JP2685195B2 - Grf類縁体v - Google Patents

Grf類縁体v

Info

Publication number
JP2685195B2
JP2685195B2 JP63005694A JP569488A JP2685195B2 JP 2685195 B2 JP2685195 B2 JP 2685195B2 JP 63005694 A JP63005694 A JP 63005694A JP 569488 A JP569488 A JP 569488A JP 2685195 B2 JP2685195 B2 JP 2685195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ala
leu
lys
gly
arg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63005694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63174999A (ja
Inventor
ジョーン・ヴォーギャン
ヨアヒム・シュピース
ジャン・エドワール・フレデリック・リベール
ワイリー・ウォーカー・ヴェイル・ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Salk Institute for Biological Studies
Original Assignee
Salk Institute for Biological Studies
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/060,149 external-priority patent/US4784987A/en
Priority claimed from US07/096,513 external-priority patent/US4843064A/en
Application filed by Salk Institute for Biological Studies filed Critical Salk Institute for Biological Studies
Publication of JPS63174999A publication Critical patent/JPS63174999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2685195B2 publication Critical patent/JP2685195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/60Growth hormone-releasing factor [GH-RF], i.e. somatoliberin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 GRF類縁体V 本発明は魚類、鳥類及び哺乳類における下垂体機能に
効果を有するペプチドに関する。特に本発明は該下垂体
による成長ホルモンの分泌を促進するペプチドに関す
る。
本発明の背景 生理学者は長きに渡り、視床下部の下垂体前葉分泌機
能に対する制御は、各下垂体ホルモンの分泌を促進ある
いは抑制する特定の物質を産生することによるものと認
識してきた。視床下部の抑制性因子は1972年に成長ホル
モン(GH)分泌を抑制するソマトスタチン(somatostat
in)という形で同定された。1982年には、ヒト膵臓(腫
瘍)分泌因子(hpGRF)がヒト膵臓の腫瘍抽出物から単
離され、その精製、同定、合成及び試験が行われ、下垂
体によるGH分泌を促進することが見い出された。これら
下垂体因子の両者は全合成により再生産され、天然構造
の類縁体が合成されてきた。ヒト視床下部GH分泌因子
(GRF)は全く同一の構造を有することが示唆されてき
た。ラット、ブタ、ヒツジ、ウシ及びヤギ由来の対応す
る視床下部GH分泌因子(GRFs)もまた同定及び合成がな
されてきた。
本発明の要旨 培養下垂体細胞からGHを分泌させる、合成ペプチドが
現在、合成、試験されているが、これは硬骨魚類GRFの
配列に基づいており、魚類において実質上増加した効力
を示す。これらのペプチドは長さにおいて27から45残基
(C−末端を始めとして適当な配列をなくして短縮した
ものである。)、遊離酸あるいはアミドの形であること
が可能で、5位及び27位にNle,Leu,Val,Nva,Gln,Thr,Il
eまたはMetを有することも可能である。
本発明に適合する組成物は、このようなペプチドにお
いて、長さ約27から44残基のもの、あるいはこれらのい
ずれかの無毒性塩で薬学的あるいは獣医学的に許容され
る液体または固体の担体に分散させたものである同ペプ
チドを含む。このような組成物は鳥禽を含む温血動物の
成長を促進するのに用いられるし、特に農業において例
えば魚、鰻などの冷血動物に対して用いられうる。
ひとつの好適な実施態様において、本発明は化学合成
により生産可能で魚類あるいは他の冷血動物における成
長を促進するのに有用であるペプチドにおいて、 式:R1−R2−R3−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−Ala−Tyr−
Arg−Lys−Ala−Leu−R15−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−
Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−R28−R29−R30
R31−NHR〔ここで、R1はN−Me,Tyr,N−MeHis,N−EtTy
r,N−EtHis,N−IpHisまたはN−IpTyrであり;R2はAla
またはD−Alaであり;R3はAspまたはD−Aspであり;R
5はMet,NvaまたはNleであり;R15はGlyまたはAlaであ
り;R27はNvaまたはNleであり;R28はAla,Ser,Asnまた
はdes−R28であり;R29はLysまたはArgまたはdes−R29
であり;R30はArgまたはGlnまたはdes−R30であり;そ
してR31はValまたはGlnまたはdes−R31であり;そして
Rは水素または低級アルキルである。〕 を有する同ペプチドを提供する。
さらに好適な実施態様において、本発明は化学合成に
より生産可能で、魚類あるいは他の冷血動物における成
長を促進するのに有用であるペプチドにおいて、 式:H−His−Ala−Asp−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−Ala−
Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−
Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−R28−R29
R30−R31−NHR〔ここで、R5はMet,NvaまたはNleであ
り;R27はNvaまたはNleであり;R28はAla,Ser,Asnまた
はdes−R28であり;R29はLysまたはArgまたはdes−R29
であり;R30はArgまたはGlnまたはdes−R30であり;そ
してR31はValまたはDlnまたはdes−R31であり;そして
Rは水素または低級アルキルである。〕を有する同ペプ
チドを提供する。
より好適な実施態様において、本発明は複製型DNA法
により生産可能で、魚類あるいは他の冷血動物における
成長を促進するのに有用であるペプチドにおいて、 式:H−His−Ala−Asp−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−Ala−
Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−
Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−R28−R29
R30−R31−NH2〔ここで、R5はMet,IleまたはLeuであ
り;R27はMet,IleまたはLeuであり;R28はAla,Ser,Asn
またはdes−R28であり;R29はLysまたはArgまたはdes−
R29であり;R30はArgまたはGlnまたはdes−R30であり;
そしてR31はValまたはGlnまたはdes−R31である。〕を
有する同ペプチドを提供する。
またさらに好適な実施態様において、本発明は複製型
DNA法により生産可能で、魚類あるいは他の冷血動物に
おける成長を促進するのに有用であるペプチドにおい
て、 式:H−His−Ala−Asp−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−Ala−
Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−
Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−Ala−Lys−
Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−R36−Ile−Glu−Asp−
Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−Y〔ここで、R5,R27
及びR36はMet及びLeuから選択され、YはNH2またはOHで
ある。〕を有する同ペプチドを提供する。
もうひとつの好適な実施例において、本発明は魚類あ
るいは他の冷血動物において成長を促進するのに有用で
あるペプチドにおいて、 式:H−His−D−Ala−Asp−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−A
la−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−A
la−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−R28−R
29−R30−R31−NHR〔ここで、R5はMet,Nle,IleまたはLe
uであり;R27はMet,Nle,IleまたはLeuであり;R28はAl
a,Ser,Asnまたはdes−R28であり;R29はLysまたはArgま
たはdes−R29であり;R30はArgまたはGlnまたはdes−R
30であり;R31はValまたはGlnまたはdes−R31であり;
そしてRは水素または低級アルキルである。〕を有する
