JPH0687762A - 保存安定性硫酸グルコースアミン経口薬剤とその製造方法 - Google Patents

保存安定性硫酸グルコースアミン経口薬剤とその製造方法

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JPH0687762A
JPH0687762A JP3050490A JP5049091A JPH0687762A JP H0687762 A JPH0687762 A JP H0687762A JP 3050490 A JP3050490 A JP 3050490A JP 5049091 A JP5049091 A JP 5049091A JP H0687762 A JPH0687762 A JP H0687762A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療用硫酸グルコースアミン経口薬剤の保存
安定性の向上。 【構成】 所定量の硫酸グルコースアミンとこれを安定
化するのに必要な量のアスコルビン酸と炭酸カルシウム
とが均質に混合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は保存安定性硫酸グルコ
ースアミン経口薬剤とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】硫酸グルコースアミンはよく知られた物
資であり、特に長期に亘るリューマチ性感冒や関節炎、
より一般には骨間接筋肉の新陳代謝不良に起因する病理
的症状の手当てには重要な物質である。これに関した文
献としては、アメリカ特許第3,683,076号、イ
ギリス特許第1,056,331号およびアイ、セトニ
ッカー他による論文「犬および人間におけるグルコース
アミンの薬理運動学」(Arzenimittelforshung 36巻
4号第729〜35頁、1986年4月)などがある。
【0003】塩化水素酸、硫酸、燐酸その他の生物適合
性の酸の塩の形で用いられるグルコースアミンは口また
は皮膚を介して摂取されたときには坑炎効果を発揮する
ことが知られている(タペヂナス他による論文「薬理治
療学」第3巻第3号、1982年)。
【0004】硫酸グルコースアミンの合成については1
898年にブロイエルの報告があり(Chem.Ber.31号
第2197頁)、その工業的な製造法についてはイギリ
ス特許第1,056,331号、アメリカ特許第3,6
83,076号スイス特許第525,861号などの提
案がある。
【0005】しかし硫酸グルコースアミンにはその包装
上問題となる種々の性質がある。特に硫酸グルコースア
ミンは高度に吸湿性があり、そのアミノグループが容易
に酸化されるという性質がある。
【0006】これらの性質は硫酸グルコースアミンの実
用化を難しくして制約している。例えば錠剤やカプセル
などの経口薬剤の場合にはその組成中にハイドロサルフ
ァイトなどの坑酸化剤を含ませる必要がある。一般にこ
れらの物質はアミノグループの酸化は阻止するものの、
硫酸塩の吸湿性の問題は解決し得ないのである。従って
これらの薬剤の調合は相対湿度30%を超えない環境下
で行なう必要があり、仮にこの条件が満たされたとして
も結果は満足できるものではないのである。同じことは
座薬についても言え、例え乾燥状態や冷蔵状態で保管し
ても著しく早く劣化するのである。
【0007】アメリカ特許第4,642,340号によ
れば塩化ナトリウムとの混合塩にすることにより硫酸グ
ルコースアミンを安定化できるとある。またヨーロッパ
特願第214、642号にはNaClの代わりにMgC
2、NaBrおよびKBrなどをにより安定化した塩
を用いることが提案されている。
【0008】さらにアスコルビン酸を用いて環−(N−
メチル−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val
−Phe)を含んだ組成物や非ステアロイド系坑炎性薬
剤などの物質の酸化を防止できることが知られている。
これは例えばアメリカ特許第4,474,766号など
に記載されている。
【0009】アメリカ特許第4,590,067号は歯
根膜症の手当てに関するもので、局部的に用いる組成物
として、カルシウム源、グルコースアミン、その他の糖
類、坑炎性のアミノ糖、アスコルビン酸、チロシン、フ
ェニルアラニン、エピネフリンまたはノルエピネフリン
の刺激剤などが記載されている。骨食などは歯の再生、
一般的消毒および充填剤のためのカルシウム源として作
用する。同様に生物適合性を有したカルシウム塩として
はカルシウムグルコネート、炭酸カルシウム、トリカル
シウムフォスフェート、ジカルシウムフォスフェート、
ジロマイトなどが挙げられる。
【0010】坑炎性物質としてはアミノ糖類、グルコー
スアミン、D−マノスアミン、これらの生物適合性酸添
加塩類、グルコースアミン−6−フォスフェート、N−
アセチル−D−グルコースアミン、N−アセチル−D−
グルコースアミン,UDP−N−アセチルグルコースア
ミン、ジオキシ−Dーグルコース、2−ジオキシ−D−
ガラクトーゼ、マンノーゼ、アミノ酸シスン、クレアチ
ン、L−トリプロファン、バリン、アラニン、グリシ
ン、アスパラギン酸およびS−メチル−シスチンなどが
ある。アスコルビン酸は歯根膜症に用いられる。
