JPH0689035B2 - Grf類似体類 - Google Patents

Grf類似体類

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JPH0689035B2
JPH0689035B2 JP59192420A JP19242084A JPH0689035B2 JP H0689035 B2 JPH0689035 B2 JP H0689035B2 JP 59192420 A JP59192420 A JP 59192420A JP 19242084 A JP19242084 A JP 19242084A JP H0689035 B2 JPH0689035 B2 JP H0689035B2
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leu
arg
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ala
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ジヤン・エドワール・フレデリツク・リベール
ワイリー・ウオーカー・ベール・ジユニアー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/60Growth-hormone releasing factors (GH-RF) (Somatoliberin)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • A23K20/147Polymeric derivatives, e.g. peptides or proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S930/00Peptide or protein sequence
    • Y10S930/01Peptide or protein sequence
    • Y10S930/12Growth hormone, growth factor other than t-cell or b-cell growth factor, and growth hormone releasing factor; related peptides

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒトのその他の哺乳動物の下垂体の機能に影響
を与えるペプチドに関する。特に本発明は下垂体によ
る、成長ホルモンの放出を促進するペプチドを目的とす
る。
生理学者たちは視床下部が、各下垂体ホルモンの分泌を
刺激または抑制する視床下部産生特殊物質により腺下垂
体の分泌作用をコントロールすると長年にわたり認識し
てきた。1982年に、ヒト膵(腫瘍)放出因子(hpGRF)
がヒト膵臓腫瘍の抽出物から単離され、精製、特性確
認、合成および試験され、下垂体によるGHの放出を促進
することが発見された。対応するラツト視床下部GH放出
因子(rGRF)および対応するブタ視床下部GH放出因子
(pGRF)についても特性確認と合成を行なつた。
合成ポリペプチドが合成されそして試験された。この合
成ポリペプチドは培養下垂体細胞からGHを放出し、そし
て、生体内における酵素分解に対して抵抗性である。こ
れらのペプチドは次の必須要件のうちの少なくともいず
れか1つの要件を満たす。(a)第1位における残基は
αMe置換基またはCαMe置換基のいずれかを有する;
(b)D−Leuは第17−および/または第23位に存在す
る;および/または(c)D−GluまたはD−Aspは第25
位に存在する。これらのペプチドは(a)〜(c)の要
件のうちの1つ以上の要件を満たしていてもよく、ある
いは、全ての要件を満たすこともできる。第1位におけ
る残基はTyr,D−Tyr,Met,Phe,D−Phe,pCl−Phe,Leu,His
およびD−Hisであることもできる。(これらの残基は
α−炭素上またはα−アミノ基中のいずれかにメチル置
換基を有することもできる。)これらのペプチドは場合
により、第2位にD−Alaおよび/または第3位にD−A
spおよび/または第8位にD−ArgまたはD−Serおよび
/または第10位にD−Tyrおよび/または第15位にD−A
laを有することもできる。これらのペプチドはまた、第
27位のMetについて、D−Met,Nle,またはNvaのような置
換基を有することが好ましい。
本発明による医薬組成物は医療薬用または獣医薬用の液
状または固体状の担体中に分散された、長さが28〜44残
基の類似体またはその非毒性塩を含有する。このような
医薬組成物は治療目的および診断目的に投与するための
ヒトおよび獣類用の臨床薬に使用できる。更に、これら
の医薬組成物は温血動物(家禽類を含む)の生長および
冷血動物(例えば、魚類、ウナギ等)の養殖を促進する
のに使用できる。
ペプチドを規定するために用いられる命名法はシユレー
ダーおよびリユプケ著“ペプチド類”(アカデミツク・
プレス(1965)により明確にされたものである。ここで
は慣用の表現法に従つてN−末端を左側に表わし、C−
末端を右側に示す。“天然アミノ酸”とは、タンパク質
中に見出される共通の天然アミノ酸であり、Gly,Ala,Va
l,Leu.Ile,Ser,Thr,Lys,Arg,Asp,Asn,Glu,Gln,Cys,Met,
Phe,Tyr,Pro,TrpおよびHisのうちの1つを意味する。
“Nle"はノルロイシンのことであり、また、Nvaはノル
バリンのことである。アミノ酸残基が異性体の形をもつ
場合、特にことわらない限り、その異性体は表示されて
いるアミノ酸のL−形である。
本発明により、下記の配列を有する合成ペプチドおよび
その非毒性塩が提供される。
R1−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−R8−Ser−Tyr−Ar
g−R12−R13−Leu−Gly−Gln−R17−R18−Ala−Arg−Ly
