JPH063573Y2 - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

Info

Publication number
JPH063573Y2
JPH063573Y2 JP1990400208U JP40020890U JPH063573Y2 JP H063573 Y2 JPH063573 Y2 JP H063573Y2 JP 1990400208 U JP1990400208 U JP 1990400208U JP 40020890 U JP40020890 U JP 40020890U JP H063573 Y2 JPH063573 Y2 JP H063573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
link
link mechanism
pair
bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990400208U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0490326U (ja
Inventor
達夫 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP1990400208U priority Critical patent/JPH063573Y2/ja
Publication of JPH0490326U publication Critical patent/JPH0490326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063573Y2 publication Critical patent/JPH063573Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は寝具載置用のフレ−ム
の高さを変えることができるベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】診察台や治療台などとして用いられるベ
ッド装置においては、診察や治療に際して寝具が載置さ
れるフレ−ムの高さが調節できるものが普及している。
この種のベッド装置には種々のタイプのものがある。
【0003】たとえば、特公平2−14847号公報に
示されるベッド装置が知られている。この公報に示され
たベッド装置はフレ−ムを有し、このフレ−ムのヘッド
ボ−ド側とフットボ−ド側とに寝台柵が設けられてい
る。この寝台柵の四隅部には中空状の支柱が設けられ、
各支柱には伸縮支柱がスライド自在に挿入されている。
上記フレ−ムの下面側には2軸モ−タが設けられてい
る。この2軸モ−タの一方の軸はヘッドボ−ド側に設け
られたギヤボックスに延出され、他方の軸はフットボ−
ド側に設けられたギヤボックスに延出されている。
【0004】各軸のギアボックスに延出された端部には
駆動歯車が嵌着されている。各駆動歯車は巻取プ−リが
一体的に設けられた一対の従動歯車に噛合している。各
巻取プ−リには連結索の一端側が巻回されている。各連
結索の他端側は、寝台柵の支柱の上部に導かれ、そこで
伸縮支柱の上端に連結されている。したがって、上記2
軸モ−タを作動させて駆動歯車を回転駆動し、連結索を
巻取プ−リに巻き取れば、伸縮支柱が寝台柵の支柱内か
ら突出する方向に駆動されるから、フレ−ムの支持高さ
を高くすることができる。逆に連結索を巻取プ−リから
繰り出す方向に上記駆動歯車を駆動すれば、伸縮支柱が
フレ−ムの重量によって没入方向にスライドするから、
フレ−ムの支持高さを低くすることができるようになっ
ている。
【0005】しかしながら、このような構成のベッド装
置においては、寝台柵の支柱に伸縮支柱をスライド自在
に挿入する構成である。そのため、ヘッドボ−ドおよび
フットボ−ドとなる寝台柵を必ず備えたベッド装置でな
ければ適用することができないということがある。ま
た、2軸モ−タの動力を歯車機構や屈曲した連結索(ワ
イヤ)を介して伸縮支柱に伝達しなければならないか
ら、その構成が複雑になるということもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、フレ−ム
の高さを調節することができる従来のベッド装置は、ヘ
ッドボ−ドとフットボ−ドとなる寝台柵を備えたもので
なければ適用することができなかったり、構成が複雑で
あるなどのことがあった。
【0007】この考案は上記事情にもとずきなされたも
ので、その目的とするところは、寝台柵を備えていない
ベッド装置であっても、比較的簡単な構成でフレ−ムの
高さを調節することができるようにしたベッド装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、基体と、この基体の長手方向両端部にそ
れぞれ一端が連結された一対のリンク機構と、上記基体
に設けられ一方のリンク機構を起伏させる駆動手段と、
上記一方のリンク機構と他方のリンク機構とを連結し上
記一方のリンク機構の起伏に他方のリンク機構を連動さ
せる連結杆と、上記一対のリンク機構の他端に連結され
これらリンク機構が起伏駆動されることで上下方向に変
位する寝具載置用のフレ−ムとを具備したことを特徴と
する。
【0009】
【作用】上記構成によれば、フレ−ムは基体にリンク機
構を介して上下動自在に取付けられるため、ヘッドボ−
ドやフットボ−ドがないベッド装置であっても適用する
ことができる。
【0010】
【実施例】 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図1に示すベッド装置は基体1を備えている。この基体
1は平行に離間対向した一対の横杆2と、これら横杆2
の両端に連結された一対の縦杆3および中途部に架設さ
れた一対の補強杆4とから構成されている。縦杆3は、
一対の横杆2の対向間隔よりも長いものが用いられ、そ
の両端には円柱状の脚部材5が垂直に連結されている。
