JPH0687082U - 車両用ステップ - Google Patents
車両用ステップInfo
- Publication number
- JPH0687082U JPH0687082U JP3002693U JP3002693U JPH0687082U JP H0687082 U JPH0687082 U JP H0687082U JP 3002693 U JP3002693 U JP 3002693U JP 3002693 U JP3002693 U JP 3002693U JP H0687082 U JPH0687082 U JP H0687082U
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- vehicle
- stay
- step portion
- rocker panel
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- Pending
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフロード走行などに際してはステップ部が
路面に当たることを防止してステップ部や車両のボデー
の破損を回避する。 【構成】 ステップ部40を備えたステップステー30
が、そのステップ部40をロッカーパネル14下方に位
置させた使用状態と、同じくステップ部40をロッカー
パネル14の側面に添わせた格納状態との範囲で回動で
きるように車両のボデー側部材に支持されているととも
に、このステップステー30は前記使用状態及び格納状
態においてそれぞれの保持手段により位置決めされるよ
うに構成されている。
路面に当たることを防止してステップ部や車両のボデー
の破損を回避する。 【構成】 ステップ部40を備えたステップステー30
が、そのステップ部40をロッカーパネル14下方に位
置させた使用状態と、同じくステップ部40をロッカー
パネル14の側面に添わせた格納状態との範囲で回動で
きるように車両のボデー側部材に支持されているととも
に、このステップステー30は前記使用状態及び格納状
態においてそれぞれの保持手段により位置決めされるよ
うに構成されている。
Description
【0001】
本考案は、例えばオフロード車のように車高の大きい車両においてその乗降性 をよくするためにドア開口部の下方に設けられる車両用ステップに関する。
【0002】
従来の車両用ステップは、そのステップステーの一端部がロッカーパネル内側 のフロアサイドインナーパネルなどにボルトで固定されている。またこのステッ プステーの他端部はロッカーパネル下方に延び、そこにステップ部がリベットな どで固定されている。
【0003】
前記車両用ステップは車高の大きい車両の乗降性がよくなる反面、オフロード 走行時において前記ロッカーパネル下方に位置しているステップ部が路面に当た ることがある。その場合、ステップ部や前記ステップステーが破損したり、極端 な場合にはこのステップステーを介して車両のボデーまで破損させるおそれがあ る。 本考案の技術的課題は、オフロード走行などに際してはステップ部をロッカー パネルの側面に添わせた状態に格納することにより、このステップ部が路面に当 たることを防止してステップ部や車両のボデーの破損を回避することである。
【0004】
前記課題を解決するために、本考案の車両用ステップはつぎのように構成され ている。 すなわち車高の大きい車両の乗降性をよくするためにドア開口部のロッカーパ ネル下方にステップ部が配置された車両用ステップであって、前記ステップ部を 備えたステップステーが、そのステップ部を前記ロッカーパネル下方に位置させ た使用状態と、同じくステップ部をロッカーパネルの側面に添わせた格納状態と の範囲で回動できるように車両のボデー側部材に支持されているとともに、この ステップステーは前記使用状態及び格納状態においてそれぞれの保持手段により 位置決めされるように構成されている。
【0005】
この構成によれば、前記ステップステーを使用状態に回動させたときは前記ス テップ部がロッカーパネル下方に位置しており、このステップ部を利用すること で車両の乗降性がよい。そしてオフロード走行時には、前記ステップステーを格 納状態に回動させることで前記ステップ部がロッカーパネルの側面に添った位置 に格納され、このステップ部と路面との接触が防止される。
【0006】
つぎに本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図4にオフロード車の一部が斜視図で示されている。この図面において車両1 0の乗降部であるドア12の下方にはステップSが設けられている。このステッ プSを利用することにより、車両10の車高が大きくても乗降が容易となる。 図1に図4のA−A線拡大断面図が示され、図2に図1の主要部材が分解斜視 図で示されている。まず図1で明らかなように前記ドア12の下部には、ロッカ ーパネル14とその内側に接合されたフロアサイドインナーパネル16とが位置 している。またフロアサイドインナーパネル16のさらに内方で、かつフロアパ ネル18の下方には車両10のフレーム20が配置されている。
