JPH068760Y2 - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

Info

Publication number
JPH068760Y2
JPH068760Y2 JP13167689U JP13167689U JPH068760Y2 JP H068760 Y2 JPH068760 Y2 JP H068760Y2 JP 13167689 U JP13167689 U JP 13167689U JP 13167689 U JP13167689 U JP 13167689U JP H068760 Y2 JPH068760 Y2 JP H068760Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
screw rod
board
frame
handle shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13167689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0369453U (ja
Inventor
達夫 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP13167689U priority Critical patent/JPH068760Y2/ja
Publication of JPH0369453U publication Critical patent/JPH0369453U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068760Y2 publication Critical patent/JPH068760Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はマットレスなどの寝具が載置されるフレーム
の高さを任意に調節することができるベッド装置に関す
る。
(従来の技術) 診察台や治療台などとして利用されるベッド装置におい
ては、診察や治療に際して寝具が載置されたフレームの
高さを任意に調節することができるようにしたベッド装
置が用いられている。
従来、このようなベッド装置(寝台柵)としては実公昭
56−13809号公報に示される構造のものが知られ
ている。この公報に示されたベッド装置は、床板支持枠
の両端にそれぞれ柵が立設されている。各柵の幅方向両
端にはそれぞれ支柱パイプが立設され、これら支柱パイ
プには脚体がスライド自在に挿入されている。上記各柵
には上端にハンドルが設けられた親ねじが上下方向に沿
って回転自在に支持されている。この親ねじには雌ねじ
が形成された移動部材が螺合されている。この移動部材
と上記脚体の上端との間にはそれぞれ中途部が滑車にガ
イドされたワイヤが張設されている。
したがって、上記ハンドルにより親ねじを回転させれ
ば、上記移動部材が親ねじに沿って上下動するから、そ
れによって上記脚体をスライドさせ、ベッド装置の支持
高さを調節できるようになっている。
ところで、このような構成のベッド装置においては、親
ねじの上端に連結されたハンドルが柵の上端面から上方
に突出して設けられている。そのため、ベッド装置の高
さを調節してしまうと、不要になった上記ハンドルが柵
の上端側に突出していることで非常に邪魔となるととも
に外観的に体裁が悪いばかりか、診察中や治療中に不用
意に手を触れて床板支持枠の高さを動かしてしまうとい
うこともある。
また、床板支持枠を上昇させる場合には、その自重に抗
してハンドルを回転させなければならない。そのため、
ハンドルを回転操作するために大きな操作力が必要とな
るから、操作がしずらいということがあった。さらに、
床板支持枠を上下動させるには、その両端に設けられた
柵のハンドルをそれぞれ回転操作しなければならないか
ら、そのことによっても操作性の低下を招くばかりか、
一対の柵のハンドルを同時に回転操作しなければ床板支
持枠を水平に上下動させることができないという不便も
あった。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のベッド装置はその高さを調節するた
めのハンドルが柵の上端に突出して設けられていたの
で、不使用時に邪魔になるとともに外観的に体裁が悪い
ばかりか、不用意に手を触れて動かしてしまうことがあ
り、また床板支持枠を上昇させる場合にはその自重に抗
してハンドルを回転操作しなければならないから、操作
