JPH0688121B2 - 鋳造装置 - Google Patents
鋳造装置Info
- Publication number
- JPH0688121B2 JPH0688121B2 JP33368291A JP33368291A JPH0688121B2 JP H0688121 B2 JPH0688121 B2 JP H0688121B2 JP 33368291 A JP33368291 A JP 33368291A JP 33368291 A JP33368291 A JP 33368291A JP H0688121 B2 JPH0688121 B2 JP H0688121B2
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- JP
- Japan
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- lubricant
- plunger
- hollow chamber
- sleeve
- annular groove
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定型と、該固定型に
対して開閉可能な可動型との間に、それらの型閉め時に
鋳造製品形成用キャビティが形成され、該キャビティに
接続可能なスリーブには、該スリーブに注湯された溶湯
をキャビティに圧送し得るプランジャが摺動自在に嵌合
され、駆動源に連なる駆動ロッドがプランジャに連結さ
れる鋳造装置に関する。
対して開閉可能な可動型との間に、それらの型閉め時に
鋳造製品形成用キャビティが形成され、該キャビティに
接続可能なスリーブには、該スリーブに注湯された溶湯
をキャビティに圧送し得るプランジャが摺動自在に嵌合
され、駆動源に連なる駆動ロッドがプランジャに連結さ
れる鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる鋳造装置で、プランジャと
スリーブとの間の摺動面に潤滑剤を供給するにあたって
は、プランジャを後退させた状態でスリーブ内に潤滑剤
を噴霧するか、あるいはスリーブ後端から部分的に突出
したプランジャの表面に潤滑剤を数滴滴下するようにし
ている。
スリーブとの間の摺動面に潤滑剤を供給するにあたって
は、プランジャを後退させた状態でスリーブ内に潤滑剤
を噴霧するか、あるいはスリーブ後端から部分的に突出
したプランジャの表面に潤滑剤を数滴滴下するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スリーブ内
に潤滑剤を噴霧するようにした場合には、スリーブ内に
注湯される高温の溶湯との接触により潤滑剤の大半が燃
焼し、発生するガスが溶湯内に巻込まれることにより、
鋳物製品に巻込み巣が生じることがある。またプランジ
ャ表面に潤滑剤を滴下する場合には、潤滑剤がプランジ
ャ表面を流下して床面に落下し、潤滑機能が充分に果た
せないだけでなく、床面の汚れの原因にもなっている。
に潤滑剤を噴霧するようにした場合には、スリーブ内に
注湯される高温の溶湯との接触により潤滑剤の大半が燃
焼し、発生するガスが溶湯内に巻込まれることにより、
鋳物製品に巻込み巣が生じることがある。またプランジ
ャ表面に潤滑剤を滴下する場合には、潤滑剤がプランジ
ャ表面を流下して床面に落下し、潤滑機能が充分に果た
せないだけでなく、床面の汚れの原因にもなっている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、溶湯へのガス巻込み抑制、汚れ防止、ならび
にプランジャおよびスリーブの焼付き防止を図るように
してスリーブおよびプランジャ間の潤滑を充分に行ない
得るようにした鋳造装置を提供することを目的とする。
のであり、溶湯へのガス巻込み抑制、汚れ防止、ならび
にプランジャおよびスリーブの焼付き防止を図るように
してスリーブおよびプランジャ間の潤滑を充分に行ない
得るようにした鋳造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴によれば、プランジャには、中
空室が内部に設けられるとともに中空室に通じる環状溝
が外面に設けられ、駆動ロッド内には、中空室にそれぞ
れ通じる潤滑剤供給通路および潤滑剤戻り通路が設けら
れ、潤滑剤供給源および冷却器と、前記潤滑剤供給通
路、中空室および潤滑剤戻り通路とが閉回路をなして接
続される。
に、本発明の第1の特徴によれば、プランジャには、中
空室が内部に設けられるとともに中空室に通じる環状溝
が外面に設けられ、駆動ロッド内には、中空室にそれぞ
れ通じる潤滑剤供給通路および潤滑剤戻り通路が設けら
れ、潤滑剤供給源および冷却器と、前記潤滑剤供給通
路、中空室および潤滑剤戻り通路とが閉回路をなして接
