JP2000324181A - 通信装置およびそれを用いる通信システム - Google Patents

通信装置およびそれを用いる通信システム

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JP2000324181A
JP2000324181A JP11133797A JP13379799A JP2000324181A JP 2000324181 A JP2000324181 A JP 2000324181A JP 11133797 A JP11133797 A JP 11133797A JP 13379799 A JP13379799 A JP 13379799A JP 2000324181 A JP2000324181 A JP 2000324181A
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Yuji Nishiyama
裕士 西山
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な回路構成やソフトウェア処理を伴わず
に簡単かつ安価な構成でアナログ信号を安定的に伝送す
ることが可能な通信装置を提供する。 【解決手段】 本発明の通信装置100は、伝送路3に
よって接続される送信部1と、受信部2とを備える。送
信部1は、アナログ入力信号の電圧レベルに対応してデ
ューティ比が変化する2値パルス信号列である送出ディ
ジタル信号を出力するディジタル信号発生回路11と、
送出ディジタル信号の波高値調整するための抵抗器1
2、波高値検出回路13および波高値調整回路14とを
含む。受信部2は、伝達された送出ディジタル信号をア
ナログ信号に変換するローパスフィルタ21と、このロ
ーパスフィルタ21により変換されたアナログ信号の信
号レベルを検出するレベル検出回路22と、基準送信信
号に対応するローパスフィルタの出力レベルを記憶する
ための基準レベル記憶回路23とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換して伝送するとともに、伝送された
ディジタル信号を再びアナログ信号として復調する通信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伝送路上の電磁誘導、温度変動および機
械的振動等の外乱の影響を排除してより正確に伝送する
ための技術として、直流信号(アナログ信号)を一旦交
流信号(ディジタル信号)に変換した後、再度直流電圧
に変換して復調する技術が特開昭62−20000号公
報に開示されている(以下、従来の技術という)。
【0003】図4は、従来の技術の通信装置200の全
体構成を示す概略ブロック図である。
【0004】図4を参照して、通信装置200は、アナ
ログ信号である入力信号と三角波等の基準信号との電圧
比較によって入力信号の電圧レベルに応じたデューティ
比を有するディジタル信号を発生するPWM変調器20
1と、PWM変調器201の出力したディジタル信号を
絶縁して伝送する光結合素子等の伝送素子202と、伝
送素子202によって伝送されたディジタル信号の有す
るデューティ比に応じた復調信号を出力するローパスフ
ィルタ(LPF)203とを備える。
【0005】従来の技術の通信装置200は、送信側に
おいて入力信号であるアナログ信号の電圧レベルを、伝
送路の雑音影響を受けにくいディジタル信号のデューテ
ィ比に対応させる信号変換を行ない、受信側でローパス
フィルタを用いてもとのアナログ信号の電圧レベルを得
る。従来の技術は、このような構成の通信装置によっ
て、伝送路上の外乱の影響を排除してより正確な信号伝
送を行なうことを目的とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の通信装置は、送信側より伝送されてきたデューティ
比を変化させた2値のパルス信号列で構成されるディジ
タル信号を、受信側においてローパスフィルタを用いて
得られるアナログ信号を、直接復調信号として取り扱う
構成であった。
【0007】このため、復調信号のレベルは、伝送され
るディジタル信号のデューティ比のみならず波高値をも
反映したものとなってしまう。よって、同一のアナログ
信号を伝送経路の長さの異なる伝送路によって送信した
場合においては、伝送路長に応じた伝送路のインピーダ
ンス値の変化によって、復調信号の電圧レベルはそれぞ