性が悪く、さらには水平に上下動させずらいなどのこと
があった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、ボード体の上端に突出して設けられ
たハンドルが不使用時には邪魔にならないよう収容する
ことができ、また上昇させる操作を軽い力で楽に行うこ
とができ、さらには水平に上下動させることができるよ
うにしたベッド装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、寝具を載置する
ためのフレームと、このフレームのヘッド側およびフッ
ト側のそれぞれに設けられたボード体と、各ボード体の
幅方向両端部にそれぞれ設けられた一対の固定支柱と、
各固定支柱に上下方向にスライド自在に設けられた伸縮
支柱と、上記ボード体に設けられ上記伸縮支柱を上記固
定支柱の下端から突出する方向に付勢したガススプリン
グと、上記ボード体の幅方向中途部に上下方向に沿って
回転自在に支持されたスクリューロッドと、このスクリ
ューロッドに螺合されたナット体と、このナット体と上
記伸縮支柱とを連結しナット体を回転不能に保持すると
ともに上記スクリューロッドを回転させたときに上記ナ
ット体の上記スクリューロッドに沿う上下動に上記伸縮
支柱を連動させる連結部材と、一方のボード体のスクリ
ューロッドの上端部に軸方向に沿ってスライド自在に連
結されたハンドルシャフトと、このハンドルシャフトに
よって一方のスクリューロッドを回転させたときにその
回転を他方のボード体のスクリューロッドに伝達する動
力伝達機構と、上記ハンドルシャフトの上部にほぼ直角
になるよう一端が連結されたハンドルと、このハンドル
が設けられたボード体の上端面に形成され上記ハンドル
シャフトを上昇させた状態から下降させることにより上
記ハンドルが収容される収容凹部とを具備する。
このような構成によれば、ハンドルシャフトを上昇方向
にスライドさせれば、ハンドルがボード体の上端面から
突出するから、ハンドルの操作を容易に行うことがで
き、上記ハンドルシャフトを下降方向にスライドさせれ
ば、上記ハンドルが収容凹部に収容されるから、ハンド
ルが邪魔になることがない。また、フレームを上昇させ
るときにはガススプリングの復元力が作用するから、そ
の操作を軽い力で行うことができ、さらには動力伝達機
構によって一対のボード体の伸縮支柱が固定支柱から同
じ長さで突出させることができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第17図を参照
して説明する。第2図に示すベッド装置はマットレスな
どの寝具を載置するためのフレーム10を備えている。
このフレーム10のフット側にはフットボード体12
が、ヘッド側にはヘッドボード体14がそれぞれほぼ垂
直に連結されている。上記フットボード体12は第1図
あるいは第3図に示すように構成されている。すなわ
ち、フットボード体12はボードフレーム16を備えて
いる。このボードフレーム16は、幅方向に離間対向し
た一対の固定支柱18と、これら固定支柱18の上端間
に架設された上部横桟部材20および下端部間に架設さ
れた下部横桟部材22とから形成されている。
上記上部横桟部材20の上面は上部装飾体24によって
被覆され、両側面はそれぞれ側部装飾体26によって被
覆されている。さらに、下部横桟部材22の下面側は中
空状の下部装飾部材28によって覆われている。上記側
部装飾体26の内面側には下端に連結部材30が固着さ
れた補強パイプ32が設けられている。この補強パイプ
32の上端は上記上部横桟部材20の端部下面に突設さ
れた突起34に嵌合され、下端の連結部材30は側部装
飾体26の下端にねじ36によって連結固定されてい
る。また、ボードフレーム16の前後両面は第11図と
第12図とに示すようにそれぞれ化粧パネル38によっ
て被覆されている。
上記一対の固定支柱18は第11図に示すように断面コ
字状をなし、その内部にはそれぞれ下端にキャスタ40
が取着されたパイプからなる伸縮支柱42がスライド自
在に挿入されている。上記一対の固定支柱18の対向す
る側面はそれぞれ軸方向に沿って開口し、これらの開口
から固定支柱18内へは連結部材としての横杆部材44
の両端部が挿入されている。この横杆部材44の端部は
それぞれ上記伸縮支柱42に固定されている。各伸縮支
柱42にはガススプリング46が挿入されている。この
ガススプリング46は、そのシリンダ48が伸縮支柱4
2の上端面に設けられた固定金具50によって固定さ
