JP2015031273A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015031273A
JP2015031273A JP2013170766A JP2013170766A JP2015031273A JP 2015031273 A JP2015031273 A JP 2015031273A JP 2013170766 A JP2013170766 A JP 2013170766A JP 2013170766 A JP2013170766 A JP 2013170766A JP 2015031273 A JP2015031273 A JP 2015031273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
discharge
pressure
pump
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013170766A
Other languages
English (en)
Inventor
寛史 川下
Hiroshi Kawashita
寛史 川下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK
Original Assignee
NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK filed Critical NAKAMURA SHOBO KAGAKU KK
Priority to JP2013170766A priority Critical patent/JP2015031273A/ja
Publication of JP2015031273A publication Critical patent/JP2015031273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】吸水管路に静電容量センサーを取り付けた場合に消防車の運用上、水槽や池や河川など様々な水源からの水を使用するため、水位スイッチの取り付け位置(高さ)や水位センサーのしきい値の設定が困難である。また、様々な水源を使用する場合にしても、確実に落水を検知することが重要である。
【解決手段】そのためにポンプ本体の吸水管路に吸水口と、有圧水を取入れる中継口とを備え、吐出管路に吐出口を備えた消防ポンプにおいて、吐出管路中に吐出水圧検知用の圧力スイッチを設けて落水を検知するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に消防車に設けられるポンプ装置に関する。
従来の消防自動車は、車体の左右の吸水口と、有圧水を取入れる中継口とを主ポンプの吸水管路に接続し、吐出管路に左右の吐出口を接続した消防用ポンプを搭載し、消防自動車のエンジンの動力を走行から切替えて主ポンプを駆動し、上記主ポンプの吐出管路に接続した車体の左又は右の吐出口につないだ消防ホースの先端の放水ノズルから火災に放水する。主ポンプが吸水して放水ノズルから放水する水が消防用水槽、池、河川などの無圧水の水源の場合は、真空ポンプを消防自動車のエンジンの動力で駆動して主ポンプの内部を真空にし、その真空作用で無圧水を呼水して主ポンプの内部を満水にすることで主ポンプが水を吐出する。
消防用ポンプの場合、利用する水源は不特定のため揚水落差が大きく、比較的細い吸水管で大量の揚水を行う場合が多いため、キャビテーションが発生しやすい。キャビテーションが起こると主ポンプの性能、効率を著しく低下させ、更には、激しい振動と騒音を発生し揚水不能となる。また、主ポンプの運転中に吐出圧力が低下する原因は、キャビテーション以外に、気密漏れやドレンの閉め忘れもある。
ところで、主ポンプの吸水管路に吸水口と、有圧水を取入れる中継口とを備え、吐出管路に吐出口を備えた消防用ポンプにおいて、吸水管路に落水を検知するための静電容量式水位スイッチを設けたものが示されている(特許文献1参照)。
特開2003−028085号公報
しかし、特許文献1では、吸水管路に静電容量センサーを取り付けた場合に消防車の運用上、水槽や池や河川など様々な水源からの水を使用するため、水位スイッチの取り付け位置(高さ)や水位センサーのしきい値の設定が困難である。また水の汚れや小さなゴミなどにより誤動作が起きることがある。様々な水源を使用する場合にしても、確実に落水を検知することが重要である。
そのために主ポンプの吸水管路に吸水口と、有圧水を取入れる中継口とを備え、吐出管路に吐出口を備えた消防用ポンプにおいて、吐出管路に圧力が一定の圧力になったときにスイッチのON・OFFを行なう圧力スイッチを設けて落水を検知するようにした。
落水時に必ず発生する主ポンプの吐出圧力の低下を圧力スイッチにて検出して警報を発生させるようにしたため確実に落水を検出できる。
本発明の一実施例を示す消防用ポンプ装置の斜視図 同ポンプ装置のブロック図 同ポンプ装置の主要部の側面図 消防車の使用状態を示す概念図
図示の実施例において、10は吸水管路20と、吐出管路30とを有し、消防自動車1に搭載された消防用ポンプの主ポンプで、消防自動車1のエンジンを走行から切替えて駆動される。消防自動車1の左右には、周知のように夫々コック開閉される無圧水(防火水槽、河川等を水源とする圧力を有さない水)を取り入れる吸水口21、消火栓や他の消防自動車の消防ポンプなどからの有圧水を取入れる中継口23と、先端に放水ノズルを有する消防ホースを接続するための吐出口31が設けてある。そして、車体の左右の吸水口21と中継口23とは、吸水管路20と連通する左右の補助吸水管路に枝状に接続している。勿論、補助吸水管路を介さず、車体の左右の吸水口21と中継口23を吸水管路20に直接接続してもよい。又、車体の左右の吐出口31は複数ある。