れの伝送路に対応して異なったものとなるという問題が
生じる。
【0008】また、伝送路の経路の長さが短い場合など
においては、伝送路に送受されるディジタル信号の波高
値が高くなりすぎ、受信側でノイズの発生の原因となる
という問題があった。
【0009】さらに、ディジタル信号の波高値に影響さ
れないように受信側でローパスフィルタを通さずにパル
ス信号列のデューティ比を検出することによりアナログ
信号をディジタル的に解読する方法が可能であるが、こ
の方法では、伝送路に侵入してくるノイズや伝送路にお
けるディジタル信号の位相変動を考慮することが必要と
なり、正確に解読するためには複雑な回路構成や手段な
らびにソフトウェアでの処理が不可欠となってくるた
め、簡単かつ安価な構成で安定な信号伝送を提供できな
いという問題があった。
【0010】この発明の目的は、これらの問題点を解消
し、簡単かつ安価な構成によって伝送路における外乱の
影響を排除してより正確な信号伝送を行なうことが可能
な通信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信装置
は、伝送路を介して信号伝送をおこなう通信装置であっ
て、アナログ入力信号をディジタル信号に変換して伝送
路に出力する送信回路を備え、送信回路は、アナログ入
力信号のレベルに応じたデューティ比を有する2値パル
ス信号である送出ディジタル信号を生成するディジタル
信号発生回路と、送出ディジタル信号の波高値を設定す
る波高値調整回路と、ディジタル信号発生回路と伝送路
との間に接続される抵抗回路と、送出ディジタル信号の
波高値を検出する波高値検出回路とを含み、伝送路から
送出ディジタル信号を受けて復調信号を発生する受信回
路をさらに備え、受信回路は、送出ディジタル信号を直
流信号に変換する低域通過回路と、低域通過回路の出力
レベルに応じて復調信号を生成するレベル検出回路とを
含む。
【0012】請求項2記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、抵抗回路は、抵抗値を可変設定す
ることが可能である。
【0013】請求項3記載の通信装置は、請求項2記載
の通信装置であって、抵抗回路の抵抗値は、波高値検出
回路の検出結果に応じて設定される。
【0014】請求項4記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、波高値調整回路は、波高値検出回
路の検出結果に応じて送出ディジタル信号の波高値を設
定する。
【0015】請求項5記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、ディジタル信号発生回路は、送出
ディジタル信号のデューティ比を100%に設定するこ
とが可能である。
【0016】請求項6記載の通信装置は、請求項5記載
の通信装置であって、ディジタル信号発生回路は、伝送
されるアナログ入力信号に対応する一連の送出ディジタ
ル信号の生成に先立って、デューティ比が100%に設
定された基準送信信号を発生する。
【0017】請求項7記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、受信回路は、基準送信信号を受信
したときの低域通過回路の出力レベルである基準レベル
を記憶する基準レベル記憶回路をさらに含み、レベル検
出回路は、低域通過回路の出力レベルと基準レベルとを
比較した相対値データを復調信号として生成する。
【0018】請求項8記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、受信回路の入力直流インピーダン
スは、伝送路の直流インピーダンスと比較して、1倍以
上20倍以下の値である。
【0019】請求項9記載の通信システムは、アナログ
入力信号を伝送する通信システムであって、通信信号を
伝送する伝送路と、アナログ入力信号をディジタル信号
に変換して伝送路に出力する送信装置とを備え、送信装
置は、アナログ入力信号のレベルに応じたデューティ比
を有する2値パルス信号である送出ディジタル信号を生
成するディジタル信号発生回路と、送出ディジタル信号
の波高値を検出する波高値検出回路と、波高値検出回路
の検出結果に応じて送出ディジタル信号の波高値を設定
する波高値調整回路とを含み、伝送路から送出ディジタ
ル信号を受けて復調信号を発生する受信装置をさらに備
