JPH0687866B2 - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JPH0687866B2
JPH0687866B2 JP10197586A JP10197586A JPH0687866B2 JP H0687866 B2 JPH0687866 B2 JP H0687866B2 JP 10197586 A JP10197586 A JP 10197586A JP 10197586 A JP10197586 A JP 10197586A JP H0687866 B2 JPH0687866 B2 JP H0687866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は歯科治療装置に関するものである。
従来の技術及びその問題点 従来作動媒体の供給を受けて作動する作動部を備えて成
る歯科治療器具の可撓性ホースを歯科用ユニットなどの
治療装置本体に取付け、この装置本体から作動媒体を歯
科治療器具に供給するように構成した歯科治療装置は公
知であり、作動媒体の供給を受けて作動する作動部を備
えた治療器具としては、ドライブエアの供給を受けて作
動するエアタービンと、チップエア及び水の供給を受け
て冷却用の霧を噴出する噴出口と、治療部を照明する光
線を先端部に導く光導体とを夫々備えて成るエアタービ
ンハンドピース、電力の供給を受けて切削工具を回転す
るマイクロモータと、チップエア及び水の供給を受けて
治療部に冷却用の霧を噴出する噴出口とを備えて成るマ
イクロモータハンドピース、チップエア及び水の供給を
受け、かつ、釦操作により空気、温水、或いは霧を選択
的に噴出するノズルを供えたトリプルシリンジなどが知
られている。
ところで、上記した治療器具は、いづれも治療装置本体
内に装備された専用の作動媒体供給回路に可撓性ホース
を介して接続して成るので治療装置本体に多くの治療器
具を装備した場合には、治療装置本体から多くのホース
が導出されることになり、そのため、ホース同志がから
まって治療作業の妨げとなったり或いは治療用テーブル
にこのような多くの治療器具を保持した場合に、治療器
具と可撓性ホースとの重量が治療テーブルに作用して該
テーブルに偏加重が加わったり或いはその機械的構造を
強化しなければならないという不都合を有し、さらに治
療装置本体の構造が複雑となるなどの不都合があった。
目的及び実施例とその作用 そこで本願の第1発明は、各種の治療器具に対し可撓性
ホースを共用できるように構成し、使用に際し、所望の
治療器具を継手部材に選択的に接続したとき、接続した
治療器具の種類を読み取って、その読取信号を治療装置
本体側に導き、該治療器具本体に装備している各種の作
動媒体供給回路のうち、当該治療器具の作動に必要な作
動媒体の供給回路のみを最適の条件下で作動するように
構成すると共に、可撓性ホース内における検知信号の信
号回路と作動電力の供給回路とを、切換手段を設けるこ
とにより共通にし、さらに治療器具の作動中治療器具内
に備えたその治療器具固有の信号源の作動を解いて該信
号源の加熱などにより損傷を防止し、さらにまた本願の
第2発明は、各種の治療器具に必要とする作動媒体の供
給回路を予め治療装置本体に装備すると共に、これに共
通の作動媒体出力用継手部材を設け、使用に際し、治療
器具に備えた専用の可撓性ホースの後端に設けた接続部
材を前記継手部材に選択的に接続したとき、該治療器具
の種類を検知する検知手段を介してその検知信号を治療
装置本体側に送り、該装置本体に装備している各種の作
動媒体回路のうち、当該治療器具の作動に必要な作動媒
体の供給のみを作動するように構成することにより上記
した従来のものの不都合を解消したものである。
以下図面とともに本願実施例を詳述する。
Aは歯科用ユニットなどの治療装置本体を示し、この装
置本体Aの側壁適所より可撓性ホース(1)が導出さ
れ、この可撓性ホース(1)の先端に継手部材(2)が
装備されている。前記治療装置本体A内には、後述する
