JPH0689073B2 - 塩化ビニル共重合体及びその製造法 - Google Patents

塩化ビニル共重合体及びその製造法

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JPH0689073B2
JPH0689073B2 JP62010139A JP1013987A JPH0689073B2 JP H0689073 B2 JPH0689073 B2 JP H0689073B2 JP 62010139 A JP62010139 A JP 62010139A JP 1013987 A JP1013987 A JP 1013987A JP H0689073 B2 JPH0689073 B2 JP H0689073B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/02Monomers containing chlorine
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、塩化ビニル共重合体に関する。また、本発明
はこのような共重合体の製造法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
40℃以下の温度で重合させることによつて高分子量の塩
化ビニル重合体を製造することが知られている。しか
し、低温での重合は熱的制御が困難であるという問題点
を有し、かくして低温で機械を使用することを要する。
本明細書では、塩化ビニル重合体の分子量は国際規格IS
O 174により決定される粘度指数により評価するものと
する。
また、40℃以上の温度で多官能性化合物の存在下に塩化
ビニルを重合させることによつて高分子量の塩化ビニル
共重合体を製造することが提案された。なお、用語「多
官能性化合物」とは、本明細書で用いるときは、分子が
少なくとも2個のエチレン性二重結合を含むような化合
物を意味する。しかして、例えば、フタル酸ジアリル、
しゆう酸ジアリル、ジアリルスルフイド、ジアリルエー
テル、マレイン酸ジアリル、りん酸トリアリル、ジビニ
ルエーテル、ポリアルキレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエーテルグリコールジメタクリレート、ポリエ
ステルグリコールジメタクリレートのような多くの多官
能性化合物が用いられた。しかしながら、得られた共重
合体は、一般に10%以上であつて80%にもなり得るテト
ラヒドロフラン不溶物重量含有率を示し、これがその使
用を困難にしている。特に、これまで用いられてきた多
官能性化合物によつては、40℃以上の重合温度で、250m
l/g以上の粘度指数と5%以下のテトラヒドロフラン不
溶物重量含有率とを同時に示す塩化ビニル共重合体を得
ることはできない。
〔発明の具体的説明〕
本発明の目的をなす塩化ビニル共重合体は、塩化ビニル
をベースにした単量体組成物とこれまでに用いられたも
の以外の少なくとも1種の多官能性化合物とを含有す
る。
ここで、表現「塩化ビニルをベースにした単量体組成
物」又は略して「単量体組成物」とは、本明細書で用い
るときは、塩化ビニル単独か又は上述した多官能性化合
物の全てを除いて塩化ビニルと共重合できる少なくとも
1種の他の単量体との混合物状の塩化ビニルを意味す
る。この単量体組成物は少なくとも50重量%の塩化ビニ
ルを含有する。共重合できる単量体は、塩化ビニルの典
型的な共重合技術で一般に用いられるものである。例え
ば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル
のようなモノ及びポリカルボン酸のビニルエステル;ア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸のような不飽和モノ及びポリカルボン酸並びにそ
れらの脂肪族、シクロ脂肪族及び芳香族エステル、それ
らのアミド及びニトリル;ハロゲン化アリル、ハロゲン
化ビニル及びハロゲン化ビニリデン;アルキルビニルエ
ーテル;オレフインなどがあげられる。
本明細書において、本発明に従う共重合体に対応するも
のとして記載する塩化ビニル重合体とは、本発明に従う
共重合体のものと同じ単量体組成物と要すればこれまで
に用いられたもののうちから任意に選ばれる少なくとも
1種の多官能性化合物とを含む塩化ビニル重合体の全て
を意味する。
しかして、本発明の目的は、同等の重合温度で、即ちそ
れほど高くない重合温度で製造された対応する塩化ビニ
ル重合体の粘度指数よりも高い粘度指数を示す塩化ビニ
