JPH0689378A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH0689378A
JPH0689378A JP4238523A JP23852392A JPH0689378A JP H0689378 A JPH0689378 A JP H0689378A JP 4238523 A JP4238523 A JP 4238523A JP 23852392 A JP23852392 A JP 23852392A JP H0689378 A JPH0689378 A JP H0689378A
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card
lead
internal
static electricity
chip
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JP4238523A
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Masahiro Yanagi
雅宏 柳
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的に静電気による内部回路の破壊を防止
することができるICカードを提供する。 【構成】 カード内部にICチップ3などにより内部回
路が形成され、該内部回路の電極に接続された内部リー
ド4および外部リード5を経て端部に外部接点7が形成
されたICカード1であって、前記リードの途中にその
遮断または接続を切り替えるスイッチ手段6が設けら
れ、携帯時にはスイッチ手段を遮断にして静電気による
内部回路の破壊を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICカードに関する。さ
らに詳しくは、静電気によるICチップの破壊を防止す
ることができるICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、キャッシュカードまたは
クレジットカードと同じようなサイズのプラスチックカ
ードの中にICチップなど内部回路(以下、ICチップ
という)を埋設したものであり、カードの表面に設けら
れた接点を通じて、カードに情報を記憶し、またその読
出しをするものである。
【0003】たとえば、図9に示されるように、従来の
ICカード31は、カード本体32の内部に埋設されたIC
チップ33の各接点がカード本体32内部に配設された内部
リード34を経て外部リード35に接続され、その先端の接
点36に外部機器の接続端子を接続することにより、IC
チップ33内部に情報を記憶し、その読出しをすることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、ICカード31に
実装されるICチップ33は大容量化に伴って、集積度が
高くなってきており、静電気に対する破壊の可能性が高
くなってきている。とくに、ICカード31を外部機器の
接続端子に接続した瞬間に、外部機器自体が帯びている
静電気によってICチップ33が破壊されたり、また携帯
時に接点36に指などが触れたばあいに人体が帯びている
静電気によって破壊される可能性が高い。
【0005】本発明は、叙上の問題を解消するためにな
されたものであり、効果的に静電気によるICチップの
破壊を防止することができるICカードを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードは、
カード内部に内部回路が形成され、該内部回路の電極端
子に接続されたリードの端部に外部接点が形成されたI
Cカードであって、前記リードにその遮断または接続を
切り替えるスイッチ手段が設けられてなることを特徴と
するものである。
【0007】また、スイッチ手段の遮断または接続状態
にかかわらず、常にアース用リードが接続されているの
が好ましい。
【0008】さらに、スイッチ手段が遮断状態にあると
きに、各内部リードをアース用リードを含めて相互に短
絡する短絡手段が前記スイッチ手段に形成されているの
が好ましい。
【0009】
【作用】本発明のICカードは、内部回路に接続された
リードの途中に外部接点から遮断または接続をすること
ができるスイッチ手段を設けていることにより、未使用
時に内部各リードを電気的に切り離して、内部回路の静
電気による破壊を防止することができる。また使用時に
は、前記リードを電気的に接続して通常どおりの回路内
部への導通がえられ、内部回路への書込み、読出しを行
うことができる。
【0010】さらに、ICカードの接続方法として、ま
ず、アース専用のラインを接続し、ICカードなどに帯
電している静電気を放電し、つぎにリードを接続するこ
とにより、外部機器との接続時における静電破壊を防止
することができる。
【0011】また、持ち運び時などにICカードの外部
端子に静電気を帯びた人間の手などが接触しても、持ち
運び時はスイッチ手段をOFFにしているため、内部回