え、受信装置は、送出ディジタル信号を直流信号に変換
する低域通過回路と、低域通過回路の出力レベルに応じ
て復調信号を生成するレベル検出回路とを含む。
【0020】請求項10記載の通信システムは、請求項
9記載の通信システムであって、ディジタル信号発生回
路は、伝送されるアナログ入力信号に対応する一連の送
出ディジタル信号の生成に先立って、デューティ比が1
00%に設定された基準送信信号を発生し、受信装置
は、基準送信信号を受信したときの低域通過回路の出力
レベルである基準レベルを記憶する基準レベル記憶回路
をさらに含み、レベル検出回路は、低域通過回路の出力
レベルと基準レベルとを比較した相対値データを復調信
号として生成する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の通信装置の実施の形態を
図に従って以下に説明する。
【0022】図1は、本願発明の実施の形態の通信装置
の全体構成を示すブロック図である。
【0023】図1を参照して、通信装置100は、送信
部1と、受信部2とを備える。送信部1と、受信部2と
は、伝送路3によって接続される。
【0024】送信部1は、アナログ入力信号の電圧レベ
ルに対応してデューティ比が変化する2値のパルス信号
列である送出ディジタル信号を出力するディジタル信号
発生回路11と、ディジタル信号発生回路11と伝送路
3との間に接続される抵抗器12と、伝送路3に伝送さ
れる送出ディジタル信号の波高値を検出する波高値検出
回路13と、この波高値検出回路13で検出された結果
に応じてディジタル信号発生回路11から出力される送
出ディジタル信号の波高値を調整するための波高値調整
回路14とを含む。
【0025】抵抗器12の抵抗値は、波高値検出回路1
3の検出結果に応じて調整することが可能である。
【0026】受信部2は、伝送路3を介して伝達される
送出ディジタル信号をアナログ信号に変換するローパス
フィルタ(積分回路)21と、このローパスフィルタ2
1により変換されたアナログ信号の信号レベルを検出す
るレベル検出回路22と、実際に送信されるアナログ信
号データに先立って伝送される基準送信信号に対応する
ローパスフィルタ21の出力信号レベルである基準レベ
ルを記憶するための基準レベル記憶回路23とを含む。
【0027】まず、伝送路3によって伝達される送出デ
ィジタル信号の波高値レベルの検出および調整手順につ
いて図2および図3によって説明する。
【0028】本発明の実施の形態の通信装置100にお
いては、実際に伝送される信号の先頭に基準送信信号を
送出する。
【0029】基準送信信号を送出する場合には、ディジ
タル信号発生回路11は、送出ディジタル信号のデュー
ティ比を100%に設定する。すなわち、基準送信信号
は、波高値調整回路14によって予め設定された波高値
Vsの直流信号となる。
【0030】図2は、通信装置100の等価ブロック図
である。ディジタル信号発生回路から出力された基準送
信信号は、予め抵抗値Rsに調整されている抵抗器12
を介して直流インピーダンスRdの伝送路3に送出され
る。送出された直流信号は、直流入力インピーダンスR
jに設定されている受信部2を経由して、再び直流イン
ピーダンスRdの伝送路3を介して送信部1に帰還す
る。なお、受信部2の直流入力インピーダンスRjの値
と伝送路3の直流インピーダンスRdの値との関係につ
いては、後ほど詳しく説明する。
【0031】図3は、ディジタル信号が伝送される直流
閉回路の構成を説明するブロック図である。
【0032】図3を参照して、波高値検出回路13によ
って、ノードNaの電位Vaすなわち伝送路3に送出さ
れる直流信号の送出レベルである波高値が検出される。
ここで、ノードNaの電位Vaは、以下の(1)式で表
わすことができる。
【0033】 Va=Vs・(Rj+2・Rd)/(Rs+Rj+2・Rd)…(1) ここで、波高値Vs、受信部2の直流インピーダンスR
jおよび抵抗器12の抵抗値Rsはすでに判明している
ので、波高値検出回路13によって検出された電位Va
より、伝送路3の直流インピーダンスRdを、式(1)
の変形から次式(2)で求めることができる。
【0034】 Rd=(Va・(Rs+Rj)−Vs・Rj)/(2・(Vs−Va)) …(2) これにより、式(2)で求められた伝送路3の直流イン
ピーダンスRdと、波高値検出回路による波高値の検出
結果Vaとから、受信部2に入力される送出ディジタル
