JP2965183B2 - Icカード - Google Patents

Icカード

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JP2965183B2
JP2965183B2 JP4238523A JP23852392A JP2965183B2 JP 2965183 B2 JP2965183 B2 JP 2965183B2 JP 4238523 A JP4238523 A JP 4238523A JP 23852392 A JP23852392 A JP 23852392A JP 2965183 B2 JP2965183 B2 JP 2965183B2
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雅宏 柳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICカードに関する。さ
らに詳しくは、静電気によるICチップの破壊を防止す
ることができるICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、キャッシュカードまたは
クレジットカードと同じようなサイズのプラスチックカ
ードの中にICチップなど内部回路(以下、ICチップ
という)を埋設したものであり、カードの表面に設けら
れた接点を通じて、カードに情報を記憶し、またその読
出しをするものである。
【0003】たとえば、図9に示されるように、従来の
ICカード31は、カード本体32の内部に埋設されたIC
チップ33の各接点がカード本体32内部に配設された内部
リード34を経て外部リード35に接続され、その先端の接
点36に外部機器の接続端子を接続することにより、IC
チップ33内部に情報を記憶し、その読出しをすることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、ICカード31に
実装されるICチップ33は大容量化に伴って、集積度が
高くなってきており、静電気に対する破壊の可能性が高
くなってきている。とくに、ICカード31を外部機器の
接続端子に接続した瞬間に、外部機器自体が帯びている
静電気によってICチップ33が破壊されたり、また携帯
時に接点36に指などが触れたばあいに人体が帯びている
静電気によって破壊される可能性が高い。
【0005】本発明は、叙上の問題を解消するためにな
されたものであり、効果的に静電気によるICチップの
破壊を防止することができるICカードを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードは、
カード内部に形成される内部回路と、該内部回路の電極
端子に接続される複数の内部リードと、前記内部回路の
電極端子の一部およびアースに接続されるアース用リー
ドと、前記複数の内部リードのそれぞれと電気的に接続
し得ると共に外部接点とそれぞれ接続されるように、前
記内部リードのそれぞれの端部と一定距離をおいて相対
向して設けられる複数の外部リードと、前記複数の内部
リードと外部リードとの間を、導体の接触によりそれぞ
れ同時に電気的に接続し、または前記導体の離脱により
同時に電気的に遮断するスイッチ手段とからなり、前記
複数の内部リードの前記スイッチ手段の近傍に屈曲部が
形成され、前記スイッチ手段が遮断状態にあるときに、
該スイッチ手段の前記導体により、または該導体と別に
前記スイッチ手段に設けられた短絡部により、前記屈曲
部において前記複数の内部リードの隣接するリード同士
を短絡し、前記複数の内部リードが前記アース用リード
と接続される構造に前記スイッチ手段が形成されてなる
ことを特徴とするものである。ここに内部リードとは、
スイッチ手段より内部回路側のリードを意味し、外部リ
ードとは、スイッチ手段より外部接点側のリードを意味
する。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明のICカードは、内部回路に接続された
リードの途中に外部接点から遮断または接続をすること
ができるスイッチ手段を設けていることにより、未使用
時に内部各リードを電気的に切り離して、内部回路の静
電気による破壊を防止することができる。また使用時に
は、前記リードを電気的に接続して通常どおりの回路内
部への導通がえられ、内部回路への書込み、読出しを行
うことができる。
【0010】さらに、ICカードの接続方法として、ま
ず、アース専用のラインを接続し、ICカードなどに帯
電している静電気を放電し、つぎにリードを接続するこ
とにより、外部機器との接続時における静電破壊を防止
することができる。
【0011】また、持ち運び時などにICカードの外部
端子に静電気を帯びた人間の手などが接触しても、持ち
運び時はスイッチ手段をOFFにしているため、内部回
路に静電気が流れることがなく、内部回路を破壊するお
それはない。
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明について説
明する。図1は、本発明のICカードの一実施例を説明
するための内部リードの屈曲部を図示しない概略構成の