s−Leu−R23−R24−R25−Ile−R27−R28−Arg−Gln−Gl
n−Gly−Y 〔式中、R1はTyr,NαMePhe,NαMeTyr,CαMe(4Cl)Phe
またはHis;R8はSerまたはAsn;R12はArgまたはLys;R13
IleまたはVal;R17はLeuまたはD−Leu;R18はTyrまたはS
er;R23はLeuまたはD−Leu;R24はHisまたはGln;R25はGl
u,AspまたはD−Glu;R27はMetまたはNle;R28はAsnまた
はSer;YはNH2またはNHCH2CH3である。ただし(a)R1
αMeまたはNαMe置換基を有するか、または(b)R
17および/またはR23はD−Leuであるか、もしくは
(c)R25はD−Gluである。また、C末端から1〜4個
の残基は削除されていてもよい。〕 C−末端におけるアミノ酸残基のカルボキシ部分は−CO
OR,−CRO,−CONHNHR,−CON(R)(R′)または−CH2O
R基であることができる。ここで、RおよびR′は低級
アルキル、フルオロ低級アルキルまたは水素である。メ
チル、エチルおよびプロピルが好ましい低級アルキル基
である。前記の基は全て等価であると考えられる。通
常、C−末端における残基は遊離酸または単純なアミド
の形をしている。
前記のように、N−末端から約28の残基にまで伸びる断
片は生物学的効力を有する。このような生物学的に有効
な断片は本発明の範囲内に含まれるものと考えられる。
ペプチド断片が28残基にまでしか伸びていない場合、Y
はNH2または置換アミドでなければならない。断片が29
残基〜33残基のうちのいずれかにまで伸びている場合、
Yはアミドまたは置換アミドであることが好ましい。
これらのペプチドは適切な方法により、たとえば全固相
法により、部分的固相法により、断片縮合法により、古
典的な溶液カツプリング法により合成される。または近
年開発された組み換えDNA法により天然アミノ酸残基の
みを含有する類似体の一部を製造することもできる。例
えば、全固相合成法は文献“固相ペプチド合成”(スチ
ユワートおよびヤング著、フリーマン社、サンフランシ
スコ、1969年)に開示されており、米国特許第4,105,60
3号(1978年8月8日ベイルらに付与)明細書の記載に
より例証されている。古典的な溶液合成法は論文“Meth
oden der Organischen Chemie(Houben−Weyl):Syn−t
hese von Peptiden",E.Wunsch(編者)(1974)Georg T
hieme Verlag(西独、シユトツトガルト)中に詳細に説
明されている。断片縮合による合成法は米国特許第3,97
2,859号明細書(1976年8月3日)に例示されている。
他に用いられる合成法は米国特許第3,842,067号(1974
年10月15日)および同第3,862,925号(1975年1月28
日)各明細書により例示される。
前記のような合成に一般的なことは、各種アミノ酸部分
の不安定な側鎖基をこの部位で化学反応が起こるのを阻
止する適切な保護基によつて、この基が最終的に除去さ
れるまで保護することである。同様に通常一般的である
のは、アミノ酸または断片上のα−アミノ基を保護し、
その間にこれがカルボキシル基において反応し、次いで
α−アミノ保護基を選択的に除去してこの部位で次ぎの
反応が起こりうる状態にすることである。従つて合成の
一工程として、ペプチド鎖中に希望する順序で位置する
各アミノ酸残基を含みかつ側鎖保護基が適切な残基に結
合した中間化合物を合成することが一般に行われる。
同様に本発明の範囲内にあると考えられるものは次式の
中間体である。
X1−R1(XまたはX2)−R2−R3(X3)−Ala−Ile−Phe
−Thr(X4)−R8(X4またはX5)−Ser(X4)−R
10(X2)−Arg(X6)−R12(X6またはX7)−R13−Leu−
R15−Gln(X5)−R17−R18(X2)−Ala−Arg(X6)−Ly
s(X7)−Leu−R23−R24(XまたはX5)−R25(X3)−I
le−R27−R28(X4またはX5)−Arg(X6)−Gln(X5)−
Gln(X5)−Gly−Glu(X3)−R34(X4またはX6)−Asn
(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−R38(X5またはX6)−R
39(X6)−R40(X4)−Arg(X6)−R42−R43(X5または
X6)−R44(X8)−X9 上記式中X1は水素原子またはα−アミノ基保護基であ
る。X1により意図されるα−アミノ基保護基はポリペプ
チドの段階的合成の分野で有用であることが知られてい
るものである。X1として使用できるα−アミノ基保護基
には下記のものがある。
(1)芳香族ウレタン型保護基、たとえばフルオレニル
メチルオキシカルボニル(FMOC)、ベンジルオキシカル
ボニル基(Z)、および置換されたZ、たとえばp−ク
ロルベンジルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジル
オキシカルボニル基、p−ブロムベンジルオキシカルボ
ニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基、
(2)脂肪族ウレタン保護基、たとえばt−ブチルオキ
シカルボニル基(BOC)、ジイソプロピルメチルオキシ
カルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、(3)
シクロアルキルウレタン型保護基、たとえばシクロペン
チルオキシカルボニル基、アダマンチルオキシカルボニ
ル基およびシクロヘキシルオキシカルボニル基などであ
る。第1位にNαMe−置換残基が存在している場合であ
つても、好ましいα−アミノ基保護基はBOCである。
Xは水素またはHisのイミダゾールチツ素のためのTosの
ような保護基である。
X2はTyrのフエノール性水酸基のための適当な保護基で