【0007】 前記フレーム20の側面には、図2でも明らかなように支持ブラケット22が 複数本(四本)のボルト23により固定されている。この支持ブラケット22に は、前記ステップSの構成部材であるステップステー30のほぼ中間部が軸32 によって回動自在に支持されている。このステップステー30は前記軸32によ り支持されている部分から先端部かけて車両10の外側へ向かうように湾曲して おり、その先端部は図1の実線で示すように前記ロッカーパネル14の下方に位 置している。そしてこのステップステー30のほぼ中間部から先端部までの部分 には、ステップ部40が設けられている。このステップ部40は、ステップステ ー30の上面側に位置するステッププレート40Aと下面側に位置するステップ プレート40Bとに分割されており、これらは共にアルミなどの素材で車両10 の前後方向に長いプレート状に形成されている。
【0008】 前記ステップステー30とステップ部40との固定構造を説明すると、ステッ プステー30の先端部にはフランジ部31が一体に形成されており、前記ステッ ププレート40Aの内側にはスチールプレート42がリベット(図示外)などに よって固定されている。このスチールプレート42は複数個のボルト挿通孔(図 示外)と、それらの箇所に固定されたナット43とを備えている。これらのナッ ト43に対して前記フランジ部31の下側からボルト44をそれぞれ挿通させて 締付けることにより、ステップステー30にステッププレート40Aが結合され ている。 なお他方のステッププレート40Bは、前記ステッププレート40Aの端部と ステップステー30の下面側とに対しリベットなどで固定されている。
【0009】 前記ステップステー30の基端部(上端部)において、前記フロアサイドイン ナーパネル16と対向する箇所にはゴムなどで形成されたクッション36が、そ の一部を図1で示すようにステップステー30の孔に嵌め込むことで取付けられ ている。同じくステップステー30の基端部には、その両側壁にわたって挿通さ せたキャッチピン34が設けられている。このキャッチピン34においてステッ プステー30の側壁外部に突出している端部と、前記フロアパネル18の一部と の間にはスプリング38が掛けられている。
【0010】 前記スプリング38の弾性力により、ステップステー30は図1の実線で示す ように前記クッション36がフロアサイドインナーパネル16に当たって受止め られた回動位置に保持されている。これがステップステー30、つまりステップ Sの「使用状態」であり、前記ステップ部40はロッカーパネル14の下方に位 置している。 一方、前記支持ブラケット22における奥部壁面の中央部にはロック機構50 が固定されている。このロック機構50は、前記ステップステー30が図1の仮 想線で示す位置に回動したときに前記キャッチピン34を受止めてロックできる 構成となっている。したがってこのロック機構50によりステップステー30を 図1の仮想線の回動位置に保持できる。これがステップステー30、つまりステ ップSの「格納状態」であって前記ステップ部40はロッカーパネル14の側面 に添った格好に位置している。 このように前記クッション36が当たるフロアサイドインナーパネル16及び スプリング38によりステップステー30を「使用状態」に位置決めする保持手 段が構成され、前記キャッチピン34及びロック機構50によりステップステー 30を「格納状態」に位置決めする保持手段が構成されている。
【0011】 図3に前記ロック機構50の概略が斜視図で示されている。この図面でも明ら かなように、ロック機構50は車両10のドアロックに使用されている一般的な ロック機構と同一構造であり、ロックプレート52、ポール54及び解除レバー 56の主要部材を備えている。前記キャッチピン34はロックプレート52の凹 部で受けられ、このロックプレート52に対する前記ポール54の係合を外さな い限りキャッチピン34はロックされたままとなる。そして前記解除レバー56 がケーブル58の引っ張り操作に連動して回動させられることによりポール54 がロックプレート52から外れ、キャッチピン34のロックが解除される。 前記ケーブル58は図1で示すようにフロアパネル18のブッシュ26を通っ て車両10の運転席に導かれ、シートの近くやインナパネルに設けられた操作部 材(図示外)に連結される。
【0012】 なお前記ステップステー30は、図4で示すように一つのステップSについて 三個配置されている。これらの支持構造及び前記ステップ部40との結合構造に ついては共に同一構成である。ただし前記のようにステップステー30を「使用 状態」あるいは「格納状態」に位置決めするそれぞれの保持手段は、例えば中央 に配置された一個のステップステー30についてのみ設ければ充分である。 また図1,2で示すように前記フレーム20の下面にはアンダーカバー24が 固定されていて、前記ロック機構50及びステップステー30の支持部などを飛 び石等から保護するようになっている。
【0013】 前記の構成においてオフロード走行などに際しては、前記ステップステー30 (つまりステップS)を前記軸32回りに図1の実線で示す位置から仮想線の位 置まで回動させる。これによりステップステー30の前記キャッチピン34がロ ック機構50に受止められてロックされ、ステップSは前記ステップ部40がロ ッカーパネル14の側面に添った「格納状態」に保持される。 この「格納状態」においては、オフロード走行時においてもステップSが路面 に当たるようなことが防止されるとともに、前記ロッカーパネル14がステップ 部40で覆われた格好になっているため、このロッカーパネル14の外側面が飛 び石等から保護される。
