JPH068793U - 消防ポンプ車における呼水装置 - Google Patents

消防ポンプ車における呼水装置

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JPH068793U
JPH068793U JP765891U JP765891U JPH068793U JP H068793 U JPH068793 U JP H068793U JP 765891 U JP765891 U JP 765891U JP 765891 U JP765891 U JP 765891U JP H068793 U JPH068793 U JP H068793U
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JP
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water
pump
vacuum pump
float valve
valve
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JP765891U
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English (en)
Inventor
重男 多部
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Nippon Dry Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Dry Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消防ポンプ車の呼水装置にオイルレス真空ポ
ンプを採用するに際し真空ポンプに呼水する水を侵入し
ないようにする。 【構成】 放水ポンプ1の吸水部にこの放水ポンプ1よ
り高い位置にフロート弁3を連結し、このフロート弁3
を真空ポンプ2に連結する。フロート弁3で吸水部の水
は真空ポンプへ侵入しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は消防ポンプ車における呼水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
消防ポンプ車には放水ポンプに真空ポンプを接続して、放水ポンプを真空にし 、水源の呼び水をする装置を持っている。この装置は放水ポンプが作動した後は 止水弁によって真空ポンプに水が侵入しないようになっている。
【0003】 この呼水装置は図2に示すように、止水弁が放水ポンプの本体上部に接続して あつて、放水ポンプに水が入るとポンプの圧力水で自動的に弁を閉止し真空ポン プへ水が行かないようにしている。しかしながらこの止水弁の構造は弁に圧力水 で働くダイヤフラムが取り付けてあって、このダイヤフラムは弁より後部にある 。そのため弁閉止後でも圧力水の一部は真空ポンプへ浸入し水を完全に阻止する ことはできない。
【0004】 またこの真空ポンプはベーンの摺動部に潤滑油を使用しているので、真空ポン プに入った水は潤滑油に混入して排気され、ポンプ車の下の地面が油の混入した 水で汚染される。この対策として真空ポンプの排気部に油と水を分離する装置を 設け、油を再度真空ポンプにフィードバックする装置もあるが分離が不完全で目 的を完全に達成していない。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】
最近真空ポンプにオイルレス真空ポンプが開発された。この真空ポンプはベー ンが炭素を素材としている。この炭素素材のベーンは従来の黄銅製のものに比べ て強度上劣る。真空ポンプはローターが回転する過程において吸引した空気を圧 縮している。この圧縮行程に多分の水が混入すると水は収縮しないのでベーンに 無理な力がかかりベーンは破損する。
【0006】 この考案は炭素素材のベーンを用いた真空ポンプを採用し従来の呼水装置の欠 点を解消する装置を提供するものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
この考案を実施例の図面1によって説明する。
【0008】 放水ポンプ1は消防ポンプ車のエンジンの動力軸にギャー装置を介して連結さ れ、真空ポンプ2はクラッチを介して前記ギャー装置に連結されている。オイル レス真空ポンプ2のローターには炭素を素材とするベーンを用いている。この真 空ポンプ2の吸引部には配管9によってストレーナ6、逆止弁5、フロート弁3 を順次接続し、管端は放水ポンプ1の吸水部1aに接続してある。そしてフロー ト弁3の位置は少なくとも放水ポンプ1より高い位置に設ける。放水ポンプ1の 吐水側にはノズル7を連結する。8は水源である。弁10はフロート弁3と逆止 弁5との間にあって外気と開閉する弁である。
【0009】
【作用】