この脚部材5は上端部の所定寸法を上記縦杆3よりも上
方に突出させている。
【0011】上記横杆2の長手方向両端部の内面には、
それぞれ断面コ字状をなしたガイドレ−ル6が取着され
ている。対応する一対のガイドレ−ル6には図3に示す
ように連結軸7の両端部に回転自在に設けられたロ−ラ
8が支持されている。各連結軸7の両端部にはそれぞれ
リンク機構を構成する第1のリンク9の一端部が連結固
定されている。この第1のリンク9の中途部には第2の
リンク11の一端が枢着されている。この第2のリンク
11の他端はコ字状をなしたブラケット12に枢着され
ている。一方の一対のブラケット12は図2に示すよう
に基体1の長手方向一端側の縦杆3の内面に取着され、
他方の一対のブラケット12は基体1の長手方向他端側
に位置する一方の補強杆4の側面に取着されている。
【0012】上記基体1の長手方向一端側に位置する一
方の連結軸7の中途部には一対の第1のア−ム13の一
端が固着されている。この第1のア−ム13の他端には
駆動軸14の一端が回動自在に連結されている。この駆
動軸14は駆動手段15によって軸方向に進退駆動され
る。この駆動手段15は、減速機付きの駆動源16と、
この駆動源16の回転運動によって上記駆動軸14を直
線運動させる変換機構17とからなり、上記一対の補助
杆4の下端面間に架設された支持部材18に取付けられ
ている。
【0013】上記一対の連結軸7の中途部にはそれぞれ
第2のア−ム19の一端が固着されている。これら第2
のア−ム19の他端には、それぞれ連結杆21の一端と
他端とが枢着されている。上記駆動手段15が作動して
駆動軸14が突出方向に駆動されると、第1のア−ム1
3を介して一方の連結軸7が図5に矢印Aで示す方向に
回動させられるとともに、ガイドレ−ル6に沿って矢印
B方向に進行する。連結軸7が矢印B方向に進行すれ
ば、第1のリンク9が矢印Cで示す起立方向に回動上昇
する。
【0014】また、上記一方の連結軸7が回動すると、
その回動が第2のア−ム19および連結杆21を介して
他方の連結軸7に伝達される。つまり、他方の連結軸7
が一方の連結軸7と同様に回動する。さらに、他方の連
結軸7は一方の連結軸7の矢印Bにて示す方向のスライ
ドにも連動する。それによって、他方の連結軸7に一端
が連結された第1のリンク9も起立方向に回動上昇す
る。すなわち、4本の第1のリンク9が回動上昇する。
上記駆動軸14を後退方向に駆動すれば、連結軸7が先
程とは逆方向に動くから、上記第1のリンク9が倒伏方
向に回動する。
【0015】上記4本の第1のリンク9の他端には連結
具22が取付けられている。この連結具22は図4と図
5に示すように第1の部材23と第2の部材24とから
なる。第1の部材23はコ字状部23aと、このコ字状
部23aの中間辺の下端から延出されたくの字状の第1
の舌片23bとから形成されている。上記第2の部材2
4はL字状部24aと、このL字状部24aの下端にく
の字状に曲成された第2の舌片24bとから形成されて
いる。第1の部材23の両側辺は上記第1のリンク9の
他端にピン25によって枢着されている。この第1の部
材23の第1の舌片23bには上記第2の部材24の第
2の舌片24bが接合され、これらの接合部分はねじ2
6によって固定される。
【0016】接合固定された第1の部材23と第2の部
材24とがなす空間部には寝具などが載置される矩形枠
状のフレ−ム27が着脱自在に取付けられる。すなわ
ち、フレ−ム27には長手方向一端部と中途部に幅方向
に沿って第1の取付け杆28と第2の取付け杆29とが
架設されている。第1の取付け杆28は基体1の長手方
向一端側に設けられた一対の第1のリンク9の連結具2
2に連結され、第2の取付け杆29は他端側に設けられ
た一対の第2の取付け杆29の連結具22に連結されて
いる。したがって、第1のリンク9を上述したごとく起
伏させることで、上記フレ−ム27が上下動するように
なっている。フレ−ム27の下降位置は、その四隅部下
面が上記基体1の脚部材5の上端面に当接することで規
制される。
【0017】なお、上記フレ−ム27は詳細は図示しな
いが、たとえば、その枠内に床板が架設されたものなど
が用いられる。
【0018】このような構成のベッド装置によれば、駆
動手段15を作動させて駆動軸14を前進方向あるいは
後退方向に駆動すれば、一対の連結軸7によって4本の
第1のリンク9を起伏回動させることができるから、こ
れらリンク9に連結されたフレ−ム27を連動させるこ
とができる。つまり、フレ−ム27の上下方向の高さを
診察や治療がし易い高さあるいはフレ−ム27上に仰臥
した利用者が乗り降りし易い高さにすることができる。
【0019】上記フレ−ム27は基体1に第1、第2の
リンク9、11を介して上下動自在に連結されている。
つまり、フレ−ム27をベッド装置に必要不可欠な基体
1に連結しているため、この考案の実施例のようにヘッ
ドボ−ドやフットボ−ドがないベッド装置にも適用する
ことができる。
【0020】また、フレ−ム27を上下動させるための
動力伝達機構はリンク機構であるから、ワイヤを用いた
動力伝達機構に比べて構成が比較的簡単であるばかり
か、ワイヤの場合のように伸びや大きな摩擦抵抗によっ
て動力伝達が確実に行えなくなるようなこともない。
【0021】また、フレ−ム27は第1のリンク9の他
端に設けられた連結具22によって着脱自在に設けられ
ている。そのため、上記フレ−ム27を必要に応じて異
なるタイプのものに交換することができる。たとえば、
フレ−ム27を単に床板が載置されたものから、たとえ
ばフレ−ム27上で利用者が上半身を起こした姿勢を楽
にとることができるよう床板の一部を起伏自在な構造と
した背上げタイプのものや利用者の身体に応じて幅寸法
や長さ寸法が異なるものなどに交換することもできる。
【0022】なお、上記一実施例ではヘッドボ−ドとフ
ットボ−ドがないベッド装置を挙げたが、ヘッドボ−ド
とフットボ−ドを有するベッド装置にもこの考案を適用
することができること無論である。