ル共重合体を提供することである。
本発明の他の目的は、同等の重合温度で、即ちそれほど
高くない重合温度で、対応する塩化ビニル重合体の粘度
指数よりも高い粘度指数を示す塩化ビニル共重合体の製
造を可能ならしめる方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、5%以下のテトラヒドロフ
ラン不溶物重量含有率と、45℃の重合温度では250ml/g
以上であり、そして40℃の重合温度では270ml/g以上で
ある粘度指数とを同時に示す塩化ビニル共重合体の製造
を可能ならしめる方法を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は下記の説明から明らかとな
ろう。
本発明に従う多官能性化合物は次式 CH2=CH−(CH2)x−CH=CH2 (ここでxは1〜25の整数である) のアルカジエンである。
本発明によれば、塩化ビニル共重合体は、モル数で99〜
99.99%、好ましくは99.5〜99.99%の塩化ビニルをベー
スにした単量体組成物と0.01〜1%、好ましくは0.01〜
0.5%の多官能性化合物を含む。
本発明の目的をなす塩化ビニル共重合体の製造法によれ
ば、99〜99.99モル%、好ましくは99.5〜99.99モル%の
少なくとも1種の塩化ビニルをベースにした単量体組成
物と0.01〜1モル%、好ましくは0.01〜0.5モル%の少
なくとも1種の次式 CH2=CH−(CH2)x−CH=CH2 (ここでxは1〜25の整数である) のアルカジエンとラジカル重合が行われる。
ここで、ラジカル重合とは、本明細書で用いるときは、
遊離ラジカルを生じる重合開始剤の存在下での重合を意
味する。
重合温度は、一般に30〜70℃、好ましくは35〜55℃の間
である。
塩化ビニル重合体の製造に慣用されている既知のラジカ
ル重合技術のいずれも、例えば懸濁重合、塊状重合、乳
化重合、微小懸濁重合を本発明の方法を実施するのに用
いることができ、特に懸濁重合を用いることができる。
アルカジエンは、重合の始めに及び(又は)生成重合体
が重合体と単量体との合計重量の20%を占める前の重合
の途中で用いることができる。アルカジエンは、一度に
又は分割して、又は連続的に用いることができる。
本発明に従う塩化ビニル共重合体を懸濁重合により製造
する手段の一つは、水、塩化ビニルを基にした単量体組
成物、アルカジエン、安定剤及び少なくとも1種の有機
可溶性重合開始剤を含む反応混合物を使用することから
なる。水の使用量は、単量体の初期含有量が反応混合物
に対して一般に30〜50重量%であるような量である。反
応混合物は撹拌して自然発生圧力下に加熱され、そして
選定された重合温度に保持される。圧力低下の後、反応
を停止し、未転化の単量体を排出する。
安定剤は、塩化ビニルの懸濁重合に慣用されているも
の、例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、
カルボキシセルロース、ゼラチンなどであつてよい。安
定剤は、用いられる単量体に対して一般に0.05〜1重量
%の量で用いられる。
有機可溶性重合開始剤は、塩化ビニルの懸濁重合に慣用
されているもの、例えば、過酸化ラウロイル、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化アセチルシクロヘキサンスルホニル、
過酸化イソブチロイル、過酸化ジクロルアセチル、過酸
化トリクロルアセチルのような有機過酸化物;エチルペ
ルオキシジカーボネート、エチルヘキシルペルオキシジ
カーボネート、イソプロピルペルオキシジカーボネー
ト、イソブチルペルオキシジカーボネート、ジセチルペ
ルオキシジ‐カーボネートのようなペルオキシジカーボ
ネート;t-イソプチルペルメトキシアセテート;t-イソブ
チルペルエトキシアセテート;t-イソブチルペルフエノ
キシ‐2-プロピオネートなどであつてよい。開始剤は、
活性酸素で表わして、用いられる単量体に対して一般に
0.001〜0.006重量%で用いられる。
懸濁重合技術により製造される本発明の塩化ビニル共重
合体は、あらゆる既知の方法によつて、例えば、過、
風乾、遠心分離によつて重合媒体から分離し、乾燥装置
に付し、次いで一般に一定の網目開口の篩を通過するも
のと規定された有用な生成物を単離するための篩別操作
に付すことができる。
また、本発明の塩化ビニル共重合体を塊状重合により製
造するための手段の一つは、塩化ビニルをベースにした
単量体組成物、アルカジエン及び少なくとも1種の有機
可溶性重合開始剤を用いること、そして重合を別々の装