【0011】アメリカ特許第4,772,591号は救
急包帯治療法に関するものであり、上記のアメリカ特許
第4,590,067号に記載されたものに非常に近い
組成物を開示している。しかし組成物が経口投与される
ものであって患者が充分はカルシウム摂取をしている場
合には、そのカルシウム源は選択的である。アスコルビ
ン酸は歯根症などの治療に用いられる(アメリカ特許第
4,647,453号を参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように硫酸グル
コースアミンに関しては従来から種々の提案なされてい
るが、その安定性という面ではいまだ充分なものがない
のが実情である。この発明の目的は医療用硫酸グルコー
スアミン経口薬剤の保存安定性の向上にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の保
存安定性硫酸グルコースアミン経口薬剤は所定量の硫酸
グルコースアミンとこれを安定化するのに必要な量のア
スコルビン酸と炭酸カルシウムとが均質に混合されてい
ることを要旨とする。またこの発明の方法は所定量の硫
酸グルコースアミンにアスコルビン酸と炭酸カルシウム
とを安定化に必要な量だけ実質的に均質に混合して経口
薬剤とすることを要旨とする。
【0014】
【作用】含有されているアスコルビン酸が硫酸グルコー
スアミンの酸化を防止し、炭酸カルシウムが硫酸グルコ
ースアミンの脱水乾燥を行なって、その結果全体が安定
化する。
【0015】
【実施例】前記したように硫酸グルコースアミンの合成
については1898年にブロイエルの報告があり(Ch
em.Ber.31号第2197頁)、その工業的な製
造法についてはイギリス特許第1,056,331号、
アメリカ特許第3,683,076号スイス特許第52
5,861号などの提案がある。スイス特許第525,
861号に記載された硫酸グルコースアミンの製法にあ
っては水性アルコール媒体中においてトリエチレンアミ
ンの存在下でグルコースアミンをその塩素酸塩から遊離
させて、さらに得られた塩基をアセトン媒体中において
化学量論的な量の濃硫酸で処理して硫酸グルコースアミ
ンとするものである。この特許の場合にはエチルエーテ
ルが使用されているが、大規模の工業的な製造の場合に
はアセトンを使用したほうが、危険が少なくまた特許に
記載された製品に近いものが得られる。
【0016】アスコルビン酸(ビタミンC)は還元され
た形で種々の市販源から得られる。この発明では市販の
アスコルビン酸を使用することもできるが、従来の乾燥
粉状ビタミンC組成にはいくつかの制約がある。例えば
アスコルビン酸の吸湿性により流体特性が損なわれる
(例えばピファーによるアメリカ特許第2,846,3
53号の第2欄第22〜27行参照)。加えてアスコル
ビン酸は還元剤であって酸化されると(例えば高温条件
下での貯蔵中に)脱色し易い(例えばマギッドによるア
メリカ特許第3,493,659号の第1欄第21〜2
3行参照)。これらの理由からこの発明の場合には結晶
性アスコルビン酸または生物学的に受容できる結晶性ア
スコルビン塩を用いるのが望ましいとしている。
【0017】ここで言う結晶性のアスコルビン酸とは、
アスコルビン酸そのものおよびソジウムアスコベートや
カルシウムアスコベートやマグネシウムアスコベトなど
の生物学的に受容できるカチオンアスコルビン塩を含む
ものである。結晶性アスコルビン酸材料は一般に斜方形
板状の結晶であって、200〜10メッシュのスクリー
ンを通る程度の粒度を有し、特に中細度(30〜80メ
ッシュ)であることが望ましい。このような結晶はその
ままこの発明の粉組成に含ませてよい。
【0018】ここで用いる結晶性のアスコルビン酸材料
は市販品であって、その製造に際してはD−グルコーズ
を水素添加によりD−ソルビトールとし 、継いで微量
酸化によりL−ソルボーズとし、カルボキシル化してジ
アセトン−2−ケト−ガロニック酸とし、塩化水素とと
もに加熱してアスコルビン酸とする。しかし必要ならア
スコルビン塩を酸から直接得ることもできる。
【0019】結晶性アスコルビン酸材料の構造はすでに
文献により説明されている(ジェーホボスレフによる論
文「L−アスコルビン酸ビタミンC’の結晶構造」Acta
Chemica Scandinavica 第18巻第3号第841〜84
2、1964年)。フォイリエルによれば結晶性アスコ
ルビン酸は一般に下記のよう構造を有しているものとさ
れている。
【0020】
【化1】
【0021】ここで5員環は実質的に平坦である。この
材料は一体的な結晶構造を有しており、通常は板状の形
状でときに針を具えており、アスコルビン酸の4分子が
単位セルを構成している。このうち2個の単位セルはほ
ぼ対称形の対をなしており、分子およびセルは水素ボン
ドにより結合されている。この結果得られる平坦な結晶
は互いに摺動可能であり、これにより粉に乾燥流動性を
与えて、包装時または錠剤化時ののケーキ化やスティッ
ク化や塊化を防止している。
【0022】加えて個々のアスコルビン酸(またはアス
コルビン塩)結晶は構造中の密度と強度とが低いので容
易に破砕することができる。従って包装化または錠剤化
に際しては、圧縮力を掛けることにより個々の結晶を破
砕してコンパクトにすることができる。このように結晶
性アスコルビン酸を含んだ結晶組成物は容易に圧縮し流