信号の実際のレベルVjを、次式(3)によって求める
ことが可能となる。
【0035】 Vj=Va・Rj/(2・Rd+Rj)…(3) よって、送信部1は、波高値検出回路により伝送路3に
送出される直流信号の波高値Vaを検出することによ
り、式(3)に基づいて、実際に信号伝送を実施した場
合に、受信部に入力される送出ディジタル信号のレベル
Vjを予め検知することができる。
【0036】以上のことから、波高値検出回路13によ
る検出結果をもとに、抵抗器12と波高値調整回路14
とにより、ディジタル信号発生回路11から抵抗器12
を介して、送出ディジタル信号の波高値を調整すること
ができる。
【0037】また、波高値検出回路13によって調整後
の波高値を検出することが可能であるので、フィードバ
ック制御によって送出ディジタル信号の波高値を正確に
調整することができる。
【0038】このように、波高値検出回路の検出結果を
反映して抵抗器の抵抗値を調整するの構成とすることに
よって、伝送路に送出される信号の送出レベルを正確に
調整し、過大な信号を送出することによるノイズの発生
を抑制することができる。
【0039】次に、アナログ入力信号の伝送方法につい
て、再び図1の全体構成図をもとに説明する。
【0040】再び図1を参照して、アナログ入力信号
は、ディジタル信号発生回路11によって、波高値調整
回路14で調整された波高値およびアナログ入力信号レ
ベルに対応したデューティ比を有する送出ディジタル信
号に変換される。ここで、ディジタル信号発生回路11
は、信号レベルが高いほど高いデューティ比を有するよ
うに送出ディジタル信号を発生する。すでに説明したよ
うに、基準送信信号を発生する場合には、ディジタル信
号発生回路11は、デューティ比100%のディジタル
信号すなわち直流信号を発生する。
【0041】ディジタル信号発生回路11によって生成
された送出ディジタル信号は、抵抗器12を介して伝送
路3に送出される。伝送路3に伝達された送出ディジタ
ル信号は、受信部2のローパスフィルタ21によって平
均化され、アナログ信号に変換される。
【0042】ローパスフィルタ21によって変換された
アナログ信号は、レベル検出回路22によってアナログ
信号レベルが検出される。
【0043】基準レベル記憶回路23は、実際の送信デ
ータに先立って伝送される基準送信信号に対応するロー
パスフィルタ21の出力信号レベルである基準レベルを
記憶する。
【0044】レベル検出回路22は、基準送信信号に対
応して検出したアナログ信号レベルを、伝送路3におけ
るアナログ入力信号レベルの最大値の基準レベルとして
復調信号を生成する。すなわち、レベル検出回路22
は、基準送信信号出力後において実際に送信されたアナ
ログ入力信号に対応するアナログ信号レベルを、基準レ
ベルに対する相対値として解読することによって復調信
号を出力する。
【0045】基準送信信号のレベルを予め取決めること
によって、復調信号を絶対値データとして取り扱うこと
も可能となる。
【0046】このような構成とすることにより、通信装
置100は、比較的簡単な回路構成の下で、伝送路の影
響を排除した通信品位の高い伝送を提供することができ
る。
【0047】さらに、通信装置100においては、送信
部1によって伝送路3の状態を監視することも可能であ
る。以下、その監視手順について説明する。
【0048】再び図2を参照して、送信部1のディジタ
ル信号発生回路11は、基準送信信号発生時には、デュ
ーティ比100%の直流信号を発生する。直流信号は、
抵抗器12を介して伝送路3に送出される。伝送路3に
送出された直流信号は、波高値検出回路13によって、
その時点におけるノードNaの電位として検出される。
【0049】ここで、実際の検出電圧Vanを、波高値
検出回路13によって検出された波高値Vsをもとに式
(1)により求められるノードNaの電位の計算値Va
と比較する。
【0050】この比較結果が、Van>Vaの場合に
は、前述の式(1)より、伝送路3あるいは受信部2の
経路の直流インピーダンスが極めて大きいということが
わかる。つまり、伝送路3あるいは伝送路2の経路のう
ちいずれかの結線の接続が外れているかもしくは断線し
ているという判断を下すことができる。
【0051】一方、比較結果がVan<Vaの場合に
は、同様に前述の式(1)より、伝送路3あるいは受信
部2の経路の直流インピーダンスが極めて小さいことが
