JPH068734U - 補機駆動装置 - Google Patents

補機駆動装置

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JPH068734U
JPH068734U JP4838692U JP4838692U JPH068734U JP H068734 U JPH068734 U JP H068734U JP 4838692 U JP4838692 U JP 4838692U JP 4838692 U JP4838692 U JP 4838692U JP H068734 U JPH068734 U JP H068734U
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JP
Japan
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belt
speed increasing
pulley
increasing mechanism
engine
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Pending
Application number
JP4838692U
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English (en)
Inventor
修 高山
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの滑りが少なく整備性に優れると共に
配置スペースが小さくエンジン回りのレイアウトを大幅
に楽にできる補機駆動装置の提供を目的とする。 【構成】 この考案の補機駆動装置は、エンジンのクラ
ンクシャフト(21)と同軸に連結されその入力回転を
増速するプラネタリーギヤ式の増速機構(1)と、増速
機構(1)と補機とを連結するベルト式無段変速機
(5)とを備え、増速機構(1)はオイルポンプ(3)
を構成すると共にベルト式無段変速機(5)の駆動側変
速プーリ(7)と同軸に配置されていることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の補機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公開実用平成4−148031号公報に図4のような「エンジンの補機駆動装 置」が記載されている。この装置において、エンジンのクランクシャフト201 にはベルト式無段変速機203の駆動側変速プーリ205が取付けられており、 従動側の変速プーリ207はベルト伝動機構209の一方の伝動プーリ211と 同軸に連結され、他方の伝動プーリ213は過給機215に連結されている。な お、ベルト伝動機構209は伝動プーリ211と伝動プーリ213のプーリピッ チ径の差になる増速を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ベルト伝動機構209はベルト式無段変速機203と異ってベルトに張力を与 える機能がないから、それだけベルトの滑りが多く、補機の回転数が変動し性能 が低下する。これを防ぐにはテンションプーリが必要であり、それだけ部品点数 が増す。又、変速プーリ207と伝動プーリ211とが並設をされており、それ だけ整備性が悪い上に大きな配置スペースが必要であり、オイルポンプを含めて 多数の補機類からプーリが配置されるエンジン217周辺のレイアウトを困難に する。
【0004】 そこで、この考案は、テンションプーリが不要で、ベルトの滑りが少なく、整 備性が良い上に配置スペースが小さくエンジン回りのレイアウトを楽にする補機 駆動装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の補機駆動装置は、エンジンのクランクシャフトと同軸に連結されそ の入力回転を増速するプラネタリーギヤ式の増速機構と、この増速機構と補機を 連結するベルト式無段変速機とを備え、前記増速機構はオイルポンプを構成する と共にベルト式無段変速機の駆動側変速プーリと同軸に配置されていることを特 徴とする。
【0006】
【作用】
従来例と異って、ベルト伝動機構を用いないからベルトの滑りが極めて小さく 補機の性能が安定する。又、テンションプーリが不要であるからそれだけ部品点 数を低減できる。又、増速機構によりベルト伝動機構の増速比以上の増速が行え る。更に、ベルト伝動機構を省いただけの空きスペースが生じる。又、伝動プー リがないからこれと並設されることによる変速プーリの整備性の悪さが解消され る。更に、増速機構はオイルポンプを兼ねており、従来オイルポンプとそのプー リとベルトが配置されていたスペースが空きスペースになるから、ベルト伝動機 構の空きスペースと合わせてエンジンまわりの補機類のレイアウトが非常に楽に なる。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3により一実施例の説明をする。図1はこの実施例の要部を示し 、図3は実施例及びこれを組付けたエンジンを示す。このエンジンは縦置きに配 置され図1の右方はエンジンと車両の前方である。なお、附号を与えていない部 材等は図示されていない。
【0008】 各図に示すように、この実施例はプラネタリーギヤ式の増速機構1と、オイル ポンプ3と、ベルト式無段変速機5とを備えている。ベルト式無段変速機5は図 図3のようにドライブプーリ7(駆動側変速プーリ)とドリブンプーリ9とこれ らを連結するベルト11とを備えている。図3のように、ドリブンプーリ9はエ ンジン13に組付けられた過給機15(補機)に連結されている。
【0009】 図1のように、エンジン13の前部にはケーシング17がボルトで固定されて いる。増速機構1はこのケーシング17の内部に配置されている。そのインター ナルギヤ19はクランクシャフト21の前端に螺着されナット23でロックされ ており、ピニオンギヤ25はベアリング27によりケーシング17に支承されて いる。図2のようにピニオンギヤ25は周方向等距離に2個配置されている。又 、サンギヤ29はベアリング31によりケーシング17に支承されている。イン ターナルギヤ19とケーシング17との間にはシール33が配置されている。ク ランクシャフト21の回転はインターナルギヤ19からピニオンギヤ25とサン ギヤ29とを介して増速される。
