JPH0687592U - がらり構造 - Google Patents

がらり構造

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JPH0687592U
JPH0687592U JP2839293U JP2839293U JPH0687592U JP H0687592 U JPH0687592 U JP H0687592U JP 2839293 U JP2839293 U JP 2839293U JP 2839293 U JP2839293 U JP 2839293U JP H0687592 U JPH0687592 U JP H0687592U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 雨水等の浸入防止を確保することのできるが
らりを提供すること。 【構成】 壁部に形成した換気口に取付けて、換気が行
なえるようにしたがらり構造Aであって、換気口中に嵌
合させて取付け可能とした周縁支持枠体と、同周縁支持
枠体の前側部に上下方向に間隔を開けて横架した複数個
の前側横羽根体11と、同周縁支持枠体の後側部に上下
方向に間隔を開けて横架した複数個の後側横羽根体12
と、前側横羽根体と後側横羽根体との間に介設した雨水
等浸入防止用の連通流路形成体13とを具備した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、がらり構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、日当りや換気を良くするための一手段として、壁部に形成した換気口に がらりを取付けており、同がらりは、左右幅方向に伸延する横羽根を、外部に位 置する前端側を低位置にすると共に、内部に位置する後端側を高位置にした傾斜 状態にて、上下方向に一定の間隔を開けて複数個横架することにより構成してい る。
【0003】 このようにして、上下方向に隣接する横羽根間に形成される外気流入口を通し て、外気を下方より上方へ向けて案内しながら室内に取込むことができるように している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したがらり構造では、次のような問題が生じていた。
【0005】 すなわち、上記したがらり構造では外気が外気流入口を通して下方より上方へ 向けて室内に取込まれるようにしているにもかかわらず、強風の場合や風向きに よっては、外気と共に雨水が外気流入口を通して室内に浸入し、同室内を水浸し にするという問題が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、壁部に形成した換気口に取付けて、換気が行なえるよう にしたがらり構造であって、換気口中に嵌合させて取付け可能とした周縁支持枠 体と、同周縁支持枠体の前側部に上下方向に間隔を開けて横架した複数個の前側 横羽根体と、同周縁支持枠体の後側部に上下方向に間隔を開けて横架した複数個 の後側横羽根体と、前側横羽根体と後側横羽根体との間に介設した雨水等浸入防 止用の連通流路形成体とを具備するがらり構造を提供せんとするものである。
【0007】 また、本考案では、連通流路形成体内に、上下方向に隣接する前側横羽根体間 に形成される前側外気流入口と、上下方向に隣接する後側横羽根体間に形成され る後側外気流入口とを連通する連通流路を形成し、同連通流路の中途部に複数の 前後方向への折返し部を形成したこと、連通流路形成体の底部に、浸入雨水等を 収集して外部へ排出する雨水等排出部を設けたことにも特徴を有する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】 図1に示すAは、本考案に係るがらりであり、同がらりAは、壁部Wに形成し た換気口1に取付けて、室内の換気が行なえるようにしている。
【0010】 がらりAは、図1〜図3に示すように、換気口1中に嵌合させて取付け可能と した周縁支持枠体10と、同周縁支持枠体10の前側部に上下方向に間隔を開けて横 架した複数個の前側横羽根体11と、同周縁支持枠体11の後側部に上下方向に一定 の間隔を開けて横架した複数個の後側横羽根体12と、前側横羽根体11と後側横羽 根体12との間に介設した雨水等浸入防止用の連通流路形成体13とから構成してい る。w1は、コンクリート製の壁部本体、w2は、モルタル製の外側化粧壁部、w3は 、モルタル製の内側化粧壁部、w4は、モルタル製の周縁支持枠体支持部、k1,k2 はそれぞれコーキング材、2は水切り体、3は水切り体取付け用ビスである。
【0011】 そして、周縁支持枠体10は、図1〜図3に示すように、アルミニウム製の上下 左右側枠形成部14,15,16,16 により矩形枠状に形成して、各枠形成部14,15,16,1 6 を壁部本体w1に周縁支持枠体支持部w3により固設している。
【0012】 しかも、上側枠形成部14には、図2に示すように、下面の前後側縁部にそれぞ れ沿わせて前後側突条部14a,14b を形成している。14e はビス止めである。
