JPH0687662A - 粉体散布装置及びこれへの粉体供給装置 - Google Patents
粉体散布装置及びこれへの粉体供給装置Info
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- JPH0687662A JPH0687662A JP4234674A JP23467492A JPH0687662A JP H0687662 A JPH0687662 A JP H0687662A JP 4234674 A JP4234674 A JP 4234674A JP 23467492 A JP23467492 A JP 23467492A JP H0687662 A JPH0687662 A JP H0687662A
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Abstract
止でき、しかも、粉体の散布量調整が容易な粉体散布装
置及びこれへの粉体供給装置を提供する。 【構成】粉体散布装置1は、下側面3aが開放された開
放容器3と、その上側に連通接続されて粉体Pを供給す
る粉体供給チューブ4と、開放容器3内の下側面3aに
沿って配置されて外部から導入した撹拌用気体A1を開
放容器3内に供給する撹拌用気体導入パイプ5とを備え
ており、撹拌用気体導入パイプ5には、開放容器3内の
上側に向かって撹拌用気体A1を噴出する気体噴出ノズ
ル7が形成されている。また、粉体供給装置2は、散布
すべき粉体Pを収納して粉体Pの押し出し用気体A2が
供給される密閉容器10と、その粉体収納部に連通接続
され、押し出された粉体Pが流通する軟質素材製の粉体
供給チューブ11と、粉体供給チューブ11を開放また
は閉塞操作する開閉操作手段12とを備えている。
Description
どの粉体を散布する際に用いられる粉体散布装置及びこ
れへの粉体供給装置に関する。
となるセラミック板を作成するに際しては、所要組成と
されたセラミックスラリーからなる所定厚みのセラミッ
クシートを形成し、かつ、このセラミックシートを打ち
抜いて所定形状とした後、打ち抜かれたセラミックシー
ト同士を互いに重ねあわせた状態で焼成することが行わ
れている。ところで、セラミックシートを積み重ねて焼
成した場合には、セラミックシートが焼成中に反応しあ
うことによって互いに固着しあうことが起こるため、こ
のような不都合の発生を抑制すべく、被処理物である焼
成前のセラミックシートそれぞれの表面上に焼き付き防
止用としての粉体、例えば、アルミナ質などのセラミッ
クパウダーを予め散布しておくのが一般的となってい
る。
散布を行う際には、図2で示すような構成とされた粉体
散布装置20を用いるのが一般的である。すなわち、こ
の粉体散布装置20においては、底面に格子状の網体2
1aが取り付けられたふるい21を用意し、このふるい
21内に適当量のセラミックパウダーPを供給した後、
エアシリンダなどの往復動手段22を利用することによ
ってふるい21に対して揺動や振動を加えるようになっ
ている。そして、このようにすれば、ふるい21からは
網体21aを通過したセラミックパウダーPが振り落と
されることになり、落下してきたセラミックパウダーP
は予め台板23上に並列配置されていた打ち抜き済みの
セラミックシートSそれぞれの表面上に散布されること
になる。
布装置20においては、ふるい21が網体21aを用い
て構成されたものであるため、セラミックパウダーPの
細かい粒子ほど早く振り落とされ、作業時間が経過する
に従って粗い粒子がふるい21中に残ることになる結
果、ふるい21の網体21aが目詰まりを起こすことに
なり、散布作業の経時的な安定性が欠けることになって
いた。また、ふるい21から振り落とされたセラミック
パウダーPが周囲に飛び散ることにもなりやすく、粉体
散布装置20周囲の汚染を招いてしまうという不都合も
生じていた。さらにまた、この粉体散布装置20では、
セラミックパウダーPの散布量調整を簡単には行えない
という不都合もあった。
れたものであって、粒子の大きさ及び散布作業の時間経
過に拘わらず粉体の均一散布を行うことができるととも
に、周囲汚染を防止することができ、しかも、粉体の散
布量調整が容易な構成とされた粉体散布装置及びこれへ
の粉体供給装置の提供を目的としている。
装置は、下側面が開放された開放容器と、該開放容器の
上側所定箇所に連通接続され、かつ、開放容器内に粉体
を供給する粉体供給チューブと、開放容器内の下側面に
沿って配置され、かつ、外部から導入した撹拌用気体を
該開放容器内に供給する撹拌用気体導入パイプとを備え
ており、該撹拌用気体導入パイプには、開放容器内の上
側に向かって撹拌用気体を噴出する多数の気体噴出ノズ
ルが形成されていることを特徴としている。また、粉体
供給装置は、散布すべき粉体を収納し、かつ、該粉体の
押し出し用気体が供給される密閉容器と、該密閉容器の
粉体収納部に連通接続され、かつ、押し出された粉体が
流通する軟質素材製の粉体供給チューブと、該粉体供給
チューブを開放または閉塞操作する開閉操作手段とを備
えている。
ら粉体散布装置の開放容器に対しては散布すべき粉体が