動化することができる。
【0023】さらにこの発明において用いる結晶性合成
アスコルビン酸材料は従来の多ビタミン組成物において
用いられる天然アスコルビン酸やアモーファスで微細な
粉状のアスコルビン酸よりも遥かに安定である。このよ
うな従来のアスコルビン酸は空気や光に晒すと酸化する
のである(メルクインデックスの第8巻第105頁、1
968年参照)。またこの合成結晶性アスコルビン酸
は、結晶中に水素ボンドが存在するのでジハイドロアス
コルビン酸に自動酸化する危険が少なく、それだけ優れ
た安定性を発揮するのである。
【0024】乾燥粉組成物に結晶性アスコルビン酸を組
み込むことにより、その流動性と圧縮特性が改良される
ことがアメリカ特許第4,454,125号に記載されて
いる。
【0025】メルクインデックス第9巻によれば、炭酸
カルシウムは天然に存在しアラゴナイト、カルサイトお
よびバテライトなどに含まれている。炭酸カルシウムは
一般に無臭無味の粉または結晶で水には溶けない。また
多くの市販品がある。
【0026】この発明で用いる炭酸カルシウムとアスコ
ルビン酸の量は個々の薬剤中の硫酸グルコースアミンの
量により左右される。全ての場合において用いられる硫
酸グルコースアミンを安定化するに有効な添加量が必要
となる。特にこの数値に限定されるものではないが、ア
スコルビン酸の量は用いられた量の硫酸グルコースアミ
ンの酸化を防ぐのに充分な量を、また炭酸カルシウムは
硫酸グルコースアミンを脱水乾燥させるのに充分な量だ
け必要である。この発明において従来の乾燥粉状アスコ
ルビン酸を使用した場合には、さらに炭酸カルシウムを
添加してその吸湿性を補充したやるのがよい。
【0027】使用する硫酸グルコースアミンの量はその
処方および/または調剤理由により左右される。典型的
には50〜1500mgの範囲、好ましくは100〜10
00mgの範囲であり、さらに好ましくは200〜500
mgの範囲である。最も好ましくは約400mgである。
【0028】硫酸グルコースアミン100mgについての
アスコルビン酸の量は少なくとも25mg、好ましくは2
5〜100mg、さらに好ましくは75〜100mgであ
る。
【0029】硫酸グルコースアミン100mgについての
炭酸カルシウムの量は少なくとも35mg、好ましくは3
7〜100mg、さらに好ましくは75〜100mgであ
る。
【0030】錠剤化補薬を添加して材料の流動性、コン
パクトさ、色彩、味、結合性などをよりよくしてもよ
い。しかしこれらの成分の添加は薬剤を服用する患者の
健康を害さずかつ薬剤の安定性を阻害しない程度に抑制
する必要がある。
【0031】このような従来の補薬およびその使用量に
ついてはマルセルデッカーによる論文「薬学的な投薬錠
剤」第1巻第2号(1989年)がある。この種の補薬
はアメリカ特許第4,772,591号に記載されている
ようなアミノ酸などの活性成分は明らかに含んでいない
のである。
【0032】この発明によれば結晶性アスコルビン酸ま
たは生物適合性を有した結晶性アスコルビン塩を含むこ
とによりこのような補薬を使用しなくともよいのであ
る。
【0033】この発明により認識されたところによれ
ば、硫酸グルコースアミンの安定化には互いに協働する
複数の成分を含んだ複合溶液を必要とするのである。こ
の発明を採用することにより硫酸グルコースアミンカプ
セルのシェルの寿命は約3ケ月から1〜3年位まで長く
なる。このことにより工業的に大量生産することが可能
となる。
【0034】この発明の方法においては測定量の硫酸グ
ルコースアミンに適正量の安定化成分を均質に混合する
ものである。したがって各薬剤に含ませる硫酸グルコー
スアミンの量さえ決まれば、これと均質に有効量のアス
コルビン酸と炭酸カルシウムとを均質に混合させればよ
いのである。ここで「有効量」とは測定量の硫酸グルコ
ースアミンを安定化させるに充分な量を言う。その後混
合物をカプセル、錠剤、エマルジョンなどに調整してや
ればよい。最も好ましい経口形態はカプセルである。次
に実施例を説明する。
【0035】実施例I 硫酸グルコースアミン(Waukegan III の Pfansftiehl
Labs社のロット番号19470A)を22.8578K
gと結晶性アスコルビン酸(NJ Nutley のHoffman-LaRoc
he社のロット番号276119)を17.142Kgと超
沈澱炭酸カルシウム(VT FlorenceのWhite Pigment社の
ロット番号9257)を17.142Kg使用した。硫酸
グルコースアミンは10ft3のパターソン−ケリー双
シェル型混合器に入れてほぼ10分混合して塊を破砕し
た。ついで平坦亜結晶性アスコルビン酸を添加して両成
分をほぼ20分程混合した。ついで超沈澱炭酸カルシウ
ムを添加して約45分混合した。この混合物を20Kgバ
ッチでZanasiAZ−20型間欠運動カプセル充填
機の粉ホッパーに入れた。6個の粉調合子とピストンは
3/1000アミンクローム/ニッケル/ボロン被覆で
処理し、NJ EdisionのIsometric Microfinishing社のダ
イアモンド砂で研磨して潤滑性を上げた。調合子は2.
1cmにセットし、粉パンは5.5cmにセットし、調合子
圧力は”000”にセットした。室内湿度は62〜66
゜Fで30〜45%に保った。カプセルの充填は14,