手持具B1,B2,B3からの情報を継手部材(2)を介して読
み取り、それが何んであるかを識別して後述する所望の
媒体供給回路を選択すると共に、作動信号の入力時にそ
の選択状態を保持する識別指令回路(3)のほかに、識
別指令回路(3)からの指令信号により選択され、か
つ、最適なドライブ用加圧空気の出力を設定するドライ
ブエア供給回路(4)と、前記指令信号により選択さ
れ、かつ、最適なチップ用加圧空気の出力を設定するチ
ップエア供給回路(5)と、前記指令信号により選択さ
れ、かつ、最適な水量を設定する水供給回路(6)と、
前記指令信号により選択され、かつ、所要の電気エネル
ギーを設定する作動電力供給回路(7)を内蔵し、か
つ、後述の操作スイッチ(14)からの作動信号により作
動制御される作動媒体供給制御部(8)と、常態で可撓
性ホース(1)に内装した通電路(9)を前記識別指令
回路(3)側に接続し、切換時に作動電力供給回路
(7)側に接続する切換回路(10)とが備えられてお
り、前記加圧空気供給回路(4)及び(5)には加圧空
気源(11)が、水供給回路(6)には水道源(12)が、
また作動電力供給回路(7)には電源(13)が夫々接続
している。(14)は例えばフッド操作により作動して識
別指令回路(3)の作動をラッチすると共に、切換回路
(10)を切換え、かつ、作動媒体供給制御部(8)に作
動信号を付与する操作スイッチである。
また前記継手部材(2)は、第2図で示すように、基部
(15)の前面中心部に挿入軸筒(16)を突設すると共
に、この挿入軸筒(16)の先端部に傾斜部(17)を介し
て細径の嵌合突部(18)を突設して成り、この継手部材
(2)の挿入軸筒(16)の外周面には、前記識別指令回
路(3)から可撓性ホース(1)内を通って継手部材
(2)内に導かれた前記電通路(9)と接続する一対の
リング状の接続部(19),(19)と、前記水供給回路
(6)から可撓性ホース(1)内を通って継手部材
(2)内に導かれた通水路(20)を接続する周溝(21)
と、前記チップエア供給回路(5)から可撓性ホース
(1)内を通って継手部材B内に導かれた給気路(22)
と接続する周溝(23)と、前記傾斜部(17)に位置し、
前記ドライブエア供給回路(4)から可撓性ホース
(1)内を通って継手部材(2)の内部に導かれた給気
路(24)と連通する開口部(25)とが夫々配設されてい
る。
B1乃至B3に前記継手部材(2)に選択的に回転並びに着
脱自在に連結され、連続時に前記継手部材(2)に設け
た接続部材(19)と摺動接触する電気接触子(26)を設
けた各種治療器具の手持具を夫々示し、該手持具B1乃至
B3のいづれも軸体(27)の後端軸芯部に後面で開口し、
前記継手部材(2)の挿入軸筒(16)を密嵌する嵌合凹
部(28)と、この嵌合凹部(28)の前端部に連設する前
記嵌合突部(18)と密嵌する挿入孔(29)とが設けてあ
り、さらに軸体(27)内には開口部(25)と連通して先
端頭部の噴出ノズルに加圧空気を供給するチップエア供
給通路(30)と、前記電気接触子(26)に接続した抵
抗、コンデンサ、コイル等から成る当該手持具に固有の
信号源(31)の信号回路(32)と、これと並列に前記電
気接触子(26)に接続した例えばエアタービンハンドピ
ースにあってはランプ等の照明用光源体、マイクロモー
タハンドピースにあってはマイクロモータ、さらにシリ
ンジにあっては空気加温用ヒータ等の電力作動体(33)
の回路(34)と、上記固有の信号源(31)の回路(32)
と電力作動体(33)の回路(34)との間に接続され、常
態では固有の信号源(31)の回路(32)側に接触してお
り、前記チップエア供給回路(30)からの空気信号が入
力したとき電力作動体(33)の回路(34)側に切換わる
切換スイッチ(35)とが内蔵されている。
第2図にはドライブエア、チップエア、電力及び水の供
給を受けて作動するエアタービンハンドピースにおける
手持具B1の要部断面を示しており、前記軸体(27)a内
には光源体(33)aの前面からエアタービンハンドピー
