JPH068753Y2 - バックシート内装用のシート袋 - Google Patents

バックシート内装用のシート袋

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Publication number
JPH068753Y2
JPH068753Y2 JP1986201230U JP20123086U JPH068753Y2 JP H068753 Y2 JPH068753 Y2 JP H068753Y2 JP 1986201230 U JP1986201230 U JP 1986201230U JP 20123086 U JP20123086 U JP 20123086U JP H068753 Y2 JPH068753 Y2 JP H068753Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
bag
chamber
chamber part
base sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986201230U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63103450U (ja
Inventor
雄児 上村
能典 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Filing date
Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ランバーサポート、サイサポートなどの機能
を持つ車両用シート等のバックシートに内装されるシー
ト袋に関する。
【従来の技術】
上述のようなバックシートに内装されるシート袋に関し
ては、従来、実開昭57−188556号公報や、第6
図に示すものが知られている。前者は、車両用シートの
バックシート内に弾力のある円柱状エアチャンバを上下
三段に配置してランバーサポートとしたものである。ま
た後者はバックシート1内に弾力のある半円柱状のエア
チャンバ2,3を上下二段に配置してランバーサポート
としたものである。
【考案が解決しようとする問題】
ところで、これらの従来例では、円柱状または半円柱状
のエアチャンバを上下方向に並べて配置する関係から、
着座した人の腰のあたる表面側に凹凸ができ、感触が悪
く、またサポート性も悪いという問題があった。 なお、バックシートに内装されるエアーバックについ
て、バック本体の膨脹時に本体表面に形成される段差や
凹みを無くして表面を平坦面とすることによりサポート
面の違和感の生じないエアーバックを提供することを目
的とした先行技術も、例えば実開昭61−192757
号公報により提案されている。 上述の先行技術の場合、エアバック本体内部の表面と裏
面との対向面間に内部を区画する複数の仕切部材が介在
された構成になっていることから、着座者がシート表面
に凭れ係って表面を圧迫する際、内部の仕切部材が圧迫
方向に対して座屈現象を起すことよりシート表面のクッ
ション性が各部一様でなくなり、着座者に対するクッシ
ョン感触が良くなかった。 本考案は、上述したバックシートに内装されるエアーバ
ックのシート袋について、シート表面の接触感触やクッ
ション感触が良く着座者に違和感を生じさせないシート
袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的のため本考案によるシート袋は、基体となるベ
ースシートに対して周辺部を気密に固着した第1チャン
バー部と第2チャンバー部とより構成され、第1チャン
バー部は、ベースシートの上半分に対応して所要の巾を
有し且つ表面が上下方向へ向って扁平のカマボコ形を形
成するように膨脹する袋体となし、また、第2チャンバ
ー部は、上記カマボコ形に膨脹する第1チャンバー部の
表面中央頂部に上端が固定され、下端部が第1チャンバ
ー部の下半分にオーバラップしてベースシートの下半分
に延び且つ表面が第1チャンバー部と共働して上下方向
に幅広のカマボコ形を形成するように膨脹する袋体に構
成され、これら第1チャンバー部および第2チャンバー
部の袋体にそれぞれチューブを介してエアポンプを接続
してなることを特徴とする。
【作用】
このような構成によると、シート袋を構成する第1チャ
ンバー部および第2チャンバー部は、その第2チャンバ
ー部の上端がカマボコ形に膨脹する第1チャンバー部の
中央頂部に固定されて両チャンバー部の袋体が膨脹時
に、互いに共働して上下方向に幅広のカマボコ形を形成
するように膨脹する構成であるから、両チャンバー部の
表面には段差が発生せず全体が滑らかな一体感をもつ平
坦な曲面になることで着座者に対して接触の感触が良く
なる。 また着座者がシート袋の表面に凭れ掛って第1チャンバ
ー部および第2チャンバー部の表面を圧迫する際、両チ
ャンバー部には袋体の表面と裏面との間に圧迫方向に対
して座屈を起すような仕切部材が介在しない構成となる
から、シート表面は全体が一様のクッション性を発揮
し、着座者に対してクッション感触も、感触が良くな
る。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体的に説明
する。 第1図に示す車両用のシートにおいて、バックシート1
内には、シート袋4が内装配置されている。このシート
袋4は、上下方向に沿ってカマボコ形に膨脹する第1チ
ャンバー部4aと、これに連続して幅広の扁平なカマボコ
形に膨脹する第2チャンバー部4bとが上下二段に配置さ
れてなり、このようなシート袋4は円弧面4cをバックシ
ート1の表面側に向けている。そして各第1,第2のチ
ャンバー部4a,4bにはチューブ5を介して手動式エアポ
ンプ6が連通接続され、チャンバ内のエア圧力を任意に
調整できるようになっている。 ここで上記シート袋4は、例えばウレタンシートのよう
な可撓性シートを素材とする袋体7で構成されて弾力が
