JPH068908Y2 - 作業車輌における制御装置 - Google Patents
作業車輌における制御装置Info
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- JPH068908Y2 JPH068908Y2 JP1987055030U JP5503087U JPH068908Y2 JP H068908 Y2 JPH068908 Y2 JP H068908Y2 JP 1987055030 U JP1987055030 U JP 1987055030U JP 5503087 U JP5503087 U JP 5503087U JP H068908 Y2 JPH068908 Y2 JP H068908Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuously variable
- variable transmission
- reverse
- lever
- forced deceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輌における制御装置に
係り、詳しくは変速操作手段をニュートラル位置から前
進域又は後進域にそれぞれ増速操作することに基づき、
無段変速装置を増速作動するように構成した作業車輌に
関する。
係り、詳しくは変速操作手段をニュートラル位置から前
進域又は後進域にそれぞれ増速操作することに基づき、
無段変速装置を増速作動するように構成した作業車輌に
関する。
(ロ)従来の技術 一般に、作業車輌例えばコンバインは、運転席近傍に備
えたF・R無段変速レバーを、前進域又は後進域に傾動
操作することにより無段変速装置を無段階に切換えて、
車輌を適宜の速度で前進又は後進している。
えたF・R無段変速レバーを、前進域又は後進域に傾動
操作することにより無段変速装置を無段階に切換えて、
車輌を適宜の速度で前進又は後進している。
そして、従来、変速レバーをワイヤを介して無段変速装
置に連動すると共に、該変速レバーを中立位置に操作す
ると自動的かつ可逆的にメインクラッチを切断するよう
に連動して、もって車輌を走行させる際、1本の変速レ
バーを前進域又は後進域に入れる傾動操作をするだけで
メインクラッチが接続されそして無段変速装置が増速操
作される変速操作機構が案出されている(実開昭54−
181421号公報参照)。
置に連動すると共に、該変速レバーを中立位置に操作す
ると自動的かつ可逆的にメインクラッチを切断するよう
に連動して、もって車輌を走行させる際、1本の変速レ
バーを前進域又は後進域に入れる傾動操作をするだけで
メインクラッチが接続されそして無段変速装置が増速操
作される変速操作機構が案出されている(実開昭54−
181421号公報参照)。
しかし、該変速操作機構は変速レバー1本の動作にて複
数のワイヤを全て索引操作しなければならず、その構造
が非常に複雑なものとなっている。このため、故障等に
よる修理,点検が非常に面倒になると共に、その操作荷
重も大きなものとなり、メンテナンス性と共に操作フィ
ーリングも悪くなっている。
数のワイヤを全て索引操作しなければならず、その構造
が非常に複雑なものとなっている。このため、故障等に
よる修理,点検が非常に面倒になると共に、その操作荷
重も大きなものとなり、メンテナンス性と共に操作フィ
ーリングも悪くなっている。
そこで、本出願人により、F・R無段変速レバーの前進
域又は後進域への操作に連動して、油圧等のアクチュエ
ータにより前・後進が切換えられてメインクラッチが接
続され、そして無段変速装置が増速作動されるように構
成した操作装置が提案されている。
域又は後進域への操作に連動して、油圧等のアクチュエ
ータにより前・後進が切換えられてメインクラッチが接
続され、そして無段変速装置が増速作動されるように構
成した操作装置が提案されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところで、上述した本出願人にて提案されている操作装
置は、F・R無段変速レバーが前進域又は後進域におい
て普通に操作される際には問題はないが、例えば前進走
行時に後進走行に切換えるべくF・R無段変速レバーを
前進域から後進域に一気に操作した場合、無段変速装置
は、まず無段変速レバーの前進域での減速操作に対応し
て減速作動されるが、変速レバーが既にニュートラル位
置を超えて後進域の増速側に操作されていることによ
り、完全に減速作動されないうちに今度は後進域での無
段変速レバーの傾動位置に対応して増速作動し、この状
態においてメインクラッチが接続されてしまう。このた