22は吸水口ボールコックで吸水口21に設けられコック操作により吸水管路20と吸水管25の開閉を行なう。24は中継口ボールコックで中継口23に設けられコック操作により吸水管路20と他の消防車両の消防ホースとの開閉を行なう。26は呼び水バルブで放水しながら1本の吸水管25からの吸水を2本の吸水管25からの吸水に変更する際に使用するバルブで主ポンプ10の吸水管路20の負圧を利用して呼び水を行なう。32は吐出口ボールコックで吐出口31に設けられコック操作により吐出管路30と放水ノズルを有する消防ホースとの開閉を行なう。11は真空ポンプで主ポンプ10だけでは無圧水の場合に水を吸い込むことが出来ないため主ポンプ10内の真空度を上げて水源2より水を吸い込むために使用される。
13は自動放口閉塞弁で主ポンプ10と吐出管路30の間に設けられ、弁の自重や大気圧によりバルブシートに押付けられ吐出管路30からの空気の吸い込みによる落水を防ぐ役割を持つ。放水時には水圧によりこの自動放口閉塞弁13が持ち上がり水を通す。14はドレンバルブで夫々のボールコックの下部及び吐出管路30、吸水管路20などに設けられ、各箇所のたまり水をドレンするために設けられる。15は揚水検知用圧力スイッチで主ポンプ10に水を満たす際に真空ポンプ11を作動させるが、揚水が完了し主ポンプ10が水で満たされると加圧された水により吐出配管30に水の圧力が発生し、その圧力を揚水検知用圧力スイッチ15で検出し真空ポンプ11を停止させるために設けられている。
このような装置において、通常の揚水操作をするときは、主ポンプ10が吸水して放水ノズルから放水する水が消防用水槽、池、河川などの無圧水の水源の場合は、真空ポンプ11を消防自動車のエンジンの動力で駆動して主ポンプ10の内部を真空にし、その真空作用で無圧水を呼水して主ポンプ10の内部を満水にし、それから主ポンプ10を駆動して放水しなければならない。そのためまず主ポンプ10の動力を駆動する。同時にすべてのボールコック22,24,32、ドレンバルブ14を閉じる。続いて吸水管25を水源2に浸けて使用する吸水口21の吸水口ボールコック22を開く。そして、真空ポンプ11を作動させて主ポンプ10内の空気を排出する。すると水が吸水管路20を上がって主ポンプ10内を水で満たすこととなる。
主ポンプ10の遠心力により水が自動放口閉塞弁13の中にある弁体を押し上げるので吐出管路30内に水が流れ込む。次に吐出管路30に設置された揚水検知用圧力スイッチ15が作動し真空ポンプ11が停止して、主ポンプ10による圧力水が送給され放水が可能な状態になる。
ここで、吸水管25が浮上し吸水管25の吸込み口から空気が入ったり、吸込み口がゴミや泥などで詰まったり、水源2の水位が不足したり、誤って使用していない方の吸水口ボールコック22や中継口ボールコック24を開放したり、または呼び水バルブ26の操作ミスや吸水管路のドレンバルブ14を開放したりすると、落水が発生する。
落水が発生すると主ポンプ10内に空気が入り込むため主ポンプ10の吐出圧力が上がらずに水を吐出できなくなる。消防自動車1の場合、主ポンプ10の吐出管路30に逆流防止弁の役割を持つ自動放口閉塞弁13が取り付けてあり圧力指示計12や揚水検知用圧力スイチ15は自動放口閉塞弁13の二次側より配管してある。これは吐出配管30に残圧がある場合に主ポンプ10の水を抜いても自動放口閉塞弁13の一次側は圧力が低下するが、自動放口閉塞弁13の二次側に圧力が残っている事を把握するために自動放口閉塞弁13の二次側に設けられているものである。
自動放口閉塞弁13の二次側には圧力指示計12や揚水検知用圧力スイッチ15を取り付けるためのネジ穴が設置してある物が一般的である。落水時に見られる主ポンプ 10の吐出圧力の低下を自動放口閉塞弁13の二次側に設けた圧力指示計12や揚水検知用圧力スイッチ15では自動放口閉塞弁13が逆流防止弁の機能を持つため検知できない。そこで主ポンプ10と自動放口閉塞弁13の一次側の間に落水検知用圧力スイッチ16を取り付けることで落水時に見られる主ポンプ10の圧力低下を確実に検出できる。
ここで、発明者らが実施した装置について説明する。落水検知用圧力スイッチ16のしきい値は0.06MPa程度とした。これはエンジンがアイドリング状態でも主ポンプ10内に十分な水があれば0.08MPa程度の圧力があるので、このしきい値を下回ったときに落水検知用圧力スイッチ16が作動するように設定したものである。また、この落水検知用圧力スイッチ16が作動すると警報を発する構造とした。警報は、消防自動車1の操作部に図示せざる落水警報ランプとブザーの両方で、ポンプの操作者に知らせるようにした。さらにまた、急激にボールコックを開放した場合にもポンプの吐出圧が一時的に下がるが、エンジンが駆動していると直ちに吐出圧は回復する。この為、急激にボールコックを開放した場合に、落水警報が発せられるのを防ぐために、落水検知用圧力スイッチ16が作動したあと、警報が出るまでに約2秒間の遅延装置を設けることによって、誤作動の防止を図ることとした。
このように、本発明によれば、落水時に必ず発生する主ポンプの吐出圧力の低下を落水検知用圧力スイッチにて検出して警報を発生させるようにしたため確実に落水を検出ことができる。また、吐水口ボールコックや吸水口ボールコックの急激な操作により圧力が変動し落水検知用圧力スイッチが作動することもあったが、警報に遅延装置を組み込んで、落水状態の誤作動を防ぐことができた。