同ペプチドを提供する。
さらにもうひとつの好適な実施態様において、本発明
は魚類あるいは他の冷血動物における成長を促進するの
に有用であるペプチドにおいて、 式:H−His−Ala−D−Asp−Gly−R5−Phe−Asn−Lys−A
la−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−A
la−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−R27−Ala−L
ys−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−R36−Ile−Glu−A
sp−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−NH2〔ここで、
R5,R27及びR36はMet,Nle及びLeuから選択される。〕を
有する同ペプチドを提供する。
好適な実施態様の詳細な記述 該ペプチドを定義するのに使用される命名法は、シュ
ローダー(Schroder)及びリューブク(Lubke),「ザ
・ペプチド(The Peptides)」,Academic Press(1965
年)、〔ここで、慣習的表記に従い、N末のアミノ酸は
左にC末のカルボキシル基は右にする。〕により特定さ
れるものとする。天然型アミノ酸は一般のもので、タン
パク中に見い出される天然に存在するアミノ酸であり、
それらの許容される省略形に言及される:Gly,Ala,Val,L
eu,Ile,Ser,Thr,Lys,Arg,Asp,Asn,Glu,Gln,Cys,Met,Ph
e,Tyr,Pro,Trp及びHis Nleはノルロイシン(Norleucin
e)を意味し、Nvaはノルバリン(Norvaline)を意味す
る。幾何異性体を有する場合には表記されるアミノ酸の
L−型とし、そうでない場合は明示されるものとする。
Meはメチルを意味し、Etはエチルを意味し、そしてIpは
イソプロピルを意味する。D−MNAはN−MeD−Alaを意
味し、そして低級アルキルは1個〜4個の炭素原子を有
する炭素鎖を意味する。
魚類あるいは他の冷血動物において成長を促進するの
に有用であるペプチドは、次の配列(I)を有する:R1
−R2−R3−R4−R5−Phe−R7−R8−R9−Tyr−Arg−R12
R13−Leu−R15−Gln−Leu−R18−Ala−Arg−Lys−R22
Leu−R24−R25−R26−R27−R28−R29−R30−R31−Gly−
R33−R34−R35−R36−R37−R38−R39−R40−R41−R42
R43−R44−Ser〔ここで、R1はN−Me Tyr,Tyr,des NH2
−Tyr,D−Tyr,N−Et Tyr,N−Ip Tyr,N−Me His,His,des
NH2−His,D−His,N−Et HisまたはN−Ip Hisであり;
R2はAla,D−AlaまたはD−NMAであり;R3はAspまたはD
−Aspであり;R4はGlyまたはAlaであり;R5及びR27はMe
t,Leu,Val,Nva,Gln,Thr,Ile,Ala,Arg,Asn,Asp,Cys,Glu,
Gly,His,Nle,Lys,Phe,Pro,Ser,Tyr及びTrpから成るグル
ープから選択され;R7はAsnまたはThrであり;R8はLys,
AsnまたはSerであり:R9はAlaまたはSerであり;R12はL
ysまたはArgであり;R13はAla,ValまたはIleであり;R
15はGlyまたはAlaであり;R18はSerまたはTyrであり;R
22はTyrまたはLeuであり;R24はHisまたはGlnであり;R
25はThr,AspまたはGluであり;R26はLeuまたはIleであ
り;R28はAla,SerまたはAsnであり;R29はLysまたはArg
であり;R30はArgまたはGlnであり;R33はGlyまたはGlu
であり;R34はGly,ArgまたはSerであり;R35はSerまた
はAsnであり;R36はMet,Leu,Val,Nva,Gln.Thr,Ileまた
はNleであり;R37はIleまたはGluであり;R38はGlu,Gln
またはArgであり;R39はAsp,ArgまたはGlyであり;R40
はAsp,SerまたはAlaであり;R41はAsn,ArgまたはLysで
あり;R42はGlu,Phe,AlaまたはValであり;R43はPro,As
nまたはArgであり;R44はLeuまたはAlaであり;但し、
次の少なくともひとつは存在するものとする:R7がAsn
であり、R8がLysであり、R13がAlaであり、R22がTryで
あり、R25がThrである;そしてさらにR27以降の残基の
いずれかあるいは全てが除去されていてもよい。〕該C
−末端は、好適なものとしてOHまたはNHRであり、Rは
水素または低級アルキルである。
N−末端から27残基までの、該ペプチド配列フラグメ
ントは下垂体によるGH分泌に効果を及ぼすのに生物活性
を有しており、このような生物活性フラグメントは本発
明全般の範囲内にあてはまると考えられる。該ペプチド
フラグメントが残基27あるいは28までだけ伸びる場合、
該C−末端は−NH2あるいは置換アミドであるべきであ
る。該ペプチドが残基29から39までのひとつまで伸びる
場合、該C−末端は好適なものとしてはアミドあるいは
置換アミドであるが、−OHでもありうる。該フラグメン
トが40あるいはそれ以上の残基を有する場合は、該C−
末端部分に対する明確な好適性はない。
本発明は、次の配列: His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala−Tyr−
Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−
Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys−Arg−
Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−Asp−Asp−
Asn−Glu−Pro−Leu−Ser [式中、C末端から16アミノ酸残基までの配列は欠失し
ていてもよい] を有するペプチドまたはその無毒性塩を提供する。
該ペプチドは、完全な固相法、部分的な固相法フラグ
メントカップリングあるいは古典的な液相カップリング
のような適当な方法により合成される。最近開発された
複製型DNA法の実施は、天然型アミノ酸残基のみを含有
するペプチドの一部を産生するのに使用されることが可
能であり、該部分ペプチドは次に短かい末端ペプチドに
つながれうる。例えば、完全な固相合成の技術は教科書
「固相ペプチド合成(Solid−Phase Peptide Synthesi
s)」,スチュワート(Stewart)及びヤング(Young),
Freembn&Co.,サンフランシスコ,1969年において述べら
れ、ヴェール(Vale)らによる、1978年8月8日公示の
米国特許第4,105,603号の開示により例示される。古典
的な液相合成は論文「Methoden dev Organischen Chemi
e(Horben−Weyl):ペプチド合成(Synthese von Pept
iden)」,E.ブンシュ(Wunsch、編者),1974年、Georg
Thieme出版、シュトウットガルト、西独、において詳述
される。合成のフラグメント縮合法は、米国特許第3,97
2,859号(1976年8月3日)において例示される。他の
適用可能な合成は米国特許第3,842,067号(1974年10月1
5日)及び米国特許第3,862,925号(1975年1月28日)に
より例示される。
このような合成に共通なのが、適当な保護基(同基が
最終的に除去されるまで、その部位での化学反応が起こ
るのを防ぐ。)を用いた、様々なアミノ酸の不安定な側
鎖の保護である。通常また共通なのは主鎖がカルボキシ
ル基で反応する間の、アミノ酸あるいはフラグメントの
アルファアミノ基の保護であり、これに続いて該アルフ
ァアミノ保護基は選択的に除去され、その部位での次の
反応が起こるのを許容する。従って、合成における一工
程として、適当な残基に結合した側鎖を有する該ペプチ
ド鎖中の望ましい配列中に位置する、各アミノ酸残基を
含む中間体化合物が産生されることが共通である。
形成される中間体化合物は次式(II)で表される配列
を有する:X−R1(X1orX2)−R2−R3(X3)−R4−R5(XX)−
Phe−R7(X4orX5)−R8(X4,X5orX7)−R9(X4)−Tyr(X2
−Arg(X6)−R12(X6orX7)−R13−Leu−R15−Gln(X5
−Leu−R18(X2orX4)−Ala−Arg(X6)−Lys(X7)−R22
(X2)−Leu−R24(X1orX5)−R25(X3orX4)−R26−R27(X
X)−R28(X4orX5)−R29−(X6orX7)−R30(X5orX6)−R
31(X5)−Gly−R33(X3)−R34(X4orX6)−R35−(X4or
X5)−R36(X3orX4)−R37(X3)−R38(X3orX5orX6)−R39(X
3orX6)−R40(X3orX4)−R41(X5orX6orX7)−R42(X3)−R43
(X5orX6)−R44−Ser(X4)−X8〔ここで、Xは水素また
はα−アミノ保護基である。〕考えられる該α−アミノ
保護基はポリペプチドのステップワイズ合成の方法にお
いて有用であることがよく知られているものである。使
用されうる、α−アミノ保護基の組としては、 (1)フルオレニルメチロキシカルボニル(FMOC)、ベ
ンジロキシカルボニル(Z)及び置換Zのようなもの、
p−クロロベンジロキシカルボニル、p−ニトロキシベ
ンジルロキシカルボニル、p−ブロモベンジロキシカル
ボニル及びp−メトキシベンジロキシカルボニルのよう
なもの、このような芳香族ウレタン型保護基; (2)t−ブチロキシカルボニル(BOC)、ジイソプロ
ピルメチロキシカルボニル、イソプロピロキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、アリロキシカルボニルのよう
な脂肪族ウレタン保護基; (3)シクロペンチロキシカルボニル、アダマンチロキ
シカルボニル及びシクロヘキシロキシカルボニルのよう
なシクロアルキルウレタン型保護基 が含まれる。好適なα−アミノ保護基はBOCである。
X1は水素あるいはベンジロキシメチルまたはTosのよ
うな、Hisのイミダゾール窒素に対する保護基である。
X2はテトラヒドロピラニル、tert−ブチル、トリチ