め、無段変速装置の増速中に接続されるメインクラッチ
は不快なショックを生じてしまい、オペレータによる操
作フィーリングが悪くなる虞れがある。
置は、F・R無段変速レバーが前進域又は後進域におい
て普通に操作される際には問題はないが、例えば前進走
行時に後進走行に切換えるべくF・R無段変速レバーを
前進域から後進域に一気に操作した場合、無段変速装置
は、まず無段変速レバーの前進域での減速操作に対応し
て減速作動されるが、変速レバーが既にニュートラル位
置を超えて後進域の増速側に操作されていることによ
り、完全に減速作動されないうちに今度は後進域での無
段変速レバーの傾動位置に対応して増速作動し、この状
態においてメインクラッチが接続されてしまう。このた
め、無段変速装置の増速中に接続されるメインクラッチ
は不快なショックを生じてしまい、オペレータによる操
作フィーリングが悪くなる虞れがある。
そこで、本考案は、F・R無段変速レバーがその増速位
置からニュートラル位置に戻されたことを検知すると、
無段変速装置を強制的に所定の減速位置まで減速作動す
るように構成し、もって上述問題点を解消した制御装置
を提供することを目的とするものである。
置からニュートラル位置に戻されたことを検知すると、
無段変速装置を強制的に所定の減速位置まで減速作動す
るように構成し、もって上述問題点を解消した制御装置
を提供することを目的とするものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図に示すように、変速操作手段21をニュートラ
ル位置Nから前進域F又は後進域Rにそれぞれ増速操作
することに基づき、無段変速装置32を増速作動してな
る作業車輌1において、前記変速操作手段21のニュー
トラル位置Nへの操作を検知する位置検知手段23と、
前記無段変速装置32の変速位置を検出する変速位置検
出手段46と、該変速位置検出手段46による検出値
と、予め設定した強制減速設定値とを比較する比較手段
49と、前記位置検知手段23の信号を受けて該比較手
段49に信号を発する強制減速手段47とを備え、前記
位置検知手段23の検知に基づき、前記比較手段49が
前記強制減速手段47からの信号を受けて、前記無段変
速装置32を前記強制減速設定値に対応して減速作動す
るように構成したことを特徴とするものである。
ば第1図に示すように、変速操作手段21をニュートラ
ル位置Nから前進域F又は後進域Rにそれぞれ増速操作
することに基づき、無段変速装置32を増速作動してな
る作業車輌1において、前記変速操作手段21のニュー
トラル位置Nへの操作を検知する位置検知手段23と、
前記無段変速装置32の変速位置を検出する変速位置検
出手段46と、該変速位置検出手段46による検出値
と、予め設定した強制減速設定値とを比較する比較手段
49と、前記位置検知手段23の信号を受けて該比較手
段49に信号を発する強制減速手段47とを備え、前記
位置検知手段23の検知に基づき、前記比較手段49が
前記強制減速手段47からの信号を受けて、前記無段変
速装置32を前記強制減速設定値に対応して減速作動す
るように構成したことを特徴とするものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、作業車輌1の前進走行時(又は後進
走行時)、進行方向を変えるべく変速操作手段21をそ
の前進域F(又は後進域R)から後進域R(又は前進域
F)に向けて一気に操作すると、該変速操作手段21が
ニュートラル位置Nを通過する際に位置検知手段23が
該操作手段21を検知する。これに基づき、比較手段4
9が強制減速手段47からの信号を受けて無段変速装置
32を強制減速設定値に対応する位置まで強制的に減速
作動する。そして、無段変速装置32が強制減速設定値
に対応する位置に達する際、切断されていたメインクラ
ッチ44が接続され、更に、該メインクラッチ44の接
続後、無段変速装置32は前記変速操作手段21の後進
域R(又は前進域F)での操作位置に対応して増速作動
される。
走行時)、進行方向を変えるべく変速操作手段21をそ
の前進域F(又は後進域R)から後進域R(又は前進域
F)に向けて一気に操作すると、該変速操作手段21が
ニュートラル位置Nを通過する際に位置検知手段23が
該操作手段21を検知する。これに基づき、比較手段4
9が強制減速手段47からの信号を受けて無段変速装置
32を強制減速設定値に対応する位置まで強制的に減速
作動する。そして、無段変速装置32が強制減速設定値
に対応する位置に達する際、切断されていたメインクラ
ッチ44が接続され、更に、該メインクラッチ44の接