斜視図(参考図)、図2は図1のICカードのII−II線
断面図、図3は本発明のICカードの一実施例の遮断時
における内部リード同士がそれぞれ短絡される状態を示
す要部拡大平面図、図4は図のICカードの接続時に
おける内部リードと外部リードとの電気的接続部分を示
す要部拡大平面図、図5は、本発明のICカードの他の
実施例を説明するための内部リードの屈曲部を図示しな
い概略構成の斜視図(参考図)、図6は図5のICカー
ドのVI−VI線断面図、図7は本発明のICカードの他の
実施例の遮断時における内部リード同士がそれぞれ短絡
される状態を示す要部拡大平面図、図8は図のICカ
ードの接続時における内部リードと外部リードとの電気
的接続部分を示す要部拡大平面図である。なお、本実施
例では、リードの接続、遮断をする場所を内部リードと
外部リードとの接続場所として説明する。
【0013】本発明のICカード1は、図1に参考図が
示され、図3に本発明の一実施例のスイッチ部の拡大図
が示されるように、カード本体2内部にICチップ3が
埋設され、さらに前記ICチップ3の各接点が、カード
本体2内部に配設された内部リード4の一端部に電気的
に接続され、一方前記内部リード4の他端部と外部リー
ド5の一端部とはギャップdだけ離間して配設され(図
3参照)、かつ、内部リード4と外部リード5とはスイ
ッチ手段であるスライドスイッチ6によって電気的に遮
断または接続を可能とした構造である。カード本体2の
表面の前記外部リード5の他端部に設けられた接点7に
外部機器の接続端子(図示せず)を接続することによ
り、ICチップ3内部に情報を書き込んだり、その読出
しをすることができる。
【0014】内部リード4は、カード本体2内部にほぼ
等間隔に配設され、かつ前記ギャップdの近傍で一部屈
曲している。外部リード5も前記内部リード4に対応し
て等間隔に配設されている。前記内部リード4のうち、
アース(以下、GNDという)に接続されるGND専用
の内部リード8だけ外部リード5に常時接続されてい
る。すなわち、スライドスイッチ6でのON、OFFは
行われない。
【0015】前記スライドスイッチ6はカード本体2の
一部に開口されたスリット9の内部に自由にスライドで
きるように取り付けられている。スライドスイッチ6の
底部には、図2に示されるように舌片状の導体10がスト
ライプ状に設けられている。
【0016】本実施例では後述するように、スライドス
イッチ6が遮断のとき、内部リード4が相互に短絡され
るような短絡手段がスイッチ手段に設けられている。そ
のため、導体10は、スライドスイッチ6をOFF(遮
断)位置からON(接続)位置に移動させたときの内部
リード4同士の短絡が解除されるまでの移動距離aが、
内部リード4と外部リード5との接続が行われるまでの
移動距離bより小さくなるようにその形状、位置が設定
されている(図3参照)。
【0017】
【0018】つぎに、ICカード1の接続方法を図1〜
4を用いて説明する。
【0019】未使用時には、スライドスイッチ6はOF
F(遮断)位置に配置されている。そのため、内部リー
ド4と外部リード5との間は電気的に遮断され、ICチ
ップ3は外部からの静電気の影響を受けない。また、こ
のとき導体10は、図3に示されるように、隣接する内部
リード4同士および内部リード4とGND専用リード8
を短絡させているため、さらに静電気に対して強い構造
になっている。したがって接点7に指などが接触しても
ICチップ3は静電気の影響を受けないのみならず、何
らかの影響で内部リード側に静電気が入力されても内部
リード同士が短絡されており、ICチップの破壊のおそ
れがない。
【0020】ICカード1を使用するときは、まず、ス
ライドスイッチ6をOFFの状態にしたまま、外部機器
の接続端子に接続する。このときGND専用内部リード
8は前記接続端子と接続され、ICカード1に帯電して
いる静電気は殆ど放電される。つぎに、スライドスイッ
チ6をONの状態にスライドさせれば、前記導体10が内
部リード4と外部リード5とのあいだを橋渡ししてIC
チップ3と接点7とを導通させると共に、内部リード4
同士の短絡が解除される。このような手順でICチップ
3の導通を行うことにより、接続時の静電気の高電圧に
よるICチップ3の破壊を防止することができる。
【0021】前記実施例ではスイッチ手段を内部リード
と外部リードの接続部に設けているが、いずれかのリー
ドの途中にスイッチ手段を設けてもよく、また、内部リ
ードと外部リードの区別がなく単なるリードの途中に設
けてもよい。
【0022】つぎに、ICカードの他の実施例の説明を
する。
【0023】図5〜8に示されるようにこのICカード
11は、前記実施例のスライドスイッチ6の代わりにカ
ードケース本体12の上部12aをスライド可能にし、
下部12bと電気的に接続、遮断ができるようにしたも
のである。すなわち、カード本体12の上部12aおよ
び下部12bは図示しない枠部に保持され、その上部1
2aが図示しない枠部に沿って横ズレしないでスライド
できる構造になっている。前記本体上部12aの内部に
はICチップ13と内部リード14が配設され、前記本
体下部12bとの接続部15aでは、内部リード14の