【0013】 また、下側枠形成部15には、図2に示すように、上面の前側縁部に沿わせて突 出壁15a を形成すると共に、後側側縁部に沿わせて突条部15b を形成し、しかも 、同突条部15b は上側枠形成部14の後側突条部14b と上下に対向させて配置して いる。15e はビス止め部である。
【0014】 左側枠形成部16,16 には、図3に示すように、内側面の前後縁部にそれぞれ沿 わせて、左右に対向する前後側突条部16a,16a と後側突条部16b,16b とを形成し ている。
【0015】 前側横羽根体11は、図1〜図3に示すように、左右幅方向に伸延させた前壁部 11a と傾斜部11b と後壁部11c とビス止め部11d とから形成しており、前壁部11 a は略垂直に配置し、同前壁部11a の上端縁より後上方へ向けて伸延させて傾斜 部11b を一体成形し、同傾斜部11b の後端縁より略垂直上方へ立上げて後壁部11 c を一体成形し、傾斜部11b の下面にビス止め部11d を一体成形している。11d はビス止め部である。
【0016】 かかる前側横羽根体11は、図1〜図3に示すように、左右側枠形成部16,16 の 前側突条部16a,16a 間に上下方向に一定の間隔を開けて横架して、上下に隣接す る前側横羽根体11,11 間に前側外気流入口18を形成している。
【0017】 後側横羽根体12は、図1〜図3に示すように、左右幅方向に伸延させた前壁部 12a と傾斜部12b と後壁部12c とビス止め部12d とから、前記した前側横羽根体 11と同一形状に形成して、共用化が図れるようにしており、図2に示すように、 前側横羽根体11とは反転状態にて左右側枠形成部16,16 の後側突条部16b,16b 間 に上下方向に一定の間隔を開けて横架して、上下に隣接する後側横羽根体12,12 間に後側外気流入口19を形成している。
【0018】 連通流路形成体13は、図2及び図3に示すように、左右幅方向に伸延させて形 成した上下一対の上側支持枠20と下側支持枠21との間に、横断面形状が略C型の 略C型流路形成柱体22と、横断面形状が略H型の略H型流路形成柱体23とを立設 して構成している。
【0019】 上側支持枠20は、図2に示すように、前壁部20a と、後壁部20b と、両壁部20 a,20b の下端間に架設した底部20c とを一体成形して、内部にビス頭部収納用の 凹部空間30を形成している。31はビスである。
【0020】 下側支持枠21は、図2に示すように、前壁部21a と、後壁部21b と、両壁部21 a,21b の上端間に架設した天井壁部21c と、同天井壁部21c の前端縁より前方へ 伸延させた水切り部21d とを一体成形しており、天井壁部21c と水切り部21d と は面一状にて前方へ下り傾斜状に形成している。33は雨水等排水用空間である。
【0021】 しかも、かかる下側支持枠21には、図2に示すように、浸入雨水等を収集して 外部へ排出する雨水等排出部32を設けており、同雨水等排出部32は、天井壁部21 c に、図3にも示すように、後述する連通流路25,26 の折返し部に位置させて雨 水等収集孔34を形成すると共に、前壁部21a の下端部に雨水等排出孔35を形成し 、同雨水等排出孔33に符合させて下側枠形成部15の突出壁15a に排水孔36を形成 している。
【0022】 略C型流路形成柱体22は、図2及び図3に示すように、上下方向に伸延する断 面コ字状の柱本体22a と、同柱本体22a の前後端縁より相互に対向方向に伸延さ せて形成した折返し部形成片22b,22c と、柱本体22a の内側隅部に形成したビス 止め部22d とを一体成形している。
【0023】 略H型流路形成柱体23は、図2及び図3に示すように、上下方向に伸延する板 状の柱本体23a と、同柱本体23a の左右側端より前後方向にそれぞれ伸延させて 形成した折返し部形成片23b,23b,23c,23c と、柱本体23a の前面中央部に上下方 向に伸延させて形成した左右分流用突片23d と、柱本体23a の左右側端部に形成 したビス止め部23e とを一体成形している。
【0024】 左右一対の略C型流路形成柱体22,22 間に、略H型流路形成柱体23を左右側部 がそれぞれ略C型流路形成柱体22,22 内に位置するように配置して、一組の流路 形成ユニット24を形成し、複数組の流路形成ユニット24を左右幅方向に連続的に 形成している。
【0025】 このようにして、流路形成ユニット24内には、図3に示すように、左右一対の 連通流路25,26 を形成すると共に、各連通流路25,26 には、それぞれ四個所の折 返し部25a,25b,25c,25d,26a,26b,26c,26d を形成して、外気を蛇行させながら案 内することができるようにしている。
【0026】 従って、前側羽根体11,11 間に形成した前側外気流入口18を通して流入した外 気は、上記連通流路25,26 内を蛇行しながら流入して、後側横羽根体12,12 間に 形成した後側外気流入口19を通して室内に流入することになり、この際、外気と 共に浸入した雨水等は各折返し部にて略C型流路形成柱体22又は略H型流路形成 柱体23の側壁に当ると共に、各側壁をつたって流下し、下側支持枠21の天井壁部 21c に形成した雨水等収集孔34に収集され、雨水等排出空間33→雨水等排出孔35 →排水孔36を通して外部へ排水される。
