JPH0688814A - クロマトグラフのディジタル通信装置 - Google Patents

クロマトグラフのディジタル通信装置

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Publication number
JPH0688814A
JPH0688814A JP26415592A JP26415592A JPH0688814A JP H0688814 A JPH0688814 A JP H0688814A JP 26415592 A JP26415592 A JP 26415592A JP 26415592 A JP26415592 A JP 26415592A JP H0688814 A JPH0688814 A JP H0688814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
value
chromatographic
circuit
digital communication
Prior art date
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Pending
Application number
JP26415592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ota
肇 太田
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
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Publication of JPH0688814A publication Critical patent/JPH0688814A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロマト波形を上位機器へ送信するのにリア
ルタイムでディジタル通信を実現可能にする。 【構成】 プロセス用ガスクロマトグラフのセンサ検出
回路1の検出出力に基づき、V/F変換器4,カウンタ
5によってクロマト波形を一定のサンプル周期毎tS
連続してA/D変換する。そして、このA/D変換値を
絶対値化回路6,平滑化回路6で平滑化したうえ、デー
タ圧縮器8によって平滑化回路7から出力される平滑値
の今回値と前回値との差を求めそのデータ長を圧縮して
今回の送信用データとしてディジタル送信部9に送出す
ることにより、そのクロマトグラムを上位機器へディジ
タル送信する。これによって、送信用のデータ長が短く
なるので、リアルタイムにクロマト波形をディジタル送
信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス用ガスクロマ
トグラフにおいてそのクロマトグラム(以下クロマト波
形と称す)を上位機器へディジタル送信する通信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に発信器(フィールド機器)として
のプロセス用ガスクロマトグラフは、2線の伝送路を介
して上位機器と接続され、4〜20mAのアナログ電流
を用いて信号のやり取りを行なっている。このアナログ
伝送方式は、2線で電源を供給できるとともに、信号を
送受信でき、かつ信号は電流で伝送するので、ノイズに
対して強いなどの多くの特長をもっている。
【0003】ところで、プロセス用ガスクロマトグラフ
内にディジタル通信機能をもたせてそのデータなどの各
種情報を前記アナログ伝送を利用して送信する方式もあ
る。しかし、この方式は、アナログ伝送を利用している
ので一種類の情報しか伝送できず、また発信器に電源が
ないため通信速度(例えば300bps)が遅いという
欠点を有している。
【0004】この欠点を解消するために、従来より、デ
ィジタルによる通信装置も提案されており、その一例を
図3に示す。これは、そのブロック構成を図3に示すよ
うに、アナライザ本体内の分離カラム(図示せず)で分
離された測定ガス11をTCDセンサ12で検出しその
濃度に応じた電圧を出力するセンサ検出回路1を設け、
この検出電圧をベースラインキャンセル用加算器2やゲ
イン切換型増幅器3等でそれぞれ処理して所定の出力電
圧を取り出し、その出力つまりクロマト波形を電圧・周
波数(V/F)変換器4に送出する。
【0005】この変換器4は入力したクロマト波形の電
圧Vをそれに応じた周波数のパルス信号に変換し、さら
にその周波数信号をカウンタ5でカウントしてクロマト
波形21(図4参照)を一定のサンプル周期毎にA/D
変換したうえ、このカウント値を絶対値化回路6,平滑
化回路7で平滑化することにより、その平滑値A
(A1,A2,・・・,An )をディジタル送信部9よっ
て伝送路10を介して上位機器(図示せず)へ送信する
ものとなっている。
【0006】なお、図3において13はTCDセンサ1
2を駆動するための定電流源、14はそのセンサ12の
信号を検出する検出用増幅器、15はこの増幅器14の
出力に含まれるベースライン電圧をキャンセルするため
のベースライン・キャンセル電圧信号である。また16
は抵抗、17はコンデンサであり、18は前記増幅器3
の最適なゲインを選択するためのゲイン切換信号であ
る。この場合、本装置は上位機器から伝送路10を通し
て供給される電源により駆動されるようになっている。
【0007】ここで、A/D変換値はカウンタ5のカウ
ント値VFCとなり、その入力電圧Vと例えば次式のよ
うな対応があり、その一例を表1に示す。
【0008】 VFC=(V+5)/20×fE×tS ・・・・・(1) ただしfE は電圧・周波数変換器4の発振周波数で、例
えば894,886KHZ である。またtSはカウンタ
5のサンプル周期で、例えば50msである。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなディジタル
通信装置は、複数の情報を伝送したり、あるいは信頼性
の向上がはかれるなどの利点を有しているが、50ms
毎にサンプルしたクロマト波形をディジタル通信で上位
機器へ送信するのに時間がかかる。
【0011】すなわち、プロセス計測用データ伝送の通
