JPH068800A - 加熱器付ミラー - Google Patents

加熱器付ミラー

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Publication number
JPH068800A
JPH068800A JP4171098A JP17109892A JPH068800A JP H068800 A JPH068800 A JP H068800A JP 4171098 A JP4171098 A JP 4171098A JP 17109892 A JP17109892 A JP 17109892A JP H068800 A JPH068800 A JP H068800A
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JP
Japan
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mirror
pole
terminal
temperature
surface member
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Pending
Application number
JP4171098A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tauchi
内 比登志 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JPH068800A publication Critical patent/JPH068800A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ミラーの安全な急速加熱および安定的な加熱
量の制御を目的とする。 【構成】 ミラーの背面に熱電変換素子11と温度セン
サ24とを配設し、温度センサの出力に基づいて熱電変
換素子に接続する直流電源30の極性を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱器付ミラーに関す
るもので、例えば自動車用アウトサイドミラーを加熱制
御することでその除霜や除曇を安全に可能とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、例えば
特開昭63−284048号公報に開示された「車両用
ヒータ付ミラー」がある。この従来技術を図4に基づい
て説明すると、ミラー71の背面には、温度変化に対し
て電気抵抗が急変する性質を有する感熱電気抵抗組成物
72を一対の電極73,74と共に図示しない絶縁体で
密封した自己温度調節性のヒータ75が配設されてい
る。この感熱電気抵抗組成物72は、その組成によって
図5に,で示すような温度−抵抗特性を有してお
り、その温度上昇に伴ってその抵抗値が急増するもので
ある。
【0003】以上のような車両用ヒータ付ミラーにおい
て、ミラー71表面に曇りや霜が付くとヒータ75に通
電を開始する。ミラー71表面の曇りや霜はヒータ75
の熱によって、ミラー71の温度が図3に示す目標温度
D程度になると除去される。
【0004】ところで、ヒータ75により加熱されるミ
ラー71の温度上昇曲線は図3にBで示すようなもの
で、ヒータ75自体の温度上昇によってその抵抗値は急
増するため、ミラー71の目標温度Dへの到達時間が非
常に長くなり、ミラー71表面の曇りや霜を速やかに除
去できないといった不具合を有している。
【0005】また、自己温度調節性をもたない電熱式ヒ
ータをミラーに付けたものでは、その電熱式ヒータへの
通電量を外部制御装置によって制御し、ミラーを目標温
度Dまで急速に加熱できる。しかし、電熱式ヒータへの
通電停止後にもその余熱によってミラーを加熱してしま
い、図3にAで示すような温度上昇曲線となるため、ミ
ラーを目標温度D以上に加熱してしまい、ミラー温度が
異常に高温となってしまうという不具合を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
ミラーを安全範囲内で急速に加熱できるようにすること
を、その技術的課題とする。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、鏡
面部材と、鏡面部材に熱的に結合された熱電変換素子
と、熱電変換素子に接続された直流電源と、鏡面部材上
に配設された温度センサと、温度センサの出力に基づい
て、熱電変換素子に接続する直流電源の極性を制御する
制御装置とから加熱器付ミラーを構成したことである。
【0009】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、熱電変
換素子によって鏡面部材を急速に加熱すると共に、温度
センサの出力に基づいて熱電変換素子に接続する直流電
源の極性を制御することで、鏡面部材への加熱を瞬時に
冷却に切り換えて鏡面部材の温度を安全範囲内に抑え
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1において、熱電変換素子11は、P型
半導体12とN型半導体13を2枚の基板14,15上
に形成された電極16を用いて直列に接続(一般に複数
組)して構成されている。ここで、P型半導体12およ
びN型半導体13は適宜材質の半導体で形成され、基板
14,15は例えばアルミナ等を混ぜたセラミックスに
よって形成され、電極16は例えば銅等の熱伝導性,電
気伝導性に優れた材料から形成される。但し、P型半導
体12およびN型半導体13の材質は、用いたい温度領
域に応じて適宜使い分けられる。また、電極16の両端
に接続された入力端17に+極,入力端18に−極の直
流電源を付加すれば、基板14が冷却面として作用し、
基板15が加熱面として作用する。逆に、入力端17に
−極,入力端18に+極の直流電源を付加すれば、基板
14が加熱面として作用し、基板15が冷却面として作
用する。
【0012】図2に示す加熱器付ミラー20において、
鏡面部材21は反射面22と背面23とを有し、その背
面23には熱電変換素子11の基板14が接着等の方法
により熱的に結合している。また、鏡面部材21の温度
を検知するため、背面23には温度センサ24が配設さ
れている。
【0013】直流電源30は+極31と−極32とを有
し、+極31はスイッチ33の端子34,35のいずれ
か一方と接続され、−極32はスイッチ36の端子3