れ、スプリングロッド52が上記固定支柱18にねじ5
4によって固定されている。このように設けられたガス
スプリング46によって、上記伸縮支柱42はその下端
部が固定支柱18から突出する方向に付勢されている。
上記横杆部材44の中途部にはナット体56が設けられ
ている。このナット体56にはスクリューロッド58が
軸線をほぼ垂直にして螺合されている。このスクリュー
ロッド58の下端部は上記下部横桟部材22を貫通して
下部装飾体28内に突出し、その突出端は上記下部装飾
体28の内面に設けられたラジアル軸受60によって回
転自在に支持されている。また、スクリューロッド58
の下部は上記下部横桟部材22の上面に立設されたカラ
ー62に回転自在に挿通支持されているとともに、この
カラー62の上端面でスラスト軸受64によってスラス
ト方向の支持がなされている。
上記スクリューロッド58の上端部には第4図に示すよ
うにガイドパイプ66の下端部が連結ピン68によって
連結されている。このガイドパイプ66は上部横桟部材
20とナット体56の上面との間に設けられた外装パイ
プ69内に挿入されている。上記ガイドパイプ66は、
上記スクリューロッド58に連結された下端部の内周面
の断面形状が第7図に示すように円形部66aに形成さ
れ、他の部分は第6図に示すように多角形、この実施例
では六角形部66bに形成されている。
上記ガイドパイプ66にはハンドルシャフト70が挿入
されている。このハンドルシャフト70は下端部が溝部
72を介して上記六角形部66bに回転不能に係合する
係合部70aに形成され、上記溝部72の上方には断面
円形状の大径部70bおよびテーパ部70cを介して小
径部70dが順次形成されている。この小径部70dは
ガイドパイプ66の上端開口から突出し、その突出部分
にはストッパばね74が設けられている。このストッパ
ばね74は第10図に示すようにばね鋼線をほぼΩ状に
曲成して形成され、その中途部には上記ハンドルシャフ
ト70の大径部70bよりも小径で、溝部72とほぼ同
じ曲率の一対の円弧状部74aが形成されている。この
ストッパばね74はガイドパイプ66の上端面と上部装
飾体24の下端面との間に設けられ、それによってハン
ドルシャフト70に係合した状態で上下方向の動きが規
制されている。上記ハンドルシャフト70を後述するご
とく第4図に示す状態から第5図に示すようにガイドパ
イプ66から突出する方向に上昇させると、上記ストッ
パばね74はハンドルシャフト70の大径部70bで一
対の円弧状部74aが開く方向に弾性変形させられたの
ち、溝部72に係合してこのハンドルシャフト70を上
昇位置で保持するようになっている。なお、ハンドルシ
ャフト70を下降方向へ強く押すと、上記ストッパばね
74の一対の円弧状部74aが開く方向に弾性変形して
溝部72との係合が外れるから、このハンドルシャフト
70を下降させることができる。
上記ハンドルシャフト70の上端は、上記上部装飾体2
4に穿設された通孔76からその上面側に突出してい
る。この通孔76は、上記ハンドルシャフト70の大径
部70bを回転自在に支持することができる内径寸法に
形成されているとともに、上記上部装飾体24の上面に
開放して形成された収容凹部78の内底面に開口してい
る。この収容凹部78内に突出したハンドルシャフト7
0の上端にはハンドル80の一端部が固着されている。
つまり、ハンドル80は上記ハンドルシャフト70の軸
線に対してほぼ直角に連結されている。このハンドル8
0は一端が上記ハンドルシャフト70に連結された本体
部80aと、この本体部80aの他端側の上面に形成さ
れた階段状の段部80bと、上記本体部80aの他端部
に一端をピン82によって枢着されて起伏自在に設けら
れたハンドルノブ80cとから形成されている。このハ
ンドルノブ80cの一端面にはハンドルノブ80cをほ
ぼ垂直に起立させたときに上記本体部80aの他端面に
当接して起立状態を保持するスタンドバー84が突設さ
れ、またそのときハンドルノブ80cの一端部は上記本
体部80aの他端部に設けられた板状ばね86に係合し
て弾性的に保持されるようになっている。
なお、上記ハンドルノブ80cを第4図に示すように倒
状させた状態において、上記ハンドル80の本体部80
aにはこれを引き上げるために指を掛けることができる
一対の指掛け部88が形成されている。
上記上部横桟部材20の下面の上記外装パイプ69の両
側にはそれぞれ一対の上部プーリ90が回転軸心をフッ
トボード体12の板面に対して直交させて回転自在に支
