JPH06300803A - 空中線の反射電力検出装置 - Google Patents

空中線の反射電力検出装置

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JPH06300803A
JPH06300803A JP5114199A JP11419993A JPH06300803A JP H06300803 A JPH06300803 A JP H06300803A JP 5114199 A JP5114199 A JP 5114199A JP 11419993 A JP11419993 A JP 11419993A JP H06300803 A JPH06300803 A JP H06300803A
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JP
Japan
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antenna
output
power
signal
aerial wire
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Application number
JP5114199A
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English (en)
Inventor
Toru Mitani
徹 三谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成の簡素化およびローコスト化を図
り、検波出力の調整箇所および調整時間を低減する。 【構成】 空中線4の給電線路に挿入された方向性結合
器3と、該方向性結合器の分岐出力回路に接続されて、
上記空中線の高周波の反射電力に比例した直流電圧信号
を出力する信号変換回路6とを設け、該信号変換回路が
出力する直流電圧信号を比較器8にて一定値と比較し
て、この一定値を超えたとき信号を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無線機における空中
線などの故障を検出するのに利用する空中線の反射電力
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線電波を送信する無線機の空中線が断
線や短絡をし、あるいは変形した場合などには、通信相
手方へ十分な強さで電波を送ることができず、正常な通
信を続けることが不可能となるほか、無線機の終段増巾
部と空中線との整合がとれなくなっているため、異常に
気付かずに送信を続けると、空中線からの反射電力が増
大し、整合回路や終段増巾器の焼損などによる故障が発
生することがある。
【0003】そこで、空中線の異常を検出して知らせる
ための方式として、定在波比を検出することが行われて
きた。また、無線送信機の出力回路と負荷の整合の良否
は実用上エスダブリューアール「SWR(Standing Wav
e Ratio)」で表わすことが多く、このSWRは送信機よ
り送出する進行波電力をPf、負荷よりインピーダンス
不整合により反射される反射波電力をPrとすると、S
WR={1+(Pr/Pf) 1/2 }/{1−(Pr/P
f) 1/2 }の式で算出されることは周知である。
【0004】図3は実開平3−85580号公報に示さ
れたかかる従来の反射電力検出装置を示すブロック接続
図であり、図において、1は送信機、5は受信機、2は
送信機1および受信機5を方向性結合器3を介して空中
線4に選択的に切替接続する送受切替器、6a、6bは
検波器、7a,7bは各検波器6a、6bと接地との間
に接続された終端抵抗、8a、8cは比較器、9a、9
bは無反射終端器である。
【0005】次に動作について説明する。まず、送信中
は、送受切替器2は、送信機1と空中線4とを接続して
いる。送信機1から空中線4へ送信される電力Pfは、
方向性結合器3によって検波器6aへ分岐出力される。
この出力は検波器6aによって検波され、可変抵抗7a
には送信される上記電力Pfに比例した出力信号が得ら
れる。
【0006】このとき、空中線4では、送信機1からの
送信電力Pfの内、いくらかは反射して、空中線4から
反射電力Prとして送信機1へと戻る。そして、方向性
結合器3では、この反射電力Prが矢印のように、検波
器6bへと分岐出力され、ここで検波されて、可変抵抗
器7bに、反射電力Prに比例した信号が出力される。
【0007】そして、可変抵抗器7a、7bに出力され
た送信電力に比例した信号と反射出力に比例した信号と
が、比較器8cによって比較され、前述の式又はこの式
に近似したSWR値のモニタを行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の空中線の反射電
力検出装置は以上のように構成されているので、送信出
力電力と反射電力とをそれぞれ検出する2組の検出回路
を用いる必要があり、従って回路構成が複雑となり、高
価かつ大形になるほか、検波出力の調整にも時間がかか
るなどの問題点があった。
【0009】この発明は実施例のような問題点を解消す
るためになされたものであり、回路構成を簡単にでき、
しかも安価かつ小形にできるとともに、検波出力の調整
時間も短縮できる反射電力検出装置を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空中線の
反射電力検出装置は、空中線の給電線路に挿入された方
向性結合器と、該方向性結合器の分岐出力回路に接続さ