スBaの先端頭部まで延びる光導体(36)と、前記開口部
(25)と連通し先端頭部内にエアタービンに加圧空気を
供給するドライブエア通路(37)と、周溝(21)と連通
して先端頭部の噴出用ノズルに水を供給する水通路(3
8)とが夫々設けている。
また第3図(イ)はマイクロモータハンドピースにおけ
る手持具B2の要部断面を示しており、前記軸体(27)b
内には周溝(21)と連通して先端頭部の噴出用ノズルに
水を供給する水通路(39)が設けてあり、同図(ロ)
は、シリンジにおける手持具B3の要部断面を示してお
り、前記軸体(27)c内には前記周溝(21)と連通して
先端頭部の噴出用ノズルに水を供給する水通路(40)が
設けてある。
しかしてエアタービンハンドピースを用いる場合には、
継手部材(2)にエアタービンハンドピース用手持具B1
を接続する。すると継手部材(2)を介して水供給回路
(6)と水通路(38)、ドライブエア供給回路(4)と
ドライブエア通路(37)及びチップエア供給回路(5)
とチップエア通路(30)aとが夫々連通し、かつ、リン
グ状の接続部片(19),(19)に電気接触子(26)が圧
接して識別指令回路(3)は切換スイッチ(35)aを介
して手持具B1の固有信号源(36)a即ちエアタービンハ
ンドピースに設定した固有の例えば抵抗値乃至インピー
ダンスを読み取り、この識別指令回路(3)からの指令
信号によりエアタービンハンドピースの作動に必要な水
供給回路、加圧空気供給回路(4),(5)及び作動電
力供給回路(7)を夫々選択すると共に、当該エアター
ビンの作動に好適な水量、空気圧及び電力に設定する。
そしてこの状態から操作スイッチ(14)を作動すると、
操作スイッチ(14)から作動媒体供給制御部(8)に作
動信号が付与されて、該作動媒体供給制御部(8)を構
成する回路のうち当該ハンドピースの作動に必要な水供
給回路(6)、加圧空気供給回路(4),(5)及び作
動電力供給回路(7)が夫々作動すると共に、この状態
は操作スイッチ(14)の信号により識別指令回路(3)
がラッチされることにより保持され、かつ、切換回路
(10)は前記識別指令回路(3)側から電力作動体(3
3)a側にその接続が切り換わる。
従って手持具B1に可撓性ホース(1)及び継手部材
(2)を介して当該ハンドピースの作動に好適な値に夫
々設定されたドライブエア、チップエア及び水が導か
れ、この際チップエアの一部が切換スイッチ(35)aの
空気信号入力端に入力し、切換スイッチ(35)aが作動
して電力作動体(33)aの回路(34)a側に切り換わる
と共に固有信号源(31)aへの通電が断たれ、このよう
にしてエアタービンが作動すると共に、頭部から霧が噴
出し、かつ、照明用光源体(33)aが発光して切削部を
照明しこれによって歯牙などの切削作業が行われる。
またマイクロモータハンドピースを用いる場合には、継
手部材(2)にマイクロモータハンドピース用手持具B2
を接続する。すると、継手部材(2)を介して水供給回
路(6)と水通路(39)、チップエア供給回路(5)と
チップエア通路(30)bとが夫々連通し、かつ、切換ス
イッチ(35)bを介して通電路(9)と固有信号源(3
1)bとが電気接続し、識別指令回路(3)は手持具B2
の固有信号源(31)b即ちマイクロモータハンドピース
に設定した固有の例えば抵抗値を読み取り、この識別指
令回路(3)からの指令信号によりマイクロモータハン
ドピースの作動に必要な水供給回路(6)、チップエア
供給回路(5)及び作動電力供給回路(7)を夫々選択
すると共に、当該ハンドピースの作動に好適な水量、空
気及び電力を設定する。
そしてこの状態から操作スイッチ(14)を作動すると操
作スイッチ(14)から作動媒体供給制御部(8)に作動
信号が付与されて、該作動媒体供給制御部(8)を構成
する回路のうち、当該ハンドピースの作動に必要な水供
給回路(6)、チップエア供給回路(5)及び作動電力
供給回路(7)が夫々作動すると共に、この作動状態は
操作スイッチ(14)からの信号により識別指令回路