持されている。また、上記下部横桟部材22の上面両端
部にはそれぞれ一対の下部プーリ92が上部プーリ90
と軸心を平行にして回転自在に支持されている。左右一
対の上部プーリ90と下部プーリ92とにはそれぞれワ
イヤやチェーンなどの索状体94が架設されている。つ
まり、左右一対の索状体94の一端部は上部プーリ90
の上側約半周にわたって掛けられ、その端部は横杆部材
44の長手方向ほぼ中央部にねじ96によって固定され
ている。この索状体94の他端側は下部プーリ92の下
側約半周にわたって掛けられて上方へ垂直に立ち上げら
れ、上記横杆部材44の端部に同じくねじ98によって
固定されている。なお、一方の索状体94の両端と他方
の索状体94の両端は、それぞれ上記横杆部材44の異
なる側面に固定されている。
このように、両端をそれぞれ横杆部材44の中央部分と
端部とに固定した左右一対の索状体94を上部プーリ9
0と下部プーリ92とに掛け渡せば、ハンドル80でス
クリューロッド58を回転させたときに、横杆部材44
を左右に傾くことなく上下動させることができる。した
がって、この横杆部材44の両端に連結された一対の伸
縮支柱42を固定支柱18から同じ長さで突出させるこ
とができるようになっている。
なお、上記フットボード体12の外面側に設けられた化
粧パネル38の幅方向中央部分には第3図および第12
図に示すように目盛が付された透明板からなる高さ表示
板100が設けられている。そして、高さ表示板100
から透けて見える上記横杆部材44のナット体56の位
置を上記目盛から読み取ることによって伸縮支柱42の
突出長さ、つまりフレーム10の高さを知ることができ
るようになっている。
上記ヘッドボード体14はフットボード体12とほぼ同
じ構成であるから、同一部分には同一記号を付して説明
を省略する。なお、ヘッドボード体14は、第13図と
第14図とに示すようにそのスクリューロッド58の上
端部が上部横桟部材20に固定された支持パイプ102
に回転自在に支持されており、フットボード体12のよ
うに上端にハンドル80が連結されていないという点で
相違する。
上記フットボード体12のスクリューロッド58の下部
装飾体28内に位置する下端部には、第14図に示すよ
うに第1の傘歯車104が嵌着され、上記ヘッドボード
体14のスクリューロッド58の下端部には第2の傘歯
車106が嵌着されている。上記第1の傘歯車104に
は第3の傘歯車108が噛合され、上記第2の傘歯車1
06には第4の傘歯車110が噛合されている。上記第
3の傘歯車108と第4の傘歯車110とにはそれぞれ
各ボード体12、14の内面側下端部に設けられたギヤ
ボックス112に軸線を水平にして回転自在に支持され
た支軸114の一端部に嵌着されている。そして、これ
ら一対の支軸114はフレーム10の下面側中央部分に
長手方向に沿って設けられた連結軸116によって連結
されている。この連結軸116と上記第1乃至第4の傘
歯車とで動力伝達機構を構成している。
上記連結軸116は第15図乃至第17図に示すように
構成されている。すなわち、連結軸116はフット側連
結軸118とヘッド側連結軸120とに2分割されてい
る。フット側連結軸118は、第1の係合部材126を
有する。この第1の係合部材126は先端に第1の割り
溝122が形成され後端部がピン124によって上記第
3の傘歯車108を嵌着した支軸114に連結されてい
る。この第1の係合部材126の先端部には第1の筒体
128の一端部がスライド自在に外嵌されている。この
第1の筒体128の一端部には上記第1の割り溝122
に係合する第1の係合ピン130が径方向に設けられて
いる。
上記第1の筒体128の他端部にはスライド軸132の
一端部がスライド自在に挿入されている。このスライド
軸132の一端部には先端面に開放した第2の割り溝1
34が形成され、この第2の割り溝134は上記第1の
筒体128の他端部に設けられたガイドピン136にス
ライド自在に係合している。なお、上記スライド軸13
2の一端には、第2の割り溝134の開口端を塞ぐ状態
で第1のストッパピン138が設けられ、この第1のス
トッパピン138によってスライド軸132が第1の筒
体128から抜出するのを阻止している。さらに、スラ
イド軸132の中途部には第2のストッパピン140が
径方向に設けられている。この第2のストッパピン14
0と上記スライド軸132の一端面との間には、スライ
ド軸132を矢印で示す筒体128から突出する方向に
付勢するコイルスプリング142が介装されている。