わかり、伝送路3の間が接触し短絡を起こしているとい
うことを判断することができる。
【0052】このようにノードNaにおける実際の検出
電圧Vanと計算電圧Vaとの比較によって伝送路3の
短絡および開放を検出するためには、受信部2の直流入
力インピーダンスRjを伝送路3の直流インピーダンス
Rdに対して適正な値に設定することが必要である。具
体的には、伝送部3の開放を検出するためには、Rj≦
20・Rdと定めればよく、伝送部3の短絡を検出する
ためには、Rj≧Rdと定めればよい。
【0053】このように、ディジタル信号発生回路から
伝送路に送出されるデューティ比100%の直流信号で
ある基準送信信号を用いて、伝送路の状態を都度監視す
ることが可能である。
【0054】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の通信装置は、伝送するア
ナログ信号を調整可能な一定波高値および可変設定可能
なデューティ比とを有するディジタル信号に変換して伝
送するため、伝送路の状態を監視しながら安定して通信
品位の高い伝送を提供することができる。
【0056】請求項2記載の通信装置は、抵抗器の抵抗
値を調整することが可能なので、伝送路に送出される信
号の送出レベルを調整することができる。
【0057】請求項3記載の通信装置は、波高値検出回
路の検出結果から抵抗器の抵抗値を調整するので、伝送
路に送出される信号の送出レベルを正確に調整すること
が可能である。
【0058】請求項4記載の通信装置は、波高値検出回
路の検出結果から波高値を調整するので、伝送路に送出
される信号を適正な信号送出レベルに調整することがで
き、過大な信号を送出することによるノイズの発生を抑
制することができる。
【0059】請求項5記載の通信装置は、ディジタル信
号発生回路からデューティ比100%の直流信号を伝送
路に送出するので、伝送路の状態を監視することが可能
となる。
【0060】請求項6記載の通信装置は、ディジタル信
号発生回路からのデューティ比100%の直流信号を伝
送路に送出するディジタル信号の先頭に送出するので、
その都度伝送路の状態を監視することが可能である。
【0061】請求項7記載の通信装置は、伝送路に送出
されたディジタル信号発生回路からのデューティ比10
0%の直流信号をレベル検出回路によって検出し、伝送
路における基準レベルとして取扱うので、信号受信精度
を向上させて正確に通信信号を解読することが可能とな
る。
【0062】請求項8記載の通信装置は、受信側入力の
直流インピーダンスの値を伝送路の直流インピーダンス
に比較して、1倍以上20倍以下の値に設定しているの
で、伝送経路の結線の状態すなわち断線や短絡を判断す
ることが可能となり、信頼性の高い伝送を提供すること
ができる。
【0063】請求項9記載の通信システムは、伝送する
アナログ信号を調整可能な一定波高値および可変設定可
能なデューティ比とを有するディジタル信号に変換して
伝送するため、安定して通信品位の高い信号伝送を提供
することが可能である。
【0064】請求項10記載の通信システムは、デュー
ティ比100%の送出ディジタル信号である基準送信信
号に対応する低域通過回路の出力である基準レベルを記
憶し、基準レベルとの相対値比較を行なって復調信号を
発生するので、信号受信精度を向上させることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置100の全体構成を説明する
ためのブロック図である。
【図2】通信装置100の等価ブロック図である。
【図3】ディジタル信号が伝送される直流閉回路の構成
を説明するブロック図である。
【図4】従来の技術の通信装置200の全体構成を示す
概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 送信回路 2 受信回路 3 伝送路 11 ディジタル信号発生回路 12 抵抗器 13 波高値検出回路 14 波高値調整回路 21 ローパスフィルタ 22 レベル検出回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して信号伝送をおこなう通信
    装置であって、 アナログ入力信号をディジタル信号に変換して前記伝送
    路に出力する送信回路を備え、 前記送信回路は、 前記アナログ入力信号のレベルに応じたデューティ比を