続される。
【0006】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、プランジャには、環状溝およ
び中空室間にわたる複数の孔が周方向に間隔をあけて設
けられ、各孔には、中空室から環状溝に潤滑剤を浸出さ
せる焼結金属製浸出部材が装填、固定される。
1の特徴の構成に加えて、プランジャには、環状溝およ
び中空室間にわたる複数の孔が周方向に間隔をあけて設
けられ、各孔には、中空室から環状溝に潤滑剤を浸出さ
せる焼結金属製浸出部材が装填、固定される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【0008】図1および図2は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は型開き状態での縦断面図、図2はプ
ランジャおよび駆動ロッドの拡大縦断面図である。
ものであり、図1は型開き状態での縦断面図、図2はプ
ランジャおよび駆動ロッドの拡大縦断面図である。
【0009】先ず図1において、この鋳造装置は、たと
えばアルミニウム合金によるダイキャスト装置であり、
固定型1と、該固定型1と協働して鋳造製品形成用キャ
ビティ4を形成可能であるとともに固定型1に対して水
平方向に開閉可能な可動型2と、両型1,2を閉じた状
態で前記キャビティ4に溶湯を圧入する溶湯圧入手段3
とを備え、可動型2には、キャビティ4での鋳物成形後
の型開き状態で鋳物を可動型2から離反せしめるための
押出ロッド(図示せず)が配設されている。
えばアルミニウム合金によるダイキャスト装置であり、
固定型1と、該固定型1と協働して鋳造製品形成用キャ
ビティ4を形成可能であるとともに固定型1に対して水
平方向に開閉可能な可動型2と、両型1,2を閉じた状
態で前記キャビティ4に溶湯を圧入する溶湯圧入手段3
とを備え、可動型2には、キャビティ4での鋳物成形後
の型開き状態で鋳物を可動型2から離反せしめるための
押出ロッド(図示せず)が配設されている。
【0010】鎖線で示す型閉め状態で、固定型1および
可動型2の合わせ面1a,2a間には、キャビティ4が
形成されるとともに、該キャビティ4の下部中央に開口
する湯口5と、該湯口5に段差を介して同軸に連なって
下方に延びる大径の嵌合孔6とがそれぞれ形成される。
可動型2の合わせ面1a,2a間には、キャビティ4が
形成されるとともに、該キャビティ4の下部中央に開口
する湯口5と、該湯口5に段差を介して同軸に連なって
下方に延びる大径の嵌合孔6とがそれぞれ形成される。
【0011】溶湯圧入手段3は、支持部材7と、嵌合孔
6に上端部を嵌合可能として支持部材7の上端に固定さ
れるスリーブ8と、該スリーブ8内に摺動自在に嵌合さ
れるプランジャ9と、プランジャ9に連結される駆動ロ
ッド10と、該駆動ロッド10に連結されるシリンダ等
の駆動源11とを備える。而してこの溶湯圧入手段3
は、図1の鎖線で示すようにスリーブ8を嵌合孔6に嵌
合させるまで上昇することが可能であるとともに、図1
の実線で示すように、スリーブ8を下降させた状態で固
定型1および可動型2から離反させた位置まで移動して
全体を傾動させることも可能であり、その傾動時にスリ
ーブ8内に溶湯が注湯される。
6に上端部を嵌合可能として支持部材7の上端に固定さ
れるスリーブ8と、該スリーブ8内に摺動自在に嵌合さ
れるプランジャ9と、プランジャ9に連結される駆動ロ
ッド10と、該駆動ロッド10に連結されるシリンダ等
の駆動源11とを備える。而してこの溶湯圧入手段3
は、図1の鎖線で示すようにスリーブ8を嵌合孔6に嵌
合させるまで上昇することが可能であるとともに、図1
の実線で示すように、スリーブ8を下降させた状態で固
定型1および可動型2から離反させた位置まで移動して
全体を傾動させることも可能であり、その傾動時にスリ
ーブ8内に溶湯が注湯される。
【0012】図2において、プランジャ9は、閉塞端を
先端とした有底円筒状に形成されるものであり、このプ
ランジャ9内には中空室12が形成される。また駆動ロ
ッド10は、円筒状に形成されてプランジャ9の後端に
同軸に固着されており、このプランジャ9内には、中空
室12内に突入して開口する内管13が同軸に配置され
る。この内管13内には潤滑剤供給通路14が形成され
ており、駆動ロッド10および内管13間には環状の潤
滑剤戻り通路15が形成される。而して潤滑剤供給通路
14は中空室12を介して潤滑剤戻り通路15に連通す
る。
先端とした有底円筒状に形成されるものであり、このプ
ランジャ9内には中空室12が形成される。また駆動ロ
ッド10は、円筒状に形成されてプランジャ9の後端に
同軸に固着されており、このプランジャ9内には、中空
室12内に突入して開口する内管13が同軸に配置され