置で行う二工程で実施し、第一工程は3〜15%の単量体
転化率が得られるまで高乱流撹拌下で、第二工程は遅い
撹拌速度下で行うことからなる。場合によつては、第一
工程から生じる単量体/重合体組成物に、第一工程で用
いたものと同等の又は異なる追加の塩化ビニルをベース
にした単量体組成物及び1種以上の重合開始剤が添加さ
れる。第一工程については予備重合と、そして第二工程
については最終重合と称される二工程は、予備重合器及
び重合器と称される適当な装置で行われる。第二工程の
終わりに反応は停止され、未転化の単量体は排出され
る。
有機可溶性重合開始剤は、塩化ビニルの塊状重合に慣用
されているもの、例えば、過酸化ラウロイル、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化アセチルシクロヘキサンスルホニル、
過酸化イソブチロイル、過酸化ジクロルアセチル、過酸
化トリクロルアセチルのような有機過酸化物;エチルペ
ルオキシジカーボネート、エチルヘキシルペルオキシジ
カーボネート、イソプロピルペルオキシジカーボネー
ト、イソブチルペルオキシジカーボネート、ジセチルペ
ルオキシジ‐カーボネートのようなペルオキシジカーボ
ネート;t-イソブチルペルメトキシアセテート;t-イソブ
チルペルエトキシアセテート;t-イソブチルペルフエノ
キシ‐2-プロピオネートなどであつてよい。開始剤は、
活性酸素で表わして、用いられる単量体に対して一般に
0.001〜0.006重量%で用いられる。
塊状重合技術により製造された本発明の塩化ビニル共重
合体は、未転化の単量体を排出させた後、一般に、一定
の網目開口の篩を通過させるものと規定される有用な生
成物を単離するための篩別操作に付される。
本発明の塩化ビニル共重合体は、あらゆる工業用途に用
いられる対応する塩化ビニル重合体に代りに用いること
ができる。本発明の塩化ビニル共重合体は、特に、カレ
ンダー加工、抽出、抽出吹込、射出技術によるシート、
フイルム、電線及びケーブル、中空体、フオーム材、成
形品などの製造に並びに被覆、回転注型、浸漬、射出な
どのようなプラスチゾル及びオルガノゾルのあらゆる使
用技術による塗膜や注型品の製作に使用することができ
る。懸濁重合によつて製造された本発明の共重合体は、
特に、プラスチゾル及びオルガノゾルの製造用充填樹脂
として用いることができる。200ml/g以上の粘度指数を
持つ本発明の共重合体からは光沢表面外観を示す物品を
得ることができる。
〔実施例〕
以下に多くの本発明の実施例を示す。
例1〜15では重合体は懸濁重合により製造した。
例16〜19では重合体は塊状重合により製造した。
例1、5、8、10、12、13、14、15及び16は比較例とし
て示す。
例2、3、4、6、7、9、11、17、18及び19は本発明
に従う。
有用な生成物は、315μmの網目開口の篩を通過するも
のと規定する。
被検重合体のテトラヒドロフラン不溶物の重量含有率
は、以下の方法により決定する。
容量60mlのソツクスレー抽出器に重量Po(約1.5g)の被
検重合体を導入する。このソツクスレー抽出器に接続し
た容量500mlの三角フラスコに250mlのテトラヒドロフラ
ン及び過酸化物の生成を避けるための0.2mgのヒドロキ
ノンを導入する。テトラヒドロフランは、4分間づつ抽
出を行うように48時間加熱還流する。抽出後、テトラヒ
ドロフランの半分を回転蒸発器により除去し、次いでテ
トラヒドロフランは溶解した重合体画分(これをテトラ
ヒドロフラン可溶性重合体画分という)を300mlのメタ
ノール注で沈殿させる。この重合体画分をNo.4フリツト
ガラス上で回収し、これを50℃のオーブンで2時間乾燥
し、次いで真空デシケーター内で12時間乾燥し、次いで
その重量を決定する。テトラヒドロフラン不溶物の重量
含有率は、%で表わした比 Po−P/Poで与えられる。
被検重合体の粘度指数は、上記の条件でテトラヒドロフ
ランに溶解し、メタノール中で沈殿させ、その画分を回
収し、乾燥した後のテトラヒドロフラン可溶性重合体画
分について国際規格ISO174により決定した。
例1〜15 プフアウドラー型撹拌機を付けた容量25のステンレス
鋼製反応器に12Kgの水と10.4gのポリビニルアルコール
を導入する。
撹拌速度を330rpmに調節し、温度を30℃とし、反応器を
閉じ、真空にした後、反応器に8gのジセチルペルオキシ
ジカーボネート、7Kgの塩化ビニル及び要すれば下記の
表1及び2において各例について示した量の酢酸ビニル
を導入する。
例1、5、8及び10では多官能性化合物を導入しなかつ
た。