一部が外部に露出している。一方本体下部12bの内部
には外部リード16が配設され、本体上部12aとの接
続部15bには導体17が設けられている。導体17は
図6〜8に示すように、外部リード16の一端部に接続
された導通部17aと、隣接する内部リード14同士を
短絡させる短絡部17bとからなる。
【0024】また、前記実施例と同様にGND専用の内
部リード18は、常時GND専用の導通部17cによって外
部リード16と導通されている。
【0025】このように構成されるICカード11は、未
使用時には内部リード14と外部リード16とのあいだは遮
断され、かつ短絡部17bによって内部リード14同士は短
絡されている(図7参照)。ICカード11を外部機器に
接続するばあい、図8に示すように、本体上部12aをも
って外部機器の接続端子に挿入することにより、まずG
ND専用リード18がICカード11に帯電している静電気
を放電し、本体上部12aが下部12b側にスライドして内
部リード14と外部リード16とのあいだを電気的に接続す
ると共に、内部リード14同士の短絡が解除される。ま
た、使用後に本体上部12aを持って引き抜けば、本体上
部12aは下部12bから離れる方向にスライドする。これ
により内部リード14と外部リード16とのあいだは遮断さ
れ、かつ内部リード14同士は短絡される。このようにし
て、ICカードの挿入、引き抜き操作を行うことにより
自動的にICチップを静電気から保護することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明のICカードは、スイッチ手段に
よって未使用時にICチップを外部リードから電気的に
遮断することにより、効果的に静電気による破壊を防止
することができる。
【0027】また、短絡手段によって未使用時に内部リ
ード同士を短絡させることにより、より静電気による破
壊に対して強くなる。
【0028】さらに、使用時には、まずアース用リード
で外部機器とICカードとを接続して放電したのち、各
内外部リードを接続し、かつ内部リードの短絡を解除す
ることにより、接続時の静電気による破壊を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの一実施例を説明するため
の内部リードの屈曲部を図示しない概略構成の斜視図
(参考図)である。
【図2】図1のICカードのII−II線断面図である。
【図3】本発明のICカードの一実施例の遮断時におけ
る内部リード同士がそれぞれ短絡される状態を示す要部
拡大平面図である。
【図4】図のICカードの接続時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図5】本発明のICカードの他の実施例を説明するた
めの内部リードの屈曲部を図示しない概略構成の斜視図
(参考図)である。
【図6】図5のICカードのVI−VI線断面図である。
【図7】本発明のICカードの他の実施例の遮断時にお
ける内部リード同士がそれぞれ短絡される状態を示す要
部拡大平面図である。
【図8】図のICカードの接続時における内部リード
と外部リードとの電気的接続部分を示す要部拡大平面図
である。
【図9】従来のICカードの斜視図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 カード本体 3 ICチップ 4 内部リード 5 外部リード 6 スライドスイッチ 8 GND専用内部リード 11 ICカード 12 カード本体 13 ICチップ 14 内部リード 16 外部リード 18 GND専用内部リード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード内部に形成される内部回路と、該
    内部回路の電極端子に接続される複数の内部リードと、
    前記内部回路の電極端子の一部およびアースに接続され
    るアース用リードと、前記複数の内部リードのそれぞれ
    と電気的に接続し得ると共に外部接点とそれぞれ接続さ
    れるように、前記内部リードのそれぞれの端部と一定距
    離をおいて相対向して設けられる複数の外部リードと、
    前記複数の内部リードと外部リードとの間を、導体の接
    触によりそれぞれ同時に電気的に接続し、または前記導
    体の離脱により同時に電気的に遮断するスイッチ手段と
    からなり、前記複数の内部リードの前記スイッチ手段の
    近傍に屈曲部が形成され、前記スイッチ手段が遮断状態
    にあるときに、該スイッチ手段の前記導体により、また
    は該導体と別に前記スイッチ手段に設けられた短絡部に
    より、前記屈曲部において前記複数の内部リードの隣接
    するリード同士を短絡し、前記複数の内部リードが前記
    アース用リードと接続される構造に前記スイッチ手段が
    形成されてなるICカード。
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JPS6457079U (ja) * 1987-10-07 1989-04-10
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