JPH0687140A - 長大なローラ及びその製造装置 - Google Patents

長大なローラ及びその製造装置

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JPH0687140A
JPH0687140A JP3162117A JP16211791A JPH0687140A JP H0687140 A JPH0687140 A JP H0687140A JP 3162117 A JP3162117 A JP 3162117A JP 16211791 A JP16211791 A JP 16211791A JP H0687140 A JPH0687140 A JP H0687140A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 寸法精度がよく、後加工を要せず、離型性が
よく、長尺ローラの機能をもつローラ及びその製造方法
を提供する。 【構成】 樹脂成形で円柱61内の所定箇所が肉抜きさ
れ、円柱61内に形成されたリブ63に連結されて円柱
61の軸線上に、円柱61の両端から突出する軸64が
設けられ、円柱61の外周に、軸64及びリブ63部分
を残して環状切欠溝が円柱61の軸線方向複数箇所に形
成されてなる。また、段付き円孔状のキャビティが形成
されるように2分割されたスライドコア型板と、中心孔
が形成されキャビティの軸線方向両側よりキャビティ内
に移動自在に挿入されて付き合わせられ、円筒部外周が
キャビティの小径部内面に当接させられた固定側コアピ
ン及び可動側コアピンと、可動側コアピンの中心孔に挿
入されたエジェクタピンとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリあるいは
複写機等に用いられる長大なローラ及びその製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリあるいは複写機等の
紙送りローラ等、長さ/直径の大きいローラには図15
ないし図22に示すようなローラ部が用いられてきた。
これらのローラ部は金型を用いて射出成型により成形さ
れたものである。図15,16に示すローラ部1は、円
筒(軸無し)に別体の軸が挿入されてローラとされるも
ので、円筒の肉厚部分に肉抜きがないものである。図1
7,18に示すローラ部2は、図15,16の軸無し円
筒形のものにおいて、肉厚部の円周方向4等分箇所を肉
抜きして、外筒3と内筒4とがリブ5により連結された
二重筒形に成形されたものであり、別体の軸が挿入され
てローラとされるものである。図19,20に示すロー
ラ部6は、円柱の両端にこの円柱の軸線上に位置して軸
7が設けられた形状に成形されたもので円柱に肉抜きが
なく軸付きのものである。図21,22に示すローラ部
8は、円柱の円周方向4等分箇所を肉抜きして、円筒9
の軸線上に軸10がリブ11により連結され、この軸1
0が円筒9の両端から突出させられた形状に成形された
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の図1
5ないし図22に示すローラ部はそれぞれ下記のような
問題点を有していた。図15,16に示すローラ部1は
次のような問題を有している。 1)肉厚が厚い場合、成形上ひけが生じ、ローラの真円
度,外周の平行度の精度が不十分(断面楕円形,テーパ
ローラ状となる等)となり、その結果、外周仕上げ加工
等の後加工が必要である。 2)その対策として肉厚を薄くしようとする場合、射出
用ゲートを設ける位置が限られ、また、射出樹脂まわり
が悪くなるため外周部の肉厚が薄くてもひけが生じやす
く、前記1)と同様な結果となる。このため、ローラの
肉薄化が困難である。また、中子型(ピン)が少しでも
たわむと薄い均一な肉厚化は難しくなる。 3)金型からの成形品の離型が困難である。特に、円筒
形成のための中子型(ピン)は成形品が短小であればよ
いが長大となると、離型のために抜きテーパ度を高くし
なければならず、その結果平行精度が不十分で外周の平
行精度にも影響し、外周の仕上げ加工を要する。
【0004】図17,18に示すローラ部2は、次のよ
うな問題を有している。 1)ひけは少なくなるが、中子抜きが増加し、成形品と
中子型(ピン)との接触面積が増加するので、抜きテー
パ度を高くしないと離型が悪くなる。その結果テーパ度
を上げるので、成形品の肉厚が不均一となるためひけが
発生し寸法精度が不十分となる。 2)ローラ部が短小であればよいが長大となると、中子