路に静電気が流れることがなく、内部回路を破壊するお
それはない。
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明について説
明する。図1は、本発明の一実施例であるICカードの
斜視図、図2は図1のICカードのII−II線断面図、図
3は図1のICカードの遮断時における内部リードと外
部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図、図
4は図1のICカードの接続時における内部リードと外
部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図、図
5は、本発明の他の実施例であるICカードの斜視図、
図6は図5のICカードのVI−VI線断面図、図7は図5
のICカードの遮断時における内部リードと外部リード
との電気的接続部分を示す要部拡大平面図、図8は図5
のICカードの接続時における内部リードと外部リード
との電気的接続部分を示す要部拡大平面図である。な
お、本実施例では、リードの接続、遮断をする場所を内
部リードと外部リードとの接続場所として説明する。
【0013】本発明のICカード1は、図1に示される
ように、カード本体2内部にICチップ3が埋設され、
さらに前記ICチップ3の各接点が、カード本体2内部
に配設された内部リード4の一端部に電気的に接続さ
れ、一方前記内部リード4の他端部と外部リード5の一
端部とはギャップdだけ離間して配設され(図3参
照)、かつ、内部リード4と外部リード5とはスイッチ
手段であるスライドスイッチ6によって電気的に遮断ま
たは接続を可能とした構造である。カード本体2の表面
の前記外部リード5の他端部に設けられた接点7に外部
機器の接続端子(図示せず)を接続することにより、I
Cチップ3内部に情報を書き込んだり、その読出しをす
ることができる。
【0014】内部リード4は、カード本体2内部にほぼ
等間隔に配設され、かつ前記ギャップdの近傍で一部屈
曲している。外部リード5も前記内部リード4に対応し
て等間隔に配設されている。前記内部リード4のうち、
アース(以下、GNDという)に接続されるGND専用
の内部リード8だけ外部リード5に常時接続されてい
る。すなわち、スライドスイッチ6でのON、OFFは
行われない。
【0015】前記スライドスイッチ6はカード本体2の
一部に開口されたスリット9の内部に自由にスライドで
きるように取り付けられている。スライドスイッチ6の
底部には、図2に示されるように舌片状の導体10がスト
ライプ状に設けられている。
【0016】本実施例では後述するように、スライドス
イッチ6が遮断のとき、内部リード4が相互に短絡され
るような短絡手段がスイッチ手段に設けられている。そ
のため、導体10は、スライドスイッチ6をOFF(遮
断)位置からON(接続)位置に移動させたときの内部
リード4同士の短絡が解除されるまでの移動距離aが、
内部リード4と外部リード5との接続が行われるまでの
移動距離bより小さくなるようにその形状、位置が設定
されている(図3参照)。
【0017】なお、スライドスイッチ6は図2に示され
る形状に限定されず、たとえば、内部リード4の配線パ
ターン、およびスリットの形状を一部変更して横スライ
ド型のスイッチを適用してもよい。
【0018】つぎに、ICカード1の接続方法を図1〜
4を用いて説明する。
【0019】未使用時には、スライドスイッチ6はOF
F(遮断)位置に配置されている。そのため、内部リー
ド4と外部リード5との間は電気的に遮断され、ICチ
ップ3は外部からの静電気の影響を受けない。また、こ
のとき導体10は、図3に示されるように、隣接する内部
リード4同士および内部リード4とGND専用リード8
を短絡させているため、さらに静電気に対して強い構造
になっている。したがって接点7に指などが接触しても
ICチップ3は静電気の影響を受けないのみならず、何
らかの影響で内部リード側に静電気が入力されても内部
リード同士が短絡されており、ICチップの破壊のおそ
れがない。
【0020】ICカード1を使用するときは、まず、ス
ライドスイッチ6をOFFの状態にしたまま、外部機器
の接続端子に接続する。このときGND専用内部リード
8は前記接続端子と接続され、ICカード1に帯電して
いる静電気は殆ど放電される。つぎに、スライドスイッ
チ6をONの状態にスライドさせれば、前記導体10が内
部リード4と外部リード5とのあいだを橋渡ししてIC
チップ3と接点7とを導通させると共に、内部リード4
同士の短絡が解除される。このような手順でICチップ
3の導通を行うことにより、接続時の静電気の高電圧に
よるICチップ3の破壊を防止することができる。
【0021】前記実施例ではスイッチ手段を内部リード
と外部リードの接続部に設けているが、いずれかのリー
ドの途中にスイッチ手段を設けてもよく、また、内部リ
ードと外部リードの区別がなく単なるリードの途中に設
けてもよい。
【0022】つぎに、ICカードの他の実施例の説明を
する。
