JPH068822Y2 - 化粧用塗布具素材 - Google Patents
化粧用塗布具素材Info
- Publication number
- JPH068822Y2 JPH068822Y2 JP1987091227U JP9122787U JPH068822Y2 JP H068822 Y2 JPH068822 Y2 JP H068822Y2 JP 1987091227 U JP1987091227 U JP 1987091227U JP 9122787 U JP9122787 U JP 9122787U JP H068822 Y2 JPH068822 Y2 JP H068822Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- cosmetic
- applicator
- spherical beads
- coating
- Prior art date
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- Coating Apparatus (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧用塗布具素材に関し、特に、メイクアッ
プ化粧用の塗布具素材に関するものである。
プ化粧用の塗布具素材に関するものである。
メイクアップ化粧料、例えば液状化粧料の塗布具として
は、従来から発泡ゴムや発泡ウレタン等の多孔質発泡体
からなるものが多く使用されている。これらの化粧用塗
布具は大きな発泡体を打抜き、切削、研磨等の処理を施
してパフの形状に仕上げて製造されているが、これらの
製造加工により塗布具表面の発泡体骨格に鋭角に尖った
部分が形成されてしまう。このような塗布具表面の尖っ
た部分が化粧料の塗布時にチクチク感やゴワゴワ感など
の皮膚刺激を与える原因となっている。
は、従来から発泡ゴムや発泡ウレタン等の多孔質発泡体
からなるものが多く使用されている。これらの化粧用塗
布具は大きな発泡体を打抜き、切削、研磨等の処理を施
してパフの形状に仕上げて製造されているが、これらの
製造加工により塗布具表面の発泡体骨格に鋭角に尖った
部分が形成されてしまう。このような塗布具表面の尖っ
た部分が化粧料の塗布時にチクチク感やゴワゴワ感など
の皮膚刺激を与える原因となっている。
前述のような皮膚面への刺激を少なくして、使用感の良
好な化粧用塗布具を得るため、本願出願人は既に実公昭
57−29687号公報において発泡体の骨格部表面を
柔軟な合成樹脂で被覆することを提案している。
好な化粧用塗布具を得るため、本願出願人は既に実公昭
57−29687号公報において発泡体の骨格部表面を
柔軟な合成樹脂で被覆することを提案している。
前述したように発泡体の骨格部表面を柔軟な合成樹脂で
被覆することにより化粧料塗布時に感じるチクチク感や
ゴワゴワ感などの皮膚刺激はかなり少なくなっている。
被覆することにより化粧料塗布時に感じるチクチク感や
ゴワゴワ感などの皮膚刺激はかなり少なくなっている。
しかしながら、このようにしても、敏感肌の人は未だ刺
激を感じることがあり、また、普通肌の人でも目の周囲
のように皮膚の敏感な部分に対しては刺激を感じること
があり、より一層刺激の少ない、使用感の良い化粧用塗
布具が求められている。
激を感じることがあり、また、普通肌の人でも目の周囲
のように皮膚の敏感な部分に対しては刺激を感じること
があり、より一層刺激の少ない、使用感の良い化粧用塗
布具が求められている。
また、発泡体の骨格部表面を柔軟な合成樹脂で被覆する
場合、塗布具表面の発泡体骨格の鋭角に尖った部分を被
覆層により丸みを付けるには、被覆層の厚さが厚い方が
良いが、被覆層が厚過ぎると、塗布具がゴワゴワした感
じになり、使用感が低下する。逆に、被覆層の厚みが薄
すぎる場合は、鋭角に尖った部分に丸みが付かず、その
ため、塗布具の皮膚への刺激が減少しない。更に、この
ように発泡体に合成樹脂の被覆層を形成するに際して
は、合成樹脂の粘度、付着量等を微妙に調整することが
必要である。
場合、塗布具表面の発泡体骨格の鋭角に尖った部分を被
覆層により丸みを付けるには、被覆層の厚さが厚い方が
良いが、被覆層が厚過ぎると、塗布具がゴワゴワした感
じになり、使用感が低下する。逆に、被覆層の厚みが薄
すぎる場合は、鋭角に尖った部分に丸みが付かず、その
ため、塗布具の皮膚への刺激が減少しない。更に、この
ように発泡体に合成樹脂の被覆層を形成するに際して
は、合成樹脂の粘度、付着量等を微妙に調整することが
必要である。
また、液状(クリーム状含む)ファンデーションを塗布
する場合、発泡体からなる化粧用塗布具が一般的に使用
されているが、発泡体の骨格表面には化粧料は殆ど保持
されず、発泡体の孔の中、すなわち骨格の間の空間に入
り込んで保持される。そのため、可成り多量の化粧料が
前記空間内に入ってしまう。そして、化粧料が骨格と骨
格の間に入り込んでいるので、化粧料の塗布時には発泡
体を顔に比較的強く押し当てて、発泡体の中からファン
デーションを滲出させながら、ファンデーションを発泡
体骨格で塗り延ばしている。このようにするため、ファ
ンデーションが多く出過ぎて、塗り斑ができたり、発泡
体骨格の跡が筋状の塗り斑となったりする。しかも、フ