あり、テトラヒドロピラニル基、t−ブチル基、トリチ
ル基、Bzl、CBZ、4Br−CBZおよび2,6−ジクロルベンジ
ル基などである。
好ましい保護基は2,6−ジクロルベンジル基である。X2
は水素であつてもよい。これはその位置のアミノ酸残基
上に側鎖保護基がないことを意味する。
X3は水素原子、またはAspもしくはGluのカルボキシル基
のための適当なエステル形成型保護基であり、ベンジル
(OBzl)、2,6−ジクロルベンジル基、メチル基および
エチル基などである。
X4はThrおよびSerの水酸基のための適当な保護基であ
り、アセチル基、ベンゾイル基、t−ブチル基、トリチ
ル基、テトラヒドロピラニル基、Bzl、2,6−ジクロルベ
ンジル基およびCBZなどである。好ましい保護基はBzlで
ある。X4は水素原子であつてもよい。これは水酸基に保
護基がないことを意味する。
X5は水素であるか、またはAsnあるいはGlnの側鎖アミノ
基のための適当な保護基である。キサンチル(Xan)が
好ましい。
X6はArgのグアニジン基のための適当な保護基であり、
ニトロ基、Tos、CBZ、アダマンチルオキシカルボニル基
およびBOCなどである。X6はあるいは水素原子である。
X7は水素原子またはLysの側鎖アミノ基のための保護基
である。適切な側鎖アミノ基保護基の具体例は2−クロ
ルベンジルオキシカルボニル基(2−Cl−Z)、Tos、
t−アミルオキシカルボニル基およびBOCである。
X8は水素原子であるか、または、前記のような適当な側
鎖保護基である。
Metは酸素によつて随意に保護することができる。しか
し、保護しないままにしておくことが好ましい。
側鎖アミノ基保護基の選択は厳密なものではないが、た
だし合成に際してα−アミノ基の脱保護中に除去されな
いものでなければならない。しかし、Hisのようなアミ
ノ酸の場合、カツプリングが完了した後は保護しておく
必要は一般的にない。また保護基は同一であつてもよ
い。
X9はエステル形成基X3のような、C−末端カルボキシル
基のための適当な保護基であるか、または、固体樹脂支
持体に結合するために固相合成で使用される定着結合で
あるか、若しくはdes−X9(この場合、C−末端におけ
る残基は前記のようなYからなるカルボキシル部分を有
する)である。このような固体樹脂支持体を使用する場
合、この樹脂支持体は広義には保護基であると考えられ
る。例えば、−O−CH2−樹脂支持体、−NH−ベンズヒ
ドリルアミン(BHA)樹脂支持体または−NH−パラメチ
ルベンズヒドリルアミン(MBHA)樹脂支持体のような当
分野で公知のもののいずれであつてもよい。非置換アミ
ドが所望の場合、解離すると直接、アミドを生成するの
でBHAまたはMBHA樹脂を使用することが好ましい。N−
メチルアミドを所望する場合、これはN−メチルBHA樹
脂から生成できる。その他の置換アミドを所望する場
合、または、C−末端に遊離酸以外の基を必要とする場
合、Houben−Weylの教科書に述べられているような古典
的な方法によりペプチドを合成することが好ましいであ
ろう。
中間体の構造式において、X−基のうちの少なくとも1
つは保護基またはX9含有樹脂支持体である。従つて、本
発明は、(a)少なくとも1個の保護基を有し、次式
(II) X1−R1(XまたはX2)−R2−R3(X3)−Ala−Ile−Phe
−Thr(X4)−R8(X4またはX5)−Ser(X4)−Tyr
(X2)−Arg(X6)−R12(X6またはX7)−R13−Leu−Gl
y−Gln(X5)−R17−R18(X2)−Ala−Arg(X6)−Lys
(X7)−Leu−R23−R24(XまたはX5)−R25(X3)−Il
e−R27−R28(X4またはX5)−Arg(X6)−Gln(X5)−G
ln(X5)−Gly−Glu(R3)−R34(X4またはX6)−Asn
(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−R38(X5またはX6)−R
39(X6)−R40(X4)−Arg(X6)−R42−R43(X5または
X6)−R44(X8)−X9 (式中、X、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7およびX8は各
々、水素または保護基である;X9は保護基または樹脂支
持体への定着結合若しくはdes−X9(この場合、C−末
端の残基はYからなるカルボキシ部分を有する)であ
る。)のペプチド中間体を生成し;(b)式(II)の前
記ペプチドから保護基または定着結合を除去し;そし
て、(c)所望により、得られたペプチドを対応する非
毒性塩に転化させることからなる、ペプチドの製造方法
が提供される。
ペプチドの合成に用いられる特定の側鎖保護基を選択す
る際には、下記の基準に従う。(a)保護基はその保護
特性を保持することが好ましく、カツプリング条件下で
は離脱されてはならない。(b)保護基は試薬に対して
安定でなければならず、またXanを除いて、合成の各段
階においてα−アミノ保護基を除去するために選ばれる
試薬に対して同条件下で安定であることが好ましい。
(c)側鎖保護基は希望するアミノ酸配列を含む合成が
終了した時点で、ペプチド鎖を変化させない条件下にお
いて除去されなければならない。
ペプチドを組み換えDNA技法により合成しない場合、ペ
プチドはメリフイールド〔J.Am.Chem.Soc.,85,2149(19
63)〕により記述されるように、固相合成法を用いて製
造されることが好ましい。ただし前記のように当業界で
知られている他の相当する化学合成法も用いることがで
きる。固相合成はペプチドのC−末端から、保護された
α−アミノ酸を適切な樹脂にカツプリングさせることに
より行われる。この種の出発物質はα−アミノ基を保護
されたアミノ酸をエステル結合によりクロルメチル化樹
脂もしくはヒドロキシメチル樹脂に結合させるか、また
はアミド結合によりBHA樹脂もしくはMBHA樹脂に結合さ
せることによつて製造することができる。ヒドロキシメ
チル樹脂の製造についてはボダンスキーら〔Chem.Ind.