る。この内管13内には潤滑剤供給通路14が形成され
ており、駆動ロッド10および内管13間には環状の潤
滑剤戻り通路15が形成される。而して潤滑剤供給通路
14は中空室12を介して潤滑剤戻り通路15に連通す
る。
【0013】またプランジャ9の外面には、たとえば深
さ1.0〜1.5mmであって幅10mm程度の環状溝
16が設けられる。しかもプランジャ9には、その周方
向にたとえば等間隔をあけた4個所で、中空室12およ
び環状溝16間にわたる孔17が設けられており、この
孔17は、中空室12側の小径孔部17aと、環状溝1
6側の大径孔部17bとが段差をなして同軸に連設され
て成るものである。而して各孔17における大径孔部1
7bには、焼結金属により短円柱状に形成された浸出部
材18がそれぞれ装填、固定される。すなわち浸出部材
18は、大径孔部17bおよび小径孔部17a間の段差
に当接するまで大径孔部17bに嵌合され、その状態で
ろう付けによりプランジャ9に固定される。
さ1.0〜1.5mmであって幅10mm程度の環状溝
16が設けられる。しかもプランジャ9には、その周方
向にたとえば等間隔をあけた4個所で、中空室12およ
び環状溝16間にわたる孔17が設けられており、この
孔17は、中空室12側の小径孔部17aと、環状溝1
6側の大径孔部17bとが段差をなして同軸に連設され
て成るものである。而して各孔17における大径孔部1
7bには、焼結金属により短円柱状に形成された浸出部
材18がそれぞれ装填、固定される。すなわち浸出部材
18は、大径孔部17bおよび小径孔部17a間の段差
に当接するまで大径孔部17bに嵌合され、その状態で
ろう付けによりプランジャ9に固定される。
【0014】駆動ロッド10内の潤滑剤供給通路14に
は、潤滑剤を貯留したタンク19から潤滑剤を汲上げる
潤滑剤供給源としてのポンプ20の吐出口が管路21を
介して接続されており、管路21の途中には冷却水との
熱交換により潤滑剤を冷却するための冷却器24が介設
される。また潤滑剤戻り通路15は管路22を介して前
記タンク19に接続されるものであり、管路22の途中
には絞り23が介設される。このようにして、タンク1
9からポンプ20、冷却器24、潤滑剤供給通路14、
中空室12、潤滑剤戻り通路15および絞り23を経て
タンク19に戻る閉回路が構成される。
は、潤滑剤を貯留したタンク19から潤滑剤を汲上げる
潤滑剤供給源としてのポンプ20の吐出口が管路21を
介して接続されており、管路21の途中には冷却水との
熱交換により潤滑剤を冷却するための冷却器24が介設
される。また潤滑剤戻り通路15は管路22を介して前
記タンク19に接続されるものであり、管路22の途中
には絞り23が介設される。このようにして、タンク1
9からポンプ20、冷却器24、潤滑剤供給通路14、
中空室12、潤滑剤戻り通路15および絞り23を経て
タンク19に戻る閉回路が構成される。
【0015】次にこの実施例の作用について説明する
と、キャビティ4内での鋳物成形後には、可動型2を固
定型1から離反させた型開き状態とされて鋳物製品が取
出されるとともに、溶湯圧入手段3はそのプランジャ9
を降下させた状態で固定型1および可動型2から離隔し
た位置までもたらされて傾動し、スリーブ8内に溶湯が
注湯される。
と、キャビティ4内での鋳物成形後には、可動型2を固
定型1から離反させた型開き状態とされて鋳物製品が取
出されるとともに、溶湯圧入手段3はそのプランジャ9
を降下させた状態で固定型1および可動型2から離隔し
た位置までもたらされて傾動し、スリーブ8内に溶湯が
注湯される。
【0016】注湯完了後の溶湯圧入手段3は、型閉め状
態となった固定型1および可動型2間に形成される嵌合
孔6の直下にスリーブ8が位置するように作動し、スリ
ーブ8を嵌合孔6に嵌合した状態で駆動源11によりプ
ランジャ9を押圧することにより、スリーブ8内の溶湯
がキャビティ4内に圧入されることになる。而して、そ
の状態で所定時間が経過すると、キャビティ4内で溶湯
が凝固して鋳物製品が鋳造されることになる。
態となった固定型1および可動型2間に形成される嵌合
孔6の直下にスリーブ8が位置するように作動し、スリ
ーブ8を嵌合孔6に嵌合した状態で駆動源11によりプ
ランジャ9を押圧することにより、スリーブ8内の溶湯
がキャビティ4内に圧入されることになる。而して、そ
の状態で所定時間が経過すると、キャビティ4内で溶湯
が凝固して鋳物製品が鋳造されることになる。
【0017】ところで、ポンプ20は、常時作動するも
のであり、潤滑剤は、ポンプ20から冷却器24、潤滑
剤供給通路14、中空室12、潤滑剤戻り通路15およ
び絞り23を経てタンク19に戻るように循環流通して
おり、中空室12には、絞り23の働きにより一定の圧
力が作用している。このため中空室12内の潤滑剤は、