ル、CBz−4Bz−CBz及び2,6−ジクロロベンル(DCB)の
ような、Tyrのフェノール性ヒドロキシ基に対する適当
な保護基でありうる。X2は水素でありうるが、これは該
位にアミノ酸残基上の側鎖保護基がないことを意味す
る。
X3は、水素あるいはベンジル(Bzl)、2,6−ジクロロ
ベンジル、メチル、シクロヘキシルまたはエチルのよう
なAspあるいはGluのカルボキシル基に対する適当なエス
テル形成保護基である。
X4は、アセチル、ベンゾイル(Bz)、tert−ブチル、
トリチル、テトラヒドロピラニル、Bzl、2,6−ジクロロ
ベンジル及びCBzのようなThrあるいはSerのヒドロキシ
基に対する適当な保護基でありうる。好適な保護基はBz
lである。X4は水素でありうるが、これは、該ヒドロキ
シル基に保護基がないことを意味する。
X5は水素あるいは、AsnあるいはGlnの側鎖アミノ基の
適当な保護基である。これは好適なものとしては、キサ
ンチル(Xanthyl,Xan)である。
X6は、ニトロ、Tos、CBz、アダマンチロキシカルボニ
ル及びBOCのような、Argのグアニド基に対する適当な保
護基あるいは水素である。
X7は水素あるいはLysの側鎖アミノ基に対する適当な
保護基である。適当な側鎖アミノ保護基の例としては2
−クロロベンジロキシカルボニル(2−Cl−Z)、To
s、t−アミロキシカルボニル及びBOCである。
XXは上述のものから選択される適当な側鎖保護基ある
いは水素である。
Metは別に酸素により保護されうるが、好適なものと
しては未保護基のままにされる。
側鎖アミノ保護基の選択は、合成においてα−アミノ
基の脱保護中に除去されないものが一般に選ばれる場合
を除いて、重要ではない。しかしながら、いくつかのア
ミノ酸(例えばHis)に対しては、カップリング終了後
保護は一般に不要であり、該保護基は同一でありうる。
X8はエステル形成基X3のようなC−末端カルボキシル
基に対する適当な保護基あるいは固相合成において使用
される、固体レジン担体への連結の為のアンカー結合あ
るいはdes−X8〔この場合、残基はC−末端においてカ
ルボキシル基(Y)を有し、先に定義したように遊離
酸、アミドまたは置換アミドである。〕である。固体レ
ジン担体が使用される場合、 次記:−O−CH2−レジン担体、−NH−ベンズヒドラミ
ン(BHA)レジン担体または−NH−パラメチルベンズヒ
ドリラミン(MBHA)レジン担体を有する同担体のよう
な、当業者で既知のもののいずれかひとつでありうる。
非置換アミドが望ましい場合にBHAあるいはMBHAレジン
の使用が好適なのは、切断で直接該アミドを与えるから
である。N−メチルアミドが望ましい場合はN−メチル
BHAから得られうる。他の置換アミドはW.コーンライヒ
(Kornreich)ら、Int.J.Peptide Protein Res.,25巻,1
985年,414〜420ページにおいて述べられる操作により合
成されうる。C−末端において遊離酸以外の基が望まし
い場合は、ホウベン−ベイルのテキストにおいて述べら
れるように古典的方法を使用して該ペプチドを合成する
のが好適であろう。
中間体に対する式においてX−基の少なくともひとつ
は保護基でありX8はレジン担体を含む。このように本発
明はまた、対称となるペプチド製造の方法において (a)少なくともひとつの保護基と式(II)を有するペ
プチドを形成し: 〔ここでX,X1,X2,X3,X4,X5,X6,X7及びXXは各々水
素あるいは保護基であり、X8は保護基またはレジン担体
へのアンカー結合であるか、des−X8{この場合、該残
基はC−末端においてカルボキシル基(Y)を有す
る。}である。〕; (b)式(II)のペプチドから保護基またはアンカー結
合を除去し;そして (c)望ましい場合には、結果としてできる配列(I)
のペプチドをその無毒性塩に転化する ことによる同方法を提供する。
該ペプチド合成において使用されるべき特定の側鎖保
護基の選択において、次の一般則が適用される: (a)該保護基は保護特性を好適に保持し、カップリン
グ条件下でははずれない、 (b)該保護基は試薬に対して安定で、Xanの場合を除
き、合成の各工程においてα−アミノ保護基除去に対し
て選択される反応条件下で好適に安定である、そして (c)該側鎖保護基は、望ましいアミノ酸配列の合成終
了の際、該ペプチド鎖を不都合に変化させない反応条件
の下で除去可能でなければならない。
ペプチドが複製型DNA法を使用して産生されない場
合、メリフィールド(Merrifield),J.Am.Chem.Soc.,8
5巻,2149ページ、1963年により一般に記述されるような
固相合成を使用して好適に産生されるが、当業者におい
て既知の他の等価な化学合成もまた前述のように使用さ
れうる。固相合成は該ペプチドのC−末端から、保護基
されたα−アミノ酸の適当なレジンへのカップリングに
より開始される。このような出発材料はα−アミノ酸を
クロロメチル化レジンまたはヒドロキシメチルレジンへ
のエステル結合によるか、あるいはBHAレジンまたはMBH
Aレジンへのアミド結合によるかで、結合させることに
より産生されうる。ヒドロキシメチルレジンの産生はボ
ダンスキー(Bodansky)ら、Chem.Ind.(ロンドン)38
巻,1597−98ページ,1966年により記述される。クロロメ
チル化レジンはバイオ・ラッド・ラボラトリーズ(リッ
チモンド,カルフォルニア)及びLabシステム社から市
販品が得られる。このようなレジンの産生はステュワー
ト(Stewert)ら、「固相ペプチド合成(Solid Phase P
eptide Synthesis)」,Pierce化学社,ロックフォー
ド,イリノイ州(1984年),第1章により記述される。
本テキストで特定されるようにBHA及びMBHAレジン担体
は市販品が得られるが、合成される望ましいペプチドが
C−末端における非置換アミドを有する場合にのみ普通
使用される。
例えば44−残基ペプチドに対するLeuあるいは45−残
基ペプチドに対するSerのようなC−末端アミノ酸は、B
OCで保護され、Chemistry LettersK.ホリキ(Horiki)
ら、165〜168ページ(1978年)において述べられる操作
に従いまずクロロメチル化レジンにカップルされ、44−
残基ペプチド遊離酸が合成されるべき場合には約60℃、
24時間攪拌下DMF中KFを使用する。BOC−保護アミノ酸の
レジン担体へのカップリングに続き、α−アミノ保護基
が塩化メチレン中トリフルオロ酢酸(TFA)またはTFAの
みにより除去される。該脱保護は約0℃から室温の間の
温度で行われる。ジオキサン中HClのような他の標準切
断試薬及び特定のα−アミノ保護基の除去条件がシュロ
ーダー及びリューブク、「ザ・ペプチド」,1巻,72〜75
ページ(Academic Press1965年)において記述されるよ
うに使用されうる。
該α−アミノ保護基除去後、残存しているα−アミノ
及び側鎖保護アミノ酸は、一工程ずつ、望ましい順序で
カップルされ先に定義される中間体化合物を得るか、別
法として各アミノ酸を合成中別々に加え、それらのいく
つかが固相反応体への添加前に互いにカップルされるこ
とも可能である。適当なカップリング試薬は当業者のも
のである。カップリング試薬として特に適当なものとし
てはN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCI)
である。
該ペプチドの固相合成において使用される活性化剤は
ペプチド業者ではよく知られている。適当な活性化剤の
例はN,N′−ジイソプロピルカルボジイミド及びN−エ
チル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミドのようなカルボジイミドである。他の活性化剤及
びそのペプチドカップリングにおける使用はシュローダ
ー及びリュークバ(上記)、第2章及びケイパー(Kapo
or),J.Phar.Sci.,59巻,1〜27ページ(1970年)により
記述される。
各保護アミノ酸あるいはアミノ酸配列は約4倍または
それ以上の過剰で固相反応体に導入され、該カップリン
グはジメチルホルムアミド(DMF):CH2Cl2(1:1)ある
いはDMFまたはCH2Cl2のみにおいて行われうる。不完全
なカップリングが生じる場合には、次のアミノ酸のカッ
プリングに先んじて、α−アミノ保護基の除去前にカッ
プリング操作が繰り返される。合成の各段階におけるカ
ップリング反応の成功は、手動で行われる場合、E.カイ
ザー(Kaiser)ら、Anal.Biochem.34巻,595ページ(197
0年)により記述されるようにニンヒドリン反応により
好適にモニターされる。該カップリング反応はリビアー
(Rivier)ら、Biopolymers,(1978年),17巻,1927−1
938年において報告されるようなプログラムを使用し、
ベックマン990自動合成機上で自動的に行われうる。
望ましいアミノ酸配列が完成した後、中間体ペプチド
は、液体フッ化水素のような試薬(レジンから該ペプチ
ドを切断するばかりでなく、全ての残存側鎖保護基X1
X2,X3,X4,X5,X6及びX7及びアンカー結合X8そしてま
た使用される場合にはα−アミノ保護基Xを切断す
る。)を用いる処理によりレジン担体から除去され、遊
離酸の形で該ペプチドが得られる。Metが該配列中に存
在する場合、BOC保護基は、潜在的S−アルキル化を避
けるためにHFを用いるレジンからのペプチド切断の前に
トリフルオロ酢酸(TFA)/エタンジチオールを使用し
て、好適にまず除去される。切断のためにフッ化水素を
使用する場合、アニソール、p−クレゾール、メチルエ
チルスルフィド及び/または他の既知のスキャベンジャ
ーが反応容器中に好適に含有される。
次の実施例は固相法によるペプチド合成に対する好適
な方法を述べる。対応する短かいペプチドフラグメント
の合成は単に必要な数のアミノ酸を鎖のどちらの末端に
おいてでもなくすことで、同様に達成されることはもち
ろん評価されただろう;しかしながら現在の所生物活性
フラグメントはN−末端において指示される配列を含む
べきであるという感じである。
実施例I 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Al
a−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Al
a−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Ly