型(ピン)の自由端がたわみ、その結果、成形品の肉厚
の不均一が生じ、かつ離型が困難となり、さらに上記た
わみの繰返しに基づく金型の耐久性が低くなる。
【0005】図19,20に示すローラ部6は、次のよ
うな問題を有している。 1)厚肉であるためひけが大きく、寸法精度不十分とな
る。 2)したがって外周仕上げ加工等の後加工を要する。
【0006】図21,22に示すローラ部8は、前記図
17,18に示すローラ部2と同様であり、 1)ひけは少なくなるが、中子抜きが増加し、成形品と
中子型(ピン)との接触面積が増加するので、抜きテー
パ度を高くしないと離型が悪くなる。その結果テーパ度
を上げるので、成形品の肉厚が不均一となるためひけが
発生し寸法精度が不十分となる。 2)ローラ部が短小であればよいが長大となると、中子
型(ピン)の自由端が射出樹脂圧によりたわみやすく、
その結果、成形品の肉厚の不均一が生じ、かつ離型が困
難となり、さらに上記たわみの繰返しにより金型の耐久
性が低くなる。 なお、前記図15〜図22に示す形状のいずれであって
も長大なローラを成形するには離型性が非常に悪くな
り、また成形品のひけが大きくなるため、寸法精度も著
しく悪化し、後加工量も増大し、長大なローラの成形に
おいては問題が大であるという事情があった。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、寸法精度がよく、後加工を必要とせず、成形時の離
型性がよく、長大なローラの機能を有するローラ及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。なお、本発明
における長大なローラとはL(長さ)/D(直径)が5
〜10、Dが5以上程度の、直径に比し長尺のローラを
指す。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成させるために第1の発明においては、樹脂材料により
成形されて円柱の円周方向複数等分箇所が該円柱内にお
いて該円柱の全長にわたり肉抜きされ、該肉抜きにより
前記円柱内に形成されたリブに連結されて前記円柱の軸
線上に、前記円柱の両端からそれぞれ突出する断面円形
の軸が設けられ、前記円柱の外周に、該円柱の軸線方向
と直交し前記軸及びリブ部分を残した環状の切欠溝が前
記円柱の軸線方向に間隔をおいて複数形成されてなるこ
とを特徴とするローラとしている。また、第2の発明に
おいては、射出成形機の固定盤と該固定盤に対し進退自
在に設けられた可動盤との間に取り付けられた金型内に
樹脂材料を射出し、該金型により長大なローラを成形す
る長大なローラの製造装置において、型合せされた状態
で、同軸状の複数の大径部と小径部とからなる段付き円
孔状のキャビティが形成さるように前記円孔の中心を通
る平面位置で2分割されたスライドコア型板と、円筒部
を有しかつ中心孔が形成され前記キャビティ内に前記円
筒部が挿入されて前記キャビティの軸線方向の両側に、
該キャビティの軸線上に位置して該軸線方向に移動自在
に設けられ、前記キャビティ内に挿入されて互いに付き
合せられた円筒部の外周が前記キャビティの小径部内面
に当接させられた固定側コアピン及び可動側コアピン
と、前記固定側コアピンの中心孔に連通された樹脂注入
口と、前記可動側コアピンの中心孔に摺動自在に挿入さ
れたエジェクタピンとからなる構成としている。
【0009】
【作用】前記第1の発明の構成によれば、成形品のひけ
を大幅に減少させ、ひけのために要する後加工の省略を
可能とし、かつ、長大なローラの製造を可能とする。ま
た、第2の発明の構成によれば、スライドコア型板の分
割離型が可能となり、スライドコア型板のキャビティ内
に固定側コアピン,可動側コアピンを挿入すると、キャ
ビティの小径部の内面に固定側コアピン,可動側コアピ
ンの外周面が当接し、コアピン内方から射出される樹脂
圧によるコアピンの外方へのたわみが防止される。即
ち、スライドコア型板により固定側コアピン及び可動側
コアピンを所定位置に保持する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図10
に基づいて説明する。図4は、射出成形機の固定盤とこ
の固定盤に対し進退自在に設けられた可動盤との間に取
り付けられる金型の断面図であり、本実施例において
は、この金型内に樹脂材料を、射出成形機の加熱筒に設
けられたノズル(図示せず)より射出し前記金型により
ファクシミリー等の紙送りローラを成形するようにされ