ァンデーションを滲出させるために、塗布具を肌に強く
押し当てて塗り延ばさなければならず、皮膚への強い刺
激が避けられない。
する場合、発泡体からなる化粧用塗布具が一般的に使用
されているが、発泡体の骨格表面には化粧料は殆ど保持
されず、発泡体の孔の中、すなわち骨格の間の空間に入
り込んで保持される。そのため、可成り多量の化粧料が
前記空間内に入ってしまう。そして、化粧料が骨格と骨
格の間に入り込んでいるので、化粧料の塗布時には発泡
体を顔に比較的強く押し当てて、発泡体の中からファン
デーションを滲出させながら、ファンデーションを発泡
体骨格で塗り延ばしている。このようにするため、ファ
ンデーションが多く出過ぎて、塗り斑ができたり、発泡
体骨格の跡が筋状の塗り斑となったりする。しかも、フ
ァンデーションを滲出させるために、塗布具を肌に強く
押し当てて塗り延ばさなければならず、皮膚への強い刺
激が避けられない。
本考案によれば、化粧用塗布具素材の本体が柔軟で且つ
通気性のある発泡体からなり、該本体の外表面に被覆層
が形成されており、該被覆層中に球状ビーズが入ってお
り、該被覆層が前記本体より発泡倍率が小さい発泡体で
あることを特徴とする化粧用塗布具素材により前述の問
題点を解決した。
通気性のある発泡体からなり、該本体の外表面に被覆層
が形成されており、該被覆層中に球状ビーズが入ってお
り、該被覆層が前記本体より発泡倍率が小さい発泡体で
あることを特徴とする化粧用塗布具素材により前述の問
題点を解決した。
本考案の化粧用塗布具素材の外表面の被覆層の中に球状
ビーズが入っており、被覆層が塗布具素材本体より発泡
倍率が小さい発泡体であり、この被覆層の外表面が化粧
料塗布面となる。そして、球状ビーズの一部が被覆層の
表面に凸状に析出した状態となっている。従って、本考
案の化粧用塗布具素材から製作した化粧用塗布具におい
ては、球状ビーズが化粧料塗布面に析出しているので、
化粧料の塗布時に球状ビーズが皮膚に接触する。球状ビ
ーズは丸い表面を有しており、鋭角の部分がなく、従っ
て皮膚に接触してもチクチク感やゴワゴワ感を与えず、
皮膚への刺激が極めて少ない。
ビーズが入っており、被覆層が塗布具素材本体より発泡
倍率が小さい発泡体であり、この被覆層の外表面が化粧
料塗布面となる。そして、球状ビーズの一部が被覆層の
表面に凸状に析出した状態となっている。従って、本考
案の化粧用塗布具素材から製作した化粧用塗布具におい
ては、球状ビーズが化粧料塗布面に析出しているので、
化粧料の塗布時に球状ビーズが皮膚に接触する。球状ビ
ーズは丸い表面を有しており、鋭角の部分がなく、従っ
て皮膚に接触してもチクチク感やゴワゴワ感を与えず、
皮膚への刺激が極めて少ない。
また、本考案の化粧用塗布具素材から製作した化粧用塗
布具においては、化粧料の塗布時に、球状ビーズが皮膚
と点接触状態であるので、皮膚と発泡体骨格との接触面
積は少なく、従って化粧料の塗り延ばし時の摩擦抵抗が
小さく、皮膚への刺激が非常に小さくなる。
布具においては、化粧料の塗布時に、球状ビーズが皮膚
と点接触状態であるので、皮膚と発泡体骨格との接触面
積は少なく、従って化粧料の塗り延ばし時の摩擦抵抗が
小さく、皮膚への刺激が非常に小さくなる。
従来は発泡体に被覆層を形成するに場合は合成樹脂の粘
度、付着量等を微妙に調整することが必要であったが、
本考案では球状ビーズを被覆層に混入して、化粧料の塗
布時に球状ビースが皮膚に接触しているので、合成樹脂
の粘度、付着量などの調整が従来程精密でなくとも、品
質が均一で且つ使用感の良好な化粧用塗布具素材が生産
効率良く得られる。
度、付着量等を微妙に調整することが必要であったが、
本考案では球状ビーズを被覆層に混入して、化粧料の塗
布時に球状ビースが皮膚に接触しているので、合成樹脂
の粘度、付着量などの調整が従来程精密でなくとも、品
質が均一で且つ使用感の良好な化粧用塗布具素材が生産
効率良く得られる。
本考案に係る化粧用塗布具素材から製作した化粧用塗布
具は、本体の発泡骨格の表面に本体の発泡倍率よりも小
さい発泡倍率(すなわち、発泡孔の小さい)の発泡体か
らなる被覆層があること、および従来の被覆層と異なり
被覆層の外表面が平坦でなく、球状ビーズにより微細な
凹凸が形成されている。そして、被覆層の発泡孔および
球状ビーズによる凹凸によって化粧料が保持される。塗
布具の使用にあたっては、化粧料を塗布具に付けて軽く
皮膚に当てて塗り延ばすだけで化粧料を塗布することが
でき、従来の塗布具のように、発泡体を皮膚面に強く押
し当てる必要もなく、刺激感が生じず、また、強圧塗布
しないので化粧料が筋状に塗り斑となることも防止で
き、より一層使用感の良好な化粧用塗布具が得られる。
具は、本体の発泡骨格の表面に本体の発泡倍率よりも小
さい発泡倍率(すなわち、発泡孔の小さい)の発泡体か
らなる被覆層があること、および従来の被覆層と異なり
被覆層の外表面が平坦でなく、球状ビーズにより微細な
凹凸が形成されている。そして、被覆層の発泡孔および
球状ビーズによる凹凸によって化粧料が保持される。塗
布具の使用にあたっては、化粧料を塗布具に付けて軽く
皮膚に当てて塗り延ばすだけで化粧料を塗布することが
でき、従来の塗布具のように、発泡体を皮膚面に強く押