信規約で種々の制約があって、低消費電力化のために通
信速度が例えば300bps程度と低速の場合、カウン
ト値の1データ当たり73.333ms/2バイトとす
ると、例えば3分間のサンプル・データ数(=180s
ec/0.05sec=3600個)のとき、264s
ec=4.4分/3分間のサンプル・データとなる。従
って、クロマト波形をリアルタイムで送信できないとい
う問題があった。
【0012】本発明は以上の点に鑑み、このような問題
点を解決するためになされたもので、その目的は、クロ
マト波形を上位機器へ送信するのにリアルタイムでディ
ジタル通信を実現可能にする装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、プロセス用ガスクロマトグラフにおいて、
その検出器によって検出されるクロマト波形を一定のサ
ンプル周期毎に連続してA/D変換するA/D変換手段
と、このA/D変換値を平滑化する平滑化手段と、この
平滑値の今回値と前回値との差を求めそのデータ長を圧
縮して今回の送信用データとするデータ圧縮手段とを備
え、この圧縮データを上位機器へディジタル送信するよ
うにしたものである。
【0014】
【作用】したがって本発明においては、クロマト波形を
ディジタル送信すべく送信データ量を圧縮することによ
り、送信用のデータ長が短くなるので、リアルタイムに
クロマト波形をディジタル送信することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳
細に説明する。図1は本発明に係るディジタル通信装置
の一実施例を示すブロック構成図である。この実施例
は、センサ検出回路1の検出出力に基づきクロマト波形
を一定のサンプル周期毎tS に連続してA/D変換し、
このA/D変換値を平滑化する処理までは、図3に示し
た従来例のものと同様であるが、平滑化回路7とディジ
タル送信部9間にデータ圧縮器8を設け、この圧縮器8
によって平滑化回路7から出力される平滑値の今回値と
前回値との差を求めそのデータ長を圧縮して今回の送信
用データとしてディジタル送信部9に送出することによ
り、そのクロマトグラムを上位機器へディジタル送信す
るものとなっている。なお、図1において図3と同一符
号は同一または相当部分を示している。
【0016】このように本実施例によると、データ圧縮
器8は、図2(a)及び(b)に示すように、平滑化回路7か
ら得られるクロマト波形21の平滑値A(A1,A2,・
・・,An )のうち今回値と前回値との差を順次求めて
その増加分+αあるいは減少分−αを送信データとして
圧縮する。そのため、入力電圧の値の変化を例えば10
000カウント/5sec(max.)としたとき、1
00カウント/50ms(max.)となり、8ビット
で表現可能(2の補数表現)となる。従って、従来例の
ようにクロマト波形21の絶対値(2バイト)を送信す
るのではなく、前回値からの増加分+α(1バイト)あ
るいは減少分−α(1バイト)のみを送信するので、送
信データ量を1/2とすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プロセス
用ガスクロマトグラフにおいてクロマト波形をディジタ
ル送信するために送信データ量を圧縮することにより、
リアルタイムでの送信が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル通信装置の一実施例を
示すブロック構成図である。
【図2】本実施例の説明に供する入力電圧,平滑値及び
データ圧縮の動作を示す図である。
【図3】従来装置の一例を示すブロック構成図である。
【図4】従来例の説明に供する入力電圧,平滑値を示す
図である。
【符号の説明】
1 センサ検出回路 4 電圧・周波数(V/F)変換器 5 カウンタ 6 絶対値化回路 7 平滑化回路 8 データ圧縮器 9 ディジタル送信部 10 伝送路 11 測定ガス 12 TCDセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス用ガスクロマトグラフにおい
    て、その検出器によって検出されるクロマトグラムを一
    定のサンプル周期毎に連続してA/D変換するA/D変
    換手段と、このA/D変換値を平滑化する平滑化手段
    と、この平滑値の今回値と前回値との差を求めそのデー
    タ長を圧縮して今回の送信用データとするデータ圧縮手
    段とを備え、この圧縮データを上位機器へディジタル送
    信するようにしたことを特徴とするクロマトグラフのデ
    ィジタル通信装置。
JP26415592A 1992-09-08 1992-09-08 クロマトグラフのディジタル通信装置 Pending JPH0688814A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26415592A JPH0688814A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クロマトグラフのディジタル通信装置

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JP26415592A JPH0688814A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クロマトグラフのディジタル通信装置

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JPH0688814A true JPH0688814A (ja) 1994-03-29

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ID=17399231

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JP26415592A Pending JPH0688814A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クロマトグラフのディジタル通信装置

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