【0014】 前記ステップSを使用する場合には、前記ケーブル58を車両10の運転席に 設けられている操作部材(図示外)の操作により引っ張ると、前記ロック機構5 0によるステップステー30のキャッチピン34に対するロックが解除される。 このためステップステー30は前記スプリング38の弾性力により前記「格納状 態」から図1の実線で示す位置まで回動する。このときステップステー30の前 記クッション36がフロアサイドインナーパネル16に当たって受止められ、ス テップSは前記ステップ部40がロッカーパネル14の下方に位置した「使用状 態」となる。したがって車両10の乗降はこのステップ部40を利用して行われ る。 なおこのようにステップステー30が「格納状態」から「使用状態」に回動し たときの衝撃は前記クッション36により緩衝され、前記フロアサイドインナー パネル16の損傷や衝撃音の発生が軽減される。
【0015】
このように本考案は、オフロード走行時などにおいてステップ部が路面に当た ることを防止でき、このステップ部や車両のボデーが破損するといった事態を回 避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ステップを図4のA−A矢視方向から見
た拡大断面図である。
た拡大断面図である。
【図2】図1の主要部材を表した分解斜視図である。
【図3】ロック機構の概略を表した斜視図である。
【図4】オフロード車の一部を表した斜視図である。
10 車両 12 ドア 14 ロッカーパネル 30 ステップステー 40 ステップ部 S ステップ
Claims (1)
- 【請求項1】 車高の大きい車両の乗降性をよくするた
めにドア開口部のロッカーパネル下方にステップ部が配
置された車両用ステップであって、 前記ステップ部を備えたステップステーが、そのステッ
プ部を前記ロッカーパネル下方に位置させた使用状態
と、同じくステップ部をロッカーパネルの側面に添わせ
た格納状態との範囲で回動できるように車両のボデー側
部材に支持されているとともに、このステップステーは
前記使用状態及び格納状態においてそれぞれの保持手段
により位置決めされるように構成されていることを特徴
とした車両用ステップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002693U JPH0687082U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 車両用ステップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002693U JPH0687082U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 車両用ステップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687082U true JPH0687082U (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=12292324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002693U Pending JPH0687082U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 車両用ステップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687082U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234492A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Autech Japan Inc | サイドシルプロテクタ取付構造 |
CN107640096A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-30 | 南京依维柯汽车有限公司 | 一种可伸缩式随动踏板机构 |
JP2021070367A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両のステップ装置 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP3002693U patent/JPH0687082U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234492A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Autech Japan Inc | サイドシルプロテクタ取付構造 |
CN107640096A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-30 | 南京依维柯汽车有限公司 | 一种可伸缩式随动踏板机构 |
CN107640096B (zh) * | 2017-10-24 | 2024-02-02 | 南京依维柯汽车有限公司 | 一种可伸缩式随动踏板机构 |
JP2021070367A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両のステップ装置 |
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