れて、上記空中線の高周波の反射電力に比例した直流電
圧信号を出力する信号変換回路とを設け、該信号変換回
路が出力する直流電圧信号を比較器にて一定値と比較し
て、この一定値を超えたとき信号を出力させるようにし
たものである。
【0011】
【作用】この発明における空中線の反射電力検出装置
は、分岐出力回路から得られた空中線の高周波の反射電
力を、信号変換回路にてこれに比例した直流電圧信号に
変換し、この変換出力値が予め定めた一定値を超えた場
合には、比較器から信号を出力し、空中線等の故障を検
知可能にする。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1は送信機、3は方向性結合器、
4は方向性結合器3を介して送信機1に接続された空中
線、6は検波器(信号変換回路)7は検波器6の出力を
増減調整するための増幅器または調整抵抗器(以下、増
幅器という)である。また、11は調整可能な一定の電
圧を発生する定電圧回路、8は増幅器7と定電圧回路1
1の各出力を比較する比較器である。なお、図1では図
3に示すような送受切替器2、受信機5、無反射終端器
9a、9bを省略してあるが、図1と同様に用いられ
る。さらに、上記方向性結合器3としては種々のものが
あるが、ここでは、空中線4からの反射電力のみが検波
器6へ出力され、送信機1からの送信電力は検波器6へ
出力されない形式のものが用いられる。
【0013】次に動作について説明する。反射電力は送
信機1の図示していない終段増巾器や図示していない空
中線整合回路にとって有害であり、反射電力によってそ
れらが破壊されることもあるが、破壊されるかどうかは
それらの許容電力損失と反射電力との大きさの関係によ
って決まり、SWR値の大きさには直接関係しない。
【0014】このことを説明するため、図2に送信機1
の終段増巾器への入力電力PO 、出力電力Pf及び損失
電力PL 、空中線放射出力電力PA 、空中線反射電力P
rの関係を示す。いまこの関係を式で示すと、PO =P
L +Pf=PL +PA +Prとなる。
【0015】そして、終段増巾器での全損失はPL +P
rであるから、終段増巾器の許容損失電力の設計値をP
とすれば、P>PL +Prでなければならない。ここで
空中線の故障によってPrは変化し、また、送信出力の
切替によってPL も変化するが、設計上、設計値Pと損
失電力PL の最大値PLmaxは設計時点で既知であり、一
度設計すればその後変化することはないので、P−P
Lmax=Con stとおけば、上記式P>PL +PrからC
onst>Prとなり、比較器8によってこれを知れば回路
を空中線の反射電力による破かいから防止することがで
きる。
【0016】すなわち、図1において、定電圧発生回路
11の出力として、Const>Prとなるような電圧を出
力するように、即ち、上記Constを、終段増巾器の許容
損失電力Pから、終段増巾器の最大出力動作時の最大損
失電力PLmaxを差し引いた値に設定すればよい。
【0017】ここでは送信機1の終段増巾器の保護を例
に掲げて説明したが、整合回路や送受切替回路など、反
射電力が流入通過する全ての部分について、同じように
on stを設定することが望ましいのは明らかである。
【0018】なお、実施例では、増巾器7を用いている
が、必要に応じ省略してもよく、また、方向性結合器3
の方式原理の種類を問わないことも前述のとおりであ
る。さらに、検波器6は高周波電力を比例した直流電圧
に変換する変換器であれば必ずしも検波器でなくともよ
い。
【0019】また、上記実施例では空中線障害による反
射電力を検出するケースについて説明してきたが、これ
は空中線に限らず、終端器その他の故障に対しても同様
の効果があることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空中
線の給電線路に挿入された方向性結合器と、該方向性結
合器の分岐出力回路に接続されて、上記空中線の高周波
の反射電力に比例した直流電圧信号を出力する信号変換
回路とを設け、該信号変換回路が出力する直流電圧信号
を比較器にて一定値と比較して、この一定値を超えたと
き信号を出力させるように構成したので、方向性結合器
と変換器との組合せを1つ用いるだけでよく、回路構成
を簡素化、ローコスト化でき、検波出力の調整箇所およ
び調整時間を低減できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による空中線の反射電力検
出装置を示すブロック接続図である。
【図2】図1におけるブロック各部の電力の関係を示す
説明図である。
【図3】従来の空中線の反射電力検出装置を示すブロッ
ク接続図である。
【符号の説明】
3 方向性結合器 4 空中線 6 検波器(信号変換回路) 8 比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中線の給電線路に挿入された方向性結
    合器と、該方向性結合器の分岐出力回路に接続されて、
    上記空中線の高周波の反射電力に比例した直流電圧信号
    を出力する信号変換回路と、該信号変換回路が出力する
    直流電圧信号を一定値と比較して、この一定値を超えた
    とき信号を出力する比較器とを備えた空中線の反射電力
    検出装置。
JP5114199A 1993-04-19 1993-04-19 空中線の反射電力検出装置 Pending JPH06300803A (ja)

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