続後、無段変速装置32は前記変速操作手段21の後進
域R(又は前進域F)での操作位置に対応して増速作動
される。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
する。
コンバイン1は、第4図に示すように、スプロケットS
により駆動されるクローラ2にて支持されている走行機
体3を有しており、該走行機体3の一側には後方にエン
ジン4が搭載されていると共に前方に運転席5が配置さ
れ、かつその間にグレンタンク6が設置されており、ま
た走行機体3の他側には自動脱穀装置が設置されてい
る。更に、走行機体3の前方には前処理部7が昇降自在
に配設されており、その後方における走行機体3の下部
にはミッションケース9が搭載されている。そして、運
転席5は機体フレーム3a上に運転席フレーム10が固
定されてなり、更に該フレーム10上における前方部に
はステップ面11が固定されており、また前記フレーム
10の後方部には、シートフレームを介してシート13
が設置されている。更に、運転席フレーム10の前部上
方には、操作台15が立設されており、該操作台15の
上面は操作パネル16になっている。そして、該操作パ
ネル16にはモノレバー17が立設されており、更にサ
イドクラッチレバー18が回動自在に設置されている。
また、運転席5の機体内側方に隣接して設置されたサイ
ド操作パネル19上には油圧レバー20,F・R無段変
速レバー21が配置されており、更に該サイド操作パネ
ル19に形成したクランク状のレバーガイド溝19a
(第1図参照)は、その一側を前進域F及び他側を後進
域Rとされ、かつこれら前進域Fと後進域Rとが連結さ
れる中間部分にはニュートラル位置Nとされている。
により駆動されるクローラ2にて支持されている走行機
体3を有しており、該走行機体3の一側には後方にエン
ジン4が搭載されていると共に前方に運転席5が配置さ
れ、かつその間にグレンタンク6が設置されており、ま
た走行機体3の他側には自動脱穀装置が設置されてい
る。更に、走行機体3の前方には前処理部7が昇降自在
に配設されており、その後方における走行機体3の下部
にはミッションケース9が搭載されている。そして、運
転席5は機体フレーム3a上に運転席フレーム10が固
定されてなり、更に該フレーム10上における前方部に
はステップ面11が固定されており、また前記フレーム
10の後方部には、シートフレームを介してシート13
が設置されている。更に、運転席フレーム10の前部上
方には、操作台15が立設されており、該操作台15の
上面は操作パネル16になっている。そして、該操作パ
ネル16にはモノレバー17が立設されており、更にサ
イドクラッチレバー18が回動自在に設置されている。
また、運転席5の機体内側方に隣接して設置されたサイ
ド操作パネル19上には油圧レバー20,F・R無段変
速レバー21が配置されており、更に該サイド操作パネ
ル19に形成したクランク状のレバーガイド溝19a
(第1図参照)は、その一側を前進域F及び他側を後進
域Rとされ、かつこれら前進域Fと後進域Rとが連結さ
れる中間部分にはニュートラル位置Nとされている。
一方、第1図に示すように、無段変速レバー21による
変速位置がレバーポテンショメータ22にて検出され、
かつ該無段変速レバー21がニュートラル位置Nにある
ことがロータリスイッチ23にて検知され、これらレバ
ーポテンショメータ22による検出値及びロータリスイ
ッチ23による検知信号はマイクロコンピューター25
(以後マイコンという)に入力される。更に、走行機体
3に搭載したミッションケース9には、前進用切換えギ
ヤ26及び後進用切換えギヤ27が設置され、かつこれ
ら両ギヤ26,27を適時切換えるシフトフォーク29
が設置されている。また、駆動側割りプーリ30及び被
動側割りプーリ31にて無段変速装置32が構成され、
かつ該駆動側割りプーリ30の幅を変化する複動シリン
ダからなる無段変速用油圧アクチュエータ33が設置さ
れている。更に、前記ミッションケース9の上方には前
・後進切換え装置34が設置されており、該切換え装置
34は、前・後進切換えバルブ35により適時作動され
る前・後進用油圧アクチュエータ36、及び該油圧アク
チュエータ36により第1図矢印A方向摺動自在に構成
された切換えプレート37を備えている。また、該切換
えプレート37にはY字状の溝37aが形成されている
と共に、該Y字溝37aには前記シフトフォーク29の
上方に設けたシフトローラ39及び案内部材40が収納
されている。更に、該案内部材40がワイヤ41等を介
して前記F・R無段変速レバー21に連動しており、こ
れにより案内部材40は、該変速レバー21をレバー溝