し当てる必要もなく、刺激感が生じず、また、強圧塗布
しないので化粧料が筋状に塗り斑となることも防止で
き、より一層使用感の良好な化粧用塗布具が得られる。
以下に、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳述す
る。
る。
第1図は、本考案における塗布具素材の実施例を示す断
面図である。なお、図面は本考案の化粧用塗布具素材を
概略的に表わしたものであり、寸法的には、発泡骨格に
比較して球状ビーズを拡大して表わし、また、球状ビー
ズの数は図面では実際よりも遥かに少なく表している。
面図である。なお、図面は本考案の化粧用塗布具素材を
概略的に表わしたものであり、寸法的には、発泡骨格に
比較して球状ビーズを拡大して表わし、また、球状ビー
ズの数は図面では実際よりも遥かに少なく表している。
本考案の化粧用塗布具素材は、柔軟で且つ通気性のある
発泡体からなる本体1と、この本体の少なくとも外表面
の発泡骨格表面を覆う被覆層2と、被覆層2の中に入っ
ている球状ビーズ3からなる。
発泡体からなる本体1と、この本体の少なくとも外表面
の発泡骨格表面を覆う被覆層2と、被覆層2の中に入っ
ている球状ビーズ3からなる。
本体1を構成する発泡体は化粧用塗布具として従来から
一般的に使用されているものでよく、発泡倍率が7〜6
0倍程度のものが好都合である。
一般的に使用されているものでよく、発泡倍率が7〜6
0倍程度のものが好都合である。
例えば、ポリ塩化ビニール、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリウレタン、ポリプロピレン等の合成樹脂類の発
泡体や、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、
SBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然ゴ
ム)、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム発泡体の、
シート状物を用いることができ、塗布すべき化粧料の種
類、塗布具の用途、形状等に応じて、発泡体を適宜選定
すればよい。
ン、ポリウレタン、ポリプロピレン等の合成樹脂類の発
泡体や、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、
SBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然ゴ
ム)、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム発泡体の、
シート状物を用いることができ、塗布すべき化粧料の種
類、塗布具の用途、形状等に応じて、発泡体を適宜選定
すればよい。
被覆層2の主原料としては、ポリ塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン等
の合成樹脂類、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然
ゴム)、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることが
できる。
テル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン等
の合成樹脂類、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然
ゴム)、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることが
できる。
なお、被覆層の原料は化粧料の種類および目的により適
宜選定すればよい。
宜選定すればよい。
球状ビーズ3について説明する。
球状ビーズ自体は、最近開発、製品化されたもので、ほ
ぼ完全に球状の微小な粉粒体であり、現在、その用途と
して充填材、粉体潤滑材、吸着剤、精密濾過材などが提
案されている。
ぼ完全に球状の微小な粉粒体であり、現在、その用途と
して充填材、粉体潤滑材、吸着剤、精密濾過材などが提
案されている。
また、球状ビーズ3は中実のものばかりではなく、多孔
質のものやマイクロカプセルのように中空のものもあ
る。
質のものやマイクロカプセルのように中空のものもあ
る。
本考案に使用する球状ビーズ3の材質は特に限定され
ず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、
シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリスチレンエポキシ樹脂、ビニル樹脂、ベン
ゾクアナミン樹脂等の合成樹脂;セルロース化合物;澱
粉化合物;コラーゲン等の蛋白質化合物;カルシウム化
合物;セラミック、ガラス等の無機化合物;金属;ゴム
等を使用することができる。
ず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、
シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリスチレンエポキシ樹脂、ビニル樹脂、ベン