s−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−As
p−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−NH2を有する44残基ペプ
チドの合成が、約0.1〜0.5mmoles/gレジンの置換幅を有
するMBHAレジン上ベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。BOC−Leuの該レジン
へのカップリングはヴェールら、米国特許第4,292,313
号において述べられる一般操作により、CH2Cl2中活性化
剤としてDCCを3位過剰、2時間攪拌下使用して行われ
る。結果としてレジングラム当り約0.2〜0.6mmolのLeu
の置換が行われる。
脱ブロック及び中和の後、該ペプチド鎖は該レジン上
−工程ずつ構築される。脱ブロック、中和及び各アミノ
酸の添加はリビアー,J,J.Amer.Chem.Soc.,96巻,2986〜2
992ページ(1974年)において詳述される操作におおむ
ね従い行われる。使用される全ての溶媒は、例えばヘリ
ウムまたは窒素のような不活性気体を用いて分散させる
ことにより注意深く脱気されMet残基の硫黄を不都合に
酸化する可能性のある酸素がないことを確かにする。
脱ブロックは: 計画A 試薬 混合時間(分) 1.60%TFA/2%エタンジチオール 10 2.60%TFA/2%エタンジチオール 15 3.IPA/1%エタンジチオール 0.5 4.Et3N(10%)in CH2Cl2 0.5 5.MeOH 0.5 6.Et3N(10%)in CH2Cl2 0.5 7.MeOH(2回) 0.5 8.CH2Cl2(2回) 0.5 に従って好適に行われる。
該カップリングは次: 計画B 試薬 混合時間(分) 9.DCCI − 10.Boc−アミノ酸 50−90 11.MeOH(2回) 0.5 12.CH2Cl2(2回) 0.5 13.Ac2O(3M)inCH2Cl2 15.0 14.CH2Cl2 0.5 15.MeOH 0.5 16.CH2Cl2(2回) 0.5 の計画Bに従って好適に行われる。
手短かに言えば、1〜2mmolのBoc−保護アミノ酸が塩
化メチレン中、レジングラム当り使用され、塩化メチレ
ン中2時間1.0モーラーDCCI1当量が加えられる。BOC−A
rg(Tos)がカップルされる場合、DMFと塩化メチレンの
50%混合物が使用される。BzlエーテルがSer及びThrに
対するヒドロキシル側鎖保護基として使用される。Asn
あるいはGlnのアミノ基は、DCCカップリングが好適に使
用される場合にXanにより保護される。p−ニトロフェ
ニルエステル(ONp)がまたAsnあるいはGlnのカルボキ
シル末端の活性化に使用されることが可能で例えばBOC
−Asn(ONp)はDMF及び塩化メチレンの50%混合物中1
当量のHOBtを使用して一晩でカップリングされうるが、
この場合DCCは加えられない。2−クロロ−ベンジルカ
ルボニル(2Cl−Z)がLys側鎖に対する保護基として使
用される。TosがArgのグアジノ基及びHisのイミダゾー
ル窒素の保護に使用され、GluあるいはAsp側鎖カルボキ
シル基はOBzlを用いて保護される。Tyrのフェノール性
ヒドロキシル基は2,6−ジクロロ−ベンジル(DCB)を用
いて保護される。合成の最後に、次の組成物が得られ
る: BOC−His(X1)−Ala−Asp(X3)−Gly−Met−Phe−Asn
(X4)−Lys(X7)−Ala−Tyr(X2)−Arg(X6)−Lys
(X7)−Ala−Leu−Gly−Gln(X5)−Leu−Ser(X4)−
Ala−Arg(X6)−Lys(X7)−Tyr(X2)−Leu−His
(X1)−Thr(X4)−Leu−Met−Ala−Lys(X7)−Arg
(X6)−Val−Gly−Gly−Gly−Ser(X4)−Met−Ile−G
lu(X3)−Asp(X3)−Asp(X3)−Asn(X4)−Glu
(X3)−Pro−Leu−X8〔ここで、X1はTos,X2はDCB,X3
Bzl,X4はBzl,X5はXan,X6はTos,X7は2Cl−Zであり、X8
は−NH−レジン担体である。〕 Xanはα−アミノ保護基脱ブロックに使用されるTFA処理
により部分的にあるいは完全に除去されうる。
保護されたペプチド−レジンの切断及び脱保護基を行
うためには、ペプチド−レジングラム当り1.5mlアニソ
ール、0.5mlメチルエチルジスルフィド及び15mlフッ化
水素(HF)を用い、−20℃1時間及び0℃1.5時間処理
される。高真空下該HFを除去後、該レジン−ペプチド残
渣は無水ジエチルエーテル及びクロロホルムのいずれか
で洗浄され、次に2N酢酸水溶液または水で脱気、過に
よりレジンから分離される。
切断及び脱保護されたペプチドは次に0〜5%酢酸中
に溶解され、セファデックスG−50微粒子ゲル過を含
みうる精製に付される。
該ペプチドはつづいてさらにリビアーら、ペプチド:
構造及び生物機能(Peptides:Structure and Biologica
l Function),1979年,125〜8ぺージ及びマーキ(Mark
i)ら、J.Am.Chem Soc.,103巻,3178ページ(1981年)に
おいて記述されるような調製的あるいは準調製的HPLCに
より精製される。ウォーターズ・アソシエーツprepLC−
500(Waters Associates prep LC−500)に合うカート
リッジはヴィダック(Vydac,300A)の15〜20ミクロンC
18シリカを用いてパックされる。TEAP中CH3CNの濃度勾
配がリビアー,J.,J.Lig Chromatography1巻,343〜367
ページ(1978年)において記述されるように低圧エルデ
ックス(Eldex)グラディエント・メーカーによりつく
り出される。該クロマトグラフィーのフラクションはHP
LCにより注意深くモニターされ、実質的純性を示すフラ
クションのみが保管される。純度に対する検査とは別
に、該精製フラクションの脱塩が0.1%TFA中CH3CNの濃
度勾配を使用して達成される。次にセンターカットが凍
結乾燥され望ましいペプチドを与えるが、その純度は98
%を越えるものでありうる。
該合成はクロロメチル化レジンを使用して繰り返さ
れ、遊離酸をC−末端を有する同じペプチドを与える
が、その際Chemistry Letters(上記)において一般に
記述されるような最初の操作を使用し該レジンにLeuを
結合させる。該ペプチドはHF及びアニソールを使用して
最後に切断及び脱保護され、C−末端遊離酸を与える
が、これはつづいて上述されるように精製される。
実施例IA 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−Asp
−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−OHを有する45−残基
ペプチドの合成が、Chemistry Letters(上記)におい
て一般に記述されるようなクロロメチル化レジン上でベ
ックマン990ペプチド合成機を使用して行われ、BOC−Se
r(Bzl)を該レジンに連結する。該ペプチドはTLC及びH
PLCを使用して実質的に純品であることが判断される。
旋光度は光電旋光計で測定され、[α]p=−62.9(C
=1,1%酢酸)であることがわかる。
参考例I 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−Asp
−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−NH2を有する29−残
基アミド化ペプチドの合成が、ヴェールら、米国特許第
4,292,313号において一般に記述されるように、MBHAレ
ジン上ベックマン990ペプチド合成機を使用してステッ
プワイズ法により行われる。該ペプチドはTLC及びHPLC
を使用して実質的に純品であることが判断される。
実施例II 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−NH2を有する29−残基アミド化ペプチドの合成がヴェ
ールら、米国特許第4,292,313号において一般に記述さ
れるMBHAレジン上ベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法により行われる。該ペプチドはTL
C及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断さ
れる。旋光度は光電旋光計で測定され、[α]p=−5
3.8°(C=1,1%酢酸)であることがわかる。
参考例II 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gly
−Ser−Lys−Ala−Arg−Ala−OHを有するペプチドの合
成が、クロロメチル化レジン上でベックマン990ペプチ
ド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペ
プチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であるこ
とが判断される。
参考例III 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gly
−Ser−Lys−Ala−Arg−Ala−Ser−OHを有するペプチド
の合成が、クロロメチル化レジン上でベックマン990ペ
プチド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。
該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であ
ることが判断される。
参考例IV 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁体の合成が実施例Iの
場合のようにMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例V 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Asn−Met−Ile−Glu−Arg
−Ser−Arg−Val−Asn−NH2を有するペプチドの合成が
実施例Iの場合のようにMBHAレジン上でベックマン990
ペプチド合成機を用いてステップワイズ法で行われる。
該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であ
