JPH0710670Y2 - 化粧用スポンジパフ - Google Patents

化粧用スポンジパフ

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JPH0710670Y2
JPH0710670Y2 JP1988159058U JP15905888U JPH0710670Y2 JP H0710670 Y2 JPH0710670 Y2 JP H0710670Y2 JP 1988159058 U JP1988159058 U JP 1988159058U JP 15905888 U JP15905888 U JP 15905888U JP H0710670 Y2 JPH0710670 Y2 JP H0710670Y2
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JP
Japan
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depth
recess
soft foam
application
puff
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Application number
JP1988159058U
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JPH0278111U (ja
Inventor
巳知夫 山田
孝浩 笠井
Original Assignee
井和工業株式会社
有限会社篠原商店
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は機能が異なる二つの塗布部を有する化粧用スポ
ンジパフに関するものであって、液状、クリーム状、粉
状、固形状を呈する他種類の化粧料を塗布することに利
用される。
【従来の技術】 皮膚などに化粧料を塗布するために用いられ化粧用スポ
ンジパフは合成樹脂、合成ゴム、天然物の軟質発泡体で
作られており、皮膚に与える感触の多様化や他種類の化
粧料に対応するため異質の軟質発泡体を組合わせること
や、化粧料を含ませやすくするとともに均一に塗布する
ことができるように例えば実願昭60-7617号(実開昭61-
126908号)のマイクロフィルムに提示されているように
塗布部の表面に短繊維の植毛層を設け、或いは実願昭57
-80444(実開昭58-181351号)のマイクロフィルムに提
示されているように塗布部の表面に凹凸を形成し、更
に、実願昭56-1971717号(実開昭58-100709号)のマイ
クロフィルムに提示されているように塗布部の表面に微
細な凹凸が形成されているとともに凹凸に沿って短繊維
の植毛層を形成したものなどが知られている。 ところが、塗布部の表面に短繊維の植毛層を設けたもの
は、クリーム状または固形状の化粧料を付着させて皮膚
に塗布する場合には、化粧料は植毛層に保有され、その
刷毛作用により引き延ばされて塗布されるが、塗布部の
表面に微細な凹凸が形成され、或いは塗布部の表面に微
細な凹凸を設けたものは平滑な表面と実施質的に大差な
く、液状ならびに粉状の化粧料には向かない。
【考案が解決しようとする課題】
本考案は斯る実情に鑑みてなされたものであって、多種
類の化粧料を容易に且つ均一に塗布することが可能であ
る化粧用スポンジパフを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため第一の考案は、軟質発泡体によ
り扁平な所定形状に形成されているパフ体の二つの表面
が塗布部とされており、第一の塗布部は軟質発泡体に短
繊維の植毛層が全面に設けられた構成であり、第二の塗
布部は20〜600μの気孔径を有する軟質発泡体に深さが
0.1〜0.5mmの第一の凹部を有する粗面に形成され且つ深
さが0.3〜3.0mm(但し、前記第一の凹部の深さよりも深
いことを要する)の第二の凹部が形成されていることを
特徴とする。 また、第二の考案は、軟質発泡体により扁平な所定形状
に形成されているパフ体の二つの表面が塗布部とされて
おり、第一の塗布部は軟質発泡体に20〜600μの気孔径
を有する軟質発泡体に深さが0.1〜0.5mmの第一の凹部を
有する粗面に形成され且つ深さが0.3〜3.0mm(足し、前
記第一の凹部の深さよりも深いことを要する)の第二の
凹部が形成されていることを特徴とする。
【作用】
植毛層を設けた第一の塗布部によりクリーム状または固
形状の化粧料を付着させて皮膚に塗布する。 このとき、化粧料は植毛層に保有されてその刷毛作用に
よって引き延ばされて塗布される。 また、液状または粉状の化粧料は第二の塗布部に付着さ