上記スライド軸132の他端部には係合孔144が形成
されている。この係合孔144の端部には第2の係合ピ
ン146が径方向に沿って設けられている。上記係合孔
144には上記ヘッド側連結軸120を構成する第2の
係合部材147の一端部が挿入されている。この第2の
係合部材146の一端部には上記第2の係合ピン146
に係合する第3の割り溝148が形成されている。ま
た、第2の係合部材146の他端側には第2の筒体15
0の一端部が外嵌され、これらは一対の連結ピン152
によって固定されている。この第2の筒体150の他端
部には連結筒154の一端部が外嵌固定されている。こ
の連結筒154の他端部には第3の係合ピン156が径
方向に沿って設けられている。この第3の係合ピン15
6には第3の係合部材158がその一端に形成された第
4の割り溝160を係合させて連結されている。この第
3の係合部材158の他端部は一端に上記第4の傘歯車
110が嵌合された上記ヘッドボード体14側の支軸1
14にピン159によって連結されている。
したがって、上記フットボード体12側の第3の傘歯車
108の回転は、フット側連結軸118とフット側連結
軸120を介してヘッドボード体14の第4の傘歯車1
10に伝達されるようになっている。つまり、フットボ
ード体12のスクリューロッド58をハンドル80によ
って回転させれば、連結軸116を介してヘッドボード
体14側のスクリューロッド58を連動させることがで
きるようになっている。なお、上記第1乃至第4の傘歯
車は歯数や径などの形状が同じに設定されている。した
がって、これら歯車は同じ回転数で回転するようになっ
ている。
また、上記スライド軸132をコイルスプリング142
の付勢力に抗して第15図に示す矢印と逆方向にスライ
ドさせれば、第17図に示すように上記スライド軸13
2の他端に設けられた第2の係合ピン146を第2の係
合部材147の一端部に形成された第3の割り溝148
から外すことができる。それによって、フット側連結軸
118とヘッド側連結軸120とをそれぞれ各ボード体
12、14の支軸114から取外すことができる。つま
り、連結軸116を2分割することができる。
つぎに、上記構成のベッド装置の作用について説明す
る。
フレーム10の支持高さを変える場合には、フットボー
ド体12の上部装飾体24に形成された収容凹部78に
収容されたハンドル80を第4図に示す下降した位置か
ら第5図に示す上昇した位置に引き上げるとともに、そ
のスタンドバー84を起立させる。ハンドル80を引き
上げると、それにハンドルシャフト70が連動する。ハ
ンドルシャフト70をその大径部70bがガイドパイプ
66から突出するまで引き上げると、係合部70aと大
径部70bとの間に形成された溝部72にストッパばね
74の円弧状部74aが弾性的に係合する。したがっ
て、上記ハンドルシャフト70は上記ストッパばね74
によって上昇した状態で保持される。
このように、ハンドル80を上昇させたなら、たとえば
フレーム10の高さを高くする場合には、上記ハンドル
80を右方向に回転させる。すると、ハンドルシャフト
70の係合部70aを介してガイドパイプ66が回転す
るから、その回転にスクリューロッド58が連動する。
スクリューロッド58が右回転すれば、このスクリュー
ロッド58に螺合されたナット体56を介して横杆部材
44が下降するから、この横杆部材44の両端に連結さ
れた一対の伸縮支柱42が固定支柱18から突出する方
向に駆動されてフレーム10の支持高さを高くすること
ができる。
このとき、上記一対の伸縮支柱42は、それぞれガスス
プリング46によって固定支柱18から突出する方向に
付勢されているから、その付勢力によってハンドル80
を軽い力で操作することができる。
また、左右一対の伸縮支柱42が連結された上記横杆部
材44は一対の索状体94によって左右に傾くのが阻止
されている。したがって、フレーム10は左右に傾くよ
うなことなく高さを高くすることができる。
フットボード体12に設けられたハンドル80を操作し
てスクリューロッド58を回転させれば、その回転は連
結軸116によってヘッドボード体14側のスクリュー
ロッド58に伝達される。したがって、ヘッドボード体
14の一対の伸縮支柱42もヘッドボード体14側と同
じように固定支柱18から突出するから、フレーム10
は左右方向だけでなく、前後方向にも傾くことなく高さ
を高くすることができる。
上記フレーム10の高さを低くする場合には、上記ハン
ドル80を先程とは逆方向である左方向に回転させる。