ることが判断される。
参考例VI 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−NHCH2CH3を有するペプチドの合成が実施例Iにおいて
述べられる同じ一般操作を使用して行われるが、W.D.コ
ーンライヒらの名において、1986年2月11日に公示され
た米国特許第4,569,967号において記述されるようにN
−アルキルアミン・レジン{これもまたN−エチルアミ
ノメチル・レジン(MEAMレジン)で終っている。}を使
用する。実施例Iのクロロメチル化レジンが100mlのエ
チルアミンと、約4℃、約24時間反応され、継続的に攪
拌し、該α−クロロベンジル基をN−エチルα−アミノ
ベンジル基に変え、この上でつづいて該ペプチドが最初
の置換アミド結合を介して構築される。
望ましいペプチド配列の完成に際し、該レジンからの
脱保護及び切断がスキャベンジャーとしてHF及びアニソ
ールを用いる処理により達成され、まず0℃で攪拌し次
に該攪拌混合物は徐々に約3時間にわたって室温まで暖
められるもので、該ペプチドをレジンからエチルアミド
体として切断する操作である。アミノ酸分析は望ましい
ペプチド構造が得られていることを示す。該ペプチドは
TLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断
される。
参考例VII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−NHCH3を有するペプチドが、実施例VIにおいて述べら
れる同じ一般操作を使用して合成されるが、エチルアミ
ンの代わりにメチルアミンを使用して、該ペプチドが構
築されるN−メチルアミノメチルレジン(NMAMレジン)
を形成する。HFを使用する切断及び脱保護は該脱保護N
−メチルアミドを与える。アミノ酸分析は望ましいペプ
チド構造が得られていることを示す。
参考例VIII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−NHCH2CF3を有するペプチドが実施例VIにお
いて述べられる同じ一般操作を使用して合成されるが、
エチルアミンの代わりにトリフルオロアミンHClを使用
して、該ペプチドが構築されるN−トリフルオロエチル
アミノメチルレジン(NTFEAMレジン)を形成する。HFを
使用する切断及び脱保護は該脱保護N−トリフルオロエ
チルアミドを与える。該ペプチドはTLC及びHPLCを使用
して実質的に純品であることが判断される。
参考例IX 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Gly−Ser−Asn−Leu−Glu−Gln−Arg
−Ala−Arg−Val−Asn−Leu−NH2を有するペプチドの合
成がヴェールら、米国特許第4,292,313号において一般
に記述されるMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。次にその酢酸塩が、水中に該ペプチドを溶
解、1N酢酸を加えることにより調製される。結果として
できる溶液は凍結乾燥され、該酢酸塩を与える。
参考例X 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Ile−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Val−Ala−Lys
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XI 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Ile−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XIII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Val−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Gln−Ala−Lys
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XIV 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Gln−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Thr−Ala−Lys
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XV 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nva−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施
例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XVI 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Ile−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Leu−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施
例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XVII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Thr−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nva−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施
例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XVIII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Val−Ser−Lys
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XIX 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Leu−Ala−Lys
−Arg−Gln−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XX 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Val−Ala−Lys
−Gln−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XXI 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Leu−Ala−Arg
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XXII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nva−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施
例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XXIII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Ile−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Asn−Ile−Ile−Glu−Arg
−Ser−Arg−Val−Asn−Ser−NH2を有するペプチドの合
成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペ
プチド合成機を使用して行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。つづいて該ペプチドを水に溶解、酢酸中に加えるこ
とによりその酢酸塩が調製される。結果としてできる溶
液は凍結乾燥され該酢酸塩を与える。
参考例XXIV 式:N−Me−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−
Lys−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−
Asp−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−NH2を有するGRF
類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合のMBHAレジン上で
ベックマン990ペプチド合成機を使用してステップワイ
ズ法で行われる。該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して
実質的に純品であることが判断される。
参考例XXV 式:N−Et−Tyr−Ala−D−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−L
ys−Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−S
er−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−A
la−Lys−NH2を有する29−残基アミド化ペプチドの合成
がヴェールら、米国特許第4,292,313号において一般に
記述されるMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成
機を使用して行われる。該ペプチドはTLC及びHPLCを使
用して実質的に純品であることが判断される。
参考例XXVI 式:N−Et−His−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−
Lys−Arg−Val−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Arg−Gly−
Ser−Lys−Ala−Arg−Ala−OHを有するペプチドの合成