エンジンを駆動して放水ポンプ1と真空ポンプ2を運転する。配管9が真空に なるに及び、水はフロート弁3に入って浮きが上昇してこの弁を閉止し、これ以 上先には水は行かない。同時にこのフロート弁3と同高以上の位置にある放水ポ ンプ1にも水が入って放水ポンプ1は放水運転となる。以上のように水は真空ポ ンブ2には行かず真空ポンプ2は正常な運転ができる。放水ポンプ1が運転され ると吐水側の水圧力で真空ポンプ2のクラッチが遮断し真空ポンプ2は停止する 。放水ポンプ運転終了後はフロート弁後部の弁10を開いて外気を管9に入れフ ロート弁3の浮きを元に戻す。
【0010】 また弁10に代えてフロート弁3の出口入口をバイパス路11で連結し、この 管路にオリフィス4を設ける。このオリフィス4は真空ポンプ運転時に当然水が フロート弁3を通過して真空ポンプ4に行くが、オリフィス4が微細口で管9が ある程度長く、かつ放水ポンプ1より高い位置にあることからして、真空ポンプ 運転終了までその水は真空ポンプには到達しない。しかし管9は真空状態である ので僅かなミストは行くがこの程度の水は差し支えない。真空ポンプ停止後はこ のバイパス路11によって吸水部の水はフロート弁3の出口に回り浮きが自動的 に落下してフロート弁3は元に戻る。
【0011】
【考案の効果】
この考案の装置によれば、真空ポンプには潤滑油を用いていないので給油の手 間を必要とせず、また油による地面の汚染もない。そして常にオイルレス真空ポ ンプを正常に運転できる装置である。
【提出日】平成5年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 放水ポンプ1は消防ポンプ車のエンジンの動力軸にギヤー装置を介して連結さ れ、真空ポンプ2はクラッチを介して前記ギヤー装置に連結されている。オイル レス真空ポンプ2のローターには炭素を素材とするベーンを用いている。この真 空ポンプ2の吸引部には配管9によって気水分離タンク6、逆止弁5、フロート 弁3を順次接続し、管端は放水ポンプ1の吸水部1aに接続してある。そしてフ ロート弁3の位置は少なくとも放水ポンプ1より高い位置に設ける。放水ポンプ 1の吐水側にはノズル7を連結する。8は水源である。弁10はフロート弁3と 逆止弁5との間にあって外気と開閉する弁である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 弁10を開いてフロート弁3の一次側と二次側を同圧にしないと、フロート弁 3の二次側は、逆止弁5によって負圧を保持し、フロート弁3は閉止状態のまま となる。またフロート弁3の閉止間際の状態は、気水混合状態の液が通過してい て、フロート弁3も断続的に液相、気相、液相中に位置して、フロート弁3自体 が存在する流体に応じて、フロート弁3の重量で頻繁に上下動を繰り返しているこれを弁10に代えてフロート弁3の弁シートの直下と弁出口をバイパス路1 1で連結し、この管路にオリフィス4を設ける。このオリフィス4は真空ポンプ 運転時に、当然水がフロート弁3を通過して真空ポンプ2に行くが、オリフィス 4が微細口で、かつ放水ポンプ1より高い位置にあるので、水位がそれに到達し て極く少量の水がオリフィス4を通過するが、それまでに呼水作用が完了し、真 空ポンプ2が停止するの で真空ポンプ2に到達しないまたオリフィス4を通過 した少量の水は、気水分離タンク6で分離され真空ポンブ2の運転中に、真空ポ ンプ2に到達することはない。また真空ポンプ2に侵入するミスト状の水は、真 空ポンプ2の運転には何等問題はない。 放水ポンプの水源に有圧力水(消化栓等)を使用する場合は、真空ポンプを使 用して呼水する必要はなく、当然真空ポンプは停止状態にある。そしてオリフィ スを4を通過して気水分離タンク6に到達した水は、このタンクに取り付けてあ る逆止弁構造の自動排水弁から排出され真空ポンプ2へは到達しない。万一真空 ポンプ2へ侵入してもこのポンプは停止しているので、何等強度上問題はない。 そしてオリフィス4の回路を設けたことにより、フロート弁3の入口側、出口側 の圧力が同圧に保たれるのでスムースに働き、弁体の上下動する頻度が低減し、 フロート弁3の動きがスムースになると同時に、フロート弁3が気相中にある状 態では、必ずフロート弁3はその重量で開の状態を保持する。このことで再起動 時にフロート弁3の閉塞という事故は排除された。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の概略な装置配管接続図。
【図2】従来の止水弁の概略説明図。 1 放水ポンプ 2 真空ポンプ 3 フロート弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放水ポンプの吸水部に、この放水ポンプよ
    り高く位置してフロート弁を連結し、このフロート弁
    に、炭素を素材とするベーンをもつオイルレス真空ポン
    プを連結することを特徴とする消防ポンプ車における呼
    水装置。
  2. 【請求項2】フロート弁には出口と入口をオリフィスで
    バイパスすることを特徴とする請求項1記載の消防ポン
    プ車における呼水装置。
JP765891U 1991-01-29 1991-01-29 消防ポンプ車における呼水装置 Pending JPH068793U (ja)

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