300/時間で行ないCanada WinsorのPharmaphil社の
サイズ”00”の2個の硬いゼラチンカプセルに1.0
gm充填した。
【0036】
【発明の効果】アスコルビン酸と炭酸カルシウムの添加
により酸化および吸湿性の面で大幅に安定化したので、
硫酸グルコースアミン経口薬剤の長期保存が可能とな
り、従って工業的規模での大量生産が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/70 ABG 8314−4C 47/22 J 7433−4C

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の硫酸グルコースアミンとこれを
    安定化するのに必要な量のアスコルビン酸と炭酸カルシ
    ウムとが均質に混合されていることを特徴とする保存安
    定性硫酸グルコースアミン経口薬剤。
  2. 【請求項2】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコース
    アミン100mg当り少なくとも25mg含有されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコース
    アミン100mg当り25〜100mg含有されていること
    を特徴とする請求項2に記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコース
    アミン100mg当り約75mg含有されていることを特徴
    とする請求項3に記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 前記のアスコルビン酸が結晶性アスコル
    ビン酸または生理学的に受容できる結晶性アスコルビン
    塩であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかひと
    つに記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコース
    アミン100mg当り少なくとも35mg含有されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかひとつに記載の
    薬剤。
  7. 【請求項7】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコース
    アミン100mg当り37〜100mg含有されていること
    を特徴とする請求項6に記載の薬剤。
  8. 【請求項8】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコース
    アミン100mg当り約75mg含有されていることを特徴
    とする請求項7に記載の薬剤。
  9. 【請求項9】 所定量の硫酸グルコースアミンを経口薬
    剤とするに際して、硫酸グルコースアミンにアスコルビ
    ン酸と炭酸カルシウムとを安定化に必要な量だけ実質的
    に均質に混合して経口薬剤とすることを特徴とする保存
    安定性硫酸グルコースアミン経口薬剤の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコー
    スアミン100mg当り少なくとも25mg含有されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコー
    スアミン100mg当り25〜100mg含有されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記のアスコルビン酸が硫酸グルコー
    スアミン100mg当り約75mg含有されていることを特
    徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記のアスコルビン酸が結晶性アスコ
    ルビン酸または生理学的に受容できる結晶性アスコルビ
    ン塩であることを特徴とする請求項9または10に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコー
    スアミン100mg当り少なくとも35mg含有されている
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれかひとつに記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコー
    スアミン100mg当り37〜100mg含有されているこ
    とを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記の炭酸カルシウムが硫酸グルコー
    スアミン100mg当り約75mg含有されていることを特
    徴とする請求項15に記載の方法。
JP03050490A 1990-02-22 1991-02-22 保存安定性硫酸グルコースアミン経口薬剤とその製造方法 Expired - Fee Related JP3135273B2 (ja)

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