がクロロメチル化レジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XXVII 式:N−Ip−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−
Lys−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が
実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチ
ド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペ
プチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であるこ
とが判断される。
参考例XXVIII 式:H−His−D−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−
Lys−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Asn−Met−Ile−Glu−
Arg−Ser−Arg−Val−Asn−NH2を有するペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XXIX 式:N−Me−Tyr−Ala−Asp−Gly−Nle−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−
Lys−NHCH2CH3を有するペプチドの合成が実施例VIにお
いて述べられる操作を使用して、N−エチルアミノメチ
ルレジンを用いて行われる。アミノ酸分析は望ましいペ
プチドが得られていることを示す。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XXX 式:N−Et−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Ala−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−
Lys−NHCH3を有するペプチドが実施例VIにおいて述べら
れる同じ一般操作を使用して合成されるが、エチルアミ
ンの代わりにメチルアミンを使用し該ペプチドが構築さ
れるN−メチルアミノメチルレジン(NMAMレジン)を形
成する。HFを使用する切断及び脱保護は該脱保護N−メ
チルアミドを与える。アミノ酸分析は望ましいペプチド
構造が得られていることを示す。
参考例XXXI 式:H−His−Ala−Asp−Ala−Nle−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−NNCH2CF3を有するペプチドが実施例VIにお
いて述べられる同じ一般操作を使用して合成されるが、
エチルアミンの代わりにトリフルオロエチルアミンHCl
を使用し、該ペプチドが構築されるN−トリフルオロエ
チルアミノメチルレジン(NTFEAMレジン)を形成する。
HFを使用する切断及び脱保護は該脱保護N−トリフルオ
ロエチルアミンを与える。該ペプチドはTLC及びHPLCを
使用して実質的に純品であることが判断される。
参考例XXXII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−Glu−Ser−Asn−Leu−Glu−Gln−Arg
−Ala−Arg−Val−Asn−Leu−NH2を有するペプチドの合
成がヴェールら、米国特許第4,292,313号において一般
に記述されるMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。つづいてこの酢酸塩が該ペプチドを水に溶
解、1N酢酸を加えることにより調製される。結果として
できる溶液は凍結乾燥され、該酢酸塩を与える。
参考例XXXIII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Ile−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Thr−Leu−Val−Ala−Lys
−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの場合
のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用
してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及
びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断され
る。
参考例XXXIV 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−Gln−Thr−Leu−Nle−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XXXV 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ser
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Glu−Leu−Ile−Ala−Lys
−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XXXVI 式:desNH2−His−Ala−Asp−Gly−Val−Phe−Asn−Lys
−Ala−Tyr−Arg−Arg−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser
−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Gln−Ala
−Lys−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例I
の場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機
を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチドは
TLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断
される。
参考例XXXVII 式:N−Me−His−D−NMA−Asp−Gly−Pro−Phe−Asn−L
ys−Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−S
er−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Thr−A
la−Lys−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例
Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成
機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチド
はTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判
断される。
参考例XXXVIII 式:H−His−D−NMA−Asp−Gly−Nva−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Phe−Ala−
Lys−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が
実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチ
ド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペ
プチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であるこ
とが判断される。
参考例XXXIX 式:H−D−His−D−Ala−Asp−Gly−Ile−Phe−Asn−L
ys−Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−S
er−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Lys−A
la−Lys−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合
成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペ
プチド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。
該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であ
ることが判断される。
参考例XL 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Ser−Phe−Asn−Lys−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nva−Ala−Lys
−Arg−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施
例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合
成機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチ
ドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが
判断される。
参考例XLI 式:N−Et−His−Ala−Asp−Gly−Asn−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Val−Ser−
Lys−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの
場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を
使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTL
C及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断さ
れる。