ゾクアナミン樹脂等の合成樹脂;セルロース化合物;澱
粉化合物;コラーゲン等の蛋白質化合物;カルシウム化
合物;セラミック、ガラス等の無機化合物;金属;ゴム
等を使用することができる。
球状ビーズ3の材質は、本考案の化粧用塗布具素材によ
って製造される化粧料塗布具の使用対象である化粧料に
応じて適宜選定すればよい。例えば、撥水性を有するパ
ラフィン、ポリエチレン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂
等はクリームファンデーション等に適している。撥油性
を有するフッ素樹脂を用いた場合は塗布具に付着した化
粧料を簡単に洗い落せる。
って製造される化粧料塗布具の使用対象である化粧料に
応じて適宜選定すればよい。例えば、撥水性を有するパ
ラフィン、ポリエチレン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂
等はクリームファンデーション等に適している。撥油性
を有するフッ素樹脂を用いた場合は塗布具に付着した化
粧料を簡単に洗い落せる。
吸水性を有するセルロース類、コラーゲン、カゼイン等
の蛋白質等は水を使用する夏用ファンデーションに適し
ている。また、セラミック、ガラス、フェノール樹脂、
ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド等を用いると、塗布具の摩擦抵抗が小さくなる
ので、化粧料を肌に塗り延ばし易く、またマッサージを
行うのにも適している。
の蛋白質等は水を使用する夏用ファンデーションに適し
ている。また、セラミック、ガラス、フェノール樹脂、
ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド等を用いると、塗布具の摩擦抵抗が小さくなる
ので、化粧料を肌に塗り延ばし易く、またマッサージを
行うのにも適している。
市販の球状ビーズとしては、例えば、下記のようなもの
がある。
がある。
*商品名:ファインパール、材質:ポリスチレン、 メーカー:住友化学工業(株) *商品名:ファインパール、材質:アクリル樹脂、 メーカー:住友化学工業(株) *商品名:テクマーMB−2、 材質:ポリメチリメタアクリレート、 メーカー:積水化成品工業(株) *商品名:東レナイロンSP−500、 材質:ナイロン、 メーカー:東レ(株) *商品名:フロービーズLE−1080、 材質:ポリエチレン、 メーカー:製鉄化学工業(株) *商品名:球形多孔質シリカ、材質:無水珪酸、 メーカー:鈴木油脂工業(株) *商品名:ガラスビーズ、材質:ガラス、 メーカー:日本電気ガラス(株)(滋賀県)。
本考案に使用する球状ビーズ3は、ほぼ完全に球状のも
ので、その粒径は0.1〜1000ミクロン程度のもの
が利用でき、好ましくは平均粒径が5〜20ミクロン程
度のものが適している。
ので、その粒径は0.1〜1000ミクロン程度のもの
が利用でき、好ましくは平均粒径が5〜20ミクロン程
度のものが適している。
また、多孔質球状ビーズを用いた場合は、細孔があるの
で、吸水性および保水性が優れたものとなる。球状ビー
ズの発泡原料中への配合量は、球状ビーズの大きさ、球
状ビーズの材質、化粧料の種類(粘度、性質等)、塗布
具の使用目的(化粧料の塗布用、マッサージ用等)、化
粧料の含み具合等を考慮して、良好な肌ざわりが得られ
るように決定する。
で、吸水性および保水性が優れたものとなる。球状ビー
ズの発泡原料中への配合量は、球状ビーズの大きさ、球
状ビーズの材質、化粧料の種類(粘度、性質等)、塗布
具の使用目的(化粧料の塗布用、マッサージ用等)、化
粧料の含み具合等を考慮して、良好な肌ざわりが得られ
るように決定する。
本考案の化粧用塗布具素材を製造するには、前述した被
覆層2の原料となる合成樹脂液またはゴムラテックス液
の中に球状ビーズ3を混入して塗布液とし、この球状ビ
ーズ3入り塗布液を本体1に適宜の方法で塗布すればよ
い。例えば、ナイフオーバーロールコート法やリバース
ロールコート法等のロールコート法、スプレーコート
法、浸漬法等で行えばよい。
覆層2の原料となる合成樹脂液またはゴムラテックス液
の中に球状ビーズ3を混入して塗布液とし、この球状ビ
ーズ3入り塗布液を本体1に適宜の方法で塗布すればよ
い。例えば、ナイフオーバーロールコート法やリバース
ロールコート法等のロールコート法、スプレーコート
法、浸漬法等で行えばよい。
ロールコートやスプレーコートで被覆層2を形成した場
合は、被覆層2は本体1の外表面に形成される。一方、
浸漬コーティングの場合は、塗布液が本体1の発泡体の
内部まで浸透するので、本体1の表裏の外表面だけでな
く、発泡体内部の発泡体骨格の表面にも被覆層2が形成
される。
合は、被覆層2は本体1の外表面に形成される。一方、
浸漬コーティングの場合は、塗布液が本体1の発泡体の
内部まで浸透するので、本体1の表裏の外表面だけでな
く、発泡体内部の発泡体骨格の表面にも被覆層2が形成
される。
前記球状ビーズ3入り塗布液はそのまま本体1の発泡体
に塗布してもよいし、あるいは、塗布液を発泡させて、
被覆層2を発泡層とする。
に塗布してもよいし、あるいは、塗布液を発泡させて、
被覆層2を発泡層とする。
塗布液を発泡させる場合は、各種添加剤を配合した後、