その一部が複数の浸出部材18から環状溝16に浸出す
ることになる。したがってプランジャ9のスリーブ8内
での摺動作動に応じてプランジャ9およびスリーブ8の
摺動面には、環状溝16に浸出している潤滑剤による潤
滑皮膜が形成されることになり、プランジャ9のスリー
ブ8内での円滑な摺動作動が維持される。
のであり、潤滑剤は、ポンプ20から冷却器24、潤滑
剤供給通路14、中空室12、潤滑剤戻り通路15およ
び絞り23を経てタンク19に戻るように循環流通して
おり、中空室12には、絞り23の働きにより一定の圧
力が作用している。このため中空室12内の潤滑剤は、
その一部が複数の浸出部材18から環状溝16に浸出す
ることになる。したがってプランジャ9のスリーブ8内
での摺動作動に応じてプランジャ9およびスリーブ8の
摺動面には、環状溝16に浸出している潤滑剤による潤
滑皮膜が形成されることになり、プランジャ9のスリー
ブ8内での円滑な摺動作動が維持される。
【0018】また冷却器24で冷却された潤滑剤が中空
室12に供給されるので、プランジャ9の過熱が回避さ
れ、過熱によるプランジャ9のスリーブ8への焼付きを
防止することができる。
室12に供給されるので、プランジャ9の過熱が回避さ
れ、過熱によるプランジャ9のスリーブ8への焼付きを
防止することができる。
【0019】しかも浸出部材18により環状溝16への
潤滑剤の供給量が制限されており、不必要に多量の潤滑
剤が供給されることはなく、またスリーブ8内に潤滑剤
を直接噴霧するものではないので、溶湯との接触に伴う
熱反応による潤滑剤からのガス発生量を抑え、それによ
り鋳物内に巻込み巣が生じることを極力回避することが
でき、またスリーブ8外に潤滑剤が出ることはないの
で、床面が潤滑剤で汚れることもない。
潤滑剤の供給量が制限されており、不必要に多量の潤滑
剤が供給されることはなく、またスリーブ8内に潤滑剤
を直接噴霧するものではないので、溶湯との接触に伴う
熱反応による潤滑剤からのガス発生量を抑え、それによ
り鋳物内に巻込み巣が生じることを極力回避することが
でき、またスリーブ8外に潤滑剤が出ることはないの
で、床面が潤滑剤で汚れることもない。
【0020】上記実施例では、固定型1および可動型2
の型閉め時に、鉛直方向にしてスリーブ8を両型1,2
に連結するようにした鋳造装置について説明したが、本
発明は、水平方向に延びるスリーブを両型1,2のいず
れか一方に固定的に連結するようにした鋳造装置につい
ても適用可能である。
の型閉め時に、鉛直方向にしてスリーブ8を両型1,2
に連結するようにした鋳造装置について説明したが、本
発明は、水平方向に延びるスリーブを両型1,2のいず
れか一方に固定的に連結するようにした鋳造装置につい
ても適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、プランジャには、中空室が内部に設けられるととも
に中空室に通じる環状溝が外面に設けられ、駆動ロッド
内には、中空室にそれぞれ通じる潤滑剤供給通路および
潤滑剤戻り通路が設けられ、潤滑剤供給源および冷却器
と、前記潤滑剤供給通路、中空室および潤滑剤戻り通路
とが閉回路をなして接続されるので、高温溶湯との潤滑
剤の直接接触を極力回避して溶湯へのガス巻込みを抑制
することができ、スリーブ外への潤滑剤の飛散を回避し
て汚れの発生を防止することができ、プランジャの冷却
により焼付き防止を図ることができる。
ば、プランジャには、中空室が内部に設けられるととも
に中空室に通じる環状溝が外面に設けられ、駆動ロッド
内には、中空室にそれぞれ通じる潤滑剤供給通路および
潤滑剤戻り通路が設けられ、潤滑剤供給源および冷却器
と、前記潤滑剤供給通路、中空室および潤滑剤戻り通路
とが閉回路をなして接続されるので、高温溶湯との潤滑
剤の直接接触を極力回避して溶湯へのガス巻込みを抑制
することができ、スリーブ外への潤滑剤の飛散を回避し
て汚れの発生を防止することができ、プランジャの冷却
により焼付き防止を図ることができる。
【0022】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、プランジャには、環状溝およ
び中空室間にわたる複数の孔が周方向に間隔をあけて設
けられ、各孔には、中空室から環状溝に潤滑剤を浸出さ
せる焼結金属製浸出部材が装填、固定されるので中空室
から環状溝への潤滑剤の供給量を制限することができ
る。
1の特徴の構成に加えて、プランジャには、環状溝およ
び中空室間にわたる複数の孔が周方向に間隔をあけて設
けられ、各孔には、中空室から環状溝に潤滑剤を浸出さ
せる焼結金属製浸出部材が装填、固定されるので中空室
から環状溝への潤滑剤の供給量を制限することができ
る。
【図1】型開き状態での縦断面図である。