【0027】 また、浸入雨水等は、下側支持枠21の天井壁部21c から水切り部21d をつたっ て前側外気流入口18からも外部に排出される。
【0028】 また、本実施例に係るがらりAは、構成部材である周縁支持枠体10と、前側横 羽根体11と後側横羽根体12と連通流路形成体13とを各ビス止め部を介してビスに より簡単に組立てることができるようにしている。
【0029】 図4及び図5は、第2実施例としてのがらりAの構造を示しており、同がらり Aは、前記第1実施例と基本構成を同じくしているが、略C型流路形成柱体22の 後側の折返し部形成片22c を、前側の折返し形成片22b の略半分の前後幅に形成 すると共に、略H型流路形成柱体23の後側の折返し部形成片23c,23c を形成する ことなく、横断面形状が略門型の略門型流路形成柱体40を配設している。40a は 柱本体、40b は折返し部形成片、40c はビス止め部、40d は左右分流用突片であ る。
【0030】 このようにして、連通流路形成体13の前後幅を可及的に小さく設計して、がら りAの全体的な前後幅を短幅化することができるようにしている。
【0031】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が得られる。
【0032】 すなわち、本考案では、前側横羽根体と後側横羽根体との間に雨水等浸入防止 用の連通流路形成体を介設しているために、同連通流路形成体を通して外気は室 内に取込むことができるが、雨水等の室内への浸入は防止することができる。
【0033】 そして、連通流路形成体内に、上下方向に隣接する前側横羽根体間に形成され る前側外気流入口と、上下方向に隣接する後側横羽根体間に形成される後側外気 流入口とを連通する連通流路を形成し、同連通流路の中途部に複数の前後方向へ の折返し部を形成した場合には、各折返し部にて浸入した雨水等が受止められて 、同雨水等が後側外気流入口を通して室内に浸入するのを確実に防止することが できる。
【0034】 さらに、連通流路形成体の底部に浸入雨水等を収集して外部へ排出する雨水等 排出部を設けた場合には、同雨水等排出部より雨水等を確実に外部へ排出して、 この点からも室内に雨水等が浸入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るがらりの取付状態の正面説明図。
【図2】図1のI-I 線断面図。
【図3】図1の一部断面平面図。
【図4】第2実施例としてのがらりの断面側面図。
【図5】同がらりの一部断面平面図。
【符号の説明】
A がらり W 壁部 1 換気口 10 周縁支持枠体 11 前側横羽根体 12 後側横羽根体 13 連通流路形成体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部に形成した換気口に取付けて、換気
    が行なえるようにしたがらり構造であって、 換気口中に嵌合させて取付け可能とした周縁支持枠体
    と、同周縁支持枠体の前側部に上下方向に間隔を開けて
    横架した複数個の前側横羽根体と、同周縁支持枠体の後
    側部に上下方向に間隔を開けて横架した複数個の後側横
    羽根体と、前側横羽根体と後側横羽根体との間に介設し
    た雨水等浸入防止用の連通流路形成体とを具備するがら
    り構造。
  2. 【請求項2】 連通流路形成体内に、上下方向に隣接す
    る前側横羽根体間に形成される前側外気流入口と、上下
    方向に隣接する後側横羽根体間に形成される後側外気流
    入口とを連通する連通流路を形成し、同連通流路の中途
    部に複数の前後方向への折返し部を形成したことを特徴
    とする請求項1記載のがらり構造。
  3. 【請求項3】 連通流路形成体の底部に、浸入雨水等を
    収集して外部へ排出する雨水等排出部を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のがらり構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321847A (en) * 1976-08-12 1978-02-28 Shigeo Kasahara Noiseemuffled ventilation hole
JPH0227408U (ja) * 1988-08-11 1990-02-22

Patent Citations (2)

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JPH0227408U (ja) * 1988-08-11 1990-02-22

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