塗布液を、オークス型ミキサー、泡立て機等で2〜10
倍、好ましくは3〜15倍程度に機械的に発泡させて最
終的な塗布液とする。
塗布液を、オークス型ミキサー、泡立て機等で2〜10
倍、好ましくは3〜15倍程度に機械的に発泡させて最
終的な塗布液とする。
塗布液を機械的に発泡させる代りに、発泡剤を原料液に
混入して塗布液とし、後工程において加熱することによ
り発泡させてもよい。
混入して塗布液とし、後工程において加熱することによ
り発泡させてもよい。
あるいは、化学反応により発泡し得る状態とすればよ
い。例えば、ポリウレタンのように、ポリオールまたは
ポリエステルとイソシアネート化合物とを混合して塗布
液とし、これらを化学反応させて発泡体としてもよい。
い。例えば、ポリウレタンのように、ポリオールまたは
ポリエステルとイソシアネート化合物とを混合して塗布
液とし、これらを化学反応させて発泡体としてもよい。
何れの場合も、塗布液の発泡倍率は前記シート状本体1
の発泡倍率よりも小さいものとし、好ましくは3〜15
倍程度である。なお、球状ビースの配合量が多くなると
発泡し難くなる場合がある。このような場合には、発泡
原料および発泡条件によりコントロールする。通常の場
合には、球状ビーズは発泡原料の固型分に対して重量で
約5〜70%位まで配合することが可能である。しか
し、得られた発泡体の強度を考慮すると、望ましくは発
泡原料の重量に対して約50%位とすると良好である。
の発泡倍率よりも小さいものとし、好ましくは3〜15
倍程度である。なお、球状ビースの配合量が多くなると
発泡し難くなる場合がある。このような場合には、発泡
原料および発泡条件によりコントロールする。通常の場
合には、球状ビーズは発泡原料の固型分に対して重量で
約5〜70%位まで配合することが可能である。しか
し、得られた発泡体の強度を考慮すると、望ましくは発
泡原料の重量に対して約50%位とすると良好である。
前記塗布液は塗布するのに適当な粘度を有するもので、
塗布適性を向上させるため増粘剤を添加してもよい。合
成樹脂発泡体の原料液には、増粘剤として、メチルセル
ロース、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダを用
いる。ゴム発泡体の場合には、カゼインアンモニア溶液
等を用いる。粘度としては、例えば、ロールコートの場
合、1,000CPS〜4,000CPS位に調整され
たものが塗工に適当である。
塗布適性を向上させるため増粘剤を添加してもよい。合
成樹脂発泡体の原料液には、増粘剤として、メチルセル
ロース、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダを用
いる。ゴム発泡体の場合には、カゼインアンモニア溶液
等を用いる。粘度としては、例えば、ロールコートの場
合、1,000CPS〜4,000CPS位に調整され
たものが塗工に適当である。
塗布方法は前述したように適宜の方法でよいが、いずれ
の方法においても、均質な発泡層を得るために、塗布液
を均一な厚みでシート状本体1の表面に塗布することが
好ましい。また、被覆層2の厚みはシート状本体1の種
類、発泡倍率、表面状態等、被覆層2の種類、粘度、発
泡倍率等、そして化粧用塗布具の種類、塗布対象となる
化粧料の種類等を考慮して適当な厚みとする。一般的に
は0.2mm〜1.5mm程度が好ましい。
の方法においても、均質な発泡層を得るために、塗布液
を均一な厚みでシート状本体1の表面に塗布することが
好ましい。また、被覆層2の厚みはシート状本体1の種
類、発泡倍率、表面状態等、被覆層2の種類、粘度、発
泡倍率等、そして化粧用塗布具の種類、塗布対象となる
化粧料の種類等を考慮して適当な厚みとする。一般的に
は0.2mm〜1.5mm程度が好ましい。
被覆層2の厚みのコントロールは従来行なわれているよ
うにすればよい。例えば、リバースロールコート法で
は、計量ロールと塗布ロールの間隙や、塗布ロールとバ
ッキングロールの速度比等を調節する。また、ナイフロ
ール法では、ナイフとシート状本体1の間隙、シート状
本体1の走行速度、塗布液の粘度等を調節する。
うにすればよい。例えば、リバースロールコート法で
は、計量ロールと塗布ロールの間隙や、塗布ロールとバ
ッキングロールの速度比等を調節する。また、ナイフロ
ール法では、ナイフとシート状本体1の間隙、シート状
本体1の走行速度、塗布液の粘度等を調節する。
塗布液としては、例えば次のものを用いることができ
る。
る。
*合成樹脂の場合: スーパーフレックス(ポリウレタン) 第一工業製薬(株) ボンティック(ポリウレタン) 大日本インキ化学工業(株) ディクナル(アクリル) 大日本インキ化学工業(株) プライマール(アクリル) ロームアンドハース(株) これらものは乳化状の液であり、これらの液に架橋剤、
例えば、メラミンフォルマリン樹脂、ポリアミド系架橋
剤、エポオキシ系架橋剤、ブロックイソシアネート系架
橋剤等を併用することができる。
例えば、メラミンフォルマリン樹脂、ポリアミド系架橋
剤、エポオキシ系架橋剤、ブロックイソシアネート系架
橋剤等を併用することができる。