【0023】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案は、基体の長
手方向両端部にリンク機構を起伏自在に設け、これらリ
ンク機構にフレ−ムを連結し、上記リンク機構を駆動手
段で駆動することで、上記フレ−ムを上下動させるよう
にした。そのため、従来のようにヘッドボ−ドやフット
ボ−ドがないベッド装置であっても適用することができ
るばかりか、ワイヤを用いたものに比べて構造が簡単で
あるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の全体構成を示す側面図。
【図2】同じくフレ−ムを除去した基体の平面図。
【図3】同じくリンク機構の部分の斜視図。
【図4】同じく連結具の断面図。
【図5】同じく連結具の分解斜視図。
【符号の説明】
1…基体、9,11…第1,第2のリンク(リンク機
構)、15…駆動手段、21…連結杆、27…フレ−
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、この基体の長手方向両端部にそ
    れぞれ一端が連結された一対のリンク機構と、上記基体
    に設けられ一方のリンク機構を起伏させる駆動手段と、
    上記一方のリンク機構と他方のリンク機構とを連結し上
    記一方のリンク機構の起伏に他方のリンク機構を連動さ
    せる連結杆と、上記一対のリンク機構の他端に連結され
    これらリンク機構が起伏駆動されることで上下方向に変
    位する寝具載置用のフレ−ムとを具備したことを特徴と
    するベッド装置。
JP1990400208U 1990-12-07 1990-12-07 ベッド装置 Expired - Lifetime JPH063573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400208U JPH063573Y2 (ja) 1990-12-07 1990-12-07 ベッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400208U JPH063573Y2 (ja) 1990-12-07 1990-12-07 ベッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0490326U JPH0490326U (ja) 1992-08-06
JPH063573Y2 true JPH063573Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31878488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990400208U Expired - Lifetime JPH063573Y2 (ja) 1990-12-07 1990-12-07 ベッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063573Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2181685B1 (en) * 2002-09-06 2014-05-14 Hill-Rom Services, Inc. Hospital bed with controlled inflatable portion of patient support

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176649A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 株式会社コムラ製作所 上昇下降装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176649A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 株式会社コムラ製作所 上昇下降装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0490326U (ja) 1992-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2987290B2 (ja) ベッド装置
US3644946A (en) Adjustable bed
US9227822B2 (en) Height adjustable support assembly
TWI536935B (zh) Bed device
JPH063573Y2 (ja) ベッド装置
JPH04122362A (ja) ベッド装置
US6507964B1 (en) Surgical table
DE19733912C1 (de) Patientenaufnahme für Kranke und Behinderte
DE4320092A1 (de) Pflegebett mit Hubeinrichtung
JP2894215B2 (ja) 集中治療室用ベッド
JP4212335B2 (ja) ベッド
JP3130087B2 (ja) ベッド装置
CN215385296U (zh) 一种具有双功能旋转伸缩同步脚踏板电动轮椅
JP3001378B2 (ja) ベッド装置
JPH066769Y2 (ja) ベッド装置
JP2002209956A (ja) 介護用ベッド
JP3098291B2 (ja) ベッド装置
JP2923444B2 (ja) 起床式ベッド装置
JP2000279453A (ja) 介護用ベッド
JPH061006Y2 (ja) ベッド装置
CN111888209A (zh) 一种平躺式小腿康复按摩设备
JP2000041788A (ja) ベッド装置
JPS61135609A (ja) ベツド装置
JPH08196569A (ja) 介護用移動補助装置
JPH11151268A (ja) ベッド