ある。この袋体7は第2図,第3図に示すようにベース
シート7aの略上半分に対応してカマボコ形に膨脹する
第1カバー7bが周辺部を気密にベースシート7aに接着し
て上述の第1チャンバー4aが形成され、また、断面略扇
形をした第2カバー7cがベースシート7aの下半分に対応
して気密に接着することにより第2チャンバー4bが形成
される。この場合、第2カバー7cはその上端辺が、カマ
ボコ形に膨脹する第1カバー7bの表面中央頂部に接着さ
れ、下端部が第1カバー7bの下半部にオーバラップし
て下方に延びており、こうして形成された袋体7の断面
構造は第4図,第5図に示すように第1,第2チャンバ
ー部4a,4bが共働して幅広の扁平なカマボコ形に膨脹さ
れる。 以上の構成では、エアポンプ6で第1,第2のチャンバ
ー4a,4b内にエアを注入することにより、幅広の扁平な
カマボコ形をなすシート袋4がランバーサポートとして
バックシート1内に形成される。そして、このようなシ
ート袋4は、シートに腰かけた人の腰に段差なく密着し
て弾性的に支持する。 なお前記実施例では、シート袋4をランバーサポートと
して用いたが、大きさや配置を適宜変更してサイサポー
ト、サイドサポート用としてもよい。
【考案の効果】
以上に説明した本考案によるシート袋4によれば、シー
ト袋4を構成する第1チャンバー部4aおよび第2チャン
バー部4bは、第2チャンバー部4bの上端がカマボコ形に
膨脹する第1チャンバー部4aの中央頂部に固定されて両
チャンバー部4a,4bを構成するカバーが、互いに共働し
て上下方向に幅広のカマボコ形を形成するように膨脹す
る構成であるから、両チャンバー部4a,4bの表面には段
差が発生せず全体が滑らかな一体感をもつ平坦な曲面に
なることで、着座者に対して接触の感触が良くなる。 また着座者がシート袋4の表面に凭れ掛って第1チャン
バー部4aおよび第2チャンバー部4bの表面を圧迫する
際、両チャンバー部4a,4bにはカバーの表面と裏面(ベ
ースシート)との間に、圧迫方向に対して座屈を起すよ
うな仕切部材が介在しない構成となるから、シート表面
は全体が一様のクッシヨン性を発揮し着座者に対してク
ッション感触も、感触が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す車両用シートの斜視
図、第2図はシート袋の分解斜視図、第3図はシート袋
の斜視図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は
第3図のV−V線断面図、第6図は従来例の一例を示す
車両用シートの斜視図である。 1……バックシート、4……シート袋、4a……第1チャ
ンバー部、4b……第2チャンバー部、4c……円弧面、5
……チューブ、6……手動式エアポンプ、7……袋体、
7a……ベースシート、7b……第1カバー、7c……第2カ
バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックシートに内装して設けられ、空気圧
    の調整によりランバーサポート,サイサポート等の調整
    機能をもつシート袋において、 上記シート袋は、基体となるベースシートに対して周辺
    部を気密に固着した第1チャンバー部と第2チャンバー
    部とより構成され、 第1チャンバー部は、ベースシートの上半分に対応して
    所要の巾を有し且つ表面が上下方向へ向かって扁平のカ
    マボコ形を形成するように膨脹する袋体となし、 第2チャンバー部は、上記カマボコ形に膨脹する第1チ
    ャンバー部の表面中央頂部に上端が固定され、下端部が
    第1チャンバー部の下半部にオーバラップしてベースシ
    ートの下半分に延び且つ表面が第1チャンバー部と共働
    して上下方向に幅広のカマボコ形を形成するように膨脹
    する袋体に構成され、 上記第1チャンバー部および第2チャンバー部の袋体に
    それぞれチューブを介してエアポンプを接続してなるこ
    とを特徴とするバックシート内装用のシート袋。
JP1986201230U 1986-12-24 1986-12-24 バックシート内装用のシート袋 Expired - Lifetime JPH068753Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986201230U JPH068753Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 バックシート内装用のシート袋

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63103450U JPS63103450U (ja) 1988-07-05
JPH068753Y2 true JPH068753Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31164489

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986201230U Expired - Lifetime JPH068753Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 バックシート内装用のシート袋

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JP (1) JPH068753Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225334Y2 (ja) * 1985-05-23 1990-07-12

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JPS63103450U (ja) 1988-07-05

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