(ロンドン)38,1597−98(1966)〕により記述されて
いる。クロルメチル化樹脂はバイオ・ラド・ラボラトリ
ーズ社(カリフオルニア州リツチモンド)およびラボ−
システムズ社から市販されている。この種の樹脂の製造
についてはスチユワートらにより“固相ペプチド合成”
(フリーマン社、サンフランシスコ、1969年)、第1
章、1〜6頁に記載されている。BHAおよびMBHA樹脂系
支持体は市販されており、合成される目的ポリペプチド
がC−末端にα−カルボキシアミド基をもつ場合にのみ
一般に用いられる。
Alaのα−アミノ基保護基を除去したのち、残りのα−
アミノ基および側鎖を保護されたアミノ酸を希望する順
に段階的にカツプリングさせ、前記の中間化合物を得る
か、あるいは合成に際し各アミノ酸を別個に添加する代
わりにこれらのうち幾つかを固相反応器に添加すること
ができる。適切なカツプリング試薬を選択することは当
技術分野に含まれる。カツプリング試薬として特に適切
なものはN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC
I)である。
ペプチドの固相合成に用いられる活性化試薬はペプチド
技術において周知である。適切な活性化試薬はたとえば
N,N−ジイソプロピルカルボジイミド、N−エチル−
N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
のようなカルボジイミドである。ペプチドのカツプリン
グにおける他の活性化試薬およびそれらの使用について
はシユレーダーおよびリユプケにより前出の文献、III
章に、およびカプール(Kapoor)によりJ.Phar.Sci.,5
9,1−27(1970)に記述されている。
保護された各アミノ酸またはアミノ酸配列を約4倍また
はそれ以上過剰に固相反応器に導入し、ジメチルホルム
アミド(DMF):CH2Cl2(1:1)の媒体中で、またはDMF
もしくはCH2Cl2単独の中でカツプリング反応を行うこと
ができる。不完全なカツプリング反応が起こつた場合、
次のアミノ酸のカツプリングを行う前に、α−アミノ基
保護基の除去前に上記のカツプリング操作を繰り返す。
カツプリング反応を作手業でおこなう場合、合成の各段
階におけるカツプリング反応の成功は、E.カイザーら
〔Anal.Biochem.,34,595(1970)〕により記述されてい
るようにニンヒドリン反応によつて監視される。カツプ
リング反応はRivierらが“Biopolymers"、1979,17,pp.1
927〜1938に報告したようなプログラムを使用し、Beckm
an990自動合成機などにより自動的に行なうこともでき
る。希望するアミノ酸配列が終了したのち、樹脂からペ
プチドを離脱させるだけでなく残存するすべての側鎖保
護基X、X2、X3、X4、X5、X6、X7およびX8と定着結合X9
ならびにα−アミノ基保護基X1(使用した場合)をも離
脱させる試薬(たとえば液体フツ化水素)で処理するこ
とにより、支持体樹脂から中間体ペプチドを分離し、遊
離酸の形のペプチドを得る。アミノ酸配列中にMetが存
在する場合、トリフルオロ酢酸(TFA)/エタンジチオ
ールを使用してBOC保護基を最初に除去し、次いで、HF
で樹脂からペプチドを解離することにより、S−アルキ
ル化がおこることを防止する。解離のためにフツ化水素
を用いる場合は、脱除のためにアニソールおよび硫化メ
チルエチルを反応器に装入することができる。
下記の具体例は固相法によりペプチドを合成するための
好ましい方法を示したものである。もちろん対応するよ
り短かいペプチド断片の合成は同じ方法で、単に鎖のい
ずれかの端において必要な数のアミノ酸を除去すること
により行われることは理解されるであろう。しかし、生
物活性をもつ断片はN−末端にここに示した配列を含む
べきであると現在は考えられる。
参考例1 次式、 NαMeHis−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg
−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg
−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示されるペプチド〔NαMeHis1〕−rGRF(1−43)−
OHの合成をBeckman990ペプチド合成機を用いてクロルメ
チル化樹脂(約0.1〜0.5ミリモル/g樹脂の置換範囲を有
する)上で段階的に行なつた。BOC−Asn(Xan)の樹脂
へのカツプリングは前掲の“Chemistry Letters"に開示
された一般法により、KFのDMF溶液を使用し、約60℃で2
4時間撹拌しながら行なつた。樹脂1gにつき約0.35ミリ
モルのAsnの置換が行なわれた。
脱保護基および中和ののち、ペプチド鎖を樹脂上に段階
的に形成させた。脱保護基、中和、および各アミノ酸の
添加は一般にJ.Riverが“J.Amer.Chem.Soc."、96,2986
〜2992(1974)に詳細に開示した方法により行なつた。
用いた溶剤は全て不活性ガス(例えば、ヘリウムまたは
チツ素)を噴入することにより注意深く脱ガスされ、Me
t残基のイオウ原子を不本意に酸化する可能性のある酸
素の不在を確実なものにした。
脱保護は次のスケジユールAに従つて行なうことが好ま
しい。
カツプリングは次のスケジユールBに従つて行なうこと
が好ましい。
要約すると、樹脂1gにつき塩化メチレン中のBOC−保護
アミノ酸1〜2ミリモル、および塩化メチレン中の1.0M
DCCI1当量を2時間使用した。BOC−Arg(TOS)をカツ
プリングさせる場合は、50%DMFおよび塩化メチレンの
混合物を用いた。SerおよびThrの側鎖水酸基の保護基と
してはBzlエーテルを使用した。DCCカツプリングを使用
することが好ましい場合、AsnまたはGlnのアミド基はXa
nによつて保護する。また、AsnまたはGlnのカルボキシ
ル末端を活性化させるのにp−ニトロフエニルエステル
(ONp)を使用することもできる。例えば、DMFと塩化メ
チレンの50%混合物中でHOBt1当量を使用し、BOC−Asn
(ONp)を一晩カツプリングさせることができる。この
場合、DCCは添加されない。Lys側鎖の保護基としては2
−クロル−ベンジルオキシカルボニル(2Cl−Z)を用
いた。Argのグアニジノ基およびHisのイミダゾールチツ
素を保護するためにはTosを用い、GluおよびAspの側鎖
カルボキシル基はOBzlで保護されたTyrのフエノール性
水酸基は2,6−ジクロルベンジル(DCB)により保護され
た。合成終了時に、下記の組成物が得られた。
BOC−NαMeHis(X)−Ala−Asp(X3)−Ala−Ile−Ph
e−Thr(X4)−Ser(X4)−Ser(X4)−Tyr(X2)−Arg
(X6)−Arg(X6)−Ile−Leu−Gly−Gln(X5)−Leu−
Tyr(X2)−Ala−Arg(X6)−Lys(X7)−Leu−Leu−Hi
s(X)−Glu(X3)−Ile−Met−Asn(X5)−Arg(X6
−Gln(X5)−Gln(X5)−Gly−Glu(X3)−Arg(X6
−Asn(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−Gln(X5)−Arg
(X6)−Ser(X4)−Arg(X6)−Phe−Asn(X5)−X9 (式中、XはTosであり、X2はCDBであり、X3はOBzlであ
り、X4はBzlであり、X5はXanであり、X6はTosであり、X
7は2Cl−Zであり、そして、X9は−O−CH2−樹脂支持
体である。)Xanはα−アミノ保護基を脱保護するのに
使用されるTFA処理により部分的に、または、完全に除
去することもできる。
得られた保護されたペプチド鎖を分離し、保護基を除去
するため、これをペプチド鎖1gにつきアニソール1.5m
l、硫化メチルエチル0.5mlおよびフツ化水素(HF)15ml
で−20℃において1/2時間、および0℃において1/2時間
処理した。高度の真空下でHFを除去したのち、残存する
樹脂−ペプチドを乾燥ジエチルエーテルおよびクロロホ
ルムで交互に洗浄し、次いでペプチドを脱ガスした2N酢
酸水溶液で抽出し、過することにより樹脂から分離し
た。
分離され、保護基を除去されたこのペプチドを次いで0
〜5%酢酸に溶解し、セフアデツクスG−50微細ゲル
過のような手段で精製した。
次いで、このペプチドは、Rivierらが“Peptides:Struc
ture and Biological Function"、(1979)pp125〜8お