それによって、スクリューロッド58が左方向に回転し
て横杆部材44が上昇するから、伸縮支柱42が固定支
柱18内へ没入する方向にスライドする。したがって、
フレーム10の高さを低くすることができる。この場合
も、フレーム10を高くする場合と同様、左右や前後方
向に傾くことなく低くすることができる。つまり、フレ
ーム10を水平に上下動させることができる。
また、連結軸116を2つに分割して取外せば、ハンド
ル80の回転がヘッドボード体14側のスクリューロッ
ド58に伝わらないから、フットボード体12だけの高
さを変えることができる。つまり、フレーム10を前後
方向に傾けることができる。
上記フレーム10の高さ調節が終了したならば、スタン
ドバー84を倒すとともに、ハンドル80を下降方向へ
押し込む。それによって、ハンドル80を上昇位置で弾
性的に保持していたストッパばね74がハンドルシャフ
ト70の溝部72から外れるから、このハンドルシャフ
ト70とともにハンドル80を下降させることができ
る。このようにして、ハンドル80を下降させれば、こ
のハンドル80を上部装飾体24に形成された収容凹部
78に収容することができるから、このハンドル80が
邪魔になったり、ベッド装置の外観を損ねることがない
ばかりか、不用意に回転させてフレーム10の位置決め
された高さをずらしてしまうなどのこともない。
なお、上記一実施例ではナット体の上下動に伸縮支柱を
連動させる連結部材として横杆部材を用いたが、横杆部
材に代わりワイヤを用いてもよい。その場合、ワイヤの
中途部をプーリに係合させ、ナット体が上昇したときに
は上記伸縮支柱に連結されたワイヤの端部が下降方向に
移動し、ナット体が下降したときには上昇できるように
ワイヤの端部の移動方向を設定すればよい。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、スクリューロッドを回転
させてフレームの高さを調節するハンドルを、上記スク
リューロッドの上端部に軸方向に沿ってスライド自在に
設けるとともに、ボード体の上端面に、上記ハンドルを
下降させたときにこのハンドルを収容することができる
収容凹部を形成し、不使用時には上記ハンドルを邪魔に
ならないように上記収容凹部に収容することができるよ
うにしたから、外観的に体裁がよく、また不用意に手を
触れて回転させるようなこともない。また、フレームを
上昇させるときにはガススプリングの復元力が作用する
から、それによってその操作を軽い力で楽に行うことが
できる。さらに、動力伝達機構によって一対のボード体
の伸縮支柱を同じ長さで突出させることができるから、
フレームを水平な状態で上下動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図はこの考案の一実施例を示し、第1
図はフットボード体の要部を断面した正面図、第2図は
ベッド装置の斜視図、第3図はフットボード体の斜視
図、第4図はハンドルを下降させた状態におけるスクリ
ューロッドとハンドルとの連結構造の断面図、第5図は
同じく上昇させた状態におけるスクリューロッドとハン
ドルとの連結構造の断面図、第6図は第4図のB−B線
に沿う断面図、第7図は第4図のC−C線に沿う断面
図、第8図はハンドルシャフトの斜視図、第9図は同じ
く下端部の側面図、第10図はストッパばねの平面図、
第11図はフットボード体の幅方向一端部の横断面図、
第12図は同じく幅方向中央部分の横断面図、第13図
はヘッドボード体の要部を断面した正面図、第14図は
ベッド装置の縦断面図、第15図は連結軸の断面図、第
16図は第15図のD−D線に沿う断面図、第17図は
連結軸を分解した状態の断面図である。 10……フレーム、12、14……ボード体、18……
固定支柱、42……伸縮支柱、44……横杆部材、46
……ガススプリング、56……ナット体、58……スク
リューロッド、70……ハンドルシャフト、78……収
容凹部、80……ハンドル、104、106、108、
110……第1乃至第4の傘歯車(動力伝達機構)、1
16……連結軸(動力伝達機構)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝具を載置するためのフレームと、このフ
    レームのヘッド側およびフット側のそれぞれに設けられ
    たボード体と、各ボード体の幅方向両端部にそれぞれ設
    けられた一対の固定支柱と、各固定支柱に上下方向にス
    ライド自在に設けられた伸縮支柱と、上記ボード体に設
    けられ上記伸縮支柱を上記固定支柱の下端から突出する