(3)がラッチされることにより保持され、かつ、切換
回路(10)は前記識別指令回路(3)側から作動電力供
給回路(7)側に切換わる。従って手持具B2に可撓性ホ
ース(1)及び継手部材(2)を介して当該ハンドピー
スの作動に好適な値に設定された水及びチップエアが導
かれ、この際チップエアの一部が切換スイッチ(35)b
の空気入力端に入力し、切換スイッチ(35)bが作動し
て固有信号源(31)b側から電力作動体(33)b側に切
り換わり、マイクロモータが作動すると共に、その頭部
から霧が噴出し、これによって歯牙などの切削作業が行
われる。
また、シリンジを用いる場合には、継手部材(2)にシ
リンジ用手持具Bう接続する。すると継手部材(2)を
介して水供給回路(6)と水通路(40)、チップエア供
給回路(5)とチップエア通路(30)cとが夫々連通
し、かつ、切換スイッチ(35)cを介して通電路(9)
と固有信号源(31)cが電気接続し、識別指令回路
(3)は手持具Bcの固有信号源(31)c即ちシリンジに
設定した固有の例えば抵抗値を読み取り、この識別指令
回路(3)から指令信号によりシリンジの作動に必要な
水供給回路(6)、チップエア供給回路(5)及び作動
電力供給回路(7)を夫々選択すると共に、当該シリン
ジの作動に好適な水量、空気及び電力に設定する。
そしてこの状態から操作スイッチ(14)と作動すると、
操作スイッチ(14)から作動媒体供給制御部(8)に作
動信号が付与されて、該作動媒体供給制御部(8)を構
成する回路のうち当該シリンジの作動に必要な水供給回
路(6)、チップエア供給回路(5)及び作動電力供給
回路(7)が夫々作動すると共に、この状態は操作スイ
ッチ(14)の信号によりラッチされることにより保持さ
れ、かつ、切換回路(10)には前記識別指令回路(3)
側から作動電力供給回路(7)側にその接続が切り換わ
る。従って手持具Bに可撓性ホース(1)及び継手部材
(2)を介して当該シリンジの作動に好適な値に設定さ
れた水及びチップエアが導かれ、この際チップエアの一
部が切換スイッチ(35)cの空気信号入力端に入力し、
切換スイッチ(35)cが作動して固有信号源(31)c側
から電力作動体(33)b側に切り換わり、その頭部ノズ
ルから加圧空気、加温ヒータ(33)cの作動により加温
された温水乃至霧が噴出し、これによって歯牙の洗滌作
業などが行われる。
ところで、上記実施例によれば、可撓性ホース(1)内
に、固有信号源(3)と連通する通電路(9)のほか
に、各種手持具B1乃至B3に夫々必要な通水路(20)、給
気路(22)及び(24)を備えているので、手持具がそれ
らの全てを必要としないにも不拘、それらの全てを備え
た可撓性ホース(1)を用いることにより、そのため手
持具を手持ちして行う治療作業において、可撓性ホース
(1)の重量が手持ちした手に作用して手持操作に負担
となる惧れがある。
そこで、第4図は上記した惧れを解消した本願発明の他
の実施例を示しており、前記した第1実施例と異なる点
は、歯科用ユニット等の治療装置本体Aの側壁適所に各
種作動媒体を出力する出力部を有した前記第1実施例に
おける継手部材(2)に相当する継手部材(41)を設け
ると共に、治療器具C〔Ca乃至Cc〕を、手持部材(42)
〔(42)a乃至(42)c〕と、これに回転並びに着脱自
在に連結され、かつ、後端に専用の可撓性ホース(43)
〔(43)a乃至(43)c〕を導出した連結部材(44)
〔(44)a乃至(44)c〕と、可撓性ホース(43)の後
端に取付けられ、かつ、前記継手部材(41)に対し回転
並びに着脱自在に接続されると共に、固有信号源(31)
を備えた即ち前記第2図及び第3図(イ)乃至(ロ)に
示される第1実施例における手持具B〔Ba乃至Bc〕の後
端部と同一の構成から成る接続部材(45)〔(45)a乃
至(45)c〕とから構成した点にあり、使用に際して
は、接続部材(45)a乃至(45)cを継手部材(41)に
対し選択的に接続するものであり、その作用は、前記第
1実施例の場合と同様である。