19aのニュートラル位置Nにて機体横方向に揺動する
ことにより、Y字溝37aの広がり部分にて移動・待機
するように構成されている。また、前・後進用油圧アク
チュエータ36はリターンスプリング36aにより収縮
作動する際、切換えプレート37を移動してシフトフォ
ーク29を摺動することにより前・後進を切換えそし
て、メインクラッチ44を接続するように構成されてお
り、更に油圧アクチュエータ36の近傍にはクラッチ入
側リミットスイッチ42及びクラッチ切側リミットスイ
ッチ43が設置され、かつこれら両スイッチ42,43
は油圧アクチュエータ36のピストンロッド36bに設
けた押圧部材45にて作動されて、それぞれメインクラ
ッチ44の接続,切断を検知し、該検知信号をマイコン
25に入力するように構成されている。更に、前記油圧
アクチュエータ33のピストンロッド33aは、その伸
縮位置を検出するプーリポテンショメータ46に連結さ
れ、かつ該ポテンショメータ46による検出値はマイコ
ン25に入力される。また、マイコン25には強制減速
手段47及び比較手段49が設けられており、該強制減
速手段47が前記ロータリスイッチ23によるレバー検
知信号を受けて比較手段49に信号を発すると、該比較
手段49から無段変速用ソレノイドバルブ50の減速側
ソレノイド50aに作動信号が発せられ、これにより無
段変速装置32が、予め設定した強制減速設定値とプー
リポテンショメータ46によるアクチュエータ33お作
動検出値とを比較手段49にて比較されながら強制的に
減速される。なお、図中48はエンジン、51はカウン
タケース及び52はレギュレータL端子である。
変速位置がレバーポテンショメータ22にて検出され、
かつ該無段変速レバー21がニュートラル位置Nにある
ことがロータリスイッチ23にて検知され、これらレバ
ーポテンショメータ22による検出値及びロータリスイ
ッチ23による検知信号はマイクロコンピューター25
(以後マイコンという)に入力される。更に、走行機体
3に搭載したミッションケース9には、前進用切換えギ
ヤ26及び後進用切換えギヤ27が設置され、かつこれ
ら両ギヤ26,27を適時切換えるシフトフォーク29
が設置されている。また、駆動側割りプーリ30及び被
動側割りプーリ31にて無段変速装置32が構成され、
かつ該駆動側割りプーリ30の幅を変化する複動シリン
ダからなる無段変速用油圧アクチュエータ33が設置さ
れている。更に、前記ミッションケース9の上方には前
・後進切換え装置34が設置されており、該切換え装置
34は、前・後進切換えバルブ35により適時作動され
る前・後進用油圧アクチュエータ36、及び該油圧アク
チュエータ36により第1図矢印A方向摺動自在に構成
された切換えプレート37を備えている。また、該切換
えプレート37にはY字状の溝37aが形成されている
と共に、該Y字溝37aには前記シフトフォーク29の
上方に設けたシフトローラ39及び案内部材40が収納
されている。更に、該案内部材40がワイヤ41等を介
して前記F・R無段変速レバー21に連動しており、こ
れにより案内部材40は、該変速レバー21をレバー溝
19aのニュートラル位置Nにて機体横方向に揺動する
ことにより、Y字溝37aの広がり部分にて移動・待機
するように構成されている。また、前・後進用油圧アク
チュエータ36はリターンスプリング36aにより収縮
作動する際、切換えプレート37を移動してシフトフォ
ーク29を摺動することにより前・後進を切換えそし
て、メインクラッチ44を接続するように構成されてお
り、更に油圧アクチュエータ36の近傍にはクラッチ入
側リミットスイッチ42及びクラッチ切側リミットスイ
ッチ43が設置され、かつこれら両スイッチ42,43
は油圧アクチュエータ36のピストンロッド36bに設
けた押圧部材45にて作動されて、それぞれメインクラ
ッチ44の接続,切断を検知し、該検知信号をマイコン
25に入力するように構成されている。更に、前記油圧
アクチュエータ33のピストンロッド33aは、その伸
縮位置を検出するプーリポテンショメータ46に連結さ
れ、かつ該ポテンショメータ46による検出値はマイコ
ン25に入力される。また、マイコン25には強制減速
手段47及び比較手段49が設けられており、該強制減
速手段47が前記ロータリスイッチ23によるレバー検
知信号を受けて比較手段49に信号を発すると、該比較
手段49から無段変速用ソレノイドバルブ50の減速側
ソレノイド50aに作動信号が発せられ、これにより無
段変速装置32が、予め設定した強制減速設定値とプー
リポテンショメータ46によるアクチュエータ33お作
動検出値とを比較手段49にて比較されながら強制的に