ている。図4中、21は射出成形機の固定盤(図示せ
ず)に固定して取り付けられる固定側取付板であり、2
2は射出成形機の可動盤に取り付けられる可動側取付板
であり、これら固定側取付板21と可動側取付板22と
の間には、固定側取付板21側から順次ランナストリッ
パプレート23,固定側型板24,スライドコア型板2
5,ストリッパプレート26,コア側型板27,受け板
28,スペーサブロック29が互いに隣接して設けられ
ている。
【0011】スライドコア型板25は、型合せされた状
態で、同軸状の複数の大径部31と小径部32とからな
る段付き円孔状のキャビティ33が形成さるように前記
段付き円孔の中心を通る平面位置で2分割されている。
従って、分割された各スライドコア型板半体25a,2
5bには、それぞれ断面半円形の段付き凹部が形成され
た形状とされている。
【0012】一方、固定側型板24には固定側コアピン
34が組込まれている。この固定側コアピン34は、図
7,図8に示すように、大径部35,中径部36,小径
部(円筒部)37からなる段付きの円柱であって、この
円柱の中心には、中径部36の長さ方向の中央から小径
部の先端まで延びて開口する孔38と、この孔38と同
軸状に大径部35及び中径部36の中心に形成され孔3
8に連通するゲート孔39とからなる中心孔40が形成
され、小径部37には、この小径部37の全長にわた
り、小径部37の円周方向4等分位置に孔38に連通す
る溝孔41が形成されたものである。このように形成さ
れた固定側コアピン34は、前記キャビティ33内に小
径部37が挿入された状態でキャビティ33の軸線と同
一軸線上に位置するように固定側型板24に固定状態に
組込まれている。なお、ゲート孔39は固定側型板2
4,ランナストリッパプレート23,固定側取付板21
に形成されたスプル孔と同一軸線上に位置するようにな
されている。また、固定側コアピン34はキャビティ3
3内に小径部37が挿入されたとき、この小径部37の
外周面がキャビティ33の小径部32の内面に当接(面
接触)するようになされている。従って、このときには
スライドコア型板25により固定側コアピン34が抱持
されるのでこの固定側コアピン34がぐらつくことはな
い。
【0013】他方、可動側型板27には可動側コアピン
42が組込まれている。この可動側コアピン42は、図
9,図10に示すように、大径部43,中径部44,テ
ーパ部45,小径部(円筒部)46からなる段付きの円
柱であって、この円柱の中心には、テーパ部45の長さ
方向の中央から小径部46の先端まで延びて開口する孔
47と、この孔47と同軸状にテーパ部45中径部44
及び大径部43の中心に形成され孔47に連通するピン
孔48とからなる中心孔49が形成され、小径部46に
は、この小径部46の全長にわたり、小径部46の円周
方向4等分位置に、孔47に連通する溝孔50が形成さ
れたものである。
【0014】このように形成された可動側コアピン42
は、前記キャビティ33内に小径部46が挿入された状
態でキャビティ33の軸線と同一軸線上に位置するよう
に可動側型板27に固定状態に組込まれている。また、
可動側コアピン42は、キャビティ33内に小径部46
が挿入されたとき、この小径部46の外周面がキャビテ
ィ33の小径部32の内面に当接(面接触)するように
なされている。従って、このときにはスライドコア型板
25により可動側コアピン42が抱持されるのでこの可
動側コアピン42がぐらつくことはない。そしてキャビ
ティ33内に挿入された可動側コアピン42の小径部4
6の先端面は、キャビティ33内に挿入された固定側コ
アピン34の先端面に正確に同軸に位置して密接するよ
うになされている。
【0015】また、スペーサブロック29の内側には、
可動側取付板22側に位置してエジェクタプレート5
1,52がキャビティ33の軸線方向に移動自在に設け
られている。エジェクタプレート51にはエジェクタピ
ン53が組込まれている。このエジェクタピン53は、
基体54とこの基体54に固定されエジェクタプレート
51から突出しさらに受け板28を貫通して可動側コア
ピン42のピン孔48に挿入されたピン55とからなっ
ている。このピン55の先端は、エジェクタピン53が
可動側取付板22に最も近接したとき可動側コアピン4
2の孔47のエジェクタピン53側端部と一致するよう
になされている。なお、前記ランナストリッパプレート
23,固定側型板24,スライドコア型板25,ストリ
ッパプレート26,可動側型板27,受け板28,エジ