粉体供給チューブを通じて供給されていることになり、
開閉操作手段によって粉体供給チューブを閉塞した場合
には密閉容器から開放容器への粉体供給が中断される。
そこで、この開閉操作手段によって粉体供給チューブの
開放時間を制御すると、開放容器内に供給される粉体の
供給量が調整されることになる。また、この開放容器内
に供給された粉体は、撹拌用気体導入パイプから気体噴
出ノズルを通じて上向きに噴出した撹拌用気体によって
舞い上げられたうえで開放容器内に均一な状態で拡散さ
せられることになり、撹拌用気体の導入及び噴出の停止
に伴って均一な拡散状態のままで落下してくる。
する。
粉体供給装置の概略構成を示す断面図であり、この図1
における符号1は粉体散布装置、2は粉体供給装置であ
る。なお、この図1において、従来例を示す図2と互い
に同一となる部品、部分には同一符号を付している。
23上に並列配置された打ち抜き済みのセラミックシー
トSそれぞれの表面と対面する下側面3aが略全面的に
開放された開放容器3を備えており、この開放容器3の
上側所定箇所、すなわち、その略中央位置には散布すべ
き粉体としてのセラミックパウダーPを供給するための
粉体供給チューブ4が連通接続される一方、開放容器3
内の下側位置にはその下側面3aに沿って横向き配置さ
れた撹拌用気体導入パイプ5が取り付けられている。す
なわち、この撹拌用気体導入パイプ5は外部から導入し
た撹拌用気体である圧縮空気A1を開放容器3内に供給
するものであり、開放容器3の横側面(図では、右側)
を貫通して延出された撹拌用気体導入パイプ5の外側端
部は外部に設置された圧縮空気源6に連通接続されてい
る。そして、この撹拌用気体導入パイプ5には、開放容
器3内の上側に向かって撹拌用気体A1を噴出する多数
の気体噴出ノズル7がパイプの長手方向に沿う所定位置
ごとに形成されている。
パイプ5を介して導入された圧縮空気は、気体噴出ノズ
ル7を通じて上向きに噴出されることになり、この開放
容器3内に供給されたセラミックパウダーPは空気の流
れによって開放容器3内に舞い上げられながら拡散させ
られる。そして、このような状態下において、圧縮空気
源6からの圧縮空気A1の導入及び噴出を停止すると、
開放容器3内に拡散していたセラミックパウダーPは均
一な拡散状態のままで落下してくることになり、台板2
3上に並列配置されていたセラミックシートSそれぞれ
の表面上に散布される。なお、ここで、図1中の符号8
は集塵用排気パイプ、9は外部に設置された集塵機を示
しており、この集塵機9は必要に応じて運転されるもの
である。
た粉体散布装置1に対して粉体を供給するものであり、
散布すべき粉体であるセラミックパウダーPを収納する
密閉容器10と、この密閉容器10の粉体収納部、例え
ば、その下端開口部に連通接続されたゴムなどの軟質素
材からなる粉体供給チューブ11と、この粉体供給チュ
ーブ11をその径方向に沿って閉塞しうるエアシリンダ
などを用いて構成された開閉操作手段、いわゆるピンチ
バルブ機構12とを備えている。そして、この粉体供給
チューブ11は、粉体散布装置1を構成する粉体供給チ
ューブ4と連通接続されている。また、密閉容器10の
上側所定箇所からは、収納されたセラミックパウダーP
に圧力を加えて外部に押し出すための押し出し用気体で
ある圧縮空気A2が導入されており、密閉容器10から
押し出されたセラミックパウダーPは圧縮空気A2の圧
力または自然落下を利用することによって互いに連通接
続された粉体供給チューブ11,4の内部を流通したう
えで開放容器3内に供給されるようになっている。な
お、これらの粉体供給チューブ11,4は、当初から一
体形成されたものであってもよい。また、図2中の符号
13はセラミックパウダーPが固まるのを防ぐために用
いられるヒータを示しており、このヒータ13は密閉容
器10の外側周囲に配設されている。
1及び粉体供給装置2は、セラミックパウダーPが流通
する粉体供給チューブ4,11を介して互いに連結され
ているのであり、粉体供給装置2の密閉容器10から粉
体散布装置1の開放容器3に対してはセラミックパウダ
ーPが粉体供給チューブ4,11を通じて供給されてい
る。そこで、開閉操作手段であるピンチバルブ機構12
によって粉体供給チューブ11を閉操作した場合には、
密閉容器10から開放容器3へのセラミックパウダーP
の供給が中断されることになり、このピンチバルブ機構
12によって粉体供給チューブ11の開放時間を制御す
ると、開放容器3内に供給されるセラミックパウダーP
の供給量が容易に調整されることになる。
体散布装置及びこれへの粉体供給装置によれば、粉体供
給装置の密閉容器から粉体散布装置の開放容器内へ粉体
供給チューブを通じて供給される粉体の供給量調整は開
閉操作手段で粉体供給チューブの閉操作によって容易に
行われ、粉体の散布量調整、特に0.1g単位での微調
整が極めて簡単となる。また、開放容器内に供給された
粉体は、上向きに噴出する撹拌用気体によって舞い上げ
られて均一な状態で拡散させられた後、撹拌用気体の導
入及び噴出の停止に伴って均一な拡散状態のままで落下
してくる。したがって、この開放容器の下側に配置され