よびMarkiらが“J.Amer.Chem.Soc.",103,3178(1981)
に開示したような分取または半分取HPLCにより精製す
る。Waters Associates社製LC−500にあうカートリツジ
にはVydac社15−20 C18シリカ(300Å)が充てんされて
いる。CH3CN/TEAP勾配はJ.Rivierが“Liq.Chromatograp
hy"1,343〜367(1978)に開示したような低圧Eldex勾配
により製造されている。クロマトグラフした画分はHPLC
により入念にモニターし、実質的な純度を示した画分の
みを集めた。純度を各々チエツクされた精製画分をCH3C
N/0.1%TFA勾配で脱塩した。次いで、中央画分を凍結乾
燥し、所望のペプチドを生成した。このペプチドの純度
は98%以上であつた。
MBHA樹脂を用いてこの合成をくりかえした。Valeらの米
国特許第4,292,313号に開示された最初の方法によりAsn
をMBHA樹脂に結合させることにより、アミド化C−末端
を有する同一のペプチドを製造した。
参考例2 次式、 H−CαMeHis−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−
Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−
Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−
Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−
Arg−Ser−NH2 で示される40残基アミド化ペプチドの合成を、Valeらの
米国特許第4,292,313号明細書に一般的に説明されてい
るように、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹
脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、この
ペプチドは、おおむね純粋であることが確認された。
参考例3 次式、 NαMeMet−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Leu−Asn−Arg
−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg
−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示されるrhGRF類似体、即ち、〔NαMe−Met1,Le
u27〕−rGRF(1−43)−OHの合成を、参考例1に述べ
たように、Beckman990ペプチド合成機を用いて、クロル
メチル化樹脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCに
より、このペプチドは、おおむね純粋であることが確認
された。
実施例1 次式、 H−CαMePhe(4Cl)−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr
−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu
−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met
−Ser−Arg−Gln−Gln−Gly−NH2 で示されるhpGRF類似体断片、即ち、〔CαMePhe(4C
l)1〕−hpGRF(1−32)−NH2の合成を、参考例2に述
べたように、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA
樹脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、こ
のペプチドは、おおむね純粋であることが確認された。
この合成を2回くりかえし、〔4Cl−Phe1〕−hpGRF(1
−32)−NH2および〔NαMePhe1〕−hpGRF(1−32)−
NH2を製造した。
実施例2 次式、 NαMeTyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser
−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg
−NH2 で示されるhpGRF類似体断片、即ち、〔NαMeTyr1〕−h
pGRF(1−29)−NH2の合成を、参考例2に述べたよう
に、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で
段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチ
ドは、おおむね純粋であることが確認された。
実施例3 次式、 NαMePhe−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg
−NH2 で示されるrGRF断片、即ち、〔NαMePhe1〕−rGRF(1
−29)−NH2の合成を、参考例2に述べたように、Beckm
an990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に
行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチドは、お
おむね純粋であることが確認された。
実施例4 次式、 NαMeLeu−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser
−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Ile−Ser−Arg
−Gln−Gln−Gly−NH2 で示される〔NαMeLeu1,Ile27〕−hpGRF(1−32)−
NH2の合成を、参考例2に述べたように、Beckman990ペ
プチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつ
た。TLCおよびHPLCにより、このペプチドは、おおむね
純粋であることが確認された。
実施例5 次式、 H−CαMePhe(4Cl)−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−The
−Ser−Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu
−Tyr−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Gln−Ile−Met
−Asn−Arg−NH2 で示されるrhGRF類似体断片、即ち、〔CαMe(4Cl)1
−rGRF(1−29)−NH2の合成を、参考例2に述べたよ
うに、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上
で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプ
チドは、おおむね純粋であることが確認された。
実施例6 次式、 H−NαMeTyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−
Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−
Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−
Arg−NH2 で示されるrGRF類似体断片、即ち、〔NαMeTyr1〕−rG
RF(1−29)−NH2の合成を、参考例2に述べたよう
に、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で
段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチ
ドは、おおむね純粋であることが確認された。
参考例4 次式、 H−CαMeLeu−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−
Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−
Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−
Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−
Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−Val−NH2 で示される〔CαMeLeu1〕−rhGRF−〔Val44−NH2〕の
合成を、参考例2に述べたように、Beckman990ペプチド
合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。TLC
およびHPLCにより、このペプチドは、おおむね純粋であ
ることが確認された。
参考例5 次式、 NαMeTyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−D−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn
−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln
−Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示されるペプチド〔NαMeTyr1,D−Leu23〕−rGRF
(1−43)−OHの合成を、参考例1に述べたように、Be
ckman990ペプチド合成機を用いて、クロルメチル化樹脂
(樹脂1gあたり約0.1〜0.5ミリモルの置換範囲を有す
る。)上で段階的に行なつた。
合成終了時点で、次の組成が得られた。
BOC−NαMeTyr(X2)−Ala−Asp(X3)−Ala−Ile−Ph
e−Thr(X4)−Ser(X4)−Ser(X4)−Tyr(X2)−Arg
(X6)−Arg(X6)−Ile−Leu−Gly−Gln(X5)−Leu−
Tyr(X2)−Ala−Arg(X6)−Lys(X7)−Leu−D−Leu
−His(X)−Glu(X3)−Ile−Met−Asn(X5)−Arg
(X6)−Gln(X5)−Gln(X5)−Gly−Glu(X3)−Arg
(X6)−Asn(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−Gln(X5
−Arg(X6)−Ser(X4)−Arg(X6)−Phe−Asn(X5
−X9 (式中、X2はDCBであり、X3はOBzlであり、X4はBzlであ
り、X5はXanであり、X6はTosであり、X7は2Cl−Zであ
り、そして、X9は−O−CH2−樹脂支持体である。)α
−アミノ保護基の脱保護に使用されるTFA処理によりXan
を部分的に、または完全に除去することができる。
参考例1に述べたように保護ペプチド−樹脂を解離さ
せ、脱保護し、そして、精製した。純度を各々チエツク
された精製画分の脱塩はCH3CN/0.1%TFA勾配により行な
つた。次いで中央画分を凍結乾燥し、所望のペプチドを
得た。このペプチドの純度は98%以上であつた。
MBHA樹脂を使用し、この合成をくりかえした。Valeらの
米国特許第4,292,313号に開示された最初の方法によりA
snをMBHA樹脂に結合させ、アミド化C−末端を有する同
一のペプチドを製造した。
参考例6 次式、 H−CαMeHis−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−
Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−S
er−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−A
rg−Gly−Ala−NH2 で示される40残基アミド化ペプチド〔CαMeHis1,D−Le
u23〕−hpGRF(1−40)−NH2の合成を、Valeらの米国
特許第4,292,313号明細書に一般的に説明されているよ
うに、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上
で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプ
チドは、おおむね純粋であることが確認された。
参考例7 次式、 NαMeMet−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−D−Leu−His−Glu−Ile−Nle−Asn
−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln
−Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示される〔NαMe−Met1,D−Leu23,Nle27〕−rGRF
(1−43)−OHの合成を、参考例1に述べたように、Be
ckman990ペプチド合成機を用いて、クロルメチル化樹脂
上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペ
プチドは、おおむね純粋であることが確認された。
実施例7 次式、 H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−D−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Ar
g−Gln−Gln−Gly−NH2 で示されるhpGRF類似体断片、即ち、〔D−Leu23〕−hp
GRF(1−23)−NH2の合成を、参考例2に述べたよう
に、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で
段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチ
ドは、おおむね純粋であることが確認された。
この合成を2回くりかえし、〔D−Leu23,D−Glu25〕−
hpGRF(1−32)−NH2および〔D−Leu23,Nle27〕−hp
GRF(1−32)−NH2を製造した。
実施例8 次式、 H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−D−Leu−Gln−D−Asp−Ile−Nle−Ser
−Arg−NH2 で示されるhpGRF類似体断片、即ち、〔D−Leu23,D−As
p25,Nle27〕−hpGRF(1−29)−NH2の合成を、参考例
2に述べたように、Beckman990ペプチド合成機を用い
て、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCに
より、このペプチドは、おおむね純粋であることが確認
された。
実施例9 次式、 H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−D−Leu−His−Glu−Ile−Nle−Asn−Ar
g−NH2 で示される〔D−Leu23,Nle27〕−rGRF(1−29)−NH
2の合成を、参考例2に述べたように、Beckman990ペプ
チド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。
TLCおよびHPLCにより、このペプチドは、おおむね純粋
であることが確認された。
この合成をくりかえし、〔D−Leu17,Nle27〕−rGRF
(1−29)−NH2を合成した。
実施例10 次式、 H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−D−Glu−Ile−Nle−Ser−Ar
g−NH2 で示される〔D−Glu25,Nle27〕−hpGRF(1−29)−N
H2の合成を、参考例2に述べたように、Beckman990ペプ
チド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。
TLCおよびHPLCにより、このペプチドは、おおむね純粋
であることが確認された。
実施例11 次式、 H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−D−Glu−Ile−Nle−Asn−Ar
g−NH2 で示される〔D−Glu25,Nle27〕−rGRF(1−29)−NH
2の合成を、参考例2に述べたように、Beckman990ペプ
チド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。
TLCおよびHPLCにより、このペプチドは、おおむね純粋
であることが確認された。
参考例8 次式、 H−D−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Se