ェクタプレート51,52等は、図示しない周知のエジ
ェクタプレートガイドピン,リターンピン,スライドコ
ア型板締付けピン,固定側型板ガイドピン,スライドコ
アサポートピン等を介して支持あるいは作動されるよう
になっている。
【0016】しかして、前記のように構成された金型に
より射出成形する場合には、射出成形機の固定盤に固定
側取付板21が取り付けられ、射出成形機の可動盤に可
動側取付板22が取り付けられかつ型締めされた図4に
示す金型状態において、射出成形機の加熱筒のノズルよ
り樹脂を射出すると、スプル孔(図示せず),ゲート孔
39を通り、固定側コアピン34の孔38に流入し、キ
ャビティ33,固定側コアピン34の孔38,可動側コ
アピン42の孔47内に充満しその後固化し成形され
る。この成形後においては、スライドコア型板25から
固定側コアピン34,可動側コアピン42を抜取り、ス
ライドコア型板半体25aとスライドコア型板半体25
bとを互いに離型し、スライドコア型板25から成形品
を取り出す。
【0017】前記射出成形により成形された成形品は、
図1ないし図3に示すように、円柱61の円周方向複数
等分箇所がこの円柱61内においてこの円柱61の全長
にわたり肉抜き(図2及び図3に示された扇形部分6
2)され、この肉抜きにより前記円柱61内に形成され
たリブ63に連結されて円柱61の軸線上に、円柱61
の両端からそれぞれ突出する断面円形の一連の軸64が
設けられ、円柱61の外周に、この円柱61の軸線方向
と直交し軸64及びリブ63部分を残した環状の切欠溝
65が円柱61の軸線方向に間隔をおいて複数形成され
た形状となる。即ち、この成形品は、丸棒状の軸64と
同軸状に間隔をおいて設けられた複数の円筒66が、こ
の円筒66と軸64との間に形成されていてこの軸64
の軸線方向に延びるリブ63により連結され、軸64が
複数の円筒66の両端の円筒66より突出した形状のも
のである。
【0018】この実施例によれば、前述のように、スラ
イドコア型板25により固定側コアピン34及び可動側
コアピン42が抱持されるので、これら固定側コアピン
34,可動側コアピン42に樹脂圧、特に内方から外方
に向かう樹脂圧がかかってもこれら固定側コアピン3
4,可動側コアピン42がぐらつくことはない。従っ
て、成形品の寸法精度が良好となる。更に、コアピンの
たわみが成形時に繰返しおこることもないので金型の耐
久性も高い。また成形品は、円柱体が肉抜きされた形状
とされているので、ひけが大幅に減少し、ひけのために
要する後加工を省略することが可能となり、スライドコ
ア型板25のスライド離型が可能なため全体の離型性が
向上し、このため成形品の外周の抜きテーパが不要とな
り、この点でも寸法精度が一層向上し、総合的に金型寿
命の低下を防止することができる。
【0019】なお、前記実施例においては、一金型にお
いて一回に1個の成形品を成形するようにしたが、これ
に限らず、例えばスライドコア型板71を図11ないし
図14に示すようにスライドコア型板71にキャビティ
33を2個形成し、金型各所をこれに対応した構成とす
ることにより、一金型において一回に2個の成形品を成
形することも可能となる。
【0020】
【発明の効果】第1の発明によれば、樹脂材料により成
形されて円柱の円周方向複数等分箇所が該円柱内におい
て該円柱の全長にわたり肉抜きされ、該肉抜きにより前
記円柱内に形成されたリブに連結されて前記円柱の軸線
上に、前記円柱の両端からそれぞれ突出する断面円形の
軸が設けられ、前記円柱の外周に、該円柱の軸線方向と
直交し前記軸及びリブ部分を残した環状の切欠溝が前記
円柱の軸線方向に間隔をおいて複数形成されてなるもの
であるから、成形品のひけが大幅に減少してその寸法精
度を向上させることができ、ひけのために要する後加工
を省略することが可能となり、長大なローラの製造が可
能となる。この形のローラは、1ないし複数個の切欠溝
を有するがファクシミリーの紙送りローラー等、全長に
わたり一枚の紙が通過するロールにはこのような切欠溝
は何ら、問題は生じない。また、第2の発明によれば、
成形時においても固定側コアピン,可動側コアピンが所
定位置に保持されぐらつくことがなく、互いに正確に突
き合わせられるため、成形品の寸法上のばらつきを減少
させることができ、成形品の寸法精度が向上し、また成
形品内の肉抜きを行うことができるので、成形品のひけ
が大幅に減少し、従来このひけのために要した後加工を
省略することが可能となり、さらに長大のロールの機能