減速される。なお、図中48はエンジン、51はカウン
タケース及び52はレギュレータL端子である。
ついで、本考案に係るタイムチャートを第2図により説
明する。
明する。
図中の横軸は時間経過を示しており、かつ縦軸におい
て、(イ)はレバーポテンショメータ22にて検出される
F・R無段変速レバー21の位置を示し、(ロ)はプーリ
ポテンショメータ46にて検出される無段変速装置32
の変速量を示し、(ハ)は無段変速用油圧アクチュエータ
33の伸縮作動を示し、(ニ)はロータリスイッチ23の
オン,オフ作動を示し、(ホ)は前・後進用油圧アクチュ
エータ36の伸縮作動を示し、(ヘ)はクラッチ入側リミ
ットスイッチスイッチ42及びクラッチ切側リミットス
イッチ43それぞれのオン作動を示す。そして、F・R
無段変速レバー21が例えば前進域Fの最高速V9に位
置している場合(a)、無段変速用油圧アクチュエータ
33の伸長作動(b)により、無段変速装置32は最高
速V9に対応して変速作動している。この状態におい
て、ロータリスイッチ23はオフ(c)され、かつ前・
後進用油圧アクチュエータ36の収縮作動によりクラッ
チ入側リミットスイッチ42がオンされている(d)。
また、無段変速レバー21を前進域Fからニュートラル
位置Nを超えて後進域RのV9に一気に操作すると
(e)、これにより無段変速用油圧アクチュエータ33
が収縮して無段変速装置32が減速作動し始めると共に
(g)、無段変速レバー21がニュートラル位置Nを通
過(h)する際にロータリスイッチ23がオン作動され
る(i)。これに基づき、前・後進用油圧アクチュエー
タ36が伸長して(j)メインクラッチ44を切断し
(k)、前進用切換えギヤ26から後進用切換えギヤ2
7に切換える。そして、この間も無段変速装置32は減
速され続け、予め設定した強制減速設定値(例えばV
2)付近まで減速した時点(l)で前・後進用油圧アク
チュエータ36が再び収縮されて(m)メインクラッチ
44が接続され(n)、無段変速装置32はその強制減
速設定値に対応する減速位置に達した時点から、後進域
Rにおける無段変速レバー21の操作位置に対応して増
速作動する(o)。
て、(イ)はレバーポテンショメータ22にて検出される
F・R無段変速レバー21の位置を示し、(ロ)はプーリ
ポテンショメータ46にて検出される無段変速装置32
の変速量を示し、(ハ)は無段変速用油圧アクチュエータ
33の伸縮作動を示し、(ニ)はロータリスイッチ23の
オン,オフ作動を示し、(ホ)は前・後進用油圧アクチュ
エータ36の伸縮作動を示し、(ヘ)はクラッチ入側リミ
ットスイッチスイッチ42及びクラッチ切側リミットス
イッチ43それぞれのオン作動を示す。そして、F・R
無段変速レバー21が例えば前進域Fの最高速V9に位
置している場合(a)、無段変速用油圧アクチュエータ
33の伸長作動(b)により、無段変速装置32は最高
速V9に対応して変速作動している。この状態におい
て、ロータリスイッチ23はオフ(c)され、かつ前・
後進用油圧アクチュエータ36の収縮作動によりクラッ
チ入側リミットスイッチ42がオンされている(d)。
また、無段変速レバー21を前進域Fからニュートラル
位置Nを超えて後進域RのV9に一気に操作すると
(e)、これにより無段変速用油圧アクチュエータ33
が収縮して無段変速装置32が減速作動し始めると共に
(g)、無段変速レバー21がニュートラル位置Nを通
過(h)する際にロータリスイッチ23がオン作動され
る(i)。これに基づき、前・後進用油圧アクチュエー
タ36が伸長して(j)メインクラッチ44を切断し
(k)、前進用切換えギヤ26から後進用切換えギヤ2
7に切換える。そして、この間も無段変速装置32は減
速され続け、予め設定した強制減速設定値(例えばV
2)付近まで減速した時点(l)で前・後進用油圧アク
チュエータ36が再び収縮されて(m)メインクラッチ
44が接続され(n)、無段変速装置32はその強制減
速設定値に対応する減速位置に達した時点から、後進域
Rにおける無段変速レバー21の操作位置に対応して増
速作動する(o)。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、コンバイ
ン1による刈取り等の作業中、例えば前進走行時におい
て、F・R無段変速レバー21はその前進域Fの任意の
位置に操作されており、これに基づき前・後進用油圧ア
クチュエータ36が収縮して前・後進切換え装置34を
前進側に切換えると共にメインクラッチ44を接続し、
更に無段変速用油圧アクチュエータ33により無段変速
装置32を無段変速レバー21の操作量に対応して増速