7,38のいずれか一方と接続される。ここで、端子3
4および端子37は常時入力端17と接続され、端子3
5および端子38は常時入力端18と接続される。ま
た、スイッチ33,36は制御装置39によって同時に
切替制御されるが、スイッチ33が+極31を端子35
に接続する際にはスイッチ36が−極32を端子37に
必ず接続し、スイッチ33が+極31を端子34に接続
する際にはスイッチ36が−極32を端子38に必ず接
続する。
【0014】以上の構成を有する加熱器付ミラー20の
作動について説明する。この加熱器付ミラー20は、例
えば図示しない自動車用アウトサイドミラーとして用い
られるもので、鏡面部材21を後述する目標温度まで加
熱することにより、ミラー表面に付いた曇り,霜および
氷などを速やかに除去できる。
【0015】即ち、鏡面部材21の反射面22が曇った
り霜や氷が付いた場合には、操作者が制御装置39の図
示しないメインスイッチをONとする。但し、反射面2
2の曇り,霜又は氷付着をなんらかのセンサ等により検
知し、自動的に制御装置を作動させてもよい。すると、
制御装置39はスイッチ33用いて+極31を端子35
に接続すると共にスイッチ36を用いて−極32を端子
37に接続する。従って、熱電変換素子11の入力端1
7には直流電源30の−極32が接続され、入力端18
には直流電源30の+極31が接続される。この結果、
鏡面部材21の背面23と結合された熱電変換素子11
の基板14は加熱面として作用し、図3にCで示す温度
曲線のもとで鏡面部材21を急速に加熱していく。
【0016】鏡面部材21の加熱度合は温度センサ24
によって検知され、その出力信号は制御装置39に常時
入力されている。鏡面部材21の温度上昇に伴って反射
面22に付いた曇り,霜又は氷は除去されていくが、鏡
面部材21の温度が図3に示す目標温度D(例えば40
〜60℃程度が適当である)付近で効率よく曇り,霜又
は氷の除去が行われる。しかし、鏡面部材21の温度が
目標温度D以上になると鏡面部材21自体に高温による
悪影響が及ぶおそれがある。そこで、鏡面部材21の温
度が目標温度Dとなった時点で、制御装置39はスイッ
チ33用いて+極31を端子34に接続すると共にスイ
ッチ36を用いて−極32を端子38に接続する。従っ
て、熱電変換素子11の入力端17には直流電源30の
+極31が接続され、入力端18には直流電源30の−
極32が接続される。この結果、背面23と結合された
熱電変換素子11の基板14は冷却面として作用し、鏡
面部材21を瞬時に冷却する。即ち、熱電変換素子11
には余熱をもたせないようにでき、鏡面部材21の加
熱,冷却の切り換えは瞬時に行われるため、熱電変換素
子11により加熱される鏡面部材21の温度はほぼ目標
温度Dのまま保たれる。
【0017】このような熱電変換素子11による鏡面部
材21の加熱により、反射面22に付いた曇り,霜およ
び氷はある程度の時間が経過すれば完全に除去できる。
そして、除去後には鏡面部材21の加熱が不必要となる
ため、操作者が制御装置39のメインスイッチをOFF
として鏡面部材21の加熱を終了する。但し、操作者が
メインスイッチをOFFすることなく、メインスイッチ
ONから一定時間後にタイマ等を用いて自動的にOFF
となるようにしたり、反射面22の曇り,霜又は氷除去
をなんらかのセンサ等により検知し、自動的に制御装置
を非作動とさせてもよい。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明の加熱器付ミラー
では、熱電変換素子に通電することで鏡面部材を急速に
加熱でき、その鏡面部材の反射面上に付いた曇り,霜又
は氷を速やかに除去できる。また、温度センサの出力に
基づいて熱電変換素子に接続する直流電源の極性を制御
することで、鏡面部材への加熱を瞬時に冷却に切り換え
ることができるため、鏡面部材の加熱温度を安全範囲内
のある一定温度に保持することができ、曇り,霜又は氷
の除去性に優れる上、高温時における鏡面部材に与える
温度変動幅が小さく、鏡面部材に与える熱影響は小さく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の熱電変換素子の構成図を示す。
【図2】本発明実施例の加熱器付ミラーの構成図を示
す。
【図3】図2および図4における加熱特性図を示す。
【図4】従来技術の車両用ヒータ付ミラーの構成図を示
す。
【図5】図4における感熱電気抵抗組成物の温度−抵抗
特性図を示す。
【符号の説明】
11 熱電変換素子、 20 加熱器付ミラー、 21 鏡面部材、 24 温度センサ、 30 直流電源、 39 制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡面部材と、 前記鏡面部材に熱的に結合された熱電変換素子と、 前記熱電変換素子に接続された直流電源と、 前記鏡面部材上に配設された温度センサと、 前記温度センサの出力に基づいて、前記熱電変換素子に
    接続する前記直流電源の極性を制御する制御装置とを有
    する加熱器付ミラー。
JP4171098A 1992-06-29 1992-06-29 加熱器付ミラー Pending JPH068800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171098A JPH068800A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 加熱器付ミラー

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JP4171098A JPH068800A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 加熱器付ミラー

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JPH068800A true JPH068800A (ja) 1994-01-18

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JP4171098A Pending JPH068800A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 加熱器付ミラー

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