ていた被処理物それぞれの表面上には粉体が均一な状態
で散布されることになり、散布作業の経時的な安定性が
確保できることになる。
は、従来例のような振動などに伴う横向きの力が作用し
ていないのであるから、粉体が周囲に飛び散ることはな
く、周囲の汚染を招くこともないという効果が得られ
る。
置の概略構成を示す断面図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】下側面(3a)が開放された開放容器
(3)と、該開放容器(3)の上側所定箇所に連通接続
され、かつ、開放容器(3)内に粉体(P)を供給する
粉体供給チューブ(4)と、開放容器(3)内の下側面
(3a)に沿って配置され、かつ、外部から導入した撹
拌用気体(A1)を該開放容器(3)内に供給する撹拌
用気体導入パイプ(5)とを備えており、 該撹拌用気体導入パイプ(5)には、開放容器(3)内
の上側に向かって撹拌用気体(A1)を噴出する多数の
気体噴出ノズル(7)が形成されていることを特徴とす
る粉体散布装置。 - 【請求項2】請求項1記載の粉体散布装置への粉体供給
装置であって、 散布すべき粉体(P)を収納し、かつ、該粉体(P)の
押し出し用気体(A2)が供給される密閉容器(10)
と、該密閉容器(10)の粉体収納部に連通接続され、
かつ、押し出された粉体(P)が流通する軟質素材製の
粉体供給チューブ(11)と、該粉体供給チューブ(1
1)を開放または閉塞操作する開閉操作手段(12)と
を備えていることを特徴とする粉体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23467492A JP3230289B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 粉体散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23467492A JP3230289B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 粉体散布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687662A true JPH0687662A (ja) | 1994-03-29 |
JP3230289B2 JP3230289B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16974694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23467492A Expired - Lifetime JP3230289B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 粉体散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230289B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031978A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Kyoritsu Elex Co Ltd | 粉体散布装置、積層自動化システムおよびセラミックシート製造方法 |
US10590900B2 (en) | 2015-10-07 | 2020-03-17 | Vitesco Technologies GmbH | Pump device and fuel supply device for an internal combustion engine and mixing device, in particular for a motor vehicle |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP23467492A patent/JP3230289B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031978A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Kyoritsu Elex Co Ltd | 粉体散布装置、積層自動化システムおよびセラミックシート製造方法 |
US10590900B2 (en) | 2015-10-07 | 2020-03-17 | Vitesco Technologies GmbH | Pump device and fuel supply device for an internal combustion engine and mixing device, in particular for a motor vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3230289B2 (ja) | 2001-11-19 |
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