JPH068868Y2 - ミシンの給油装置 - Google Patents

ミシンの給油装置

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Publication number
JPH068868Y2
JPH068868Y2 JP8789888U JP8789888U JPH068868Y2 JP H068868 Y2 JPH068868 Y2 JP H068868Y2 JP 8789888 U JP8789888 U JP 8789888U JP 8789888 U JP8789888 U JP 8789888U JP H068868 Y2 JPH068868 Y2 JP H068868Y2
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JP
Japan
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oil
lower shaft
sliding contact
lubricating oil
oil supply
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JP8789888U
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JPH028379U (ja
Inventor
隆行 椎名
忠男 佐藤
Original Assignee
ジューキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ミシンの内釜と外釜との摺接部及び、下軸
とこれを軸支する支持部材との摺接部に潤滑油を供給す
るようにしたミシンの給油装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置としては第1図及び第2図に示すも
のがある。図において、1はミシンベッド、2は下軸
で、機枠に固設された筒状のメタル(支持部材)3内に
摺動回転可能に挿通されている。4は前記下軸2の先端
に釜軸継手5により固設された外釜で、この外釜4は機
枠に係止されている内釜6に対し摺動可能に嵌合してい
る。7は前記下軸2の下方に設けられたオイルパン(油
収納部)で、この中に潤滑油0が収納されている。8は
一端部を前記オイルパン7内の潤滑油0内に一旦を浸漬
させた油芯で、その他端部は、前記メタル3の周壁に穿
設された貫通孔3aに嵌挿されている。
9は前記メタル3に形成された段部3bに貼着した環状
のフェルト(油浸透体)で、その一側面には前記油芯8
の一端が接続されている。10は前記メタル3の内周面
に長手方向に穿設した断面弧状の溝3cに嵌挿した油芯
で、前記下軸2の外周面に接触している。11は外釜4
及び釜軸継手5に固設された油芯で、その一端は前記フ
ェルト9の他側面に接触しており、他端は内釜6と外釜
4との摺接部近傍に位置している。
12は前記油芯8による油送給量を調節する油量調整手
段で、油芯8を挿通させた調整台13に、この調整台1
3に螺合させた調整ねじ14と、このねじ14の先端に
設けられた軸部15とにより成り、調整ねじ14を回動
させることにより、軸部15が油芯8に対して進退する
ようになっている。
従来のミシンの給油装置は上記のように構成されてお
り、オイルパン7内の潤滑油0は、油芯8にて吸い上げ
られてフェルト9に至り、さらに、フェルト9から、メ
タル3に嵌挿された油芯10と釜軸継手5に固設された
油芯11とに浸透してゆく。
そして、ミシンが駆動され、下軸2が回転すると、油芯
10に浸透した潤滑油0が、下軸2に塗付され、メタル
3との摺接部全域に塗布される。また、油芯11は外釜
4と共に高速回転するため、油芯11に浸透した潤滑油
0は、遠心力によって油芯11の一端部から飛散し、両
釜4,6の摺接部に供給される。
ところで、両釜4,6に供給される油量が多過ぎる場合
には、潤滑油0が被縫物等へも飛散し付着し、商品価値
が損なわれるという不都合が生じた。このため、潤滑油
0が多過ぎた場合には、調整ねじ14により軸部15を
前進させて油芯8の断面積を絞り、フェルト9への供給
量を減少させて、油芯11への給油量を減少させるよう
になっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の給油装置にあっては、両釜
4,6の摺接部へ供給する油量を調整ねじ14にて制限
した場合、下軸2とメタル3との摺接部へ供給する油量
も制限されてしまい、下軸2とメタル3の間で焼付が発
生する虞れがあった。
この考案は前記問題点に着目してなされたもので、下軸
とこれを軸支する支持部材との摺接部及び、両釜の摺接
部に対し潤滑油を供給する給油装置において、下軸側へ
の給油状態を変動させることなく、釜側への給油を調整
しえる供給装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る給油装置は、潤滑油収納部から下軸とこ
れを支持する支持部材との摺接部に至る第1の給油経路
と、潤滑油収納部から外釜と内釜との摺接部に至る第鵜
2の給油経路とを備え、両経路を独立に設けると共に、
第1の給油経路に油量調整手段を設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、釜側面への給油と下軸側への給油
とがそれぞれ独立した経路にて行なわれるため、調整手
段にて釜側への給油量を制限したとしても、下軸側への
給油量には全く影響がなく、下軸と外釜との間に焼き付
けが生じる虞れはない。
[実施例] この考案の実施例を第3、4図に基づいて説明する。
油芯8にてオイルパン7から吸い上げられた潤滑油0は
前記従来例と同様にフェルト9から油芯11に浸透して
ゆき、外釜4の回転によって生じる遠心力により、外釜
4と内釜6との摺接部に供給される。
一方オイルパン7内の潤滑油0は、第1の油芯16によ
っても吸い上げられており、下軸2の回転により、油芯
16の他端部から、下軸2とメタル3との摺接部全域に
塗布される。
このように、この実施例では、下軸側への潤滑油の供給
と、釜側への潤滑油の供給をそれぞれ独立した供給経路
にて行なうようにしたため、例えば、釜側への給油量が
多過ぎ、調整ねじ14によってフェルト9への供給量を
制限したとしても、下軸側への給油量が減少することは
なく、下軸2の回転は円滑に維持される。従って、作業
者は釜側の油量調整を、下軸側について考慮せずに自在
に行なうことができ、作業能率も大幅に向上する。
なお、上記実施例では、各給油経路を油芯8、11,1
6及びフェルト9にて構成した場合を例にとり説明した
が、両給油経路を管体及び油流通空間等により構成し、
オイルパン7内の潤滑油0を空気圧等によって送給する
ようにしても良く、この考案は特に上記実施例に限定さ
れるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、この考案に係るミシンの供油装置
によれば、両釜に対する潤滑油の供給量を調整しても、
下軸と支持材との摺接部への潤滑油は供給量が変動する
ことはなく、常に円滑に下軸を回転させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部縦断面図、第2図は第1図に
示したものの右側面図、第3図は本考案の一実施例を示
す一部縦断面図、第4図は第3図に示したものの右側面
図である。 2……下軸 3……メタル(支持部材) 4……外釜 6……内釜 7……オイルパン(潤滑油収納部) 8……第2の油芯 11……第3の油芯 16……第1の油芯