    方向に付勢したガススプリングと、上記ボード体の幅方
    向中途部に上下方向に沿って回転自在に支持されたスク
    リューロッドと、このスクリューロッドに螺合されたナ
    ット体と、このナット体と上記伸縮支柱とを連結しナッ
    ト体を回転不能に保持するとともに上記スクリューロッ
    ドを回転させたときに上記ナット体の上記スクリューロ
    ッドに沿う上下動に上記伸縮支柱を連動させる連結部材
    と、一方のボード体のスクリューロッドの上端部に軸方
    向に沿ってスライド自在に連結されたハンドルシャフト
    と、このハンドルシャフトによって一方のスクリューロ
    ッドを回転させたときにその回転を他方のボード体のス
    クリューロッドに伝達する動力伝達機構と、上記ハンド
    ルシャフトの上部にほぼ直角になるよう一端が連結され
    たハンドルと、このハンドルが設けられたボード体の上
    端面に形成され上記ハンドルシャフトを上昇させた状態
    から下降させることにより上記ハンドルが収容される収
    容凹部とを具備したことを特徴とするベッド装置。
JP13167689U 1989-11-14 1989-11-14 ベッド装置 Expired - Lifetime JPH068760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13167689U JPH068760Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ベッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13167689U JPH068760Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ベッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0369453U JPH0369453U (ja) 1991-07-10
JPH068760Y2 true JPH068760Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31679167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13167689U Expired - Lifetime JPH068760Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 ベッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068760Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0369453U (ja) 1991-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3343472B2 (ja) ベッド装置
US2870460A (en) Hospital bed
JPH068760Y2 (ja) ベッド装置
JPH068761Y2 (ja) ベッド装置
JPH0631973Y2 (ja) 寝台柵
CN211633952U (zh) 医用运输床
JP2007068863A (ja) 昇降テーブル
JPH0655455U (ja) 寝台柵
KR20170032765A (ko) 상판의 높이 및 각도가 조절되는 책상
JP2015067980A (ja) 脚立式作業台
JP3133932B2 (ja) 折り畳み式ベッド
JPH063573Y2 (ja) ベッド装置
JP3371959B2 (ja) ベッドサイドテーブル
US4935974A (en) Nursing home bed tilt apparatus
JP2891699B1 (ja) ベッド
JPH0722130Y2 (ja) ベッド装置
JPH04371104A (ja) ベッド装置
JPH0780028A (ja) ベッド
JPH061006Y2 (ja) ベッド装置
JPS5912894Y2 (ja) 昇降及び前後傾斜可能なベツド
JP5657367B2 (ja) プレイヤード
JPH08299111A (ja) ベッド装置
JPS6031539Y2 (ja) 机の高さ調節装置
JPH0439735Y2 (ja)
JP2004358203A (ja) 折畳みベッド