参考例XLII 式:H−His−Ala−Asp−Gly−Asp−Phe−Asn−Ser−Ala
−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala
−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Leu−Ala−Lys
−Arg−Gln−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成
が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプ
チド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。該
ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品である
ことが判断される。
参考例XLIII 式:N−Me−His−D−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−L
ys−Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Ala−Gln−Leu−S
er−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−A
la−Lys−Gln−Val−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合
成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペ
プチド合成機を使用してステップワイズ法で行われる。
該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であ
ることが判断される。
参考例XLIV 式:H−His−D−Ala−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Leu−Ala−
Arg−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例IのM
BHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を使用して
ステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTLC及びHPL
Cを用いて実質的に純品であることが判断される。
参考例XLV 式:H−His−Ala−D−Asp−Gly−Leu−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Nle−Ala−
Lys−Arg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Leu−Ile−Glu−
Asp−Asp−Asn−Glu−Pro−Leu−NH2を有するGRF類縁ペ
プチドの合成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベック
マン990ペプチド合成機を使用してステップワイズ法で
行われる。該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的
に純品であることが判断される。
参考例XLVI 式:desNH2−Tyr−Ala−Asp−Gly−Lea−Phe−Asn−Lys
−Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser
−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−Gln−Thr−Leu−Nle−Ala
−Lys−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチドの
合成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990
ペプチド合成機を使用してステップワイズ法で行われ
る。該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品
であることが判断される。
参考例XLVII 式:N−Ip−Tyr−D−NMA−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−L
ys−Ser−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−S
er−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Glu−Leu−Ile−A
la−Lys−Arg−Val−Gly−NH2を有するGRF類縁ペプチド
の合成が実施例Iの場合のMBHAレジン上でベックマン99
0ペプチド合成機を使用してステップワイズ法で行われ
る。該ペプチドはTLC及びHPLCを使用して実質的に純品
であることが判断される。
参考例XLVIII 式:desNH2−Tyr−D−NMA−Asp−Gly−Val−Phe−Asn−
Lys−Ala−Tyr−Arg−Arg−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−
Ser−Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Gln−
Ala−Lys−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例
Iの場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成
機を使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチド
はTLC及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判
断される。
参考例IL 式:D−Tyr−D−NMA−Asp−Gly−Pro−Phe−Asn−Lys−
Ala−Tyr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−
Ala−Arg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Thr−Ala−
Lys−NH2を有するGRF類縁ペプチドの合成が実施例Iの
場合のMBHAレジン上でベックマン990ペプチド合成機を
使用してステップワイズ法で行われる。該ペプチドはTL
C及びHPLCを使用して実質的に純品であることが判断さ
れる。
実施例において調製される全ての合成ペプチドは生物
活性があり、下垂体によるGH分泌を促進するのに潜在的
に有用であると考えられる。該実施例のペプチドに対す
る最小有効濃度は約1ピコモーラーである。
生体実験で、該合成ペプチドを金魚に血液試料採取後
注射し、さらに血液試料が注射後10及び30分において採
取される。
血中のGHレベルは、ラジオイムノアッセイにより測定
され、この値は注射後10分で測定された場合、該実施例
の合成ペプチドが血漿GHレベルを上昇させるのに活性を
有することを示す。体重kg当りこれらのペプチド約50ナ
ノグラムから約5マイクログラムの投与量がGH分泌を引
き起すのに特に有効であると考えられる。生体試験はま
た金魚下垂体細胞を使用し初代培養において行われる。
このようなペプチドによるGH分泌の促進は通常のGHレ
ベルについて魚類及び他の動物に対する付随した成長増
進という結果を招くべきである。さらに、本適用は個体
の脂肪成分を変換し、他のGH−依存性の代謝、免疫及び
成長の過程を修飾すべきである。これらのペプチドは魚
類及び他の冷血海洋動物(例えば海ガメ、鰻及び両生
類)の養殖に対して特に有用であるという感じである。
このようなGRF類縁体はまた哺乳類において非常に低い
活性しかもたないので、これらのペプチドはヒトあるい
は他の哺乳類によって消費される商品価値のある魚類に
おける成長を促進するのに特に適切であり、このこと
で、該魚類中に残存するペプチドが消費する動物種に対
する生物活性を有するおそれがあるという考えられる問
題点はなくなる。
これらの合成ペプチドあるいはそれらの無毒性塩は薬
学的または獣医学的に許容される担体と組み合されるこ
とが可能で、動物に対して、静脈内、皮下、筋肉内、経
皮(例えば鼻内)、鰓を介するものあるいは経口によっ
て適用するための組成物を形成する。必要とされる投与
量は見い出される特定の対象によって変化する。さらに
望むGRFペプチドの発現を引き起す遺伝子配列を含む複
製型DNA工学を使用して形質転換されたバクテリアが、
魚が養殖されている池の中で培養されることが可能で、
これにより魚の成長を増進するGRFペプチドが産生され
る。
このようなペプチドはしばしば、酸付加塩あるいは、
例えば亜鉛、鉄のような金属複合体(これらは本適用の
目的に対しては塩と考えられる。)のような無毒性塩と
いう形で適用される。このような塩付加塩の例として
は、塩化水素、臭化水素、硫酸、リン酸、リンゴ酸、酢
酸、クエン酸、安息香酸、コハク酸、アスコルビン酸、
酒石酸などがある。該活性成分が固体の形で経口投与さ
れるべき場合、トラガント、コーンスターチまたはゼラ
チンのような場合剤及びアルギニン酸のような崩壊剤が
使用されうる。該ペプチドはまた当業者で既知のいずれ
かの適当な試薬を使用して徐放性製剤として適用されう
る。通常、使用される薬用量はホスト体重キログラム当
り約0.01〜約1マイクログラムの該ペプチドが使用され
る。
本発明は本発明者にとって現在知られている最良のも
のからなる、好適な実施態様に関して記述されてきた
が、当業者にとって明らかな様々な変化及び修飾が、本
出願に付属する特許請求の範囲において述べられる本発
明の範囲から逸脱することなくなされうることが理解さ
れるべきである。例えば、該ペプチド鎖における修飾
(特に該ペプチドのカルボキシル末端において始まる欠
損でおよそ27位まで伸長する。)が、現在までの知られ
ている実験的実践に従って行われ、該ペプチド生物活性
の全てあるいはかなりの部分を保持する、ペプチドある
いはペプチドフラグメントを創り出すことが可能であ
り、このようなペプチドは本発明の範囲内にあると考え
られる。さらに、いずれかの末端あるいは両末端に対し
て付加がなされることが可能で、そして/またおおむね
等価な残基が、ペプチド化学全業界でよく知られている
ように、天然に存在する残基に対して置換され、本発明