r−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Al
a−Arg−Lys−Leu−D−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser
−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln
−Gly−Ala−Arg−Val−Arg−Leu−NH2 で示される〔D−Tyr1,D−Leu23〕−pGRF(1−44)NH2
の合成を、Valeらの米国特許第4,292,313号明細書に一
般的に説明されているように、Beckman990ペプチド合成
機を用いて、MBHA樹脂上で段階的に行なつた。TLCおよ
びHPLCにより、このペプチドは、おおむね純粋であるこ
とが確認された。
参考例9 次式、 H−D−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Se
r−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−D−Leu−Tyr
−Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu−His−D−Gln−Ile−
Nle−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−
Glu−Gln−Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示される〔D−His1,D−Leu17,23,D−Glu25,Nle27
−rGRF(1−43)−OHの合成を、参考例1に述べたよう
に、Beckman990ペプチド合成機を用いて、クロルメチル
化樹脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、
このペプチドは、おおむね純粋であることが確認され
た。
実施例12 次式、 H−Tyr−D−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Se
r−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−D−Leu−Ser
−Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu−Gln−D−Asp−Ile−
Met−Ser−Arg−Gln−Gln−Gly−NH2 で示される〔D−Ala2,D−Leu17,23,D−Asp25〕−hpGRF
(1−32)−NH2の合成を、参考例2に述べたように、B
eckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階
的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチド
は、おおむね純粋であることが確認された。
実施例13 次式、 H−D−Tyr−D−Ala−D−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr
−D−Asn−Ser−D−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−D−A
la−Gln−D−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu
−Gln−D−Asp−Ile−D−Met−Ser−Arg−NH2 で示される〔D−Tyr1,D−Ala2,D−Asp3,D−Asn8,D−Ty
r10,D−Ala15,D−Leu17,23,D−Asp25,D−Met27〕−hpGR
F(1−29)−NH2の合成を、参考例2に述べたように、
Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上で段階
的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプチド
は、おおむね純粋であることが確認された。
参考例10 次式、 H−D−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−D−Ser
−Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr
−Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu−His−Glu−Ile−Nle
−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu
−Gln−Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−OH で示される〔D−His1,D−Ser8,D−Leu23,Nle27〕−rG
RF(1−43)−OHの合成を、参考例1に述べたように、
Beckman990ペプチド合成機を用いて、クロルメチル化樹
脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、この
ペプチドは、おおむね純粋であることが確認された。
実施例14 次式、 NαMeTyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser
−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−His−D−Glu−Ile−Met−Asn
−Arg−NH2 で示されるrGRF類似体断片、即ち、〔NαMeTyr1,D−Gl
u25〕−rGRF(1−29)−NH2の合成を、参考例2に述べ
たように、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹
脂上で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、この
ペプチドは、おおむね純粋であることが確認された。
参考例11 次式、 H−CαMeLeu−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−
Ser−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−
Ala−Arg−Lys−Leu−D−Leu−His−D−Glu−Ile−Nl
e−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Gl
u−Gln−Arg−Ser−Arg−Phe−Asn−Val−NH2 で示される〔CαMeLeu1,D−Leu23,D−Glu25,Nle27
−rGRF−〔Val44〕−NH2の合成を、参考例2に述べたよ
うに、Beckman990ペプチド合成機を用いて、MBHA樹脂上
で段階的に行なつた。TLCおよびHPLCにより、このペプ
チドは、おおむね純粋であることが確認された。
実施例で製造した様々な合成ペプチドを試験管内検定に
より合成hpGRF(1−40)−OHと比較し、そして、この
合成ペプチドは全て、GHの分泌について一層高い効力を
示し、そして、同等の固有活性を有することが発見され
た。
成長ホルモンの放出を促進するペプチドの有効性を判定
するため、標準物質として合成hpGRF(1−40)−OHを
用いて、当モル濃度のその他の様々な合成類似体および
断片との密接な比較のもとに試験管内検定をおこなつ
た。試験管内検定は以下のようにして行った。250gの雄
スプラグドーリーラットから下垂体細胞を摘出し、多穴
プレート中で2%ウシ胎児血清を補充したβ−PJ培地で
3〜5日間単層培養した。この細胞を洗浄し、0.1%BSA
および2.5×10-4Mアスコルビン酸を含むβ−PJ培地
で、種々の濃度の被験ペプチドとともに4時間インキュ
ベートした。培養上清中のGHレベルをRIAにより測定
し、分泌されたGH濃度を決定した。
等モル濃度で行なわれたこの比較試験の結果を下記の表
Iに示す。
これらの合成ペプチドの試験管内試験により、これらの
ペプチドは各々hpGRF(1−40)−OHの完全な固有生物
活性を有することが示された。〔D−Leu23,Nle27〕−
hpGRF−(1−29)−NH2の最大有効濃度は約1ナノモル
である。
生長ホルモンの分泌に関する試験管内試験の他に、生体
内試験も行なつた。生体内試験は以下のようにして行っ
た。230〜250gの雄のスプラグドーリーラットを検定の