せて皮膚に塗布する。 このとき、化粧料は粗面の第一の凹部やそれより大きい
第二の凹部に入り込んで保有され、塗布の際にパフ体に
指先で加える圧力で圧縮されることによって押し出され
て皮膚に付着し、パフ体を移動させることによって皮膚
状の化粧料を第一および第二の凹部の縁がしごくととも
に凸部の滑擦に伴いむらなく引き延ばされて塗布され
る。
【実施例】
次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。 第1図ならびに第2図は第一考案の一実施例を示すもの
であり、独立気孔の軟質発泡体により適宜大きさの薄板
状に形成されたパフ体1の互いに反対側の平面、即ち二
つの表面が塗布部2,3とされている。 そして、パフ体1は20〜600μ、好ましくは30〜200μの
気孔の気孔径を有するポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどの合成
樹脂、アクリルニトリルブタジエンゴム、エチレンポリ
プレンゴムなどの合成ゴム或いはこれらの混合物など軟
質で弾力性に富む肌触りのよいもので作られるが、エチ
レンポリプレンゴムは特に柔軟性、弾力性に優れており
好適である。 また、第一の塗布部2の表面には、太さが0.5〜2デニ
ール好ましくは1〜1.52デニールであって長さが0.4〜1
mmのポリアミド、ポリエチレン、ポリアクリレートなど
の人造繊維、綿などの天然繊維からなる短繊維の植毛層
4が全面に亙って形成されている。 この植毛層4は塗布部2の全面にエマルジョン系接着剤
を塗布するとともに、静電気を作用させて直立状態で接
着植毛することにより形成される。 一方、第二の塗布部3の表面はエンボス加工により、或
いは砥石や砥紙名度の研削加工により全面に亙って深さ
が0.1〜0.5mmの第一の凹部5を有する粗面に形成されて
いるとともに、エンボス加工により、或いは研削加工に
より深さが0.3〜3.0mm程度の円形の平面形状を有する第
二の凹部6が形成されている。 但し、第二の凹部6はその深さが少なくとも前記第一の
凹部5よりも深いことを要する。 第二の凹部6は、適宜断面の円形、楕円形、溝形など任
意の平面形状を有するものであり、例えば第3図に示す
ようにみぞ形の場合は多数条で格子形とし或いは一条で
渦巻き状とするなど任意の配置状態で配置され、大きさ
間隔は使用目的や化粧料の種類或いは商標の表示や意匠
的な面を考慮して適宜設定する。 このような構成を有する実施例はそのまま、或いは柄の
先端に取付けて使用するものであり、例えばクリーム状
または固形状のようにきわめて滑りやすい性質を有する
化粧料は植毛層4を設けた第一の塗布部2によって皮膚
に塗布する。 このとき、第一の塗布部2によって化粧料を容器からす
くい取ったときに、化粧料は植毛層4に含まれて保有さ
れる。 そして、第一の塗布部2を皮膚面に沿って摺動させると
き、植毛層4の刷毛作用によって引き延ばされ、且つ植
毛層4が摩擦力を増大して皮膚と塗布部2との間の滑り
を低減することによって化粧料は一体に摺動せず、塗り
むらを生じることなく塗布される。 また、液状または粉状の化粧料を塗布するときは、第二
の塗布部3によって皮膚に塗布する。 第二の塗布部3によって化粧料を容器からすくい取った
とき、化粧料は粗面を形成する深さが0.1〜0.5mmの第一
の凹部5ならびに深さが0.3〜3.0mmの第二の凹部6に入
り込んで保有され、塗布の際にパフ体1に加えられる圧
力で圧縮されることにより押し出されて皮膚に付着し、
皮膚面に沿って摺動させることにより、皮膚上の化粧料
を凹部5,6の縁がしごくとともに凸部の滑擦に伴いむら
なく引き延ばされて塗布される。 殊に、本実施例は深さが0.1〜0.5mmの第一の凹部5によ
る粗面を形成しただけでなく、更に、深さが0.3〜3.0mm
(但し、前記第一の凹部(5)の深さよりも深いことを
要する)の第二の凹部6を形成した構成であるため、単
に第一の凹部5による粗面を形成した場合に比べて化粧
料の保有量が増大するとともに、引き延ばし時における
第一の凹部5と第二の凹部6による皮膚上の化粧料のし
ごきと凸部の滑擦に伴う引き延ばし効果が増大し、且つ
接触面積の減少による摩擦抵抗の低下によって塗布が容
易且つむらなく均一に行われるものである。 尚、本実施例は独立気孔の軟質発泡体からなるパフ体1
の互いに反対側の平面、即ち二つの表面に塗布部2,3と
を設けた構成としたが、例えばポリウレタンなどの合成
樹脂や合成ゴムなどによる連続軟質発泡体によりパフ体
1を構成し、或いは塗布部2,3を別々の素材により形成
し互いに接合させたパフ体1(図示せず)としてもよ