なお上記実施例においては、作動媒体供給制御部(9)
への作動信号及び切換回路(11)への切換信号を操作ス
イッチ(15)より出力し、各回路(9),(11)を作動
制御する構成を示したが、これに換えて、継手部材
(2)及びこれに接続した手持具Bあるいは治療器具C
の手持部材(52)及び連結部材(54)を保持するハンガ
ー等の保持部材を設け、この保持部材より前記手持具B
あるいは手持部材(52)等を取り上げたとき取り上げ信
号を出力する検出回路を設け、この取り上げ信号により
前記作動媒体供給制御部(9)及び切換回路(11)を作
動制御する構成であってもよい事は勿論である。
発明の効果 以上の様に本願によれば、各種治療器具の作動に必要な
作動媒体供給回路を歯科ユニットなどの治療装置本体内
に装備すると共に、該治療器具に共通の可撓性ホースを
導出して、その先端に継手部材を設けこれに各種の手持
具を接続したとき当該手持具に固有の信号源にもとづい
て当該治療器具を作動するに必要な作動媒体供給回路の
みを選択的かつ、好適な条件下に設定して作動する構成
であるので、各種治療器具における手持具を同一の作動
媒体供給用継手部材に接続して使用するこうができ、従
って従来のように治療器具別に継手部材を装備する必要
がなくなり経済的であり、また本願によれば、治療器具
の作動中当該治療器具に固有の信号源に対する通電を遮
断するので、不用な発熱や電気的損傷を防止することが
でき、かつ、可撓性ホースに各種治療器具の作動に必要
な供給路のみを挿通すればよいので可撓性ホース自体も
軽量に構成できて、治療操作に便利であり、さらに本願
によれば、可撓性ホース内の電線路として、検知信号の
信号路と、作動電力供給路とを共用して可撓性ホースに
内装する電線を少なくしたので、可撓性ホースを柔軟
に、かつ、軽量に構成することができ、さらにまた手持
部材と、連結部材と、可撓性ホースと、接続部材と、可
撓性ホースと接続部材とから治療器具を構成して接続部
材を治療装置本体に継手部材に連結するように構成する
ときは、可撓性ホースとして当該治療器具の作動に必要
な作動媒体の供給路のみを有する軽量の可撓性ホースが
使用できるので、治療作業のための治療器具の操作性に
有効であると共に、治療装置本体内においては、電線路
として、検知信号の信号路と、作動電力供給路とを共用
したので、電線路の配線作業及び継手部材の内部構造
が、それ丈簡単となるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示し、第1図は総体構成図、第2
図はエアタービンハンドピースの連結部材と継手部材と
の関係を示す説明図、第3図(イ)乃至(ロ)は各種治
療器具の連結部材の要部の縦断面図、第4図は他の実施
例を示す総体構成図である。 図中、(1),(43)は可撓性ホース、(2),(43)
は継手部材、(3)は識別指令回路、(4)はドライブ
エア供給回路、(5)はチップエア回路、(6)は水供
給回路、(7)は作動電力供給回路、(8)は作動電力
供給制御部、(10)は切換回路、(14)は操作スイッ
チ、(26)は電気接触子、(30)はチップエア通路、
(31)は固有の信号源、(33)は電力作動体、(35)は
切換スイッチ、(37)はドライブエア通路、(38),
(39),(40)は水通路、(41)は継手部材、(42)は
手持部材、(43)は可撓性ホース、(44)は連結部材、
Aは装置本体、Bは手持具、Cは治療器具である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に各種治療器具用手持具の作動に必要
    な加圧空気を含む作動流体供給回路と作動電力供給回路
    等複数の作動媒体供給回路を有し、かつ、操作スイッチ
    からの作動信号により、後述の識別指令回路によって選
    択された作動媒体供給回路を作動する作動媒体制御部
    と、各種治療器具用手持具に備えた固有の信号を読み取
    り、その読み取り信号に応じて所要の作動媒体供給回路