を持つロールが、肉抜きをして成形されるほか、スライ
ドコア型板のスライド離型が可能なため離型性が向上
し、このため成形品の外周側型板の抜きテーパが不要と
なり、この点でも成形品の寸法精度を一層向上させるこ
とができ、長大なローラの製造が可能となり、総合的に
金型寿命の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラを示す側面図である。
【図2】本発明のローラの正面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すローラ製造装置の要部
の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す要部の平面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す要部の正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す要部の側面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。
【図9】本発明の一実施例を示す要部の一部切欠側面図
である。
【図10】本発明の一実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例を示す要部の平面図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例を示す要部の側面図であ
る。
【図14】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図15】従来のローラの一例を示す側面図である。
【図16】従来のローラの一例を示す正面図である。
【図17】従来のローラの他の例を示す側面図である。
【図18】従来のローラの他の例を示す正面図である。
【図19】従来のローラの他の例を示す側面図である。
【図20】従来のローラの他の例を示す正面図である。
【図21】従来のローラの他の例を示す側面図である。
【図22】従来のローラの他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
25 スライドコア型板 31 大径部 32 小径部 33 キャビティ 34 固定側コアピン 37,46 小径部(円筒部) 39 ゲート孔(樹脂注入口) 40,49 中心孔 42 可動側コアピン 53 エジェクタピン 61 円柱 63 リブ 64 軸 65 切欠溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料により成形されて円柱の円周方
    向複数等分箇所が該円柱内において該円柱の全長にわた
    り肉抜きされ、該肉抜きにより前記円柱内に形成された
    リブに連結されて前記円柱の軸線上に、前記円柱の両端
    からそれぞれ突出する断面円形の軸が設けられ、前記円
    柱の外周に、該円柱の軸線方向と直交し前記軸及びリブ
    部分を残した環状の切欠溝が前記円柱の軸線方向に間隔
    をおいて複数形成されてなることを特徴とする長大なロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】射出成形機の固定盤と該固定盤に対し進退
    自在に設けられた可動盤との間に取り付けられた金型内
    に樹脂材料を射出し、該金型により長大なローラを成形
    する長大なローラの製造装置において、型合せされた状
    態で、同軸状の複数の大径部と小径部とからなる段付き
    円孔状のキャビティが形成さるように前記円孔の中心を
    通る平面位置で2分割されたスライドコア型板と、円筒
    部を有しかつ中心孔が形成され前記キャビティ内に前記
    円筒部が挿入されて前記キャビティの軸線方向の両側
    に、該キャビティの軸線上に位置して該軸線方向に移動
    自在に設けられ、前記キャビティ内に挿入されて互いに
    付き合せられた円筒部の外周が前記キャビティの小径部
    内面に当接させられた固定側コアピン及び可動側コアピ
    ンと、前記固定側コアピンの中心孔に連通された樹脂注
    入口と、前記可動側コアピンの中心孔に摺動自在に挿入
    されたエジェクタピンとからなることを特徴とする長大
    なローラの製造装置。
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