本発明は、例えば消防車に用いられるポンプ装置として特に適している。
1 消防自動車
2 水源
10 主ポンプ
11 真空ポンプ
12 圧力指示計
13 自動放口閉塞弁
14 ドレンバルブ
15 揚水検知用圧力スイッチ
16 落水検知用圧力スイッチ
20 吸水管路
21 吸水口
22 吸水口ボールコック
23 中継口
24 中継口ボールコック
25 吸水管
26 呼び水バルブ
30 吐出管路
31 吐出口
32 吐出口ボールコック

Claims (1)

  1. ポンプ本体の吸水管路に吸水口と、有圧水を取入れる中継口とを備え、吐出管路に吐出口を備えた消防用ポンプにおいて、吐出管路中に吐出水圧検知用の圧力スイッチを設けて落水を検知するようにしたことを特徴とするポンプ装置。
JP2013170766A 2013-08-05 2013-08-05 ポンプ装置 Pending JP2015031273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170766A JP2015031273A (ja) 2013-08-05 2013-08-05 ポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170766A JP2015031273A (ja) 2013-08-05 2013-08-05 ポンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015031273A true JP2015031273A (ja) 2015-02-16

Family

ID=52516793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013170766A Pending JP2015031273A (ja) 2013-08-05 2013-08-05 ポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015031273A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096201A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社荏原製作所 ポンプ
CN107288931A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 芜湖精达机械制造有限公司 一种海水泵弯管
CN114259678A (zh) * 2021-12-23 2022-04-01 三一汽车制造有限公司 消防车、消防喷水系统及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096201A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社荏原製作所 ポンプ
CN107288931A (zh) * 2017-08-01 2017-10-24 芜湖精达机械制造有限公司 一种海水泵弯管
CN114259678A (zh) * 2021-12-23 2022-04-01 三一汽车制造有限公司 消防车、消防喷水系统及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007336150B2 (en) Vacuum sewage system
JP2015031273A (ja) ポンプ装置
CN112278150A (zh) 一种舱底水系统及船舶
US8127787B2 (en) Siphon breaker
JP3713621B2 (ja) 横軸ポンプ
JP4908074B2 (ja) 蒸気の廃熱回収及び減圧装置
JP2010233894A (ja) スプリンクラ消火設備
JP2014188298A (ja) スプリンクラ消火設備
CN203856731U (zh) 一种改进型强自吸双吸式自吸泵
KR101693676B1 (ko) 펌프 에어 제거 시스템 및 그 제어방법
US20050207902A1 (en) Machine for removing sump pit water and process for making same
WO2012115521A1 (en) Vacuum sewage system improvement
KR101448886B1 (ko) 부스터 펌프의 역류방지 배관시스템
JP4908075B2 (ja) 蒸気エゼクタ装置
CN103912505A (zh) 一种改进型强自吸双吸式自吸泵
KR101572208B1 (ko) 오토 드레인 시스템
CN218908415U (zh) 一种真空吸排装置
KR102580515B1 (ko) 링 블로워에 의하여 취수 펌프의 초기 기동이 가능한 양식장용 해수 취수 시스템
CN210859100U (zh) 具有排放装置的真空机组
RU109521U1 (ru) Устройство для защиты трубопровода от понижения давления ниже атмосферного
JP4822336B2 (ja) 立軸ポンプの管理運転方法
KR101683966B1 (ko) 엔진매연배출방지장치가 형성된 비상엔진펌프 운전시스템
KR101792784B1 (ko) 특장차용 물 저장 및 공급장치
JP4975424B2 (ja) 蒸気の廃熱回収及び減圧装置
JP3040205B2 (ja) 吸排気装置