【0010】 図2のように増速機構1とケーシング17とによりオイルポンプ3が構成され ている。ケーシング17には吸込み油路35と吐出油路37とが設けられている 。吸込み油路35はパイプを介してオイル源に接続され、吐出油路37はパイプ を介してオイルの消費側に接続されている。又、インターナルギヤ19とピニオ ンギヤ25とサンギヤ29との間に形成されたスペースはケーシング17の壁部 39により8個の隔室41,41,41,41,43,43,43,43に区画 されている。吸込み油路35は各流入油路45を介してそれぞれ隔室41に連通 し、吐出油路37は各流出油路47を介してそれぞれ隔室43に連通している。
【0011】 各ギヤ19,25,29がそれぞれ図2の矢印の方向に回転すると隔室41が 低圧側になり隔室43が高圧側となって、オイルが吸込み油路35を介してオイ ル源から吸込まれ吐出油路37を介してオイル消費側に吐出される。
【0012】 サンギヤ29はケーシング17を貫通したボルト状の軸49の後端に螺着され ている。軸49には固定フランジ51と一体の中空軸53が螺着されており、中 空軸53とケーシング17との間にはブッシュ55が配置されている。中空軸5 3の後端部には伝動プーリ57が固着されている。この伝動プーリ57には3本 のベルト溝59,61,63が設けられており、ベルト溝59,61が形成され た円筒部65は増速機構1とオイルポンプ3とを内側に収納している。ベルト溝 59にはベルト67が装着され、図3のようにこのベルト67を介して伝動プー リ69,71に連結されて他の補機類を回転駆動する。他のベルト溝61,63 を同様にベルトを介して他の補機の駆動に用いられる。
【0013】 伝動プーリ57と固定フランジ51との間には中空軸53の外周に軸方向移動 自在に嵌合した可動フランジ73が配置されている。各フランジ51,73の間 にはベルト11が装着されている。伝動プーリ57と可動フランジ73との間に は可動フランジ73を固定フランジ51側に押圧してベルト11に張力を与える と共に、ドライブプーリピッチ径を大きくしてベルト式無段変速機5の増速比を 上げる皿ばね75が配置されている。こうして、ドライブプーリ7は増速機構1 と同軸で連結されている。
【0014】 又、ドリブンプーリ9には、回転数が上昇するとそのプーリピッチ径を大きく し増速比を下げる遠心コロが配置されている。この遠心コロとドライブプーリ7 の皿ばね75とにより、エンジン回転数が上昇するとベルト式無段変速機5の増 速比が下げられて、過給機はほぼ一定の回転数で駆動され加圧した吸気をエンジ ン13に供給する。
【0015】 このように、実施例の補機駆動装置は、従来例と異って過給機15に駆動力を 伝達するためのベルト伝動機構を用いないから、それだけベルトの滑りが少なく 過給機15の回転及び性能が安定すると共に、テンションプーリが不用でありそ の分の部品点数が低減する。又、過給機15用の伝動プーリがないからこれと並 設されることによるドライブプーリの整備性の悪さが生じない。又、この伝動プ ーリの配置個所に増速機構1とオイルポンプ3に加えて他の補機用の伝動プーリ 57が配置できるからスペースを有効に利用できる。又、増速機構3により従来 のベルト伝動機構以上の増速比が得られるから、それだけベルト式無段変速機5 の増速比を下げて負担を軽減することができる。又、増速機構1はオイルポンプ 3を兼ねており、従来オイルポンプやそのプーリなどを配置していたスペースが 空く。
【0016】 これに加えて、ベルト伝動機構を省いたことにより大きな空きスペースが生じ エジン回りの補機類、プーリ、ベルトなどのレイアウトが大幅に楽になる。
【0017】
【考案の効果】
この考案の補機駆動装置は、補機を駆動するベルト式無段変速機構の駆動側変 速プーリをプラネタリーギヤ式の増速機構を介してエンジンのクランクシヤフト に同軸に連結してベルト伝動機構を省いた。従って、テンションプーリが不要に なって部品点数が低減すると共にベルトの滑りが大幅に低減されて補機の性能が 安定し、駆動側変速プーリの整備性が向上する。更に、ベルト伝動機構を省いた ことと、増速機構がオイルポンプを兼ねていることから配置スペースの大幅な節 約が可能になり、エンジン回りのレイアウトがそれだけ楽になる。又、増速機構 を設けたことによりベルト式無段変速機構の負担が軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】この実施例とエンジンとを示す概略図である。
【図4】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 増速機構 3 オイルポンプ 5 ベルト式無段変速機 7 ドライブプーリ(駆動側変速プーリ) 13 エンジン 15 過給機(補機) 21 クランクシャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクシャフトと同軸に連
    結されその入力回転を増速するプラネタリーギヤ式の増
    速機構と、この増速機構と補機を連結するベルト式無段
    変速機とを備え、前記増速機構はオイルポンプを構成す
    ると共にベルト式無段変速機の駆動側変速プーリと同軸
    に配置されていることを特徴とする補機駆動装置。
JP4838692U 1992-07-10 1992-07-10 補機駆動装置 Pending JPH068734U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4838692U JPH068734U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 補機駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4838692U JPH068734U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 補機駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068734U true JPH068734U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12801869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4838692U Pending JPH068734U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 補機駆動装置

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