    を選択し、かつ、その回路を好適な条件下に設定すると
    共に、前記操作スイッチの信号により前記作動媒体供給
    回路の選択状態を保持する識別指令回路と、前記操作ス
    イッチの信号により、前記作動媒体制御回路を構成する
    作動電力供給回路と前記識別指令回路との接続を切換え
    る切換回路とを備えて成る歯科用ユニットなどの治療装
    置本体と、前記治療装置本体からの外部に導出され、か
    つ、内部に前記各作動媒体供給回路と夫々連通する作動
    流体流通路及び常態で前記切換回路を介して識別指令信
    号回路と接続する通電回路とを夫々内装した可撓性ホー
    スと、この先端に取付けられ、かつ、前記各作動流体流
    通路と夫々連通して作動流体を送出すると共に、前記通
    電回路と接続する接触部を備えた継手部材と、前記継手
    部材と着脱自在に接続され、かつ、自己の作動媒体通路
    と、固有の信号源と、常態で前記信号源側に接続され、
    作動流通通路よりの加圧空気信号の入力時に作動電力通
    路側に接続が切り換わる切換スイッチとを有し、前記継
    手部材との接続時に自己の作動流体通路への作動媒体の
    連通を許容すると共に、前記切換スイッチの入力側を前
    記接触部に導通する複数の治療器具用手持具とから構成
    された歯科治療装置。
  2. 【請求項2】固有の信号源の設定を抵抗乃至インピーダ
    ンスの値により行った特許請求の範囲第1項記載の歯科
    治療装置。
  3. 【請求項3】継手部材と手持具とを回転並びに着脱自在
    に接続して成る特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の歯科治療装置。
  4. 【請求項4】内部に、各種治療器具の作動に必要な加圧
    空気を含む作動流体供給回路と作動電力供給回路等複数
    の作動媒体供給回路を有し、かつ、操作スイッチよりの
    作動信号により後述する識別指令回路により選択された
    作動媒体供給回路を作動する作動媒体供給制御部と、各
    種治療器具の固有の信号を読み取り、その読み取り信号
    に応じて所要の作動媒体供給回路を選択し、かつ、その
    回路を好適な条件下に設定すると共に、操作スイッチの
    信号により前記作動媒体回路の選択状態を保持する識別
    指令回路と、前記操作スイッチの信号により前記作動媒
    体供給制御部における作動電力供給回路と前記識別指令
    回路との接続を切り換える切換回路と、側壁適所に設け
    られ前記各作動流体供給回路と夫々連通して作動流体を
    送出し、かつ、前記切換回路と接続する接触部を夫々備
    えた継手部材とを夫々備えて成る歯科用ユニットなどの
    治療装置本体と、手持部材に連結部材を連結すると共
    に、その後端から導出した専用の可撓性ホースに前記継
    手部材に着脱自在に接続される接続部材を取付けて成る
    複数の治療器具とから構成され、前記接続部材に前記可
    撓性ホースに内装された通路を介して前記手持部材に作
    動媒体を供給する作動通路と、固有の信号源と、常態で
    前記信号側に接続され作動流体通路よりの加圧空気信号
    の入力時に作動電力通路側に接続が切り換わる切換スイ
    ッチとを有し、前記継手部材との接続時に作動媒体の流
    通を許容すると共に、前記切換スイッチの入力側を前記
    接触部に導通するように構成したことを特徴とする歯科
    治療装置。
  5. 【請求項5】固有の信号源の設定を抵抗乃至インピーダ
    ンス値により行った特許請求の範囲第4項記載の歯科治
    療装置。
  6. 【請求項6】継手部材と接続部材とを回転並びに着脱自
    在に接続して成る特許請求の範囲第4項または第5項記
    載の歯科治療装置。
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