    有する2値パルス信号である送出ディジタル信号を生成
    するディジタル信号発生回路と、 前記送出ディジタル信号の波高値を設定する波高値調整
    回路と、 前記ディジタル信号発生回路と前記伝送路との間に接続
    される抵抗回路と、 前記送出ディジタル信号の波高値を検出する波高値検出
    回路とを含み、 前記伝送路から前記送出ディジタル信号を受けて復調信
    号を発生する受信回路をさらに備え、 前記受信回路は、 前記送出ディジタル信号を直流信号に変換する低域通過
    回路と、 前記低域通過回路の出力レベルに応じて前記復調信号を
    生成するレベル検出回路とを含む、通信装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗回路は、抵抗値を可変設定する
    ことが可能な、請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗回路の抵抗値は、前記波高値検
    出回路の検出結果に応じて設定される、請求項2記載の
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記波高値調整回路は、前記波高値検出
    回路の検出結果に応じて前記送出ディジタル信号の波高
    値を設定する、請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル信号発生回路は、前記送
    出ディジタル信号のデューティ比を100%に設定する
    ことが可能である、請求項1記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル信号発生回路は、 伝送されるアナログ入力信号に対応する一連の送出ディ
    ジタル信号の生成に先立って、デューティ比が100%
    に設定された基準送信信号を発生する、請求項5記載の
    通信装置。
  7. 【請求項7】 前記受信回路は、前記基準送信信号を受
    信したときの前記低域通過回路の出力レベルである基準
    レベルを記憶する基準レベル記憶回路をさらに含み、 前記レベル検出回路は、前記低域通過回路の出力レベル
    と前記基準レベルとを比較した相対値データを前記復調
    信号として生成する、請求項1記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信回路の入力直流インピーダンス
    は、前記伝送路の直流インピーダンスと比較して、1倍
    以上20倍以下の値である、請求項1記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 アナログ入力信号を伝送する通信システ
    ムであって、 通信信号を伝送する伝送路と、 前記アナログ入力信号をディジタル信号に変換して前記
    伝送路に出力する送信装置とを備え、 前記送信装置は、 前記アナログ入力信号のレベルに応じたデューティ比を
    有する2値パルス信号である送出ディジタル信号を生成
    するディジタル信号発生回路と、 前記送出ディジタル信号の波高値を検出する波高値検出
    回路と前記波高値検出回路の検出結果に応じて前記送出
    ディジタル信号の波高値を設定する波高値調整回路とを
    含み、 前記伝送路から前記送出ディジタル信号を受けて復調信
    号を発生する受信装置をさらに備え、 前記受信装置は、 前記送出ディジタル信号を直流信号に変換する低域通過
    回路と、 前記低域通過回路の出力レベルに応じて前記復調信号を
    生成するレベル検出回路とを含む、通信システム。
  10. 【請求項10】 前記ディジタル信号発生回路は、伝送
    されるアナログ入力信号に対応する一連の送出ディジタ
    ル信号の生成に先立って、デューティ比が100%に設
    定された基準送信信号を発生し、 前記受信装置は、前記基準送信信号を受信したときの前
    記低域通過回路の出力レベルである基準レベルを記憶す
    る基準レベル記憶回路をさらに含み、 前記レベル検出回路は、前記低域通過回路の出力レベル
    と前記基準レベルとを比較した相対値データを前記復調
    信号として生成する、請求項9記載の通信システム。
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