を
使用し、この合板の接着剤が硬化しない前にプレス加工
により合板を外隅部が弧状に、内隅部が直角になる様に
折り曲げるか、又は外隅部が弧状に内隅部が鈍角になる
様に折り曲げた折り曲げ材を用いて型枠を折り曲げると
きに、頂角を直角又は鈍角に底辺を弧状に左右両耳を一
定の厚みになるように切除して断面直角又は鈍角三角形
に近い型に形成した型枠の外隅角形成部材を、この折り
曲げ材の外隅に形成される弧状面に接着し、板厚が外隅
角形成部材の切除された左右両耳面と等しく、外側面が
滑らかな袖板をこの外隅角形成部材の切除された左右両
耳面に緊密に合致させ、この折り曲げ材の外側に形成さ
れる平面部に圧着し接着して、簡単に外隅部も内隅部も
共に直角な、あるいは外隅部も内隅部も共に鈍角な木製
型枠がプレス加工により1回で効率よく外隅角形成部材
と一体的に形成されるものである。
【0006】しかも接着剤を塗布した数層の合板をV型
のオス型プレスでV型のメス型プレスの内面に押し曲
げ、折り曲げて形成していく過程において、平らな合板
の反発力を利用して折り曲げていくので、圧着時に外隅
角形成部材と外隅角形成部材の左右に挟み込む様にして
設置してある両耳面の厚みと等しい袖板が、メス型プレ
ス受圧板とオス型プレスの間で、折り曲げ材の外側表面
に、緊密にかつ堅牢に接着される特徴をも有するもので
ある。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に従って説明すれば下
記の通りである。図1はプレス金型上にある合板6と頂
角を直角に底辺を弧状に左右両耳を一定の厚みになるよ
うに切除して断面直角三角形に近い形状に形成した型枠
の外隅角形成部材3と切除された外隅角形成部材3の左
右両耳面と同じ厚さの袖板4、5をV型のメス型プレス
底隅部に設置した加圧前の正面図である。外隅角形成部
材3と袖板4、5の内側面上には接着剤8が塗布されて
ある。内隅部が直角で、外隅部も直角をなすコンクリー
ト構造物に使用する木製型枠製造用のプレス金型Aに於
いて、V型のメス型プレス1の直角底隅部2に、頂角を
直角に底辺を弧状に左右両耳を一定の厚みになるように
切除して断面直角三角形に近い形状に形成した木製又は
合成樹脂製の外隅角形成部材3と、滑らかな外側面を持
ち、板厚は外隅角形成部材3の切除された左右両耳面の
厚みと等しい袖板4、5を、接合面を緊密に合致させて
外隅角形成部材3の両耳面に隙間がないように左右に挾
み込む様にしてV型のメス型プレス底隅部上に設置す
る。
【0008】上記外隅角形成部材3と内面に接着剤が塗
布された袖板4、5の先端に、数層の薄板7を接着剤8
により接着した合板6を接着剤8が硬化しない前に置い
てから、その合板をV型のオス型プレス9で加圧する
と、内隅部10は直角に、外隅部はさきの外隅角形成部
材3で直角隅部となり外側平面部は滑らかな袖板4、5
となるコンクリート構造物に使用する木製型枠Bが1回
のプレスで図2の様に外隅角形成部材と一体的に形成さ
れるものである。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記の様に接着剤を塗布した数
層の合板をプレス加工を用いて折り曲げると同時に、折
り曲げ材の外側面の外隅部弧状面と平面部にそれぞれ、
頂角を直角又は鈍角に底辺を弧状にし左右両耳を一定の
厚みになるように切除した断面直角又は鈍角三角形に近
い形状に形成した型枠の外隅角形成部材と切除された外
隅角形成部材の切除された左右両耳面と同じ厚みの袖板
とを接着し一体形成したものであるから、簡単に形成で
き、堅牢で損傷することもなく、又滑らかな外側面を持
つという特徴を有するものであるから長期に亘り折り曲
げ材の外隅部は直角を維持して型崩れすることがないか
ら、補強材も不要であり、本発明に係る型枠を使用する
ときは、コンクリート構造物に於ける直角面の成形を容
易に然も完全に行うことが出来、何回も繰り返し使用で
きるという特徴を有する。又1回のプレス作業にて外隅
角形成部材と一体的に形成できるという特徴も有するか
ら、コンクリート構造物に使用する木製型枠を安価にし
かも効率よく提供することができ、ひいては労力の節減
又はコストダウンにも大きな影響を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス金型上の一体形成前の各部材の配置図。
【図2】本発明に係る一体形成された型枠の一部切欠き
斜面図。
【符号の説明】
1 V型のメス型プレス 2 V型のメス型プレス底隅部 3 外隅角形成部材 4、5 外側面が滑らかな袖板 6 合板 7 薄板 8 接着剤 9 V型のオス型プレス 10 型枠の内隅部 A プレス金型 B 木製型枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型のメス型プレスに頂角を直角又は鈍
    角に底辺が弧状で左右両耳を一定の厚みになるように切
    除した断面直角又は鈍角三角形に近い形に形成した型枠
    の外隅角形成部材の左右に、両耳の厚みと等しい袖板を
    接続し、この袖板の先端に加圧手段の一環として接着剤
    を塗布した数層の合板を支持させてからこの合板の接着
    剤が硬化しない前にV型のオス型プレスでプレス加工を
    施すことにより、内隅部と外隅部とを直角又は鈍角に形
    成し、外隅角形成部材と一体的に形成することを特徴と
    した、コンクリート構造物に使用する木製型枠の製造方
    法。
JP18147392A 1992-05-29 1992-05-29 コンクリート構造物に使用する木製型枠の製造方法 Expired - Lifetime JPH0689598B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH05332019A JPH05332019A (ja) 1993-12-14
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