の範囲から逸脱することなしに、特許請求されるペプチ
ドの活性の実質的部分を少なくとも有する他の類縁体を
産生することが可能である。さらに今日の当業者の状況
に照らして、該C−末端における好適な−NH2基に対し
て修飾がなされることが可能で、例えば該C−末端にお
いてアミノ酸残基のカルボキシル基は−COOR,−CRO,−C
ONHNHR,−CON(R)(R′)あるいは−CH2OR〔ここ
で、R及びR′は低級アルキル、フルオロ低級アルキル
または水素である。〕となりうるが、このような修飾に
対して本発明からの逸脱はなく、等価な合成ペプチドを
与える結果となる。
本発明の様々な特徴は以下の特許請求の範囲において
強調される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン・エドワール・フレデリック・リ ベール アメリカ合衆国カリフォルニア州92037, ラ・ホーラ,ブラックゴールド・ロード 9674 (72)発明者 ワイリー・ウォーカー・ヴェイル・ジュ ニア アメリカ合衆国カリフォルニア州92037, ラ・ホーラ,バルデズ 1643 (56)参考文献 特開 昭62−51698(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の配列: His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala−Tyr−
    Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−
    Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys−Arg−
    Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−Asp−Asp−
    Asn−Glu−Pro−Leu−Ser [式中、C末端から16アミノ酸残基までの配列は欠失し
    ていてもよい] で表されるペプチドまたはその無毒性塩。
  2. 【請求項2】次の式: H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala−T
    yr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
    rg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys−A
    rg−Val−Gly−Gly−Gly−Ser−Met−Ile−Glu−Asp−A
    sp−Asn−Glu−Pro−Leu−Ser−OH で表される請求項1記載のペプチド。
  3. 【請求項3】次の式: H−His−Ala−Asp−Gly−Met−Phe−Asn−Lys−Ala−T
    yr−Arg−Lys−Ala−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
    rg−Lys−Tyr−Leu−His−Thr−Leu−Met−Ala−Lys−N
    H2 で表される請求項1記載のペプチド。
  4. 【請求項4】水中生物培養を改良するための組成物であ
    って、請求項1記載のペプチドまたはその無毒性塩、お
    よび獣医学的に許容される液体または固体の担体を含む
    組成物。
JP63005694A 1987-01-13 1988-01-13 Grf類縁体v Expired - Lifetime JP2685195B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US272387A 1987-01-13 1987-01-13
US2723 1987-01-13
US60149 1987-06-10
US07/060,149 US4784987A (en) 1987-01-13 1987-06-10 GRF analogs VI
US07/096,513 US4843064A (en) 1987-01-13 1987-09-11 GRF analogs V
US96513 1987-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63174999A JPS63174999A (ja) 1988-07-19
JP2685195B2 true JP2685195B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=27357223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63005694A Expired - Lifetime JP2685195B2 (ja) 1987-01-13 1988-01-13 Grf類縁体v

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0274916A3 (ja)
JP (1) JP2685195B2 (ja)
KR (1) KR970001510B1 (ja)
AU (1) AU593973B2 (ja)
DK (1) DK14488A (ja)
IL (1) IL84758A (ja)
NO (1) NO875461L (ja)
NZ (1) NZ222951A (ja)
PH (1) PH26896A (ja)
PT (1) PT86544B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3742633A1 (de) * 1987-12-16 1989-06-29 Hoechst Ag Peptide mit beeinflussender wirkung auf die hypophyse von saeugern
US5565606A (en) * 1986-10-21 1996-10-15 Hoechst Aktiengesellschaft Synthesis of peptide aminoalkylamides and peptide hydrazides by the solid-phase method
IL86102A (en) * 1987-05-11 1994-04-12 Univ Tulane Alkylated peptides that release growth hormone and their use
US5043322A (en) * 1988-07-22 1991-08-27 The Salk Institute For Biological Studies Cyclic GRF analogs
WO1990008776A1 (en) * 1989-01-27 1990-08-09 The Upjohn Company Stabilized, potent grf analogs

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4563352A (en) * 1982-10-04 1986-01-07 The Salk Institute For Biological Studies Human pancreatic GRF
US4518586A (en) * 1983-01-13 1985-05-21 The Salk Institute For Biological Studies GRF Analogs III
US4528190A (en) * 1983-10-25 1985-07-09 The Salk Institute For Biological Studies GRF Analogs IV
US4689318A (en) * 1985-08-29 1987-08-25 The Salk Institute For Biological Studies GRF analogs

Also Published As

Publication number Publication date
AU593973B2 (en) 1990-02-22
NZ222951A (en) 1990-09-26
AU1016688A (en) 1988-07-14
NO875461L (no) 1988-07-14
IL84758A (en) 1992-03-29
IL84758A0 (en) 1988-05-31
NO875461D0 (no) 1987-12-29
KR890005149A (ko) 1989-05-13
PT86544A (en) 1988-02-01
PT86544B (pt) 1991-12-31
JPS63174999A (ja) 1988-07-19
EP0274916A3 (en) 1989-11-15
PH26896A (en) 1992-12-03
DK14488A (da) 1988-07-14
EP0274916A2 (en) 1988-07-20
DK14488D0 (da) 1988-01-13
KR970001510B1 (ko) 1997-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4528190A (en) GRF Analogs IV
US4518586A (en) GRF Analogs III
CA1243016A (en) Human grf peptide analogs
CA1271898A (en) Grf analogs
US4626523A (en) GRF analogs II
US4585756A (en) Bovine GRF
US4610976A (en) Porcine GRF
US5043322A (en) Cyclic GRF analogs
EP0117034B1 (en) Grf analogs
US4595676A (en) Rat hypothalamic GRF
US5262519A (en) GRF analogs XI
US4784987A (en) GRF analogs VI
US4728726A (en) GRF analogs IIIb
US5002931A (en) GRF analogs VII
US5098995A (en) GRF Analogs VIIA
US4843064A (en) GRF analogs V
JP2685195B2 (ja) Grf類縁体v
US4703035A (en) Human pancreatic GRF amidated fragments
CA1304192C (en) Grf analogs vi