*ゴムの発泡体の場合: ニポール4850(スチレンゴム) 日本ゼネン(株) ニポールLX−531(アクリロニトリルゴム) 日本ゼオン(株) JSR(0560)(スチレンゴム) 日本合成ゴム(株) これらは乳化状液であり、これらの液に、従来から知ら
れている加硫剤や、加硫促進剤を添加する また、ポリウレタンの場合は、ポリオールまたはポリエ
ステルとイソシアネート化合物(例えば、トリジイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネート等)とを塗布液
として用いて、これらを化学反応させて発泡体としても
よい。
れている加硫剤や、加硫促進剤を添加する また、ポリウレタンの場合は、ポリオールまたはポリエ
ステルとイソシアネート化合物(例えば、トリジイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネート等)とを塗布液
として用いて、これらを化学反応させて発泡体としても
よい。
乳化状の合成樹脂液を機械的に発泡させた場合、120
℃〜150℃で10分間〜20分間程度で反応固化す
る。
℃〜150℃で10分間〜20分間程度で反応固化す
る。
また、乳化状のゴム液を機械的に発泡させた場合も、通
常、110℃、15分間程度の加硫処理により、発泡固
化させることができる。
常、110℃、15分間程度の加硫処理により、発泡固
化させることができる。
前述した実施例においては本体1の発泡骨格表面に直接
に球状ビーズ3入り被覆層2が形成されていたが、本考
案の塗布具素材の別の実施例としては、本体1と被覆層
2の間にアンカーコート層設けてもよい。このアンカー
コート層は、本体1と被覆層2の密着強度を上げること
を目的としたものであり、アクリル系、ウレタン系、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ビニール系、ポリオレフ
ィン系等の合成樹脂液、あるいはNBR、SBR等の合
成ゴム液または天然ゴム液を用い、スプレーコート、ロ
ールコート、ナイフコート等の適宜の方法で本体1表面
に塗布して形成する。
に球状ビーズ3入り被覆層2が形成されていたが、本考
案の塗布具素材の別の実施例としては、本体1と被覆層
2の間にアンカーコート層設けてもよい。このアンカー
コート層は、本体1と被覆層2の密着強度を上げること
を目的としたものであり、アクリル系、ウレタン系、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ビニール系、ポリオレフ
ィン系等の合成樹脂液、あるいはNBR、SBR等の合
成ゴム液または天然ゴム液を用い、スプレーコート、ロ
ールコート、ナイフコート等の適宜の方法で本体1表面
に塗布して形成する。
アンカーコート層をフィルム状としてもよい。この場
合、不透液性のフィルムを使用すると、液状化粧料のよ
うに粘度の低い化粧料に対しても塗布具内部への浸透が
防止できる。従って、化粧料の無効消費を防止できるの
で、経済的な化粧用塗布具となる。
合、不透液性のフィルムを使用すると、液状化粧料のよ
うに粘度の低い化粧料に対しても塗布具内部への浸透が
防止できる。従って、化粧料の無効消費を防止できるの
で、経済的な化粧用塗布具となる。
更に、塗布液中に球状ビーズを配合するだけでなく、塗
布液中に化粧料に対する性質や風合(肌触り)を改良す
るための他の材料を併せて配合してもよい。
布液中に化粧料に対する性質や風合(肌触り)を改良す
るための他の材料を併せて配合してもよい。
例えば、発泡体に吸湿性をや吸水性を与え夏用化粧料の
塗布具とする場合には、改質材として、カルボキシメチ
ルセルロースの架橋生成高分子体、アルカリ金属カルボ
キシレート塩、デンプン−アクリル重合体、ビニロン、
レーヨン、アクリル系吸湿材、海綿粉末、コットン粉
末、炭酸カルシウム、硫酸カルシュウム、ポリアミノ酸
等の吸水保水性に優れた粉粒体や繊維を配合することが
可能である。
塗布具とする場合には、改質材として、カルボキシメチ
ルセルロースの架橋生成高分子体、アルカリ金属カルボ
キシレート塩、デンプン−アクリル重合体、ビニロン、
レーヨン、アクリル系吸湿材、海綿粉末、コットン粉
末、炭酸カルシウム、硫酸カルシュウム、ポリアミノ酸
等の吸水保水性に優れた粉粒体や繊維を配合することが
可能である。
また、油性ファンデーション用となると親油性材とし
て、シリコーン樹脂、シリコンオイル、または、撥油性
剤としてフッ素樹脂等の添加により改質することができ
る。粉粒状改質材の場合、その大きさが球状ビーズ3と
同じか、またはそれよりも小さい方が好ましい。また、
球状ビーズ3との混合割合も改質材の分量が多くなり過
ぎると、球状ビーズ3の有している滑らかな肌触りを充
分に生かすことができなくなる。特に、粉粒状改質材の
方が大きい場合は、その様な傾向があるので、改質材の
分量は球状ビーズ3と同程度までを限度とするとよい。
て、シリコーン樹脂、シリコンオイル、または、撥油性
剤としてフッ素樹脂等の添加により改質することができ
る。粉粒状改質材の場合、その大きさが球状ビーズ3と
同じか、またはそれよりも小さい方が好ましい。また、
球状ビーズ3との混合割合も改質材の分量が多くなり過
ぎると、球状ビーズ3の有している滑らかな肌触りを充
分に生かすことができなくなる。特に、粉粒状改質材の