い。 殊に、連続発泡体を用いた場合には気孔径が20〜600μ
程度のものを用いるとよい。 また、第4図は第二考案の一実施例を示すものであり、
本実施例では第一の塗布部2は全面に植毛層4を形成し
た構成としたが、第一の塗布部2の表面に前記第1図な
らびに第2図に示した第一実施例のように表面に深さの
異なる第一の凹部5と第二の凹部6とを形成した場合に
は、第一の凹部5と第二の凹部6とによって更に多量の
化粧量を保有させることが可能であるとともに、第一の
凹部5と第二の凹部6による皮膚上の化粧料のしごきと
凸部の滑擦に伴う引き延ばし効果と植毛層4による刷毛
効果とが相俟って更に優れた塗布効果を期待することが
できるものである。
【考案の効果】
本考案は植毛層を有する第一の塗布部と、深さの異なる
大小二種類の凹凸を有する第二の塗布部とを使い分ける
ことにより多種類の化粧料をむらなく均一に塗布するこ
とができるものである。 殊に、植毛層を有する第一の塗布部に深さの異なる大小
二種類の凹凸を形成した場合には化粧料の保有料の増大
と、植毛層による刷毛効果と凹凸による引き延ばし効果
が充分に発揮され、更に優れた塗布効果を期待すること
ができる。また、大径の凹部は表面に意匠や商標を表示
するための手段としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ならびに第2図は第一考案の一実施例を示すもの
であり、第1図は斜視図、第2図は第1図の拡大断面部
分図である。 また、第3図は第一考案の異なる実施例を示す斜視図で
ある。 更に、第4図は第一考案の一実施例を示す拡大断面部分
図である。 1……パフ体、2……第一の塗布部、3……第二の塗布
部、4……植毛層、5……第一の凹部、6……第二の凹
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−126908(JP,U) 実開 昭58−181315(JP,U) 実開 昭58−100709(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質発泡体により偏平な所定形状に形成さ
    れているパフ体(1)の二つの表面が塗布部(2,3)と
    されており、第一の塗布部(2)は20〜600μの気孔径
    を有する軟質発泡体に短繊維の植毛層(4)が全面に設
    けられた構成であり、第二の塗布部(3)は20〜600μ
    の気孔径を有する軟質発泡体に深さが0.1〜0.5mmの第一
    の凹部(5)を有する粗面(4)に形成され且つ深さが
    0.3〜3.0mm(但し、前記第一の凹部(5)の深さよりも
    深いことを要する)の第二の凹部(6)が形成されてい
    る構成である化粧用スポンジパフ。
  2. 【請求項2】軟質発泡体により扁平な所定形状に形成さ
    れているパフ体(1)の二つの表面が塗布部(2,3)と
    されており、第一の塗布部(2)は20〜600μの気孔径
    を有する軟質発泡体に深さが0.1〜0.5mmの凹部(5)を
    有する粗面に形成され且つ深さが0.3〜3.0mmの凹部
    (6)が形成されているとともに短繊維の植毛層(6)
    が全面に設けられた構成であり、第二の塗布部(3)は
    20〜600μの気孔径を有する軟質発泡体に深さが0.1〜0.
    5mmの第一の凹部を有する粗面(5)に深さが0.3〜3.0m
    m(但し、前記第一の凹部(5)の深さよりも深いこと
    を要する)の第二の凹部(6)が形成されている構成で
    ある化粧用スポンジパフ。
JP1988159058U 1988-12-07 1988-12-07 化粧用スポンジパフ Expired - Lifetime JPH0710670Y2 (ja)

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JPH0278111U JPH0278111U (ja) 1990-06-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58100709U (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 近藤 吉秋 化粧用パフ
JPS58181315U (ja) * 1982-05-31 1983-12-03 株式会社資生堂 化粧用拭き具
JPS61126908U (ja) * 1985-01-23 1986-08-09

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