2時間前にウレタンで麻酔した(150〜200mg/100g体
重、ip)。最初の血液サンプル(0.3nl)を頸静脈から
採取した後、速やかに試験物質を注入した(0.1%BSA、
0.01%アスコルビン酸/生理食塩水で希釈)。血液サン
プルを一定時間ごとに採取した。血液は、EDTA(60mg/m
l20l/ml)を含む試験管に集め、氷上に置き、60分以内
に遠心して分離した血清を凍結した。RIAによりGHレベ
ルを測定した。
すべての検定において、対照(ビークル)、3〜5種類
の用量の標準(hpGRF−40)および被験GRF類似体を用い
た。それぞれについて、5〜6匹のラットに投与した。
本発明のペプチドの生体内における有効時間を下記の表
1に示す。
その結果を下記の表1に示す。本発明のペプチドは下垂
体GHの分泌を刺激する強力な刺激剤であること、およ
び、rGRF(1−29)−NH2およびhpGRF(1−32)−NH2
よりも相当長い有効期間を有することが判明した。GHの
分泌を検出するのに有効なことが知られているその他の
公知のGRFを生体内試験に使用し、この結果を確認し
た。体重1kgあたりこのペプチド約100ナノグラム〜約50
μgの投与量はGH分泌をおこさせるのに有効であると思
われる。
このような合成hpGRF類似体および多分rGRFならびにpGR
F類似体類は、医者がGH産生量を高める必要があると考
えるヒトに投与するのに有用である。このような類似体
によるGH分泌の刺激は外生GRFの生産不足によりひきお
こされた完全な、または、相対的なGH欠如を有するヒト
に著効を示す。更に、GH分泌量の増大およびそれに付随
する生長増大は正常なGHレベルのヒトまたは動物におい
てもおこるだろうと思われる。また、投与により脂肪含
量が変更され、そして、その他のGH−依存性代謝、免疫
および生殖過程も変化される。例えば、これらの類似体
は火傷の治療中のヒトの蛋白同化作用を刺激する手段と
して有用である。その他の例としては、これらの類似体
類はニワトリ、七面鳥、ブタ、ヤギ、ウシおよびヒツジ
のような商業的温血動物に投与することもでき、また、
魚類およびその他の冷血水棲動物(例えば、海ガメ、お
よびウナギ)の養殖にも使用できる。斯くして、有効量
のペプチドを投与することによつて蛋白質対脂肪の比率
を高め、生長を促進させることができる。
これらの合成ペプチドはヒトに投与するためには少なく
とも93%好ましくは少なくとも98%の純度をもたなけれ
ばならない。この純度は、目的とするペプチドが存在す
る類似ペプチドおよびペプチド断片すべてのうちで上記
の重量%を構成しなければならないことを意味する。生
長を促進させ、そして、脂肪含量を低下させるためにこ
れらの合成ペプチドを商業的動物およびその他の動物に
投与する場合には、約5%低度の低純度あるいは更に、
0.01%程度の低純度であつてもかまわない。
これらの合成ペプチドまたはその無毒性塩を、薬剤組成
物を形成する薬剤学的にまたは獣医薬的に受容できるキ
ヤリヤーと組み合わせてヒトを含む哺乳動物に静脈内、
皮下、筋肉内、経皮(例えば経鼻腔)または経口的に投
与することができる。この投与は、治療されるべき受容
者がこの種の治療を必要とする場合に、成長ホルモンの
放出を刺激するために医師により採用することができ
る。必要な用量は治療される特定の状態、状態の重症
度、および目的とする治療の期間に応じて変わるであろ
う。
この種のペプチドはしばしば、無毒性の塩たとえば酸付
加塩、またはたとえば亜鉛、鉄などとの金属錯体(これ
らは本発明の目的のための塩と考えられる)の形で投与
される。この種の酸付加塩の具体例は塩酸塩、臭化水素
酸塩、硫酸塩、リン酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエ
ン酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、アスコ
ルビン酸塩、酒石酸塩などである。活性成分を錠剤の形
で経口投与すべきである場合、錠剤には結合剤、たとえ
ばトラガカント、コーンスターチもしくはゼラチン;崩
壊剤、たとえばアルギン酸;および滑沢剤、たとえばス
テアリン酸マグネシウムが含有されていてもよい。液状
での投与を希望する場合、甘味剤および/または香味剤
を用いてもよく、等張食塩液、リン酸塩緩衝液などに入
れて静脈内投与することも行われる。
これらのペプチドは医師の指導のもとにヒトに投与され
るべきであり、薬剤組成物は通常はペプチドを、慣用さ
れる薬剤学的に受容できる常用の固体または液体キヤリ
ヤーと共に含有するのであろう。通常、非経口投与量は
受容者の体重1kg当たりペプチド約100ナノグラム〜約50
μgであろう。
本発明者らに現在知られている最良の形態を構成する好
ましい実施態様に関して本発明を記述したが、特許請求
の範囲に示した本発明の範囲を逸脱することなく当業者
に明らかな各種の変更および修正を行うことができると
解すべきである。たとえばペプチド鎖における変更、特
にペプチドのカルボキシ末端に始まる削除を今日既知の
実験慣例に従つて行い、ペプチドの生物学的効力のすべ
てまたはきわめて実質的な部分を保持するペプチドまた
はペプチド断片を製造することができ、これらのペプチ
ドは本発明の範囲内にあると考えられる。さらにいずれ
かの末端もしくは両末端に付加を行い、および/または
一般にペプチド化学の全般的技術において周知のように
天然残基の代わりに一般的に等しい残基を用いて、本発
明の範囲から逸脱することなく特許請求の範囲に記載さ
れたポリペプチドの効力の少なくとも実質的な部分をも
つ同族体を製造することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 Nature (London),300 (5889),P.276−278(1982)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式で示される合成ペプチドまたはその非
    毒性塩: R1−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−R8−Ser−Tyr−Ar
    g−R12−R13−Leu−Gly−Gln−R17−R18−Ala−Arg−Ly
    s−Leu−R23−R24−R25−Ile−R27−R28−Arg−Gln−Gl
    n−Gly−Y [式中、R1はTyr、NαMePhe、NαMeTyr、CαMe(4C
    l)PheまたはHis;R8はSerまたはAsn;R12はArgまたはLy
    s;R13はIleまたはValであり;R17はLeuまたはD−Leu;R
    18はTyrまたはSer;R24はHisまたはGln;R25はGlu、Aspま
    たはD−Glu;R27はMetまたはNle;R28はAsnまたはSer;Y
    はNH2またはNHCH2CH3である;ただし(a)R1はCαMe
    またはNαMe置換基を有するか、または(b)R17およ
    び/またはR23はD−Leuであるか、もしくは(c)R25
    はD−Gluであり、また、C末端から1〜4個の残基は
    削除されていてもよい]。
  2. 【請求項2】R25はD−Gluである、特許請求の範囲第1
    項に記載のペプチド。
  3. 【請求項3】R23はD−Leuである、特許請求の範囲第1
    項または2項に記載のペプチド。
  4. 【請求項4】R17はD−Leuである、特許請求の範囲第1
    項、2項または3項に記載のペプチド。
  5. 【請求項5】R27はNleである、特許請求の範囲第1項、
    2項、3項または4項に記載のペプチド。
  6. 【請求項6】R17はLeuであり、R23はD−Leuであり、R
    25はGluであり、R27はNleであり、そして、R30〜R33
    基は除去されている、特許請求の範囲第1項に記載のペ
    プチド。
  7. 【請求項7】R1はHisであり、R8はSerであり、R12はArg
    であり、R13はIleであり、R18はTyrであり、R24はHisで
    あり、そして、R28はAsnである、特許請求の範囲第1項
    に記載のペプチド。
  8. 【請求項8】R1はCαMeまたはNαMe置換基を有する特
    許請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載のペプチ
    ド。
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