方が大きい場合は、その様な傾向があるので、改質材の
分量は球状ビーズ3と同程度までを限度とするとよい。
また、球状ビーズを添加する際に、複数のビーズをその
大きさを変えて配合することも可能である。すなわち、
粒径や材質の異なった球状ビーズをメイクアップ化粧料
の粘度、性質等を考慮して組合せ発泡体に入れることに
より、化粧料の含み等がより一層良好な化粧用塗布具素
材を得ることができる。
大きさを変えて配合することも可能である。すなわち、
粒径や材質の異なった球状ビーズをメイクアップ化粧料
の粘度、性質等を考慮して組合せ発泡体に入れることに
より、化粧料の含み等がより一層良好な化粧用塗布具素
材を得ることができる。
本考案の塗布具素材は、所望の化粧用塗布具の大きさに
応じた適宜の大きさに切断または打抜き、球状ビーズ3
入り被覆層2が化粧料塗布面となるようにして、所望の
化粧用塗布具の形状に仕上げる。例えば、円形絞り機に
掛けて化粧用塗布具としたり、柄付き塗布具としたり、
両面が化粧料塗布面となるパフ等に仕上げることができ
る。
応じた適宜の大きさに切断または打抜き、球状ビーズ3
入り被覆層2が化粧料塗布面となるようにして、所望の
化粧用塗布具の形状に仕上げる。例えば、円形絞り機に
掛けて化粧用塗布具としたり、柄付き塗布具としたり、
両面が化粧料塗布面となるパフ等に仕上げることができ
る。
(実施例1) シート状本体1として、ポリウレタンSDフォーム〔ブ
リヂストンタイヤ(株)〕の7mm厚さのフォームシート
(発泡倍率:40倍)を用いた。
リヂストンタイヤ(株)〕の7mm厚さのフォームシート
(発泡倍率:40倍)を用いた。
塗布液として下記成分を使用した。
*主剤 ポリウレタンエマルジョン〔スーパーフレックス20
0:第一工業製薬(株)〕 100部: *泡安定剤 ステアリン酸アンモン30%水溶液 12部 *架橋剤 スミテックス−M3〔住友化学工業(株)〕 2部 スミテックスアクセレーターACX 〔住友化学工業(株)〕 0.2部 前記成分からなる液を混合した後、泡安定剤、増粘剤お
よび架橋剤を添加し、更に平均粒径10μのナイロン球
状ビーズをポリウレタン固型分100重量部に対し50
重量部の割合で添加した樹脂液を用意し、この樹脂液に
空気を吹込んで4倍に発泡し、これを塗布液とした。
0:第一工業製薬(株)〕 100部: *泡安定剤 ステアリン酸アンモン30%水溶液 12部 *架橋剤 スミテックス−M3〔住友化学工業(株)〕 2部 スミテックスアクセレーターACX 〔住友化学工業(株)〕 0.2部 前記成分からなる液を混合した後、泡安定剤、増粘剤お
よび架橋剤を添加し、更に平均粒径10μのナイロン球
状ビーズをポリウレタン固型分100重量部に対し50
重量部の割合で添加した樹脂液を用意し、この樹脂液に
空気を吹込んで4倍に発泡し、これを塗布液とした。
この塗布液を前記シート状本体1の表面にナイフオーバ
ーロールコーターで0.8mmの厚さに塗布した後、塗布
液の成分を架橋させて発泡状態で固化させて、球状ビー
ズ3を有する被覆層2を設けた本考案の化粧用塗布具素
材を得た。
ーロールコーターで0.8mmの厚さに塗布した後、塗布
液の成分を架橋させて発泡状態で固化させて、球状ビー
ズ3を有する被覆層2を設けた本考案の化粧用塗布具素
材を得た。
この塗布具素材を打抜き等で仕上げて、パウダリーファ
ンデーション用パフを製造した。
ンデーション用パフを製造した。
このパフは、被覆層2の発泡骨格の表面に球状ビーズ3
が一部露出したしているので、刺激感が少なく、感触が
極めて良好である。更に、粉末化粧料等の塗布におい
て、粉の含みが従来のこの種のものに比べ、極めて良好
である。
が一部露出したしているので、刺激感が少なく、感触が
極めて良好である。更に、粉末化粧料等の塗布におい
て、粉の含みが従来のこの種のものに比べ、極めて良好
である。
本考案の化粧用塗布具は、塗布具本体の表面に塗布具本
体よりも発泡倍率の小さい発泡層が設けられ、この発泡
層の外表面が化粧料塗布面となるので、感触がよい。
体よりも発泡倍率の小さい発泡層が設けられ、この発泡
層の外表面が化粧料塗布面となるので、感触がよい。
本考案の化粧用塗布具素材において、被覆層に球状ビー
ズが入っており、球状ビーズが被覆層の表面に出てい
る。従って、本考案の化粧用塗布具素材を用いた化粧用
塗布具においては、化粧料の塗布時に球状ビーズが皮膚
に接触する。球状ビーズは丸い表面を有しており、鋭角
の部分がなく、従って皮膚に接触してもチクチク感やゴ
ワゴワ感を与えず、皮膚への刺激が極めて少ない。しか
も、化粧料の塗布時に、球状ビーズが皮膚と点接触状態
であるので、皮膚と発泡体骨格との接触面積は少なく、
従って化粧料の塗り延ばし時の摩擦抵抗が小さく、皮膚
への刺激が非常に小さい。
ズが入っており、球状ビーズが被覆層の表面に出てい
る。従って、本考案の化粧用塗布具素材を用いた化粧用
塗布具においては、化粧料の塗布時に球状ビーズが皮膚
に接触する。球状ビーズは丸い表面を有しており、鋭角
の部分がなく、従って皮膚に接触してもチクチク感やゴ
ワゴワ感を与えず、皮膚への刺激が極めて少ない。しか
も、化粧料の塗布時に、球状ビーズが皮膚と点接触状態
であるので、皮膚と発泡体骨格との接触面積は少なく、
