JPH068873U - ボール弁 - Google Patents

ボール弁

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Publication number
JPH068873U
JPH068873U JP4773292U JP4773292U JPH068873U JP H068873 U JPH068873 U JP H068873U JP 4773292 U JP4773292 U JP 4773292U JP 4773292 U JP4773292 U JP 4773292U JP H068873 U JPH068873 U JP H068873U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball valve
valve body
sealing material
elastic body
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP4773292U
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English (en)
Inventor
保 山下
英重 本間
Original Assignee
株式会社スイケンテクノロジー
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Publication date
Application filed by 株式会社スイケンテクノロジー filed Critical 株式会社スイケンテクノロジー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体圧による押圧力が加わってもシール材に
永久変形を生ぜしめることなく、そのシール性を維持さ
せ得るようにすることを目的とする。 【構成】 少なくとも一方のシール材12とボール弁本体
1の座6との間に弾性体13を介装せしめてなることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はボール弁、さらに詳しくは、例えば水道用配管の主管を分岐する場合 等に於いて、該主管となる管体の側壁に接続されるボール弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種ボール弁としては、例えば図4に示すようなものが存在する。
【0003】 即ち、この従来のものは、スピンドル10aにより開閉自在な弁体8aがボール弁 本体1aに回動自在に内装され、且つ弁体8aの周面に圧接させるように前記ボール 弁本体1aの内壁に対向して設けた一対の座6a,7a には合成樹脂からなる環状のシ ール材12aが装着されている。
【0004】 そして、かかるボール弁は、例えば同図の如く水道用配管の主管となる管体16 aを分岐する場合等に於いて、該管体16aの側壁に接続されるのであるが、配管 施工後には漏水等を有無を確認すべく、ボール弁の弁体8aを閉鎖した状態で高圧 の水を通水せしめる所謂通水試験が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものにあっては、弁体8aが合成樹脂からなるシール 材12aにて保持されるため、通水試験時に外側に位置するシール材12aに水圧に よる多大な押圧力が加わることとなり、よって該シール材12aに永久変形が生じ るという大なる不都合があった。
【0006】 その結果、シール材12aによるシール機能が損なわれて、実際にボール弁の弁 体を開放して水を分岐する場合に、該ボール弁から漏水を生ぜしめるという致命 的な問題点を有していたのである。
【0007】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 流体圧による押圧力が加わってもシール材に永久変形を生ぜしめることなく、そ のシール性を維持させ得るようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために、本考案は内壁に対向する一対の座6,7を 設けたボール弁本体1と、該ボール弁本体1に内装される弁体8と、該弁体8の 周面と圧接させて前記ボール弁本体1の座6,7に夫々装着される合成樹脂製の 環状シール材12,12 とからなるボール弁に於いて、少なくとも一方のシール材12 とボール弁本体1の座6との間に弾性体13を介装せしめてなるボール弁である。
【0009】
【作用】
従って、上記構成を特徴とするボール弁にあっては、シール材12とボール弁本 体1の座6との間に弾性体13を介装せしめてなるために、弁体8の閉鎖時に於い てボール弁自体に流体圧による押圧力が加わってても、かかる押圧力は前記弾性 体13の有する弾性力により吸収されることとなる。
【0010】 これにより、シール材12自体にかかる押圧力を大幅に軽減させることができる ために、シール材12が永久変形せずにそのシール性が維持されることになる。
【0011】 従って、弁体8を開放してボール弁に流体を流通させても、該ボール弁から流 体が漏洩することもなく、該流体を分岐等させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0013】 図1及び図2に於いて、1は両端部にネジ部2,3を有するケーシング4と、 該ケーシング4の一方のネジ部2に螺着したソケット5とからなるボール弁本体 を示し、前記ケーシング4とソケット5の内壁に夫々形成した座6,7は対向し ている。
【0014】 8はボール弁本体1に内装した弁体で、その略中央部には流通孔9が穿設され ると共に、側部に突設したスピンドル10は前記ケーシング4の筒状部11に挿通さ れて、その先端は外部に臨出してなる。
【0015】 12は一端面に弾性体13としてのゴムシートを接着したフッ素樹脂からなる環状 のシール材であり、弾性体13が前記ケーシング4及びソケット5の座6,7側に 位置するように該シール材12の樹脂部分が前記弁体8に圧接状態で装着されてな る。14,15 はシール用のゴム製Oリングを夫々示す。
【0016】 本実施例に以上のような構成からなるが、かかるボール弁は例えば水道用配管 の主管となる管体を分岐等する場合に使用される。
【0017】 即ち、図1のように管体16の側壁に貫通孔17を有する取付座18にボール弁本体 1を螺着して接続するのである。
【0018】 その後、上述したように弁体8を閉鎖した状態で、高い水圧を有する水を管体 16に通水せしめて漏水等の有無を確認する通水試験が行われることとなる。