【図2】プランジャおよび駆動ロッドの拡大縦断面図で
ある。
ある。
1 固定型 2 可動型 4 キャビティ 8 スリーブ 9 プランジャ 10 駆動ロッド 11 駆動源 12 中空室 14 潤滑剤供給通路 15 潤滑剤戻り通路 16 環状溝 17 孔 18 浸出部材 20 潤滑剤供給源としてのポンプ 24 冷却器
Claims (2)
- 【請求項1】 固定型(1)と、該固定型(1)に対し
て開閉可能な可動型(2)との間に、それら(1,2)
の型閉め時に鋳造製品形成用キャビティ(4)が形成さ
れ、該キャビティ(4)に接続可能なスリーブ(8)に
は、該スリーブ(8)に注湯された溶湯をキャビティ
(4)に圧送し得るプランジャ(9)が摺動自在に嵌合
され、駆動源(11)に連なる駆動ロッド(10)がプ
ランジャ(9)に連結される鋳造装置において、プラン
ジャ(9)には、中空室(12)が内部に設けられると
ともに中空室(12)に通じる環状溝(16)が外面に
設けられ、駆動ロッド(10)内には、中空室(12)
にそれぞれ通じる潤滑剤供給通路(14)および潤滑剤
戻り通路(15)が設けられ、潤滑剤供給源(20)お
よび冷却器(24)と、前記潤滑剤供給通路(14)、
中空室(12)および潤滑剤戻り通路(15)とが閉回
路をなして接続されることを特徴とする鋳造装置。 - 【請求項2】 プランジャ(9)には、環状溝(16)
および中空室(12)間にわたる複数の孔(17)が周
方向に間隔をあけて設けられ、各孔(17)には、中空
室(12)から環状溝(16)に潤滑剤を浸出させる焼
結金属製浸出部材(18)が装填、固定されることを特
徴とする請求項1記載の鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33368291A JPH0688121B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33368291A JPH0688121B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122058A JPH06122058A (ja) | 1994-05-06 |
JPH0688121B2 true JPH0688121B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=18268790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33368291A Expired - Lifetime JPH0688121B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688121B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111633195A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-09-08 | 连云港江南精工机械有限公司 | 一种压铸机压射冲头的润滑冷却系统及方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6237672B1 (en) | 1998-12-30 | 2001-05-29 | Dbm Industries, Ltd. | Self lubricating and cleaning injection piston for cold chamber injection unit |
CN102389961B (zh) * | 2011-11-15 | 2014-08-13 | 重庆大江美利信压铸有限责任公司 | 压铸机的压射头及其润滑结构 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP33368291A patent/JPH0688121B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111633195A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-09-08 | 连云港江南精工机械有限公司 | 一种压铸机压射冲头的润滑冷却系统及方法 |
CN111633195B (zh) * | 2020-01-14 | 2021-08-27 | 连云港江南精工机械有限公司 | 一种压铸机压射冲头的润滑冷却系统及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06122058A (ja) | 1994-05-06 |
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