従って化粧料の塗り延ばし時の摩擦抵抗が小さく、皮膚
への刺激が非常に小さい。
このように、本考案の化粧用塗布具素材からなる化粧用
塗布具は極めて使用感が良好である。
塗布具は極めて使用感が良好である。
また、本考案によれば、化粧用塗布具素材本体の発泡骨
格の表面に発泡倍率の小さい発泡体からなる被覆層が設
けられ、この被覆層の外表面に球状ビーズが付着してい
るので、従来の発泡体骨格と異なって外表面が平坦でな
く、球状ビーズにより微細な凹凸が形成されている。
格の表面に発泡倍率の小さい発泡体からなる被覆層が設
けられ、この被覆層の外表面に球状ビーズが付着してい
るので、従来の発泡体骨格と異なって外表面が平坦でな
く、球状ビーズにより微細な凹凸が形成されている。
この微細な凹凸(球状ビーズ間)および被覆層の発泡孔
により、化粧料を保持できるので、化粧料を塗布具に付
けて軽く皮膚に塗り延ばすだけで化粧料を塗布すること
ができる。従って、刺激感も生ぜず、且つ、化粧塗布時
に強圧展することもなくなり、化粧料がムラ付きもせ
ず、使用性に優れる。
により、化粧料を保持できるので、化粧料を塗布具に付
けて軽く皮膚に塗り延ばすだけで化粧料を塗布すること
ができる。従って、刺激感も生ぜず、且つ、化粧塗布時
に強圧展することもなくなり、化粧料がムラ付きもせ
ず、使用性に優れる。
第1図は本考案の化粧用塗布具素材の一実施例を示す概
略断面図である。 1…本体、2…被覆層、 3…球状ビーズ。
略断面図である。 1…本体、2…被覆層、 3…球状ビーズ。
Claims (1)
- 【請求項1】化粧用塗布具素材の本体が柔軟で且つ通気
性のある発泡体からなり、該本体の外表面に被覆層が形
成されており、該被覆層中に球状ビーズが入っており、
該被覆層が前記本体より発泡倍率が小さい発泡体である
ことを特徴とする化粧用塗布具素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987091227U JPH068822Y2 (ja) | 1987-06-14 | 1987-06-14 | 化粧用塗布具素材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987091227U JPH068822Y2 (ja) | 1987-06-14 | 1987-06-14 | 化粧用塗布具素材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63199706U JPS63199706U (ja) | 1988-12-22 |
JPH068822Y2 true JPH068822Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=30951816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987091227U Expired - Lifetime JPH068822Y2 (ja) | 1987-06-14 | 1987-06-14 | 化粧用塗布具素材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068822Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101242356B1 (ko) * | 2009-07-31 | 2013-03-14 | (주)아모레퍼시픽 | 메이크업 화장료와 액상 화장료를 함께 포함하는 화장료 조성물 및 그의 도포 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101562221B1 (ko) * | 2014-04-10 | 2015-10-23 | (주)아모레퍼시픽 | 발포폼을 담체로 포함하는 화장품 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5939940Y2 (ja) * | 1982-02-22 | 1984-11-10 | 憲司 中村 | 化粧用塗布具 |
JPS58181315U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-03 | 株式会社資生堂 | 化粧用拭き具 |
JPH0335207U (ja) * | 1989-08-09 | 1991-04-05 |
-
1987
- 1987-06-14 JP JP1987091227U patent/JPH068822Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101242356B1 (ko) * | 2009-07-31 | 2013-03-14 | (주)아모레퍼시픽 | 메이크업 화장료와 액상 화장료를 함께 포함하는 화장료 조성물 및 그의 도포 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63199706U (ja) | 1988-12-22 |
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