作動している。この状態において、走行機体3の進行方
向を素早く変えるべく無段変速レバー21を前進域Fか
ら後進域Rに向けて一気に操作すると、該減速レバー2
1のニュートラル位置Nの通過によりロータリスイッチ
23がオン作動して作動信号をマイコン25に入力す
る。これに基づき、比較手段49が強制減速手段47か
らの信号を受けて無段変速用ソレノイドバルブ50の減
速側ソレノイド50aをオン作動し、無段変速用油圧ア
クチュエータ33を収縮して、無段変速装置32を予め
設定した強制減速設定値に対応する位置まで減速作動す
る。この間、前・後進用油圧アクチュエータ36もロー
タリスイッチ23のオン作動に基づき伸長し、メインク
ラッチ44を切断すると共に前・後進切換え装置34を
中立状態にする。そして、無段変速装置32は比較手段
49にてプーリポテンショメータ46の検出値と強制減
速設定値とを逐次比較されながら減速作動するが、該強
制減速設定値に対応する位置に達する付近で前・後進用
油圧アクチュエータ36が収縮作動され、これにより前
・後進切換え装置34が後進側に切換えられてメインク
ラッチ44が接続される。更に、無段変速装置32は強
制減速設定値に対応する位置に達した時点から、今度は
F・R無段変速レバー21の後進域Rにおける操作位置
に対応して増速作動される。
ン1による刈取り等の作業中、例えば前進走行時におい
て、F・R無段変速レバー21はその前進域Fの任意の
位置に操作されており、これに基づき前・後進用油圧ア
クチュエータ36が収縮して前・後進切換え装置34を
前進側に切換えると共にメインクラッチ44を接続し、
更に無段変速用油圧アクチュエータ33により無段変速
装置32を無段変速レバー21の操作量に対応して増速
作動している。この状態において、走行機体3の進行方
向を素早く変えるべく無段変速レバー21を前進域Fか
ら後進域Rに向けて一気に操作すると、該減速レバー2
1のニュートラル位置Nの通過によりロータリスイッチ
23がオン作動して作動信号をマイコン25に入力す
る。これに基づき、比較手段49が強制減速手段47か
らの信号を受けて無段変速用ソレノイドバルブ50の減
速側ソレノイド50aをオン作動し、無段変速用油圧ア
クチュエータ33を収縮して、無段変速装置32を予め
設定した強制減速設定値に対応する位置まで減速作動す
る。この間、前・後進用油圧アクチュエータ36もロー
タリスイッチ23のオン作動に基づき伸長し、メインク
ラッチ44を切断すると共に前・後進切換え装置34を
中立状態にする。そして、無段変速装置32は比較手段
49にてプーリポテンショメータ46の検出値と強制減
速設定値とを逐次比較されながら減速作動するが、該強
制減速設定値に対応する位置に達する付近で前・後進用
油圧アクチュエータ36が収縮作動され、これにより前
・後進切換え装置34が後進側に切換えられてメインク
ラッチ44が接続される。更に、無段変速装置32は強
制減速設定値に対応する位置に達した時点から、今度は
F・R無段変速レバー21の後進域Rにおける操作位置
に対応して増速作動される。
従って、コンバイン1は、無段変速レバー21が前進域
Fから後進域Rに素早く操作されても、該レバー21の
操作より遅れて作動する無段変速装置32を充分に減速
作動した状態でメインクラッチ44を接続するため、ク
ラッチ接続時の不快なショックを生じることなく後進走
行に切換えられる。なお、F・R無段変速レバー21が
後進域Rから前進域Fに操作された際も、前述同様の走
行制御が行われる。
Fから後進域Rに素早く操作されても、該レバー21の
操作より遅れて作動する無段変速装置32を充分に減速
作動した状態でメインクラッチ44を接続するため、ク
ラッチ接続時の不快なショックを生じることなく後進走
行に切換えられる。なお、F・R無段変速レバー21が
後進域Rから前進域Fに操作された際も、前述同様の走
行制御が行われる。
(ト)考案の効果 以上、説明したように、本考案によれば、位置検知手段
23の検知に基づき、比較手段49が強制減速手段47
からの信号を受けて、無段変速装置32を強制減速設定
値に対応して減速作動するように構成したので、作業車
輌1の走行中、変速操作手段21を前進域F(又は後進
域R)から後進域R(又は前進域F)に一気に操作して
走行機体3の進行方向を変えようとする際、後進域R
(又は前進域F)でのメインクラッチ44の接続を無段
変速装置32が充分に減速した状態でスムーズに行うこ
とができ、従って進行方向の切換えにあたって、変速操
作手段21を反対の進行域にいかに素早く操作しても、
不快なショックを生じることなく作業車輌1を反対の進
行域で滑かに発進することができ、オペレータによる操