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油収納部と、この潤滑油収納部から下
    軸とこれを軸支する支持部材との摺接部に至る第1の給
    油経路と、潤滑油収納部からミシンの外釜と内釜との摺
    接部に至る第2の給油経路とを有し、前記両経路を独立
    に設けると共に、前記第2の給油経路にその給油量を調
    整する油量調整手段を設けたことを特徴とするミシンの
    給油装置。
  2. 【請求項2】第1の潤滑油送給経路は、一方を油収納部
    に浸漬させ、他方を前記下軸の支持部材との摺接面に接
    合させた第1の油芯により構成し、第2の潤滑油送給経
    路は下軸に回動自在に嵌挿した環状の油浸透体と、一方
    を、この油浸透体に接合させ、他方を油収納部に浸漬さ
    せて成る第2の油芯と、外釜に固設してあり一端を外釜
    と内釜との摺接部近傍に位置させ、他端を前記油浸透体
    に接合させて成る第3の油芯とにより構成したことを特
    徴とする請求項1記載のミシンの給油装置。
JP8789888U 1988-06-30 1988-06-30 ミシンの給油装置 Expired - Lifetime JPH068868Y2 (ja)

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JP8789888U JPH068868Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ミシンの給油装置

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JP8789888U JPH068868Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ミシンの給油装置

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JPH028379U JPH028379U (ja) 1990-01-19
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CN100395394C (zh) * 2002-05-09 2008-06-18 重机公司 缝纫机

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JP4978650B2 (ja) * 2009-03-27 2012-07-18 ブラザー工業株式会社 半回転釜の給油機構及びミシン

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CN100395394C (zh) * 2002-05-09 2008-06-18 重机公司 缝纫机

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JPH028379U (ja) 1990-01-19

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