例2、3、6、7、9、11、12、13、14及び15では、表
1及び2において各例について示した量の多官能性化合
物を導入した。
例2、3、6、7、9及び11では多官能性化合物は1,9-
デカジエンである。
例12、13、14及び15では多官能性化合物はフタル酸ジア
リルである。
反応媒体を選定された重合温度にもたらし、この温度を
重合期間中保持する。
例4では、生成した重合体が重合体と単量体との合計重
量の5%、次いで10%になつたときに、表1に示した量
の多官能性化合物の1,9-デカジエンの半分、次いで他の
半分を導入する。
1バールの圧力低下が認められたときは、重合は停止し
たものとみなす。次いで、反応しなかつた単量体を排出
し、得られた重合体を重合媒体から風乾によつて分離
し、乾燥し、次いで篩別によつて重要な生成物を単離す
る。
表1及び2には各例について 重合温度 重合期間 全単量体の転化率 有用な生成物の重量含有率 を、そして有用な生成物について決定した 粘度指数 テトラヒドロフラン不溶物の重量含有率を示す。
表1及び2から、次のことがわかる。
本発明に従う例で製造した塩化ビニル共重合体は、比較
例において同等の重合温度で、即ちそれほど高くない重
合温度で製造された対応する重合体の粘度指数よりも高
い粘度指数を示す。
本発明に従う例3で45℃の重合温度で製造された塩化ビ
ニル共重合体は、260ml/gの粘度指数及び3%にすぎな
いテトラヒドロフラン不溶物重量含有率を示す。
本発明に従う例11において40℃の重合温度で製造された
塩化ビニル共重合体は、280ml/gの粘度指数及び4%に
すぎないテトラヒドロフラン不溶物重量含有率を示す。
本発明に従う例11において40℃の重合温度で製造された
塩化ビニル共重合体は、比較例13、14及び15において同
じ重合温度で製造された対応する重合体よりも高い粘度
指数及び該重合体よりも低く又は多くとも同等のテトラ
ヒドロフラン不溶物重量含有率を同時に示す。
例16〜19 ライトニン型タービンによりなる撹拌器を付けたステン
レス鋼製の容量16の予備重合器に8Kgの塩化ビニルを
導入し、0.8Kgの塩化ビニルを脱ガスさせることにより
装置をパージする。次いで3gのエチルヘキシルペルオキ
シジカーボネート及び要すれば下記の表3において各例
について示した量の1,9-デカジエンを導入する。撹拌速
度を700rpmに調節する。
反応媒体を70℃の温度にもたらし、予備重合期間中この
温度を保持した。
15分間予備重合した後、単量体の転化率は約7%となつ
たので、この予備重合物を二重ジヤケツト付きの容量25
のステンレス鋼製垂直重合器に移した。この垂直重合
器は予め0.2Kgの塩化ビニルを脱ガスさせることにより
パージし、そして4.2Kgの塩化ビニル、2gの過酸化アセ
チルシクロヘキサンスルホニル及び4.5gのエチルヘキシ
ルペルオキシジカーボネートを入れておいた。この重量
器には、要すれば、下記の表3において各例について示
した量の1,9-デカジエンを導入した。重合器には、その
上部を軸線に従つて横切る回転棒上にらせん状に巻かれ
たリボンからなつていて、下端には重合器の凸形底部の
形状に従つたアームを固定した撹拌機を備えた。回転速
度は70rpmに調節した。
反応媒体を56℃の温度にもたらし、重合期間中この温度
を保持した。
重合を行い、未反応の単量体を排出させた後、重要な生
成物を篩別した。
表IIIには各例について 重合器内での重合期間 全単量体の転化率 有用な生成物の重量含有率 を、そして有用な生成物について決定した 粘度指数 テトラヒドロフラン不溶物の重量含有率を示す。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル50〜100重量%及び塩化ビニル
    と共重合可能な少なくとも1種の単量体0〜50重量%か
    ら成る、塩化ビニルをベースにした単量体組成物99〜9
    9.99モル%と、 式CH2=CH−(CH2)x−CH=CH2 (式中、xは1〜25の整数である)によって表わされる
    少なくとも1種のアルカジエン単量体0.01〜1モル%
    と、 をラジカル重合することを包含する塩化ビニル共重合体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記アルカジエン単量体が1,9−デカジエ
    ンである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】塩化ビニルと共重合可能な前記単量体が、
    モノ及びポリカルボン酸のビニルエステル;不飽和モノ