作フィーリングの向上を図ることができる。
23の検知に基づき、比較手段49が強制減速手段47
からの信号を受けて、無段変速装置32を強制減速設定
値に対応して減速作動するように構成したので、作業車
輌1の走行中、変速操作手段21を前進域F(又は後進
域R)から後進域R(又は前進域F)に一気に操作して
走行機体3の進行方向を変えようとする際、後進域R
(又は前進域F)でのメインクラッチ44の接続を無段
変速装置32が充分に減速した状態でスムーズに行うこ
とができ、従って進行方向の切換えにあたって、変速操
作手段21を反対の進行域にいかに素早く操作しても、
不快なショックを生じることなく作業車輌1を反対の進
行域で滑かに発進することができ、オペレータによる操
作フィーリングの向上を図ることができる。
第1図は本考案に係る制御装置のシステム構成を示す
図、第2図はそのタイムチャートを示す図、第3図はそ
のフローチャートを示す図、第4図は本考案を適用し得
るコンバインの全体を示す側面図である。 1…作業車輌(コンバイン)、21…変速操作手段(F
・R無段変速レバー)、23…位置検知手段(ロータリ
スイッチ)、32…無段変速装置、46…変速位置検出
手段(プーリポテンショメータ)、47…強制減速手
段、49…比較手段、F…前進域、、N…ニュートラル
位置、R…後進域。
図、第2図はそのタイムチャートを示す図、第3図はそ
のフローチャートを示す図、第4図は本考案を適用し得
るコンバインの全体を示す側面図である。 1…作業車輌(コンバイン)、21…変速操作手段(F
・R無段変速レバー)、23…位置検知手段(ロータリ
スイッチ)、32…無段変速装置、46…変速位置検出
手段(プーリポテンショメータ)、47…強制減速手
段、49…比較手段、F…前進域、、N…ニュートラル
位置、R…後進域。
Claims (1)
- 【請求項1】変速操作手段をニュートラル位置から前進
域又は後進域にそれぞれ増速操作することに基づき、無
段変速装置を増速作動してなる作業車輌において、 前記変速操作手段のニュートラル位置への操作を検知す
る位置検知手段と、 前記無段変速装置の変速位置を検出する変速位置検出手
段と、 該変速位置検出手段による検出値と、予め設定した強制
減速設定値とを比較する比較手段と、 前記位置検知手段の信号を受けて該比較手段に信号を発
する強制減速手段と、を備え、 前記位置検知手段の検知に基づき、前記比較手段が前記
強制減速手段からの信号を受けて、前記無段変速装置を
前記強制減速設定値に対応して減速作動するように構成
したことを特徴とする作業車輌における制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987055030U JPH068908Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 | 作業車輌における制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987055030U JPH068908Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 | 作業車輌における制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63161037U JPS63161037U (ja) | 1988-10-20 |
JPH068908Y2 true JPH068908Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=30882566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987055030U Expired - Lifetime JPH068908Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 | 作業車輌における制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068908Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-11 JP JP1987055030U patent/JPH068908Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63161037U (ja) | 1988-10-20 |
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