【0019】 この場合に於いて、弁体8を介してシール材12には水圧による多大な押圧力が 加わるが、該シール材12の一端面には弾性体13が設けられなるために、かかる押 圧力が弾性体13により吸収されることになる。
【0020】 これにより、シール材12の合成樹脂部分自体にかかる押圧力は軽減されるため に、該シール材12に永久変形を生ぜしめることはない。
【0021】 従って、通水試験後にスピンドル10を回転させて弁体8を開放しても、弾性体 13が元の状態に復元して、シール材12による弁体8とボール弁本体1の座6間の シール性が損なわれることはなく、ボール弁に漏水を生ぜしめずに該ボール弁を 介して分岐管等に水を分水することができるのである。
【0022】 また、弾性体13の弾性力によりスピンドル10による弁体8の開閉操作がスムー スに行えるという利点もある。
【0023】 しかも、本実施例に係るボール弁は極めて簡易な構成にてなるために、その製 作が容易に且つ安価に行えるのである。
【0024】 尚、弾性体13の形状は決して上記実施例に限定されるものではなく、例えば図 3のようにシール材12の端面の一部に設けても構わず、また弾性体13とシール材 12とを別体に構成してもよい。
【0025】 さらに、該実施例ではボール弁を水道用配管の主管となる管体16を分岐すべく 使用したが、本考案は決してこれに限定されず、水以外の流体が流通する各種の 配管に組込んで使用することが可能であり、その具体的な使用用途や使用態様は 問わない。
【0026】 また、上記実施例に於いては、弾性体13を設けたシール材12を弁体8の両側に 配したが、該実施例の場合には、少なくとも管体16にボール弁を接続した際に外 側に位置する方にのみ、かかる構成からなるシール材12を使用すれば十分であり 、他方は通常の合成樹脂のみからなるシール材12を使用しても構わない。
【0027】 さらに、シール材12はフッ素樹脂に限らず、その他の合成樹脂を使用しても勿 論構わない。
【0028】 その他、ボール弁本体1の形状やスピンドル10等の構成は、本考案の意図する 範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
【0029】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案はシール材とボール弁本体の座との間に弾性体を介装せし めてなるために、例えば弁体の閉鎖時等に於いて弁体を介してシール材に流体圧 による多大な押圧力が加わっても、かかる押圧力は弾性体により良好に吸収され ることとなり、単に合成樹脂製のシール材でボール弁本体と弁体とのシールを図 っていた従来の如く、シール材に永久変形を生ぜしめることがなくなった。
【0030】 従って、シール材が有するシール性が損なわれることがないために、弁体を開 放して流体をボール弁に流通せしめても、ボール弁から流体が漏洩するようなこ ともなく、ボール弁本来の機能を維持させ得るという格別の効果を得るに至った のである。
【0031】 しかも、上述の如く本考案に係るボール弁は、全体の構成が非常に簡易な構成 からなるために、その製作が容易で且つ安価に行えるという実用的な効果も奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例としてのボール弁を管体
に接続した状態を示す要部拡大断面図。
【図2】使用状態を示す要部拡大断面図。
【図3】(イ) 及び(ロ) は他の実施例を示すシール材の断
面図。
【図4】従来例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…ボール弁本体 6…座 7…座 8…弁体 12…シール材 13…弾性体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁に対向する一対の座6,7を設けた
    ボール弁本体1と、該ボール弁本体1に内装される弁体
    8と、該弁体8の周面と圧接させて前記ボール弁本体1
    の座6,7に夫々装着される合成樹脂製の環状シール材
    12,12 とからなるボール弁に於いて、少なくとも一方の
    シール材12とボール弁本体1の座6との間に弾性体13を
    介装せしめてなることを特徴とするボール弁。
  2. 【請求項2】 前記弾性体13がシール材12に一体的に設
    けられてなる請求項1記載のボール弁。
  3. 【請求項3】 前記弾性体13が環状のゴムシートである
    請求項1又は2記載のボール弁。
JP4773292U 1992-07-08 1992-07-08 ボール弁 Pending JPH068873U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4773292U JPH068873U (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ボール弁

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JP4773292U JPH068873U (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ボール弁

Publications (1)

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JPH068873U true JPH068873U (ja) 1994-02-04

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ID=12783518

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JP4773292U Pending JPH068873U (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ボール弁

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JP (1) JPH068873U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6443900U (ja) * 1987-09-14 1989-03-16
US11280414B2 (en) 2020-07-27 2022-03-22 Hanon Systems Plug valve hard seals on cylinder wall

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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