    及びポリカルボン酸、並びにそれらの脂肪族、シクロ脂
    肪族及び芳香族エステル、それらのアミド及びニトリ
    ル;ハロゲン化アリル、ハロゲン化ビニル及びハロゲン
    化ビニリデン;アルキルビニルエーテル;他のオレフィ
    ンから成る群から選択される特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】モノ及びポリカルボン酸のビニルエステル
    が酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル又は安息香酸ビニル
    である特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】不飽和モノ及びポリカルボン酸がアクリル
    酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸又はイタコン
    酸である特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  6. 【請求項6】塩化ビニルをベースにした前記単量体組成
    物を、単量体全量の99.5〜99.99モル%の量で配合する
    特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記アルカジエン単量体を、単量体全量の
    0.01〜0.5モル%の量で配合する特許請求の範囲第1〜
    5項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】アルカジエンを重合の始めに用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】アルカジエンを重合の途中で、生成する重
    合体が重合体と単量体との合計重量の20%を占めるよう
    になる前に用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
    〜7項のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】重合を懸濁重合で行うことを特徴とする
    特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】水、塩化ビニルをベースにした単量体組
    成物、アルカジエン、安定剤及び少なくとも1種の有機
    可溶性重合開始剤を含む反応混合物を用いること、そし
    てかきまぜた反応混合物を自然発生圧力下に加熱するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】重合を塊状重合で行うことを特徴とする
    特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】塩化ビニルをベースにした単量体組成
    物、アルカジエン及び少なくとも1種の有機可溶性重合
    開始剤を用いること、そして重合を別々の装置で行う二
    工程で実施し、第一工程は3〜15%の単量体転化率が得
    られるまで高乱流攪拌下で、第二工程は遅い攪拌速度下
    で行うようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第12
    項に記載の方法。
  14. 【請求項14】第一工程から生じた単量体/重合体組成
    物に、第一工程で用いたものと同一又は異なる塩化ビニ
    ルをベースにした追加の単量体組成物及び1種以上の重
    合開始剤を添加することを特徴とする特許請求の範囲第
    13項に記載の方法。
  15. 【請求項15】重合を乳化重合で行うことを特徴とする
    特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】重合を微小懸濁重合で実施することを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項に記
    載の方法。
JP62010139A 1986-01-22 1987-01-21 塩化ビニル共重合体及びその製造法 Expired - Fee Related JPH0689073B2 (ja)

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DE (1) DE3766382D1 (ja)
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