【0023】図5〜8に示されるようにこのICカード
11は、前記実施例のスライドスイッチ6の代わりにカー
ドケース本体12の上部12aをスライド可能にし、下部12
bと電気的に接続、遮断ができるようにしたものであ
る。前記本体上部12aの内部にはICチップ13と内部リ
ード14が配設され、前記本体下部12bとの接続部15aで
は、内部リード14の一部が外部に露出している。一方本
体下部12bの内部には外部リード16が配設され、本体上
部12aとの接続部15bには導体17が設けられている。導
体17は図6〜8に示すように、外部リード16の一端部に
接続された導通部17aと、隣接する内部リード14同士を
短絡させる短絡部17bとからなる。
【0024】また、前記実施例と同様にGND専用の内
部リード18は、常時GND専用の導通部17cによって外
部リード16と導通されている。
【0025】このように構成されるICカード11は、未
使用時には内部リード14と外部リード16とのあいだは遮
断され、かつ短絡部17bによって内部リード14同士は短
絡されている(図7参照)。ICカード11を外部機器に
接続するばあい、図8に示すように、本体上部12aをも
って外部機器の接続端子に挿入することにより、まずG
ND専用リード18がICカード11に帯電している静電気
を放電し、本体上部12aが下部12b側にスライドして内
部リード14と外部リード16とのあいだを電気的に接続す
ると共に、内部リード14同士の短絡が解除される。ま
た、使用後に本体上部12aを持って引き抜けば、本体上
部12aは下部12bから離れる方向にスライドする。これ
により内部リード14と外部リード16とのあいだは遮断さ
れ、かつ内部リード14同士は短絡される。このようにし
て、ICカードの挿入、引き抜き操作を行うことにより
自動的にICチップを静電気から保護することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明のICカードは、スイッチ手段に
よって未使用時にICチップを外部リードから電気的に
遮断することにより、効果的に静電気による破壊を防止
することができる。
【0027】また、短絡手段によって未使用時に内部リ
ード同士を短絡させることにより、より静電気による破
壊に対して強くなる。
【0028】さらに、使用時には、まずアース用リード
で外部機器とICカードとを接続して放電したのち、各
内外部リードを接続し、かつ内部リードの短絡を解除す
ることにより、接続時の静電気による破壊を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるICカードの斜視図で
ある。
【図2】図1のICカードのII−II線断面図である。
【図3】図1のICカードの遮断時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図4】図1のICカードの接続時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図5】本発明の他の実施例であるICカードの斜視図
である。
【図6】図5のICカードのVI−VI線断面図である。
【図7】図5のICカードの遮断時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図8】図5のICカードの接続時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図9】従来のICカードの斜視図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 カード本体 3 ICチップ 4 内部リード 5 外部リード 6 スライドスイッチ 8 GND専用内部リード 11 ICカード 12 カード本体 13 ICチップ 14 内部リード 16 外部リード 18 GND専用内部リード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード内部に内部回路が形成され、該内
    部回路の電極端子に接続されたリードの端部に外部接点
    が形成されたICカードであって、前記リードにその遮
    断または接続を切り替えるスイッチ手段が設けられてな
    るICカード。
  2. 【請求項2】 スイッチ手段の遮断または接続状態にか
    かわらず、常にアース用リードが接続されてなる請求項
    1記載のICカード。
  3. 【請求項3】 スイッチ手段が遮断状態にあるときに、
    各内部リードを相互に短絡する短絡手段が前記スイッチ
    手段に形成されてなる請求項1記載のICカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100547963B1 (ko) * 2001-09-28 2006-02-02 가부시끼가이샤 도시바 전자 카드

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